JPH06204178A - プラズマ発生装置 - Google Patents
プラズマ発生装置Info
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- JPH06204178A JPH06204178A JP5001146A JP114693A JPH06204178A JP H06204178 A JPH06204178 A JP H06204178A JP 5001146 A JP5001146 A JP 5001146A JP 114693 A JP114693 A JP 114693A JP H06204178 A JPH06204178 A JP H06204178A
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- high frequency
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高真空の下で高密度で均一性に優れたプラズ
マを発生することを可能にし、これにより、微細加工性
に優れ且つデバイスへの損傷が少ないプラズマ発生装置
を提供する。 【構成】 プラズマを発生させるための真空室としての
チャンバー1の内部における中央部には、水平方向へ略
等間隔に配置された第1、第2及び第3の中央電極2,
3,4が配置されている。第1、第2及び第3の中央電
極2,3,4には高周波電力が印加されている。各高周
波電力の放電電力は同一であるが、第2の中央電極3に
印加される高周波電力の周波数は第1の中央電極2に対
して位相が120゜進んでおり、第3の中央電極4に印
加される高周波電力の周波数は第1の中央電極2に対し
て位相が120゜遅れるように構成されている。
マを発生することを可能にし、これにより、微細加工性
に優れ且つデバイスへの損傷が少ないプラズマ発生装置
を提供する。 【構成】 プラズマを発生させるための真空室としての
チャンバー1の内部における中央部には、水平方向へ略
等間隔に配置された第1、第2及び第3の中央電極2,
3,4が配置されている。第1、第2及び第3の中央電
極2,3,4には高周波電力が印加されている。各高周
波電力の放電電力は同一であるが、第2の中央電極3に
印加される高周波電力の周波数は第1の中央電極2に対
して位相が120゜進んでおり、第3の中央電極4に印
加される高周波電力の周波数は第1の中央電極2に対し
て位相が120゜遅れるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波放電を用いたプ
ラズマ発生装置に関するものである。
ラズマ発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波放電を用いたプラズマ発生装置
は、微細加工のためのドライエッチング法、薄膜形成の
ためのスパッタリング法やプラズマCVD法、及びイオ
ン注入法等のさまざまな分野で用いられており、加工寸
法の微細化や膜質の高精度な制御のために、高真空中で
のプラズマ生成が求められている。
は、微細加工のためのドライエッチング法、薄膜形成の
ためのスパッタリング法やプラズマCVD法、及びイオ
ン注入法等のさまざまな分野で用いられており、加工寸
法の微細化や膜質の高精度な制御のために、高真空中で
のプラズマ生成が求められている。
【0003】以下、プラズマ発生装置の適用例として、
微細加工に適するドライエッチング技術について説明す
る。
微細加工に適するドライエッチング技術について説明す
る。
【0004】現代の高密度半導体集積回路の進歩は産業
革命にも比較される変革をもたらしつつあり、半導体集
積回路の高密度化は、素子寸法の微細化、デバイスの改
良及びチップサイズの大面積化等により実現されてき
た。素子寸法の微細化は光の波長程度にまで進んできて
おり、リソグラフィー技術にはエキシマレーザーやX線
の使用が有望である。また、微細パターンの実現には、
リソグラフィー技術と並んでドライエッチング技術が重
要な役割を果たしていると言える。
革命にも比較される変革をもたらしつつあり、半導体集
積回路の高密度化は、素子寸法の微細化、デバイスの改
良及びチップサイズの大面積化等により実現されてき
た。素子寸法の微細化は光の波長程度にまで進んできて
おり、リソグラフィー技術にはエキシマレーザーやX線
の使用が有望である。また、微細パターンの実現には、
リソグラフィー技術と並んでドライエッチング技術が重
要な役割を果たしていると言える。
【0005】ドライエッチング技術とは、プラズマ中に
存在するラジカル、イオン等による気相と固相表面との
化学的又は物理的反応を利用し、薄膜又は基板の不要な
部分を除去する加工技術である。ドライエッチング技術
として最も広く用いられている反応性イオンエッチング
(RIE)法は、適当なガスの高周波放電プラズマ中に
試料を曝すことによりエッチング反応を起こさせ、試料
表面の不要部分を除去するものである。必要な部分つま
り除去しない部分は、通常マスクとして用いたホトレジ
ストパターンにより保護されている。
存在するラジカル、イオン等による気相と固相表面との
化学的又は物理的反応を利用し、薄膜又は基板の不要な
部分を除去する加工技術である。ドライエッチング技術
として最も広く用いられている反応性イオンエッチング
(RIE)法は、適当なガスの高周波放電プラズマ中に
試料を曝すことによりエッチング反応を起こさせ、試料
表面の不要部分を除去するものである。必要な部分つま
り除去しない部分は、通常マスクとして用いたホトレジ
ストパターンにより保護されている。
【0006】微細化のためにはイオンの方向性を揃える
ことが必要であるが、このためにはプラズマ中でのイオ
ンの散乱を減らすことが不可欠である。イオンの方向性
を揃えるためには、プラズマ発生装置の真空度を高めて
イオンの平均自由行程を大きくすることが効果的である
が、プラズマを発生させる真空室の真空度を高めると高
周波放電が生じ難いという問題がある。
ことが必要であるが、このためにはプラズマ中でのイオ
ンの散乱を減らすことが不可欠である。イオンの方向性
を揃えるためには、プラズマ発生装置の真空度を高めて
イオンの平均自由行程を大きくすることが効果的である
が、プラズマを発生させる真空室の真空度を高めると高
周波放電が生じ難いという問題がある。
【0007】そこで、その対策として、プラズマ室に磁
場を印加して放電の発生を容易にする技術、例えばマグ
ネトロンRIE技術或はECRドライエッチング技術が
開発されてきた。
場を印加して放電の発生を容易にする技術、例えばマグ
ネトロンRIE技術或はECRドライエッチング技術が
