JPH0620638A - 複合荷電粒子ビーム加工観察装置 - Google Patents
複合荷電粒子ビーム加工観察装置Info
- Publication number
- JPH0620638A JPH0620638A JP4174246A JP17424692A JPH0620638A JP H0620638 A JPH0620638 A JP H0620638A JP 4174246 A JP4174246 A JP 4174246A JP 17424692 A JP17424692 A JP 17424692A JP H0620638 A JPH0620638 A JP H0620638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- image
- signal
- electron beam
- scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料断面の像のみならず、試料の深さ方向の
任意内部表面像,立体像などを高い分解能で観察するこ
とを可能とする複合荷電粒子ビーム加工観察装置を実現
する。 【構成】 記憶回路34には多数の試料断面の情報が記
憶される。垂直方向の試料断面の像を観察したい場合に
は、試料のY方向の位置を指定することにより、記憶回
路34からその断面の信号が取り出され、画像メモリー
37に転送され、陰極線管40に像が表示される。任意
の水平方向の試料面の像を観察したい場合には、記憶回
路34に記憶された多数の像信号の内、各2次元走査像
信号の指定されたZ位置の信号のみを取り出し、それら
の信号を再構築して2次元像信号を作成し、画像メモリ
ー37に転送する。次に、立体像を観察する場合には、
記憶回路34に記憶された多数の像信号に基づき立体像
の構築を行い、その結果を画像メモリー37に転送す
る。
任意内部表面像,立体像などを高い分解能で観察するこ
とを可能とする複合荷電粒子ビーム加工観察装置を実現
する。 【構成】 記憶回路34には多数の試料断面の情報が記
憶される。垂直方向の試料断面の像を観察したい場合に
は、試料のY方向の位置を指定することにより、記憶回
路34からその断面の信号が取り出され、画像メモリー
37に転送され、陰極線管40に像が表示される。任意
の水平方向の試料面の像を観察したい場合には、記憶回
路34に記憶された多数の像信号の内、各2次元走査像
信号の指定されたZ位置の信号のみを取り出し、それら
の信号を再構築して2次元像信号を作成し、画像メモリ
ー37に転送する。次に、立体像を観察する場合には、
記憶回路34に記憶された多数の像信号に基づき立体像
の構築を行い、その結果を画像メモリー37に転送す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスなどの
試料をイオンビームで削り、削った試料部分で電子ビー
ムを走査し、走査に基づいて得られた信号により2次電
子像などを表示するようにした複合荷電粒子ビーム加工
観察装置に関する。
試料をイオンビームで削り、削った試料部分で電子ビー
ムを走査し、走査に基づいて得られた信号により2次電
子像などを表示するようにした複合荷電粒子ビーム加工
観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、半導体デバイスなどの試料をイ
オンビームで削り、削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づいて得られた信号により2次電子像など
を表示するようにした複合荷電粒子ビーム加工観察装置
の一例を示しており、試料室1内には観察すべき試料2
が配置される。試料室1上には、イオンビーム照射カラ
ム3と電子ビーム照射カラム4とが設けられている。イ
オンビーム照射カラム3内には、イオン銃5、イオン銃
5からイオンを引き出すための引き出し電極6、加速電
極7、集束レンズ8、ビームブランキング電極9、アパ
ーチャ10、ビーム偏向電極11、対物レンズ12が含
まれている。また、電子ビーム照射カラム4内には、電
子銃13、電子銃13からイオンを引き出すための引き
出し電極14、アノード15、集束レンズ16、ビーム
ブランキング電極17、アパーチャ18、ビーム偏向電
極19、対物レンズ20が含まれている。さらに、試料
室1には試料2から発生した2次電子を検出するための
2次電子検出器21が設けられている。このような構成
における動作を次に説明する。
オンビームで削り、削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づいて得られた信号により2次電子像など
を表示するようにした複合荷電粒子ビーム加工観察装置
