JPH0621046B2 - タルク粉末組成物 - Google Patents

タルク粉末組成物

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JPH0621046B2
JPH0621046B2 JP57002889A JP288982A JPH0621046B2 JP H0621046 B2 JPH0621046 B2 JP H0621046B2 JP 57002889 A JP57002889 A JP 57002889A JP 288982 A JP288982 A JP 288982A JP H0621046 B2 JPH0621046 B2 JP H0621046B2
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ジヨン・ジエイ・マツコ−マツク
ロバ−ト・エス・ラツセル
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は,タルク組成物に関する。より特定していえ
ば,この発明は,改良された皮膚水分喪失遅延特性をも
ちかつ空中に飛散して呼吸により吸入されうる粉塵の少
ないタルク粉末組成物(以下単に「タルク組成物」と称
する)に関する。
高品質のタルクは長年粉末状態で皮膚に塗布適用されて
きた。この目的のためには,細かく粉砕されたパウダー
状のタルクがよく適している。微粉砕されたタルクは,
このように化粧品工業の分野であるいは乳児,幼児の弱
い皮膚をおしめや湿つた衣類により発生するただれや他
の炎症から守るためのパウダーとして広範な用途に用い
られてきた。
多数の良好なタルク組成物が市販経路で入手できるが,
さらに改良された組成物を開発するための多くの試みも
なされ続けている。例えば米国特許第3,102,855号,同
第3,133,866号,同第3,684,197号,同第3,801,709号,
同第4,185,086号を参照されたい。
また皮膚に適用されるどの組成物においても,ある種の
障壁効果により皮膚を通して水蒸気が喪失するのを阻止
し遅延させることが望ましいと考えられてきた。この目
的のために多数の組成物及び添加物が文献中に提案され
ておりいろいろな効果を示している。
近年はまた,これらの組成物がその使用時に,空中に飛
散し呼吸により吸入される粉塵を生ずる可能性があると
いう点に論議と関心がもたれている。タルク組成物から
空中に飛散し呼吸により吸入される粉塵の影響について
の明確なデータはあるにしてもきわめて少ない。しかし
このような粉塵が少ないことが望ましい特性であること
は当然である。この発明のタルク組成物は,他の望まし
くない特性を何ももたらさずに,これらの2つの望まし
い特性を達成したものである。
市販のパウダー製品は,成分として,タルク,炭酸マグ
ネシウム,ペトロラタム(petrolatum、ワセリン),カ
オリン,香料,ケイ酸カルシウム及びメチコーン(meth
icone)があげられるが,上に述べた望ましい特性につ
いてはいづれについても論議されていない。
この発明の目的は,改良されたタルク組成物を提供する
ことである。
この発明の他の目的は,改良された皮膚水分喪失遅延特
性をもつタルク組成物を提供することである。
この発明の他の目的は,空中に飛散し呼吸により吸入さ
れうる粉塵の少ないタルク組成物を提供することであ
る。
この発明の別の目的については,以下のこの発明の説明
な記述において説明されまた該記述から明らかになるで
あろう。
この発明の前述の目的,他の特徴及び有利性は,主成分
としてのタルクと少量成分としてペトロラタムと適量の
所望の香料からなる組成物によつて達成される。
この発明は,タルクと約0.5〜1.5のペトロラタム
と約0.01〜1.00%の香料からなるタルク組成物に関す
る。
この発明に用いられるタルクは,Cosmetic Toiletry an
d Fragrance Association,Inc.の仕様規格に準拠した化
粧品用品位のタルクである。このようなタルクは,天然
に産出する岩石鉱物を粉砕した本質的に白色,無臭の細
かいパウダーで,このものは典型的には,構造式Mg6(Si
8O20)・(OH)4をもつケイ酸マグネシウム水和物約90%
と,方解石,緑泥石(chlorite),苦灰石(dolomit
e),カオリン及び菱苦土鉱(magnesite)等からなる天
然に混ざつている鉱物類残量とを成分として含み,アス
ベスト鉱を含まない。タルクは,全組成物の約89.00〜9
9.74重量%用いられる。
この発明に用いられるペトロラタムは,CTFA仕様規格に
準拠したUSP品位のものである。このようなペトロラタ
ムは、またの名をミネラルフアツト(mineral fat),
ホワイトペトロラタム(White petrolatum、白色ワセリ
ン),石油ゼリ(petroleum jelly)あるいはミネラル
ゼラー(mineral jelly)として知られ,温度によりそ
の硬さが変化する,無色又はこはく色の半透明・半固体
の無定形物質である。この物質は60℃において0.815
〜0.880の範囲の比重をもつ。
ペトロラタムは,全組成物の約0.5〜1.5重量%用
いる。全組成物の約0.25重量%より少ないペトロラタム
を用いた場合には,このような少量のペトロラタムをタ
ルク物質中に均一に配合することが工業的に実行不可能
であるため,ペトロラタムを使用した効果が明確にえら
れないであろう。反対に全組成物の約10重量%より多
量のペトロラタムを用いた場合には,加工上の困難がお
こるであろう。全組成物の約5〜10重量%のペトロラ
タムを用いた場合にも,通常のふりかける塗布方法では
うまく分散が行なわれず,パフ,ステイツク(棒)によ
る塗布等別の塗布手段あるいは他の調剤手段を必要とす
るかもしれない。上述の添加量の範囲は,the United S
tates Standard Sieve Seriesに従い200メツシユの大き
さに粉砕された化粧品品位のタルクを使用した場合を基
準として適当な範囲であり,200メツシユより細かい,
例えば325メツシユ,400メツシユに粉砕されたタルクの
場合にはペトロラタム添加量の下限はより高く,また反
対によりあらい,例えば100メツシユ,80メツシユのタ
ルクの場合には添加量の上限はより低くなるであろう。
この発明に用いられる香料は,タルク組成物を処方する
者が所望する芳香を与えるどのような市販の香料でもよ
い。市販の香料は,多数の成分の混合物であつて,これ
らの成分のすべてがその混合物のもつ特有の芳香に寄与
している。所望の芳香を得るために,成分の比率を変化
させたり,あるいはいくつかの成分を加え又いくつかの
成分を省略してかまわない。
ボデイパウダーに用いた場合に特有の快い芳香を発生さ
せるために処方される典型的な香料成分の例としては,
レモン油,ムスクケトン(musk ketone),イオノン,ジ
