JPH06211036A - 自動車用冷房装置 - Google Patents

自動車用冷房装置

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Publication number
JPH06211036A
JPH06211036A JP623393A JP623393A JPH06211036A JP H06211036 A JPH06211036 A JP H06211036A JP 623393 A JP623393 A JP 623393A JP 623393 A JP623393 A JP 623393A JP H06211036 A JPH06211036 A JP H06211036A
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JP
Japan
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refrigerant
regenerator
cold storage
cooling
sent
Prior art date
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Pending
Application number
JP623393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Saito
和男 齋藤
Shizuo Ishizawa
静雄 石澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH06211036A publication Critical patent/JPH06211036A/ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄冷器に蓄えられた冷熱により冷房を行う自
動車用冷房装置を提供する。 【構成】 コンプレッサ1とコンデンサ2と膨張弁4と
エバポレータ5とを備える自動車用冷房装置において、
冷熱を蓄える蓄冷器9と、蓄冷器9の蓄冷時に膨張弁4
を経て送られる冷媒を蓄冷器9に導く三方弁7,8と、
蓄冷器9の放冷時にコンデンサ2を経て送られる冷媒を
蓄冷器9に導く切換弁10,11と、運転状態に応じて
各弁7,8,10,11を介して冷媒の流れを制御する
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用冷房装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車を炎天下にエンジンを止めたまま
停車するような場合、車室内はかなりの高温となるの
で、エンジンの始動後に車室内を急速に冷房したいとい
う要求がある。
【0003】この対策として、従来の自動車用冷房装置
では、例えば特開平2−220923号公報に見られる
ように、冷熱を蓄える蓄冷器を蓄冷用エバポレータを介
して冷房装置の冷媒と熱交換可能に接続し、蓄冷器から
送られる蓄冷媒体を放冷用エバポレータに循環させて車
室内に送られる空気を冷却するものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな蓄冷器を備える従来の自動車用冷房装置にあって
は、蓄冷器の他にエバポレータ、コンプレッサ、ファン
等を増設しなければならず、自動車に搭載するにはスペ
ースや重量が大きくなり過ぎるという問題点があった。
【0005】本発明は上記の問題点に着目し、蓄冷器に
蓄えられた冷熱により冷房を行う自動車用冷房装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冷媒を圧縮するコンプレッサと、冷媒の熱を外部に放出
するコンデンサと、冷媒を膨張させる膨張弁と、冷媒の
冷熱を車室内に送られる空気に放出するエバポレータと
を備える自動車用冷房装置において、冷熱を蓄える蓄冷
器と、蓄冷器の蓄冷時に前記膨張弁を経て送られる冷媒
を蓄冷器に導き、かつ蓄冷器の放冷時に前記コンデンサ
を経て送られる冷媒を蓄冷器に導く弁手段と、運転状態
に応じて各弁手段を介して冷媒の流れを制御する手段と
を備える。
【0007】請求項2記載の発明は、冷媒を圧縮するコ
ンプレッサと、冷媒の熱を外部に放出するコンデンサ
と、冷媒を膨張させる膨張弁と、冷媒の冷熱を車室内に
送られる空気に放出するエバポレータとを備える自動車
用冷房装置において、蓄冷器に冷熱を蓄える複数の蓄冷
カプセルを備え、蓄冷器の蓄冷時に前記膨張弁を経て送