の一例を示しており、試料室1内には観察すべき試料2
が配置される。試料室1上には、イオンビーム照射カラ
ム3と電子ビーム照射カラム4とが設けられている。イ
オンビーム照射カラム3内には、イオン銃5、イオン銃
5からイオンを引き出すための引き出し電極6、加速電
極7、集束レンズ8、ビームブランキング電極9、アパ
ーチャ10、ビーム偏向電極11、対物レンズ12が含
まれている。また、電子ビーム照射カラム4内には、電
子銃13、電子銃13からイオンを引き出すための引き
出し電極14、アノード15、集束レンズ16、ビーム
ブランキング電極17、アパーチャ18、ビーム偏向電
極19、対物レンズ20が含まれている。さらに、試料
室1には試料2から発生した2次電子を検出するための
2次電子検出器21が設けられている。このような構成
における動作を次に説明する。
【0003】まず、試料室1内の試料2に対し、イオン
ビーム照射カラム3からイオンビームが照射される。す
なわち、イオン銃5から引き出し電極6によってイオン
が引き出され、そのイオンは加速電極7によって加速さ
れる。そして、加速されたイオンは集束レンズ8、対物
レンズ12によって試料2上に細く集束される。試料2
におけるイオンビームの照射位置は、ビーム偏向電極1
1に走査信号を供給することによって走査され、その結
果、試料の所望部分がイオンビームによって切削加工さ
れる。この加工によって試料の所望部分の断面が現れる
ことになり、次いでこの断面部分に電子ビーム照射カラ
ム4からの電子ビームが照射される。この電子ビームが
照射される際には、イオンビームはビームブランキング
電極へのブランキング信号の供給により偏向され、アパ
ーチャ10に照射されることから試料2へのイオンビー
ムの照射は停止される。
ビーム照射カラム3からイオンビームが照射される。す
なわち、イオン銃5から引き出し電極6によってイオン
が引き出され、そのイオンは加速電極7によって加速さ
れる。そして、加速されたイオンは集束レンズ8、対物
レンズ12によって試料2上に細く集束される。試料2
におけるイオンビームの照射位置は、ビーム偏向電極1
1に走査信号を供給することによって走査され、その結
果、試料の所望部分がイオンビームによって切削加工さ
れる。この加工によって試料の所望部分の断面が現れる
ことになり、次いでこの断面部分に電子ビーム照射カラ
ム4からの電子ビームが照射される。この電子ビームが
照射される際には、イオンビームはビームブランキング
電極へのブランキング信号の供給により偏向され、アパ
ーチャ10に照射されることから試料2へのイオンビー
ムの照射は停止される。
【0004】電子ビーム照射カラム4においては、電子
銃13から引き出し電極14によって電子が引き出さ
れ、その電子は加速電極7によって加速される。そし
て、加速された電子は集束レンズ16、対物レンズ20
によって試料2上に細く集束される。試料2における電
子ビームの照射位置は、ビーム偏向電極19に走査信号
を供給することによって走査され、その結果、イオンビ
ームによって削られ、露出された試料部分で2次元的に
走査される。電子ビームの走査に伴って試料から発生し
た2次電子は、2次電子検出器21によって検出され
る。この検出器21の検出信号は図示していないが、電
子ビームの走査信号が供給されている陰極線管に供給さ
れ、その陰極線管上に試料の断面の2次電子像が表示さ
れる。
銃13から引き出し電極14によって電子が引き出さ
れ、その電子は加速電極7によって加速される。そし
て、加速された電子は集束レンズ16、対物レンズ20
によって試料2上に細く集束される。試料2における電
子ビームの照射位置は、ビーム偏向電極19に走査信号
を供給することによって走査され、その結果、イオンビ
ームによって削られ、露出された試料部分で2次元的に
走査される。電子ビームの走査に伴って試料から発生し
た2次電子は、2次電子検出器21によって検出され
る。この検出器21の検出信号は図示していないが、電
子ビームの走査信号が供給されている陰極線管に供給さ
れ、その陰極線管上に試料の断面の2次電子像が表示さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した装置では、イ
オンビームによって加工された断面を観察するのみであ
ったため、半導体デバイスなどの試料では、削られた試
料部分の中にピンホール,ボイドなどの試料の欠陥部分
が含まれていると、その欠陥を見出だすことは困難とな
る。また、試料の欠陥を見つけるのに長時間を要してい
た。更に、上記装置では、試料の断面を露出させ、断面
の2次電子像を観察することはできるが、断面とは垂直
方向の試料の深さ方向の内部表面像を観察したい要求に
ついては対応することができない。
オンビームによって加工された断面を観察するのみであ