フエニルオキシド,テルペンレスシーダーウツド油,ゲ
ルニルアセタート;イラン・イラン油;セドリルアセタ
ート,イソオイゲノール;シンナムアルコール,オーラ
ンセオール(aurantheol),メチルアトラニラート;バニ
リン,ベルガモツト油,オイゲノール;カナンガ油;シ
トラール;テトラヒドロリナロオール;パチユリ油,メ
チルイソオイゲノール;ヘキシルシンナムアルデヒド;
レジルオイルバナム(resil oil-banum),もみの樹脂バ
ルサム;ムスクオーブレツト(musk aubrette),ペルー
樹脂バルサム;びやくだん油,ゲラニオール;テルペニ
ルアセタート,ベンジルイソオイゲノール,コパイバ
油;ナツメグ油,ロジノール(rhodinol);ジフエニル
メタン;ヒドロキシシトロネラール;メチルベンゾアー
ト;ベンジルプロピオナート;パルマローズ油;オレン
ジ油,ゼラニウム油;メチルガンマイオノン;ラベンダ
ー油があげられる。
香料は全組成物の約0.01〜1.0重量%好ましくは
約0.1〜0.3重量%用いられる。約1.0重量%よ
り多量用いた場合には芳香は最初強すぎ,すぐに低下す
る。一方0.01重量%より少量の香料を用いた場合に
は組成物を使用する者に芳香が感じられないであろう。
この発明の組成物は既知の混合あるいは配合方法でつく
ることができる。例えば,タルクの一部を全量のペトロ
ラタムに配合し十分混合してプレミツクスを形成しこの
プレミツクス中に香料を混ぜた後,残量のタルクを加え
所望の組成物を得る。得られるタルク組成物は,皮膚水
分喪失遅延特性をもちかつ空中に飛散して呼吸により吸
入されうる粉塵の量が少ない。
この発明に従つてつくられたタルク組成物の具体例が以
下の実施例に示されている。しかし,この発明は,個々
の実施例に説明された範囲に限定されるものではなく,
特許請求の範囲に記載された範囲を有するものであるこ
とは理解されよう。
実施例1 タルク組成物を以下の様につくつた。ワーリング・ブレ
ンダー中で高速撹拌をしながら10重量部の溶融ペトロ
ラタムを90重量部のタルクにゆつくり添加してプレミ
ツクスをつくつた。添加が終つた後も確実に混合するた
め2分間撹拌を続けた。えられたプレミツクスに8.8
重量部の香料を撹拌しながら加え,ついで全量が400
0部となるようにタルクを加え,得られる混合物を高速
補強棒(high speed intensifier bar)を入れたV−ブ
レンダー中で5分間混合し目的物を形成した。
えられたタルクの組成物は以下の組成から成つていた。
実施例2 この発明に従つてつくられたタルク組成物が改良された
皮膚水分喪失遅延特性をもつことを示すために,以下の
実験を行つた。
実施例1の方法に従つてタルク組成物をつくり組成物A
とした。他に4つのタルク組成物,すなわち組成物B,
C,D及びEをペトロラタム配合量を各々0.50%,1.00
%,2.00%及び5.00%とする点を除いて全く同様につく
つた。第6のタルク組成物,すなわち組成物Fはペトロ
ラタムを用いない点のみを除いて全く同様につくつた。
これらのタルク組成物を以下の方法でテストした。新生
児期のねずみの角質層を,膜拡散テスト(membrane dif
fusion test)をするための市販の標準拡散セル上にお
いた。皮膚を標準石けん液にさらし実際の幼児の入浴条
件に似せた環境下で洗つた。0.5gの蒸留水を皮膚層
の下のセルに入れ,0.5gの試験組成物を皮膚表面上
にこすりつけた。過剰分すなわち付着しない分をかるく
たたいておとした。最初の重量を記録し更に24時間,
48時間及び72時間で重さを測定しこれにより水の平
均喪失量(1時間当りの皮膚1cm3についてのmg数)を
計算した。すべてのテストは相対湿度0%の下で行なわ
れた。この方法により水蒸気が皮膚表面から喪失する速
度を決定した。
テストの結果は下記表1に示されている。
これらの結果はペトロラタムを含むこの発明の組成物が
皮膚から水分が喪失する速度を飛躍的に低下させること
を明白に示している。
実施例3 この発明に従つてつくられたタルク組成物が空中に飛散
し呼吸により吸入される粉塵が少ないという改良された
特性をもつていることを示すために,次の実験を行つ
た。直径1/16インチ(1.59mm)の散布孔または直径1/
8インチ(3.18mm)の散布孔をもつ9オンス(約256
g)の上部に散布装置をもつ容器に約半分パウダーを入
れ,これを機械的な締め具でしめ一定の速度で垂直に振
とうして約1.5gのパウダーを散布した。この振とう
機は,50cm×45cm×56cm(高さ)の密閉テスト器
内におき、飛散したすべての粉塵が器内にとじこめられ
かつ小型の撹拌翼により急速に分散され均一化されるよ
うにした。飛散した粉塵をテスト器の中央付近で,振と
う機から25cmでかつ振とう機の下4cmにある10mmの
ナイロンサイクロンにより流速1.71/分で操作して
サンプリングした。サイクロンは呼吸により吸入される
大きさの粉塵を分離しこれをThermo Systems, Inc.Mode
l No.3210A石英結晶質量モニター(quartz crystal mas
s monitor)に送つて重さを測り,空中に飛散し呼吸に
より吸入される粉塵の平均濃度mg/M3が決定された。
空中に飛散し呼吸により吸入される粉塵の,振とう後の
最初の2分間の平均濃度を測定し記録した。
実施例2でつくられるタルク組成物A,B,C,D,E
及びFを同じ日に混合し5日間おいて上記テストを行
い,表2に示される結果を得た。
これらの結果,この発明の組成物が空中に飛散し呼吸に
より吸入されうる粉塵の量を比較的に減少させることを
明白に示している。
第1,2の結果からペトロラタムが組成物の全重量に対
して約0.5〜1.5重量部%存在した場合は、特に顕著な結
果が得られることがわかる。
特に列挙されてはいないがこの発明のこの他のいくつか
の態様,具体例もこの分野の技術者にとつて明らかであ
ろう。特許請求の範囲に定義されたこの発明の精神及び
範囲から逸脱しない限り,それらの態様,具体例のすべ
てが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・ジエイ・マツコ−マツク アメリカ合衆国ニユ−・ジヤ−ジ−州・リ ンゴズ・ボツクス376ア−ルデイ−1 (72)発明者 ロバ−ト・エス・ラツセル アメリカ合衆国ニユ−・ジヤ−ジ−州サウ ス・リヴア−・ダロウ・ストリ−ト72 (56)参考文献 特開 昭54−86633(JP,A) 特開 昭52−122639(JP,A) 奥田治著「最新香粧品化学」廣川書店 (昭44) P.281−282 商品知識シリーズ「化粧品の実際知識」 東洋経済新報社 P.123 田村健夫「香粧品科学」日本毛髪化学協 会(1976) P.397−398 廣田博「化粧品のための油脂・界面活性 剤」幸書房(昭45)P.100〜103

