JPH0620977Y2 - 体積測定装置 - Google Patents
体積測定装置Info
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- JPH0620977Y2 JPH0620977Y2 JP1988115183U JP11518388U JPH0620977Y2 JP H0620977 Y2 JPH0620977 Y2 JP H0620977Y2 JP 1988115183 U JP1988115183 U JP 1988115183U JP 11518388 U JP11518388 U JP 11518388U JP H0620977 Y2 JPH0620977 Y2 JP H0620977Y2
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Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、タンク内に収納された液体の体積を測定す
る体積測定装置に関するものである。
る体積測定装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の体積測定装置としては第17図乃至第2
1図に示す如きものがある。以下、この従来例について
具体的に述べる。
1図に示す如きものがある。以下、この従来例について
具体的に述べる。
第17図は液面位測定開始の初期状態を示し、また第1
8図は液面位の測定過程における状態を示す図であっ
て、ピストン(体積変化手段)7がシリンダ(体積変化
量)8の最深部まで移動させられたとき、すなわち最大
ストローク移動したときの状態を示す。
8図は液面位の測定過程における状態を示す図であっ
て、ピストン(体積変化手段)7がシリンダ(体積変化
量)8の最深部まで移動させられたとき、すなわち最大
ストローク移動したときの状態を示す。
第17図においてタンク3の体積をVT、その空洞部分
すなわち液体4が満たされていない部分の体積V2、シ
リンダ8の最大体積変化量に対応する体積をV0(≪
V1,V2)、補正室9の体積をV1、タンク3内の圧力
をP0とし、かつバルブ10が解放されているものとす
ると、ポアッソン(Poisson)の法則に基づいて P0(V2+v0+V1)γ=nRT0 が成立する。なお、nはシリンダ8、補正室9及びタン
ク3の夫々の空洞部の気体のモル数、Rはガス定数、T
0は気体の絶対温度、γは定圧比熱と定積比熱の比を示
す。
すなわち液体4が満たされていない部分の体積V2、シ
リンダ8の最大体積変化量に対応する体積をV0(≪
V1,V2)、補正室9の体積をV1、タンク3内の圧力
をP0とし、かつバルブ10が解放されているものとす
ると、ポアッソン(Poisson)の法則に基づいて P0(V2+v0+V1)γ=nRT0 が成立する。なお、nはシリンダ8、補正室9及びタン
ク3の夫々の空洞部の気体のモル数、Rはガス定数、T
0は気体の絶対温度、γは定圧比熱と定積比熱の比を示
す。
ここでピストン7が、断熱を保持した状態で最大ストロ
ーク移動させられると、第18図の如くv0=0となる
と共にタンク3内圧力がΔP0だけ増加し、 (P0+ΔP0)(V2+V1)γ=nRT0 が成立する。これより、 P(V2+v0+V1)γ=(P0+ΔP0)(V2+V1)γ…(1) 式(1)は、近似的に となり、タンク3の空洞部分の体積V2は、 となる。
ーク移動させられると、第18図の如くv0=0となる
と共にタンク3内圧力がΔP0だけ増加し、 (P0+ΔP0)(V2+V1)γ=nRT0 が成立する。これより、 P(V2+v0+V1)γ=(P0+ΔP0)(V2+V1)γ…(1) 式(1)は、近似的に となり、タンク3の空洞部分の体積V2は、 となる。
次に第17図及び第18図においてバルブ10を閉成す
ると、補正室9とタンク3との通気性は完全に遮断さ
れ、上記の如く第17図においては、 P0(v0+V1)γ=nRT0 が成立し、また第18図においてはv0=0となり、タ
ンク3内圧力がΔP0′だけ増加するので、 (P0+ΔP0′)V1 γ=nRT0 が成立する。これにより、 P0(v0+V1)γ=(P0+ΔP0′)V1 γ…(3) 式(3)は、近似的に となり、これより となる。ここでシリンダ8の最大体積変化量に対応する
体積v0および補正室9の体積V1は既知で、かつΔ
P0′は測定することができるのでγP0の値を求めるこ
とができる。これによって、式(2)におけるタンク3の
空洞部分の体積V2は、算出可能となり液体4の体積VL
は、VT−V2によって求めることができる。なお、第1
7図および第18図における3aはエンジンにガソリン
等の液体4を供給するパイプである。
ると、補正室9とタンク3との通気性は完全に遮断さ
れ、上記の如く第17図においては、 P0(v0+V1)γ=nRT0 が成立し、また第18図においてはv0=0となり、タ
ンク3内圧力がΔP0′だけ増加するので、 (P0+ΔP0′)V1 γ=nRT0 が成立する。これにより、 P0(v0+V1)γ=(P0+ΔP0′)V1 γ…(3) 式(3)は、近似的に となり、これより となる。ここでシリンダ8の最大体積変化量に対応する
体積v0および補正室9の体積V1は既知で、かつΔ
P0′は測定することができるのでγP0の値を求めるこ
とができる。これによって、式(2)におけるタンク3の
空洞部分の体積V2は、算出可能となり液体4の体積VL
は、VT−V2によって求めることができる。なお、第1
7図および第18図における3aはエンジンにガソリン
等の液体4を供給するパイプである。
次に、上記の如く説明した考案の原理に基づく具体的装
置の例の構成を第19図及び第20図を参照して説明す
る。なお、第19図において第17図と同一構成の部分
には同一符号を付してその説明を省略する。
置の例の構成を第19図及び第20図を参照して説明す
る。なお、第19図において第17図と同一構成の部分
には同一符号を付してその説明を省略する。
7はピストンで、周面に磁極を有する円盤状の永久磁石
からなると共にその周面には磁性流体7aが吸着され、
後述のシリンダ8との隙間を塞ぎ、通気を防止し、かつ
シリンダ8内をピストン7が摺動するときの摩擦を小さ
くしている。なお、ピストン7の周面にOリングを取り
付けることによって通気を防止してもよい。8はシリン
ダで、その一端開口部8aは補正室9に連通されると共
に、他端を開口している。9は補正室で、その体積V1
がタンク3の全体積VTに対して充分に小さく設定され
ていると共に、シリンダ8の最大体積変化量すなわちピ
ストン7の摺動によって変化する最大体積v0に対し
て、例えば10倍の体積に設定されて、ピストン7の一
往復によって、内部の圧力変化は、正弦波状に変化する
(これは後述のモータ16の定速回転による)。また補
正室9は、電磁バルブ10及び第1のパイプ11を直列
に介してタンク3の液体注入口5の開口縁の近くに接続
され、気体がタンク3内と補正室9との間を流通できる
ように設定されている。なお第1のパイプ11の液体注
入口5、電磁バルブ10間の一部は、該液体注入口の開
口縁より高く位置せしめられており、液体4が液体注入
口5の開口縁まで注入されても補正室9内に液体4が流
れ込まないように設定されている。12は圧力センサ
で、基準圧力室12a、検出圧力室12b、その双方の圧力室
12a,12bを仕切り、かつその双方の圧力室の圧力の差に
比例して歪板12c及び該歪板に貼付けられているストレ
インゲージ等の圧力センサ本体12dからなり、その基準
圧力室12aは空洞室13及び微細管の第2のパイプ14
に直列に第1のパイプ11に連通され、その空洞室13
及び第2のパイプ14は、タンク3内の圧力変動を吸収
し空気圧フィルタを構成している。また検出圧力室12b
は補正室9に連通され、圧力センサ本体12dは歪板12cが
受ける双方の圧力室12a、12bの圧力差を検出して電気信
号に変換する。15は円板で、透孔15aが設けられてい
ると共に、ピストン7を往復直線運動させるためのクラ
ンク15bの一端が連結させられている。また円板15
は、後述のモータ16の回転軸に図示されない減速ギア
を介して連結されている。
からなると共にその周面には磁性流体7aが吸着され、
後述のシリンダ8との隙間を塞ぎ、通気を防止し、かつ
シリンダ8内をピストン7が摺動するときの摩擦を小さ
くしている。なお、ピストン7の周面にOリングを取り
付けることによって通気を防止してもよい。8はシリン
ダで、その一端開口部8aは補正室9に連通されると共
に、他端を開口している。9は補正室で、その体積V1
がタンク3の全体積VTに対して充分に小さく設定され
ていると共に、シリンダ8の最大体積変化量すなわちピ
ストン7の摺動によって変化する最大体積v0に対し
て、例えば10倍の体積に設定されて、ピストン7の一
往復によって、内部の圧力変化は、正弦波状に変化する
(これは後述のモータ16の定速回転による)。また補
正室9は、電磁バルブ10及び第1のパイプ11を直列
に介してタンク3の液体注入口5の開口縁の近くに接続
され、気体がタンク3内と補正室9との間を流通できる
ように設定されている。なお第1のパイプ11の液体注
入口5、電磁バルブ10間の一部は、該液体注入口の開
口縁より高く位置せしめられており、液体4が液体注入
