JPH06210665A - 射出成形機の自動パージ装置 - Google Patents

射出成形機の自動パージ装置

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JPH06210665A
JPH06210665A JP2341193A JP2341193A JPH06210665A JP H06210665 A JPH06210665 A JP H06210665A JP 2341193 A JP2341193 A JP 2341193A JP 2341193 A JP2341193 A JP 2341193A JP H06210665 A JPH06210665 A JP H06210665A
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JP
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resin
purging
injection molding
purge
molding machine
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JP2341193A
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Masao Kamiguchi
賢男 上口
Tatsuhiro Uchiyama
辰宏 内山
Yuichi Hosoya
祐一 細谷
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形機におけるスケジュール運転の完全
自動化。 【構成】 電磁弁SOL1〜SOL3の作動順序によっ
てパージ作業でシリンダ3に供給する樹脂の選択順序を
設定すると共に各選択順序に対応してパージ条件と空撃
ち回数を設定した条件設定ファイルを予め制御装置6ま
たはスケジュール運転用のセルコントローラに記憶して
おく。材料換えの実行に際し、条件設定ファイルの設定
順序に従って制御装置6で電磁弁SOL1〜SOL3の
開閉状態を制御することにより材料換えに必要とされる
順序でシリンダ3に樹脂を供給し、かつ、設定空撃ち回
数に基づき樹脂の供給を停止した状態で各選択順序毎の
パージ条件で射出成形機2にパージ動作を行わせること
により、スケジュール運転時の材料換えに伴う手動操作
を不要とし、様々な種別および色の樹脂を用いて行われ
るスケジュール運転を完全に自動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の自動パー
ジ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機を用いた成形作業で材料換え
を行う場合には、混色の発生や種別の異なる樹脂の混入
を防止するための清掃を行う必要がある。この清掃はパ
ージ作業と呼ばれ、まず、使用済み樹脂の供給を停止し
た状態でスクリューの計量混練り動作および射出動作を
繰り返し行わせることによってホッパの基部やシリンダ
に残留している使用済み樹脂を大雑把に排出し、次い
で、ホッパにパージ材を投入して前記と同様の計量混練
り動作および低速低圧の射出動作、即ち、パージ動作を
繰り返し行わせることにより、スクリューやシリンダに
しつこく付着した使用済み樹脂を排出し、更に、パージ
材の供給を停止した状態でこれから使用すべき樹脂をホ
ッパに投入して前記と同様のパージ動作を繰り返し実行
させることにより、シリンダ内のパージ材を完全に排出
して次の成形作業に備えるものである。
【0003】このようなパージ作業を自動化すべく、パ
ージ動作の繰り返し回数と計量混練りにおけるスクリュ
ー回転数を設定して射出成形機を駆動制御することによ
り自動パージ作業を行わせる機能を備えた電動式射出成
形機が既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような自
動パージ機能では、使用済み樹脂,パージ材,これから
使用すべき樹脂の種別が異なるような場合には、樹脂や
パージ材を入れ替える度にパージ動作の繰り返し回数や
スクリュー回転数を手動操作で再設定してやらなければ
ならず非常に面倒であり、また、樹脂やパージ材の入れ
替えに関しては人手に頼る以外にない。
【0005】セルコントローラによるスケジュール制御
で射出成形機や金型自動交換機を自動運転することによ
り単一の射出成形機で多種の成形品を連続して生産する
場合もあるが、前述のパージ機能では、種別や色の異な
る樹脂の材料換えに際してパージ条件の再設定操作や人
手による樹脂の入れ替え作業が不可欠となるので、スケ
ジュール運転を完全に自動化することが困難であり、ま
た、完全に自動化されたスケジュール運転を行おうとす
れば、使用樹脂の種別や色を射出成形機毎に特定しなけ
ればならないという弊害が生じる。
【0006】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
欠点を解消し、材料換えに必要とされるパージ作業を簡
単に行うことができ、しかも、単一の射出成形機により
種別や色の異なる樹脂で成形品を生産するような場合で
あっても、人手に頼ることなく、完全に自動化された射
出成形作業を連続して行わせることのできる射出成形機
の自動パージ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動パージ装置
は、射出成形機のシリンダに複数の樹脂貯溜部から樹脂
を夫々供給する射出材料供給手段と、前記射出材料供給
手段の選択順序および射出成形機のパージ動作に必要と