ったため、半導体デバイスなどの試料では、削られた試
料部分の中にピンホール,ボイドなどの試料の欠陥部分
が含まれていると、その欠陥を見出だすことは困難とな
る。また、試料の欠陥を見つけるのに長時間を要してい
た。更に、上記装置では、試料の断面を露出させ、断面
の2次電子像を観察することはできるが、断面とは垂直
方向の試料の深さ方向の内部表面像を観察したい要求に
ついては対応することができない。
【0006】更にまた、試料の注目部分の立体像を見た
い場合も生じるが、このような要求にも上記装置は答え
ることができない。なお、立体像を見るために現在使わ
れている手法は、試料を多数の薄い切片に切断し、各切
片の像を透過型電子顕微鏡によって撮影し、多数の切片
の像に基づいて3次元の立体像を観察する手法である。
しかしながら、試料を極めて薄く切断しないと高分解能
の立体像が得られないが、薄く切断する技術にも限界が
あること、試料の切断は電子ビームの外部の大気中で行
うため、試料汚染の問題があることから、高分解能の立
体像が得られず、また、各切片ごとに電子顕微鏡像を取
得するので、時間がかかることなどの欠点を有してい
る。
い場合も生じるが、このような要求にも上記装置は答え
ることができない。なお、立体像を見るために現在使わ
れている手法は、試料を多数の薄い切片に切断し、各切
片の像を透過型電子顕微鏡によって撮影し、多数の切片
の像に基づいて3次元の立体像を観察する手法である。
しかしながら、試料を極めて薄く切断しないと高分解能
の立体像が得られないが、薄く切断する技術にも限界が
あること、試料の切断は電子ビームの外部の大気中で行
うため、試料汚染の問題があることから、高分解能の立
体像が得られず、また、各切片ごとに電子顕微鏡像を取
得するので、時間がかかることなどの欠点を有してい
る。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、試料断面の像のみならず、試料の
深さ方向の任意内部表面像,立体像などを高い分解能で
観察することを可能とする複合荷電粒子ビーム加工観察
装置を実現するにある。
もので、その目的は、試料断面の像のみならず、試料の
深さ方向の任意内部表面像,立体像などを高い分解能で
観察することを可能とする複合荷電粒子ビーム加工観察
装置を実現するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく複合荷電
粒子ビーム加工観察装置は、試料室と、試料室内に配置
された試料に対し、イオンビームを照射するためのイオ
ンビーム照射系と、電子ビームを照射するための電子ビ
ーム照射系と、電子ビームを試料上で走査するための走
査手段と、電子ビームを試料に照射した結果発生した信
号を検出する検出器と、検出器からの信号が供給され、
その信号を電子ビームの走査と同期して記憶する記憶手
段と、イオンビームを試料の所定領域に照射して試料を
一定量削り、その後削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づく信号を記憶させる一連のステップを多
数回繰り返し実行させるための制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
粒子ビーム加工観察装置は、試料室と、試料室内に配置
された試料に対し、イオンビームを照射するためのイオ
ンビーム照射系と、電子ビームを照射するための電子ビ
ーム照射系と、電子ビームを試料上で走査するための走
査手段と、電子ビームを試料に照射した結果発生した信
号を検出する検出器と、検出器からの信号が供給され、
その信号を電子ビームの走査と同期して記憶する記憶手
段と、イオンビームを試料の所定領域に照射して試料を
一定量削り、その後削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づく信号を記憶させる一連のステップを多
数回繰り返し実行させるための制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明に基づく複合荷電粒子ビーム加工観察装
置は、イオンビームを試料の所定領域に照射して試料を
一定量削り、その後削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づく信号を記憶させる一連のステップを多
数回繰り返し、各ステップに基づいて得られた多数の2
次電子検出信号に基づき、垂直断面像,水平断面像,立
体像の表示を行う。
置は、イオンビームを試料の所定領域に照射して試料を
一定量削り、その後削った試料部分で電子ビームを走査
し、走査に基づく信号を記憶させる一連のステップを多
数回繰り返し、各ステップに基づいて得られた多数の2
