JPH06210044A - 人工スキー場の積雪の維持方法 - Google Patents

人工スキー場の積雪の維持方法

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JPH06210044A
JPH06210044A JP23257191A JP23257191A JPH06210044A JP H06210044 A JPH06210044 A JP H06210044A JP 23257191 A JP23257191 A JP 23257191A JP 23257191 A JP23257191 A JP 23257191A JP H06210044 A JPH06210044 A JP H06210044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
slope
artificial
pipe
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP23257191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ohashi
和夫 大橋
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PATEINE SHOKAI KK
Original Assignee
PATEINE SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積雪維持のための冷却コストが低減できる屋
内人工スキー場の積雪の維持方法を提供することにあ
る。 【構成】 建物内に人工雪12を積雪したゲレンデ4を
設けてなる人工スキー場の積雪の維持方法において、ゲ
レンデ4の基盤の上部に断熱層5を介して冷媒流通用の
パイプ7を配設し、このパイプを冷媒供給装置に接続す
るとともに、前記ゲレンデの積雪の上面に密接させて少
くともゲレンデと対面する側の片面をアルミニウム層2
9で形成したカーテン状のシート体27を取り除き可能
に覆い、前記パイプ7に冷媒を流通して前記人工雪の積
雪12を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋内に人工雪を積雪
したゲレンデを設けてなる人工スキー場の積雪の維持方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキー人口は年々増加する傾向にある
が、最近の地球温暖化の傾向により、冬期もなかなか温
度が下がらず、降雪が少ないとか、また外気温が下がっ
て寒いのに雪が降らないなどの問題を生じている。ま
た、スキー場の大部分は自然の山岳等を利用している
が、このような自然の山岳を利用したスキー場は、冬期
12〜3月の約4ヵ月間位しか利用できないうえ、交通
の便の悪い所が多いなどの問題がある。
【0003】そのため、最近、我国でも、人口の密集し
た都市周辺部に自然の降雪によらないで、人工的に作っ
た雪を利用した屋内スキー場が作られ、また、計画され
ている。
【0004】ところが、人工雪利用の人工スキー場で
は、通常、周辺の外気温が高いため、人工雪の積雪を維
持するために人工的に冷却する必要がある。特に我国に
おいて、都市周辺部で屋内人工スキー場を建設する場合
には、人工雪の積雪は−9℃〜−2℃程度に保つ必要が
あるのに対し、屋外温度は、一部地域を除いて冬期にお
いても0℃をかなり上回るため、常時冷却して積雪の融
解を防止する必要がある。
【0005】そこで、人工雪利用の人工スキー場の場合
は、人工的に作ったゲレンデの基盤上に冷媒流通用のパ
イプを配設してパイプを冷凍装置に接続し、このパイプ
中に冷媒を流通させて人工雪積雪を冷却することが行わ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人工雪利用の
屋内スキー場であっても、ゲレンデの幅は少くとも30
m以上、長さは少くとも300m以上あることが望まし
いため、このように広いゲレンデの全面を均一に冷却す
るには、多大な冷却コストやエネルギー消費を必要とす
る。
【0007】しかも、通常の人工雪は、高分子化合物を
水で膨潤させ、これを曝気し氷結して人工雪とするか、
または大きな氷塊を作りこれを小さく破砕して人工雪と