開発されてきた。
【0008】図8は、従来のマグネトロン放電を用いた
イオンエッチング装置を示す模式図である。金属性のチ
ャンバー51内にはガスコントローラー52を介して反
応性ガスが導入され、チャンバー51内は排気系53に
よって適切な圧力に制御されている。チャンバー51の
上部にはアノード54が設けられ、下部にはカソードと
なる試料台55が設けられている。試料台55にはイン
ピーダンス整合回路56を介してRF電源57が接続さ
れており、試料台55とアノード54との間で高周波放
電を起こすことができる。チャンバー51の各側部に
は、対向する一対の交流電磁石58が互いに位相が90
度異なった状態で2組設けられており、該2組の交流電
磁石58によりチャンバー51内に回転磁場が印加さ
れ、高真空中での放電を容易にしている。このようにす
ると、電子が回転磁場によりサイクロイド運動をするた
め電子の運動経路が長くなり、イオン化効率が高くなる
というものである。
イオンエッチング装置を示す模式図である。金属性のチ
ャンバー51内にはガスコントローラー52を介して反
応性ガスが導入され、チャンバー51内は排気系53に
よって適切な圧力に制御されている。チャンバー51の
上部にはアノード54が設けられ、下部にはカソードと
なる試料台55が設けられている。試料台55にはイン
ピーダンス整合回路56を介してRF電源57が接続さ
れており、試料台55とアノード54との間で高周波放
電を起こすことができる。チャンバー51の各側部に
は、対向する一対の交流電磁石58が互いに位相が90
度異なった状態で2組設けられており、該2組の交流電
磁石58によりチャンバー51内に回転磁場が印加さ
れ、高真空中での放電を容易にしている。このようにす
ると、電子が回転磁場によりサイクロイド運動をするた
め電子の運動経路が長くなり、イオン化効率が高くなる
というものである。
【0009】図9(a)は、従来のマグネトロンRIE
やECRドライエッチング装置により、ボロンリンガラ
スをエッチングした例を示しており、同図において60
はSi基板、61はボロンリンガラス、62はフォトレ
ジストパターンである。このような従来の装置では、以
下に説明するようにデバイス素子に損傷を与えてしまう
と言う問題があった。すなわち、従来のマグネトロンR
IE装置では、プラズマの局所的な偏りを回転磁場によ
って時間的に平均化することでプラズマの偏りを均等に
しているが、図9(b)に示すように、瞬時の磁場がチ
ャンバーの径方向に分布を持つため、プラズマ密度の局
所的な粗密によりエッチング種の不均一が生じたり、局
所的な電位差が発生したりする。このため、従来のマグ
ネトロンRIE装置をMOSLSIプロセスに適用する
と、ゲート酸化膜に破壊を生じるという問題があった。
やECRドライエッチング装置により、ボロンリンガラ
スをエッチングした例を示しており、同図において60
はSi基板、61はボロンリンガラス、62はフォトレ
ジストパターンである。このような従来の装置では、以
下に説明するようにデバイス素子に損傷を与えてしまう
と言う問題があった。すなわち、従来のマグネトロンR
IE装置では、プラズマの局所的な偏りを回転磁場によ
って時間的に平均化することでプラズマの偏りを均等に
しているが、図9(b)に示すように、瞬時の磁場がチ
ャンバーの径方向に分布を持つため、プラズマ密度の局
所的な粗密によりエッチング種の不均一が生じたり、局
所的な電位差が発生したりする。このため、従来のマグ
ネトロンRIE装置をMOSLSIプロセスに適用する
と、ゲート酸化膜に破壊を生じるという問題があった。
【0010】同様にECR装置でも一般に磁場がチャン
バーの径方向に分布を持つため、プラズマ密度の局所的
な粗密があり、エッチング種の不均一が生じたり、局所
的な電位差が発生したりする問題があった。
バーの径方向に分布を持つため、プラズマ密度の局所的
な粗密があり、エッチング種の不均一が生じたり、局所
的な電位差が発生したりする問題があった。
【0011】上記に鑑み、本発明は、高真空の下で高密
度で均一性に優れたプラズマを発生することを可能に
し、これにより、微細加工性に優れ且つデバイスへの損
傷が少ないプラズマ発生装置を提供することを目的とす
る。
度で均一性に優れたプラズマを発生することを可能に
し、これにより、微細加工性に優れ且つデバイスへの損
傷が少ないプラズマ発生装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、真空室の中央部に回転電界を発
生させ、この回転電界によって高密度のプラズマを生成
するものであって、具体的には、プラズマ発生装置を、
プラズマを発生させる真空室と、該真空室の中央部に水
平方向へ略等間隔に配置されたN個(Nは3以上の整
数)の中央電極からなり、該N個の中央電極のそれぞれ
に対してその配置順に位相が略(360/N)°づつ異
なる周波数の高周波電力が印加され、発生する回転電界
により誘起される電子の運動によって上記真空室に高密
度のプラズマを生成させる中央電極群とを備えている構
成とするものである。
め、請求項1の発明は、真空室の中央部に回転電界を発
生させ、この回転電界によって高密度のプラズマを生成
するものであって、具体的には、プラズマ発生装置を、
プラズマを発生させる真空室と、該真空室の中央部に水
平方向へ略等間隔に配置されたN個(Nは3以上の整
数)の中央電極からなり、該N個の中央電極のそれぞれ
に対してその配置順に位相が略(360/N)°づつ異
なる周波数の高周波電力が印加され、発生する回転電界
により誘起される電子の運動によって上記真空室に高密
度のプラズマを生成させる中央電極群とを備えている構
成とするものである。
【0013】請求項2の発明は、上記真空室は高周波的
に接地電位にされているという構成を付加するものであ
る。
に接地電位にされているという構成を付加するものであ
る。
【0014】請求項3の発明は、上記真空室の中央下部
に配置され上記N個の中央電極に印加される高周波電力
の周波数と異なる周波数の高周波電力が印加される(N
+1)番目の電極を備えている構成を付加するものであ
る。
に配置され上記N個の中央電極に印加される高周波電力
の周波数と異なる周波数の高周波電力が印加される(N
+1)番目の電極を備えている構成を付加するものであ
る。
【0015】請求項4の発明は、上記N個の中央電極に
印加される高周波電力の周波数は、上記(N+1)番目
の電極に印加される高周波電力の周波数よりも高く設定
されているという構成を付加するものである。
印加される高周波電力の周波数は、上記(N+1)番目