次電子検出信号に基づき、垂直断面像,水平断面像,立
体像の表示を行う。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明の一実施例の制御部を示し
ており、制御されるイオンビーム照射カラムと電子ビー
ム照射カラムは図1に示した構成である。25は走査信
号発生回路であり、この回路25からは、ブランキング
信号が増幅器26を介してイオンビーム照射カラム3の
ブランキング電極9に供給され、また、増幅器27を介
して電子ビーム照射カラム4内のブランキング電極17
に供給される。回路25は2次元の走査信号を発生し、
その走査信号はDA変換器28によってアナログ信号に
変換された後にスイッチ29に供給される。スイッチ2
9は走査信号を切り換え、倍率制御回路30を介してイ
オンビームの偏向電極11か倍率制御回路31を介して
電子ビームの偏向電極19のいずれかに供給する。2次
電子検出器21の検出信号は、増幅器32,AD変換器
33を介して大容量の記憶回路34に供給される。この
記憶回路34には、走査信号発生回路25より走査信号
も供給されており、記憶回路34は走査信号に応じて2
次電子検出信号を記憶する。
に説明する。図2は、本発明の一実施例の制御部を示し
ており、制御されるイオンビーム照射カラムと電子ビー
ム照射カラムは図1に示した構成である。25は走査信
号発生回路であり、この回路25からは、ブランキング
信号が増幅器26を介してイオンビーム照射カラム3の
ブランキング電極9に供給され、また、増幅器27を介
して電子ビーム照射カラム4内のブランキング電極17
に供給される。回路25は2次元の走査信号を発生し、
その走査信号はDA変換器28によってアナログ信号に
変換された後にスイッチ29に供給される。スイッチ2
9は走査信号を切り換え、倍率制御回路30を介してイ
オンビームの偏向電極11か倍率制御回路31を介して
電子ビームの偏向電極19のいずれかに供給する。2次
電子検出器21の検出信号は、増幅器32,AD変換器
33を介して大容量の記憶回路34に供給される。この
記憶回路34には、走査信号発生回路25より走査信号
も供給されており、記憶回路34は走査信号に応じて2
次電子検出信号を記憶する。
【0011】35は中央制御装置であり、中央制御装置
35はインターフェース36を介して走査信号発生回路
25,記憶回路34,画像メモリー37,レンズ制御回
路38に繋がっている。レンズ制御回路38は、電子ビ
ーム照射カラム4内の対物レンズ20を制御する。画像
メモリー37に記憶された像信号は、DA変換器39を
介して表示用陰極線管40に供給されるが、陰極線管4
0には走査信号発生回路41よりDA変換器42を介し
て走査信号が供給される。このような構成の動作を次に
説明する。
35はインターフェース36を介して走査信号発生回路
25,記憶回路34,画像メモリー37,レンズ制御回
路38に繋がっている。レンズ制御回路38は、電子ビ
ーム照射カラム4内の対物レンズ20を制御する。画像
メモリー37に記憶された像信号は、DA変換器39を
介して表示用陰極線管40に供給されるが、陰極線管4
0には走査信号発生回路41よりDA変換器42を介し
て走査信号が供給される。このような構成の動作を次に
説明する。
【0012】まず、試料のイオンビームによる切削加工
と電子ビームによる加工断面の観察についての基本動作
について述べる。中央制御装置35からの指令に基づ
き、走査信号発生回路25からの走査信号がDA変換器
28,スイッチ29,倍率制御回路30を介してイオン
ビーム照射カラム3内の偏向電極11に供給される。そ
の結果、試料室1内の試料2の観察部分がイオンビーム
によって削られる。所望部分の試料を削った後、スイッ
チ29は切り換えられ、今度は、走査信号は倍率制御回
路31を経て電子ビーム照射カラム4の偏向電極19に
供給される。この結果、電子ビームは試料断面の所望部
分で2次元的に走査される。この電子ビームの走査によ
って発生した2次電子は、検出器21によって検出さ
れ、検出信号は増幅器32,AD変換器33を介して記
憶回路34に供給されて記憶される。この時、記憶回路
34に供給された信号を画像メモリー37に送れば、陰
極線管40上に電子ビームの走査にともなって得られた
試料の断面の2次電子像が得られる。
と電子ビームによる加工断面の観察についての基本動作
について述べる。中央制御装置35からの指令に基づ
き、走査信号発生回路25からの走査信号がDA変換器
28,スイッチ29,倍率制御回路30を介してイオン
ビーム照射カラム3内の偏向電極11に供給される。そ
の結果、試料室1内の試料2の観察部分がイオンビーム
によって削られる。所望部分の試料を削った後、スイッ
チ29は切り換えられ、今度は、走査信号は倍率制御回