される設定条件を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記
憶された選択順序に従って前記射出材料供給手段を作動
させると共に、前記設定条件に基づいて射出成形機のパ
ージ動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る構成により前記目的を達成した。
【0008】また、射出材料供給手段の選択に対応して
射出成形機のパージ動作に必要とされる設定条件を記憶
する記憶手段と、射出材料供給手段の選択に対応して設
定されている設定条件に基づいて射出成形機のパージ動
作を制御する制御手段とを備えることにより、樹脂およ
びパージ材の性質に対応した最適のパージ動作を行える
ようにした。
【0009】一実施態様としての記憶手段は、射出材料
供給手段の選択に対応して設定条件であるパージ回数を
記憶し、また、制御手段は、射出材料供給手段の選択に
対応して、設定された回数のパージ動作を射出成形機に
行わせる。更に、設定パージ回数と共に設定空撃ち回数
を記憶し、設定パージ回数の残りが設定空撃ち回数にな
った段階で射出材料供給手段からの樹脂の供給を停止し
て残りパージ回数のパージ動作を行わせることにより、
シリンダに供給される樹脂の混合およびシリンダ内にお
ける樹脂の混合を防止し、効率の良いパージ作業を行え
るようにした。
【0010】
【作用】制御手段は、記憶手段に記憶された選択順序に
従って射出材料供給手段を選択し、対応する樹脂貯溜部
の樹脂を射出成形機のシリンダに供給すると共に、この
選択に対応して記憶手段に記憶されている設定条件に基
づいて射出成形機各部を駆動制御し、射出成形機のパー
ジ動作を繰り返し実行させる。
【0011】制御手段は、設定パージ回数の残りが設定
空撃ち回数となった時点で射出材料供給手段からの樹脂
の供給を停止し、以下、パージ動作の実行回数がこの選
択に対応して設定された設定条件のパージ回数に達する
までの間、同様の設定条件で射出成形機にパージ動作を
繰り返し実行させる。
【0012】パージ動作の実行回数が設定条件として設
定されたパージ回数に達する毎に、制御手段は、記憶手
段に記憶された選択順序に従って射出材料供給手段を再
選択して樹脂の供給を再開し、その選択に対応して記憶
手段に記憶されたパージ回数および空撃ち回数の設定条
件に基づいて、前記と同様の制御動作を繰り返し実行す
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明を適用した自動パージ装置1およ
び該自動パージ装置1を装着した射出成形機2の要部を
概略で示すブロック図である。射出成形機2のシリンダ
3にはスクリュー4が内嵌され、シリンダ3の基部に設
けられたホッパ5から供給される樹脂をスクリュー4の
回転により計量混練りしたり、また、スクリュー4の直
動動作により、計量混練り後の溶融樹脂を射出したりす
るようになっている。スクリュー4は、射出成形機2の
制御装置6によりサーボ回路7を介して駆動制御される
スクリュー回転用サーボモータM1および射出用サーボ
モータM2により、計量混練り等のための回転動作およ
び射出等のための直動動作を実現される。射出成形機2
自体は、射出軸,スクリュー回転軸,型締め軸等の各軸
をサーボモータおよびサーボ回路等により駆動制御する
従来と同様の電動式射出成形機であり、図1において
は、本発明の要旨に直接関連するスクリュー回転用サー
ボモータM1,射出用サーボモータM2等に関してのみ
図示している。
【0014】スクリュー回転用サーボモータM1および
射出用サーボモータM2には、スクリュー4の回転速度
やスクリュー4の現在位置および射出速度等を検出する
ために利用されるパルスコーダやF/V変換器等が取り
付けられ、また、スクリュー4には、射出圧力や背圧等
のフィードバック制御のために利用される圧力検出器が
取り付けられており、制御装置6のROM等に記憶され
たシーケンスプログラムや数値制御用プログラム、およ
び、不揮発性RAM等によって構成される設定メモリ部
に記憶された各種成形条件等に従って作動するマイクロ
プロセッサの処理により各軸が駆動制御されるようにな
っている。なお、電動式射出成形機一般のシーケンス動
作およびこれに関わる制御方式等については既に公知で
あるので説明を省略する。不揮発性RAM等によって構
成される設定メモリ部に各種成形条件やパージ動作のた
めの設定条件を入力する際には、CRT等の表示装置を
備えた手動データ入力装置8の各種ソフトキーおよびテ
ンキー等を操作し、表示装置に表示される設定画面を参
照して設定入力操作を行うようになっており、この点も
従来装置と同様である。
【0015】自動パージ装置1における射出材料供給手
段は、射出成形機2のホッパ5と第1の樹脂貯溜部(調
湿機等)とを連絡する移送樋10上に設けられた電磁弁
SOL1と、ホッパ5と第2の樹脂貯溜部(調湿機等)
とを連絡する移送樋11上に設けられた電磁弁SOL
2、および、ホッパ5と第3の樹脂貯溜部(調湿機等)
とを連絡する移送樋12上に設けられた電磁弁SOL3
により構成され、電磁弁SOL1,SOL2,SOL3
を切替操作することにより、所望の樹脂貯溜部の樹脂を
ホッパ5に投入できるようになっている。電磁弁SOL
1,SOL2,SOL3の各々は制御装置6の入出力イ
ンターフェイス9を介して制御装置6に接続され、該制
御装置6のマイクロプロセッサにより個別に開閉制御さ
れる。
【0016】また、制御装置6の入出力インターフェイ
ス9には、図示しないセルコントローラ等と接続するた
めの入出力回路が設けられており、従来と同様、セルコ
ントローラのスケジュール制御に対応してセルコントロ
ーラ側から次の成形作業に関連する各種成形条件を読み
