JPH0620623A - カラー受像管装置 - Google Patents
カラー受像管装置Info
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- JPH0620623A JPH0620623A JP17872092A JP17872092A JPH0620623A JP H0620623 A JPH0620623 A JP H0620623A JP 17872092 A JP17872092 A JP 17872092A JP 17872092 A JP17872092 A JP 17872092A JP H0620623 A JPH0620623 A JP H0620623A
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- electron
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一列配置の3電子ビームを蛍光体スクリーン
上に集束する主レンズ系を有する電子銃と、その3電子
ビームを偏向する偏向装置と、この偏向装置と上記主レ
ンズ系との間に配置され、偏向磁界により生ずる偏向収
差を補償する永久磁石とを備えるカラー受像管装置にお
いて、主レンズ系を、3電子ビームが各別に通過する3
個の電子ビーム通過孔の形成された複数の電極G3,G4 G5
からなる少なくとも1つの補助レンズ部と3電子ビーム
を最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ部と
を有し、その補助レンズ部を形成する電極G4の各電子ビ
ーム通過孔28B,28G,28R の垂直方向孔径φV と水平方向
孔径φH との比φV /φH を中央の電子ビーム通過孔と
両側の電子ビーム通過孔とで異ならしめた。 【効果】 フォーカス特性の良好なカラー受像管装置と
することができる。
上に集束する主レンズ系を有する電子銃と、その3電子
ビームを偏向する偏向装置と、この偏向装置と上記主レ
ンズ系との間に配置され、偏向磁界により生ずる偏向収
差を補償する永久磁石とを備えるカラー受像管装置にお
いて、主レンズ系を、3電子ビームが各別に通過する3
個の電子ビーム通過孔の形成された複数の電極G3,G4 G5
からなる少なくとも1つの補助レンズ部と3電子ビーム
を最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ部と
を有し、その補助レンズ部を形成する電極G4の各電子ビ
ーム通過孔28B,28G,28R の垂直方向孔径φV と水平方向
孔径φH との比φV /φH を中央の電子ビーム通過孔と
両側の電子ビーム通過孔とで異ならしめた。 【効果】 フォーカス特性の良好なカラー受像管装置と
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管装置に
係り、特にインライン型カラー受像管装置の偏向収差に
より生ずるフォーカス特性の劣化を防止するカラー受像
管装置に関する。
係り、特にインライン型カラー受像管装置の偏向収差に
より生ずるフォーカス特性の劣化を防止するカラー受像
管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管装置は、電子銃から
放出される電子ビームを偏向装置の発生する水平および
垂直偏向磁界により偏向して、蛍光体スクリーンを水平
および垂直走査することによりカラー画像を表示する構
造に形成されている。
放出される電子ビームを偏向装置の発生する水平および
垂直偏向磁界により偏向して、蛍光体スクリーンを水平
および垂直走査することによりカラー画像を表示する構
造に形成されている。
【0003】そのうち、特に電子銃を同一水平面上を通
るセンタービームおよび一対のサイドビームからなる一
列配置の3電子ビームを放出するインライン型電子銃と
し、一方、偏向装置の発生する水平および垂直偏向磁界
を図10に示すように、ピンクッション形水平偏向磁界
1Hおよびバレル形垂直偏向磁界1Vからなる非斉一磁界と
して、上記電子銃から放出される一列配置の3電子ビー
ム2B,2G,2Rを自己集中するセルフコンバーゼンス方式
インライン型カラー受像管装置が、現在のカラー受像管
装置の主流となっている。
るセンタービームおよび一対のサイドビームからなる一
列配置の3電子ビームを放出するインライン型電子銃と
し、一方、偏向装置の発生する水平および垂直偏向磁界
を図10に示すように、ピンクッション形水平偏向磁界
1Hおよびバレル形垂直偏向磁界1Vからなる非斉一磁界と
して、上記電子銃から放出される一列配置の3電子ビー
ム2B,2G,2Rを自己集中するセルフコンバーゼンス方式
インライン型カラー受像管装置が、現在のカラー受像管
装置の主流となっている。
【0004】このセルフコンバーゼンス方式インライン
型カラー受像管装置によれば、格別の補正回路を要する
ことなく蛍光体スクリーンの全面にわたり、3電子ビー
ム2B,2G,2Rを集中することができるという利点があ
る。しかしこのカラー受像管装置では、偏向磁界が非斉
一磁界であるために、偏向角の増大にともなって3電子
ビーム2B,2G,2Rの断面形状が、その偏向収差により歪
み、図11に示すように、画面中央部での各電子ビーム
のビームスポット3 を真円になるようにしても、画面周
辺部のビームスポット3 は、水平方向(X軸方向)に長
い楕円状の高輝度のコア部4 と、垂直方向(Y軸方向)
に延びる低輝度のハロー部5 とからなる形状になる。
型カラー受像管装置によれば、格別の補正回路を要する
ことなく蛍光体スクリーンの全面にわたり、3電子ビー
ム2B,2G,2Rを集中することができるという利点があ
る。しかしこのカラー受像管装置では、偏向磁界が非斉
一磁界であるために、偏向角の増大にともなって3電子
ビーム2B,2G,2Rの断面形状が、その偏向収差により歪
み、図11に示すように、画面中央部での各電子ビーム
のビームスポット3 を真円になるようにしても、画面周
辺部のビームスポット3 は、水平方向(X軸方向)に長
い楕円状の高輝度のコア部4 と、垂直方向(Y軸方向)
に延びる低輝度のハロー部5 とからなる形状になる。
【0005】このような偏向収差による画面周辺部のビ
ームスポット3 の歪みを改善するために、特開平3−6
7443号広報には、特に偏向装置と電子銃の主レンズ
部との間に、図12に示すように、偏向磁界が非斉一磁
界であるために生ずる偏向収差を補償するピンクッショ
ン形磁界を発生する永久磁石7 を配置して、画面周辺部
のビームスポットの形状を改善するカラー受像管装置が
示されている。
ームスポット3 の歪みを改善するために、特開平3−6
7443号広報には、特に偏向装置と電子銃の主レンズ
部との間に、図12に示すように、偏向磁界が非斉一磁
界であるために生ずる偏向収差を補償するピンクッショ
ン形磁界を発生する永久磁石7 を配置して、画面周辺部
のビームスポットの形状を改善するカラー受像管装置が
示されている。
【0006】このように偏向装置と電子銃の主レンズ部
との間にピンクッション形磁界を発生する永久磁石7 を
配置すると、電子銃から放出される3電子ビームは、そ
の永久磁石7 の発生する磁界の作用を受け、垂直偏向磁
界に基づく偏向収差を軽減することができる。しかしこ
の永久磁石7 の発生する磁界は、画面中央部に向かう電
子ビーム2B,2G,2Rにも及び、矢印8 方向のローレンツ
力を受ける。その結果、図13に示すように、センター
ビーム2Gは、垂直方向に長い縦長のビームスポット3Gと
なる。一方、一対のサイドビーム2B,2Rは、水平方向に
長い横長のビームスポット3B,3Rとなる。そのため、画
面中央部では、センタービームの垂直方向のビームスポ
ット3Gの径が一対のサイドビームのビームスポット3B,
3Rの径よりも大きくなる。
との間にピンクッション形磁界を発生する永久磁石7 を
配置すると、電子銃から放出される3電子ビームは、そ
の永久磁石7 の発生する磁界の作用を受け、垂直偏向磁
界に基づく偏向収差を軽減することができる。しかしこ
の永久磁石7 の発生する磁界は、画面中央部に向かう電
子ビーム2B,2G,2Rにも及び、矢印8 方向のローレンツ
力を受ける。その結果、図13に示すように、センター
ビーム2Gは、垂直方向に長い縦長のビームスポット3Gと
なる。一方、一対のサイドビーム2B,2Rは、水平方向に
長い横長のビームスポット3B,3Rとなる。そのため、画
面中央部では、センタービームの垂直方向のビームスポ
ット3Gの径が一対のサイドビームのビームスポット3B,
3Rの径よりも大きくなる。
【0007】その結果、画面にその中央部を水平方向に
横切る白色の横線が現れると、この横線の上下が緑色に
縁どられる。同様に画面の中央部を垂直方向に横切る白
色の縦線が現れると、この縦線の左右がマゼンタ色に縁
どられ、画質をいちじるしく損なうようになる。
横切る白色の横線が現れると、この横線の上下が緑色に
縁どられる。同様に画面の中央部を垂直方向に横切る白
色の縦線が現れると、この縦線の左右がマゼンタ色に縁
どられ、画質をいちじるしく損なうようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り電子銃を同一水平面上を通るセンタービームおよび一
対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放
出するインライン型電子銃とし、一方、偏向装置をピン
クッション形水平偏向磁界およびバレル形垂直偏向磁界
からなる非斉一磁界を発生する偏向装置として、電子銃
から放出される一列配置の3電子ビームを自己集中する
セルフコンバーゼンス方式インライン型カラー受像管装
置がある。しかしこのカラー受像管装置は、その非斉一
磁界のために偏向収差が生じ、画面周辺部でのビームス
ポットが歪む。
り電子銃を同一水平面上を通るセンタービームおよび一
対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放