路31を経て電子ビーム照射カラム4の偏向電極19に
供給される。この結果、電子ビームは試料断面の所望部
分で2次元的に走査される。この電子ビームの走査によ
って発生した2次電子は、検出器21によって検出さ
れ、検出信号は増幅器32,AD変換器33を介して記
憶回路34に供給されて記憶される。この時、記憶回路
34に供給された信号を画像メモリー37に送れば、陰
極線管40上に電子ビームの走査にともなって得られた
試料の断面の2次電子像が得られる。
【0013】次に、より具体的な装置の実施例について
述べる。図3はイオンビーム照射カラム3のブランキン
グ電極9に印加されるブランキング信号(a)と電子ビ
ーム照射カラム4のブランキング電極17に印加される
ブランキング信号(b)を示している。各信号がハイレ
ベルの時に各ビームはブランキングされることなく試料
にビームが照射され、ローレベルの時に各ビームはブラ
ンキングされる。期間T1は、試料の加工前の加工領域
近傍の観察を行う期間であり、試料2には交互にイオン
ビームと電子ビームが所定の間隔で照射される。このイ
オンビームの照射時間は短く、照射エネルギーを弱くす
るのでほとんど試料表面は削られない。そして、電子ビ
ームの照射期間に電子ビームが試料表面で2次元的に走
査され、この走査に基づく試料表面の像が陰極線管40
によって観察でき、この像を見ながら断面観察場所の特
定が行われる。次に期間T2は観察位置の前処理加工期
間であり、図4に示した試料モデルで、イオンビームは
Y方向に沿って照射され、Y方向のy0面が現れるまで
比較的強い照射エネルギーのイオンビームが長い照射間
隔で試料2に照射される。y0面が現れるまでの予備加
工が終了した後、試料観察のためのビーム照射期間T3
が開始される。期間T3に入ると、集束イオンビーム
は、より細く集束されるように制御され、y0面から試
料を薄く削るモードとなり、比較的短い期間イオンビー
ムが試料に照射され、そして、イオンビームの照射後に
電子ビームの走査期間が続くモードが繰り返される。期
間T3のI1において、y0面がイオンビームによって
削られた後、y1面が露出され、そして、その後イオン
ビームに代わって期間E1において、電子ビームが試料
の削られた断面部分のS(x1〜xL・z1〜zn)の
領域で走査される。走査に伴って得られたSの領域から
の2次電子信号が記憶回路34にy1面の位置情報と共
に記憶される。次に、期間I2でy1面を削り、y2面
を露出させ、そのy 2面の電子ビームの走査を期間E2
において行い、y2面の2次電子検出信号を記憶回路3
4に記憶させる。このようにして試料のy1面からym
面までの試料断面部分の2次電子検出信号が記憶回路3
4に記憶される。
述べる。図3はイオンビーム照射カラム3のブランキン
グ電極9に印加されるブランキング信号(a)と電子ビ
ーム照射カラム4のブランキング電極17に印加される
ブランキング信号(b)を示している。各信号がハイレ
ベルの時に各ビームはブランキングされることなく試料
にビームが照射され、ローレベルの時に各ビームはブラ
ンキングされる。期間T1は、試料の加工前の加工領域
近傍の観察を行う期間であり、試料2には交互にイオン
ビームと電子ビームが所定の間隔で照射される。このイ
オンビームの照射時間は短く、照射エネルギーを弱くす
るのでほとんど試料表面は削られない。そして、電子ビ
ームの照射期間に電子ビームが試料表面で2次元的に走
査され、この走査に基づく試料表面の像が陰極線管40
によって観察でき、この像を見ながら断面観察場所の特
定が行われる。次に期間T2は観察位置の前処理加工期
間であり、図4に示した試料モデルで、イオンビームは
Y方向に沿って照射され、Y方向のy0面が現れるまで
比較的強い照射エネルギーのイオンビームが長い照射間
隔で試料2に照射される。y0面が現れるまでの予備加
工が終了した後、試料観察のためのビーム照射期間T3
が開始される。期間T3に入ると、集束イオンビーム
は、より細く集束されるように制御され、y0面から試
料を薄く削るモードとなり、比較的短い期間イオンビー
ムが試料に照射され、そして、イオンビームの照射後に
電子ビームの走査期間が続くモードが繰り返される。期
間T3のI1において、y0面がイオンビームによって
削られた後、y1面が露出され、そして、その後イオン
ビームに代わって期間E1において、電子ビームが試料
の削られた断面部分のS(x1〜xL・z1〜zn)の
領域で走査される。走査に伴って得られたSの領域から
の2次電子信号が記憶回路34にy1面の位置情報と共
に記憶される。次に、期間I2でy1面を削り、y2面
を露出させ、そのy 2面の電子ビームの走査を期間E2
において行い、y2面の2次電子検出信号を記憶回路3