口5の開口縁まで注入されても補正室9内に液体4が流
れ込まないように設定されている。12は圧力センサ
で、基準圧力室12a、検出圧力室12b、その双方の圧力室
12a,12bを仕切り、かつその双方の圧力室の圧力の差に
比例して歪板12c及び該歪板に貼付けられているストレ
インゲージ等の圧力センサ本体12dからなり、その基準
圧力室12aは空洞室13及び微細管の第2のパイプ14
に直列に第1のパイプ11に連通され、その空洞室13
及び第2のパイプ14は、タンク3内の圧力変動を吸収
し空気圧フィルタを構成している。また検出圧力室12b
は補正室9に連通され、圧力センサ本体12dは歪板12cが
受ける双方の圧力室12a、12bの圧力差を検出して電気信
号に変換する。15は円板で、透孔15aが設けられてい
ると共に、ピストン7を往復直線運動させるためのクラ
ンク15bの一端が連結させられている。また円板15
は、後述のモータ16の回転軸に図示されない減速ギア
を介して連結されている。
17は光センサで、ピストン7が最大に後退した位置で
透孔15aに対面するように設けられており、円板15の
透孔15aを検出する。18はモータ駆動制御回路で、電
源投入直後にモータ16を回転せしめるための信号の供
給を後述の演算処理回路21から受け、光センサ17の
位置に円板15の透孔15aを一致させる為の信号をモー
タ16に供給する。またモータ駆動制御回路18は後述
の演算処理回路21から前記信号とは別の信号を受け
て、モータ16を一定角速度ω0で回転駆動せしめるた
めの駆動信号をモータ16に供給する。19はバンドパ
スフィルタで、モータ16の角速度ω0に対応する周波
数成分のみを抽出して出力するように設定されており、
圧力センサ12で発生するノイズ成分、タンク3内の温
度上昇に対応して圧力センサ12で発生するドリフト成
分等を除去する。20は振幅検出回路で、バンドバスフ
ィルタ19の出力を入力し、その波高値を検出する。2
1は演算処理回路で、CPU(CENTRAL PROCESSOR UNIT)、R
OM(READ ONLY MEMORY)等からなり、振幅検出回路20の
出力を入力して、次のごとき演算処理を実行することに
よってタンク3内の液面位を算出し、算出結果を表示部
22に供給して表示せしめる。
透孔15aに対面するように設けられており、円板15の
透孔15aを検出する。18はモータ駆動制御回路で、電
源投入直後にモータ16を回転せしめるための信号の供
給を後述の演算処理回路21から受け、光センサ17の
位置に円板15の透孔15aを一致させる為の信号をモー
タ16に供給する。またモータ駆動制御回路18は後述
の演算処理回路21から前記信号とは別の信号を受け
て、モータ16を一定角速度ω0で回転駆動せしめるた
めの駆動信号をモータ16に供給する。19はバンドパ
スフィルタで、モータ16の角速度ω0に対応する周波
数成分のみを抽出して出力するように設定されており、
圧力センサ12で発生するノイズ成分、タンク3内の温
度上昇に対応して圧力センサ12で発生するドリフト成
分等を除去する。20は振幅検出回路で、バンドバスフ
ィルタ19の出力を入力し、その波高値を検出する。2
1は演算処理回路で、CPU(CENTRAL PROCESSOR UNIT)、R
OM(READ ONLY MEMORY)等からなり、振幅検出回路20の
出力を入力して、次のごとき演算処理を実行することに
よってタンク3内の液面位を算出し、算出結果を表示部
22に供給して表示せしめる。
次に演算処理回路21の作動を第21図に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
ャートに基づいて説明する。
第21図に於て、電源を投入すると、スタートステップ
100から初期設定ステップ101に進み、演算処理回路21
を構成するCPU等が初期設定され、かつその初期設定後
所定時間が経過するとバルブ閉成信号の出力開始ステッ
プ102では、バルブ10を閉成するための信号を演算処
理回路21から図示されない駆動回路を介してバルブ1
0に供給する。次に係数推定ステップ103に進み、ピス
トン7を複数回往復運動させることによって式(4)にお
ける係数γP0値を推定する。すなわち、ROMに記憶され
た補正室9の体積V1及びシリンダ8の最大体積変化量
に対応する体積v0並びに圧力センサ12によって測定
された補正室9内の圧力変化幅ΔP0′(前記ピストン
7の複数回の往復運動の圧力変化幅の平均値)によって
γP0を式(4)のγP0=ΔP0′V1/V0に基づいて求め
る。求めた後、バルブ閉成信号の出力停止ステップ104
に進み、バルブ10を開放するためにバルブ10へのバ
ルブ閉成信号の供給が停止され、次のタンク内空洞体積
の算出ステップ105に進み、前記係数推定ステップ103で
のピストン7の往復運動の回数よりも多い回数ピストン
7を往復運動させることによって、ステップピストン10
5では、前のステップ103で求めた係数γP0、ROMに記憶
されたシリンダ8の最大体積変化量に対応する体積
v0、該体積v0と同様にROMに記憶された補正室9の体
積V1及び圧力センサ12によって検出された圧力ΔP0
(前記ピストン7の複数回の往復運動の圧力変化幅の平
均値)に基づいてタンク3内空洞部分の体積V2を求
め、次に液面位算出ステップピストン106に進み、直前
のステップピストン105で求めたタンク3内空洞部分の
体積V2をROMに記憶されたタンク3の全体積VTから減
算することによって液体4の体積VLを算出する。更に
次の液面位信号発生ステップ107に進み、このステップ1
07で表示部22に対して液面位を表示させるための信号
を演算処理回路21から供給し、その後バルブ閉成信号
の出力開始ステップ102に戻る。その後は、上記の動作
が周期的又は非周期的に繰り返される。なおタンク内空
洞体積の算出ステップ105と液面位算出ステップ106との
間には、タンク3内の空洞部分の体積が大きく変化した
場合のキャンセルステップ(図示せず)が設けられてい
る。
100から初期設定ステップ101に進み、演算処理回路21
を構成するCPU等が初期設定され、かつその初期設定後
所定時間が経過するとバルブ閉成信号の出力開始ステッ
プ102では、バルブ10を閉成するための信号を演算処
理回路21から図示されない駆動回路を介してバルブ1
0に供給する。次に係数推定ステップ103に進み、ピス
トン7を複数回往復運動させることによって式(4)にお
ける係数γP0値を推定する。すなわち、ROMに記憶され
た補正室9の体積V1及びシリンダ8の最大体積変化量
に対応する体積v0並びに圧力センサ12によって測定
された補正室9内の圧力変化幅ΔP0′(前記ピストン
7の複数回の往復運動の圧力変化幅の平均値)によって
γP0を式(4)のγP0=ΔP0′V1/V0に基づいて求め
る。求めた後、バルブ閉成信号の出力停止ステップ104
に進み、バルブ10を開放するためにバルブ10へのバ
ルブ閉成信号の供給が停止され、次のタンク内空洞体積
の算出ステップ105に進み、前記係数推定ステップ103で
のピストン7の往復運動の回数よりも多い回数ピストン
7を往復運動させることによって、ステップピストン10
5では、前のステップ103で求めた係数γP0、ROMに記憶
されたシリンダ8の最大体積変化量に対応する体積
v0、該体積v0と同様にROMに記憶された補正室9の体
積V1及び圧力センサ12によって検出された圧力ΔP0
(前記ピストン7の複数回の往復運動の圧力変化幅の平
均値)に基づいてタンク3内空洞部分の体積V2を求
め、次に液面位算出ステップピストン106に進み、直前
のステップピストン105で求めたタンク3内空洞部分の
体積V2をROMに記憶されたタンク3の全体積VTから減
算することによって液体4の体積VLを算出する。更に
次の液面位信号発生ステップ107に進み、このステップ1
07で表示部22に対して液面位を表示させるための信号
を演算処理回路21から供給し、その後バルブ閉成信号
の出力開始ステップ102に戻る。その後は、上記の動作
が周期的又は非周期的に繰り返される。なおタンク内空
洞体積の算出ステップ105と液面位算出ステップ106との
間には、タンク3内の空洞部分の体積が大きく変化した
場合のキャンセルステップ(図示せず)が設けられてい
る。
[作用] 次に、上記構成の作動を説明する。電源が投入されると
光センサ17からモータ駆動制御回路18に透孔15aを
光センサ17の位置に一致させるための信号が供給さ
れ、モータ16が回転されて光センサ17の位置に円板
15の透孔15aが一致せしめられる。なおこの作動は電
源投入直後から所定時間内に終了させられる。その後、
演算処理回路21からバルブ10にバルブ閉成信号が供
給されることによってバルブ10が閉成され、更に演算
処理回路21からモータ駆動制御回路18にモータ16
の複数回の回転開始を指示する信号が供給される。該信
号が供給されるとモータ駆動制御回路18は、モータ1
6を一定角速度ω0で一方向に指示された回転数だけ回
転せしめ、モータ16の回転軸に連結された円板15が
回転させられることによってクランク15bを介してピス
トン7がシリンダ8内を往復運動し、シリンダ8の最大
体積変化量に相当する体積V1の部分の空気を補正室9
に送り込んだり、補正室9の空気を吸い込んだりし、補
正室9内の圧力を正弦波状に変化せしめると、圧力セン