しており、その製造コストは積雪維持のためのコスト以
上に嵩むため、いったん積雪した人工雪は、例えば夜間
あるいは休業日においても冷却して積雪状態のまゝ維持
することになる。
【0008】従って、人工雪利用の人工スキー場を運営
・稼動するためには、大容量の冷凍設備を用い、これを
常時駆動して冷却する必要が生じ、その冷却コストは膨
大となり、これをいかに節約するかは、人工スキー場の
建設、運営において極めて重要な問題である。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、人工雪利用の屋内人
工スキー場において、エネルギー消費が少なく、低コス
トでゲレンデの積雪(人工雪)を維持することができ、
また人工雪の積雪を効率よく均一に冷却してその融解を
防止し、人工雪の雪質を均一に維持することができる人
工スキー場の積雪の維持方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
前記した目的を達成するために、屋内に人工雪を積雪し
たゲレンデを設けてなる人工スキー場の積雪の維持方法
において、ゲレンデの基盤の上部に断熱層を介して冷媒
流通用のパイプを配設し、このパイプを冷媒供給装置に
接続するとともに、前記積雪の上面に密接させて、少な
くともゲレンデと対面する側の片面が低放射率の反射膜
層で形成されたカーテン状シート体を取り除き可能に被
覆し、前記パイプに冷媒を流通して前記人工雪の積雪を
冷却するようにしたことにある。
【0011】人工雪の積雪維持コストを節減するための
一つの手段は、冷熱ロスをできるだけ少なくすることで
ある。即ち、冷熱ロスは、一般的に熱伝導、対流および
輻射に起因して発生するが、経験的に見た場合、ゲレン
デの基盤またはその下方からの伝導によって1〜6%、
輻射によって30〜70%の冷熱ロスを生ずるほか、さ
らに対流によって30〜70%の冷熱ロスを生じてい
る。
【0012】屋内人工スキー場は天井高が高く、極めて
広い屋内空間を持っている。そのため、ゲレンデの積雪
をその下方に配設したパイプに冷媒を流通させて冷却す
る場合、単に天井や壁面等を低放射高反射の内装材で形
成しても、屋内温度が0℃以上あると大きな冷熱ロスを
生じ、さればといって屋内全体を冷却するのは困難であ
り、冷却コストも却って増大する。
【0013】しかし、前記積雪の上面を、該上面に密接
させて低放射高反射性材料からなるシート体で覆って冷
却すると、前記シート体により、上方空間の熱は遮断さ
れ、また冷熱の上方空間への移動も遮断されることにな
り、冷熱ロスは著しく節減される。
【0014】従って、夜間またはスキー場の休業時間中
は積雪の上面を取り除き可能に構成した前記シート体で
覆って冷却し、営業時間中は前記シート体を取り除くこ
とにすると、低コストで積雪を維持できるうえ、良好な
雪質の積雪をスキーヤーに提供できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、人工スキー場の縦断側面図であり、
図2は図1のa−a線に沿う横断平面図である。1は屋
根2を備えた建物で、この建物1の内部にはスロープを
有する基盤3が設けられ、この基盤3の上面に人工雪を
積雪してゲレンデ4が形成されている。
【0016】前記ゲレンデ4の基盤3の上面には、図3
に示すように、断熱層5が敷設され、この断熱層5の上
面には防水ビニールシート等の防水層6が敷設されてい
る。そして、この防水層6の上部には冷媒を流通するた
めの多数本の小径のパイプ7・・・が後述する手段によ
ってゲレンデ4の傾斜方向に沿ってほぼ平行に所定間隔
を存して配設されている。
【0017】また、前記防水層6の上には前記パイプ7
・・・を埋没した高さの砂氷層8が形成されている。こ
の砂氷層8は、防水層6の上面に砂を主体とした砂床9
を作り、この砂床9に水を供給し、前記パイプ7に流通
する冷媒によって水と砂を一体的に凍結したもので、厚
さは3〜20cmである。そして、前記パイプ7は砂氷
層8の中に埋没された状態になっている。
【0018】前記砂氷層8に人工雪を積雪した人工スキ
ー場は、天然雪のスキー場と同じ感触を滑降するスキー
ヤーに与え、スキーのストックを天然雪のスキー場と同
様に積雪に突き当てることを可能とし、突き当ててもス
トックの折損事故を防止できる。また、砂氷層8自体が
積雪を冷却する役目を果たすので冷媒の流通量を節減で
きるうえ、冷凍機器の稼働時間の短縮が図れ、ランニン
グコストを節減できる。
【0019】そして、前記砂氷層8の上面には水性の白
色ベイント10が塗布されており、このペイント層10
の上面に根雪層11が形成され、この根雪層11の上部
に人工雪12が積雪されている。
【0020】前記根雪層11は、砂氷層8の上に粉末ま
たは粒状にした吸水性ポリマー材料およびこのポリマー
材料の最大保水量以下の水を供給するとともに、前記パ
イプ7・・・に冷媒を流通して人工雪12の根雪層11
として形成したものである。この粉末または粒状にした
吸水性ポリマー材料としては、例えばアクリル酸アミ
ド、ポリアクリル酸塩、メタアクリル酸塩などの高分子
化合物、あるいは既に人工雪の素材成分として知られて
いる他の吸水性ポリマーを使用できる。
【0021】このように根雪層11を作ると、この根雪
層11の上に積雪させる人工雪12の使用量(積雪量)
を減らすことができるので、低コスト化を図ることがで
きるうえ、根雪層11そのものが人工雪12を冷却する
ことができるので、冷媒を常時流通しなくても積雪を維
持できる。この結果、冷凍機器の稼働時間の短縮が図
れ、ランニングコストを節減できる。なお、根雪層11
の厚さは適宜選択し得るが、5cm以上が好ましい。
【0022】さらに、前記パイプ7・・・は合成樹脂ま
たは銅等の金属材料からなる長さが長いパイプであっ
て、可撓性を有している。また、このパイプ7は小径
で、その内径は例えば1/2インチ〜1/6インチであ
り、このような小径の2本のパイプを引揃えて一体化し
た2連のパイプを採用している。
【0023】さらに、図5に示すように、パイプ7はそ
の長手方向の中間部で略U字状に屈曲された屈曲部13
を有しており、所定間隔を存して平行に引揃えられてい
る。そして、パイプ7の一端部は、その2連のパイプを
分岐して一方が入口側ヘッダ14に、他方が出口側ヘッ
ダ15に連結され、パイプ7の他端部は、同じく2連の
パイプを分岐して、前記一端部が入口側ヘッダ14に連
結された一方は出口側ヘッダ15に、前記一端部が出口
側ヘッダ15に連結された他方は人口側ヘッダ14に連
結されている。
【0024】そして、多数本のパイプ7・・・はゲレン
デ4の傾斜方向に沿って配置され、これらパイプ7・・
・の端部はゲレンデ4の傾斜方向と直交する方向に配設
された入口側ヘッダ14および出口側ヘッダ15に接続
されている。また各パイプ7・・・の屈曲部13はフッ
ク16・・・に掛止され、一定の間隔に保持されてい
る。
【0025】前記入口側ヘッダ14および出口側ヘッダ
15は冷媒供給装置17に接続されている。この冷媒供
給装置17は、冷凍機18と循環ポンプ19とを備えて
おり、冷凍機18の冷媒出口20が循環ポンプ19の吸
込口21に接続され、循環ポンプ19の吐出口22は送
り管23を介して前記入口側ヘッダ14に接続されてい
る。また、出口側ヘッダ15は戻り管24を介して前記
冷凍機18の冷媒入口25に接続されている。
【0026】従って、冷凍機18および循環ポンプ19
を駆動すると、冷媒は循環ポンプ19によって送り管2
3に吐出され、この送り管23から入口側ヘッダ14に
供給される。入口側ヘッダ14に供給された冷媒は多数
本のパイプ7・・・の一端部に供給されてパイプ7中を
流通する。即ち、冷媒は、ゲレンデ4の傾斜方向に沿っ
て配管されたパイプ7中を流通し、ついで屈曲部13か
ら迂回して出口側ヘッダ15に戻る。出口側ヘッダ15
に戻った冷媒は戻り管24を介して冷凍機18に戻る。
【0027】このように冷媒を循環することによって、
砂床9に水を散布すると、散布された水は冷媒の冷却作
用により氷結し、砂氷層8が形成される。そして、砂氷
層8の上面には白色の水性ペイント10を塗布し、この
上面に根雪層11を形成し、この根雪層11の上部に人
工雪12を積雪することにより、人工スキー場のゲレン
デ4となる。この場合、冷媒の冷却作用は全体的に均一
に及ぶため、ゲレンデ4上に積雪された人工雪12は均
一に冷却される。
【0028】他方、前記ゲレンデ4の周囲にはフェンス
26が立設され、このフェンス26の内側のゲレンデ4
の上面には、幅が約1〜3m、長さがゲレンデ4の幅と
ほゞ同じ長さの長方形のカーテン状シート体27がゲレ
ンデ4の傾斜方向に並設することにより被覆されてい
る。
【0029】前記シート体27は、図4に示すように、
グラスファイバー製の芯材28と、芯材28の下面にア
ルミニウムを蒸着して設けた反射膜としてのアルミニウ
ム層29と、芯材28の上面に設けたビニール層30と
から形成されており、各シート体27の四隅はゲレンデ
4の両側端部にゲレンデ4の傾斜方向に沿って設けられ
た多数の上下動自在のリフト31の上端部32に固定さ
れている。
【0030】前記リフト31・・・は油圧シリンダ33
によって上下動され、上昇時にはその上端部32は積雪
12の上面から少くとも7m以上の上方空間に位置し、
下降時には上端部32が積雪12の上面とほゞ同じ高さ
に位置するように構成されている。従って、前記シート
体27は前記リフト31を下降させると積雪12の上面
に密接して該上面を覆い、リフト31を上昇させること
により積雪12の上面から取り除くことができるように
なっている。
【0031】通常の建築材料、例えばペイント、プラス
ター、セメント、モルタル、ブロック、石、木、ガラ
ス、鉄骨鉄板、しっくい等の表面の放射率は80%以上
である。しかし、アルミニウムの放射率は4〜5%であ
るので、下面がアルミニウム層28で被覆されたシート
体26で積雪の上面を覆うと、積雪11の上方空間から
の放射のほとんどは全て効果的に阻止される。
【0032】しかも、アルミニウムは高反射性であるの
で、前記シート体27で積雪12の上面を覆って、前記
パイプ7に冷媒を流通させると、冷熱の上方空間への移
動は前記シート体27により効果的に阻止される。その
結果、冷熱ロスは著しく減少し、低コスト、低エネルギ
ー消費で積雪を冷却し、維持できることになる。
【0033】なお、前記実施例においては、シート体の
被覆および取り除きをリフトの昇降によって行うように
したが、シート体の被覆および取り除きはこれに限定さ
れない。また、パイプは二連パイプを用いたが、単管で
あってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ゲレンデの積雪の全上面を少くともゲレンデと対面
する側の片面を低放射率の反射膜層で形成したカーテン
状シート体で覆って積雪を冷却するようにしたので、冷
熱ロスの発生の減少、冷凍機器の稼働時間の短縮をする
ことができ、積雪維持のためのランニングコストを大幅
に節減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す人工スキー場の縦断
側面図。
【図2】図1のa−a線に沿う横断平面図。
【図3】図2のc−c線に沿う断面図。
【図4】パイプの配管構造を示す概略的平面図。
【符号の説明】
1・・・基盤、2・・・屋根、4・・・ゲレンデ、7・
・・パイプ、8・・・砂氷層、11・・・根雪層、12
・・・人工雪、27・・・シート体、29・・・アルミ
ニウム層、31・・・リフト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す人工スキー場の縦断
側面図。
【図2】図1のa−a線に沿う横断平面図。
【図3】図2のb−b線に沿う断面図。
【図4】シート体の側面図。
【図5】 パイプの配管構造を示す概略的平面図。
【符号の説明】 1・・・建物、2・・・屋根、3・・・基盤、4・・・
ゲレンデ、7・・・パイプ、8・・・砂氷層、11・・
・根雪層、12・・・人工雪、27・・・シート体、2
9・・・アルミニウム層、31・・・リフト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内に人工雪を積雪したゲレンデを設け
    てなる人工スキー場の積雪の維持方法において、前記ゲ
    レンデの基盤の上部に断熱層を介して冷媒流通用のパイ
    プを配設し、このパイプを冷媒供給装置に接続するとと
    もに、前記積雪の上面に密接させて少なくともゲレンデ
    と対面する側の片面が低放射率の反射膜層で形成された
    カーテン状のシート体を取り除き可能に被覆し、前記パ
    イプに冷媒を流通して前記人工雪の積雪を冷却すること
    を特徴とする人工スキー場の積雪の維持方法。
JP23257191A 1991-06-06 1991-06-06 人工スキー場の積雪の維持方法 Pending JPH06210044A (ja)

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