4に記憶させる。このようにして試料のy1面からym
面までの試料断面部分の2次電子検出信号が記憶回路3
4に記憶される。
【0014】なお、上記したイオンビームによる試料の
切削加工と、電子ビームによる切削部分の2次元走査の
一連のステップに際し、イオンビームによって順次試料
が削られるため、切削後の電子ビームの照射の際、中央
制御装置35によって対物レンズ20のレンズ制御回路
38が制御され、イオンビームの切削加工位置情報から
電子ビームのフォーカスの調整が行われ、常に焦点の合
った状態で電子ビームが試料2の切削された断面部分に
照射される。
切削加工と、電子ビームによる切削部分の2次元走査の
一連のステップに際し、イオンビームによって順次試料
が削られるため、切削後の電子ビームの照射の際、中央
制御装置35によって対物レンズ20のレンズ制御回路
38が制御され、イオンビームの切削加工位置情報から
電子ビームのフォーカスの調整が行われ、常に焦点の合
った状態で電子ビームが試料2の切削された断面部分に
照射される。
【0015】上述した一連のステップにより、記憶回路
34には多数の試料断面の情報が記憶される。ここで、
任意の垂直方向の試料断面の像を観察したい場合には、
図4における試料のY方向の位置を指定することによ
り、記憶回路34からその断面の信号が取り出され、画
像メモリー37に転送され、陰極線管40に像が表示さ
れる。次に同じ断面像でも、削る方向(Y)とは垂直な
方向(X)の断面像を観察したい場合には、中央制御装
置37は、記憶回路34に記憶された多数の像信号の
内、各2次元走査像信号の指定されたX位置(例えば
k)の信号のみを取り出し、それらの信号を再構築して
2次元像信号を作成し、画像メモリー37に転送する。
また、任意の水平方向、すなわち深さ方向(Z)の試料
面の像を観察したい場合には、中央制御装置35は、記
憶回路34に記憶された多数の像信号の内、各2次元走
査像信号の指定されたZ位置(例えばp)の信号のみを
取り出し、それらの信号を再構築して2次元像信号を作
成し、画像メモリー37に転送する。次に、立体像を観
察する場合には、中央制御装置35は記憶回路34に記
憶された多数の像信号に基づき立体像の構築を行い、そ
の結果を画像メモリー37に転送する。
34には多数の試料断面の情報が記憶される。ここで、
任意の垂直方向の試料断面の像を観察したい場合には、
図4における試料のY方向の位置を指定することによ
り、記憶回路34からその断面の信号が取り出され、画
像メモリー37に転送され、陰極線管40に像が表示さ
れる。次に同じ断面像でも、削る方向(Y)とは垂直な
方向(X)の断面像を観察したい場合には、中央制御装
置37は、記憶回路34に記憶された多数の像信号の
内、各2次元走査像信号の指定されたX位置(例えば
k)の信号のみを取り出し、それらの信号を再構築して
2次元像信号を作成し、画像メモリー37に転送する。
また、任意の水平方向、すなわち深さ方向(Z)の試料
面の像を観察したい場合には、中央制御装置35は、記
憶回路34に記憶された多数の像信号の内、各2次元走
査像信号の指定されたZ位置(例えばp)の信号のみを
取り出し、それらの信号を再構築して2次元像信号を作
成し、画像メモリー37に転送する。次に、立体像を観
察する場合には、中央制御装置35は記憶回路34に記
憶された多数の像信号に基づき立体像の構築を行い、そ
の結果を画像メモリー37に転送する。
【0016】以上本発明の一実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されない。例えば、上記した実施
例では、像信号を得るために試料を垂直方向に切削加工
したが、試料の表面を徐々に薄く削り、その都度、水平
方向の試料面の像を取得して多数の像信号を記憶し、こ
の記憶された多数の水平像信号から上記したと同様な処
理を行って垂直断面の像や立体像を作り出すこともでき
る。
明はこの実施例に限定されない。例えば、上記した実施
例では、像信号を得るために試料を垂直方向に切削加工
したが、試料の表面を徐々に薄く削り、その都度、水平
方向の試料面の像を取得して多数の像信号を記憶し、こ
の記憶された多数の水平像信号から上記したと同様な処
理を行って垂直断面の像や立体像を作り出すこともでき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づく複
合荷電粒子ビーム加工観察装置は、イオンビームを試料
の所定領域に照射して試料を一定量削り、その後削った
試料部分で電子ビームを走査し、走査に基づく信号を記
憶させる一連のステップを多数回繰り返し、各ステップ
に基づいて得られた多数の2次電子検出信号に基づき、
垂直断面像,水平断面像,立体像の表示を行うように構
成したので、試料断面の像のみならず、試料の深さ方向