サ12の検出圧力室12bの圧力は、補正室9の圧力が伝
わることによって正弦波状に変化し、タンク3内圧力と
等しい基準圧力室12aの圧力との差が、圧力センサ本体1
2cによって検出され、正弦波状の電気信号に変換され
る。その信号はバンドパスフィルタ19を介して振幅算
出回路20に供給され、その波高値が検出される。検出
された波高値は、演算処理回路21に供給され平均化さ
れることによって、係数γP0が算出され、CPU内のレジ
スタ等に記憶される。その後、演算処理回路21からバ
ルブ10にバルブ閉成信号の供給が停止されて、バルブ
10は開放され、さらにモータ16は係数γP0を算出
するときよりも多くの回数回転させられることによって
式(2)の演算がなされ、タンク3内の液体4の体積が算
出され、その算出結果は表示部22に表示される。以
後、上記動作が繰り返され、バルブ10が閉成される毎
に係数γP0が更新されて記憶され、再度新たに液面位
が算出される。
光センサ17からモータ駆動制御回路18に透孔15aを
光センサ17の位置に一致させるための信号が供給さ
れ、モータ16が回転されて光センサ17の位置に円板
15の透孔15aが一致せしめられる。なおこの作動は電
源投入直後から所定時間内に終了させられる。その後、
演算処理回路21からバルブ10にバルブ閉成信号が供
給されることによってバルブ10が閉成され、更に演算
処理回路21からモータ駆動制御回路18にモータ16
の複数回の回転開始を指示する信号が供給される。該信
号が供給されるとモータ駆動制御回路18は、モータ1
6を一定角速度ω0で一方向に指示された回転数だけ回
転せしめ、モータ16の回転軸に連結された円板15が
回転させられることによってクランク15bを介してピス
トン7がシリンダ8内を往復運動し、シリンダ8の最大
体積変化量に相当する体積V1の部分の空気を補正室9
に送り込んだり、補正室9の空気を吸い込んだりし、補
正室9内の圧力を正弦波状に変化せしめると、圧力セン
サ12の検出圧力室12bの圧力は、補正室9の圧力が伝
わることによって正弦波状に変化し、タンク3内圧力と
等しい基準圧力室12aの圧力との差が、圧力センサ本体1
2cによって検出され、正弦波状の電気信号に変換され
る。その信号はバンドパスフィルタ19を介して振幅算
出回路20に供給され、その波高値が検出される。検出
された波高値は、演算処理回路21に供給され平均化さ
れることによって、係数γP0が算出され、CPU内のレジ
スタ等に記憶される。その後、演算処理回路21からバ
ルブ10にバルブ閉成信号の供給が停止されて、バルブ
10は開放され、さらにモータ16は係数γP0を算出
するときよりも多くの回数回転させられることによって
式(2)の演算がなされ、タンク3内の液体4の体積が算
出され、その算出結果は表示部22に表示される。以
後、上記動作が繰り返され、バルブ10が閉成される毎
に係数γP0が更新されて記憶され、再度新たに液面位
が算出される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の体積測定装置にあって
は、係数γP0を推定するために、タンク3と補正室9
とをバルブ10を介して連結する構成となり装置全体の
形状が大型化するという問題点があった。
は、係数γP0を推定するために、タンク3と補正室9
とをバルブ10を介して連結する構成となり装置全体の
形状が大型化するという問題点があった。
また、バルブ10に開口断面積の小さなものを用いると
流量抵抗が大きくなり、バルブ10を開口し、加圧した
場合に、補正室9とタンク3内の空洞部分とが連通した
1つの空間として見做されず、別個の空間となってしま
い、測定誤差を生じさせる原因となる問題点があり、こ
れを避けるために、ピストン7の駆動角周波数ω0を非
常に小さくすると測定時間が長くなるという問題点があ
った。そこで開口断面積の大きなバルブを用いることが
考えられるが、そうするとコストアップになるという問
題点があった。
流量抵抗が大きくなり、バルブ10を開口し、加圧した
場合に、補正室9とタンク3内の空洞部分とが連通した
1つの空間として見做されず、別個の空間となってしま
い、測定誤差を生じさせる原因となる問題点があり、こ
れを避けるために、ピストン7の駆動角周波数ω0を非
常に小さくすると測定時間が長くなるという問題点があ
った。そこで開口断面積の大きなバルブを用いることが
考えられるが、そうするとコストアップになるという問
題点があった。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記従来の問題点に着目して成されたもの
で、タンク内の一部に、タンク内収容物が入り込まない
空洞部を形成し、この空洞部内体積を可変させるための
体積変化手段と、この体積変化手段に、被測定物である
液体の跳ね上り等による外力負荷が作用されることがな
いようにするための筒状保護筒と、上記体積変化手段の
動作に伴なう空洞部内圧力変化を検出する圧力センサを
設けて、その圧力センサからの出力信号でタンク内収容
物の体積を正確に測定することができるようにした体積
測定装置を提供することにある。
で、タンク内の一部に、タンク内収容物が入り込まない
空洞部を形成し、この空洞部内体積を可変させるための
体積変化手段と、この体積変化手段に、被測定物である
液体の跳ね上り等による外力負荷が作用されることがな
いようにするための筒状保護筒と、上記体積変化手段の
動作に伴なう空洞部内圧力変化を検出する圧力センサを
設けて、その圧力センサからの出力信号でタンク内収容
物の体積を正確に測定することができるようにした体積
測定装置を提供することにある。
[実施例] 以下に本考案の実施例を第1図乃至第16図に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
まず第1図乃至第6図において、原理説明を行なうと、
30は例えば液体、粉体、粒体、異形状物体等を収納す
る異形状のメインタンクであって、このメインタンク3
0には連結パイプ32を介して補正用タンク31が連通
されている。また上記異形状メインタンク30の上部に
は小径の通気孔35が穿設されている。上記補正用タン
ク31の上部には例えばピストン、ベローズ、ダイヤフ
ラム等の体積変化手段(機構)33が設けられていて、
この体積変化機構33の動作によって補正用タンク31
内の体積を変化させることができるようになっている。
なお第5図においては、補正用タンク31内の内圧を検
出するためのゲージ圧力センサ34が設けられている。
30は例えば液体、粉体、粒体、異形状物体等を収納す
る異形状のメインタンクであって、このメインタンク3
0には連結パイプ32を介して補正用タンク31が連通
されている。また上記異形状メインタンク30の上部に
は小径の通気孔35が穿設されている。上記補正用タン
ク31の上部には例えばピストン、ベローズ、ダイヤフ
ラム等の体積変化手段(機構)33が設けられていて、
この体積変化機構33の動作によって補正用タンク31
内の体積を変化させることができるようになっている。
なお第5図においては、補正用タンク31内の内圧を検
出するためのゲージ圧力センサ34が設けられている。
以上が本実施例の構成であって、次にその構成による測
定原理を説明する。
定原理を説明する。
測定原理 (1)第1図のような連結タンクシステムを考える。これ
は体積V1,V2の2種類のタンク31,30によって構
成される。タンク31,30は流量抵抗r1のパイプ3
2によって接続されており、タンク30の通気孔35は
流量抵抗r2である。双方のタンク30,31内の気体
の比熱比をγ、気体定数をR、タンク31の熱時定数を
τとする。タンク31に、ピストン、ダイヤフラム、ベ
ローズ等を用いた体積変化機構33を取り付け、この体
積変化機構33によって実際に発生する体積変化量をv
(t)とする。
は体積V1,V2の2種類のタンク31,30によって構
成される。タンク31,30は流量抵抗r1のパイプ3
2によって接続されており、タンク30の通気孔35は
流量抵抗r2である。双方のタンク30,31内の気体
の比熱比をγ、気体定数をR、タンク31の熱時定数を
τとする。タンク31に、ピストン、ダイヤフラム、ベ
ローズ等を用いた体積変化機構33を取り付け、この体
積変化機構33によって実際に発生する体積変化量をv
(t)とする。
タンク30,31が剛体の場合、タンク30,31の加圧減
圧時にタンク30,31が歪まないので、ピストン、ダ
イヤフラム、ベローズ等による体積変化量v0(t)と実際
に発生する体積変化量v(t)は等しい。もしタンク30
がフレキシブルな場合、タンク内気圧の加圧又は減圧時
にタンク30が歪むので、その拡張又は収縮による体積
変化量に応じた分だけv(t)はv(t)より小さくなる。
圧時にタンク30,31が歪まないので、ピストン、ダ
イヤフラム、ベローズ等による体積変化量v0(t)と実際
に発生する体積変化量v(t)は等しい。もしタンク30
がフレキシブルな場合、タンク内気圧の加圧又は減圧時
にタンク30が歪むので、その拡張又は収縮による体積
変化量に応じた分だけv(t)はv(t)より小さくなる。
v(t)=0のとき、タンク31の中の気体の絶対圧力、
温度、モル数をそれぞれp0、T1、n1、またはタンク
30の中の気体の絶対圧力、温度、モル数をそれぞれp
0、T2、n2とする。測定環境が著しく変化しない場
合、通気孔35を介してタンク31,30内外に気体が
流通するのでタンク31,30内の絶対圧力p0は外気
圧と等しく、その変化は非常に遅く、外気圧と等しく変
化する。
温度、モル数をそれぞれp0、T1、n1、またはタンク
30の中の気体の絶対圧力、温度、モル数をそれぞれp
0、T2、n2とする。測定環境が著しく変化しない場
合、通気孔35を介してタンク31,30内外に気体が
流通するのでタンク31,30内の絶対圧力p0は外気
圧と等しく、その変化は非常に遅く、外気圧と等しく変
化する。
v(t)≠0のとき、圧力、温度、モル数も体積変化機構
33の状況に応じて変化し、 タンク31において、 圧力はp0+Δp1(t), 温度はT1+ΔT1(t), モル数はn1−Δn12(t)と変化する。
33の状況に応じて変化し、 タンク31において、 圧力はp0+Δp1(t), 温度はT1+ΔT1(t), モル数はn1−Δn12(t)と変化する。
タンク30においては、 圧力はp0+Δp2(t), 温度はT2+ΔT2(t), モル数はn2+Δn12(t)-Δn2(t)と変化する。Δn12(t)
はタンク31からタンク30に流れた空気のモル数、Δ
n2(t)はタンク30から通気孔35を介して外部に漏れ
た空気のモル数である。
はタンク31からタンク30に流れた空気のモル数、Δ
n2(t)はタンク30から通気孔35を介して外部に漏れ
た空気のモル数である。
ここでこのシステムについて次の仮定を設定する。
1)タンク31,30内気体は理想気体である。
2)v(t)≪{V1,V2} 3)タンク30の熱容量は大きく、圧力変化Δp2(t)に
伴なうタンク内温度変化は体積変化量v(t)の変化の速
さに比べ非常に遅く無視できる。
伴なうタンク内温度変化は体積変化量v(t)の変化の速
さに比べ非常に遅く無視できる。
4)体積変化量v(t)の変化の速さは、それに伴い変化
する圧力がタンク30,31の至るところで等しい程度
とする。
する圧力がタンク30,31の至るところで等しい程度
とする。
5)タンク30内に被計測物体を入れても、この物体に
よりタンク30内に2つ以上の閉じたガス空間、すなわ
ち空洞部分が構成されない。
よりタンク30内に2つ以上の閉じたガス空間、すなわ
ち空洞部分が構成されない。
以上の仮定は、それほど大きな制約となるものはない。
体積変化量v(t)に対するΔP1(t)、ΔP2(t)、ΔT
1(t)、ΔT2(t)、Δn12(t)、Δn2(t)の変化は本来、
非線形方程式で表されるが、仮定2)よりその大きさは
p0、T1、T2、n1、n2に対して非常に小さく、その
ため線形方程式で近似できる。静的状態においてタンク
30,31内の気体の圧力、温度、モル数の関係は次の
代数方程式で表される。
体積変化量v(t)に対するΔP1(t)、ΔP2(t)、ΔT
1(t)、ΔT2(t)、Δn12(t)、Δn2(t)の変化は本来、
非線形方程式で表されるが、仮定2)よりその大きさは
p0、T1、T2、n1、n2に対して非常に小さく、その
ため線形方程式で近似できる。静的状態においてタンク
30,31内の気体の圧力、温度、モル数の関係は次の
代数方程式で表される。
p0V1=n1RT1,p0V2=n2RT2 (1a) また仮定1),3),4),5)より、動的状態におい
てはタンク31,30内の気体の圧力、温度、モル数の
関係は、次の線形常微分方程式で表される。
てはタンク31,30内の気体の圧力、温度、モル数の
関係は、次の線形常微分方程式で表される。
流量抵抗r,上式のr1,r2はパイプ32の長さと直径
dより次の式のように求められる。
dより次の式のように求められる。
この式は長さが50〜650[mm]、直径dが2.0〜9.0[m
m]のアルミ製パイプを用いて実験的に求めたものであ
る。
m]のアルミ製パイプを用いて実験的に求めたものであ
る。
また、体積変化v(t)は次のように表される。
Δvはタンクの材質、形状、容積等から定まるタンク固
有の定数であり、Δv(t)は体積変化機構33の体積変
化量v0(t)の変化に伴うタンクの拡張又は収縮による体
積変化量である。
有の定数であり、Δv(t)は体積変化機構33の体積変
化量v0(t)の変化に伴うタンクの拡張又は収縮による体
積変化量である。
式(1a)〜(1i)にラプラス変換を施し、入力v(t)から出
力ΔP1(t)までの伝達関数を求めると次のようになる。
力ΔP1(t)までの伝達関数を求めると次のようになる。
となる。係数r2V2/RT2,r1V2/RT2,r1V1/RT1は、圧力変
化の時定数である。例えばr2V2/RT2はタンク30におけ
る空洞部分の絶対温度T2の気体が流量抵抗r1の通気孔
35を介してタンク30外に流れるときの圧力減衰の時
定数である。補正係数k2(s,r1,r2,V1,V2)は、メインタ
ンク30の容積V2により変化するが、第2図に示され
るk2(s,r1,r2,V1,V2)の周波数特性において、適当な周
波数、例えば区間Aの4×10-4〜10-3Hzの周波数を
選ぶことにより近似的に定数と見做せる。
化の時定数である。例えばr2V2/RT2はタンク30におけ
る空洞部分の絶対温度T2の気体が流量抵抗r1の通気孔
35を介してタンク30外に流れるときの圧力減衰の時
定数である。補正係数k2(s,r1,r2,V1,V2)は、メインタ
ンク30の容積V2により変化するが、第2図に示され
るk2(s,r1,r2,V1,V2)の周波数特性において、適当な周
波数、例えば区間Aの4×10-4〜10-3Hzの周波数を
選ぶことにより近似的に定数と見做せる。
r1<<<r2(r2は空気等の通気孔35の流量抵抗)で熱時
定数τとr2{V1+MinV2}/RT2が同程度の値なら次のような
角周波数が存在する。
定数τとr2{V1+MinV2}/RT2が同程度の値なら次のような
角周波数が存在する。
この条件において補正係数k2(s,r1,r2,V1,V2)は次のよ
うに近似される。
うに近似される。
|k2(iω,r1,r2,V1,V2)|≒1 ∠k2(iω,r1,r2,V1,V2)=0(2d) ゆえに、式(2c)の条件を満たす場合、入力v(t)か
ら出力ΔP1(t)までの伝達関数はγP0/(V1+V2+ΔV)
となる。
ら出力ΔP1(t)までの伝達関数はγP0/(V1+V2+ΔV)
となる。
なお、体積変化機構33が角周波数ω0で正弦波に駆動
される場合、 が満たされていれば、パイプ32が閉塞されている状態
と同等と考えられる。
される場合、 が満たされていれば、パイプ32が閉塞されている状態
と同等と考えられる。
即ち であればよい。
(2)次に第3図のような単一タンクシステムを考える。
これは第1図のタンク31,30の間を結合するパイプ
32の断面積を非常に大きくしたもので、これによりパ
イプ32の流量抵抗r1の値が非常に小さくなる場合に
相当する。これより、第3図の入力v(t)から出力ΔP2
(t)までの伝達係数は式(2a)においてr1→0、T2=
T1、ΔP2=ΔP1、V2′=V1+V2としたものであ
り、次のようになる。
これは第1図のタンク31,30の間を結合するパイプ
32の断面積を非常に大きくしたもので、これによりパ
イプ32の流量抵抗r1の値が非常に小さくなる場合に
相当する。これより、第3図の入力v(t)から出力ΔP2
(t)までの伝達係数は式(2a)においてr1→0、T2=
T1、ΔP2=ΔP1、V2′=V1+V2としたものであ
り、次のようになる。
ここで、 となる。次のような角周波数ωを考える。
例えば第4図の周波数特性においてAに示す10-3Hz以
上の周波数である。このような周波数に設定することに
より補正係数k1(iω,r2,V3′)は次のように近似され
る。
上の周波数である。このような周波数に設定することに
より補正係数k1(iω,r2,V3′)は次のように近似され
る。
|k1(iω,r2,V3′)|≒1, ∠k1(iω,r2,V3′)≒0 (2i) このとき、伝達関数はγP0/(V2′+ΔV)となる。
次に上記原理を第5図に示す具体例に基づいて説明す
る。
る。
第5図において補正タンク31は第1図におけるタンク
31に相当するものであり、体積変化機構33であるダ
イヤフラムを2種類の角周波数ωL,ωH(ωL<ωH)で
同時に(v0 sin ωLt+v0 sin ωHt)、又は交互に
(v0 sin ωLt,v0 sin ωHt)駆動し、パイプ32
は、高い角周波数ωHでは流量抵抗r1は式(2e)より非常
に大きくなるので圧力変化をメインタンク30に伝達せ
ず、実質的に補正タンク31とメインタンク30とが切
り離され、パイプ32が流量抵抗の極めて大きな空気漏
れ孔となるために補正タンク31だけの圧力変化を計測
でき、この場合第3図に示す単一タンクシステムの理論
が適用される。
31に相当するものであり、体積変化機構33であるダ
イヤフラムを2種類の角周波数ωL,ωH(ωL<ωH)で
同時に(v0 sin ωLt+v0 sin ωHt)、又は交互に
(v0 sin ωLt,v0 sin ωHt)駆動し、パイプ32
は、高い角周波数ωHでは流量抵抗r1は式(2e)より非常
に大きくなるので圧力変化をメインタンク30に伝達せ
ず、実質的に補正タンク31とメインタンク30とが切
り離され、パイプ32が流量抵抗の極めて大きな空気漏
れ孔となるために補正タンク31だけの圧力変化を計測