の電極に印加される高周波電力の周波数よりも高く設定
されているという構成を付加するものである。
【0016】請求項5の発明は、上記N個の中央電極の
配置方向と直交する方向に1〜100ガウスの磁場を印
加する磁場発生手段を備えているという構成を付加する
ものである。
配置方向と直交する方向に1〜100ガウスの磁場を印
加する磁場発生手段を備えているという構成を付加する
ものである。
【0017】請求項6の発明は、上記真空室の壁面にお
ける電極が設けられていない部位は略全面に亘って絶縁
材料により覆われているという構成を付加するものであ
る。
ける電極が設けられていない部位は略全面に亘って絶縁
材料により覆われているという構成を付加するものであ
る。
【0018】請求項7の発明は、上記N個の中央電極及
び(N+1)番目の電極の表面は絶縁材料により覆われ
ているという構成を付加するものである。
び(N+1)番目の電極の表面は絶縁材料により覆われ
ているという構成を付加するものである。
【0019】
【作用】請求項1の構成により、N個の中央電極に配置
順に位相が略(360/N)°づつずれた周波数の高周
波電力が供給されるため、真空室中の最大電界が中央電
極群の内部を中央電極の配置方向に左回り又は右回りで
回転することとなる。簡単のためにN個の中央電極に配
置順に番号を付ける。ある瞬間、最大電界の領域がi番
目の中央電極にあったとすると、供給される高周波電力
の周波数の周期のN分の1の時間後には最大電界の領域
は(i+1)番目の電極にくる。i番目の電極で発生し
た高密度の電子は回転電界と拡散の効果により、(i+
1)番目の電極部分に達し、ここでのプラズマ発生に寄
与する。このように、真空室の中央部に最大電界が回転
する回転電界が形成されるため、真空室内で電子が振
動、回転又はサイクロイド運動をするので、高真空のも
とで高密度のプラズマを生成することができる。
順に位相が略(360/N)°づつずれた周波数の高周
波電力が供給されるため、真空室中の最大電界が中央電
極群の内部を中央電極の配置方向に左回り又は右回りで
回転することとなる。簡単のためにN個の中央電極に配
置順に番号を付ける。ある瞬間、最大電界の領域がi番
目の中央電極にあったとすると、供給される高周波電力
の周波数の周期のN分の1の時間後には最大電界の領域
は(i+1)番目の電極にくる。i番目の電極で発生し
た高密度の電子は回転電界と拡散の効果により、(i+
1)番目の電極部分に達し、ここでのプラズマ発生に寄
与する。このように、真空室の中央部に最大電界が回転
する回転電界が形成されるため、真空室内で電子が振
動、回転又はサイクロイド運動をするので、高真空のも
とで高密度のプラズマを生成することができる。
【0020】請求項2の構成により、真空室が高周波的
に接地電位にされているので、プラズマの均一性が高め
られる。
に接地電位にされているので、プラズマの均一性が高め
られる。
【0021】請求項3の構成により、真空室の中央下部
に(N+1)番目の電極が配置されているため、中央電
極群をプラズマ生成に供し、(N+1)番目の電極をイ
オンのエネルギー制御に供することが可能になる。
に(N+1)番目の電極が配置されているため、中央電
極群をプラズマ生成に供し、(N+1)番目の電極をイ
オンのエネルギー制御に供することが可能になる。
【0022】請求項4の構成により、N個の中央電極に
印加される高周波電力の周波数は、(N+1)番目の電
極に印加される高周波電力の周波数よりも高く設定され
ているため、N個の中央電極に印加される高周波電力に
より形成される回転電界は主にプラズマ生成に供され、
(N+1)番目の電極に印加される高周波電力は該電極
の表面に入射するイオンのエネルギー制御に供される。
すなわち、高周波電界中において電荷が得るエネルギー
はその質量に略反比例する。イオンの質量は電子の質量
に比べて数千倍以上であるため、略10MHz以上の高
周波電界にはイオンは追従できず、電子のみが追従す
る。N個の中央電極に供給される高周波電力の周波数を
略10MHz以上とし、(N+1)番目の電極に供給さ
れる高周波電力よりも高くすると、中央電極群による回
転電界には電子だけが追従することになるので、該高周
波電力を主としてプラズマ生成に当てることができる。
また、(N+1)番目の電極に供給される高周波電力の
周波数をN個の中央電極に供給される高周波電力の周波
数よりも小さく、望ましくは10MHz以下にすれば、
(N+1)番目の電極に入射するイオンのエネルギーを
該高周波電力によって制御できる。
印加される高周波電力の周波数は、(N+1)番目の電
極に印加される高周波電力の周波数よりも高く設定され
ているため、N個の中央電極に印加される高周波電力に
より形成される回転電界は主にプラズマ生成に供され、
(N+1)番目の電極に印加される高周波電力は該電極
の表面に入射するイオンのエネルギー制御に供される。
すなわち、高周波電界中において電荷が得るエネルギー
はその質量に略反比例する。イオンの質量は電子の質量
に比べて数千倍以上であるため、略10MHz以上の高
周波電界にはイオンは追従できず、電子のみが追従す
る。N個の中央電極に供給される高周波電力の周波数を
略10MHz以上とし、(N+1)番目の電極に供給さ
れる高周波電力よりも高くすると、中央電極群による回
転電界には電子だけが追従することになるので、該高周
波電力を主としてプラズマ生成に当てることができる。
また、(N+1)番目の電極に供給される高周波電力の
周波数をN個の中央電極に供給される高周波電力の周波
数よりも小さく、望ましくは10MHz以下にすれば、
(N+1)番目の電極に入射するイオンのエネルギーを
該高周波電力によって制御できる。
【0023】請求項5の構成により、N個の中央電極の
配置方向と直交する方向に1〜100ガウスの磁場を印
加する磁場発生手段が設けられているため、ExBドリ
フトにより電子が中央電極に沿って周回運動をするの
で、プラズマの損失が少なくなる。この際、ExBドリ
フトによる電子の回転方向は電界の回転方向と一致して
いることが望ましい。
配置方向と直交する方向に1〜100ガウスの磁場を印
加する磁場発生手段が設けられているため、ExBドリ
フトにより電子が中央電極に沿って周回運動をするの
で、プラズマの損失が少なくなる。この際、ExBドリ
フトによる電子の回転方向は電界の回転方向と一致して
いることが望ましい。
【0024】請求項6の構成により、真空室の壁面にお
ける電極が設けられていない部位は略全面に亘って絶縁
材料により覆われているため、高真空室の壁面はプラズ
マ電位よりも負に帯電するので、プラズマの損失が極め
て少なくなる。