の任意内部表面像,立体像などを高い分解能で観察する
ことが可能となる。
合荷電粒子ビーム加工観察装置は、イオンビームを試料
の所定領域に照射して試料を一定量削り、その後削った
試料部分で電子ビームを走査し、走査に基づく信号を記
憶させる一連のステップを多数回繰り返し、各ステップ
に基づいて得られた多数の2次電子検出信号に基づき、
垂直断面像,水平断面像,立体像の表示を行うように構
成したので、試料断面の像のみならず、試料の深さ方向
の任意内部表面像,立体像などを高い分解能で観察する
ことが可能となる。
【図1】従来の複合荷電粒子ビーム加工観察装置を示す
図である。
図である。
【図2】本発明に基づく複合荷電粒子ビーム加工観察装
置の制御系の一実施例を示す図である。
置の制御系の一実施例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるイオンビームと電子
ビームのブランキング信号を示す図である。
ビームのブランキング信号を示す図である。
【図4】断面像構築の実施例を説明するための試料モデ
ルを示す図である。
ルを示す図である。
9,17 ブランキング電極 11,19 偏向電極 20 対物レンズ 21 2次電子検出器 25,41 走査信号発生回路 28 DA変換器 29 スイッチ 30,31 倍率制御回路 33 AD変換器 34 記憶回路 35 中央制御装置 36 インターフェイス 37 画像メモリー 40 陰極線管
Claims (2)
- 【請求項1】 試料室と、試料室内に配置された試料に
対し、イオンビームを照射するためのイオンビーム照射
系と、電子ビームを照射するための電子ビーム照射系
と、電子ビームを試料上で走査するための走査手段と、
電子ビームを試料に照射した結果発生した信号を検出す
る検出器と、検出器からの信号が供給され、その信号を
電子ビームの走査と同期して記憶する記憶手段と、イオ
ンビームを試料の所定領域に照射して試料を一定量削
り、その後削った試料部分で電子ビームを走査し、走査
に基づく信号を記憶させる一連のステップを多数回繰り
返し実行させるための制御手段とを備えた複合荷電粒子
ビーム加工観察装置。 - 【請求項2】 イオンビームによって削られた試料の深
さに対応して、電子ビームのフォーカス状態を再調整す
る手段を設けた請求項1記載の複合荷電粒子ビーム加工
観察装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174246A JPH0620638A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合荷電粒子ビーム加工観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174246A JPH0620638A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合荷電粒子ビーム加工観察装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620638A true JPH0620638A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15975277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174246A Withdrawn JPH0620638A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合荷電粒子ビーム加工観察装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620638A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09115861A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-05-02 | Hitachi Ltd | 試料を加工する装置 |
| JP2004045172A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Fujitsu Ltd | 3次元構造評価方法 |
| JP2006294354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Nec Electronics Corp | 試料体の加工観察装置及び試料体の観察方法 |