られる冷媒を各蓄冷カプセルに独立して導き、かつ蓄冷
器の放冷時に前記コンデンサを経て送られる冷媒を各蓄
冷カプセルに独立して導く弁手段を備え、運転状態に応
じて各弁手段を介して冷媒の流れを制御する手段を備え
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明においては、従来から設け
られている冷房装置に加えて、冷熱を蓄える蓄冷器と、
冷媒の流れを変える弁手段等を備える比較的簡素な構造
により、蓄冷器に蓄えられた冷熱により冷房を行う自動
車用冷房装置を提供することができる。
【0009】通常の冷房時は、コンプレッサから送られ
る冷媒を弁手段を介して蓄冷器を迂回して循環させる。
【0010】蓄冷時は、膨張弁を経て導かれる冷媒を弁
手段を介して蓄冷器を循環させ、冷媒の冷熱を蓄冷器に
蓄える。
【0011】放冷時は、コンデンサを経て導かれる冷媒
を弁手段を介して蓄冷器を循環させ、蓄冷器に蓄えられ
た冷熱を冷媒に放出し、冷房効果が高められる。
【0012】請求項2記載の発明においては、蓄冷器に
冷熱を蓄える複数の蓄冷カプセルを備え、各蓄冷カプセ
ルを独立して蓄冷あるいは放冷を行わせる構成としたた
め、蓄冷カプセルを独立して短時間で蓄冷し、放冷時に
全蓄冷カプセルが蓄冷されていなくても、蓄冷を完了し
た蓄冷カプセルから放冷して冷房効果を高めるので、蓄
冷器の使用頻度を増やすことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1において、1は外部から容量を変えら
れる可変容量タイプのコンプレッサ、2はコンデンサ、
3はリキッドタンク、4は膨張弁、5はエバポレータで
ある。コンプレッサ1で圧縮された高圧高温の冷媒のガ
スはコンデンサ2に送られ、コンデンサ2で外気に放熱
して液化した後、膨張弁4を通過して膨張することによ
り低温低圧の液体となってエバポレータ5に入り、エバ
ポレータ5にてブロワ(送風機)15を介して送られる
空気に冷熱を放出しながら気化し、低圧ガスとなってコ
ンプレッサ1に再び吸入される。一方、エバポレータ5
を通過することにより冷却された空気は空調用ダクト1
5を通して車室内に送られ、車室内を冷房する。
【0015】11はエアミックスダンパ、9はヒータコ
アである。ブロワ15から送られる空気はエアミックス
ダンパ17を介してヒータコア14を通過することによ
り暖められる。
【0016】空調用ダクト15には内外気取入れ口切換
ダンパ16と3つの吹出口切換ダンパ17,18,19
が設けられ、車室内への吹出口が3カ所で切換えられる
ようになっている。
【0017】図2に示すように、9は冷熱を蓄える蓄冷
器である。蓄冷器9は例えば断熱材で覆われたり、魔法
瓶のような断熱構造をした本体31の内部に複数の蓄冷
カプセル22が設けられる。
【0018】膨張弁4とエバポレータ5の間に冷媒流路
30と蓄冷器本体31は互いに並列に配設される。
【0019】蓄冷器本体31の入口32と冷媒流路30
の分岐部にはバルブ7が介装され、蓄冷器本体31の出
口33と冷却配管30の分岐部にはバルブ8が介装され
る。
【0020】各三方弁7,8は膨張弁4を経て送られて
くる冷媒を図1に破線の矢印で示すように蓄冷器本体3
1を通して循環させる蓄冷時のポジションと、同じく膨
張弁4を経て送られてくる冷媒を図1に実線の矢印で示
すように冷媒流路30を通して循環させる冷房時のポジ
ションとに切換えられる。各三方弁7,8が蓄冷時のポ
ジションにあるとき、蓄冷器本体31はその内部を冷媒
が循環することにより、冷媒の冷熱を蓄冷カプセル22
に放出する熱交換が行われる。
【0021】各蓄冷カプセル22は平面的に並べられて
いるが、多段に重ねたり、円筒状に並べても良い。ま
た、各蓄冷カプセル22は円筒形をしているが、箱形等
に形成しても良い。
【0022】図3にも示すように、蓄冷器本体31の内
部には各蓄冷カプセル22の内側を貫通する格子状の冷
媒流路(伝熱管)13が設けられるとともに、断熱材2
1に覆われた1本の冷媒流路12が設けられる。
【0023】リキッドタンク3と膨張弁4の間に冷媒流
路13と冷媒流路12が互いに並列に配設される。
【0024】冷媒流路13と冷媒流路12の上流側分岐
部と下流側分岐部には切換弁10,11がそれぞれ介装
される。
【0025】各切換弁10,11はリキッドタンク3を
経て送られてくる冷媒を図3に破線の矢印で示すように
冷媒流路13を通して循環させる放冷時のポジション
と、同じくリキッドタンク3を経て送られてくる冷媒を
図3に実線の矢印で示すように冷媒流路12を通して循
環させる通常冷房時のポジションとに切換えられる。