ける電極が設けられていない部位は略全面に亘って絶縁
材料により覆われているため、高真空室の壁面はプラズ
マ電位よりも負に帯電するので、プラズマの損失が極め
て少なくなる。
【0025】請求項7の構成により、N個の中央電極及
び(N+1)番目の電極の表面は絶縁材料により覆われ
ているため、プラズマ発生中に電極の表面がスパッタリ
ングされなくなる。また、電極からの2次電子放出の効
率が大きくなる。
び(N+1)番目の電極の表面は絶縁材料により覆われ
ているため、プラズマ発生中に電極の表面がスパッタリ
ングされなくなる。また、電極からの2次電子放出の効
率が大きくなる。
【0026】請求項8の構成により、真空室の真空度が
10Pa以下に設定されているので、プラズマの均一性
が一層向上する。
10Pa以下に設定されているので、プラズマの均一性
が一層向上する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の第1実施例であるドライエッ
チング装置について、図面を参照しながら説明する。
チング装置について、図面を参照しながら説明する。
【0028】図1はN=3の場合のドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。図1において、1は接地
され内壁がセラミック、テフロン又は石英等の絶縁物で
覆われたチャンバー、2,3,4はそれぞれ高周波電力
が印加される第1の中央電極、第2の中央電極及び第3
の中央電極である。チャンバー1は絶縁物で覆われてお
りさえすればよいので、石英等でインナーチャンバーの
様な、チャンバーとは別個のものとしてもかまわない。
置の構造を示す模式図である。図1において、1は接地
され内壁がセラミック、テフロン又は石英等の絶縁物で
覆われたチャンバー、2,3,4はそれぞれ高周波電力
が印加される第1の中央電極、第2の中央電極及び第3
の中央電極である。チャンバー1は絶縁物で覆われてお
りさえすればよいので、石英等でインナーチャンバーの
様な、チャンバーとは別個のものとしてもかまわない。
【0029】第1、第2及び第3の中央電極2,3,4
は水平方向へ円周上に等間隔に設置されており、各中央
電極2,3,4に印加される高周波電力の放電電力は同
一であるが、高周波の位相は略120゜ずつ異ならせて
いる。すなわち第2の中央電極3は第1の中央電極2に
対して位相が120゜進んでおり、第3の中央電極4は
第1の中央電極2に対して位相が120゜遅れるように
構成している。
は水平方向へ円周上に等間隔に設置されており、各中央
電極2,3,4に印加される高周波電力の放電電力は同
一であるが、高周波の位相は略120゜ずつ異ならせて
いる。すなわち第2の中央電極3は第1の中央電極2に
対して位相が120゜進んでおり、第3の中央電極4は
第1の中央電極2に対して位相が120゜遅れるように
構成している。
【0030】図1において、5はチャンバー1の下部に
設置され高周波電力が印加される試料台からなる(N+
1)番目の電極としての下部電極であり、6は下部電極
5に対する接地電極である。チャンバー1にはマスフロ
ーコントローラ(図示せず)を介してエッチングガスが
導入口(図示せず)から導かれ、チャンバー1内の圧力
はターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10
Pa程度に制御されている。また、第1、第2及び第3
の中央電極2,3,4には整合回路(図示せず)を介し
て50MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ
(図示せず)により120゜の位相差が実現されてい
る。
設置され高周波電力が印加される試料台からなる(N+
1)番目の電極としての下部電極であり、6は下部電極
5に対する接地電極である。チャンバー1にはマスフロ
ーコントローラ(図示せず)を介してエッチングガスが
導入口(図示せず)から導かれ、チャンバー1内の圧力
はターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10
Pa程度に制御されている。また、第1、第2及び第3
の中央電極2,3,4には整合回路(図示せず)を介し
て50MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ
(図示せず)により120゜の位相差が実現されてい
る。
【0031】本第1実施例の場合、接地電極6と第1〜
第3の中央電極2,3,4との間の距離は20cmに、
接地電極6と下部電極5との間の距離は3cmにそれぞ
れ設定したが、接地電極6を第1〜第3の中央電極2,
3,4と下部電極5との中間位置に置き、接地電極6と
第1〜第3の中央電極2,3,4との距離を接地電極6
と下部電極5との距離よりも小さくすると、プラズマの
均一性が極端に悪くなることが分かった。これは接地電
極6と第1〜第3の中央電極2,3,4との距離が接地
電極6と下部電極5との距離よりも小さくなると、接地
電極6と第1〜第3の中央電極2,3,4との間での放
電が強くなり、不均一な放電になるためである。
第3の中央電極2,3,4との間の距離は20cmに、
接地電極6と下部電極5との間の距離は3cmにそれぞ
れ設定したが、接地電極6を第1〜第3の中央電極2,
3,4と下部電極5との中間位置に置き、接地電極6と
第1〜第3の中央電極2,3,4との距離を接地電極6
と下部電極5との距離よりも小さくすると、プラズマの
均一性が極端に悪くなることが分かった。これは接地電
極6と第1〜第3の中央電極2,3,4との距離が接地
電極6と下部電極5との距離よりも小さくなると、接地
電極6と第1〜第3の中央電極2,3,4との間での放
電が強くなり、不均一な放電になるためである。
【0032】また本第1実施例の場合、第1〜第3の中
央電極2,3,4には周波数50MHzの高周波電力が
印加され、試料台でもある下部電極5には周波数13.
56MHzの高周波電力が印加されている。他のパラメ
ータは変更せず、下部電極5の周波数を大きく、例えば
50MHzに変更すると、プラズマが不安定となり均一
性が悪くなる。さらに、下部電極5の周波数を大きく、
例えば70MHzに変更すると、プラズマ密度の下部電
極5への電力依存性が強くなり、本発明の長所であるイ
オンエネルギーとプラズマ密度の独立制御が難しい状態
となった。このことから第1〜第3の中央電極2,3,
4に印加される高周波電力の周波数は、下部電極5に印
加される周波数よりも低い方が良いと言える。
央電極2,3,4には周波数50MHzの高周波電力が
印加され、試料台でもある下部電極5には周波数13.