出するインライン型電子銃とし、一方、偏向装置をピン
クッション形水平偏向磁界およびバレル形垂直偏向磁界
からなる非斉一磁界を発生する偏向装置として、電子銃
から放出される一列配置の3電子ビームを自己集中する
セルフコンバーゼンス方式インライン型カラー受像管装
置がある。しかしこのカラー受像管装置は、その非斉一
磁界のために偏向収差が生じ、画面周辺部でのビームス
ポットが歪む。
【0009】この画面周辺部でのビームスポットの形状
を改善するため、偏向装置と電子銃との間に、偏向装置
の非斉一磁界のために生ずる偏向収差を補償するピンク
ッション形磁界を発生する永久磁石を配置したカラー受
像管装置が提案されている。しかし上記ように永久磁石
を配置すると、その発生する磁界により、画面中央部に
おけるセンタービームのビームスポットは、垂直方向に
長い縦長となり、一方、一対のサイドビームのビームス
ポットは、水平方向に長い横長となる。その結果、画面
の中央部を水平方向に横切る白色の横線が現れると、こ
の横線の上下が緑色に縁どられる。同様に画面の中央部
を垂直方向に横切る白色の縦線が現れると、この縦線の
左右がマゼンタ色に縁どられ、画質をいちじるしく損な
うようになるという問題がある。
を改善するため、偏向装置と電子銃との間に、偏向装置
の非斉一磁界のために生ずる偏向収差を補償するピンク
ッション形磁界を発生する永久磁石を配置したカラー受
像管装置が提案されている。しかし上記ように永久磁石
を配置すると、その発生する磁界により、画面中央部に
おけるセンタービームのビームスポットは、垂直方向に
長い縦長となり、一方、一対のサイドビームのビームス
ポットは、水平方向に長い横長となる。その結果、画面
の中央部を水平方向に横切る白色の横線が現れると、こ
の横線の上下が緑色に縁どられる。同様に画面の中央部
を垂直方向に横切る白色の縦線が現れると、この縦線の
左右がマゼンタ色に縁どられ、画質をいちじるしく損な
うようになるという問題がある。
【0010】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、偏向装置と電子銃の補助レンズ部
と主レンズ部とからなる主レンズ系との間に偏向装置の
発生する偏向磁界のために生ずる偏向収差を補償する永
久磁石が配置されるカラー受像管装置において、画面中
央部における3電子ビームのビームスポットの形状を改
善して、画面全域にわたり良好なフォーカス特性が得ら
れるカラー受像管装置を構成することを目的とする。
なされたものであり、偏向装置と電子銃の補助レンズ部
と主レンズ部とからなる主レンズ系との間に偏向装置の
発生する偏向磁界のために生ずる偏向収差を補償する永
久磁石が配置されるカラー受像管装置において、画面中
央部における3電子ビームのビームスポットの形状を改
善して、画面全域にわたり良好なフォーカス特性が得ら
れるカラー受像管装置を構成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】同一平面上を通るセンタ
ービームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の
3電子ビームを発生する電子ビーム発生部およびその3
電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ系
を有する電子銃と、この電子銃から蛍光体スクリーンに
向かって放出される3電子ビームを水平および垂直方向
に偏向する水平および垂直偏向磁界を発生する偏向装置
と、この偏向装置と主レンズ系との間に配置され、偏向
磁界により生ずる偏向収差を補償する永久磁石とを備え
るカラー受像管装置において、主レンズ系を、3電子ビ
ームが各別に通過する一列配置の3個の電子ビーム通過
孔の形成された複数の電極からなる少なくとも1つの補
助レンズ部と3電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン
上に集束する主レンズ部とを有し、少なくとも1つの補
助レンズ部を形成する複数の電極の各電子ビーム通過孔
の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φ
H を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通過
孔と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通
過孔とで異ならしめた。
ービームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の
3電子ビームを発生する電子ビーム発生部およびその3
電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束する主レンズ系
を有する電子銃と、この電子銃から蛍光体スクリーンに
向かって放出される3電子ビームを水平および垂直方向
に偏向する水平および垂直偏向磁界を発生する偏向装置
と、この偏向装置と主レンズ系との間に配置され、偏向
磁界により生ずる偏向収差を補償する永久磁石とを備え
るカラー受像管装置において、主レンズ系を、3電子ビ
ームが各別に通過する一列配置の3個の電子ビーム通過
孔の形成された複数の電極からなる少なくとも1つの補
助レンズ部と3電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン
上に集束する主レンズ部とを有し、少なくとも1つの補
助レンズ部を形成する複数の電極の各電子ビーム通過孔
の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φ
H を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通過
孔と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通
過孔とで異ならしめた。
【0012】また、少なくとも1つの補助レンズ部を、
3電子ビームに対して集束作用を与える3個の電極によ
り形成し、その3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直
方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φH を、
センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔より
も一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔の方を大きくした。
3電子ビームに対して集束作用を与える3個の電極によ
り形成し、その3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直
方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φH を、
センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔より
も一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔の方を大きくした。
【0013】また、少なくとも1つの補助レンズ部を、
3電子ビームに対して発散作用を与える3個の電極によ
り形成し、その3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直
方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φH を、
センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔より
も一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔の方を小さくした。
3電子ビームに対して発散作用を与える3個の電極によ
り形成し、その3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直
方向孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φH を、
センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔より
も一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔の方を小さくした。
【0014】
【作用】上記のように、電子銃の主レンズ系の少なくと
も1つの補助レンズ部を形成する複数の電極の各電子ビ
ーム通過孔の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH との
比φV /φH を、センタービームの通過する中央の電子
ビーム通過孔と一対のサイドビームの通過する両側の電
子ビーム通過孔とで異ならしめ、より具体的には、その
補助レンズ部が3電子ビームに対して集束作用を与える
3個の電極により形成される場合は、垂直方向孔径φV
と水平方向孔径φH との比φV /φH を、センタービー
ムの通過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイ
ドビームの通過する両側の電子ビーム通過孔の方を大き
く、また3電子ビームに対して発散作用を与える3個の
電極により形成される場合は、垂直方向孔径φV と水平
方向孔径φH との比φV /φH を、センタービームの通
過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイドビー
ムの通過する両側の電子ビーム通過孔の方を小さくする
と、補助レンズ部のセンタービームに対するレンズ作用
と一対のサイドビームに対するレンズ作用の相違によ
り、偏向装置と主レンズ系との間に配置される永久磁石