でき、この場合第3図に示す単一タンクシステムの理論
が適用される。
ここで補正タンク31の容積をV1、メインタンク30
内の気体の体積をV2、メインタンク30内の液体の体
積をVL、補正タンク31とメインタンク30の容積の
和をVTとする。
内の気体の体積をV2、メインタンク30内の液体の体
積をVL、補正タンク31とメインタンク30の容積の
和をVTとする。
補正タンク31の圧力変化Δp1(t)は式(2h)を満たす角
周波数ωHを用いると、 となる。また、メインタンク30を剛体、すなわちΔV
=0とし、角周波数ωLが式(2c)を満たすとき、Δp1(t)
は次のようになる。
周波数ωHを用いると、 となる。また、メインタンク30を剛体、すなわちΔV
=0とし、角周波数ωLが式(2c)を満たすとき、Δp1(t)
は次のようになる。
次に低い角周波数ωLではパイプ32の流量抵抗が小さ
くなり、補正タンク31とメインタンク30とが非常に
太いパイプで結合された形になるので補正タンク31内
での圧力変化はメインタンク30に伝達され、両タンク
30,31の圧力変化を計測できる。
くなり、補正タンク31とメインタンク30とが非常に
太いパイプで結合された形になるので補正タンク31内
での圧力変化はメインタンク30に伝達され、両タンク
30,31の圧力変化を計測できる。
この場合も第3図に示す単一タンクシステムの原理が適
用される。
用される。
そこでv(t)を角周波数ωLで駆動したときのΔp1′(t)
の振幅を測定すると、 ここでωHで駆動したときのΔp1(t)の振幅をA1、ωLで
駆動したときのΔp1(t)の振幅をA2とすると、式(3a),
(3b)よりメインタンク30及び補正タンク31内の気体
の体積の和V1+V2は次のように求められる。
の振幅を測定すると、 ここでωHで駆動したときのΔp1(t)の振幅をA1、ωLで
駆動したときのΔp1(t)の振幅をA2とすると、式(3a),
(3b)よりメインタンク30及び補正タンク31内の気体
の体積の和V1+V2は次のように求められる。
液量VLは次のように求められる。
また、メインタンク30がフレキシブルな場合A1,A2
の比の値Cは次のようになる。
の比の値Cは次のようになる。
この場合、液量を求めるにはΔV、|k1|/|k2|を
キャリブレーションにより求める必要がある。キャリブ
レーションはメインタンク30に体積の正しく測定され
た液体を入れ、V2とCを求める。これを異なった体積
について2回行い、得られた値を式(3f)に代入し、Δ
V、|k1|/|k2|を求める方法である。
キャリブレーションにより求める必要がある。キャリブ
レーションはメインタンク30に体積の正しく測定され
た液体を入れ、V2とCを求める。これを異なった体積
について2回行い、得られた値を式(3f)に代入し、Δ
V、|k1|/|k2|を求める方法である。
このとき、液量VLは次のように求められる。
上記原理説明における剛性タンクとフレキシブルタンク
の場合の夫々の信号処理は次の如くである。
の場合の夫々の信号処理は次の如くである。
(イ)剛性タンクの場合(第6図) 体積変化機構33が(v0sinωLt+v0sinωHt)(ωL<
ωH)の駆動力によって駆動されると、それによる圧力
変化がゲージ圧力センサ34で検出され、2つの並列接
続されたバンドパスフィルタ36,37に供給される。
一方のバンドパスフィルタ36は、中心角周波数ω
Lで、角周波数ωLの信号成分のみを抽出するように設定
され、また他方のバンドパスフィルタ37は、中心角周
波数ωH角で角周波数ωHの信号成分のみを抽出するよう
に設定されている。これらのバンドパスフィルタ36,
37の夫々の出力信号は夫々に接続され、かつ同一ゲイン
の振幅検出器38,39で振幅が検出され、低い方の角
周波数ωLの信号成分の振幅を検出する一方の振幅検出
器38の出力γP0v0は、高い方の角周波数ωHの信号成
分の振幅を検出する他方の振幅検出器39の出力 で割算器40によって除算され、メインタンク30内の
空洞部分の体積V2と補正タンク31の容積V1との和
(V1+V2)が算出される。
ωH)の駆動力によって駆動されると、それによる圧力
変化がゲージ圧力センサ34で検出され、2つの並列接
続されたバンドパスフィルタ36,37に供給される。
一方のバンドパスフィルタ36は、中心角周波数ω
Lで、角周波数ωLの信号成分のみを抽出するように設定
され、また他方のバンドパスフィルタ37は、中心角周
波数ωH角で角周波数ωHの信号成分のみを抽出するよう
に設定されている。これらのバンドパスフィルタ36,
37の夫々の出力信号は夫々に接続され、かつ同一ゲイン
の振幅検出器38,39で振幅が検出され、低い方の角
周波数ωLの信号成分の振幅を検出する一方の振幅検出
器38の出力γP0v0は、高い方の角周波数ωHの信号成
分の振幅を検出する他方の振幅検出器39の出力 で割算器40によって除算され、メインタンク30内の
空洞部分の体積V2と補正タンク31の容積V1との和
(V1+V2)が算出される。
その算出結果V1+V2は引算器41で設定されているメ
インタンク30の容積VTと補正タンク31の容積V1と
の和から引算され、その結果メインタンク30内に収納
された液体等の収納物の体積VLが算出される。なお、
一方のバンドパスフィルタ36のゲインは他のバンドパ
スフィルタ37のゲインのV1倍に設定されている。
インタンク30の容積VTと補正タンク31の容積V1と
の和から引算され、その結果メインタンク30内に収納
された液体等の収納物の体積VLが算出される。なお、
一方のバンドパスフィルタ36のゲインは他のバンドパ
スフィルタ37のゲインのV1倍に設定されている。
(ロ)フレキシブルタンクの場合(第5図)体積変化機
構33が(v0sinωLt+v0sinωHt)(ωL<ωH)の駆
動力によって駆動されると、それによる圧力変化がゲー
ジ圧力センサ34で検出され、2つの上記のバンドパス
フィルタ36,37に供給される。一方のバンドパスフ
ィルタ36では角周波数ωLの信号成分が抽出され、ま
た他方のバンドパスフィルタ37は角周波数ωHの信号
成分が抽出され、夫々の出力信号は夫々に接続された上
記の振幅検出器38,39で振幅が検出され、低い方の
角周波数ωLの信号成分の振幅を検出する一方の振幅検
出器38の出力γ|k1|P0v0は、高い方の角周波数ωH
の信号成分の振幅を検出する他方の振幅検出器39の出
力 で割算器40によって除算され、 が算出される。
構33が(v0sinωLt+v0sinωHt)(ωL<ωH)の駆
動力によって駆動されると、それによる圧力変化がゲー
ジ圧力センサ34で検出され、2つの上記のバンドパス
フィルタ36,37に供給される。一方のバンドパスフ
ィルタ36では角周波数ωLの信号成分が抽出され、ま
た他方のバンドパスフィルタ37は角周波数ωHの信号
成分が抽出され、夫々の出力信号は夫々に接続された上
記の振幅検出器38,39で振幅が検出され、低い方の
角周波数ωLの信号成分の振幅を検出する一方の振幅検
出器38の出力γ|k1|P0v0は、高い方の角周波数ωH
の信号成分の振幅を検出する他方の振幅検出器39の出
力 で割算器40によって除算され、 が算出される。
その算出結果 は、圧力の伝達関数の係数から算出される補正係数に対
応する増幅率|k2/k1|の増幅器42で増幅される。
その後、増幅された信号は、引算器41で設定されてい
る値(VT+V1+ΔV)から引算され、その結果メインタン
ク30内に収納された液体等の収納物の体積VLが算出
される。なお、ΔVと|k2|/|k1|は予めキャリブ
レーションにより求められている。
応する増幅率|k2/k1|の増幅器42で増幅される。
その後、増幅された信号は、引算器41で設定されてい
る値(VT+V1+ΔV)から引算され、その結果メインタン
ク30内に収納された液体等の収納物の体積VLが算出
される。なお、ΔVと|k2|/|k1|は予めキャリブ
レーションにより求められている。
次に第7図から第16図において本考案の具体的実施例
について説明する。
について説明する。
まず第7図において、体積変化機構33の構成を説明す
る。この体積変化機構33は、タンク3の上側開口部33
aに取付ねじ33b及びバッキン33cを介して気密に取付け
られる蓋体33dの内側には、ヨーク収容室33eを形成する
ためのヨーク収納ハウジング33sが取付けられている。
このヨーク収納ハウジング33sは、その上端部に比較的
大径の通気孔33tが設けられ、かつその下側面には、後
述するガイド杆33f及び連結杆33が遊嵌される孔33g′
及び33gが穿設されている。上記のヨーク収容室33e内に
は、ガイド杆33f及びガイド壁33gによって上下方向に移
動可能に支持され、かつ上面に大径の通気孔33rが設け
られている第1のヨーク33hが収納されている。またこ
の第1のヨーク33hの内部には、マグネット33iと、この
マグネット33iに取付けらえる第2のヨーク33jが設けら
れており、この第2のヨーク33jと前記第1のヨーク33h
との間には、ソレノイドコイル33kが位置されている。
このソレノイドコイル33kは、前記蓋体33dにヨーク収納
ハウジング33sを介して固定されている。第2のヨーク3
3jには、前記ヨーク収納ハウジング33sに設けられた孔3
3qを貫通する連結杆33が取付けられており、この連結
杆33の先端は、剛性を有する底板33mの中央部に固定
して取付けられている。この底板33mの周囲に筒状ベロ
ーズ33nの下端縁が気密に接着されており、さらにこの
筒状ベローズ33nの上端縁は蓋体33dに気密に固着されて
いる。なお前記底板33mの中央部にはベローズ33nの内部
とタンク3の空洞部分との静圧を等しくするための細孔
33pが穿設され、筒状ベローズ33nの収納時に、該細孔33
pを介してベローズ33n内側空間に入ったタンク3内の気
体が凝結したときに発生する水滴等の液体を排出する機
能を有している。33uは前記筒状ベローズ33nの外側に、
その筒状ベローズ33nとは接触されないように近接され
る有底の筒状保護部材であって、その底面には該被覆部
材内で結露した水滴等を筒状ベローズ33nの伸長時に吐
出させるための細孔33vが穿設されている。またその筒
状保護部材33uの上端縁と、ヨーク収納ハウジング33sの
鍔部との間に気密に介装される基材33xには、前記のソ
レノイドコイル33kから発せられ、そして通気孔33r及び
33tを通って放熱されようとする熱を筒状ベローズ33nの
収縮時に筒状保護部材33uの外部へ排出して、その筒状
ベローズ33nの内外の温度差を零とするための通気孔33w
が穿設されているものである。また収容液体4の最上位
面は、前記底板33mが浸漬されることがないように設定
されている。なお、ベローズを上記における筒状ベロー
ズ33nと底板33mとが一体化されたものを指す場合もあ
る。
る。この体積変化機構33は、タンク3の上側開口部33
aに取付ねじ33b及びバッキン33cを介して気密に取付け
られる蓋体33dの内側には、ヨーク収容室33eを形成する
ためのヨーク収納ハウジング33sが取付けられている。
このヨーク収納ハウジング33sは、その上端部に比較的
大径の通気孔33tが設けられ、かつその下側面には、後
述するガイド杆33f及び連結杆33が遊嵌される孔33g′
及び33gが穿設されている。上記のヨーク収容室33e内に
は、ガイド杆33f及びガイド壁33gによって上下方向に移
動可能に支持され、かつ上面に大径の通気孔33rが設け
られている第1のヨーク33hが収納されている。またこ
の第1のヨーク33hの内部には、マグネット33iと、この
マグネット33iに取付けらえる第2のヨーク33jが設けら
れており、この第2のヨーク33jと前記第1のヨーク33h
との間には、ソレノイドコイル33kが位置されている。
このソレノイドコイル33kは、前記蓋体33dにヨーク収納
ハウジング33sを介して固定されている。第2のヨーク3
3jには、前記ヨーク収納ハウジング33sに設けられた孔3
3qを貫通する連結杆33が取付けられており、この連結
杆33の先端は、剛性を有する底板33mの中央部に固定
して取付けられている。この底板33mの周囲に筒状ベロ
ーズ33nの下端縁が気密に接着されており、さらにこの
筒状ベローズ33nの上端縁は蓋体33dに気密に固着されて
いる。なお前記底板33mの中央部にはベローズ33nの内部
とタンク3の空洞部分との静圧を等しくするための細孔
33pが穿設され、筒状ベローズ33nの収納時に、該細孔33
pを介してベローズ33n内側空間に入ったタンク3内の気
体が凝結したときに発生する水滴等の液体を排出する機
能を有している。33uは前記筒状ベローズ33nの外側に、
その筒状ベローズ33nとは接触されないように近接され
る有底の筒状保護部材であって、その底面には該被覆部
材内で結露した水滴等を筒状ベローズ33nの伸長時に吐
出させるための細孔33vが穿設されている。またその筒
状保護部材33uの上端縁と、ヨーク収納ハウジング33sの
鍔部との間に気密に介装される基材33xには、前記のソ
レノイドコイル33kから発せられ、そして通気孔33r及び
33tを通って放熱されようとする熱を筒状ベローズ33nの
収縮時に筒状保護部材33uの外部へ排出して、その筒状
ベローズ33nの内外の温度差を零とするための通気孔33w
が穿設されているものである。また収容液体4の最上位
面は、前記底板33mが浸漬されることがないように設定
されている。なお、ベローズを上記における筒状ベロー
ズ33nと底板33mとが一体化されたものを指す場合もあ
る。
次にその作用を第8図(A),(B)に基づいて説明する。
このシステムは圧力センサ34からの検出信号を微分回
路43で微分し、その微分出力を増幅器44を介してソ
レノイド33hにフィードバックさせ、一定周波数でベロ
ーズ33nを上下方向に共振させるものである。
路43で微分し、その微分出力を増幅器44を介してソ
レノイド33hにフィードバックさせ、一定周波数でベロ
ーズ33nを上下方向に共振させるものである。
次に上記モデルの作動を解析する。まず第8図(A)をモ
デル化した第8図(B)において、次のように変数、係数
を定義する。
デル化した第8図(B)において、次のように変数、係数
を定義する。
K:ベローズ33nと空気バネとの合成バネ 定数 Kb:ベローズ33nのバネ定数 x:ベローズ33nの変位 m:第1及び第2のヨーク33h,33jとマグ ネット33iとの質量の和 d:ベローズ33nの空気によるダンパ定数 f:ベローズ33nに加わる力 G:増幅器44のゲイン B:ソレノイド33kの磁束密度 I:マグネット33iの磁束を切るソレノイ ド33kのコイルの長さ i:ソレノイド33kを流れる電流 L:ソレノイド33kのインダクタンス R:ソレノイド33kのコイル抵抗 V1:ソレノイド33kに印加される増幅器 44の電圧 V:ソレノイド33kに印加される実際の電 圧 上記定義から第8図(B)は次のように状態方程式で示さ
れる。
れる。
f=bIi …(7) V=V1−BIx …(9) V1=Gx …(10) 原理的にはこのシステムは上の方程式で表すことができ
る実際の機器では様々な条件があり、そのことを考慮に
入れ次のような仮定が成り立つとする。
る実際の機器では様々な条件があり、そのことを考慮に
入れ次のような仮定が成り立つとする。
(8)式においてLは数mHと小さく無視できるとし、次
のような式で表せるとする。
のような式で表せるとする。
バネ定数KはベローズKbと空気バネにより次のように
表すことができる。
表すことができる。
ベローズの最大伸縮特性を考慮にいれKは第4図のよう
な特性を持つとする。よって(6)式のKxの項はK(x)と
して次のように表せるとする。
な特性を持つとする。よって(6)式のKxの項はK(x)と
して次のように表せるとする。
よって式(6)は となる。
(10)式のゲインGはアンプで得られる電圧に限界があ
るためアンプに第5図のような特性があると仮定する。
るためアンプに第5図のような特性があると仮定する。
このことを考慮に入れtan-1を用いて第5図の特性を近
似する。
似する。
よって式(6)′,(7),(8)′,(9),(10)′より次の状態
方程式が成り立つ。
方程式が成り立つ。
上記の(13)式から、ベローズ33nが単振動した場合の共
振周波数(f)を求めると となり、 その結果Vの値を、第9図に示す如く蓋板33rを逆U字
状に形成して、ヨーク収容室の体積(V)を大きく設定す
ることにより共振周波数を低く設定できる効果がある。
振周波数(f)を求めると となり、 その結果Vの値を、第9図に示す如く蓋板33rを逆U字
状に形成して、ヨーク収容室の体積(V)を大きく設定す
ることにより共振周波数を低く設定できる効果がある。
次に上記体積変化手段33をタンク3に設置して液体の
体積を検出する具体例について第10図乃至第12図を
参照しながら説明する。
体積を検出する具体例について第10図乃至第12図を
参照しながら説明する。
まずタンク3が剛体の場合を説明する。上記体積変化機
構33によってタンク3内の空洞部分の体積V2がV0 s
in ω0tの体積変動を伴なって変化せしめられる。この
体積変動分に伴なう圧力は圧力検出器34によって電気
信号に変換され、並列接続された増幅度γv0を有する
ローパスフィルタ45と中心角周波数ω0における増幅
率1のハンドパスフィルタ37に供給される。ローパス
フィルタ45によってタンク3内の静的な絶対圧力がγ
v0P0として検出され、また体積変化機構33の駆動周
波数と、同一の周波数を中心周波数として設定されてい
るが、その体積変化機構33の駆動周波数が多少変動す
るので、その駆動周波数を中心として体積変化手段33
の駆動周波数の変動した周波数を通過させるような帯域
を設定されたハンドパスフィルタ37で体積変化分V0
sin ω0tに相当する圧力変化分 として検出される。この圧力変化分の最大値は振幅検出
器39で として検出される。その後、ローパスフィルタ45の出
力は振幅検出器39の出力で割算器40によって除算さ
れる。その除算値はタンク3の空洞部分の体積V2とな
り、タンク3の全体積VTから引算器41で引算される
と、その結果が液体4の体積VLとなる。
構33によってタンク3内の空洞部分の体積V2がV0 s
in ω0tの体積変動を伴なって変化せしめられる。この
体積変動分に伴なう圧力は圧力検出器34によって電気
信号に変換され、並列接続された増幅度γv0を有する
ローパスフィルタ45と中心角周波数ω0における増幅
率1のハンドパスフィルタ37に供給される。ローパス
フィルタ45によってタンク3内の静的な絶対圧力がγ
v0P0として検出され、また体積変化機構33の駆動周