56MHzの高周波電力が印加されている。他のパラメ
ータは変更せず、下部電極5の周波数を大きく、例えば
50MHzに変更すると、プラズマが不安定となり均一
性が悪くなる。さらに、下部電極5の周波数を大きく、
例えば70MHzに変更すると、プラズマ密度の下部電
極5への電力依存性が強くなり、本発明の長所であるイ
オンエネルギーとプラズマ密度の独立制御が難しい状態
となった。このことから第1〜第3の中央電極2,3,
4に印加される高周波電力の周波数は、下部電極5に印
加される周波数よりも低い方が良いと言える。
【0033】本第1実施例の場合、チャンバー1の内壁
はセラミック、テフロンまたは石英等の絶縁物で覆われ
ていたが、チャンバー1の内壁を金属表面とした場合も
検討した。その結果は、金属表面の場合には放電が安定
せず、またプラズマ密度も絶縁物で覆われた場合の半分
以下であった。これは、チャンバー1の内壁が金属表面
の場合には、プラズマのチャンバー1の側壁への拡散に
よる損失が大きいことによるものと考えられる。
はセラミック、テフロンまたは石英等の絶縁物で覆われ
ていたが、チャンバー1の内壁を金属表面とした場合も
検討した。その結果は、金属表面の場合には放電が安定
せず、またプラズマ密度も絶縁物で覆われた場合の半分
以下であった。これは、チャンバー1の内壁が金属表面
の場合には、プラズマのチャンバー1の側壁への拡散に
よる損失が大きいことによるものと考えられる。
【0034】本第1実施例の場合、第1〜第3の中央電
極2,3,4及び下部電極5の表面はアルミナ被覆をし
ている。これは、アルミナ被覆をした場合には、金属電
極の場合に比べて10〜30%プラズマ密度を高くでき
ることが実験的に分かったからであり、また、アルミナ
被覆すると、電極のスパッタによるチャンバー1内の金
属汚染の防止にも役立つからである。
極2,3,4及び下部電極5の表面はアルミナ被覆をし
ている。これは、アルミナ被覆をした場合には、金属電
極の場合に比べて10〜30%プラズマ密度を高くでき
ることが実験的に分かったからであり、また、アルミナ
被覆すると、電極のスパッタによるチャンバー1内の金
属汚染の防止にも役立つからである。
【0035】第1実施例の装置を用いて、図2(a)の
膜構成でPoly−Siエッチングを行なった。同図に
おいて、11はレジスト、12はn+ Poly−Si、
13は熱SiO2 、14はSi基板である。エッチング
条件は、Cl2 ガス流量:100sccm、真空度:1
Paであり、下部電極5には周波数13.56MHzで
電力30Wを印加し、第1〜第3の中央電極2,3,4
には周波数50MHzを印加し、その電力を変化させて
ドライエッチングを行なった。この場合のエッチング形
状を図2(b)に示す。全ての条件下でこのような良好
な垂直形状が得られた。
膜構成でPoly−Siエッチングを行なった。同図に
おいて、11はレジスト、12はn+ Poly−Si、
13は熱SiO2 、14はSi基板である。エッチング
条件は、Cl2 ガス流量:100sccm、真空度:1
Paであり、下部電極5には周波数13.56MHzで
電力30Wを印加し、第1〜第3の中央電極2,3,4
には周波数50MHzを印加し、その電力を変化させて
ドライエッチングを行なった。この場合のエッチング形
状を図2(b)に示す。全ての条件下でこのような良好
な垂直形状が得られた。
【0036】図3は、n+ Poly−Siのエッチング
特性の第1〜第3の中央電極2,3,4に対するパワー
依存性を示している。同図から明らかなように、エッチ
ングレートは第1〜第3の中央電極2,3,4のパワー
増加に比例して増大したが、選択比(対熱酸化膜)は、
この実験の範囲内では常に100以上であった。なお、
エッチングレートの均一性は、全ての条件下で1〜5%
の範囲内に収まっている。
特性の第1〜第3の中央電極2,3,4に対するパワー
依存性を示している。同図から明らかなように、エッチ
ングレートは第1〜第3の中央電極2,3,4のパワー
増加に比例して増大したが、選択比(対熱酸化膜)は、
この実験の範囲内では常に100以上であった。なお、
エッチングレートの均一性は、全ての条件下で1〜5%
の範囲内に収まっている。
【0037】この結果から、従来のドライエッチングの
方式に比べて低パワーでデポジション性のガス(例えば
HBr)を用いずに、しかも磁場印加なしに良好なn+
Poly−Siのエッチング特性を得られることが分か
る。
方式に比べて低パワーでデポジション性のガス(例えば
HBr)を用いずに、しかも磁場印加なしに良好なn+
Poly−Siのエッチング特性を得られることが分か
る。
【0038】以下、本発明の第2の実施例であるドライ
エッチング装置について、図面を参照しながら説明す
る。
エッチング装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0039】図4はN=3の場合のドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。本第2実施例において
は、上記第1実施例と異なり、1対のヘルムホルツコイ
ル20を付加したことである。すなわち、同図におい
て、1は接地され内壁がセラミック、テフロン又は石英
等の絶縁物で覆われたチャンバー、2,3,4はそれぞ
れ高周波電力が印加される第1の中央電極、第2の中央
電極及び第3の中央電極である。
置の構造を示す模式図である。本第2実施例において
は、上記第1実施例と異なり、1対のヘルムホルツコイ
ル20を付加したことである。すなわち、同図におい
て、1は接地され内壁がセラミック、テフロン又は石英
等の絶縁物で覆われたチャンバー、2,3,4はそれぞ
れ高周波電力が印加される第1の中央電極、第2の中央
電極及び第3の中央電極である。
【0040】第1、第2及び第3の中央電極2,3,4
は水平方向へ円周上に等間隔に設置されており、各中央
電極2,3,4に印加される放電電力は同一であるが、
高周波の位相は第1実施例と同様に略120゜ずつ異な
らせている。
は水平方向へ円周上に等間隔に設置されており、各中央
電極2,3,4に印加される放電電力は同一であるが、
高周波の位相は第1実施例と同様に略120゜ずつ異な
らせている。
【0041】図1において、5はチャンバー1の下部に
設置され高周波電力が印加される試料台からなる(N+
1)番目の電極としての下部電極であり、6は下部電極
5に対する接地電極である。チャンバー1にはマスフロ
ーコントローラ(図示せず)を介してエッチングガスが
導入口(図示せず)から導かれ、チャンバー1内の圧力
はターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10
Pa程度に制御されている。また、第1、第2及び第3
の中央電極2,3,4には整合回路(図示せず)を介し
て80MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ
(図示せず)により120゜の位相差が実現されてい
る。
設置され高周波電力が印加される試料台からなる(N+
1)番目の電極としての下部電極であり、6は下部電極
5に対する接地電極である。チャンバー1にはマスフロ
ーコントローラ(図示せず)を介してエッチングガスが
導入口(図示せず)から導かれ、チャンバー1内の圧力
はターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10
Pa程度に制御されている。また、第1、第2及び第3
の中央電極2,3,4には整合回路(図示せず)を介し
て80MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ
(図示せず)により120゜の位相差が実現されてい
る。
【0042】この装置を用いて、図5(a)の膜構成で
のメタルエッチングを行なった。同図において、21は