の発生する磁界により生ずる画面中央部での3電子ビー
ムのビームスポットの形状を補正して、ほぼ真円とする
ことができ、画面中央部におけるフォーカス特性を改善
することができる。
も1つの補助レンズ部を形成する複数の電極の各電子ビ
ーム通過孔の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH との
比φV /φH を、センタービームの通過する中央の電子
ビーム通過孔と一対のサイドビームの通過する両側の電
子ビーム通過孔とで異ならしめ、より具体的には、その
補助レンズ部が3電子ビームに対して集束作用を与える
3個の電極により形成される場合は、垂直方向孔径φV
と水平方向孔径φH との比φV /φH を、センタービー
ムの通過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイ
ドビームの通過する両側の電子ビーム通過孔の方を大き
く、また3電子ビームに対して発散作用を与える3個の
電極により形成される場合は、垂直方向孔径φV と水平
方向孔径φH との比φV /φH を、センタービームの通
過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイドビー
ムの通過する両側の電子ビーム通過孔の方を小さくする
と、補助レンズ部のセンタービームに対するレンズ作用
と一対のサイドビームに対するレンズ作用の相違によ
り、偏向装置と主レンズ系との間に配置される永久磁石
の発生する磁界により生ずる画面中央部での3電子ビー
ムのビームスポットの形状を補正して、ほぼ真円とする
ことができ、画面中央部におけるフォーカス特性を改善
することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0016】図3にその一実施例であるカラー受像管装
置を示す。このカラー受像管装置は、パネル10およびこ
のパネル10に一体に接合された漏斗状のファンネル11か
らなる外囲器を有し、そのパネル10の内面に、青、緑、
赤に発光するストライプ状の3色蛍光体層からなる蛍光
体スクリーン12が形成され、この蛍光体スクリーン12に
対向して、その内側に多数の電子ビーム通過孔の形成さ
れたシャドウマスク13が配置されている。一方、ファン
ネル11のネック14内に、同一水平面上を通るセンタービ
ーム2Gおよび一対のサイドビーム2B,2Rからなる一列配
置の3電子ビーム2B,2G,2Rを放出する後述するインラ
イン型電子銃15が配設されている。またファンネル11の
径大部16内面からネック14の隣接部内面にかけて、内面
導電膜17が塗布形成され、その径大部16に設けられた陽
極端子18に接続されている。さらにファンネル11の径大
部16とネック14との境界部の外側に偏向装置19が装着さ
れている。
置を示す。このカラー受像管装置は、パネル10およびこ
のパネル10に一体に接合された漏斗状のファンネル11か
らなる外囲器を有し、そのパネル10の内面に、青、緑、
赤に発光するストライプ状の3色蛍光体層からなる蛍光
体スクリーン12が形成され、この蛍光体スクリーン12に
対向して、その内側に多数の電子ビーム通過孔の形成さ
れたシャドウマスク13が配置されている。一方、ファン
ネル11のネック14内に、同一水平面上を通るセンタービ
ーム2Gおよび一対のサイドビーム2B,2Rからなる一列配
置の3電子ビーム2B,2G,2Rを放出する後述するインラ
イン型電子銃15が配設されている。またファンネル11の
径大部16内面からネック14の隣接部内面にかけて、内面
導電膜17が塗布形成され、その径大部16に設けられた陽
極端子18に接続されている。さらにファンネル11の径大
部16とネック14との境界部の外側に偏向装置19が装着さ
れている。
【0017】この偏向装置19は、たとえばサドル形に巻
回されて、モールド20の内側に上下対称に配置された一
対の水平偏向コイル21H と、コア22に巻回されて、モー
ルド20の外側に上下対称に配置された一対の垂直偏向コ
イル21V とからなる。その一対の水平偏向コイル21H
は、上記電子銃15から放出される3電子ビーム2B,2G,
2Rを水平方向に偏向するピンクッション形水平偏向磁界
を、また一対の垂直偏向コイル21V は、上記3電子ビー
ム2B,2G,2Rを垂直方向に偏向するバレル形垂直偏向磁
界を発生するものとなっている。
回されて、モールド20の内側に上下対称に配置された一
対の水平偏向コイル21H と、コア22に巻回されて、モー
ルド20の外側に上下対称に配置された一対の垂直偏向コ
イル21V とからなる。その一対の水平偏向コイル21H
は、上記電子銃15から放出される3電子ビーム2B,2G,
2Rを水平方向に偏向するピンクッション形水平偏向磁界
を、また一対の垂直偏向コイル21V は、上記3電子ビー
ム2B,2G,2Rを垂直方向に偏向するバレル形垂直偏向磁
界を発生するものとなっている。
【0018】そしてこの偏向装置17の後端部(電子銃側
端部)に、図3に示すように、水平あよび垂直方向で異
なる偏向装置19の非斉一磁界のために生ずる偏向収差に
よるビームスポットの歪み形状を補正する上下、左右各
一対の永久磁石23a ,23b が、極性逆にして、上下、左
右対称に配置されている。
端部)に、図3に示すように、水平あよび垂直方向で異
なる偏向装置19の非斉一磁界のために生ずる偏向収差に
よるビームスポットの歪み形状を補正する上下、左右各
一対の永久磁石23a ,23b が、極性逆にして、上下、左
右対称に配置されている。
【0019】上記電子銃15は、図1(a)に示すよう
に、ネック14の端部を封止するステム24側に水平方向に
一列に配置された3個のカソードKB,KG,KR(KGのみ図
示)と、このカソードKB,KG,KRを各別に加熱する3個
のヒータH と、上記カソードKB,KG,KRから順次離間し
て蛍光体スクリーン方向に配置された一体構造の第1乃
至第6グリッドG1〜G6と、その第6グリッドG6の蛍光体
スクリーン側に取付けられたコンバーゼンス・カップC
とを有し、そのカソードKB,KG,KR、ヒータH および第
1乃至第6グリッドG1〜G6が一対の絶縁支持体25により
一体に固定された構造に組立てられている。
に、ネック14の端部を封止するステム24側に水平方向に
一列に配置された3個のカソードKB,KG,KR(KGのみ図
示)と、このカソードKB,KG,KRを各別に加熱する3個
のヒータH と、上記カソードKB,KG,KRから順次離間し
て蛍光体スクリーン方向に配置された一体構造の第1乃
至第6グリッドG1〜G6と、その第6グリッドG6の蛍光体
スクリーン側に取付けられたコンバーゼンス・カップC
とを有し、そのカソードKB,KG,KR、ヒータH および第
1乃至第6グリッドG1〜G6が一対の絶縁支持体25により
一体に固定された構造に組立てられている。
【0020】その第1および第2グリッドG1,G2は、平
板状の電極からなり、その板面に3個のカソードKB,K
G,KRに対応して、比較的小さな3個の円形電子ビーム
通過孔が一列配置に形成されている。第3グリッドG3
は、2個のカップ電極の開口端を突合わせた筒状電極か
らなり、その第2グリッドG2側の面には、第2グリッド
G2の電子ビーム通過孔よりもやや大きな3個の円形電子
ビーム通過孔が、また第4グリッドG4側の面には、上記
第2グリッドG2側の面の電子ビーム通過孔よりも大きな
3個の円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,
KRに対応して一列配置に形成されている。
板状の電極からなり、その板面に3個のカソードKB,K
G,KRに対応して、比較的小さな3個の円形電子ビーム
通過孔が一列配置に形成されている。第3グリッドG3
は、2個のカップ電極の開口端を突合わせた筒状電極か
らなり、その第2グリッドG2側の面には、第2グリッド
G2の電子ビーム通過孔よりもやや大きな3個の円形電子
ビーム通過孔が、また第4グリッドG4側の面には、上記
第2グリッドG2側の面の電子ビーム通過孔よりも大きな
3個の円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,
KRに対応して一列配置に形成されている。
【0021】第4グリッドG4も2個のカップ電極の開口
端を突合わせた筒状電極からなり、その第3グリッドG3
側の面および第5グリッドG5側の面には、図1(b)に
示すように、中央の電子ビーム通過孔28G については横
長、両側の電子ビーム通過孔28B ,28R については縦長
の楕円形状の3個の電子ビーム通過孔28B ,28G ,28R
が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成
されている。すなわち、第4グリッドG4の3個の電子ビ
ーム通過孔28B ,28G ,28R は、中央の電子ビーム通過
孔28G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔径φHcとの
比φVc/φHcが両側の電子ビーム通過孔28B ,28R の垂
直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsとの比φVs/φ
Hsよりも小さく、 (φVc/φHc)<(φVs/φHs) となっている。
端を突合わせた筒状電極からなり、その第3グリッドG3
側の面および第5グリッドG5側の面には、図1(b)に
示すように、中央の電子ビーム通過孔28G については横
長、両側の電子ビーム通過孔28B ,28R については縦長
の楕円形状の3個の電子ビーム通過孔28B ,28G ,28R
が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成
されている。すなわち、第4グリッドG4の3個の電子ビ
ーム通過孔28B ,28G ,28R は、中央の電子ビーム通過
孔28G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔径φHcとの