波数と、同一の周波数を中心周波数として設定されてい
るが、その体積変化機構33の駆動周波数が多少変動す
るので、その駆動周波数を中心として体積変化手段33
の駆動周波数の変動した周波数を通過させるような帯域
を設定されたハンドパスフィルタ37で体積変化分V0
sin ω0tに相当する圧力変化分 として検出される。この圧力変化分の最大値は振幅検出
器39で として検出される。その後、ローパスフィルタ45の出
力は振幅検出器39の出力で割算器40によって除算さ
れる。その除算値はタンク3の空洞部分の体積V2とな
り、タンク3の全体積VTから引算器41で引算される
と、その結果が液体4の体積VLとなる。
なお、振幅検出器39は整流回路と平滑回路とを直列接
続して形成せしめ、振幅値を検出するように構成し、角
周波数ω0を有するノイズが圧力センサ34からバンド
パスフィルタ37に供給された場合にキャンセルさせ検
出しないようにしてもよい。
続して形成せしめ、振幅値を検出するように構成し、角
周波数ω0を有するノイズが圧力センサ34からバンド
パスフィルタ37に供給された場合にキャンセルさせ検
出しないようにしてもよい。
また、タンク3内の空洞部分の体積V2を変動せしめる
周波数は第11図に示されるように自動車の運転時に伴
う振動によってもたらされる圧力ノイズの周波数スペク
トルの分布の状況から1〜15Hz及び20Hz以上を選択範囲
として設定できる。
周波数は第11図に示されるように自動車の運転時に伴
う振動によってもたらされる圧力ノイズの周波数スペク
トルの分布の状況から1〜15Hz及び20Hz以上を選択範囲
として設定できる。
なお、第10図におけるバンドパスフィルタ37′は、そ
の中心角周波数ω及び周波数特性に対してゲインを不変
にして遮断特性を有するものであり、そのバンドパスフ
ィルタ37′は、第8図(A)の増幅器44から得られる信号
を波形整形器47でパルス化し、その出力を′−v(周
波数−電圧)変換器48で電圧に変換し、その変換出力に
基づいて鎖線で示す如く中心角周波数ω0を変化させる
ものである。その結果、機械的外部振動がベローズ33n
に加えられ、その共振角周波数ω0が変動した場合、そ
の変動に対応してバンドパスフィルタ37′の周波数特性
をゲインを変えずに変化せしめ、確実に体積変化手段33
にするため圧力変化のみを抽出するものである。
の中心角周波数ω及び周波数特性に対してゲインを不変
にして遮断特性を有するものであり、そのバンドパスフ
ィルタ37′は、第8図(A)の増幅器44から得られる信号
を波形整形器47でパルス化し、その出力を′−v(周
波数−電圧)変換器48で電圧に変換し、その変換出力に
基づいて鎖線で示す如く中心角周波数ω0を変化させる
ものである。その結果、機械的外部振動がベローズ33n
に加えられ、その共振角周波数ω0が変動した場合、そ
の変動に対応してバンドパスフィルタ37′の周波数特性
をゲインを変えずに変化せしめ、確実に体積変化手段33
にするため圧力変化のみを抽出するものである。
また第12図にはエンジンからタンクにリターンされる
ガソリンの熱による圧力変動が細線(イ)で示され、タ
ンク壁面の振動及びガソリンのスロッシュイングによる
圧力変動が太線(ロ)で示されているので、例えば一定周
波数での体積変動にするスペクトルがAの場合を考える
と、前記タンク3内の空洞部分の体積V2を変動せしめ
る周波数は、1〜25Hz及び30Hz以上を選択範囲として
設定できる。
ガソリンの熱による圧力変動が細線(イ)で示され、タ
ンク壁面の振動及びガソリンのスロッシュイングによる
圧力変動が太線(ロ)で示されているので、例えば一定周
波数での体積変動にするスペクトルがAの場合を考える
と、前記タンク3内の空洞部分の体積V2を変動せしめ
る周波数は、1〜25Hz及び30Hz以上を選択範囲として
設定できる。
以上からタンク3内の空洞部分の体積V2を変動せしめ
る周波数は、1〜15Hz及び30Hz以上の範囲に設定すれば
よいS/N比の信号を得ることができる。
る周波数は、1〜15Hz及び30Hz以上の範囲に設定すれば
よいS/N比の信号を得ることができる。
次にタンク3が非剛体、すなわちフレキシブルな場合に
ついて第13図に基づいて説明する。
ついて第13図に基づいて説明する。
また、角周波数ω0が式(2g)を満たさないが|k1(s、r2、V
2′)|が一定となるような範囲にあり、メインタンク
30がフレキシブルな場合、すなわち加圧時にメインタ
ンク30が圧力によって変形する場合、γP0vとA1の比
を割算器40で求めると次のようになる。
2′)|が一定となるような範囲にあり、メインタンク
30がフレキシブルな場合、すなわち加圧時にメインタ
ンク30が圧力によって変形する場合、γP0vとA1の比
を割算器40で求めると次のようになる。
式(5e)にはΔVと|k1|の2つの未知数がある。これ
らの値は、キャリブレーションにより実験値として求め
られる。また、液量VLは次式より求められる。
らの値は、キャリブレーションにより実験値として求め
られる。また、液量VLは次式より求められる。
VL=VT+ΔV-C・|k1| (5f) ΔV=加圧による歪補正量 C・|k1|:駆動周波数の変動による補正量 次に、上記の如きメインタンク30がフレキシブルな場
合のシステムの作動を説明する。上記体積変化機構33
によってメインタンク30内の空洞部分の体積V2がv0
Sin ω0tの体積変化せしめられる。この体積変化分に
伴なう圧力は圧力検出器34によって電気信号に変換さ
れ、並列接続された増幅度γv0を有するローパスフィ
ルタ45と角周波数ω0における増幅率1のハンドパス
フィルタ37に供給される。ローパスフィルタ45によ
ってメインタンク30内の静的な絶対圧力がγv0P0と
して検出され、また体積変化機構33の駆動周波数と同
一の周波数を中心周波数として設定され、かつその周波
数を中心として体積変化機構33の駆動周波数の変動周
波数を通過させるように設定されたハンドパスフィルタ
37で体積変化分v0 sin ω0tに相当する圧力変化分 として検出される。この圧力変化分の最大値は振幅検出
器39で として検出される。その後、ローパスフィルタ45の出
力は振幅検出器39の出力で割算器40によって除算さ
れる。その除算値は増幅度|k|を有する増幅器46で
増幅されることによりメインタンク30の空洞部分の体
積V2と加圧によるメインタンク30膨張時の体積変化
量ΔVとの和となり、設定されたタンク3の全体積VT
+ΔVから引算器41で引算されると、その結果が液体
4の体積VLとなる。
合のシステムの作動を説明する。上記体積変化機構33
によってメインタンク30内の空洞部分の体積V2がv0
Sin ω0tの体積変化せしめられる。この体積変化分に
伴なう圧力は圧力検出器34によって電気信号に変換さ
れ、並列接続された増幅度γv0を有するローパスフィ
ルタ45と角周波数ω0における増幅率1のハンドパス
フィルタ37に供給される。ローパスフィルタ45によ
ってメインタンク30内の静的な絶対圧力がγv0P0と
して検出され、また体積変化機構33の駆動周波数と同
一の周波数を中心周波数として設定され、かつその周波
数を中心として体積変化機構33の駆動周波数の変動周
波数を通過させるように設定されたハンドパスフィルタ
37で体積変化分v0 sin ω0tに相当する圧力変化分 として検出される。この圧力変化分の最大値は振幅検出
器39で として検出される。その後、ローパスフィルタ45の出
力は振幅検出器39の出力で割算器40によって除算さ
れる。その除算値は増幅度|k|を有する増幅器46で
増幅されることによりメインタンク30の空洞部分の体
積V2と加圧によるメインタンク30膨張時の体積変化
量ΔVとの和となり、設定されたタンク3の全体積VT
+ΔVから引算器41で引算されると、その結果が液体
4の体積VLとなる。
上記本考案の各実施例において、メインタンク30内に
燃料を注入したときのタンク内体積を測定した結果、第
14図に示す如く、測定原器で測定した液体量と略一致
し、精度の高い体積測定がなされた。
燃料を注入したときのタンク内体積を測定した結果、第
14図に示す如く、測定原器で測定した液体量と略一致
し、精度の高い体積測定がなされた。
次に本考案のタンク構造の他の実施例として第15図及
び第16図を参照して説明する。
び第16図を参照して説明する。
即ち、タンク3′が円柱等の一方向の断面が同一形状の
ものの場合には、前記タンク3′の一方向の同一形状の
断面と同一形状で、かつ上下端部に設けられた孔3′
a,3′bを有する仕切板3′cで、タンク3′内を仕
切り、小さな測定室3′eを形成せしめ、この測定室
3′e内の液体体積を測定するようにすれば、体積変化
機構33を推定することができるのでこれに伴なって装
置全体型状を極めて小さくすることもできる。
ものの場合には、前記タンク3′の一方向の同一形状の
断面と同一形状で、かつ上下端部に設けられた孔3′
a,3′bを有する仕切板3′cで、タンク3′内を仕
切り、小さな測定室3′eを形成せしめ、この測定室
3′e内の液体体積を測定するようにすれば、体積変化
機構33を推定することができるのでこれに伴なって装
置全体型状を極めて小さくすることもできる。
ただし、この場合、測定室3′eと、タンク3′との体
積比を前もって測定しておく必要があり、測定室内の液
