JPH06205242A - 歪曲収差を補正するための電子映像システム - Google Patents

歪曲収差を補正するための電子映像システム

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JPH06205242A
JPH06205242A JP4348343A JP34834392A JPH06205242A JP H06205242 A JPH06205242 A JP H06205242A JP 4348343 A JP4348343 A JP 4348343A JP 34834392 A JP34834392 A JP 34834392A JP H06205242 A JPH06205242 A JP H06205242A
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JP
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image
optical system
magnification
distortion aberration
image pickup
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JP4348343A
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Kazuya Ito
一弥 伊藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影光学系が有する歪曲収差の大きさに関わ
りなく歪曲収差を効果的に補正し、高品質の画像を得る
ことができる電子映像システムを提供する。 【構成】 負の歪曲収差を発生させる撮影光学系と、撮
像素子と、撮像素子から電気信号を受けて撮影光学系に
よって発生した負の歪曲収差を補正する電気信号処理装
置から構成され、該電気信号処理装置が撮影光学系の倍
率を式(1)に示す条件に近似させる手段と、負の歪曲
収差を補正するために式(2)に示す条件に基づいて上
記像の周辺部を伸長し且つ中心部を縮小させる手段を有
する電子映像システム。 式(1) β = aβ0 +β1 y+β2 2 +β3
3 +・・・ 式(2) β ≒ aβ0 (a<1) 但し、aは近軸倍率縮小率であり、収差の補正前はa=
1である。また、yは像高、βは上記撮影光学系の倍
率、β0 は近軸横倍率、β1 ,β2 ,β3 ,・・・は係
数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影光学系の歪曲収差
を電気的に補正する処理装置を備えた電子映像システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、広角光学系では負の歪曲収差が
生じやすい。かかる収差を補正する場合、光学的手法に
より行うものと電気的手法により行うものとがあるが、
このうち電気的手法によるものとしては特開昭62−2
30267号公報に開示されたものが知られている。こ
れは、撮影光学系から得られる像を固体撮像素子等に取
り込み、取り込んだ像に、像の周辺部へ到るにつれて輪
郭が伸長されるように座標変換による画像処理を施し、
像を再形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歪曲収差を光学的手法
により補正する場合、収差補正用のレンズや非球面レン
ズを撮影光学系中に設置する必要があることから、光学
系全長が長くなると共に重量が増し、光学系の大型化を
招来するという問題があった。一方、電気的手法による
ものは、撮影光学系の構成に影響を及ぼすことはない
が、像の周辺部が伸長するように画像処理を施した際に
この周辺部の画質が低下し、或いは像の画角が減少する
という問題があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、撮影光学系が有する歪曲収差の大きさに関わり