比φVc/φHcが両側の電子ビーム通過孔28B ,28R の垂
直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsとの比φVs/φ
Hsよりも小さく、 (φVc/φHc)<(φVs/φHs) となっている。
【0022】また第5グリッドG5は、2個のカップ電極
の開口端を突合わせた一対の筒状電極からなり、その第
4グリッドG4側の面には、第3グリッドG3の第4グリッ
ドG4側の面の電子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさの円形
電子ビーム通過孔が、また第6グリッドG6側の面には、
それよりもやや大きな3個の円形電子ビーム通過孔が3
個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成され
ている。第6グリッドG6は、2個のカップ電極の開口端
を突合わせた筒状電極からなり、その第5グリッドG5側
およびコンバーゼンス・カップC 側の面には、それぞれ
第5グリッドG5の第6グリッドG6側の面の電子ビーム通
過孔と同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。またコンバーゼンス・カップC の底部には、第6
グリッドG6の電子ビーム通過孔よりも小さい3個の円形
電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに対応し
て一列配置に形成されている。
の開口端を突合わせた一対の筒状電極からなり、その第
4グリッドG4側の面には、第3グリッドG3の第4グリッ
ドG4側の面の電子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさの円形
電子ビーム通過孔が、また第6グリッドG6側の面には、
それよりもやや大きな3個の円形電子ビーム通過孔が3
個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成され
ている。第6グリッドG6は、2個のカップ電極の開口端
を突合わせた筒状電極からなり、その第5グリッドG5側
およびコンバーゼンス・カップC 側の面には、それぞれ
第5グリッドG5の第6グリッドG6側の面の電子ビーム通
過孔と同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。またコンバーゼンス・カップC の底部には、第6
グリッドG6の電子ビーム通過孔よりも小さい3個の円形
電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに対応し
て一列配置に形成されている。
【0023】この電子銃15は、第6グリッドG6について
は、ファンネルの径大部に設けられた陽極端子から、そ
の径大部内面からネックの隣接部内面にかけて塗布形成
された内面導電膜17、コンバーゼンス・カップC に取付
けられて内面導電膜17に圧接する複数個のバルブスペー
サ29およびコンバーゼンス・カップC を介して、約30
kVの陽極高電圧が印加され、第6グリッドG6以外のカソ
ードK 、ヒータH および第1乃至第5グリッドG1〜G5に
ついては、ステム24を気密に貫通する複数本のステムピ
ン30を介して、それぞれ所定の電圧が印加される。その
電圧として、たとえばカソードKB,KG,KRに190Vの
直流電圧に映像信号を重畳した電圧が印加され、第1グ
リッドG1は接地され、第2グリッドG2と第4グリッドG4
とは管内で接続され、800Vの電圧が、第3グリッド
G3と第5グリッドG5とは管内で接続され、8kVの電圧が
印加される。
は、ファンネルの径大部に設けられた陽極端子から、そ
の径大部内面からネックの隣接部内面にかけて塗布形成
された内面導電膜17、コンバーゼンス・カップC に取付
けられて内面導電膜17に圧接する複数個のバルブスペー
サ29およびコンバーゼンス・カップC を介して、約30
kVの陽極高電圧が印加され、第6グリッドG6以外のカソ
ードK 、ヒータH および第1乃至第5グリッドG1〜G5に
ついては、ステム24を気密に貫通する複数本のステムピ
ン30を介して、それぞれ所定の電圧が印加される。その
電圧として、たとえばカソードKB,KG,KRに190Vの
直流電圧に映像信号を重畳した電圧が印加され、第1グ
リッドG1は接地され、第2グリッドG2と第4グリッドG4
とは管内で接続され、800Vの電圧が、第3グリッド
G3と第5グリッドG5とは管内で接続され、8kVの電圧が
印加される。
【0024】上記電圧の印加により、カソードKB,KG,
KRおよび第1、第2グリッドG1,G2により、各カソード
KB,KG,KRからの電子ビームの放出を制御し、かつ放出
された電子ビームを加速する電子ビーム発生部が形成さ
れ、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより、プリフ
ォーカスレンズが形成される。また第3、第4、第5グ
リッドG3,G4,G5により、ユニポテンシャル型の補助レ
ンズ部が形成され、第5グリッドG5と第6グリッドG6と
により、バイポテンシャル型の主レンズ部が形成され
る。すなわち、第3乃至第6グリッドG3〜G6により形成
される補助レンズ部と、第5および第6グリッドG5,G6
により形成される主レンズ部とにより主レンズ系が形成
される。
KRおよび第1、第2グリッドG1,G2により、各カソード
KB,KG,KRからの電子ビームの放出を制御し、かつ放出
された電子ビームを加速する電子ビーム発生部が形成さ
れ、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより、プリフ
ォーカスレンズが形成される。また第3、第4、第5グ
リッドG3,G4,G5により、ユニポテンシャル型の補助レ
ンズ部が形成され、第5グリッドG5と第6グリッドG6と
により、バイポテンシャル型の主レンズ部が形成され
る。すなわち、第3乃至第6グリッドG3〜G6により形成
される補助レンズ部と、第5および第6グリッドG5,G6
により形成される主レンズ部とにより主レンズ系が形成
される。
【0025】このような電子レンズの形成により、電子
ビーム発生部から全体として発散しながら放出される電
子ビームは、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより
形成されるプリフォーカスレンズにより予備集束され、
第3、第4、第5グリッドG3,G4,G5により形成される
補助レンズ部によりやや集束され、第5グリッドG5と第
6グリッドG6とにより形成される主レンズ部により最終
的に蛍光体スクリーン上に集束される。
ビーム発生部から全体として発散しながら放出される電
子ビームは、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより
形成されるプリフォーカスレンズにより予備集束され、
第3、第4、第5グリッドG3,G4,G5により形成される
補助レンズ部によりやや集束され、第5グリッドG5と第
6グリッドG6とにより形成される主レンズ部により最終
的に蛍光体スクリーン上に集束される。
【0026】この場合、上記補助レンズ部は、これを構
成する第4グリッドG4のセンタービームの通過する中央
の電子ビーム通過孔28G が横長の楕円形状であるため、
図4(a)に示すように、垂直方向の電界分布31V の方
が水平方向の電界分布31H よりも曲率が大きく、センタ
ービームを相対的に水平方向よりも垂直方向に強く集束
し、図5に示すように、画面上のビームスポット3Gを横
長形状にする作用を及ぼす。一方、両側の電子ビーム通
過孔28B ,28R を通る一対のサイドビームに対しては、
その電子ビーム通過孔28B ,28R が縦長の楕円形状であ
るため、図4(b)に示すように、垂直方向の電界分布
31V よりも水平方向の電界分布31H の方が曲率が大き
く、サイドビームを相対的に垂直方向よりも水平方向に
強く集束し、図5に示すように、画面上のビームスポッ
ト3B,3Rを縦長形状にする作用を及ぼす。
成する第4グリッドG4のセンタービームの通過する中央
の電子ビーム通過孔28G が横長の楕円形状であるため、
図4(a)に示すように、垂直方向の電界分布31V の方
が水平方向の電界分布31H よりも曲率が大きく、センタ
ービームを相対的に水平方向よりも垂直方向に強く集束
し、図5に示すように、画面上のビームスポット3Gを横
長形状にする作用を及ぼす。一方、両側の電子ビーム通
過孔28B ,28R を通る一対のサイドビームに対しては、
その電子ビーム通過孔28B ,28R が縦長の楕円形状であ
るため、図4(b)に示すように、垂直方向の電界分布
31V よりも水平方向の電界分布31H の方が曲率が大き
く、サイドビームを相対的に垂直方向よりも水平方向に
強く集束し、図5に示すように、画面上のビームスポッ
ト3B,3Rを縦長形状にする作用を及ぼす。
【0027】これに対して、偏向装置17の後端部に配置
された永久磁石23a ,23b は、前述したように(図13
参照)、センタービームに対してはこれを縦長形状に、
一対のサイドビームに対してはこれを横長形状にする作
用を及ぼす。
された永久磁石23a ,23b は、前述したように(図13
参照)、センタービームに対してはこれを縦長形状に、
一対のサイドビームに対してはこれを横長形状にする作
用を及ぼす。
【0028】したがって偏向装置19の後端部に配置さ
れ、偏向収差によるビームスポットの歪み形状を補正す
る永久磁石23a ,23b に対応して、電子銃15の補助レン
ズ部を形成する第4グリッドの電子ビーム通過孔28B ,
28G ,28R を、センタービームの通過する中央の電子ビ
ーム通過孔28G と一対のサイドビームの通過する両側の
電子ビーム通過孔28B ,28R とで異ならしめ、中央の電