【0026】各蓄冷カプセル22の内部に蓄冷材23が
充填され、蓄冷材23は蓄冷器本体31内あるいは冷媒
流路13内を循環する冷媒との間で熱交換しながら相変
化するようになっている。すなわち、蓄冷材23は蓄冷
器本体31内を循環する冷媒によってその潜熱が吸収さ
れながら液体から固体へと相変化することにより蓄熱が
行われる一方、冷媒流路13内を循環する冷媒からその
潜熱を吸収しながら固体から液体へと相変化して放冷が
行われる。
【0027】なお、蓄冷器9は蓄冷材23を廃止して、
低温の冷媒そのものを蓄えるようにしても良い。
【0028】図示しない制御回路には、冷房装置の作動
状態を知るために、冷媒流路13の入口と出口でそれぞ
れ蓄冷媒体の温度を検出するセンサ、エバポレータ5の
出口で冷媒の温度を検出するセンサ、エバポレータを通
過した空気の温度を検出するセンサ、車室内の温度を検
出するセンサ、エアコンスイッチおよび室温設定スイッ
チからの各信号が入力されるとともに、自動車の運転状
態を知るために、エンジンの冷却水温センサ、車速セン
サ、アクセルペダルの開度センサ、ブレーキペダルの踏
み込みを検出するブレーキペダルスイッチからの各信号
が入力される。
【0029】制御回路はこれらの各信号を入力し、コン
プレッサ1、ブロワ15、エアミックスダンパ17、吹
出口切換ダンパ17,18,19、各三方弁7,8、各
切換弁10,11を以下に説明する各モードに切換えて
総合的に制御するようになっている。
【0030】[通常冷房モード]検出された冷房負荷が
設定値より小さいことを検知した場合、通常冷房モード
に設定される。通常冷房モードは、冷媒を冷媒流路12
を通して膨張弁4に導き、膨張弁4から冷媒流路30を
通してエバポレータ5に導くように、各三方弁7,8お
よび各切換弁10,11のポジションを切換え、蓄冷器
9の蓄冷温度の高低にかかわらず、冷房負荷に応じてコ
ンプレッサ1の容量が制御される。
【0031】[蓄冷モード1]通常冷房モードにおい
て、蓄冷器本体31の冷媒出入口温度の検出値に基づい
て十分な蓄冷量がなく、かつ検出された冷房負荷に対し
てコンプレッサ1の容量に余力がある場合、蓄冷モード
1に設定される。蓄冷モード1は、コンプレッサ1の容
量を最大とし、蓄冷器本体31の冷媒出入口温度と冷房
負荷に応じて蓄冷器本体31への流路を全開、あるいは
半開とし、膨張弁4を経て送られる低温の冷媒を蓄冷器
本体31のみに流すか、蓄冷器本体31と冷媒流路30
の両方に流すように制御する。
【0032】そして、蓄冷器本体31の冷媒出入口温度
の検出値に基づいて十分に蓄冷が行われたと判定された
場合、三方弁7,8を冷媒流路30のみを開通させる通
常の冷房モードのポジションに切換える。
【0033】[蓄冷モード2]冷房装置の運転を停止し
て走行中、十分な蓄冷量がなく車速検出手段、ブレーキ
踏込検出手段からの信号に基づき車両が減速しているこ
とを検知した場合、蓄冷モード2に設定される。蓄冷モ
ード2は、乗員に直接風が当たらないように吹出口切換
ダンパ17,18,19を窓に向けて風を送るDEF位
置に切換え、ブロワ15とコンプレッサ1を駆動すると
ともに、三方弁7,8を蓄冷器本体31のみを開通させ
るポジションに切換える。
【0034】そして、検出された車速が設定値以下にな
るか、あるいは蓄冷器9に十分に蓄冷したことを検知す
ると、コンプレッサ1の駆動を停止する。
【0035】[急速冷房モード]検出された冷房負荷が
設定値より大きく、かつ蓄冷量が十分にあることを検知
すると、急速冷房モードに設定される。このとき、蓄冷
器9内の切換弁10,11が冷媒流路13を開通させる
ポジションに切換えられ、コンデンサ2を経て送られる
冷媒は蓄冷カプセル22内の蓄冷材23と熱交換して膨
張弁4へと流れる。三方弁7,8は冷媒を冷媒流路30
を通ってエバポレータ5にのみ導くポジションに切換え
られる。これにより、急速に低温の冷媒がエバポレータ
5に供給されるため、冷房能力が増し、車室内に直ちに
冷風が吹出して、急速に冷房が行われる。
【0036】[放冷モード]検知されたエンジン回転数
と冷却水温度に基づいて暖機中におけるアイドル時と判
定された場合、蓄冷量が十分にあることを検知すると、
検出された冷房負荷が急速冷房を必要とする程大きくな
い場合、放冷モードに設定される。このとき、蓄冷器9
内の切換弁10,11が冷媒流路13を開通させるポジ
ションに切換えられ、コンデンサ2を経て送られる冷媒
は蓄冷カプセル22内の蓄冷材23と熱交換して膨張弁
4へと流れる。三方弁7,8は冷媒を冷媒流路30を通
ってエバポレータ5にのみ導くポジションに切換えられ