レジスト、22はAl―Si(1%)−Cu(0.5
%)膜、23はBPSG膜、24はSi基板である。エ
ッチング条件は、ガス流量:BCl3 /Cl2 =50/
50sccm、真空度:1.0Pa、第1〜第3の中央
電極2,3,4に印加される高周波電力の周波数:80
MHz,パワー:各々50W、下部電極5に印加される
高周波電力の周波数:2MHzパワー:30Wであっ
た。ヘルムホルツコイル20による磁場は10ガウスと
した。
のメタルエッチングを行なった。同図において、21は
レジスト、22はAl―Si(1%)−Cu(0.5
%)膜、23はBPSG膜、24はSi基板である。エ
ッチング条件は、ガス流量:BCl3 /Cl2 =50/
50sccm、真空度:1.0Pa、第1〜第3の中央
電極2,3,4に印加される高周波電力の周波数:80
MHz,パワー:各々50W、下部電極5に印加される
高周波電力の周波数:2MHzパワー:30Wであっ
た。ヘルムホルツコイル20による磁場は10ガウスと
した。
【0043】磁場印加はプラズマの高密度化に極めて効
果的であるが、磁場が強すぎるとプラズマの均一性が悪
くなる反面、1ガウスよりも弱いと効果が殆どない。磁
場の強さは1ガウスから100ガウス程度の範囲である
ことが望ましい。
果的であるが、磁場が強すぎるとプラズマの均一性が悪
くなる反面、1ガウスよりも弱いと効果が殆どない。磁
場の強さは1ガウスから100ガウス程度の範囲である
ことが望ましい。
【0044】上記の条件で行なった場合のエッチング形
状を図5(b)に示す。最適化された条件下でこのよう
な良好な垂直形状が得られた。断面形状が順テーパーに
なる条件下でエッチングレートが600nm/minで
選択比(対レジスト):5が得られた。また、エッチン
グレートの均一性は、全ての条件下で1〜5%の範囲内
に収まっている。この結果から、従来のドライエッチン
グの方式に比べて低パワーでデポジション性のガス(例
えばCHCl3 やHBr)を用いずに、しかも磁場を用
いることなく、良好なAl―Si(1%)−Cu(0.
5%)のエッチング特性を得られることが分かる。
状を図5(b)に示す。最適化された条件下でこのよう
な良好な垂直形状が得られた。断面形状が順テーパーに
なる条件下でエッチングレートが600nm/minで
選択比(対レジスト):5が得られた。また、エッチン
グレートの均一性は、全ての条件下で1〜5%の範囲内
に収まっている。この結果から、従来のドライエッチン
グの方式に比べて低パワーでデポジション性のガス(例
えばCHCl3 やHBr)を用いずに、しかも磁場を用
いることなく、良好なAl―Si(1%)−Cu(0.
5%)のエッチング特性を得られることが分かる。
【0045】以下、本発明の第3実施例であるドライエ
ッチング装置について、図面を参照しながら説明する。
ッチング装置について、図面を参照しながら説明する。
【0046】図6はN=4の場合のドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。図6において、30は接
地された金属製のチャンバーであり内側は石英製のイン
ナーチャンバーで覆われており、31、32、33、3
4は高周波電力が印加される第1、第2、第3及び第4
の中央電極である。チャンバー30は石英製のインナー
チャンバー構造なので、スパッタリング等による金属汚
染がなく、クリーニングが容易に行える。第1〜第4の
中央電極31,32,33,34は円周状に均等間隔に
設置されており、各中央電極31,32,33,34に
印加される高周波電力の放電電力は同一であるが、周波
数の位相は配置順に略90゜ずつ異ならせている。すな
わち、第2の中央電極32は第1の中央電極31に対し
て位相が90゜進んでおり、第3の中央電極33は第1
の中央電極31に対して位相が180゜進んでおり、第
4の中央電極34は第1の中央電極31に対して位相が
270゜進んでいるように構成している。
置の構造を示す模式図である。図6において、30は接
地された金属製のチャンバーであり内側は石英製のイン
ナーチャンバーで覆われており、31、32、33、3
4は高周波電力が印加される第1、第2、第3及び第4
の中央電極である。チャンバー30は石英製のインナー
チャンバー構造なので、スパッタリング等による金属汚
染がなく、クリーニングが容易に行える。第1〜第4の
中央電極31,32,33,34は円周状に均等間隔に
設置されており、各中央電極31,32,33,34に
印加される高周波電力の放電電力は同一であるが、周波
数の位相は配置順に略90゜ずつ異ならせている。すな
わち、第2の中央電極32は第1の中央電極31に対し
て位相が90゜進んでおり、第3の中央電極33は第1
の中央電極31に対して位相が180゜進んでおり、第
4の中央電極34は第1の中央電極31に対して位相が
270゜進んでいるように構成している。
【0047】また、図6において、35は高周波電力が
印加される試料台からなる(N+1)番目の電極として
の下部電極であり、36は下部電極35に対する接地電
極であり下部電極35を囲むようにおよそ15mmの距
離に設置されている。チャンバー30にはエッチングガ
スがマスフローコントローラ(図示せず)を介して導入
口(図示せず)から導かれ、チャンバー30内の圧力は
ターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10P
a程度に制御されている。第1〜第4の中央電極31,
32,33,34には整合回路(図示せず)を介して3
0MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ(図
示せず)により各々90゜の位相差が実現されている。
印加される試料台からなる(N+1)番目の電極として
の下部電極であり、36は下部電極35に対する接地電
極であり下部電極35を囲むようにおよそ15mmの距
離に設置されている。チャンバー30にはエッチングガ
スがマスフローコントローラ(図示せず)を介して導入
口(図示せず)から導かれ、チャンバー30内の圧力は
ターボポンプ(図示せず)により0.1Paから10P
a程度に制御されている。第1〜第4の中央電極31,
32,33,34には整合回路(図示せず)を介して3
0MHzの高周波電力が供給され、フェーズシフタ(図
示せず)により各々90゜の位相差が実現されている。
【0048】この装置を用いて、図7(a)の膜構成で
のBPSG膜(ホウ素とリンを含むシリコン酸化膜)エ
ッチングを行なった。同図において、41はレジスト、
42はBPSG膜、43はSi基板である。エッチング
条件は、CF4 ガス流量:50sccm、CH2 F2 の
ガス流量:20〜30sccm、真空度:0.7Pa、
下部電極35には周波数600kHz、電力:30〜1
00Wの高周波電力を印加し、第1〜第4の中央電極3
1,32,33,34には周波数30MHzの高周波電
力を印加しその電力を変化させてドライエッチングを行
なった。
のBPSG膜(ホウ素とリンを含むシリコン酸化膜)エ
ッチングを行なった。同図において、41はレジスト、
42はBPSG膜、43はSi基板である。エッチング
条件は、CF4 ガス流量:50sccm、CH2 F2 の
ガス流量:20〜30sccm、真空度:0.7Pa、
下部電極35には周波数600kHz、電力:30〜1
00Wの高周波電力を印加し、第1〜第4の中央電極3
1,32,33,34には周波数30MHzの高周波電
力を印加しその電力を変化させてドライエッチングを行
なった。
【0049】上記の条件で行なったエッチング形状は、
図7(b)のように良好な垂直形状であった。エッチン
グレートは入力パワーの増加に伴って増大する。エッチ
ングレートが350nm/minで選択比(対シリコ
ン):50が得られた。なお、エッチングレートの均一
性は、全ての条件下で1〜5%の範囲内に収まってい