子ビーム通過孔28G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の
孔径φHcとの比φVc/φHcを両側の電子ビーム通過孔28
B ,28R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsと
の比φVs/φHsよりも小さく、 (φVc/φHc)<(φVs/φHs) とすると、センタービームについては、永久磁石23a ,
23b の発生する磁界により生ずる垂直方向の集束不足
を、中央の電子ビーム通過孔28G の垂直方向に強い集束
作用で補い、図6に示すように、画面中央部上のビーム
スポット3Gをほぼ真円とすることができる。同様に一対
のサイドビームについては、永久磁石23a ,23b の発生
する磁界により生ずる水平方向の集束不足を、両側の電
子ビーム通過孔28B ,28R の水平方向に強い集束作用で
補い、画面中央部上のビームスポット3B,3Rをほぼ真円
とすることができる。
れ、偏向収差によるビームスポットの歪み形状を補正す
る永久磁石23a ,23b に対応して、電子銃15の補助レン
ズ部を形成する第4グリッドの電子ビーム通過孔28B ,
28G ,28R を、センタービームの通過する中央の電子ビ
ーム通過孔28G と一対のサイドビームの通過する両側の
電子ビーム通過孔28B ,28R とで異ならしめ、中央の電
子ビーム通過孔28G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の
孔径φHcとの比φVc/φHcを両側の電子ビーム通過孔28
B ,28R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsと
の比φVs/φHsよりも小さく、 (φVc/φHc)<(φVs/φHs) とすると、センタービームについては、永久磁石23a ,
23b の発生する磁界により生ずる垂直方向の集束不足
を、中央の電子ビーム通過孔28G の垂直方向に強い集束
作用で補い、図6に示すように、画面中央部上のビーム
スポット3Gをほぼ真円とすることができる。同様に一対
のサイドビームについては、永久磁石23a ,23b の発生
する磁界により生ずる水平方向の集束不足を、両側の電
子ビーム通過孔28B ,28R の水平方向に強い集束作用で
補い、画面中央部上のビームスポット3B,3Rをほぼ真円
とすることができる。
【0029】したがって上記のようにカラー受像管装置
を構成することにより、従来偏向装置の偏向収差による
ビームスポットの歪み形状を補正するために配置される
永久磁石23a ,23b の発生する磁界により生ずる画面中
央部のフォーカス特性の劣化を改善して、画面全域にわ
たり、フォーカス特性の良好なカラー受像管装置とする
ことができる。
を構成することにより、従来偏向装置の偏向収差による
ビームスポットの歪み形状を補正するために配置される
永久磁石23a ,23b の発生する磁界により生ずる画面中
央部のフォーカス特性の劣化を改善して、画面全域にわ
たり、フォーカス特性の良好なカラー受像管装置とする
ことができる。
【0030】つぎに、他の実施例について説明する。
【0031】前記実施例では、電子銃の補助レンズ部を
形成する第4グリッドの中央の電子ビーム通過孔を横
長、両側の電子ビーム通過孔を縦長の楕円形状として、
永久磁石の発生する磁界により生ずる画面中央部でのフ
ォーカス特性の劣化を改善するようにしたが、この画面
中央部でのフォーカス特性の劣化を改善する電極の電子
ビーム通過孔の形状は、上記形状に限定されるものでは
なく、要するに中央の電子ビーム通過孔の垂直および水
平方向の孔径の比φVc/φHcと両側の電子ビーム通過孔
の垂直および水平方向の孔径の比φVs/φHsとを異なら
しめることにより得られる。
形成する第4グリッドの中央の電子ビーム通過孔を横
長、両側の電子ビーム通過孔を縦長の楕円形状として、
永久磁石の発生する磁界により生ずる画面中央部でのフ
ォーカス特性の劣化を改善するようにしたが、この画面
中央部でのフォーカス特性の劣化を改善する電極の電子
ビーム通過孔の形状は、上記形状に限定されるものでは
なく、要するに中央の電子ビーム通過孔の垂直および水
平方向の孔径の比φVc/φHcと両側の電子ビーム通過孔
の垂直および水平方向の孔径の比φVs/φHsとを異なら
しめることにより得られる。
【0032】図7はその電子銃の一例である。この電子
銃15は、水平方向に一列に配置された3個のカソードK
B,KG,KRと、このカソードKB,KG,KRを各別に加熱す
る3個のヒータH と、上記カソードKB,KG,KRから順次
離間して蛍光体スクリーン方向に配置された一体構造の
第1グリッドG1、第2グリッドG2、第3グリッドG3、第
4グリッドG4、第5−1グリッドG51 、第5−2グリッ
ドG52 、第5−3グリッドG53 、第1中間グリッドGm1
、第2中間グリッドGm2 、第6グリッドG6と、その第
6グリッドG6の蛍光体スクリーン側に取付けられたコン
バーゼンス・カップC とを有し、そのカソードKB,KG,
KR、ヒータH および第1乃至第6グリッドG1〜G6が一対
の絶縁支持体(図示せず)により一体に固定された構造
に組立てられている。
銃15は、水平方向に一列に配置された3個のカソードK
B,KG,KRと、このカソードKB,KG,KRを各別に加熱す
る3個のヒータH と、上記カソードKB,KG,KRから順次
離間して蛍光体スクリーン方向に配置された一体構造の
第1グリッドG1、第2グリッドG2、第3グリッドG3、第
4グリッドG4、第5−1グリッドG51 、第5−2グリッ
ドG52 、第5−3グリッドG53 、第1中間グリッドGm1
、第2中間グリッドGm2 、第6グリッドG6と、その第
6グリッドG6の蛍光体スクリーン側に取付けられたコン
バーゼンス・カップC とを有し、そのカソードKB,KG,
KR、ヒータH および第1乃至第6グリッドG1〜G6が一対
の絶縁支持体(図示せず)により一体に固定された構造
に組立てられている。
【0033】そしてこの電子銃15に接近して抵抗器32が
配置されている。この抵抗器32は、一端部の端子33a が
第6グリッドG6に接続され、他端の端子33b が接地さ
れ、2つの中間端子33c ,33d のうち、一方の中間端子
33c が第5−2グリッドG52 を介してド第1中間グリッ
ドGm1 G6に接続され、他方の中間端子33d が第2中間グ
リッドGm2 に接続されている。
配置されている。この抵抗器32は、一端部の端子33a が
第6グリッドG6に接続され、他端の端子33b が接地さ
れ、2つの中間端子33c ,33d のうち、一方の中間端子
33c が第5−2グリッドG52 を介してド第1中間グリッ
ドGm1 G6に接続され、他方の中間端子33d が第2中間グ
リッドGm2 に接続されている。
【0034】上記電子銃15の第1および第2グリッドG
1,G2は、比較的板厚の薄い平板状の電極からなり、そ
の板面に3個のカソードKB,KG,KRに対応して、比較的
小さな3個の円形電子ビーム通過孔が一列配置に形成さ
れている。第3グリッドG3は、2個のカップ電極の開口
端を突合わせた筒状電極からなり、その第2グリッドG2
側の面には、第2グリッドG2の電子ビーム通過孔よりも
やや大きな3個の円形電子ビーム通過孔が、また第4グ
リッドG4側の面には、上記第2グリッドG2側の面の電子
ビーム通過孔よりも大きな3個の円形電子ビーム通過孔
が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成
されている。第4グリッドG4は、2個のカップ電極の開
口端を突合わせた筒状電極からなり、その第3グリッド
G3側の面および第5−1グリッドG51 側の面には、第3
グリッドG3の第4グリッドG4側の面の電子ビーム通過孔
とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。第5−1グリッドG51も2個のカップ電極の開口
端を突合わせた筒状電極からなり、その第4グリッドG4
側の面および第5−2グリッドG52 側の面には、第4グ
リッドG4の第5−1グリッドG51 側の面の電子ビーム通
過孔とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が
3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成さ
れている。
1,G2は、比較的板厚の薄い平板状の電極からなり、そ
の板面に3個のカソードKB,KG,KRに対応して、比較的
小さな3個の円形電子ビーム通過孔が一列配置に形成さ
れている。第3グリッドG3は、2個のカップ電極の開口
端を突合わせた筒状電極からなり、その第2グリッドG2
側の面には、第2グリッドG2の電子ビーム通過孔よりも
やや大きな3個の円形電子ビーム通過孔が、また第4グ
リッドG4側の面には、上記第2グリッドG2側の面の電子
ビーム通過孔よりも大きな3個の円形電子ビーム通過孔
が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成
されている。第4グリッドG4は、2個のカップ電極の開
口端を突合わせた筒状電極からなり、その第3グリッド
G3側の面および第5−1グリッドG51 側の面には、第3
グリッドG3の第4グリッドG4側の面の電子ビーム通過孔
とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。第5−1グリッドG51も2個のカップ電極の開口
端を突合わせた筒状電極からなり、その第4グリッドG4
側の面および第5−2グリッドG52 側の面には、第4グ
リッドG4の第5−1グリッドG51 側の面の電子ビーム通
過孔とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が
3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成さ
