JPH0620311A - マルチプローブヘッド - Google Patents

マルチプローブヘッド

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JPH0620311A
JPH0620311A JP4173331A JP17333192A JPH0620311A JP H0620311 A JPH0620311 A JP H0620311A JP 4173331 A JP4173331 A JP 4173331A JP 17333192 A JP17333192 A JP 17333192A JP H0620311 A JPH0620311 A JP H0620311A
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electrode
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高弘 小口
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勝則 畑中
Kunihiro Sakai
邦裕 酒井
Akihiko Yamano
明彦 山野
Shunichi Shito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査型電子顕微鏡の原理を利用した記録再生
装置に使用されるマルチプローブヘッドであって、読み
出し/書き込み回路をプローブ電極と同一基板上に形成
でき、かつ、プローブ電極からの信号を高いS/N比で
読み出すことのできるものを提供する。 【構成】 プローブ電極Pi,jをトランジスタTRi,j
ベースに接続し、プローブ電極Pi,jにバイアス電圧を
印加するためのアナログスイッチSBi,jを設ける。さ
らにトランジスタTRi,jのエミッタ側にアナログスイ
ッチSAi,jを設ける。トランジスタTRi,jのベース容
量に蓄えられた電荷のトンネル電流による流出をトラン
ジスタTRi,jからなるエミッタフォロワ回路で検出す
ることにより、プローブ電極Pi,jからの信号の読み出
しを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプローブ電極と
記録媒体との物理的な相互作用によりデータの記録およ
び/または再生を行なう装置に用いられるマルチプロー
ブヘッドに関し、特に、走査型トンネル電子顕微鏡の原
理を利用した高密度大容量の記録再生装置に使用される
マルチプローブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ材料技術は、コンピュータおよび
その周辺機器、ビデオディスク、デジタルオーディオデ
ィスクなどのエレクトロニクス産業の分野においてその
中核をなすものであり、近年、メモリ材料の開発が極め
て活発に行なわれている。メモリとしては、従来、磁性
体や半導体を素材とした磁気メモリや半導体メモリが主
流であったが、レーザ技術の発展に伴い、有機色素やフ
ォトポリマーなどの有機薄膜を用いた光メモリが登場し
てきている。光メモリは、安価で高記録密度の記録媒体
である。
【0003】一方、導体の表面原子の電子構造を直接観
察できる走査型トンネル電子顕微鏡(Scanning Tunneli
ng Microscope、以下、STMと略す。)が開発され
[G.ビニッヒ(G. Binnig)ら、Phys. Rev. Lett., 4
9, 57(1982)]、単結晶あるいは非晶質などを問わず、
実空間像を高い分解能で測定できるようなった。さらに
STMは、試料に対して電流による損傷を与えることな
く低電力で観測でき、大気中でも動作するという利点も
有し、広範囲な応用が期待されている。
【0004】STMは、金属の探針(プローブ電極)と
試料である導電性物質との間に電圧を印加して両者を1
nm程度の距離まで近付けると、両者間にトンネル電流
が流れることを利用している。この電流は両者の距離の
変化に対して指数関数的に応答するため、STMは表面
状態に非常に鋭敏である。また、トンネル電流を一定に
保つように探針を走査することにより、実空間における
全電子雲に関する種々の情報も読み取ることができる。
この際、面内方向の分解能は0.1nm程度となる。し
たがって、STMの原理を応用すれば、十分に原子オー
ダー(サブ・ナノメートル)での高密度記録および再生
を行なうことが可能となる。例えば、特開昭61-80563号
公報には、記録媒体の表面に吸着された原子粒子を電子
ビームなどによって取り除いてデータの書き込みを行な
い、STMによってデータを読み出す記録再生装置が開
示されている。
【0005】記録層として、電圧対電流のスイッチング
特性にメモリ効果を有する材料、例えば共役π電子系有
機化合物やカルコゲン化合物などの薄膜層を用い、記
録、再生をSTMを用いて行なう方法が提案されている
(特開昭63-161552、特開昭63-161553の各公報)。すな
わちこれらの記録層は、しきい値を越える電圧を印加す
ることにより、印加時の極性によって、2つの異なる状
態間を遷移させることができ、これらの状態は電圧を印
加しないときには安定に存続する。そして、記録層の表
面と探針との距離を一定にしたときのトンネル電流値の
相違で、どちらの状態にあるかを検出できる。トンネル
電流検出用の探針を用いて記録層にしきい値を越える電
圧を印加することができるから、結局、STMの面内分
解能に見合う記録密度で情報の2値記録と再生が行なえ
ることなる。この方法によれば、記録ビットのサイズを
10nmとすれば、1012ビット/cm2もの大容量記
録および再生が可能となる。さらに、小型化を目的とし
て、複数のプローブ電極を半導体基板上に形成しこれと
対向する記録媒体を変位させて記録を行なう装置が提案
されている(特開昭62-281138、特開平1-196751の各公
報)。例えば1cm角のシリコンチップ上に2500本
のプローブを50×50のマトリックス配置したマルチ
プローブヘッドと上述したメモリ効果を有する記録材料
とを組み合わせることにより、1プローブ電極当り40
0Mビット、総記録容量1T(テラ)ビットのデジタル
データの記録再生が行なえることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
プローブ電極を有するマルチプローブヘッドと上述した
メモリ効果を有する記録材料とを組み合わせて情報の記
録再生を行なおうとした場合、以下のような問題点が生
じていた。 マルチプローブヘッドにおいては、各プローブ電極間
の距離および各プローブ電極と記録媒体との距離を精度
よく制御する必要があり、そのため熱膨張の影響を排除
しなければならないので、発熱量を極力抑える必要があ
る。それゆえ、マルチプローブヘッド上に形成される読
み出し/書き込み回路には、発熱の少ない回路構成が必
須である。従来、読み出し回路として、低入力バイアス
電流であってかつ高速動作のOPアンプを用いた電流検
出型のものが用いられているが、この回路は熱的な問題
からモノリシックにプローブ電極と同一の基板上に形成
することは困難である。そのため、これらの回路はマル
チプローブヘッドとは別個に設ける必要があり、マルチ
プローブヘッド自体が小さく構成できたとしても外部の
構成部分が大きくなり、結果として、STMの特徴を生
かした小型・大容量の記録再生装置を実現することが難
しい。 複数のプローブ電極のそれぞれについて記録媒体との
距離を制御するためには、全てのプローブ電極から信号
を高いS/N比で読み出す必要がある。しかし、複数の
プローブ電極を単純にマトリックス配置し、それぞれの
プローブ電極をスイッチ素子で選択して制御を行なう場
合、スイッチングに伴う信号電圧のリーク、各スイッチ
素子のゲート容量のばらつきなどによって、S/N比が
低下する。本発明の目的は、読み出し/書き込み回路を
プローブ電極と同一基板上に形成でき、かつ、プローブ
電極からの信号を高いS/N比で読み出すことのできる
マルチプローブヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明のマルチプロ
ーブヘッドは、記録媒体に対して少なくともデータの再
生を行なう複数のプローブ電極を有するマルチプローブ
ヘッドであって、前記各プローブ電極ごとに設けられた
能動素子と、前記各プローブ電極のうちの任意のプロー
ブ電極を選択するためのスイッチ素子とを有し、前記プ
ローブ電極と前記能動素子と前記スイッチ素子とが同一
基板上に形成されている。
【0008】第2の発明のマルチプローブヘッドは、記
録媒体に対して少なくともデータの再生を行なう複数の
プローブ電極を有するマルチプローブヘッドであって、
前記各プローブ電極ごとに設けられ当該プローブ電極に
一端が接続された第1の静電容量と、前記各プローブ電
極ごとに設けられかつ当該プローブ電極には接続されな
い第2の静電容量と、前記各プローブ電極のうちの任意
のプローブ電極を選択するためのスイッチ素子と、前記
選択されたプローブ電極に対応する前記第1および第2
の静電容量の電位を読み出す読み出し回路とを有し、前
記プローブ電極と前記各静電容量と前記スイッチ素子と
前記読み出し回路とが同一基板上に形成されている。
【0009】
【作用】第1の発明のマルチプローブヘッドでは、プロ
ーブ電極とプローブ電極ごとに設けられた能動素子とプ
ローブ電極を選択するためのスイッチ素子とが同一基板
上に形成されているので、読み出し/書き込み回路がプ
ローブ電極と同一基板上に形成されていることなる。こ
の場合、能動素子の寄生容量にスイッチ素子を介して電
圧を印加し、この寄生容量の電荷変化を能動素子の負荷
側に読み出すことにより、微小なトンネル電流の変化を
検出するようにするとよい。能動素子としては、例えば
トランジスタを用いることができ、その回路構成として
はインピーダンス変換回路であるエミッタフォロワ回路
を用いることができる。
【0010】第2の発明のマルチプローブヘッドでは、
プローブ電極に接続された第1の静電容量と、第1の静
電容量に対するダミーである第2の静電容量とを設けて
あるので、トンネル電流による第1の静電容量の電圧の
変化が双方の静電容量の電圧差として検出でき、静電容
量の洩れ電流などの影響を受けることなく、高いS/N
比で信号を読み出すことができる。この場合、第1およ
び第2の静電容量の容量値が実質的に等しいことが望ま
しい。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例のマルチプロ
ーブヘッドの構成を示すブロック図である。このマルチ
プローブヘッドは、プローブ電極がm×nのマトリック
ス状に配置されている。
【0012】まず、図1に基づき、全体の回路構成を説
明する。クロックCLKxが入力しn+1本の出力線c0
〜cnを有するx−シフトレジスタ7と、クロックCL
yが入力しm+1本の出力線q1〜qm+1を有するy−
シフトレジスタ8が設けられている。出力線q1〜qm
それぞれに対応して、m本の信号読み出し線31〜3m
m本の電圧供給線41〜4mが設けられている。各信号読
み出し線31〜3mの一端は、それぞれ、アナログスイッ
チST1〜STmを介して共通に設けられた信号線5に接
続され、アナログスイッチSR1〜SRmを介してバイア
ス電圧Vbbを印加されるようになっている。このバイア
ス電位Vbbは、後述するMOSFET(MOS電界効果
トランジスタ)9を能動状態におくためのバイアス電位
である。また、各電圧供給線41〜4mの一端は、それぞ
れアナログスイッチSX1〜SXmを介して共通に設けら
れたバイアス線6に接続されている。アナログスイッチ
ST1〜STm,SX1〜SXmは、それぞれ対応する出力
線q1〜qmによってゲートコントロールがなされ、アナ
ログスイッチSR1〜SRmはそれぞれ出力線q2〜qm+1
でゲートコントロールがなされている。すなわち、アナ
ログスイッチSTi,SXiは、i番目(1≦i≦m)の
出力線qiでゲートコントロールされ、アナログスイッ
チSRiはi+1番目の出力線qi+1でゲートコントロー
ルがなされる。さらに、各信号読み出し線31〜3m
は、それぞれ負荷容量CR1〜CRmが等価的に接続され
ている。負荷容量CR1〜CRmの値は、例えば数pF程
度のものである。
【0013】信号線5の一端はMOSFET9のゲート
に接続され、このMOSFET9のソースには電源電圧
ccが供給され、ドレインは出力端子Voutに接続され
ている。バイアス線6には、3個のアナログスイッチS
w,Sd,Srを介して、それぞれ、書き込みバイアス電圧
w,消去バイアス電圧Vd,読み出しバイアス電圧Vr
印加されている。アナログスイッチSw,Sd,Srは、そ
れぞれ、書き込みクロック信号φw,消去クロック信号φ
d,読み出しクロック信号φrによってゲートコントロー
ルがなされている。
【0014】(m・n)個のプローブ電極P1,1〜Pm,n
が設けられ、これらプローブ電極P 1,1〜Pm,nに対応し
て、アナログスイッチSA1,1〜SAm,n,SB1,1〜S
m,nとバイポーラ型のトランジスタTR1,1〜TRm,n
が設けられている。各プローブ電極P1,1〜Pm,nまわり
の回路は全て同一なので、ここでは、i行j列の(ただ
し、1≦i≦m、1≦j≦n)プローブ電極Pi,jにつ
いて説明する。トランジスタTRi,jのコレクタには電
源電圧Vccが印加され、ベースにはプローブ電極i ,j
接続されている。さらにこのベースは、アナログスイッ
チSBi,jを介してi番目の電圧供給線4iに接続されて
いる。
【0015】このアナログスイッチSBi,jは、x−シ
フトレジスタ7からのj番目の出力線cjでゲートコン
トロールされている。トランジスタTRi,jのエミッタ
は、アナログスイッチSAi,jを介してi番目の信号読
み出し線4iに接続され、このアナログスイッチSAi,j
は、x−シフトレジスタからのj−1番目の出力線c
j-1によってゲートコントロールされている。
【0016】以上のようにマルチプローブヘッドが構成
されていることにより、複数のプローブ電極のうちi行
j列のプローブ電極Pi,jに注目した場合の等価回路図
は、図2に示したもののようになる。すなわちプローブ
電極Pi,jの先端は、接地された基板1上に設けられた
記録媒体層2に対向している。基板1および記録媒体層
2によって記録媒体10が構成されている。記録媒体層
2としては、例えば上述したメモリ効果を有する記録材
料や微小な凹凸を形成することができる金属薄膜などを
使用することができる。
【0017】プローブ電極Pi,jはトランジスタTRi,j
のベースに接続されているが、このトランジスタi,j
ベース容量CSi,jが、ベースと大地との間に等価的に
挿入されている。さらにこのベースは、アナログスイッ
チSBi,jと電圧供給線4iを介してバイアス線6に接続
されている。バイアス線6には、アナログスイッチSr,
w,Sdを介して、読み出しバイアス電圧Vr,書き込み
バイアス電圧Vw,消去バイアス電圧Vdがそれぞれ印加
されるようになっている。
【0018】トランジスタTRi,jのコレクタには電源
電圧Vccが供給され、エミッタはアナログスイッチSA
i,jを介して信号読み出し線3iに接続されている。この
信号読み出し線3iには、上述のように負荷容量CRi
等価的に接続されており、アナログスイッチSRiを介
してバイアス電位Vbbが印加されるようになっている。
信号読み出し線3iは信号線5を介してMOSFET9
のゲートに接続されている。MOSFET9のソースに
は電源電圧Vccが印加され、ドレインには負荷抵抗RL
と出力端子Voutとが接続されている。
【0019】次に、このマルチプローブヘッドの動作に
ついて説明する。このマルチプローブヘッドにおける信
号の読み出しの原理は、トランジスタTRi,jのベース
容量CSi,jに蓄えられた電荷がプローブ電極Pi,jを経
て記録媒体層2に流れ出したことによるベース電位の変