なく歪曲収差を効果的に補正し、高品質の画像を得るこ
とができる電子映像システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電子映像シ
ステムは、負の歪曲収差を発生させるように設けられた
撮影光学系と、撮影光学系によって形成された歪曲収差
を含む像を受光する位置に設けられていて像の光電変換
を行う撮像素子と、撮像素子から得られた電気信号を受
け、撮影光学系によって発生した負の歪曲収差を補正す
る電気信号処理装置とから構成されていて、上記電気信
号処理装置が、撮影光学系の倍率を以下の式(1)に示
す条件に近似させる手段と、負の歪曲収差を補正するた
めに以下の式(2)に示す条件に基づいて上記像の周辺
部を伸長し且つ中心部を縮小させる手段とからなること
を特徴としている。 式(1) β = aβ0 +β1 y+β2 2 +β3
3 +・・・ 式(2) β ≒ aβ0 (a<1) 但し、aは近軸倍率縮小率であり、収差の補正前はa=
1である。また、yは像高、βは上記撮影光学系の倍
率、β0 は近軸横倍率、β1 ,β2 ,β3 ,・・・は係
数である。
【0006】
【作用】図面を参照して本発明の作用を説明する。図1
は、角度θで光学系Os に入射した光の負の歪曲収差を
示す図である。図において、光学系Os から焦点距離f
離れた光軸上には理想像高y′に対し、歪曲収差の影響
を受けた実像高yの像が結像する。この場合、収差の大
きさDは次式(3)で表される。 式(3) D = (y−y′)/ y′×100
(%) また、理想像高y′は次式(4)で表される。 式(4) y′= f・tanθ 図2は図1の歪曲収差の影響を受けて実像高yで像を結
ぶ光学系Os の収差曲線図である。
【0007】電気的手法では、実像高yで結像した像を
理想像高y′に座標変換することで歪曲収差の補正が可
能である。しかし、このままでは収差補正後の画質の劣
化を回避できない。とりわけ負の歪曲収差を補正する場
合、著しく画質が劣化してしまう。一方、同一焦点距離
の光学系では負の歪曲収差が生じた場合、同じ像高に対
する画角は大きくなる。そこで、本発明は、負の歪曲収
差を意識的に大きくして画角が拡げられた画像を取り込
み、この拡がった画角を有効に利用した画像処理が施さ
れるようになっている。即ち、単に像高yから像高y′
に座標変換するのではなく、すべての像高,換言すれば
撮影光学系から得られる像の全域において、撮影光学系
の倍率βが補正前の近軸倍率β0 よりも小さな値に揃う
ように画像を形成する。具体的には、撮影光学系の像に
負の歪曲収差を発生させ、これを撮像素子に取り込んで
電気信号に変換する。そして、先ず、この取り込んだ像
の倍率β即ち取り込んだ像の歪曲収差を、次式(1)に
示す条件で近似する。 式(1) β = aβ0 +β1 y+β2 2 +β3
3 +・・・ 式(1)において、近軸倍率縮小率aは、a=1であ
る。
【0008】そして、取り込んだ像を補正する際に、上
記式(1)の第2項以降の項が0(ゼロ)、且つa<1
となるように、つまり、次式(2)に示す条件を満足す
るように、像の周辺部を伸長させ且つ中心部を縮小させ
る画像処理を施す。 式(2) β ≒ aβ0 (a<1)
【0009】歪曲収差を有する像に上記補正を行うこと
により、歪曲収差の無いときに得られる画像よりも広い
画角の画像が、歪曲収差なしで再現することができる。
そして、上記式(2)中の近軸倍率縮小率aを適宜な値
に選定することにより、図3に示すように撮像素子の有
効画面範囲1に取り込まれた歪曲収差を有する像Imの
周辺部Im1〜Im6は拡大伸長させ、中心部Im7〜Im10
は縮小させるように像を補正することができる。
【0010】図4を参照して、上記補正について更に詳
しく説明する。像高yにおける歪曲収差の値をF(y)
×100(%)とし、また、撮像面の有効画面範囲の周
辺部で最も歪曲収差が小さくなる点の像高をy0 とす
る。負の歪曲収差を有するレンズによって投影される像
は、同図(a)に示すように歪曲する。図において、1
は撮像素子の有効画面範囲、2はレンズのイメージサー