体4の体積に前記比を掛け合わせた値がタンク内の液体
の全体積となる。
積比を前もって測定しておく必要があり、測定室内の液
体4の体積に前記比を掛け合わせた値がタンク内の液体
の全体積となる。
またこの実施例によれば、ベローズ33n即ち体積変化機
構33の周囲に位置される筒状保護部材33uを備えてい
ることから、例えばタンク3内に収容されている液体4
が機械的揺動によって液面が跳ね上ったり、大きな波と
なって生じる液体外力がベローズの外側面に衝突しよう
としても、その衝撃力が上記筒状保護部材33uにより阻
止されるために、そのベローズ33nには外力が作用され
ることがない。従ってそのベローズが外力で変動される
ことがないので測定誤差を生じることなく正確な体積測
定ができる。
構33の周囲に位置される筒状保護部材33uを備えてい
ることから、例えばタンク3内に収容されている液体4
が機械的揺動によって液面が跳ね上ったり、大きな波と
なって生じる液体外力がベローズの外側面に衝突しよう
としても、その衝撃力が上記筒状保護部材33uにより阻
止されるために、そのベローズ33nには外力が作用され
ることがない。従ってそのベローズが外力で変動される
ことがないので測定誤差を生じることなく正確な体積測
定ができる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、タンク内の一部に、タン
ク内収容物が入り込まない空洞部を形成し、この空洞部
内体積を可変させるための、体積変化機構と、その体積
変化機構の動作に伴なう空洞部内圧力変化を検出する圧
力センサを設けて、その圧力センサからの出力信号でタ
ンク内収容物の体積を測定することができるので、その
タンク内収容物の残存量を、圧力と電気的信号によっ
て、きわめて容易かつ正確に検出でき、さらに安定した
精度で検出することができる。従ってきわめて簡単かつ
コンパクトな機構によってタンク内収容物が検出できる
ので検出の容易性、設備の経済性等が高められる効果が
ある。さらにバンドパスフィルタの周波数特性を変えら
れるので、機械的耐振性を向上させる効果が得られる。
ク内収容物が入り込まない空洞部を形成し、この空洞部
内体積を可変させるための、体積変化機構と、その体積
変化機構の動作に伴なう空洞部内圧力変化を検出する圧
力センサを設けて、その圧力センサからの出力信号でタ
ンク内収容物の体積を測定することができるので、その
タンク内収容物の残存量を、圧力と電気的信号によっ
て、きわめて容易かつ正確に検出でき、さらに安定した
精度で検出することができる。従ってきわめて簡単かつ
コンパクトな機構によってタンク内収容物が検出できる
ので検出の容易性、設備の経済性等が高められる効果が
ある。さらにバンドパスフィルタの周波数特性を変えら
れるので、機械的耐振性を向上させる効果が得られる。
第1図は本考案の原理説明図、第2図は第1図において
体積変化機構33の駆動周波数とタンク内収納物体積と
を変化させたときの伝達関係の係数k2の変化状態を示
す特性図、第3図は第1図を説明するための原理説明
図、第4図は、第3図において体積変化機構33の駆動
周波数とタンク30内の収納物体積とを変化させたとき
の伝達関数の係数k1の変化状態を示す特性図、第5図
は、本考案の実施例の説明図、第6図は本考案の他の実
施例の説明図、第7図は体積変化機構33の詳細説明
図、第8図(A)は第7図における変化機構の動作説明
図、第8図(B)は第8図(A)の解析モデル図、第9図は体
積変化機構の他の実施例を示した説明図、第10図は本
考案によるシステム説明図、第11図は車両運転時のリ
ターン燃料熱による圧力変動の周波数スペクトル図、第
12図は運転時におけるリターン燃料の熱変動による圧
力変動と、液体揺動とタンク壁面の振動とによる圧力変
動の周波数スペクトル図、第13図は他の実施例による
システム説明図、第14図は第10図による実施例の体
積測定値を示すグラフ、第15図はタンクに仕切板を設
けた他の実施例説明図、第16図はその外観図、第17
図乃至第21図は従来例の説明図である。 30……メインタンク、31……補正用タンク 32……連結パイプ、33……体積変化機構 34……ゲージセンサ、35……通気孔 36,37,37′……バンドパスフィルタ 38,39……振幅検出器 40……割算器、41……引算器 42……増幅器、43……微分回路 44……増幅器 45……ローパスフィルター 46……増幅器
体積変化機構33の駆動周波数とタンク内収納物体積と
を変化させたときの伝達関係の係数k2の変化状態を示
す特性図、第3図は第1図を説明するための原理説明
図、第4図は、第3図において体積変化機構33の駆動
周波数とタンク30内の収納物体積とを変化させたとき
の伝達関数の係数k1の変化状態を示す特性図、第5図
は、本考案の実施例の説明図、第6図は本考案の他の実
施例の説明図、第7図は体積変化機構33の詳細説明
図、第8図(A)は第7図における変化機構の動作説明
図、第8図(B)は第8図(A)の解析モデル図、第9図は体
積変化機構の他の実施例を示した説明図、第10図は本
考案によるシステム説明図、第11図は車両運転時のリ
ターン燃料熱による圧力変動の周波数スペクトル図、第
12図は運転時におけるリターン燃料の熱変動による圧
力変動と、液体揺動とタンク壁面の振動とによる圧力変
動の周波数スペクトル図、第13図は他の実施例による
システム説明図、第14図は第10図による実施例の体
積測定値を示すグラフ、第15図はタンクに仕切板を設
けた他の実施例説明図、第16図はその外観図、第17
図乃至第21図は従来例の説明図である。 30……メインタンク、31……補正用タンク 32……連結パイプ、33……体積変化機構 34……ゲージセンサ、35……通気孔 36,37,37′……バンドパスフィルタ 38,39……振幅検出器 40……割算器、41……引算器 42……増幅器、43……微分回路 44……増幅器 45……ローパスフィルター 46……増幅器
Claims (1)
- 【請求項1】タンク内に位置させて、該タンク内圧力を
所定の周波数で変化せしめる体積変化機構と、前記タン
ク内圧力を検出する一つの圧力センサと、該圧力センサ
からの検出信号から前記タンク内の静的圧力を抽出する
ローパスフィルタと、該ローパスフィルタに並列的に接
続され、前記圧力センサからの検出信号から、前記体積
変化機構の周波数と同一周波数の信号成分を抽出するバ
ンドパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力を前
記バンドパスフィルタで除算する割算器と、該割算器か
らの出力に基づいて前記タンク内に収納された被測定物
の体積を算出する体積算出手段と、前記体積変化機構の
周囲を囲み、被測定物による外力が、前記体積変化機構
に作用されないように保護する筒状保護部材とを備えて
なることを特徴とする体積測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988115183U JPH0620977Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 体積測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988115183U JPH0620977Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 体積測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0237326U JPH0237326U (ja) | 1990-03-12 |
| JPH0620977Y2 true JPH0620977Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31356607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988115183U Expired - Lifetime JPH0620977Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 体積測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620977Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4073542B2 (ja) * | 1998-05-06 | 2008-04-09 | 日本ラインツ株式会社 | 積層金属ガスケット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0233084B2 (ja) * | 1983-03-11 | 1990-07-25 | Yasushi Ishii | Yosekikei |
-
1988
- 1988-09-01 JP JP1988115183U patent/JPH0620977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0237326U (ja) | 1990-03-12 |
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