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本質的にタルク粉末とペトロラタムと香料
    からなり、ペトロラタムが組成物の全重量に対して0.5
    〜1.5重量%で存在するタルク粉末組成物。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載のタルク粉末
    組成物であって、香料が組成物の全重量に対して0.10〜
    0.30重量%で存在する組成物。
JP57002889A 1981-01-14 1982-01-13 タルク粉末組成物 Expired - Lifetime JPH0621046B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US22487481A 1981-01-14 1981-01-14
US224874 1981-01-14

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JPS57139009A JPS57139009A (en) 1982-08-27
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GB (1) GB2090740B (ja)
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IT (1) IT1189205B (ja)
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MY (1) MY8500943A (ja)
NZ (1) NZ199350A (ja)
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SG71877A1 (en) 1997-12-19 2000-04-18 Johnson & Johnson Consumer Novel powder compositions

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JPS52122639A (en) * 1976-04-06 1977-10-15 Shiseido Co Ltd Toiletry
JPS5486633A (en) * 1977-12-21 1979-07-10 Pola Kasei Kogyo Kk Cosmetics

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商品知識シリーズ「化粧品の実際知識」東洋経済新報社P.123
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廣田博「化粧品のための油脂・界面活性剤」幸書房(昭45)P.100〜103
田村健夫「香粧品科学」日本毛髪化学協会(1976)P.397−398

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BR8200167A (pt) 1982-11-03
MY8500943A (en) 1985-12-31
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IT1189205B (it) 1988-01-28
NZ199350A (en) 1984-07-06
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