込んで制御装置6の設定メモリ部に格納したり(本実施
例においてはパージ動作に関連する設定条件をセルコン
トローラ側から読み込む場合もある)、また、制御装置
6側で検出された生産ショット数の現在値等をセルコン
トローラに伝送したりすることもできるようになってい
る。
【0017】自動パージ装置1の制御手段は、実質的に
射出成形機2の制御装置6によって構成され、また、パ
ージ動作に関連する設定条件を記憶する記憶手段は、制
御装置6の設定メモリ部、または、セルコントローラ側
の記憶装置によって構成される(パージ動作に関連する
設定条件をセルコントローラ側から読み込む場合)。
【0018】図2は射出材料供給手段の選択順序とパー
ジ動作に関連する設定条件を記憶するために本実施例が
採用したファイル手段(以下、条件設定ファイルとい
う)の構成を示す概念図であり、射出材料供給手段の選
択順序およびパージ動作に関連する設定条件が未定義の
状態においては、射出材料供給手段の選択順序を規定す
る工程名称欄、即ち、図2に“工程”と記して示すファ
イルのアドレス欄を除き全ての項目が空白状態となって
いる。
【0019】射出材料供給手段の選択順序およびパージ
動作に関連する設定条件を設定または再設定する場合に
は、手動データ入力装置8のソフトキー等を操作し、そ
の表示装置に図2に示されるようなファイル構造に対応
した設定画面を表示させ、この設定画面を参照して、手
動データ入力装置8のソフトキーおよびテンキー等を操
作し、まず、射出材料供給手段の選択順序を設定するた
めの“出力1”〜“出力3”のON/OFF制御欄(以
下、総じて電磁弁制御欄という)を設定する。電磁弁制
御欄における“出力1”〜“出力3”の各々は電磁弁S
OL1,SOL2,SOL3の各々を開閉制御するため
の定義であり、“出力1”がONの場合にはホッパ5と
第1の樹脂貯溜部とを連絡する移送樋10上の電磁弁S
OL1が開放されて第1の樹脂貯溜部に貯溜された射出
材料がホッパ5に供給される。また、同じように、“出
力2”がONの場合には電磁弁SOL2が開放されて第
2の樹脂貯溜部の射出材料がホッパ5に供給され、“出
力3”がONの場合には電磁弁SOL3が開放されて第
3の樹脂貯溜部の射出材料がホッパ5に供給されるよう
になっている。
【0020】図2では、第1の樹脂貯溜部に貯溜された
樹脂1による射出成形作業を終了して該樹脂1を排出し
た後、第3の樹脂貯溜部に貯溜されたパージ材を用いて
パージ作業を行い、更に、これから使用すべき第2の樹
脂貯溜部の樹脂2をホッパ5に投入してパージ動作を行
うことにより該樹脂2を用いた次の成形作業に備える場
合の例、即ち、樹脂1から樹脂2への材料換えを行う場
合の例について示している。この例ではパージに用いる
樹脂の選択順序が樹脂1,パージ材,樹脂2の順となる
ので、射出材料供給手段の選択順序は電磁弁SOL1,
SOL3,SOL2の順となる。よって、オペレータは
設定画面を参照し、工程1に対応する行の“出力1”の
欄、工程2に対応する行の“出力3”の欄、および、工
程3に対応する行の“出力2”の欄のみにONを設定
し、他の電磁弁制御欄は全てOFFに設定することとな
る。
【0021】更に、この実施例では射出材料供給手段の
選択順序に対応するパージ動作の各工程毎に、樹脂の供
給を停止してパージ動作を行わせるための空撃ち回数の
値、および、射出成形機2のパージ動作に関連する設定
条件、即ち、パージ回数,スクリュー回転数,スクリュ
ー後退ストローク,スクリュー背圧の各々をテンキー等
を介して数値設定できるようになっている。また、各工
程に対応して設けられた自動パージのON/OFF制御
欄(図2において左から第2列目の欄)は、対応する工
程に関する自動パージの実行および非実行を定義するた
めの設定条件である。先に述べように、この条件設定フ
ァイルは射出成形機2の制御装置6における設定メモリ
部に保存しても良いし、また、射出成形機2をスケジュ
ール制御するセルコントローラの側の記憶装置に各射出
成形機2毎の条件設定ファイルを保存して一括管理する
ようにしても良い。なお、条件設定ファイルの内容の消
去や書き替え操作は手動データ入力装置8やセルコント
ローラ側のキーボードの操作等により任意に行うことが
できる。
【0022】図3は、各生産スケジュールにおける射出
成形作業時の生産ショット数が予め設定された予定数に
達して射出成形機2による射出成形作業が完了した時点
で制御装置6のマイクロプセッサ(以下、単にCPUと
いう)により実施される自動パージ処理の概略を示すフ
ローチャートであり、以下、図3を参照して本実施例に
おける自動パージ装置1の動作を説明する。
【0023】なお、以下の説明では図2に倣い、第1の
樹脂貯溜部に貯溜された樹脂1を成形材料とした射出成
形作業を終了して樹脂1の排出を行った後、第3の樹脂
貯溜部に貯溜されたパージ材を用いてパージ作業を行
い、更に、これから使用すべき第2の樹脂貯溜部の樹脂
2をホッパ5に投入してパージ動作を行うことにより次
の成形作業に備える場合のパージ作業を例に取って説明
する。但し、樹脂1を用いた射出成形作業が生産スケジ
ュールの先頭に位置し、樹脂2を用いた射出成形作業が
生産スケジュール上で2番目に位置するものとし、少な
くとも、樹脂1と樹脂2とでは樹脂の種別もしくは色の
いずれか一方が相違するものとする。
【0024】まず、生産ショット数カウンタの目標値到
達等により樹脂1を用いて行うべき第1番目の生産スケ
ジュールが終了したことを検出したCPUは、工程選択
指標iの値に基づいて条件設定ファイルの第iアドレス
から自動パージのON/OFF制御欄の設定状態を読み
込む(ステップS1)。工程選択指標iは第1番目のス
ケジュール運転を開始する時点で初期設定される指標で
あり、その初期値は1である。従って、生産スケジュー
ル上で第1番目に位置する射出成形作業が終了した現時
点では、まず、条件設定ファイルの第1アドレスの設定
データが読み込まれることとなる。次いで、CPUは、
読み込んだ自動パージのON/OFF制御欄にONが設
定されているか否かを判別するが(ステップS2)、図
2に示される例では、第1アドレスにおける自動パージ
のON/OFF制御欄にONが設定されているので、ス
テップS2の判別結果が真となる。そこで、CPUは、
更に、パージ動作に関連する設定条件、即ち、計量混練
りのためのスクリュー回転数r,計量混練り時のスクリ
ュー後退位置を規制するスクリュー後退ストロークs,
計量混練り時における樹脂圧力を規制するスクリュー背
圧pの各々を条件設定ファイルの第1アドレスから読み
込んで制御装置6の設定メモリ部に設定し、かつ、条件
設定ファイルの第1アドレスに記憶されたパージ回数
n,空撃ち回数m,電磁弁制御欄の設定状態の各々を一
時記憶する(ステップS3)。
【0025】次いで、CPUはパージ実行回数積算カウ
ンタjの値を0に初期化し(ステップS4)、条件設定
ファイルの第1アドレスの電磁弁制御欄から読み込んだ
設定条件に基づいて電磁弁SOL1,SOL2,SOL
3の開閉状態を制御する(ステップS5〜ステップS1
0)。図2に示される例では第1アドレスにおける電磁
弁制御欄の“出力1”のみがONに設定されているの
で、CPUは、入出力インターフェイス9を介して電磁
弁SOL1に磁励信号を出力することとなるが(ステッ
プS5,ステップS8)、スケジュール上で第1番目に
位置する射出成形作業が終了した直後の現時点では、こ
れまで供給対象とされていた樹脂1をホッパ5に供給す
るための電磁弁SOL1がONの状態に保持されている
ので、電磁弁SOL1に磁励信号を出力しても実質的な
状態変化は生じない。
【0026】次いで、CPUは、今回読み込んだパージ
回数nの値から空撃ち回数mの値を減じて空撃ちを開始
するまでに実行すべきパージ動作の回数〔n−m〕を求
め、パージ実行回数積算カウンタjの現在値が〔n−
m〕に達しているか否かを判別する(ステップS1
1)。図2に示される例では第1アドレスにおけるパー
ジ回数nの値と空撃ち回数mの値が共に10であるか
ら、空撃ちを開始するまでに実行すべきパージ動作の回
数〔n−m〕の値が0となり、パージ実行回数積算カウ
ンタjの現在値0と一致する。従って、ステップS11
の判別結果は真となり、CPUは、電磁弁SOL1の磁
励を解除して移送樋10を閉鎖し、ホッパ5への樹脂1
の供給を停止することとなる(ステップS12)。
【0027】次いで、CPUは、制御装置6の設定メモ
リ部に設定されたパージ動作の設定条件、即ち、条件設
定ファイルの第1アドレスに記憶されたスクリュー回転
数r,スクリュー後退ストロークs,スクリュー背圧p
の各設定条件に基づいて計量混練り動作および射出動作
を従来と同様に1サイクル分だけ行ってパージ動作を実
行し、ホッパ5の基部やシリンダ3に残留している使用
済み樹脂1を空撃ちでパージする(ステップS13)。
(先に述べたように、従来の自動パージで1サイクルの
パージ動作に対して設定可能な条件は計量混練り時にお
けるスクリュー回転数のみであるから、スクリュー回転
数r,スクリュー後退ストロークs,スクリュー背圧p
の各設定条件に基づいて計量混練り動作および射出動作
を従来と同様に行うといった表現は必ずしも適当ではな
いが、いずれにせよ、スクリュー後退ストロークsを任
意に設定変更したり、射出用サーボモータM2の駆動電
流によりスクリュー4の軸方向の静止維持力を調整して
スクリュー背圧pを設定値に保持するといった制御自体
は全て従来技術に属するものであるから、ここでは特に
説明しない。
【0028】次いで、CPUは、パージ実行回数積算カ
ウンタjの値をインクリメントしてパージ動作の実行回
数を積算記憶し(ステップS14)、パージ動作の実行
回数jの値が目標とするパージ回数nに達しているか否
かを判別する(ステップS15)。実行回数jが目標回
数nに達していなければ、CPUは再びステップS11
の判別処理に移行し、パージ実行回数積算カウンタjの
現在値が〔n−m〕と一致しているか否かを判別する
が、この場合、実行回数j(=1)の値が既に〔n−
m〕(=0)の値を越えて空撃ちが開始されているの
で、初期値を0としてインクリメントされる実行回数j
の値が再び〔n−m〕の値と一致することはない。よっ
て、CPUは、パージ実行回数積算カウンタjの値が目
標回数nに達するまでの間、ホッパ5への樹脂の供給を
停止したまま前記と同様にして条件設定ファイルの第1
アドレスに記憶されたスクリュー回転数r,スクリュー
後退ストロークs,スクリュー背圧pの各設定条件に基
づいて計量混練り動作および射出動作を行って1サイク
ル毎のパージ動作を繰り返し実行し、ホッパ5の基部や
シリンダ3に残留している使用済み樹脂1を空撃ちでパ
ージする。
【0029】このようにしてホッパ5への樹脂の供給を
停止したまま1サイクル毎のパージ動作を繰り返し実行
する間にホッパ5の基部やシリンダ3に残留している使
用済み樹脂1の大半は排出されるが、スクリュー4やシ
リンダ3にしつこく付着した使用済みの樹脂1は、シリ
ンダ3に新たな樹脂(パージ材)を投入して混練り動作
を実行することにより混ぜ合わせて吐き出してまわない
と確実に排出することは困難である。
【0030】そこで、条件設定ファイルの第1アドレス
に記憶された各設定条件に基づくn回のパージ動作が終
了したことをステップS15の判別処理で検出したCP
Uは、工程選択指標iの値をインクリメントし(ステッ
プS16)、再び該指標iの現在値2に基づいて条件設
定ファイルの第2アドレスから自動パージのON/OF
F制御欄の設定状態を読み込むこととなる(ステップS
1)。
【0031】図2に示される例では第2アドレスのON
/OFF制御欄にONが設定されているので、ステップ
S2の判別結果は再び真となる。そこで、CPUは、更
に、パージ動作に関連するスクリュー回転数r,スクリ
ュー後退ストロークs,スクリュー背圧p等の設定条件
の各値を条件設定ファイルの第2アドレスから読み込ん
で制御装置6の設定メモリ部に設定し、かつ、パージ回
数n,空撃ち回数m,電磁弁制御欄の設定状態の各々を
一時記憶してパージ実行回数積算カウンタjの値を再び
0に初期化した後(ステップS3,ステップS4)、条
件設定ファイルの第2アドレスの電磁弁制御欄から読み
込んだ設定条件に基づいて電磁弁SOL1,SOL2,
SOL3の開閉状態を制御する(ステップS5〜ステッ
プS10)。図2に示される例では第2アドレスにおけ
る電磁弁制御欄の“出力3”のみがONに設定されてい
るので、CPUは、入出力インターフェイス9を介して
電磁弁SOL3に磁励信号を出力する(ステップS7,
ステップS10)。従って、第3の樹脂貯溜部に貯溜さ
れたパージ材をホッパ5に供給する移送樋12が開放さ
れ、ホッパ5にパージ材が供給されることとなる。
【0032】次いで、CPUは、今回読み込んだパージ
回数nの値から空撃ち回数mの値を減じて空撃ちを開始
するまでに実行すべきパージ動作の回数〔n−m〕を求
め、パージ実行回数積算カウンタjの現在値が〔n−
m〕に達しているか否かを判別するが(ステップS1
1)、図2に示される例では第2アドレスにおけるパー
ジ回数nの値が5で、かつ、空撃ち回数mの値が2であ
るから、空撃ちを開始するまでに実行すべきパージ動作
の回数〔n−m〕の値が3となり、パージ実行回数積算
カウンタjの現在値0とは一致しない。従って、ステッ
プS11の判別結果が偽となり、この時点におけるステ
ップS12の処理は非実行とされ、CPUは、電磁弁S
OL3を開放してパージ材をホッパ5に供給した状態の
まま、制御装置6の設定メモリ部に設定されたパージ動
作の設定条件、即ち、条件設定ファイルの第2アドレス
に記憶されたスクリュー回転数r,スクリュー後退スト
ロークs,スクリュー背圧pの各設定条件に基づいて計
量混練り動作および射出動作を行って1サイクルのパー
ジ動作を実行し、スクリュー4やシリンダ3にしつこく
付着した使用済みの樹脂1をパージ材で洗い流すように
して使用済みの樹脂1およびパージ材をパージする(ス
テップS13)。
【0033】次いで、CPUは、パージ実行回数積算カ
ウンタjの値をインクリメントしてパージ動作の実行回
数を積算記憶し(ステップS14)、パージ動作の実行
回数jが目標とするパージ回数nに達しているか否かを
判別するが(ステップS15)、この時点では実行回数
jが目標回数nに達していないので、CPUは再びステ
ップS11の判別処理に移行し、パージ実行回数積算カ
ウンタjの現在値が〔n−m〕と一致しているか否かを
判別することとなる。この場合、実行回数jの値が1で
あり、また、〔n−m〕の値が3であるから、ステップ
S11の判別結果は再び偽となり、以下、CPUは、パ
ージ実行回数積算カウンタjの現在値が〔n−m〕に達
するまでの間、前記と同様にしてステップS13〜ステ
ップS15およびステップS11の処理を繰り返し実行
し、パージ材をホッパ5に供給した状態のまま計量混練
り動作および射出動作を行って1サイクルのパージ動作
を繰り返し実行し、スクリュー4やシリンダ3にしつこ
く付着した使用済みの樹脂1をパージ材で洗い流すよう
にして使用済みの樹脂1およびパージ材をパージするこ
ととなる。この間に、スクリュー4やシリンダ3にしつ
こく付着した使用済みの樹脂1がパージ材に混じって完
全に排出される。
【0034】そして、パージ実行回数積算カウンタjの
値が〔n−m〕に達し、残りのパージ回数が設定空撃ち
回数mと一致したことがステップS11の判別処理で検
出されると、CPUは、電磁弁SOL3の磁励を解除し
て移送樋12を閉鎖し、ホッパ5へのパージ材の供給を
停止して(ステップS12)、以下、パージ実行回数積
算カウンタjの値が目標回数nに達するまでの間、ホッ
パ5への樹脂の供給を停止したまま、前記と同様にし
て、ステップS13〜ステップS15およびステップS
11の処理を繰り返し実行し、ホッパ5の基部やシリン
ダ3に残留しているパージ材を空撃ちでパージする。こ
の間に、ホッパ5の基部やシリンダ3に残留しているパ
ージ材の大半が排出されるが、スクリュー4やシリンダ
3に付着したパージ材は、次に使用すべき樹脂2をシリ
ンダ3に投入して混練り動作を実行することにより混ぜ
合わせて吐き出してまわないと確実に排出することは困
難である。
【0035】そこで、条件設定ファイルの第2アドレス
に記憶された各設定条件に基づくn回のパージ動作が終
了したことをステップS15の判別処理で検出したCP
Uは、工程選択指標iの値をインクリメントし(ステッ
プS16)、再び該指標iの現在値3に基づいて条件設
定ファイルの第3アドレスから自動パージのON/OF
F制御欄の設定状態を読み込むこととなる(ステップS
1)。
【0036】図2に示される例では第3アドレスにおけ
る自動パージのON/OFF制御欄にONが設定されて
いるので、ステップS2の判別結果は再び真となる。そ
こで、CPUは、更に、パージ動作に関連するスクリュ
ー回転数r,スクリュー後退ストロークs,スクリュー
背圧p等の設定条件の各値を条件設定ファイルの第3ア
ドレスから読み込んで制御装置6の設定メモリ部に設定
し、かつ、パージ回数n,空撃ち回数m,電磁弁制御欄
の設定状態の各々を一時記憶してパージ実行回数積算カ
ウンタjの値を再び0に初期化した後(ステップS3,
ステップS4)、条件設定ファイルの第3アドレスの電
磁弁制御欄から読み込んだ設定条件に基づいて電磁弁S
OL1,SOL2,SOL3の開閉状態を制御する(ス
テップS5〜ステップS10)。図2に示される例では
第3アドレスにおける電磁弁制御欄の“出力2”のみが
ONに設定されているので、CPUは、入出力インター
フェイス9を介して電磁弁SOL2に磁励信号を出力す
る(ステップS6,ステップS9)。従って、第2の樹
脂貯溜部に貯溜された樹脂2をホッパ5に供給する移送
樋11が開放され、ホッパ5に樹脂2が供給されること
となる。
【0037】次いで、CPUは、今回読み込んだパージ
回数nの値から空撃ち回数mの値を減じて空撃ちを開始
するまでに実行すべきパージ動作の回数〔n−m〕を求
め、パージ実行回数積算カウンタjの現在値が〔n−
m〕に達しているか否かを判別するが(ステップS1
1)、図2に示される例では第3アドレスにおけるパー
ジ回数nの値が10で、かつ、空撃ち回数mの値が0で
あるから、空撃ちを開始するまでに実行すべきパージ動
作の回数〔n−m〕の値が10となり、パージ実行回数
積算カウンタjの現在値0とは一致しない。従って、ス
テップS11の判別結果が偽となり、この時点における
ステップS12の処理は非実行とされ、CPUは、電磁
弁SOL2を開放して樹脂2をホッパ5に供給した状態
のまま、制御装置6の設定メモリ部に設定されたパージ
動作の設定条件、即ち、条件設定ファイルの第3アドレ
スに記憶されたスクリュー回転数r,スクリュー後退ス
トロークs,スクリュー背圧pの各設定条件に基づいて
計量混練り動作および射出動作を行って1サイクルのパ
ージ動作を実行し、スクリュー4やシリンダ3に付着し
たパージ材を樹脂2で洗い流すようにしてパージ材およ
び樹脂2をパージする(ステップS13)。
【0038】次いで、CPUは、パージ実行回数積算カ
ウンタjの値をインクリメントしてパージ動作の実行回
数を更新記憶し(ステップS14)、パージ動作の実行
回数jが目標とするパージ回数nに達しているか否かを
判別するが(ステップS15)、この時点では実行回数
jが目標回数nに達していないので、CPUは再びステ
ップS11の判別処理に移行し、パージ実行回数積算カ
ウンタjの現在値が〔n−m〕と一致しているか否かを
判別することとなる。この場合、実行回数jの値が1で
あり、また、〔n−m〕の値が10であるから、ステッ
プS11の判別結果は再び偽となり、以下、CPUは、
パージ実行回数積算カウンタjの現在値がステップS1
1もしくはステップS15の判別処理実行時点で〔n−
m〕もしくはnに達するまでの間、前記と同様にしてス
テップS13〜ステップS15およびステップS11の
処理を繰り返し実行し、次の生産スケジュールで使用対
象として選択されている樹脂2をホッパ5に供給した状
態のまま計量混練り動作および射出動作を行って1サイ
クルのパージ動作を繰り返し実行し、スクリュー4やシ
リンダ3に付着したパージ材を樹脂2で洗い流すように
してパージ動作を行う。この間に、スクリュー4やシリ
ンダ3に付着していたパージ材が樹脂2に混じって完全
に排出される。
【0039】図2の設定条件ファイルにおける第3アド
レスの例のように空撃ち回数mの値が0の場合には、パ
ージの実行回数nの値と空撃ちを開始するまでに実行す
べきパージ動作の回数〔n−m〕の値が等しくなるた
め、これまでに示した各アドレスの例とは異なり、ステ
ップS11の判別結果が真となる前にステップS15の
判別結果が真となる。よって、空撃ちによるパージ動作
は実行されない。例えば、図2における第3アドレスの
場合では、ステップS11およびステップS13〜ステ
ップS15の処理を9回繰り返した時点でパージ実行回
数積算カウンタjの値が9となり、第10回目の繰り返
しでステップS11の判別処理を実行する時点ではカウ
ンタjの値が9を維持している。従って、カウンタj=
9の値は〔n−m〕=10とは一致せず、ステップS1
1の判別結果が偽となる結果、第10回目の繰り返し時
点におけるステップS12の処理が非実行とされ、この
時点で開放されている電磁弁SOL2はそのまま開放状
態を維持される。そして、CPUはステップS13の処
理へと移行して第10回目のパージ動作を射出成形機2
に実行させることとなるが、これに続くステップS14
の処理でカウンタjの値が直ちに10にインクリメント
される結果、第10回目の繰り返し時におけるステップ
S15の判別結果は真となり、CPUは、電磁弁SOL
2を開放して次の生産スケジュールで使用対象として選
択されている樹脂2をホッパ5に供給した状態のまま、
工程選択指標iの値をインクリメントし(ステップS1
6)、再び、ステップS1の処理へと移行することとな
る。
【0040】ステップS1に移行したCPUは、工程選
択指標iの値4に基づいて条件設定ファイルの第4アド
レスにおける自動パージのON/OFF制御欄の設定状
態を読み込むこととなるが、図2に示される例では第4
アドレスのON/OFF制御欄にOFFが設定されてい
るので、ステップS2の判別結果は偽となる。そこで、
CPUはステップS3〜ステップS16までの処理を非
実行とし、このままステップS17の処理に移行して工
程選択指標iの値のみをインクリメントし、該指標iの
値を保持したまま、第1番目の生産スケジュールから第
2番目の生産スケジュールに移行するための材料換えに
関する自動パージ処理に関わる全ての処理を終了する。
【0041】自動パージ処理を終了したCPUは、入出
力インターフェイス9を介してセルコントローラから送
られてくる次の成形スケジュール(この例では、第2番
目に位置する生産スケジュールであって樹脂2を用いて
行われる)の成形条件等を読み込んで制御装置6の設定
メモリ部に格納すると共に、該セルコントローラからの
金型交換完了信号または成形動作開始指令を受けて、新
たな成形条件等による射出成形作業を開始することとな
る。
【0042】そして、第2番目の生産スケジュールが終
了したことが確認されると、再び、前記と同様にして自
動パージ処理が繰り返し実行される。この時、工程選択
指標iの値は5に更新されているから(ステップS17
参照)、CPUは、条件設定ファイルの第5アドレスを
初期値としてi=5の位置からパージ動作の設定条件等
の読み込みを開始することとなる(ステップS1参
照)。
【0043】例えば、第3番目の生産スケジュールが再
び樹脂1を用いて行うものであるとすれば、第2番目の
生産スケジュールを終了した時点で再び樹脂2から樹脂
1への材料換えが必要となるが、このような場合には、
前述の例に倣って、条件設定ファイルの第5アドレスか
ら第7アドレスに至る自動パージのON/OFF制御欄
にONを設定する一方、第8アドレスの自動パージのO
N/OFF制御欄にはOFFを設定しておく。当然、第
5アドレスの電磁弁制御欄には樹脂2をパージするため
に“出力2”のみをONとする条件を設定し、第6アド
レスの電磁弁制御欄にはパージ材によるパージ動作を行
うために“出力3”のみをONとする条件を設定し、更
に、第7アドレスの電磁弁制御欄には樹脂1をパージす
るために“出力1”のみをONとする条件を設定してお
き、樹脂2から樹脂1への材料換えが速やかに行えるよ
うにしておく。この場合、樹脂1に関するパージ動作が
完了した時点で第8アドレスにおける自動パージのON
/OFF制御欄からOFFの設定条件が読み込まれ(ス
テップS1,ステップS2参照)、樹脂2から樹脂1へ
の材料換えに必要とされる全てのパージ動作が完了し、
工程選択指標iの値は9に更新される(ステップS17
参照)。以下、生産スケジュールが終了する度に、CP
Uは工程選択指標iの現在値に基づいてパージ動作の設
定条件等の読み込みを開始し、前記と同様にして自動パ
ージ処理を繰り返すこととなる。
【0044】この自動パージ処理は、各生産スケジュー
ルの終了毎に強制的に実行されるが、次の生産スケジュ
ールがこれまでの生産スケジュールと同種同色の樹脂で
行われるような場合には材料換えを行う必要はない。こ
のような場合には最初に読み込まれるアドレスにおける
自動パージのON/OFF制御欄に初めからOFFを設
定しておけば良い。例えば、前述の実施例で第2番目の
生産スケジュールから第3番目の生産スケジュールに移
行する時に材料換えの必要がないとすれば、条件設定フ
ァイルの第5アドレスに初めからOFFを設定してお
く。すると、前記と同様、第2番目の生産スケジュール
の終了を確認したCPUは、まず、条件設定ファイルの
第5アドレスから自動パージのON/OFF制御欄のデ
ータを読み込むが、この場合、第5アドレスのON/O
FF制御欄にOFFが設定されているため、CPUが実
行する処理はステップS1,ステップS2,ステップS
17の処理のみとなり、実質的な自動パージ処理が非実
行とされる結果、材料換えに関する処理は行われない。
【0045】以上の実施例では全体のパージ作業を、使
用済み樹脂の排出、パージ材を用いたパージ作業、次に
使用すべき樹脂を用いたパージ作業を実行して次の生産
スケジュールに備える3段階の工程に分けて設定するよ
うな例について説明したが、パージ作業の工程は必ずし
も3段階に分ける必要はない。例えば、設定された全て
の生産スケジュールを完了した時点で行うべきパージ作
業は、使用済み樹脂の排出に関する第1の工程のみの実
行、または、パージ材を用いた洗浄作業を含めた第1お
よび第2の工程のみの実行となる。また、樹脂の性質に
よっては使用済み樹脂の排出後、パージ材を用いたパー
ジ作業を省略して、次に使用すべき樹脂のみを用いてパ
ージ動作を行わせるようにすることも可能である。
【0046】また、空撃ち回数の設定は任意であり、作
業に必要な回数を自由に設定して処理を行わせることが
できる。例えば、生産スケジュールの移行に必要とされ
る金型の自動交換作業等に相当の時間がかかり、樹脂の
滞留による変質が心配されるような場合においては、図
2に示される例のように次のスケジュールで使用される
樹脂を供給したまま自動パージ処理を終了させるかわり
に、最後のパージ動作の途中で電磁弁を閉じて空撃ちを
行わせることによりシリンダ3内を空にして次の成形作
業に備えるようにしても良い。
【0047】また、4以上の樹脂貯溜部や電磁弁を備え
たシステムに対しても、条件設定ファイルの電磁弁制御
欄を増設したりプログラムの一部を変更したりすること
により先に述べた例と同様にして対処することができ
る。図3の例ではステップS5〜ステップS10の処理
により3つの電磁弁を駆動制御する場合について説明し
ているが、制御対象となる電磁弁の個数をパラメータ
(変数)設定して必要数の判別処理を繰り返すことによ
り各制御対象のON/OFF状態を制御する等の処理は
既に慣用技術に属する。
【0048】パージ作業における計量混練り動作や射出
動作等には必ずしもスクリュー位置等の正確性を要求さ
れないから、パージ動作の実行回数nや空撃ち回数mを
設定して各工程のパージ動作を制御する代わりに、各工
程におけるパージ動作の通算実行時間や空撃ち動作の実
行時間をタイマ設定することにより前述の実施例と略同
等の処理を行わせるようにすることも、他の実施例とし
て容易に実施することが可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明による射出成形機の自動パージ装
置は、樹脂貯溜部から射出成形機のシリンダに樹脂を供
給する射出材料供給手段の選択順序と射出成形機のパー
ジ動作に必要とされる設定条件とを予め記憶手段に記憶
し、制御手段による自動制御のもとで供給手段の選択順
序に従ってパージ動作を行わせるようにしたので、材料
換えに必要とされる樹脂やパージ材の入れ替えのために
人手を煩わす必要がなく、様々の種別および色の樹脂を
用いて行われるスケジュール運転等による連続した射出
成形作業を完全に自動化して実施することが可能とな
る。
【0050】また、記憶手段には射出成形機のパージ動
作に必要とされるパージ回数等の設定条件を射出材料供
給手段の選択に対応して記憶するようにしているので、
単一の射出成形機により種別の異なる樹脂で成形品を生
産するような場合であっても、樹脂やパージ材の性質に
即した最適の設定条件でパージ作業を行うことができ
る。
【0051】しかも、射出材料供給手段の選択に対応し
て空撃ち回数を設定することにより樹脂の供給を停止し
た状態でパージ作業を行わせることもできるので、シリ
ンダに供給される樹脂の混合およびシリンダ内における
樹脂の混合を防止して効率の良いパージ作業を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の自動パージ装置お
よび該自動パージ装置を装着した射出成形機の要部を概
略で示すブロック図である。
【図2】同実施例で採用した条件設定ファイルの構成を
示す概念図である。
【図3】同実施例における自動パージ処理の概略を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動パージ装置 2 射出成形機 3 シリンダ 4 スクリュー 5 ホッパ 6 制御装置(制御手段,記憶手段) 7 サーボ回路 8 手動データ入力装置 9 入出力インターフェイス 10〜12 (樹脂貯溜部からの)移送樋 M1 スクリュー回転用サーボモータ M2 射出用サーボモータ SOL1〜SOL3 電磁弁(射出材料供給手段の一
部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機のシリンダに複数の樹脂貯溜
    部から樹脂を夫々供給する射出材料供給手段と、前記射
    出材料供給手段の選択順序および射出成形機のパージ動
    作に必要とされる設定条件を記憶する記憶手段と、該記
    憶手段に記憶された選択順序に従って前記射出材料供給
    手段を作動させると共に、前記設定条件に基づいて射出
    成形機のパージ動作を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする射出成形機の自動パージ装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は射出材料供給手段の選択
    に対応して射出成形機のパージ動作に必要とされる設定
    条件を記憶し、前記制御手段は射出材料供給手段の選択
    に対応して設定されている設定条件に基づいて射出成形
    機のパージ動作を制御するものである請求項1記載の射
    出成形機の自動パージ装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は射出材料供給手段の選択
    に対応してパージ回数を記憶し、前記制御手段は、射出
    材料供給手段の選択に対応して設定されている設定パー
    ジ回数のパージ動作を射出成形機に実行させるものであ
    る請求項1または請求項2記載の射出成形機の自動パー
    ジ装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段はパージ回数と共に設定空
    撃ち回数を記憶し、前記制御手段は、射出材料供給手段
    の選択に対応して設定されている設定パージ回数の残り
    が設定空撃ち回数になると射出材料供給手段からの樹脂
    の供給を停止して前記残りパージ回数のパージ動作を行
    わせるものである請求項3記載の射出成形機の自動パー
    ジ装置。
JP2341193A 1993-01-20 1993-01-20 射出成形機の自動パージ装置 Pending JPH06210665A (ja)

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JP (1) JPH06210665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014003703A1 (de) 2013-03-15 2014-09-18 Fanuc Corporation Vorrichtung zum beseitigen von kunststoff aus einer spritzgussmaschine
JP2016179605A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 東洋機械金属株式会社 射出成形機の自動パージ制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014003703A1 (de) 2013-03-15 2014-09-18 Fanuc Corporation Vorrichtung zum beseitigen von kunststoff aus einer spritzgussmaschine
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