化を、このトランジスタTRi,jからなるエミッタフォ
ロワ回路およびアナログスイッチSAi,jを介して信号
読み出し線3iの負荷容量CRiに転送し、この負荷容量
CRiの電位をアナログスイッチSTiを介してMOSF
ET9からなるソースフォロワ回路で取り出すことにあ
る。ベース容量CSi,jは、読み出しに先立って所定の
電圧に充電されていなければならないが、この電圧は、
電圧供給線4iとアナログスイッチSBi,jを介して、バ
イアス線6から供給される。また、データの書き込みや
消去に必要な電圧も同様にバイアス線6からプローブ電
極Pi,jに供給される。
【0020】以下、図3のタイミングチャートを用い、
プローブ電極Pi,jに対する動作をより詳細に説明す
る。プローブ電極Pi,jは、記録媒体層2のデータを読
み出すべき所定の位置に対向しているものとする。
【0021】まず、アナログスイッチSrをオン状態と
して電圧供給線4iに読み出しバイアス電圧Vrを印加す
る。この状態で出力線cjをオン状態にしてアナログス
イッチSBi,jをオン状態とすると、トランジスタTR
i,jのベース電位が読み出しバイアス電圧Vrになって、
ベース容量CSi,jがこの電位に充電される。そのの
ち、アナログスイッチSBi,jをオフ状態にする。ベー
ス容量CSi,jに蓄積された電荷はプローブ電極Pi,j
ら記録媒体層2に流れ出し、プローブ電極Pi,jの電位
すなわちトランジスタTRi,jのベース電位は徐々に低
下する。プローブ電極Pi ,jから流れ出す電流すなわち
トンネル電流は、記録媒体層2の記録状態によって異な
るから、一定時間経過後のトランジスタTRi,jのベー
ス電位は、記録状態によって異なるはずである。
【0022】所定の時間の経過後、出力線qi+1をオン
状態にしてアナログスイッチSRi,jをオン状態とし、
信号読み出し線3iの電位をバイアス電位Vbbにする。
この結果、信号読み出し線3iの負荷容量CRiもこの電
位に充電される。そして、アナログスイッチSRi,j
オフ状態とし、その直後に出力線cj-1をオン状態にし
てアナログスイッチSAi,jをオン状態にする。その結
果、このときのトランジスタTRi,jのベース電位は、
このトランジスタTRi,jによるエミッタフォロワ回路
によって信号読み出し線3iの負荷容量CRiに転送され
る。転送の結果変化した負荷容量CRiの電位は、図3
において矢印で示されている。トランジスタTRi,j
feが十分大きいように(例えば数百以上)しておくこ
とにより、そのベース電位は減少することなく負荷容量
CRiに転送される。このときの負荷容量CRiの電位
は、アナログスイッチSTiを介してMOSFET9か
らなるソースフォロワ回路によって端子Voutに出力さ
れる。
【0023】図3では、アナログスイッチSBi,jの状
態がオフ→オン→オフと変化してからアナログスイッチ
SAi,jがオン状態となるまでに、複数回にわたってア
ナログスイッチSRi,jの状態がオフ→オン→オフと変
化している。このうちアナログスイッチSAi,jがオン
状態になる直前以外のものは、プローブ電極Pi,j以外
のプローブ電極からのデータ読み出しのための負荷容量
の充電に使用されている。アナログスイッチSBi,j
オン状態となってからアナログスイッチSAi,jがオン
状態となるまでの時間間隔は、常に一定であるように制
御されている。
【0024】以上の動作を各プローブ電極について順次
繰り返し行なうことにより、記録媒体層2における表面
の凹凸あるいは電子状態の変化に起因するトンネル電流
の変化をトランジスタTRi,jのベース電位の変化とし
て読み出すことができ、記録媒体層2から良好にデータ
を読み出すことができた。
【0025】次に、記録動作について説明する。ここで
は、2値の記録すなわち"0"および"1"の記録を行なう
ことを、それぞれ消去動作および書き込み動作と呼ぶこ
とにする。書き込み動作を行なう場合、アナログスイッ
チSwをオン状態とし、電圧供給線4iに書き込みバイア
ス電圧Vwを印加する。記録媒体層2の所定の記録位置
にプローブ電極Pi,jを対向させておき、アナログスイ
ッチSBi,jをオン状態にしてプローブ電極Pi,jに書き
込みバイアス電圧Vwを印加し、再びアナログスイッチ
SBi,jをオフ状態とする。プローブ電極Pi,jの電位
は、読み出しのときと同様に徐々に低下する。書き込み
バイアス電圧Vwは、記録媒体層2としてあるしきい値
を越える電圧で変調されるようなπ電子系化合物を用い
る場合には、そのしきい値を越える電圧とする。また、
金属薄膜の表面の部分的な溶融や蒸発を用いて記録を行
なう場合には、そのビット形成に必要なエネルギーEよ
り、次式で与えられる値を用いる。
【0026】Vw ≧ [2E/Ccs1/2 (ただし、Ccsはベース容量CSi,jの容量値であ
る。)この電圧により記録媒体層2に書き込みビットが
形成される。消去動作を行なう場合には、同様にして、
電圧供給線4iに消去バイアス電圧Vdを印加し、アナロ
グスイッチSBi,jをオン状態とし、プローブ電極Pi,j
に記録ビットの消去に必要な電圧を印加すればよい。
【0027】本実施例では、記録媒体層からのデータの
読み出し動作は、予め電荷が蓄積された静電容量をトン
ネル電流によって放電させ、放電後の静電容量の電位を
能動素子で読み出すことによって行なっている。もちろ