| JP2007333682A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Jeol Ltd | イオンビームを用いた断面試料作製装置 |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4174246A patent/JPH0620638A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09115861A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-05-02 | Hitachi Ltd | 試料を加工する装置 |
| JP2004045172A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Fujitsu Ltd | 3次元構造評価方法 |
| JP2006294354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Nec Electronics Corp | 試料体の加工観察装置及び試料体の観察方法 |
| US8309920B2 (en) | 2005-04-07 | 2012-11-13 | Renesas Electronics Corporation | Sample milling/observing apparatus and method of observing sample |
| JP2007333682A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Jeol Ltd | イオンビームを用いた断面試料作製装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100382026B1 (ko) | 주사형전자현미경 | |
| US6963067B2 (en) | Scanning electron microscope and sample observing method using it | |
| JP2001176440A (ja) | イオンビーム装置およびオージェマイクロプローブ | |
| JP6403196B2 (ja) | 画像評価方法および荷電粒子ビーム装置 | |
| JPH05101800A (ja) | 電子ミクロ分析方式における標的領域をサンプル表面上に求める方式 | |
| JP2005114578A (ja) | 試料作製方法および試料作製装置ならびに試料観察装置 | |
| JPH10172490A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
| JPH0620638A (ja) | 複合荷電粒子ビーム加工観察装置 | |
| KR102824147B1 (ko) | 3차원 재구성을 위한 데이터 획득 및 처리 기술 | |
| JPH06295694A (ja) | 走査型プローブ加工観察装置 | |
| JP2001210263A (ja) | 走査電子顕微鏡、そのダイナミックフォーカス制御方法および半導体デバイスの表面および断面形状の把握方法 | |
| US5495110A (en) | Observation method and apparatus for removing an oxidation layer and forming an image from a sample | |
| JPH09274883A (ja) | Fib/sem複合装置 | |
| JP2000260380A (ja) | 電子ビーム検査装置 | |
| JP4163373B2 (ja) | 電子線装置 | |
| JP3266718B2 (ja) | 複合荷電粒子ビーム装置 | |
| JP2001319612A (ja) | 直接写像型電子顕微鏡 | |
| JP2911281B2 (ja) | 電子線装置およびその観察方法 | |
| JPH11260307A (ja) | 集束イオンビーム装置 | |
| JP4705057B2 (ja) | 電子線装置 | |
| JPH07161327A (ja) | 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法 | |
| JP2989576B2 (ja) | 電子線装置およびその観察方法 | |
| JPH10208683A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
| JP3110727B2 (ja) | 電子線装置の観察方法 | |
| JP2000057987A (ja) | 形状観察用検出装置及び形状観察方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |