JPH0620722B2 - 材木加工制御方式 - Google Patents

材木加工制御方式

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JPH0620722B2
JPH0620722B2 JP1217471A JP21747189A JPH0620722B2 JP H0620722 B2 JPH0620722 B2 JP H0620722B2 JP 1217471 A JP1217471 A JP 1217471A JP 21747189 A JP21747189 A JP 21747189A JP H0620722 B2 JPH0620722 B2 JP H0620722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は材木加工制御方式に関するものであり、特
に、木造家屋用の柱等のプレカット加工処理済みの材木
に対して、その固有の番号を的確に付与することができ
る材木加工制御方式に関するものである。
[従来の技術] 木造家屋の建築のための、柱や基礎材等の材木による従
来の軸組み工法においては、通常、棟梁や大工のような
現場作業者が、作業現場等において、設計図に代わる板
図に基づき、前記の材木を所定の寸法にしたり、木材同
士の継ぎ手部分としてのホゾやホゾ穴の形成をしてい
た。
そして、このような材木の先端部には、文字“い、ろ、
は、に、・・・”と数字“一、二、三、四、・・・”と
の組み合わせにより、材木同士が交差して組み合わされ
る位置について、例えば、“い−三”、“は−二”のよ
うな符号を用いており、墨汁等の適当な染料や塗料によ
り、これらの符号を対象の材木に直接記入していた。
近時、これらの材木の加工には、いわゆるプレカット工
法が導入されてきて、流れ作業を基本とする専用のプレ
カット工場においては、材木に対する所要の加工が予め
なされており、それだけ建築現場での作業工数が節減さ
れる。そして、このようにプレカット加工が施された材
木が建築現場に運搬されることになるが、これらの材木
に対する所要の情報の表示については、従前と同様に、
墨汁等の適当な染料や塗料により、対象の材木に直接記
入することで表示しているのが実情である。
[発明が解決しようとする課題] 上記されたように、従来のプレカット工法に付随する材
木上での情報の表示は、墨汁等の適当な染料や塗料を用
いて、人手により対象の材木に直接記入することでなさ
れており、このために、材木上での表示箇所が不定にな
る、表示内容に誤りが生じ易い、人手による記入のため
に読み難いことがある等の難点があり、当該情報の記入
後での確認が困難になるという問題点があった。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
のであって、所要のプレカット加工処理が施された材木
の全側面部に対して、当該材木に関する各種の情報を鮮
明かつ確実に印字できるようにされた材木加工制御方式
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る材木加工制御方式は、 所要の機能を果すマイクロコンピュータからなる制御
部;対象家屋の建築に必要な材木に関する各種データを
記憶させるための記憶部;当該家屋の階床組立図等を表
示させるための表示部;および、所要のデータや指令を
入力させるための各種データを記憶させるための各種の
機能手段を備えている入力部;からなる木材加工ライン
制御部と:プレカット加工処理以前の材木が貯蔵されて
いる第1の貯木部;前記第1の貯木部から送られてきた
材木について所要のプレカット加工処理を施して構造材
とする加工部;プレカット加工処理が施された前記構造
材について、その所定の部位に必要なデータに印字処理
がなされる印字部;およびプレカット加工処理および印
字処理が施された前記構造材の貯蔵がなされる第2の貯
木部;からなる材木加工ラインと:を備えた材木加工処
理制御方式であって、前記制御部に基本モジュールの値
を入力し、さらに前記表示部に基本モジュール間隔の格
子を発生させ、前記格子を発生させた表示部を利用し、
前記入力部から伏せ図中の構造材の位置情報を入力し
て、前記記憶部にこれを記憶し、前記記憶部において、
入力された各構造材に、演算機能を用いて通番を付与す
ると共に、その構造材の位置情報をその通番を持つ構造
材の属性として前記記憶部に記憶し、前記第1の貯木部
より送られてきた材木を前記加工部にて加工し、これを
前記構造材とし、この構造材に対応する通番の位置情報
を前記記憶部から呼び出し、前記印字部にてこの位置情
報を、前記構造材に印字するようにされているものであ
る。
[作用] この発明によれば、材木加工ライン制御部による所定の
制御の下に、所要のプレカット加工処理が施された材木
(構造材)の所要の側面部に対して、当該構造材と他の
構造材との交点位置情報等の所要の情報を印字するよう
にされる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例に係る材木加工制御方式
を示す概略構成図である。この第1図において、(11)は
所要の機能を果たすマイクロコンピュータからなる制御
部であって、この制御部(11)に接続されているものは、
ある対象の家屋を建築するために必要な材木に関する各
種データを記憶させておくための記憶部(12)、建築対象
としての家屋の階床組立図等を表示させるための表示部
(13)、所要のデータや指令を入力させるためのデジタイ
ザやマウス等の各種の機能手段を備えている入力部(14)
であり、これらの手段によって後述の材木加工ライン制
御部(10)が構成されている。
次に、(15)は#1貯木部であって、これにはプレカット
加工処理以前の材木が貯蔵されている。(16)は加工部で
あって、前記#1貯木部(15)から送られてきた材木につ
いて、例えば、柱材のホズやホゾ穴の形成のためのプレ
カット加工処理が行われる。(17)は印字部であって、プ
レカット加工処理が施された構造材について、その所定
の部分に必要なデータの印字処理がなされる。そして、
(18)は#2貯木部であって、前記のようにプレカット加
工処理および印字処理が施された構造材の貯蔵がなされ
るものである。これらの手段はベルト・コンベアのよう
な適当な搬送手段(図示されない)によって逐次連結さ
れており、全体として材木加工ライン(19)が構成されて
いる。
第2図は、上記実施例において印字部(17)の近傍を示す
概略図である。この第2図において、一対のプーリ(2
1)、(22)とこれに係合するベルト(23)とによって印字部
(17)におけるコンベア装置が構成されている。そして、
前段の加工部でプレカットされた材木(25)が、その所定
の側面(26)がベルト(23)に当接するようにして、このコ
ンベア装置によって移送される。また、プリンタ・ヘッ
ド(24)は、例えば、インク・ジェット式のものであって
もよく、前記材木(25)がある所定の位置に達したことが
適当なセンサ手段(図示されない)で検知されたとき
に、制御部からの指令に応じて、位置情報等の所要の情
報を、材木(25)の側面(26)の対応箇所にこのプインタ・
ヘッド(24)を用いて印字する。
第3図は、上記実施例の動作を説明するための家屋階床
組立例示図である。この第3図において、(31)、(31)、
・・・はプレカット加工処理が施された材木であって、
これらへの付番(No. 1、No. 2〜No. n)は、例えば、
水平に配置されたものの下端から上端へ、更に、垂直に
配置されたものの左端から右端へとなされている。ま
た、構造材相互間の接続部に関する番地付けの便宜のた
めに、当該家屋階床組立例示図の水平軸には“い、ろ、
は、に、ほ、へ”なる付番が均等の距離を持ってなされ
ており、これに対して、その垂直軸には“一、二、三、
四、五”なる付番が同じく均等の距離をもってなされて
いる。
第4図は、上記実施例の動作を説明するための、材木表
面に所要の印字がなされている態様の例示図である。こ
の第4図において、例えば床材として使用されるような
構造材(41A)、(41B)、の所定の側面(42A)、(42B)には、
所要の位置情報(44A)、(44B)が印字されている。また、
ホゾのような適当な係合部(43A)、(43B)が、前述された
プレカット工法により適所に設けられている。なお、前
記位置情報(44A)、(44B)の印字については、次のように
実行することが好都合である。即ち、前記第3図におい
て、水平方向に配列される構造材については、所要の位
置情報が例えば“に五”のように横並びに印字され、垂
直方向に配列される構造材については のように縦並びに印字されるようにする。また、この印
字される側面は、大工等の建築作業者の足踏みされる側
面であるから、前述の位置情報を確認しながら、複数本
の構造材の組み合わせ配置を的確かつ迅速に行うことが
できる。
次に、上記実施例の動作について説明する。
第1に、対象の構造材への付番に必要なデータの作成
は、下記の手順に従って行われる。
(1) まず、人手により、対象の家屋に関する伏せ図を
参照しながら、その基本モジュールを読み取り、この読
み取りの結果としての値(例えば、910 ミリピッチ、900 ミリ
ピッチ等の値)を、所定のマイクロコンピュータからなる
制御部(11)に入力させる。
(2) 次いで、前記制御部(11)の所要の演算機能を用い
て、当該基本モジュール間隔の格子(グリッド)を発生
させ、このようにして発生させた格子図形を表示部(13)
に表示させる。
(3) 上記のようにして発生させた格子の水平軸に沿っ
て、“い通り”、“ろ通り”、 “は通り”、”に通り”、・・・の順序で付番させ、ま
た、当該格子の垂直軸に沿って、 “一通り”、“二通り”、“三通り”、・・・の順序で
付番させる。
(4) 制御部(11)による支配の下に、表示部(13)におい
て、前記格子の“通り芯”位置を表示させる。
(5) 対象の家屋に関する伏せ図に基づき、該当の基本
モジュールの基準位置を人手により定める。
(6) 前記の伏せ図に基づいて格子状に区画された表示
部(13)の表示画面上で、入力部(14)におけるデジタイザ
やマウス等の適当な機能手段により、(例えば、1階、
2階のような)階毎の構造材即ち横架材の始点および終
点の位置座標を記憶部(12)に入力して記憶させる。
(7) なお、多くの場合において、前記第(4)項での“通
り芯”は伏せ図に記入されておらず、各木材の寸法が組
入されているだけであるから、前記第(6)項における入
力作業の際には、前記人手により定められた基本モジュ
ールの基準位置に基づいて、“通り芯”の決定を人手に
より実行する。
(8) また、前記基本モジュールの値の整数倍に相当す
る値を人手により入力させるときには、前記格子の網目
の大きさを目安とする入力作業を行う。そして、近傍の
網目位置からの差異に対応する数値を入力させることに
より、前記横架材の始点および終点の位置座標を記憶部
(12)に記憶させる。なお、このこのような網目位置に関
する情報が使用されるときには、前記第(6)項の場合と
同様に、デジタサイザやマウス等の適当な機能手段が用
いられる。
(9) なお、前記横架材の始点および終点の位置座標を
人手により入力させるときには、その順序を適当に設定
することができる。
(10) 制御部(11)における所定の演算機能を用いること
により、前記対応の情報が入力された横架材に対して、
所定の順序で付番(“通番”を付与すること)をしてい
く。例えば、始めに水平軸から“い通り”、“ろ通
り”、“は通り”、・・・の順序で付番し、次いで垂直
軸から“一通り”、“二通り”、“三通り”、・・・の
順序で付番していく。
(11) この制御部(11)においては、前記のようになされ
た付番に基づいて、対応の情報が個別に入力された横架
材の識別を行い、識別された横架材に対応する始点およ
び終点をそれらの属性として記憶部に記憶させる。
(12) 次いで、制御部(11)における所定の演算機能によ
り、個別の横架材同士の交点での“通り番地”を求め
て、前記それぞれの交点における属性として記憶部に記
憶させる。
第2に、材木加工ライン(19)の稼働は下記の手順に従っ
て行われる。
(1) 付番をすべき材木(横架材)に対応する“通番”
を制御部(11)に入力させる。または、ある所定の順番に
従って、“通番”で一意的に識別される当該の横架材に
ついて、対応の始点、終点、および、その途中の1個ま
たは複数個の交点の“通り番地”をアクセスする。
(2) 制御部(11)の支配の下に、印字部(17)において該
当の横架材の適所に印字するための、当該該当の横架材
に対応の付番をする。
(3) 該当する横架材が近接したことを適当な検知手段
(図示されない)により検知して、当該横架材の始点位
置近傍に当該始点の“通り芯”の番地を含む所要の情報
を印字する。
(4) ここに、該当する横架材の移動距離については、
例えば、その単位移動距離毎に1個のパルスを発生させ
るパルス発生手段と適当なパルス・カウンタ・エンコー
ダ(いずれも図示されない)とを用いることにより、容
易に知ることができる。
(5) また、該当する横架材のある所定の位置(例え
ば、他の横架材との交点位置)が検知されたときには、
その位置に対応する付番のための印字操作が制御部(11)
により指令され、これに応じて印字部(17)における所要
の印字処理がなされる。
(6) 上記のような操作は、対象の横架材がなくなるま
で繰り返される。
[発明の効果] 以上説明されたように、この発明に係る材木加工制御方
式は、 所要の機能を果すマイクロコンピュータからなる制御
部;対象家屋の建築に必要な材木に関する各種データを
記憶させるための記憶部;当該家屋の階床組立図等を表
示させるための表示部:および、所要のデータや指令を
入力させるための各種データを記憶させるための各種の
機能手段を備えている入力部;からなる木材加工ライン
制御部と:プレカット加工処理以前の材木が貯蔵されて
いる第1の貯木部;前記第1の貯木部から送られてきた
材木について所要のプレカット加工処理を施して構造材
とする加工部;プレカット加工処理が施された前記構造
材について、その所定の部位に必要なデータに印字処理
がなされる印字部;およびプレカット加工処理および印
字処理が施された前記構造材の貯蔵がなされる第2の貯
木部;からなる材木加工ラインと:を備えた材木加工処
理制御方式であって、前記制御部に基本モジュールの値
を入力し、さらに前記表示部に基本モジュール間隔の格
子を発生させ、前記格子を発生させた表示部を利用し、
前記入力部から伏せ図中の構造材の位置情報を入力し
て、前記記憶部にこれを記憶し、前記記憶部において、
入力された各構造材に、演算機能を用いて通番を付与す
ると共に、その構造材の位置情報をその通番を持つ構造
材の属性として前記記憶部に記憶し、前記第1の貯木部
より送られてきた材木を前記加工部にて加工し、これを
前記構造材とし、この構造材に対応する通番の位置情報
を前記記憶部から呼び出し、前記印字部にてこの位置情
報を、前記構造材に印字するようにされているので、伏
せ図のデータを表示部の格子情報を利用して、何ら人手
を患わせることなく、構造材の各位置情報を鮮明かつ確
実にしかも迅速に印字することができ、建築現場等での
取り扱いが極めて容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例である材木加工制御方式
を示す概略構成図、第2図は、上記実施例において印字
部の近傍を示す概略図、第3図は、上記実施例の動作を
説明するための家屋階床組立例示図、第4図は、上記実
施例の動作を説明するための材木表面に印字がなされて
いる態様の例示図である。 (11)は制御部、 (12)は記憶部、 (13)は表示部、 (14)は入力部、 (15)は#1貯木部、 (16)は加工部、 (17)は印字部、 (18)は#2貯木部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要の機能を果すマイクロコンピュータか
    らなる制御部; 対象家屋の建築に必要な材木に関する各種データを記憶
    させるための記憶部; 当該家屋の階床組立図等を表示させるための表示部:お
    よび、 所要のデータや指令を入力させるための各種データを記
    憶させるための各種の機能手段を備えている入力部; からなる木材加工ライン制御部と: プレカット加工処理以前の材木が貯蔵されている第1の
    貯木部; 前記第1の貯木部から送られてきた材木について所要の
    プレカット加工処理を施して構造材とする加工部;プレ
    カット加工処理が施された前記構造材について、その所
    定の部位に必要なデータに印字処理がなされる印字部;
    および プレカット加工処理および印字処理が施された前記構造
    材の貯蔵がなされる第2の貯木部; からなる材木加工ラインと: を備えた材木加工処理制御方式であって、 前記制御部に基本モジュールの値を入力し、 さらに前記表示部に基本モジュール間隔の格子を発生さ
    せ、 前記格子を発生させた表示部を利用し、前記入力部から
    伏せ図中の構造材の位置情報を入力して、前記記憶部に
    これを記憶し、 前記記憶部において、入力された各構造材に、演算機能
    を用いて通番を付与すると共に、その構造材の位置情報
    をその通番を持つ構造材の属性として前記記憶部に記憶
    し、 前記第1の貯木部より送られてきた材木を前記加工部に
    て加工し、これを前記構造材とし、 この構造材に対応する通番の位置情報を前記記憶部から
    呼び出し、前記印字部にてこの位置情報を、前記構造材
    に印字するようにされている、 ことを特徴とする材木加工制御方式。
  2. 【請求項2】伏せ図中の構造材の位置情報として、始
    点、終点の位置情報を入力する請求項1記載の材木加工
    制御方式。
  3. 【請求項3】制御部において、入力された各構造材に、
    演算機能を用いて通番を付与すると共に、入力部から入
    力された伏せ図中の構造材の位置情報に各構造材の交点
    位置座標を演算して求め、その構造材の位置情報と演算
    により求められた交点位置座標をその通番を持つ構造材
    の属性として記憶部に記憶する請求項1記載の材木加工
    制御方式。
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