ん、トンネル電流で静電容量を充電し、充電後の静電容
量の電位を能動素子で読み出すようにしてもよい。この
ようにトンネル電流による静電容量の電位の変化を能動
素子で読み出すことにより、S/N比が高くビット間の
ばらつきの少ない信号読み出しを行なうことができた。
また、書き込み・消去動作においては、記録媒体層への
書き込みまたは消去に必要な注入電荷量とエネルギー量
とを静電容量の値と充電電圧とで規定できるので、プロ
ーブと記録媒体層の間のトンネル・ギャップが変化した
場合であっても、異常電流が流れることなく、安定にか
つ再現性よく、書き込みや消去を行なうことができた。
【0028】ここで、複数のプローブ電極から特定のプ
ローブ電極Pi,jを選択する動作について、補足的に説
明する。
【0029】X−シフトレジスタ7の1つの出力線c
j-1が選択され、対応する列の信号転送用のアナログス
イッチSAi,jがオン状態となり、トランジスタTRi,j
のベース電位が行の信号読み出し線3iに転送される。
この列の選択時に、1つ手前の列の充電用のアナログス
イッチSBi,j-1もオン状態となり、電圧供給線4iから
トランジスタTRi,j-1のベース電位が充電される。各
行の信号読み出し線3iから負荷容量CRiに転送された
信号は、Y−シフトレジスタ8で駆動されるアナログス
イッチSTiによりマルチプレクス(多重化)されて信
号線5に出力され、MOSFET9によるインピーダン
ス変換ののち出力される。このとき、アナログスイッチ
STiをオンにすると同時に、1つ手前の行の信号読み
出し線3i-1のアナログスイッチSRi-1もオンとなり、
この信号読出し線3i-1の負荷容量CRi-1がバイアス電
位Vbbにリセットされる。すなわち各負荷容量CR
iは、その電位が読み出されると、次のクロックタイミ
ングでバイアス電位Vbbにリセットされ、次回の信号転
送サイクルに備えることになる。
【0030】X−シフトレジスタ7による列選択を順次
進めるごとに以上の動作を繰り返すことにより、マトリ
クス状に配置された全てのプローブ電極から信号を読み
出し、時系列に出力することができた。さらに、読み出
しバイアス電圧Vrの代りに、書き込みバイアス電圧Vw
あるいは消去バイアス電圧Vdを印加することにより、
読み出しと同じタイミングで書き込みあるいは消去を行
なうことができた。
【0031】本実施例では、個々のプローブ電極の出力
が、ヘッド上において各プローブ電極の近傍で増幅され
るので、マトリクス配線によるプローブ電極間のクロス
トークやスイッチ素子のスイッチングノイズなどの影響
をほとんどなくすことができ、S/N比の高い読み出し
が可能となった。なお、本実施例では、能動素子として
トランジスタを用いたが、このほか、能動素子としてF
ETを用い、ソースフォロワ回路構成としてもよい。
【0032】次に、本発明の第2の実施例のマルチプロ
ーブヘッドについて説明する。図4はこのマルチプロー
ブヘッドの構成を示すブロック図であり、図5はそのタ
イミングチャートである。
【0033】このマルチプローブヘッドは、k個のプロ
ーブ電極P1〜Pkを有し、各プローブ電極P1〜Pkに共
通に、k出力のシフトレジスタ102、クロック線C
L、バイアス線BL、信号読み出し線SL、ダミーの読
み出し線NLが設けられている。シフトレジスタ102
は、その選択端子Dに入力する選択信号Sinによってシ
フト動作を開始するものであり、外部から供給されるク
ロックCLKに同期してその出力Q1〜Qkのうちのいず
れ1つかをオン状態とする。シフトレジスタ102各出
力Q1〜Qkに対応してゲートG1〜Gkが設けられてい
る。ゲートG1〜Gkは、それぞれ、シフトレジスタ10
2の対応する出力Q1〜Qkを一方の入力とし、他方の入
力がクロック線CLに接続され、他方の入力の論理否定
値と一方の入力との論理積を求めて出力するものであ
る。バイアス線BLの一端はバイアス電源VBに接続さ
れている。信号読み出し線SL、ダミーの読み出し線N
Lの一端には、それぞれアナログスイッチSs,Snを介
して読み出しバイアス電圧Vrが供給されている。これ
らアナログスイッチSs,Snは、クロック線CLに外部
から供給される転送用クロックφによってゲートコント
ロールされる。信号読み出し線SL、ダミーの読み出し
線NLには、それぞれ負荷容量CSL,CNLが等価的に接
続され、これら負荷容量CSL,CNLは、相互に容量値が
等しくなっている。また、信号読み出し線SLとダミー
の読み出し線NLとの線間の電位差を増幅するための差
動増幅器108が設けられ、この差動増幅器108の出
力Voutがこのマルチプローブヘッド全体の信号出力と
なる。
【0034】次に、それぞれのプローブ電極P1〜Pk
わりの回路構成について、i番目のプローブ電極Pi
代表として説明する。他のプローブ電極に関しても同一
の回路構成となっている。
【0035】プローブ電極Piに対応して、プローブ電
極Piに対して並列に挿入された電荷蓄積用の静電容量
CSiとダミーの静電容量CNiと4個のアナログスイッ
チSA i,SBi,NAi,NBiとが設けられている。アナ
ログスイッチSAiはプローブ電極Piを信号読み出し線
SLに接続し、アナログスイッチNAiはダミーの静電
容量CNiをダミーの読み出し線NLに接続するための
ものである。これらアナログスイッチSAi,NAiは、