クル、3は撮像素子に投影される像である。この像3
は、レンズの歪曲収差により理想像高の{1+F
(y)}倍となっている。この場合、歪曲収差が負なの
でF(y)の値は負である。従って、像高yの像を[y
/{1+F(y)}]倍することにより、理想像高y′
に戻すことができる。同図(b)の符号1′は、同図
(a)の撮像素子の有効画面範囲1との大きさの比較の
ために本図面上に仮想的に重ねたものである。また、符
号3′は同図(a)中の撮像素子に投影された像3を理
想像高y′に戻した状態を示している。
【0011】更に、この像3′全体を歪曲収差が最も小
さくなる点の像高をy0 に合わせて{1+F(y0 )}
倍したものが同図(c)の符号13で示すものである。
つまり、このような処理を施すことにより、歪曲収差を
有する撮像面上の像高yの像は、画像処理により像高
[{1+F(y0 )}y/{1+F(y)}]の点に移
動することになる。即ち、全ての像高で倍率β={1+
F(y0 )}β0 となり、これは上記式(2)中の近軸
倍率縮小率aの値として、a=1+F(y0 )が選定さ
れたことになる。
【0012】
【実施例】図5は本発明の電子映像システムの構成を示
している。図中、8は形成される像が負の歪曲収差を含
むように設けられた撮影レンズ、9は撮影レンズ8によ
って形成された像を受光する位置に設けられた撮像素
子、10は撮像素子9から得られた電気信号を受けて像
の歪曲収差の補正を行う画像処理装置、11は画像処理
装置10によって収差の補正がなされた像を表示する出
力装置である。以下、撮影レンズ8として夫々撮影倍率
の異なるレンズを使用して像を取り込み、補正処理を行
った場合の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】第1実施例 図6は本実施例の撮影レンズの光路展開図である。本実
施例の撮影レンズ8は、歪曲収差を発生させる広角用の
コンバータレンズ群8aとマスターレンズ群8bにより
構成されている。また、その後方にローパスフィルター
や赤外光カットフィルター等のフィルター9aと、1/
3インチCCD(固体撮像素子)の前側にあるカバーガ
ラス9bとが夫々設けられている。
【0014】コンバータレンズ群8aを装着した状態の
光学系の歪曲収差の値Dは、3次の多項式で近似すると
次式(1−1)で示され、 式(1−1) D=−3.4y−26y2 −41y3 像倍率βは次式(1−2)で示される。 式(1−2) β=β0 +(−3.4y−26y2 −41y3 )/100
【0015】撮像素子として1/3インチCCDを用い
た場合、周辺部の像高は像高比0.6〜1の範囲であ
り、撮像有効画面範囲の周辺部における歪曲収差の最小
値は、像高比0.6をとって、−20.4%となる。従
って、本実施例の歪曲収差の補正は、像高yにおける像
を、次式(1−3)で示される像高y′に変換すること
により行った。 式(1−3) y′= 79.55 y/(100 −3.4 y−26y2 −41y3
【0016】また、補正後の像倍率は撮像有効画面範囲
内で一様に0.7955β0 となる。これにより、0.
42倍の広角用コンバータレンズ群を焦点距離2.95
mmの光学系に装着した際に得ることができる画像は、
焦点距離2.04mm,倍率0.33倍相当であって歪
曲収差が全く無い光学系により得られる像と同じものと
なる。この場合、周辺部の画像は引き伸ばして得るた
め、イメージサークルは倍率0.8倍,φ5mmのもの
が使用され得、レンズ外径を小さくすることができる。
図6に示した光路展開図のデータを以下に示す。また、
収差曲線図を図7に示す。
【0017】r1 =923.3350 d1 =2.8000 n1 =1.60311 ν1
=60.70 r2 =18.1840 d2 =11.7500 r3 =−1404.8410 d3 =2.4000 n2 =1.60342 ν2
=38.01 r4 =28.5110 d4 =6.0400 r5 =44.3750 d5 =20.5000 n3 =1.51633 ν3
=64.15 r6 =−29.1340 d6 =2.0000
【0018】r7 =45.0826 d7 =0.9310 n4 =1.84666 ν4
=23.78 r8 =24.0329 d8 =4.8759 n5 =1.58913 ν5
=61.18 r9 =−160.5274 d9 =0.2069 r10=19.2910 d10=2.7959 n6 =1.58913 ν6
=61.18 r11=64.1853 d11=1.0345 r12=53.4877 d12=0.7241 n7 =1.58913 ν7
=61.18 r13=6.5680 d13=4.0369 r14=−8.9769 d14=0.7241 n8 =1.54771 ν8
=62.83 r15=8.2445 d15=1.8490 n9 =1.80518 ν9
=25.43 r16=27.2349 d16=16.5850 r17=∞(明るさ絞り) d17=1.5000 r18=12.7359(非球面) d18=2.7681 n10=1.59561 ν10
=56.60 r19=−200.3393(非球面) d19=6.1001 r20=23.6555 d20=0.7241 n11=1.84666 ν11
=23.78 r21=8.4350 d21=4.0879 n12=1.67790 ν12
=55.50 r22=−18.5304(非球面) d22=8.3930 r23=∞ d23=5.1000 n13=1.54771 ν13
=62.83r24=∞ d24=1.2100 r25=∞ d25=0.6000 n14=1.48749 ν14
=70.20 r26=∞
【0019】非球面係数 第18面(r18) P =−0.2930 A4 = 0.823
93×10-46 =−0.15891×10-58 =−0.126
55×10-710=−0.78019×10-9 第19面(r19) P = 1.0000 A4 = 0.135
96×10-36 =−0.69241×10-68 =−0.818
91×10-710= 0.10997×10-9 第22面(r22) P = 3.2780 A4 = 0.121
25×10-36 = 0.46148×10-68 = 0.302
96×10-810= 0.16468×10-9
【0020】第2実施例 図8は本実施例の撮影レンズの光路展開図である。本実
施例の撮影レンズ8は、歪曲収差を発生させる広角用の
コンバータレンズ群8cと第1実施例のマスターレンズ
群8bにより構成されている。また、その後方にローパ
スフィルターや赤外光カットフィルター等のフィルター
9aと、1/3インチCCDの前側にあるカバーガラス
9bとが夫々設けられている。
【0021】コンバータレンズ群8cを装着した状態の
光学系の歪曲収差の値Dは、3次の多項式で近似すると
次式(2−1)で示され、式(2−1) D=−2.
8y−38y2 −25y3 像倍率βは次式(2−2)で示される。 式(2−2) β=β0 +(−2.8y−38y2 −25y3 )/100
【0022】撮像素子として1/3インチCCDを用い
た場合、周辺部の像高は像高比0.6〜1の範囲であ
り、撮像有効画面範囲の周辺部における歪曲収差の最小
値は、像高比0.6をとって、−20.0634%とな
る。従って、本実施例の歪曲収差の補正は、像高yにお
ける像を、次式(2−3)で示される像高y′に変換す
ることにより行った。 式(2−3) y′= 79.47 y/(100 −2.8 y−38y2 −25y3
【0023】また、補正後の像倍率は撮像有効画面範囲
内で一様に0.7947β0 となる。これにより、0.
5倍の広角用コンバータレンズ群を焦点距離3.09m
mの光学系に装着した際に得ることができる画像は、焦
点距離2.46mm,倍率0.4倍相当であって歪曲収
差が全く無い光学系により得られる像と同じものとな
る。この場合、周辺部の画像は引き伸ばして得るため、
イメージサークルは倍率0.8倍,φ5mmのものが使
用され得、レンズ外径を小さくすることができる。図8
に示した光路展開図のデータを以下に示す。また、収差
曲線図を図9に示す。
【0024】r1 =−296.8187 d1 =2.0000 n1 =1.60311 ν1
=60.70 r2 =15.4697 d2 =8.1992 r3 =143.2485 d3 =5.9360 n2 =1.49241 ν2
=57.66 r4 =21.4445 d4 =6.4511 r5 =20.9943 d5 =7.9246 n3 =1.51633 ν3
=64.15 r6 =−46.4738 d6 =2.0000
【0025】r7 =45.0826 d7 =0.9310 n4 =1.84666 ν4
=23.78 r8 =24.0329 d8 =4.8759 n5 =1.58913 ν5
=61.18 r9 =−160.5274 d9 =0.2069 r10=19.2910 d10=2.7959 n6 =1.58913 ν6
=61.18 r11=64.1853 d11=1.0345 r12=53.4877 d12=0.7241 n7 =1.58913 ν7
=61.18 r13=6.5680 d13=4.0369 r14=−8.9769 d14=0.7241 n8 =1.54771 ν8
=62.83 r15=8.2445 d15=1.8490 n9 =1.80518 ν9
=25.43 r16=27.2349 d16=16.5850 r17=∞(明るさ絞り) d17=1.5000 r18=12.7359(非球面) d18=2.7681 n10=1.59561 ν10
=56.60 r19=−200.3393(非球面) d19=6.1001 r20=23.6555 d20=0.7241 n11=1.84666 ν11
=23.78 r21=8.4350 d21=4.0879 n12=1.67790 ν12
=55.50 r22=−18.5304(非球面) d22=8.3930 r23=∞ d23=5.1000 n13=1.54771 ν13
=62.83 r24=∞ d24=1.2100 r25=∞ d25=0.6000 n14=1.48749 ν14
=70.20 r26=∞
【0026】非球面係数 第18面(r18) P =−0.2930 A4 = 0.823
93×10-46 =−0.15891×10-58 =−0.126
55×10-710=−0.78019×10-9 第19面(r19) P = 1.0000 A4 = 0.135
96×10-36 =−0.69241×10-68 =−0.818
91×10-710= 0.10997×10-9 第22面(r22) P = 3.2780 A4 = 0.121
25×10-36 = 0.46148×10-68 = 0.302
96×10-810= 0.16468×10-9
【0027】第3実施例 図10は本実施例の撮影レンズの光路展開図である。本
実施例では、撮像素子9として、受光面が24mm×3
6mmの大きさのものを用いている。本実施例の光学系
の歪曲収差の値Dは、3次の多項式で近似すると次式
(3−1)で示され、 式(3−1) D=−1.3y−33y2 −2.9y3 像倍率βは次式(3−2)で示される。 式(3−2)β=β0 +(−1.3y−33y2 −2.9y3 )/100
【0028】撮像素子として、受光面が24mm×36
mmの大きさのものを用いた場合、周辺部の像高は像高
比0.56〜1の範囲であり、撮像有効画面範囲の周辺
部における歪曲収差の最小値は、像高比0.56をとっ
て、−11.6%となる。従って、本実施例の歪曲収差
の補正は、像高yにおける像を、次式(3−3)で示さ
れる像高y′に変換することにより行った。 式(3−3) y′= 88.4y/(100 −1.3 y−33y2 −2.9 y3
【0029】また、補正後の像倍率は撮像有効画面範囲
内で一様に0.884β0 となる。これにより、焦点距
離21mmの光学系で得ることができる画像は、焦点距
離18.6mm相当で歪曲収差が全く無い光学系により
得られる像と同じものとなる。この場合、周辺部の画像
は引き伸ばして得るため、イメージサークルは倍率0.