れている。
【0035】第5−2グリッドG52 は、2個のカップ電
極の開口端を突合わせた筒状電極からなり、その第5−
1グリッドG51 側の面および第5−3グリッドG53 側の
面には、図8に示すように、中央の電子ビーム通過孔35
G については縦長、両側の電子ビーム通過孔35B ,35R
については横長の楕円形状の3個の電子ビーム通過孔35
B ,35G ,35R が3個のカソードに対応して一列配置に
形成されている。すなわち、第5−2グリッドG52 の3
個の電子ビーム通過孔35B ,35G ,35R は、中央の電子
ビーム通過孔35G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔
径φHcとの比φVc/φHcが両側の電子ビーム通過孔35B
,35R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsと
の比φVs/φHsよりも大きく、 (φVc/φHc)>(φVs/φHs) となっている。
極の開口端を突合わせた筒状電極からなり、その第5−
1グリッドG51 側の面および第5−3グリッドG53 側の
面には、図8に示すように、中央の電子ビーム通過孔35
G については縦長、両側の電子ビーム通過孔35B ,35R
については横長の楕円形状の3個の電子ビーム通過孔35
B ,35G ,35R が3個のカソードに対応して一列配置に
形成されている。すなわち、第5−2グリッドG52 の3
個の電子ビーム通過孔35B ,35G ,35R は、中央の電子
ビーム通過孔35G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔
径φHcとの比φVc/φHcが両側の電子ビーム通過孔35B
,35R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsと
の比φVs/φHsよりも大きく、 (φVc/φHc)>(φVs/φHs) となっている。
【0036】また第5−3グリッドG53 は、2個のカッ
プ電極の開口端を突合わせた一対の筒状電極からなり、
その第5−2グリッドG52 側の面および第1中間グリッ
ドGm1 側の面には、第5−1グリッドG51 の第5−2グ
リッドG52 側の面の電子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさ
の円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに
対応して一列配置に形成されている。第1および第2中
間グリッドGm1 ,Gm2は、それぞれ比較的板厚の厚い平
板状の電極からなり、これら第1および第2中間グリッ
ドGm1 ,Gm2 には、第5−3グリッドG53 の電子ビーム
通過孔とほぼ同じ大きさの円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。第6グリッドG6は、2個のカップ電極の開口端を
突合わせた筒状電極からなり、その第2中間グリッドGm
2 側およびコンバーゼンス・カップC 側の面には、それ
ぞれ第2中間グリッドGm2 の電子ビーム通過孔とほぼ同
じ大きさの円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,
KG,KRに対応して一列配置に形成されている。またコン
バーゼンス・カップC の底部には、第6グリッドG6の電
子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビー
ム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配
置に形成されている。
プ電極の開口端を突合わせた一対の筒状電極からなり、
その第5−2グリッドG52 側の面および第1中間グリッ
ドGm1 側の面には、第5−1グリッドG51 の第5−2グ
リッドG52 側の面の電子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさ
の円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに
対応して一列配置に形成されている。第1および第2中
間グリッドGm1 ,Gm2は、それぞれ比較的板厚の厚い平
板状の電極からなり、これら第1および第2中間グリッ
ドGm1 ,Gm2 には、第5−3グリッドG53 の電子ビーム
通過孔とほぼ同じ大きさの円形電子ビーム通過孔が3個
のカソードKB,KG,KRに対応して一列配置に形成されて
いる。第6グリッドG6は、2個のカップ電極の開口端を
突合わせた筒状電極からなり、その第2中間グリッドGm
2 側およびコンバーゼンス・カップC 側の面には、それ
ぞれ第2中間グリッドGm2 の電子ビーム通過孔とほぼ同
じ大きさの円形電子ビーム通過孔が3個のカソードKB,
KG,KRに対応して一列配置に形成されている。またコン
バーゼンス・カップC の底部には、第6グリッドG6の電
子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさの3個の円形電子ビー
ム通過孔が3個のカソードKB,KG,KRに対応して一列配
置に形成されている。
【0037】この電子銃15でも、第6グリッドG6には、
ファンネルの径大部に設けられた陽極端子から、その径
大部内面からネックの隣接部内面にかけて塗布形成され
た内面導電膜、コンバーゼンス・カップC に取付けられ
てその内面導電膜に圧接する複数個のバルブスペーサお
よびこのコンバーゼンス・カップC を介して約30kVの
陽極高電圧が印加される。また第5−1グリッドG51 お
よび第1中間グリッドGm1 には、抵抗器32によりその一
端部に第6グリッドG6を介して印加される上記陽極高電
圧を分圧して、上記陽極高電圧の約40%の電圧が、同
じく第2中間グリッドGm2 には、上記陽極高電圧の約6
5%の電圧が印加される。これら第6グリッドG6、第5
−1グリッドG51 、第1中間グリッドGm1 および第2中
間グリッドGm2 以外のカソードKB,KG,KR、ヒータH 、
第1、第2、第3、第4、第5−2、第5−3グリッド
G1,G2,G3,G4,G52 ,G53 には、ステムを気密に貫通
する複数本のステムピンを介して、それぞれ所定の電圧
が印加される。その電圧として、カソードKB,KG,KRに
は150Vの直流電圧に映像信号を重畳した電圧が、第
1グリッドG1は接地され、第2グリッドG2と第4グリッ
ドG4とは管内で接続され、約800Vの電圧が、第3グ
リッドG3と第5−1グリッドG51 と第5−3グリッドG5
3 とは管内で接続され、約7kVの電圧が印加される。
ファンネルの径大部に設けられた陽極端子から、その径
大部内面からネックの隣接部内面にかけて塗布形成され
た内面導電膜、コンバーゼンス・カップC に取付けられ
てその内面導電膜に圧接する複数個のバルブスペーサお
よびこのコンバーゼンス・カップC を介して約30kVの
陽極高電圧が印加される。また第5−1グリッドG51 お
よび第1中間グリッドGm1 には、抵抗器32によりその一
端部に第6グリッドG6を介して印加される上記陽極高電
圧を分圧して、上記陽極高電圧の約40%の電圧が、同
じく第2中間グリッドGm2 には、上記陽極高電圧の約6
5%の電圧が印加される。これら第6グリッドG6、第5
−1グリッドG51 、第1中間グリッドGm1 および第2中
間グリッドGm2 以外のカソードKB,KG,KR、ヒータH 、
第1、第2、第3、第4、第5−2、第5−3グリッド
G1,G2,G3,G4,G52 ,G53 には、ステムを気密に貫通
する複数本のステムピンを介して、それぞれ所定の電圧
が印加される。その電圧として、カソードKB,KG,KRに
は150Vの直流電圧に映像信号を重畳した電圧が、第
1グリッドG1は接地され、第2グリッドG2と第4グリッ
ドG4とは管内で接続され、約800Vの電圧が、第3グ
リッドG3と第5−1グリッドG51 と第5−3グリッドG5
3 とは管内で接続され、約7kVの電圧が印加される。
【0038】それにより、カソードKB,KG,KRおよび第
1、第2グリッドG1,G2により電子ビーム発生部が形成
され、第2グリッドG2と第3グリッドG3とによりプリフ
ォーカスレンズが形成される。また第3、第4、第5−
1グリッドG3,G4,G51 により第1の補助レンズ部が形
成され、第5−1、第5−2、第5−3グリッドG51,G
52 ,G53 により第2の補助レンズ部が形成され、第5
−3グリッドG53 、第1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2
および第6グリッドG6により拡張電界レンズからなる主
レンズ部が形成される。すなわち、この例の電子銃15で
は、第3、第4、第5−1グリッドG3,G4,G51 により
形成される第1の補助レンズ部、第5−1、第5−2、
第5−3グリッドG51 ,G52 ,G53 により形成される第
2の補助レンズ部、および第5−3グリッドG53 、第
1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2 、第6グリッドG6によ
り形成される主レンズ部により主レンズ系が形成され
る。
1、第2グリッドG1,G2により電子ビーム発生部が形成
され、第2グリッドG2と第3グリッドG3とによりプリフ
ォーカスレンズが形成される。また第3、第4、第5−
1グリッドG3,G4,G51 により第1の補助レンズ部が形
成され、第5−1、第5−2、第5−3グリッドG51,G
52 ,G53 により第2の補助レンズ部が形成され、第5
−3グリッドG53 、第1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2
および第6グリッドG6により拡張電界レンズからなる主
レンズ部が形成される。すなわち、この例の電子銃15で