i番目のゲートGiの出力でゲートコントロールされて
いる。一方、アナログスイッチSBi,NBiは、それぞ
れプローブ電極Piとダミーの静電容量CNiをバイアス
線BLに接続するためのものであり、i+1番目のゲー
トGi+1の出力でゲートコントロールされている。ここ
で、電荷蓄積用の静電容量CSiとダミーの静電容量C
iとが実質的に同じ静電容量値を有し、アナログスイ
ッチSAiとNAiとが同特性となり、アナログスイッチ
SBiとNBiとが同特性となるように設計されている。
【0036】次に、本実施例の動作について図5を用い
て説明する。クロックCLKはデューティ比が50%で
あり、転送用クロックφはこのクロックCLKに同期し
かつデューティ比が50%未満であるとする。
【0037】プローブ電極Piを記録媒体層の所定の記
録位置に対向させておく。ここで選択信号Sinが入力す
ると、シフトレジスタ102はシフト動作を開始し、各
出力Q1〜Qkは順次オン状態となる。プローブ電極Pi
に注目したとき、電荷蓄積用の静電容量CSiとダミー
の静電容量CNiとは、それぞれ前回の転送サイクルで
出力Qi+1がオン状態となったときに、アナログスイッ
チSBi,NBiによって、バイアス電圧VBにまで充電さ
れている。電荷蓄積用の静電容量CSiは、プローブ電
極Piが接続されているので、プローブ電極Piから記録
媒体層に流れるトンネル電流により、徐々にその両端の
電圧VSiが降下する。一方、ダミーの静電容量CNi
は電流の流れ出すものが接続されていないので、その両
端の電圧VNiは変化しない。トンネル電流の大きさは、
記録媒体層における記録状態によって変化するから、一
定時間経過後の両方の静電容量CSi,CNiの電圧差
は、この記録状態に依存して決まることになる。
【0038】転送用クロックφの同期して、アナログス
イッチSs,Snにより、信号読み出し線SLの負荷容量
SLとダミーの読み出し線NLの負荷容量CNLとはそれ
ぞれ読み出しバイアス電圧Vrにまで充電される。シフ
トレジスタ102のシフト動作が進行し、出力Qiがオ
ン状態になったとする。ゲートGiの出力は、転送用ク
ロックφがオン状態であるうちはオフ状態であるが、転
送用クロックφが立ち下がるタイミングでオン状態(図
示期間A)となる。その結果、アナログスイッチSAi,
SAiによって、電荷蓄積用の静電容量CSiとダミーの
静電容量CNiの電圧VSi,VNiが、信号読み出し線SL
とダミーの読み出し線NLとにそれぞれ転送され、各負
荷容量CSL,CNLの電圧が各静電容量のCSi,CNiの電
圧に応じてそれぞれ変化する。両方の読み出し線SL,
NL間の電位差は、差動増幅器108によって読み出さ
れて増幅され、信号Voutとして出力される。この信号
は、各静電容量CSi,CNiの間の電位差すなわちプロ
ーブ電極Piで読み出されるデータに応じて変化する。
【0039】シフトレジスタ102の出力Qi+1がオン
状態となったとき、転送用クロックφが立ち下がるタイ
ミングで、i+1番目のゲートGi+1の出力がオン状態
となる(図示期間B)。このとき、アナログスイッチS
i,NBiにより、各静電容量CSi,CNiがバイアス電
圧VBにまで充電され、次の読み出しサイクルに備える
ことになる。
【0040】以上、i番目のプローブ電極Piに注目し
て読み出し動作を説明したが、実際には、シフトレジス
タ102のシフト動作の進行に伴い、クロックCLKに
同期して、各プローブ電極からデータが順次読み出され
て信号Voutとして出力されることになる。すなわち本
実施例では、クロックCLKあるいはこれに同期した転
送用クロックφを用いて一連の読み出し動作を各々のプ
ローブ電極について順次繰り返し行なうことにより、記
録媒体層における凹凸変調あるいは電子状態の変化に起
因したトンネル電流の変化を静電容量CSiの電位変化
として読み出すことができた。また、書き込み動作や消
去動作を行なう場合には、バイアス線BLに対して、読
み出しバイアス電圧Vrの代りに、書き込みバイアス電
圧Vwあるいは消去バイアス電圧Vdを印加し、記録ビッ
トの書き込みあるいは消去に必要な電圧を静電容量CS
i加えればよい。
【0041】本実施例では、記録媒体層からのデータの
読み出し動作は、トンネル電流による静電容量の充電あ
るい放電を用いているので、低電流かつ高インピーダン
スの回路でありながら熱雑音の影響を受けにくく、S/
N比が高く、ビット間のばらつきの少ない信号読み出し
を行なうことができた。さらに、プローブ電極に接続さ
れた静電容量とダミーの静電容量の電位差として信号を
取り出すため、プローブ電極における容量のばらつきや
マトリクス配線によるクロストークの影響やスイッチ素
子によるスイッチングノイズなどの影響をなくすことが
できた。
【0042】次に、本実施例のマルチプローブヘッドの
基板上への構成例について、図6のおよび図7を用いて
説明する。図6はこのマルチプローブヘッドの斜視図で
あり、図7はプローブ電極近傍の拡大図である。
【0043】マルチプローブヘッド100の基板101
としては、例えばシリコン基板が使用される。基板10
1の一辺には外方に向って櫛歯状の多数の圧電体カンチ
レバー107が設けられており、各カンチレバー107
の上面にはそれぞれプローブ電極106が形成されてい
る。基板101上には、各プローブ電極106に近接し
て、そのプローブ電極106に対応する電荷蓄積用の静
電容量104とダミーの静電容量103がそれぞれ設け
られている。外部からのノイズの影響を減らすため、図
7に示すように、プローブ電極106から電荷蓄積用の
静電容量104に至る配線130は、ダミーの静電容量
103に接続されたガードリング状の配線131のよっ
て取り囲まれている。
【0044】基板101の圧電体カンチレバー107が
形成されている辺に対向する辺には、信号線を接続する
ための複数のボンディングパッド109が列に並ぶよう
に設けられている。これにより、ボンディングパッド1
09が並ぶ方向と平行な方向に記録媒体(不図示)を移
動させ、記録再生を行なうことが可能となる。このボン
ディングパッドは、基板101の対向する2辺のそれぞ
れに設けるようにしてもよい。ボンディングパッド10
9に近接してシフトレジスタ102が設けられ、さらに
基板101の中央部には制御回路部105が形成されて
いる。この制御回路部105には、ダミーの各静電容量
103や電荷蓄積用の各静電容量104に接続されるア
ナログスイッチ類、プローブ電極106にバイアスを印
加するための回路などが一体的に形成されている。さら
に、基板101上にはデータを出力するための差動増幅
器108が設けられている。これらの回路は、シリコン
IC製造プロセスを応用して製造することができるる。
この場合、CMOS回路を中心とした低消費電力の素子
を主としてこれらの回路を構成することにより、回路電
流による発熱もほとんどなく、プローブ電極の位置制御
に悪影響を及ぼすことはなかった。
【0045】ここではシリコン基板を用いてデータの読
み書きのための駆動素子を一体的に形成しているが、本
発明はシリコン基板に限られることはなく、サファイア
基板上にシリコン薄膜をエピタキシャル成長させたもの
(いわゆるSOS基板)を用いてもよいし、さらには石
英基板上に成長させたポリシリコン薄膜や固相エピタキ
シャル膜など、あらゆる形態の半導体層および基板を用
いることができる。
【0046】図8は、本発明のマルチプローブヘッドを
用いた記録再生装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0047】枠型の構造体110の内側上部には、アク
チュエータ112を介してマルチプローブヘッド100
が取り付けられ、これに対向して、記録媒体10の基板
1がアクチュエータ113を介して構造体110の内側
下部に取り付けられている。アクチュエータ112は走
査回路111で駆動されるようになっている。記録媒体
10の基板1上には記録媒体層2が設けられ、この記録
媒体層2とマルチプローブヘッド100側のプローブ電
極106の先端とはトンネル電流が流れ得るまで近接し
ている。マルチプローブヘッド100はプローブヘッド
制御回路114に接続され、これら両者間で必要なデー
タと制御情報とがやりとりされるようになっている。こ
のプローブヘッド制御回路114の出力は、プローブ・
記録媒体間距離制御回路115を介して、カンチレバー
駆動回路116および傾き補正回路117の双方に接続
されている。カンチレバー駆動回路116の出力は、マ
ルチプローブヘッド100に接続されて各カンチレバー
107(図6)の駆動に用いられる。一方、傾き補正回
路117の出力は、アクチュエータ113に接続され、
記録媒体10の傾きの補正に使用されている。さらにプ
ローブヘッド制御回路114は、データの入出力を行な
う符号器118、復号器119と接続されている。ここ
で、記録媒体層2の面内方向にX方向とY方向をとり、
記録媒体層2に垂直な方向をZ方向とする。
【0048】次に、この記録再生装置の動作について説
明する。プローブヘッド制御回路114は、マルチプロ
ーブヘッド100の各プローブ電極106と記録媒体層
2間に流れるトンネル電流の情報をプローブヘッド10
6ごとに読み出す。このトンネル電流には、記録媒体層
2に記録された情報のほか、プローブ電極106と記録
媒体層2との間の距離に関する情報も含まれている。プ
ローブ・記録媒体間距離制御回路115は、プローブ電
極106の基準位置からのずれを検出する。そして、検
出されたずれに基づき、カンチレバー駆動回路116は
個々のカンチレバー107(図6)のZ方向への駆動を
行ない、プローブ電極106と記録媒体層2の距離が一
定に保たれるように制御する。傾き補正回路117は、
マルチプローブヘッド100と記録媒体10との相対的
な姿勢を正す必要があるときに、アクチュエータ113
を駆動して記録媒体10の傾きを調整し、姿勢の補正を
行なう。
【0049】記録媒体層2にデータを記録する場合、書
き込みデータは、符号器118により符号化されてプロ
ーブヘッド制御回路114に転送され、マルチプローブ
ヘッド100によって記録媒体層2に記録される。デー
タの読み出しを行なう場合には、図示しないプロセッサ
により読み出すべきアドレスを発生し、プローブヘッド
制御回路114にこのアドレスを転送する。プローブヘ
ッド制御回路114は、このアドレスにしたがってマル
チプローブヘッド100から各プローブ電極106の信
号を読み出し、復号器119に転送する。復号器119
は、この信号からエラー検出あるいはエラー訂正を行な
い、読み出したデータとして外部に出力する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の発明
は、プローブ電極とプローブ電極ごとに設けられた能動
素子とプローブ電極を選択するためのスイッチ素子とを
同一基板上に形成することにより、読み出し/書き込み
回路がプローブ電極と同一基板上に形成でき、高いS/
N比で良好に信号を読み出すことができるという効果が
ある。また、本発明の第2の発明では、プローブ電極に
接続された第1の静電容量と、第1の静電容量に対する
ダミーである第2の静電容量とを設けることにより、ト
ンネルの変化を双方の静電容量の電圧差を介して検出で
きるので、読み出し/書き込み回路がプローブ電極と同
一基板上に形成でき、かつ静電容量の洩れ電流などの影
響を受けることなく高いS/N比で信号を読み出すこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のマルチプローブヘッド
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマルチプローブヘッドにおいて、i行j
列のプローブ電極Pi,jに注目した場合の等価回路図で
ある。
【図3】図1のマルチプローブヘッドのタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の第2の実施例のマルチプローブヘッド
の構成を示すブロック図である。
【図5】図4のマルチプローブヘッドのタイミングチャ
ートである。
【図6】図4のマルチプローブヘッドの斜視図である。
【図7】図4のマルチプローブヘッドのプローブ電極近
傍の拡大図である。
【図8】本発明のマルチプローブヘッドを用いた記録再
生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基板 2 記録媒体層 31〜3m 信号読み出し線 41〜4m 電圧供給線 5 信号線 6 バイアス線 7 X−シフトレジスタ 8 Y−シフトレジスタ 9 MOSFET 10 記録媒体 100 マルチプローブヘッド 101 基板 102 シフトレジスタ 103 ダミーの静電容量 104 電荷蓄積用の静電容量 105 制御回路部 106 プローブ電極 107 カンチレバー 108 差動増幅器 109 ボンディングパッド 110 構造体 111 走査回路 112,113 アクチュエータ 114 プローブヘッド制御回路 115 プローブ・記録媒体間距離制御回路 116 カンチレバー駆動回路 117 傾き補正回路 118 符号器 119 復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 紫藤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から少なくともデータの再生を
    行なう複数のプローブ電極を有するマルチプローブヘッ
    ドであって、 前記各プローブ電極ごとに設けられた能動素子と、前記
    各プローブ電極のうちの任意のプローブ電極を選択する
    ためのスイッチ素子とを有し、前記プローブ電極と前記
    能動素子と前記スイッチ素子とが同一基板上に形成され
    ているマルチプローブヘッド。
  2. 【請求項2】 能動素子としてトランジスタが用いら
    れ、前記トランジスタのエミッタにスイッチ素子が設け
    られ、プローブ電極からの信号を前記トランジスタによ
    るエミッタフォロワ回路によって読み出す請求項1に記
    載のマルチプローブヘッド。
  3. 【請求項3】 各プローブ電極に対してそれぞれ並列に
    静電容量が実効的に接続され、前記静電容量に所定の電
    荷を与えるスイッチ素子が設けられ、前記プローブ電極
    を流れるトンネル電流により前記静電容量の両端の電圧
    を変化させ前記変化した電圧を検出することによりデー
    タの再生が行なわれる請求項2に記載のマルチプローブ
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 記録媒体から少なくともデータの再生を
    行なう複数のプローブ電極を有するマルチプローブヘッ
    ドであって、 前記各プローブ電極ごとに設けられ当該プローブ電極に
    一端が接続された第1の静電容量と、前記各プローブ電
    極ごとに設けられかつ当該プローブ電極には接続されな
    い第2の静電容量と、前記各プローブ電極のうちの任意
    のプローブ電極を選択するためのスイッチ素子と、前記
    選択されたプローブ電極に対応する前記第1および第2
    の静電容量の電位を読み出す読み出し回路とを有し、前
    記プローブ電極と前記各静電容量と前記スイッチ素子と
    前記読み出し回路とが同一基板上に形成されているマル
    チプローブヘッド。
  5. 【請求項5】 スイッチ素子が第1の静電容量および第
    2の静電容量のそれぞれごとに設けられている請求項4
    に記載のマルチプローブヘッド。
  6. 【請求項6】 読み出し回路が第1の静電容量の電位と
    第2の静電容量の電位との差を算出するものである、請
    求項4または5に記載のマルチプローブヘッド。
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