85倍,φ36.7mmのものが使用され得、レンズ外
径を小さくすることができる。図10に示した光路展開
図のデータを以下に示す。また、収差曲線図を図11に
示す。
【0030】r1 =17.2689 d1 =1.5061 n1 =1.61800 ν1
=63.38 r2 =9.0098 d2 =3.8747 r3 =23.4112 d3 =1.4975 n2 =1.71300 ν2
=53.89 r4 =9.0538 d4 =2.7181 r5 =24.3519 d5 =6.0000 n3 =1.59551 ν3
=39.21 r6 =∞ d6 =7.2471 n4 =1.59551 ν4
=39.21 r7 =−15.0048 d7 =0.4984 r8 =∞(明るさ絞り) d8 =1.0984 r9 =−25.2124 d9 =4.6566 n5 =1.84666 ν5
=23.90 r10=91.1338 d10=0.6484 r11=−42.3091 d11=1.9978 n6 =1.61800 ν6
=63.38 r12=−14.9012 d12=0.1500 r13=−262.1395 d13=2.7000 n7 =1.61800 ν7
=63.38 r14=−22.0749
【0031】尚、上述の各実施例において、r1 ,r2
・・・は各レンズ面の曲率半径、d 1 ,d2 ,・・・は
各レンズの肉厚又はレンズ間隔、n1 ,n2 ,・・・は
各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・は各レンズのア
ッベ数である。また、非球面形状は、光軸方向をX,光
軸に直交する方向をYとしたとき、次の式にて表され
る。 上記式において、Rは光軸上の曲率半径、Pは円錐係
数、A4 ,A6 ,A8 ,A10は夫々非球面係数である。
【0032】
【発明の効果】以上、本発明の電子映像システムによれ
ば、撮影光学系から得られる像の全域で、撮影光学系の
倍率が補正前の近軸倍率よりも小さな値に揃うように画
像処理を施すことにより、歪曲収差を効果的に補正する
ことができると共に、近軸倍率を小さくすることによる
画面周辺のケラレの発生を防止しつつ画面中心部の解像
度を向上させ、画像の品質を高めることができる。ま
た、本発明の電子映像システムは、撮影光学系が有する
歪曲収差をその大きさに関わらず補正することができる
ので、例えば撮影光学系を構成する広角レンズ等の各レ
ンズを歪曲収差の発生量に拘束されることなく設計する
ことができる。従って、他の収差補正が容易となり、撮
影光学系を構成するレンズの減数や小型化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】角度θで光学系Os に入射した光の負の歪曲収
差を示す図である。
【図2】図1の歪曲収差の影響を受けて実像高yで像を
結ぶ光学系Os の収差線図である。
【図3】本発明の電子映像システムにおける収差補正の
概念図である。
【図4】(a),(b)及び(c)は夫々本発明の電子
映像システムにおける収差補正方法を説明するための図
である。
【図5】本発明の電子映像システムの構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例における撮影レンズの光路
展開図である。
【図7】第1実施例における収差曲線図である。
【図8】本発明の第2実施例における撮影レンズの光路
展開図である。
【図9】第2実施例における収差曲線図である。
【図10】本発明の第3実施例における撮影レンズの光
路展開図である。
【図11】第3実施例における収差曲線図である。
【符号の説明】
1・・・撮像素子の有効画面範囲 2・・・レンズのイメージサークル 3,3′,13・・・撮像素子に投影される像 8・・・撮影レンズ 9・・・撮像素子 10・・・画像処理装置 11・・・出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負の歪曲収差を発生させるように設けら
    れた撮影光学系と、該撮影光学系によって形成された歪
    曲収差を含む像を受光する位置に設けられていて上記像
    の光電変換を行う撮像素子と、該撮像素子から得られた
    電気信号を受け、上記撮影光学系によって発生した負の
    歪曲収差を補正する電気信号処理装置とから構成されて
    いて、 上記電気信号処理装置が、上記撮影光学系の倍率を以下
    の式(1)に示す条件に近似させる手段と、上記負の歪
    曲収差を補正するために以下の式(2)に示す条件に基
    づいて上記像の周辺部を伸長し且つ中心部を縮小させる
    手段とからなることを特徴とする電子映像システム。 式(1) β = aβ0 +β1 y+β2 2 +β3
    3 +・・・ 式(2) β ≒ aβ0 (a<1) 但し、aは近軸倍率縮小率であり、上記収差の補正前は
    a=1である。また、yは像高、βは上記撮影光学系の
    倍率、β0 は近軸横倍率、β1 ,β2 ,β3 ,・・・は
    係数である。
JP4348343A 1992-12-28 1992-12-28 歪曲収差を補正するための電子映像システム Withdrawn JPH06205242A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309111A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Olympus Corp ズームレンズを用いた電子撮像装置
JP2010079311A (ja) * 2009-12-21 2010-04-08 Hoya Corp 広角ズームレンズ系
CN105739099A (zh) * 2016-04-27 2016-07-06 努比亚技术有限公司 虚拟现实设备、显示设备及图像调整方法

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