は、第3、第4、第5−1グリッドG3,G4,G51 により
形成される第1の補助レンズ部、第5−1、第5−2、
第5−3グリッドG51 ,G52 ,G53 により形成される第
2の補助レンズ部、および第5−3グリッドG53 、第
1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2 、第6グリッドG6によ
り形成される主レンズ部により主レンズ系が形成され
る。
【0039】上記電子レンズの形成により、電子ビーム
発生部から全体として発散しながら放出される電子ビー
ムは、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより形成さ
れるプリフォーカスレンズにより予備集束され、第3、
第4、第5−1グリッドG3,G4,G51 により形成される
第1の補助レンズ部によりさらに予備集束される。つい
で第5−1、第5−2、第5−3グリッドG51 ,G52 ,
G53 により形成される第2の補助レンズ部、および第5
−3グリッドG53 、第1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2
および第6グリッドG6により形成される主レンズ部によ
り最終的に蛍光体スクリーン上に集束される。
発生部から全体として発散しながら放出される電子ビー
ムは、第2グリッドG2と第3グリッドG3とにより形成さ
れるプリフォーカスレンズにより予備集束され、第3、
第4、第5−1グリッドG3,G4,G51 により形成される
第1の補助レンズ部によりさらに予備集束される。つい
で第5−1、第5−2、第5−3グリッドG51 ,G52 ,
G53 により形成される第2の補助レンズ部、および第5
−3グリッドG53 、第1、第2中間グリッドGm1 ,Gm2
および第6グリッドG6により形成される主レンズ部によ
り最終的に蛍光体スクリーン上に集束される。
【0040】この場合、上記第2の補助レンズ部は、こ
れを構成する第5−2グリッドG52の中央の電子ビーム
通過孔35G を通るセンタービームに対しては、その電子
ビーム通過孔35G が縦長の楕円形状であるため、図9
(a)に示すように、水平方向の電界分布37H の方が垂
直方向の電界分布37V よりも曲率が大きく、センタービ
ームを相対的に垂直方向よりも水平方向に強く発散し、
図5に示したように画面上のビームスポット3Gを横長形
状にする作用を及ぼす。一方、両側の電子ビーム通過孔
35B ,35R を通る一対のサイドビームに対しては、その
電子ビーム通過孔35B ,35R が横長の楕円形状であるた
め、図9(b)に示すように、水平方向の電界分布37V
よりも垂直方向の電界分布37H の方が曲率が大きく、一
対のサイドビームを相対的に水平方向よりも垂直方向に
強く発散し、図5に示したように画面上のビームスポッ
ト3B,3Rを縦長形状にする作用を及ぼす。
れを構成する第5−2グリッドG52の中央の電子ビーム
通過孔35G を通るセンタービームに対しては、その電子
ビーム通過孔35G が縦長の楕円形状であるため、図9
(a)に示すように、水平方向の電界分布37H の方が垂
直方向の電界分布37V よりも曲率が大きく、センタービ
ームを相対的に垂直方向よりも水平方向に強く発散し、
図5に示したように画面上のビームスポット3Gを横長形
状にする作用を及ぼす。一方、両側の電子ビーム通過孔
35B ,35R を通る一対のサイドビームに対しては、その
電子ビーム通過孔35B ,35R が横長の楕円形状であるた
め、図9(b)に示すように、水平方向の電界分布37V
よりも垂直方向の電界分布37H の方が曲率が大きく、一
対のサイドビームを相対的に水平方向よりも垂直方向に
強く発散し、図5に示したように画面上のビームスポッ
ト3B,3Rを縦長形状にする作用を及ぼす。
【0041】これに対して、偏向装置の後端部に配置さ
れる永久磁石は、前述したように(図13参照)、セン
タービームに対しては、これを縦長形状に、一対のサイ
ドビームに対しては、これを横長形状にする作用を及ぼ
す。
れる永久磁石は、前述したように(図13参照)、セン
タービームに対しては、これを縦長形状に、一対のサイ
ドビームに対しては、これを横長形状にする作用を及ぼ
す。
【0042】したがって偏向装置の後端部に配置され、
偏向収差によるビームスポットの歪み形状を補正する永
久磁石に対応して、電子銃15の補助レンズ部を形成する
第5−2グリッドG52 の電子ビーム通過孔35B ,35G ,
35R を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通
過孔35G と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビ
ーム通過孔35B ,35R とで異ならしめ、中央の電子ビー
ム通過孔35G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔径φ
Hcとの比φVc/φHcを両側の電子ビーム通過孔35B ,35
R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsとの比φ
Vs/φHsよりも大きく、 (φVc/φHc)>(φVs/φHs) とすると、センタービームについては、永久磁石の発生
する磁界により生ずる垂直方向の集束不足を、中央の電
子ビーム通過孔35G の水平方向に強い発散作用で補い、
図6に示したように画面中央部上のビームスポット3Gを
ほぼ真円とすることができる。同様に一対のサイドビー
ムについては、永久磁石の発生する磁界により生ずる水
平方向の集束不足を、両側の電子ビーム通過孔35B ,35
R の垂直方向に強い発散作用で補い、画面中央部上のビ
ームスポット3B,3Rをほぼ真円とすることができる。
偏向収差によるビームスポットの歪み形状を補正する永
久磁石に対応して、電子銃15の補助レンズ部を形成する
第5−2グリッドG52 の電子ビーム通過孔35B ,35G ,
35R を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通
過孔35G と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビ
ーム通過孔35B ,35R とで異ならしめ、中央の電子ビー
ム通過孔35G の垂直方向の孔径φVcと水平方向の孔径φ
Hcとの比φVc/φHcを両側の電子ビーム通過孔35B ,35
R の垂直方向の孔径φVsと水平方向の孔径φHsとの比φ
Vs/φHsよりも大きく、 (φVc/φHc)>(φVs/φHs) とすると、センタービームについては、永久磁石の発生
する磁界により生ずる垂直方向の集束不足を、中央の電
子ビーム通過孔35G の水平方向に強い発散作用で補い、
図6に示したように画面中央部上のビームスポット3Gを
ほぼ真円とすることができる。同様に一対のサイドビー
ムについては、永久磁石の発生する磁界により生ずる水
平方向の集束不足を、両側の電子ビーム通過孔35B ,35
R の垂直方向に強い発散作用で補い、画面中央部上のビ
ームスポット3B,3Rをほぼ真円とすることができる。
【0043】したがって上記のようにカラー受像管装置
を構成することにより、従来偏向装置の偏向収差による
ビームスポットの歪み形状を補正する永久磁石の発生す
る磁界により生ずる画面中央部のフォーカス特性の劣化
を改善して、画面全域にわたり、フォーカス特性の良好
なカラー受像管装置とすることができる。
を構成することにより、従来偏向装置の偏向収差による
ビームスポットの歪み形状を補正する永久磁石の発生す
る磁界により生ずる画面中央部のフォーカス特性の劣化
を改善して、画面全域にわたり、フォーカス特性の良好
なカラー受像管装置とすることができる。
【0044】なお、前記各実施例は、偏向装置の後端部
に永久磁石を配置したカラー受像管装置について説明し
たが、この永久磁石の配置は、偏向装置の後端部に限定
されるものではなく、非斉一磁界を偏向装置と電子銃の
主レンズ系との間に配置した場合に適用して、同様の効
果が得られる。
に永久磁石を配置したカラー受像管装置について説明し
たが、この永久磁石の配置は、偏向装置の後端部に限定
されるものではなく、非斉一磁界を偏向装置と電子銃の
主レンズ系との間に配置した場合に適用して、同様の効
果が得られる。
【0045】
【発明の効果】電子銃から放出れる同一平面上を通るセ
ンタービームおよび一対のサイドビームからなる一列配
置の3電子ビームを水平および垂直方向に偏向する偏向
装置と、上記3電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束
する電子銃の主レンズ系との間に、上記偏向装置の偏向
磁界により生ずる偏向収差を補償する永久磁石が配置さ
れるカラー受像管装置において、その主レンズ系を、3
電子ビームが各別に通過する一列配置の3個の電子ビー
ム通過孔の形成された複数の電極からなる少なくとも1
つの補助レンズ部と3電子ビームを最終的に蛍光体スク
リーン上に集束する主レンズ部とで構成し、その少なく
とも1つの補助レンズ部を形成する複数の電極の各電子
ビーム通過孔の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH
を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔
と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔とで異ならしめると、この補助レンズ部のセンタービ
ームに対するレンズ作用と一対のサイドビームに対する
レンズ作用との相違により、偏向装置と主レンズ系との
間に配置される永久磁石の発生する磁界により生ずる画
面中央部での各電子ビームのビームスポットの形状を補
正して、ほぼ真円とすることができ、画面の中央部に白
線の横線や縦線が表示された場合に、その横線の緑色の