る。またエッチングレートがアスペクト比増大に伴って
減少する現象であるいわゆるマイクロローディング効果
は、アスペクト比:5以下では検出されなかった。さら
にMOS構造TEGを用いたチャージアップダメージ評
価を行なったが、10nm厚のゲート酸化膜に対しても
ダメージは検出されなかった。これはプラズマの均一性
が良好なことによるものと考えられる。
図7(b)のように良好な垂直形状であった。エッチン
グレートは入力パワーの増加に伴って増大する。エッチ
ングレートが350nm/minで選択比(対シリコ
ン):50が得られた。なお、エッチングレートの均一
性は、全ての条件下で1〜5%の範囲内に収まってい
る。またエッチングレートがアスペクト比増大に伴って
減少する現象であるいわゆるマイクロローディング効果
は、アスペクト比:5以下では検出されなかった。さら
にMOS構造TEGを用いたチャージアップダメージ評
価を行なったが、10nm厚のゲート酸化膜に対しても
ダメージは検出されなかった。これはプラズマの均一性
が良好なことによるものと考えられる。
【0050】この結果から、従来のドライエッチングの
方式に比べてマイクロローディング効果の無い、またダ
メージの無い良好なBPSGのエッチング特性が得られ
ることがわかる。
方式に比べてマイクロローディング効果の無い、またダ
メージの無い良好なBPSGのエッチング特性が得られ
ることがわかる。
【0051】なお、上記第1〜第3実施例では、エッチ
ング装置の場合を示したが、プラズマCVD装置、スパ
ッタ装置及びイオン注入装置のイオン源等、高真空プラ
ズマを必要とする装置への適用が可能なことは言うまで
もない。また、高周波電力の位相差は一定にした場合を
示したが、時間の関数の様に変化させてもよい。
ング装置の場合を示したが、プラズマCVD装置、スパ
ッタ装置及びイオン注入装置のイオン源等、高真空プラ
ズマを必要とする装置への適用が可能なことは言うまで
もない。また、高周波電力の位相差は一定にした場合を
示したが、時間の関数の様に変化させてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明に係るプラズマ発生装置
によると、N個の中央電極に配置順に位相が略(360
/N)°づつずれた周波数の高周波電力が供給されるた
め、真空室中の最大電界が中央電極群の内部を回転する
ので、高真空中にも拘らず高いイオン化効率が得られ、
高プラズマ密度が実現される。
によると、N個の中央電極に配置順に位相が略(360
/N)°づつずれた周波数の高周波電力が供給されるた
め、真空室中の最大電界が中央電極群の内部を回転する
ので、高真空中にも拘らず高いイオン化効率が得られ、
高プラズマ密度が実現される。
【0053】このため、請求項1の発明によると、従来
の磁場によるマグネトロン放電やECR放電に比べて、
電界が均一なので均一性の高いプラズマが得られ、装置
の大型化も容易である。
の磁場によるマグネトロン放電やECR放電に比べて、
電界が均一なので均一性の高いプラズマが得られ、装置
の大型化も容易である。
【0054】また、プラズマの局所的な偏りがほとんど
ないので、高精度プラズマエッチング法やCVD法に適
用することができ、微細加工性に優れ、量産性が高く、
均一性が良く、ゲート酸化膜破壊等のデバイスへの損傷
が極めて少ないエッチングや膜堆積が実現できる。
ないので、高精度プラズマエッチング法やCVD法に適
用することができ、微細加工性に優れ、量産性が高く、
均一性が良く、ゲート酸化膜破壊等のデバイスへの損傷
が極めて少ないエッチングや膜堆積が実現できる。
【0055】請求項2の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、真空室が高周波的に接地電位にされているの
で、プラズマの均一性がいっそう向上する。
よると、真空室が高周波的に接地電位にされているの
で、プラズマの均一性がいっそう向上する。
【0056】請求項3の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、真空室の中央下部に(N+1)番目の電極が配
置されているので、中央電極群をプラズマ生成に供し、
(N+1)番目の電極をイオンのエネルギー制御に供す
ることが可能になる。
よると、真空室の中央下部に(N+1)番目の電極が配
置されているので、中央電極群をプラズマ生成に供し、
(N+1)番目の電極をイオンのエネルギー制御に供す
ることが可能になる。
【0057】請求項4の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、N個の中央電極に供給される高周波電力の周波
数は、(N+1)番目の電極に供給される高周波電力の
周波数よりも高く設定されているので、N個の中央電極
に供給される高周波電力により形成される回転電界は主
にプラズマ生成に供され、(N+1)番目の電極に供給
される高周波電力は該電極の表面に入射するイオンのエ
ネルギー制御に供される。
よると、N個の中央電極に供給される高周波電力の周波
数は、(N+1)番目の電極に供給される高周波電力の
周波数よりも高く設定されているので、N個の中央電極
に供給される高周波電力により形成される回転電界は主
にプラズマ生成に供され、(N+1)番目の電極に供給
される高周波電力は該電極の表面に入射するイオンのエ
ネルギー制御に供される。
【0058】請求項5の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、N個の中央電極の配置方向と直交する方向に1
〜100ガウスの磁場を印加する磁場発生手段が設けら
れているため、ExBドリフトにより電子が中央電極に
沿って周回運動をするので、プラズマの損失が少なくな
り、高真空下における効率の良いプラズマ発生を実現で
きる。
よると、N個の中央電極の配置方向と直交する方向に1
〜100ガウスの磁場を印加する磁場発生手段が設けら
れているため、ExBドリフトにより電子が中央電極に
沿って周回運動をするので、プラズマの損失が少なくな
り、高真空下における効率の良いプラズマ発生を実現で
きる。
【0059】請求項6の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、真空室の壁面における電極が設けられていない
部位は略全面に亘って絶縁材料により覆われているの
で、高真空室の壁面はプラズマ電位よりも負に帯電し、
プラズマの損失が極めて少なくなるので、高真空下で効
率の良いプラズマ発生を実現できる。
よると、真空室の壁面における電極が設けられていない
部位は略全面に亘って絶縁材料により覆われているの
で、高真空室の壁面はプラズマ電位よりも負に帯電し、
プラズマの損失が極めて少なくなるので、高真空下で効
率の良いプラズマ発生を実現できる。
【0060】請求項7の発明に係るプラズマ発生装置に
よると、N個の中央電極及び(N+1)番目の電極の表
面は絶縁材料により覆われているため、プラズマ発生中
に電極の表面がスパッタリングされないので電極が劣化
したり或いは処理されるデバイスに不純物汚染が発生す
る事態が防止されると共に、電極からの2次電子放出の
効率が大きくなるのでプラズマの高密度化が一層促進さ
れる。
よると、N個の中央電極及び(N+1)番目の電極の表
面は絶縁材料により覆われているため、プラズマ発生中
に電極の表面がスパッタリングされないので電極が劣化
したり或いは処理されるデバイスに不純物汚染が発生す
る事態が防止されると共に、電極からの2次電子放出の
効率が大きくなるのでプラズマの高密度化が一層促進さ
れる。
【0061】請求項8の発明の構成により、真空室の真
空度が10Pa以下に設定されているので、プラズマの
均一性が一層向上する。
空度が10Pa以下に設定されているので、プラズマの
均一性が一層向上する。
【図1】本発明の第1実施例に係るドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。
置の構造を示す模式図である。
【図2】上記第1実施例に係るドライエッチング装置に
より行なうn+ Poly−Siのエッチングを説明する
ための断面図である。
より行なうn+ Poly−Siのエッチングを説明する
ための断面図である。
【図3】上記第1実施例に係るドライエッチング装置に
よりn+ Poly−Siエッチングを行なう場合のエッ
チレートの3つの中央電極のパワー依存性を示す図であ
る。
よりn+ Poly−Siエッチングを行なう場合のエッ
チレートの3つの中央電極のパワー依存性を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例に係るドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。
置の構造を示す模式図である。
【図5】上記第2実施例に係るドライエッチング装置に
より行なうアルミニウム合金のエッチングを説明するた
めの断面図である。
より行なうアルミニウム合金のエッチングを説明するた
めの断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るドライエッチング装
置の構造を示す模式図である。
置の構造を示す模式図である。
【図7】上記第3実施例に係るドライエッチング装置に
より行なうBPSG膜のエッチングを説明するための断
面図である。
より行なうBPSG膜のエッチングを説明するための断
面図である。
【図8】従来のマグネトロン放電を用いた反応性イオン
エッチング装置を示す模式図である。
エッチング装置を示す模式図である。
【図9】従来のマグネトロンRIE又はECRドライエ
ッチング装置により行なうボロンリンガラスのエッチン
グを説明する図である。
ッチング装置により行なうボロンリンガラスのエッチン
グを説明する図である。
1 チャンバー 2 第1の中央電極 3 第2の中央電極 4 第3の中央電極 5 下部電極((N+1)番目の電極) 6 接地電極 20 ヘルムホルツコイル 30 チャンバー 31 第1の中央電極 32 第2の中央電極 33 第3の中央電極 34 第4の中央電極 35 下部電極((N+1)番目の電極) 36 接地電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大國 充弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野村 登 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中山 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 プラズマを発生させるための真空室と、 該真空室の中央部に水平方向へ略等間隔に配置されたN
個(Nは3以上の整数)の中央電極からなり、該N個の
中央電極のそれぞれに対してその配置順に位相が略(3
60/N)°づつ異なる周波数の高周波電力が印加さ
れ、発生する回転電界により誘起される電子の運動によ
って上記真空室に高密度のプラズマを生成させる中央電
極群とを備えていることを特徴とするプラズマ発生装
置。 - 【請求項2】 上記真空室は高周波的に接地電位にされ
ていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ発生
装置。 - 【請求項3】 上記真空室の中央下部に配置され、上記
N個の中央電極に印加される高周波電力の周波数と異な
る周波数の高周波電力が印加される(N+1)番目の電
極を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載
のプラズマ発生装置。 - 【請求項4】 上記N個の中央電極に印加される高周波
電力の周波数は、上記(N+1)番目の電極に印加され
る高周波電力の周波数よりも高く設定されていることを
特徴とする請求項3に記載のプラズマ発生装置。 - 【請求項5】 上記N個の中央電極の配置方向と直交す
る方向に1〜100ガウスの磁場を印加する磁場発生手
段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載のプラズマ発生装置。 - 【請求項6】 上記真空室の壁面における電極が設けら
れていない部位は略全面に亘って絶縁材料により覆われ
ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
記載のプラズマ発生装置。 - 【請求項7】 上記N個の中央電極及び(N+1)番目
の電極の表面は絶縁材料により覆われていることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラズマ発
生装置。 - 【請求項8】 上記真空室の真空度は10Pa以下に設
定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
1項に記載のプラズマ発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001146A JPH06204178A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | プラズマ発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001146A JPH06204178A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | プラズマ発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06204178A true JPH06204178A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11493304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5001146A Withdrawn JPH06204178A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | プラズマ発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06204178A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001274099A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放電電極への給電方法、高周波プラズマ発生方法および半導体製造方法 |
| JP2012119207A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Ihi Corp | プラズマ光源とプラズマ光発生方法 |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP5001146A patent/JPH06204178A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001274099A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放電電極への給電方法、高周波プラズマ発生方法および半導体製造方法 |
| JP2012119207A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Ihi Corp | プラズマ光源とプラズマ光発生方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |