JPH0621083A - 低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ、およびその製造方法 - Google Patents

低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ、およびその製造方法

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JPH0621083A
JPH0621083A JP4247083A JP24708392A JPH0621083A JP H0621083 A JPH0621083 A JP H0621083A JP 4247083 A JP4247083 A JP 4247083A JP 24708392 A JP24708392 A JP 24708392A JP H0621083 A JPH0621083 A JP H0621083A
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Burhan Bayraktaroglu
ベイラクタログル バーハン
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低出力、低雑音の応用にも高出力の応用にも
適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジス
タ、複数のそのようなトランジスタを含む単結晶マイク
ロ波集積回路、およびそれらの製造方法を提供する。 【構成】 ベースが半導体材料の単数または複数の島か
ら成っており、それらの島は、トランジスタの活性領域
のいかなる境界とも交叉しないように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、低出力、低雑
音および高出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バ
イポーラ・トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この分野においては、ヘテロ接合
バイポーラ・トランジスタ(HBT)の製造方法は、主
としてHBTが意図されている応用に固有のものであっ
た。ディジタル回路のような低出力回路は、電力消費を
最低にするために、小さな面積の装置を必要とする。電
力増幅器のような高出力回路は装置性能の劣化なしに装
置面積の最大化を必要とする。他方、受信機のような低
雑音装置は低ベース抵抗および低再結合電流動作を必要
とする。
【0003】いくつかのHBT製造方法が、これらの需
要を処理するために、過去において報告されたが、それ
らの方法は常に一時にはただ一つの応用に適用できるも
のであった。例えば、優れた高出力装置を作り出す製造
方法は通常低雑音装置を作り出すことができない、等で
ある。例えば、大部分のHBT電力増幅器は、図1に示
されているように、互に平行に走る多数のエミッタおよ
びベースの指をもって製造される。指の寸法および指か
ら指までの間隔は電力利得および電力出力(熱的)の考
慮から決定される。
【0004】HBT技術が成熟するにつれて、高速度
(即ちマイクロ波)HBT回路がただ一つの集積回路の
中で多重の機能を果すことを求められることが明らかに
なりつつある。このことの一つの例はレーダまたは通信
システムにおけるトランシーバ・チップであるだろう。
それは、送信部のための高出力装置と同時に、受信部の
ための低雑音、低出力装置の製造を必要とする。
【0005】したがって、現在の技術の限界のうちのい
ずれか、またはすべてを克服するHBT製造技術におけ
る改善が明らかに望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】ここで、低出力、低
雑音の応用にも高出力の応用にも適したマイクロ波ヘテ
ロ接合バイポーラ・トランジスタの需要が存在すること
が認識されている。本発明の一つの目的はこれらの必要
を満たすことに向けられる。
【0007】
【問題点を解決するための手段】一般に、本発明の一つ
の態様においては、エミッタ・ベースおよびコレクタを
有する、低出力、低雑音および高出力の応用に適したマ
イクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタが開示さ
れ、そこではベースは半導体材料の単数または複数の島
から成っている。それらの島は、トランジスタの活性領
域のいかなる境界とも交叉しないように形成される。
【0008】本発明の他の一つの態様においては、半絶
縁性の半導体基板、その基板の上に設けられた第1導電
型のコレクタ層、そのコレクタ層の上に設けられた第2
導電型の単数または複数のベースの島、その基板、コレ
クタ層の中に定義され、その単数または複数のベースの
島を完全に包含する活性領域、その単数または複数のベ
ースの島よりも広い禁制帯を有する第1導電型のエミッ
タ、およびそのコレクタ層、単数または複数のベースの
島、およびエミッタの上に設けられた導電性の接触を含
む、低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイク
ロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ、およびその
製造方法が開示され、そこではその単数または複数のベ
ースの島はその活性領域のいかなる境界とも交叉するこ
となしにそのコレクタ層の上に設けられている。
【0009】本発明のさらに他の一つの態様において
は、半絶縁性の半導体基板の上に設けられた、複数の電
気的に互に内部接続されている低出力、低雑音および高
出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・
トランジスタを含む単結晶マイクロ波集積回路(MMI
C)およびその製造方法が開示され、そこでは上記トラ
ンジスタの各々はその基板の上に設けられた第1導電型
のコレクタ層、そのコレクタ層の上に設けられた第2導
電型の単数または複数のベースの島、その基板、コレク
タ層の中に定義され、その単数または複数のベースの島
を完全に包含する活性領域、その単数または複数のベー
スの島よりも広い禁制帯を有し、その単数または複数の
ベースの島の上に設けられた第1導電型のエミッタ領
域、およびそのコレクタ層、単数または複数のベースの
島、およびエミッタの上に設けられた導電性の接触を含
み、そこでその単数または複数のベースの島はその活性
領域のいかなる境界とも交叉することなしにそのコレク
タ層の上に設けられている。
【0010】本発明の利点は、ただ一つの装置設計のフ
ィロソフィーおよび方法を低出力、低雑音および高出力
の応用に適した装置を製造するために使用することがで
きることである。
【0011】
【実施例】図1の示された従来の装置においては、すべ
てのエミッタの指10とベースの指12は半絶縁性の基
板14の上で互に接続されている。その装置の活性領域
16はイオン打込みによって定義される。この装置のも
っと完全な記載は本願と同じ譲渡人に譲渡され(かつこ
こに参照として含まれている)、同じ出願人による同時
に係属中の米国特願第07/701,570号に見出さ
れるだろう。このアプローチは高出力装置の製造に良く
適しているけれども、低出力および低雑音装置を製造す
るために使用されるときには、いくつかの欠点を持って
いる。それらは下記を含んでいる。
【0012】1)活性領域はイオン打込みによって決定
される。このことはエミッタ・ベース接合における再結
合電流を高め、それは1/f雑音および低電流利得を増
加させる。 2)この方法では非常に小さい装置領域を定義すること
は困難である。(例えばエミッタの指の長さは3−5ミ
クロンよりも著しく小さいことはできない。) 3)ベース電流がエミッタ領域の縁からのみ注入される
から、エミッタ接触の下のベース部分に起因するベース
直列抵抗は高いままである。この抵抗の低下は指の幅を
減少させることによってのみ可能であり、そのことは、
ついで、出力密度を低下させる。 4)エミッタの指の長さはエミッタ金属の中の電流密度
の制限によって制限される。全エミッタ電流はエミッタ
の指の一方の端から供給されるから、エミッタ接触金属
の中の電気移動電流の限界は30ミクロンよりも長い指
および0.6−1.0ミクロンのエミッタ金属の厚さに
対しては越えられる。本発明の製造技術は装置の活性領
域を最小のジェオメトリ領域にばらばらにすること、お
よび各特定の応用のためのこれらの領域の低損失組合せ
を使用する。第1の好ましい実施例の方法は高出力装置
の製造を記載する。その後の好ましい実施例はその他の
種類の装置を記載する。
【0013】図2は本発明の第1の好ましい実施例の装
置を作成するために使用される半導体ウェーファの断面
図を示す。((100)GaAsのような)半絶縁性の
半導体基板20が用意され、その上にGaAsのような
型のサブコレクタ層22が(有機金属化学蒸着法ま
たはMOCVDのような)適当な方法によってエピタキ
シャル成長させられ、その場でほぼ>2×1018の濃
度でSiでドープされる。ついで、GaAsのようなn
型コレクタ・エピタキシャル層24が成長させられ、ほ
ぼ1×1016の濃度でSiでドープされる。つぎに、
GaAsのようなp型ベース層26がエピタキシャル成
長させられ、ほぼ1−2×1019の濃度でCまたはZ
nでドープされる。最後に、ベース層26よりも広い禁
制帯幅をもった、AlGaAsのような半導体材料のn
型エミッタ層28がエピタキシャル成長させられ、ほぼ
2×1017の濃度でSiでドープされる。エミッタ層
28が、例えばベース層26に突き当るGaAs接触サ
ブ層またはGaAs/AlGaAsの勾配をもったサブ
層のような、いくつかの付加のサブ層から成ることが理
解される。すべてのエピタキシャル層22−28が成長
されられた後で、活性領域60は、ウェーファの高エネ
ルギー・イオン打込み中、フォトレジスト/Si
/Auマスクで活性領域を保護することによって定義さ
れる。酸素、ガリウム、ボロン、等のようなイオンがこ
の過程に適している。その打込みがドーパントを非活性
化し、打ち込まれた非活性領域を高抵抗(半絶縁性)の
状態に変換する。打ち込まれたイオンはアンニーリング
によって活性化されないことに注意しなければならな
い。
【0014】図3は本発明の第1の好ましい実施例の平
面図を含む。その装置は図2の基板20およびエピタキ
シャル層22−28の上に構成される。その装置領域
は、活性領域60の内部に形成された、(本発明は、正
方形、長方形、等のようなエミッタ部分を定義するため
に、それに代るジェオメトリの使用を含んでいるけれど
も、)一連の小さなエミッタ円板30に分割される。エ
ミッタ円板30およびエミッタ導体40はそれぞれ、ベ
ース層26のそれよりも広い禁制帯を持っている半導体
材料の領域に重なる金属接触から成っている。エミッタ
円板30およびエミッタ導体40は後にエア・ブリッジ
によって接続される。エミッタ円板30を完全に取り囲
むベース接触金属被覆50が設けられる。その装置はま
た、基板へのイオン打込みによって形成される活性領域
60およびコレクタ接触70を含む。
【0015】以下の好ましい実施例は、いろいろの装置
性能の特性を達成するために、エミッタ円板30をエミ
ッタ導体40に接続するためのいろいろな方法を表わ
す。装置活性領域を最少ジェオメトリの領域に分割し、
変化する数のエミッタ円板30を装置の残りの部分と選
択的に接続することによって、ただ一つの基板の上に高
出力、中出力および/または低出力、低雑音HBT装置
を製造するために、ただ一つの半導体プロセスを使用す
ることが可能である。重要な利点が、エミッタ領域が活
性領域60を定義する打込みの縁ともはや交叉しないこ
とによって達成される。このことは、増大した雑音およ
び電流利得の低下に対して責任がある大部分の再結合電
流が活性領域60の縁(打込みされた領域と打込みされ
ていない領域の間の境界面)にあることに基づいてい
る。エミッタがこの境界面の上にあると、再結合電流が
増加する。ベース接触50がエミッタ活性領域を完全に
取り囲み、そのようにしてベース接触抵抗を少なくとも
ファクタ2だけ低下させることに注意することもまた重
要である。このことは、ベース接触が(図1の10のよ
うな)標準エミッタ指の両側から作られることに基づい
ている。例えば、このエミッタ10が2μm×20μm
であれば、ベース−エミッタ境界は40μm、あるいは
片側20μmであろう。同じエミッタ領域が、それぞれ
直径2μmの13個のエミッタ円板30によって達成さ
れるときは、ベース接触は各エミッタ円板の完全な周囲
の囲りに形成されるだろう。全ベース−エミッタ境界
(ディスク30全周)は81.64μmである。したが
って、ベース−エミッタ境界は2倍長く、ベース抵抗は
そのとき半分であり、装置の最高周波数はほぼ40%た
け増大する。
【0016】本発明の第2の好ましい実施例は、基礎に
図3の回路を使用する高出力ヘテロ接合バイポーラ・ト
ランジスタ(HBTs)を製造するための方法であり、
図4aからeまでの(図3の軸A−Aを通って見た)断
面平面図で表わされた、下記の工程を含む。
【0017】(a)このプロセスのための出発基板材料
が図4aに示されている。明瞭にするために、図中の相
対的な寸法は誇張されていることには注意しなければな
らない。それは方位(100)の(GaAsのような)
半絶縁性の半導体材料20から成っており、その上に図
2に関連して記載されたようなサブコレクタ層22、コ
レクタ層24、ベース層26およびエミッタ層28がエ
ピタキシャル成長させられた。活性領域60は、同様に
図2関連して記載されているイオン打込みによって定義
される。
【0018】(b)フォトレジストがその上にスピン塗
布され、パターンを切られ、エミッタ接触106の場所
を定義する。ついでAuGe/Ni/Au金属がそのフ
ォトレジストおよび露出させられた領域の上に、それぞ
れ50、14および400nmの厚さに蒸着させられ
る。その時、フォトレジストが取り去られ、このことは
エミッタ接触を定義する部分106を除き金属を取り去
る。接触106は、ついで、オーム接触の形成を完了す
るために、435℃で2分間合金化される。
【0019】(c)図4bに示されているように、反応
性イオン・エッチ(BCl、CCl、またはC
Clの中でのRIE)または類似の異方性のエッチン
グ技術によってエミッタ接触106によってマスクされ
ていないエミッタ・エピタキシャル層28のすべての部
分をベース・エピタキシャル層26までエッチすること
によってエミッタ円板108およびエミッタ接触支持1
10が形成される。エミッタ・エピタキシャル層材料の
小さなアンダカットを作り出すために、この工程の最後
の部分として(容積比で1:8:160のHSO
:HOを使って)短い湿式化学エッチを使用
するのが好ましい。(このことは、以下に工程(d)に
おいて記載されるように、エミッタ円板108をベース
接触から分離する。)湿式化学エッチはまたRIEエッ
チによって生じた傷んだ層を除去する。
【0020】(d)図3のベース接触はフォトレジスト
で定義され、それぞれ50、25および200nmの厚
さのTi/Pt/Auのような適当なベース金属がその
フォトレジストおよび露出させられた領域の上に相つい
で蒸着させられる。図4cに示されているように、つい
でそのフォトレジストが取り去られ、このことは、ベー
ス接触を定義する部分112、およびエミッタ接触10
6の上に重なる部分113を除き、金属を除去する。工
程(c)における湿式化学エッチによって惹き起される
エミッタのアンダカットの故に、エミッタ円板108と
ベース接触112はセルファラインされ、ほぼ0.1−
0.2ミクロンだけ分離される。
【0021】(e)(図4の断面図では見えない)コレ
クタ接触70はコレクタ接触領域を定義するためにフォ
トレジスト−マスクを付着させ、HSO:H
:HO(1:8:160)の溶液の中でサブコ
レクタ22エピタキシャル層まで化学的にエッチング
し、ついでAuGe/Ni/Auをそれぞれ50、14
および400nmの厚さに相ついで蒸着することによっ
て作られる。ついで蒸着マスクが取り除かれ、このこと
がコレクタ接触70領域を除きすべての金属を取り除
く。そのとき、オーム接触の形成を完全にするために、
それらの接触70は2分間435℃で合金化される。
【0022】(f)図4dに示されているように、ポジ
ティブ型のフォトレジスト114がそのウェーファの上
にスピン塗布される。エミッタ接触106/113を直
接取り囲んでいる領域は、レジスト114の部分のみに
作用する露出線量で紫外光に過少露出される。現象の
後、エミッタ接触金属106/113の頂上は露出させ
られ、それに反してエミッタ構造の残りはレジストで覆
われる。つぎに、残りのフォトレジスト114が焼き固
められ、その後、全ウェーファが20−50nmの厚さ
にAu薄膜116でスパッタされる。そのAu薄膜層は
すべてのエミッタ接触106/113に接触を作る。
【0023】(g)フォトレジストの他の一つの層がス
ピン塗布され、エミッタ接触106/113に重なるエ
ミッタ・ブリッジ・コネクタ領域が定義される。パター
ンを切られた領域の内部で2−3ミクロンのAuが電気
メッキされ、その後で、図4Eに示されているように、
各エミッタ円板106/118とエミッタ接触106/
110を接続するブリッジの形にエミッタ接触118を
残して、フォトレジストの両方の層およびAu薄膜11
6の露出された部分が取り除かれる。
【0024】(h)トランジスタ製造の残りは標準の半
導体処理技術にしたがう。すべてのコレクタ接触70を
接続するために他の一つのエア・ブリッジが使用され、
容量および伝送線のような受動回路素子が作られ、ウェ
ーファが希望の厚さにラップ仕上げされ、貫通孔が作ら
れる。これらの工程は標準の製造技術にしたがう。本発
明の第3の好ましい実施例の製造方法もまた高出力HB
Tsの製造に向けられる。この方法は、以下のように、
異なった工程(f)および(g)を除き、第2の好まし
い実施例と同一である。
【0025】(f)図5aに示すように、ポリイミド1
20の層が厚さ15−20μmにスピン塗布され、つい
で完全にキュアされる。その後、Geの薄い層121
(50nm)がそのポリイミド120の上に蒸着させら
れる。フォトレジストの層122がウェーファ上にスピ
ン塗布され、エミッタ接触106/113の直上の領域
がそのレジストの中で定義され、Ge層121の露出さ
せられた領域121がCF:Oプラズマ・エッチを
使ってポリイミド120までエッチされ、その後で残っ
たフォトレジスト121が取り去られる。次に、残った
Ge121が、酸素RIEを使ってそれらの開口の中の
ポリイミド120をエミッタ接触106/113までエ
ッチするためのマスクとして使用される。このプロセス
でエミッタ接触106/113の頂上だけが露出させら
れる。ついで、残りのGe層121はH溶液また
はCF:Oプラズマを使って除去される。結果とし
て生じる構造が図5bに示されている。
【0026】(g)全ウェーファは20−50nmの厚
さまでAu薄膜123でスパッタされる。そのAu薄膜
層はすべてのエミッタ接触106/113に接触を作
る。他の一つのフォトレジストの層がその上にスピン塗
布され、エミッタ接触106/113に重なるエミッタ
・ブリッジ・コネクタ124領域が定義される。2−3
ミクロンのAuがパターンを切られた領域の内部に電気
メッキされ、その後で、図5Cに示されているように、
各エミッタ円板106/108とエミッタ接触106/
110を接続するブリッジの形にエミッタ・コネクタ1
24を残して、そのフォトレジストおよびAu薄膜が取
り去られる。この点でポリイミド層120が取り去られ
るか、または保護コーティングとしてその場に残され
る。
【0027】本発明の第4の好ましい実施例が図6に示
され、低出力、低雑音HBTの製造に向けられる。図6
の回路はエミッタ円板30、エミッタ接触40、ベース
金属被覆50、活性領域60およびコレクタ接触70を
含んでいる。それらの素子は図3の同じ番号を打たれた
構造物に似ている。しかしながら、低出力、低雑音実施
例においては、小さなエミッタ円板30領域が必要であ
る。(例えば、一つの円板30が図6に示されてい
る。)第2および第3の好ましい実施例の製造技術を図
6の装置を作るために、プロセスに何の変更もなしに使
用することができる。いろいろのフォトレジスト・マス
クの模様が高出力の装置が形成されるか、低出力、低雑
音装置が形成されるかを決定する。いずれの場合にも、
製造プロセスの工程は同じである。
【0028】図6に示されたような、本発明の第4の好
ましい実施例は、エミッタ領域が、公知技術の装置を越
える改善された低出力、低雑音の性能を提供するだろ
う。装置の中の増加した雑音の責任を負う再結合電流の
大部分が活性領域60の縁(イオン打込みされた領域と
されない領域の間の界面)にあることが見出されている
から、この利点が達成される。エミッタがこの境界を横
切らければならないならば再結合電流は増加し、その際
その装置の雑音を増加させるだろう。したがって、優れ
た高出力性能と同様に、本発明によって構成された装置
から優れた低雑音性能を得ることができる。同じプロセ
スが、単結晶マイクロ波集積回路(MMIC)における
ような、同じ基板の上に両方の種類の装置を構成するた
めに、いずれの種類の装置の性能も犠牲にすることなし
に使用されるだろう。
【0029】本発明の第5の好ましい実施例は、トラン
ジスタのベースに活性領域60の境界を横切らないよう
に接触を形成することによって、ここに図示された装置
または製造シーケンスのいずれか、またはその他のバイ
ポーラ装置に適用される修正である。それは、活性領域
60における再結合電流の低下によってその装置におけ
る雑音の一層の低下さえも提供するだろう。第5の好ま
しい実施例によって提供される他の一つの利点は改善さ
れたベース−コレクタ逆方向破壊電圧である。高電圧ト
ランジスタにおいては、ベース−コレクタ逆方向破壊が
装置の最高動作電圧を支配する。打込も領域の縁を横切
るベース接触は、その接触がベース−コレクタp−n接
合と平行であるから、ベース−コレクタ接合破壊電圧を
低下させることができる。この能動/受動装置領域の境
界におけるいかなる漏洩電流もHBTの高電圧性能を低
下させる。本発明の第5の好ましい実施例が、わかり易
くするためにのみ、第2の好ましい実施例の修正として
ここに記載される。いかなるHBTも第5の好ましい実
施例によって提供される低下させられた雑音から利益を
受けることが意図される。
【0030】(a)第2の好ましい実施例の工程(a)
−(c)は修正されないままで実行される。
【0031】(b)図7aに示されているように、(図
には示されていない)フォトレジスト・マスクがウェー
ファ上にスピン塗布され、ベース・メサ126を定義す
るためにパターンを切られる。そのウェーファの表面
は、ついで、コレクタ層24ままで異方的にまたは等方
的にエッチされ、その際ベース・メサ126を定義す
る。そのエッチングは、例えばHSO:H
O(容積比で1:8:160)の中での湿式エッチ
あるいはBCl、CClまたはCClのよう
な反応性イオン・エッチである。ベース・メサ126の
境界が活性領域60の境界の内部にあることが重要であ
る。その時、フォトレジスト層は溶解させられ、取り去
られる。
【0032】(c)図7bはベース・メサ126の境界
とウェーファの残りの間の空所を満すために、ウェーフ
ァの上に付着させられた窒化シリコン128の層を示
す。SiO、等のような、その他の非導電性の材料が
窒化シリコンの代りに使用されることができる。層12
8がウェーファの上に付着させられ、Si層12
8が残ることが望まれる領域を定義するために、(図に
は示されていない)フォトレジストが使用される。この
パターンはベース・メサ126の縁に重なる。そのフォ
トレジストは、そのとき、傾斜をつけられた縁を作るた
めに、後焼きされる。そのウェーファは例えばCF
(8%酸素)のプラズマ・エッチに曝され、それは
窒化シリコン層128もフォトレジストもエッチする。
しかしながら、フォトレジストはより遅い率でエッチさ
れる。フォトレジストの縁に存在する傾斜の故に、以下
の工程(d)におけるベース・メサ126へのより容易
な金属の横切りを斟酌して、エッチされたSi
28の縁は自動的に傾斜をつけられる。窒化シリコンが
好ましいけれども、当業界の技能を有する者は、ベース
・メサ126とウェーファの残部の間の空所を満すため
に、通常付着させられるかまたは成長させられるいかな
る非導電性の材料また材料の組合せも置き換えて使用さ
れることを認識するだろう。
【0033】(d)図7Cにおいては、第2の好ましい
実施例の工程(d)において記載されたように、ベース
接触の金属被覆112が付着させられている。主要な差
異は、ここではベース接触112が窒化シリコン領域1
28の存在によって活性領域60の境界を横切らないこ
とである。このことは活性領域60の境界に存在する再
結合電流の低いレベルおよび高電圧装置における小さい
漏洩電流による装置のより良い低雑音性能を提供するだ
ろう。装置の製造の中の残りの工程は実質上第2の好ま
しい実施例の工程(e)−(h)に記載されたものと同
じである。
【0034】ベース・メサをベース材料のいくつかの島
であるように形成する、またはエア・ブリッジ構造と単
数または複数のベース・メサを接触させるというよう
に、いくつかの修正が第5の好ましい実施例になされ得
ることは当業界の技能を有する者によって評価されるだ
ろう。
【0035】数少ない好ましい実施例が以上詳細に記載
された。本発明の範囲が以上記載されている実施例とは
異なっているが、それでも特許請求の範囲の中にある実
施例もまた含むことが理解されなければならない。
【0036】本発明の範囲を考慮する際に、含まれた文
言は非網羅的と解釈されなければならない。
【0037】内部および外部接続はオーミック、容量
性、直接的または介入して来る回路その他を通して間接
的であることができる。実施は、シリコン、砒化ガリウ
ム、あるいはその他のエレクトロニックス材料群の中の
飛び飛びの構成要素または完全な集積回路で意図され
る。
【0038】本発明がわかり易い実施例を参照して記載
されたけれども、この記載は限られた意味に解釈される
ことを意図しない。それらのわかり易い実施例および本
発明のその他の実施例のいろいろの修正や組合はこの記
載を参照して当業界の技能を有する者には自明であろ
う。したがって、添付された特許請求の範囲の諸項はこ
のような修正や実施例も含むと理解されなければならな
い。
【0039】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0040】(1)エミッタ・ベースおよびコレクタを
有する、低出力、低雑音および高出力の応用に適したマ
イクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタにおい
て、上記ベースが半導体材料の少なくとも一つの島であ
り、上記島が上記トランジスタの活性領域のいかなる境
界とも交叉しないトランジスタ。
【0041】(2)上記少なくとも一つのベースの島が
エア・ブリッジによって接触させられている第1項記載
のマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ。
【0042】(3)上記エミッタが半導体材料の少なく
とも一つの島であり、上記少なくとも一つの島が上記ト
ランジスタの上記活性領域のいかなる境界も横切らな
い、第1項記載のマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・ト
ランジスタ。
【0043】(4)半絶縁性の半導体基板、上記基板の
上に設けられた第1導電型のコレクタ層、上記コレクタ
層の上に設けられた第2導電型の少なくとも一つのベー
スの島、上記基板、上記コレクタ層の中に定義され、そ
の単数または複数のベースの島を完全に包含する活性領
域、上記少なくとも一つのベースの島よりも広い禁制帯
を有し、上記単数または複数のベースの島の上に設けら
れた第1導電型のエミッタ、および上記コレクタ層、上
記少なくとも一つのベースの島、および上記エミッタの
上に設けられた導電性の接触を含み、そこでその上記少
なくとも一つのベースの島は上活性領域のいかなる境界
とも交叉することなしに上記コレクタ層の上に設けられ
ている低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイ
クロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ。
【0044】(5)上記エミッタが半導体材料の少なく
とも一つの島であり、上記少なくとも一つの島が上記ト
ランジスタの上記活性領域のどの境界も横切らない、第
4項記載のマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジ
スタ。
【0045】(6)半絶縁性の半導体基板の上に設けら
れた複数の電気的に互に内部接続されている低出力低雑
音および高出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バ
イポーラ・トランジスタを含む単結晶マイクロ波集積回
路(MMIC)において、上記トランジスタの各々が、
上記基板の上に設けられた第1導電型のコレクタ層、上
記コレクタ層の上に設けられた第2導電型の少なくとも
一つのベースの島、上記基板上コレクタ層の中に定義さ
れ、その単数または複数のベースの島を完全に包含する
活性領域。上記少なくとも一つのベースの島よりも広い
禁制帯を有し、上記単数または複数のベースの島の上に
設けられた第1導電型のエミッタの島、および上記コレ
クタ層、上記少なくとも一つのベースの島、およびエミ
ッタの上に設けられた導電性の接触を含み、そこでその
上記少なくとも一つのベースの島は上記活性領域のいか
なる境界とも交叉することなしに上記コレクタ層の上に
設けられている単結晶マイクロ波集積回路。
【0046】(7)上記活性領域がイオン打込みによっ
て定義される、第4項または第6項記載の単結晶マイク
ロ波集積回路。
【0047】(8)上記少なくとも一つのベースの島が
非導電性の領域によって取り囲まれている第1項、第4
項または第6項記載の単結晶マイクロ波集積回路。
【0048】(9)上記少なくとも一つのベースの島が
上記非導電性の領域に少なくとも部分的に重なる導電性
の層によって接触されている、第8項記載の単結晶マイ
クロ波集積回路。
【0049】(10)上記少なくとも一つのベースの島
の上に設けられた上記導電性の接触がエア・ブリッジで
ある第4項または第6項記載の単結晶マイクロ波集積回
路。
【0050】(11)上記エミッタが半導体材料の少な
くとも一つの島であり、上記少なくとも一つの島が上記
トランジスタの上記活性領域のどの境界も横切らない、
第6項記載の単結晶マイクロ波集積回路。
【0051】(12)半絶縁性の半導体基板を用意する
工程、上記基板の上に第1導電型のコレクタ層を付着さ
せる工程、上記コレクタ層の上に第2の導電型のベース
層を付着させる工程、上記ベース層の上に、上記ベース
層よりも広い禁制帯幅を有する、上記第1導電型のエミ
ッタ層を付着させる工程、上記基板、上記コレクタ層、
上記ベース層および上記エミッタ層の中に活性領域を定
義する工程、上記エミッタ層の中にエミッタ領域を定義
する工程、上記ベース層の中に少なくとも一つのベース
の島を定義し、上記少なくとも一つのベースの島の境界
が上記活性領域の境界と交叉しないようにする工程、お
よび上記コレクタ層、上記少なくとも一つのベースの
島、および上記エミッタの上に導電性の接点を形成する
工程を含む、低出力、低雑音および高出力の応用に適し
たマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの製
造方法。
【0052】(13)さらに、上記活性領域をイオン打
込みによって定義する工程を含む、第29項記載のマイ
クロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの製造方
法。
【0053】(14)半絶縁性の半導体基板を用意する
工程、上記基板の上に第1導電型のコレクタ層を付着さ
せる工程、上記コレクタ層の上に第2導電型のベース層
を付着させる工程、上記ベース層の上に、上記ベース層
よりも広い禁制帯幅を有する、上記第1導電型のエミッ
タ層を付着させる工程、上記基板、上記コレクタ層、上
記ベース層、および上記エミッタ層の中に活性領域を定
義する工程、上記活性領域の各々において、上記エミッ
タ層の中にエミッタ領域を定義する工程、上記活性領域
の各々において、上記ベース層の中に少なくとも一つの
ベースの島を定義し、上記少なくとも一つのベースの島
の境界が上記活性領域の境界と交叉しないようにする工
程、および上記コレクタ層、上記少なくとも一つのベー
スの島、上記エミッタの上に導電性の接触を形成する工
程、および上記トランジスタの間に電気的な内部接続を
形成する工程を含む、低出力、低雑音および高出力の応
用に適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジ
スタを含む単結晶マイクロ波集積回路(MMIC)の製
造方法。
【0054】(15)さらに、上記複数の活性領域をイ
オン打込みによって定義する工程を含む、第14項記載
の単結晶マイクロ波集積回路の製造方法。
【0055】(16)さらに、上記少なくとも一つのベ
ースの島を取り囲む非導電性の領域を形成する工程を含
む、第12項または第14項記載の単結晶マイクロ波集
積回路の製造方法。
【0056】(17)さらに、上記少なくとも一つのベ
ースの島の上に設けられた上記導電性の接触を上記非導
電性の領域に少なくとも部分的に重なるように形成する
工程を含む、第12項または第14項記載の単結晶マイ
クロ波集積回路の製造方法。
【0057】(18)さらに、上記少なくとも一つのベ
ースの島の上に設けられた上記導電性の接触をエア・ブ
リッジで形成する工程を含む、第12項または第14項
記載の単結晶マイクロ波集積回路の製造方法。
【0058】(19)上記エミッタを定義する工程が上
記エミッタ層の中に少なくとも一つのエミッタの島を、
上記少なくとも一つのエミッタの島の境界が上記活性領
域の境界を横切らないように形成する工程を含む第12
項または第14項記載の単結晶マイクロ波集積回路の製
造方法。
【0059】(20)一般に、本発明の一つの態様にお
いては、エミッタ108、ベース126およびコレクタ
24を有する、低出力、低雑音および高出力の応用に適
したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタが
開示され、そこではベース126は半導体材料の単数ま
たは複数の島126から成っている。それらの単数また
は複数の島126は、トランジスタの活性領域60のい
かなる境界とも交叉しないように形成される。その他の
装置、システムおよび方法もまた開示される。
【0060】注意 (c)複製権、テキサス・インスツルメンツ・イ
ンコーポレイテッド1991。この発明書類の開示の一
部は複製権およびマスク図形保護を受ける資料を含んで
いる。複製権およびマスク図形の所有者は、特許および
商標庁における特許包袋または記録の中で見られるよう
な、本特許書類または特許開示の何者によるファクシミ
リを使った複写にも反対しないが、それ以外ではすべて
の複製権およびマスク図形権をどんなものであっても留
保する。 関係がある出願の相互参照 以下の一緒に譲渡された特許出願がここに参照として含
まれる。 出願番号 出願日 TIケース番号 07/662.093 1991年2月28日 TI−15802
【図面の簡単な説明】
本発明の以上の、およびその他の面が添付図面の中に示
され、そこでは類似の部材は類似の引用番号で示されて
いる。
【図1】従来の高出力HBT装置の平面図である。
【図2】図3の第1の好ましい実施例の装置を構成する
ために使用される基板およびエピタキシャル層を表わす
断面図である。
【図3】エミッタ金属被覆なしの、本発明の第1の好ま
しい実施例の平面図である。
【図4】aからeまでは第2の好ましい実施例の高出力
HBTの製造工程を表わす断面図である。
【図5】aからcまでは第3の好ましい実施例の高出力
HBTの製造工程を表わす断面図である。
【図6】エミッタ金属被覆なしの、本発明の第4の好ま
しい実施例の平面図である。
【図7】aからcまでは本発明の第5の好ましい実施例
の製造工程を表わす断面図である。
【符号の説明】
10 エミッタ 12 ベース指 20 基板 22 サブコレクタ層 24 コレクタ層 26 ベース層 28 エミッタ層 30 エミッタ円板 40 エミッタ導体 50 ベース接触 60 活性領域 70 コレクタ接触 106 エミッタ円板 108 エミッタ円板 110 エミッタ接触 112 ベース接触部 120 ポリイミド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ・ベースおよびコレクタを有す
    る、低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイク
    ロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタにおいて、上
    記ベースが半導体材料の少なくとも一つの島であり、上
    記島が上記トランジスタの活性領域のいかなる境界とも
    交叉しないトランジスタ。
  2. 【請求項2】 半絶縁性の半導体基板を用意する工程、 上記基板の上に第1導電型のコレクタ層を付着させる工
    程、 上記コレクタ層の上に第2の導電型のベース層を付着さ
    せる工程、 上記ベース層の上に、上記ベース層よりも広い禁制帯幅
    を有する、上記第1導電型のエミッタ層を付着させる工
    程、 上記基板、上記コレクタ層、上記ベース層および上記エ
    ミッタ層の中に活性領域を定義する工程、 上記エミッタ層の中にエミッタ領域を定義する工程、 上記ベース層の中に少なくとも一つのベースの島を定義
    し、上記少なくとも一つのベースの島の境界が上記活性
    領域の境界と交叉しないようにする工程、および上記コ
    レクタ層、上記少なくとも一つのベースの島、および上
    記エミッタの上に導電性の接点を形成する工程 を含む、低出力、低雑音および高出力の応用に適したマ
    イクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの製造方
    法。
JP4247083A 1991-07-31 1992-07-31 低出力、低雑音および高出力の応用に適したマイクロ波ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ、およびその製造方法 Pending JPH0621083A (ja)

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EP0525762A2 (en) 1993-02-03
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