縁どりやマゼンタ色の縁どりをなくし、フォーカス特性
の良好なカラー受像管装置とすることができる。
ンタービームおよび一対のサイドビームからなる一列配
置の3電子ビームを水平および垂直方向に偏向する偏向
装置と、上記3電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束
する電子銃の主レンズ系との間に、上記偏向装置の偏向
磁界により生ずる偏向収差を補償する永久磁石が配置さ
れるカラー受像管装置において、その主レンズ系を、3
電子ビームが各別に通過する一列配置の3個の電子ビー
ム通過孔の形成された複数の電極からなる少なくとも1
つの補助レンズ部と3電子ビームを最終的に蛍光体スク
リーン上に集束する主レンズ部とで構成し、その少なく
とも1つの補助レンズ部を形成する複数の電極の各電子
ビーム通過孔の垂直方向孔径φV と水平方向孔径φH
を、センタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔
と一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過
孔とで異ならしめると、この補助レンズ部のセンタービ
ームに対するレンズ作用と一対のサイドビームに対する
レンズ作用との相違により、偏向装置と主レンズ系との
間に配置される永久磁石の発生する磁界により生ずる画
面中央部での各電子ビームのビームスポットの形状を補
正して、ほぼ真円とすることができ、画面の中央部に白
線の横線や縦線が表示された場合に、その横線の緑色の
縁どりやマゼンタ色の縁どりをなくし、フォーカス特性
の良好なカラー受像管装置とすることができる。
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるカラー
受像管装置の電子銃の構成を示す図、図1(b)はその
補助レンズを形成する第4電極の電子ビーム通過孔の形
状を示す図である。
受像管装置の電子銃の構成を示す図、図1(b)はその
補助レンズを形成する第4電極の電子ビーム通過孔の形
状を示す図である。
【図2】この発明の一実施例であるカラー受像管装置の
全体の構成を示す図である。
全体の構成を示す図である。
【図3】この発明の一実施例であるカラー受像管装置に
装着される偏向装置およびその後端部に配置された永久
磁石を示す図である。
装着される偏向装置およびその後端部に配置された永久
磁石を示す図である。
【図4】図4(a)は上記補助レンズを形成する第4グ
リッドの中央の電子ビーム通過孔に形成される電界分布
を示す図、図4(b)は両側の電子ビーム通過孔に形成
される電界分布を示す図である。
リッドの中央の電子ビーム通過孔に形成される電界分布
を示す図、図4(b)は両側の電子ビーム通過孔に形成
される電界分布を示す図である。
【図5】上記補助レンズにより得られる画面上のビーム
スポットの形状を示す図である。
スポットの形状を示す図である。
【図6】上記永久磁石の集束作用を上記補助レンズによ
り補った場合の画面上のビームスポットの形状を示す図
である。
り補った場合の画面上のビームスポットの形状を示す図
である。
【図7】図7(a)はこの発明の他の実施例の電子銃の
構成を示す正面図、図7(b)はその側面図である。
構成を示す正面図、図7(b)はその側面図である。
【図8】この発明の他の実施例の電子銃の補助レンズを
形成する第5−2グリッドの電子ビーム通過孔の形状を
示す図である。
形成する第5−2グリッドの電子ビーム通過孔の形状を
示す図である。
【図9】図9(a)は上記他の実施例の補助レンズを形
成する第5−2グリッドの中央の電子ビーム通過孔に形
成される電界分布を示す図、図9(b)は両側の電子ビ
ーム通過孔に形成される電界分布を示す図である。
成する第5−2グリッドの中央の電子ビーム通過孔に形
成される電界分布を示す図、図9(b)は両側の電子ビ
ーム通過孔に形成される電界分布を示す図である。
【図10】図10(a)はセルフコンバーゼンス方式イ
ンライン型カラー受像管装置に装着される偏向装置の発
生する水平偏向磁界を示す図、図10(b)は垂直偏向
磁界を示す図である。
ンライン型カラー受像管装置に装着される偏向装置の発
生する水平偏向磁界を示す図、図10(b)は垂直偏向
磁界を示す図である。
【図11】セルフコンバーゼンス方式インライン型カラ
ー受像管装置の偏向磁界が非斉一であるために生ずる偏
向収差による画面上のビームスポットの歪みを示す図で
ある。
ー受像管装置の偏向磁界が非斉一であるために生ずる偏
向収差による画面上のビームスポットの歪みを示す図で
ある。
【図12】セルフコンバーゼンス方式インライン型カラ
ー受像管装置の偏向磁界が非斉一であるために生ずる偏
向収差を補償する永久磁石の配置を示す図である。
ー受像管装置の偏向磁界が非斉一であるために生ずる偏
向収差を補償する永久磁石の配置を示す図である。
【図13】上記永久磁石により生ずる画面中央部上のビ
ームスポットの形状を示す図である。
ームスポットの形状を示す図である。
2B,2R…一対のサイドビーム 2G…センタービーム 3B,3G, 3R …ビームスポット 12…蛍光体スクリーン 15…電子銃 19…偏向装置 21H …水平偏向コイル 21V …垂直偏向コイル 23a ,23b …永久磁石 28B ,28R …両側の電子ビーム通過孔 28G …中央の電子ビーム通過孔 32…抵抗器 35B ,35R …両側の電子ビーム通過孔 35G …中央の電子ビーム通過孔 C …コンバーゼンスカップ G1…第1グリッド G2…第2グリッド G3…第3グリッド G4…第4グリッド G5…第5グリッド G51 …第5−1グリッド G52 …第5−2グリッド G53 …第5−3グリッド G6…第6グリッド Gm1 …第1中間グリッド Gm2 …第2グリッド H …ヒータ KB,KG, KR …カソード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 茂夫 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 同一平面上を通るセンタービームおよび
一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを
発生する電子ビーム発生部および上記3電子ビームを蛍
光体スクリーン上に集束する主レンズ系を有する電子銃
と、上記電子銃から上記蛍光体スクリーンに向かって放
出される3電子ビームを水平および垂直方向に偏向する
水平および垂直偏向磁界を発生する偏向装置と、上記偏
向装置と上記主レンズ系との間に配置され、上記偏向磁
界により生ずる偏向収差を補償する永久磁石とを備える
カラー受像管装置において、 上記主レンズ系は上記3電子ビームが各別に通過する一
列配置の3個の電子ビーム通過孔の形成された複数の電
極からなる少なくとも1つの補助レンズ部と上記3電子
ビームを最終的に上記蛍光体スクリーン上に集束する主
レンズ部とを有し、上記少なくとも1つの補助レンズ部
を形成する複数の電極の各電子ビーム通過孔の垂直方向
孔径φV と水平方向孔径φH との比φV /φH が上記セ
ンタービームの通過する中央の電子ビーム通過孔と上記
一対のサイドビームの通過する両側の電子ビーム通過孔
とで異なることを特徴とするカラー受像管装置。 - 【請求項2】 少なくとも1つの補助レンズ部が3電子
ビームに対して集束作用を与える3個の電極からなり、
この3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直方向孔径φ
V と水平方向孔径φH との比φV /φH がセンタービー
ムの通過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイ
ドビームの通過する両側の電子ビーム通過孔の方が大き
いことを特徴とする請求項1記載のカラー受像管装置。 - 【請求項3】 少なくとも1つの補助レンズ部が3電子
ビームに対して発散作用を与える3個の電極からなり、
この3個の電極の各電子ビーム通過孔の垂直方向孔径φ
V と水平方向孔径φH との比φV /φH がセンタービー
ムの通過する中央の電子ビーム通過孔よりも一対のサイ
ドビームの通過する両側の電子ビーム通過孔の方が小さ
いことを特徴とする請求項1記載のカラー受像管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17872092A JPH0620623A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カラー受像管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17872092A JPH0620623A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カラー受像管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620623A true JPH0620623A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16053393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17872092A Pending JPH0620623A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カラー受像管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620623A (ja) |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP17872092A patent/JPH0620623A/ja active Pending
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