る。これにより、低温の冷媒がエバポレータ5に供給さ
れるため、冷房能力の向上分だけコンプレッサ1の容量
を小さくすることでコンプレッサ1の駆動負荷が低減さ
れ、アイドル時の燃費を向上させることができる。
【0037】図4の流れ図は制御回路において実行され
る上記制御内容を示しており、一定周期で実行される。
【0038】これについて説明すると、エンジンが始動
されると三方弁7,8が冷媒流路30を開通させるポジ
ションに切換えられ(ステップ1,2)、エアコンスイ
ッチのON・OFFに基づいて冷房装置が運転されてい
るかどうかを判断する(ステップ3)。
【0039】[急速冷房モード]のルーチンは、冷房負
荷として、例えば車室内温度の検出値と乗員による設定
温度との差が第一の設定値より大きいことを判定し(ス
テップ4)、蓄冷器9内の冷媒の温度が基準値より低く
十分な蓄冷量がある場合を判定し(ステップ5)、切換
弁10,11を冷媒流路13を開通させる放冷ポジショ
ンに切換えるとともに、三方弁7,8を冷媒流路30を
開通させる放冷ポジションに切換えて放冷を行う(ステ
ップ6)。これにより、コンプレッサ1から送られる冷
媒はコンデンサ2と蓄冷器9の二段階で冷却され、エバ
ポレータ5に導かれる冷媒の温度を低下させて車室内を
急速に冷房する。
【0040】そして、冷房負荷が大きく、エアコンスイ
ッチがONとなっている状態が続く間はこの急速冷房モ
ードを維持する一方(ステップ7,20,21)、蓄冷
器9に蓄冷した冷熱を放出しきったことを検知すると
(ステップ7)、冷媒を冷媒流路12を通して膨張弁4
に導き、膨張弁4から冷媒流路30を通してエバポレー
タ5に導くように、各三方弁7,8および各切換弁1
0,11を通常の冷房ポジションに切換える(ステップ
8)。
【0041】[放冷モード]のルーチンは、ステップ4
で冷房負荷が第一の設定値以下と判定された場合、暖機
中におけるアイドル時で、かつ蓄冷器9に十分な蓄冷量
があることを判定し(ステップ12,13)、各三方弁
7,8、切換弁10,11を放冷ポジションに切換えて
放冷を行う(ステップ14)。これにより、冷房能力が
増した分だけコンプレッサ1の容量を小さくしてその駆
動負荷を低減する。
【0042】そして、エアコンスイッチがOFFになる
と(ステップ15)、各三方弁7,8、切換弁10,1
1を通常の冷房ポジションに切換え(ステップ16)、
後述する[蓄冷モード2]のルーチンに進む。
【0043】また、暖気中のアイドル時以外の運転条件
になるか(ステップ12)、蓄冷器9に蓄冷した冷熱を
放出しきると(ステップ13)、各三方弁7,8、切換
弁10,11を冷媒流路12と冷媒流路30を開通する
ように通常の冷房ポジションを切換える(ステップ1
6)。
【0044】その後エアコンスイッチがONのままであ
り(ステップ18)、蓄冷量が十分であると(ステップ
19)、各三方弁7,8、切換弁10,11を通常の冷
房ポジションに保持される(ステップ17)。
【0045】[蓄冷モード1]のルーチンは、コンプレ
ッサ1の容量が最大に設定され(ステップ22)、検出
された冷房負荷が第二の設定値(第二の設定値<第一の
設定値)と比較される(ステップ23)。冷房負荷が第
二の設定値より大きいと、三方弁7,8を半開状態と
し、冷媒流路30と蓄冷器9に冷媒が半分づつ流れるよ
うに切換えられる(ステップ25)。また、冷房負荷が
第二の設定値以下の場合、三方弁7,8は蓄冷器9側を
全開にするポジションに切換えられる。
【0046】そして、冷熱が十分に蓄えられたことを検
知すると(ステップ26)、三方弁7,8は冷媒流路3
0を全開とするポジションに切換えられるとともに、コ
ンプレッサ1を通常時の容量に復帰させる(ステップ2
7)。
【0047】ステップ3,10,11,18,20,2
8において、エアコンスイッチがOFFになると、図5
に示す[蓄冷モード2]のルーチンに進む。
【0048】[蓄冷モード2]のルーチンは、ステップ
29,30でエンジン運転中で蓄冷器9の蓄冷量が不足
していることを検知した後、ステップ31で車速が基準
値Vh以上で、かつブレーキペダルが踏み込まれている
減速時を検知した場合、ステップ32に進んでコンプレ
ッサ1の電磁クラッチをONにし、人体に直接風が当た
らないように吹出口切換ダンパ17,18,19を窓に
向けて風を送るDEF位置に切換えるとともに、切換弁
10,11を冷媒流路12を開通させる蓄冷ポジション
に切換えるとともに、三方弁7,8を蓄冷器9を開通さ
せる蓄冷ポジションに切換えて蓄冷を行う。これによ
り、減速時の車両の運動エネルギを利用して蓄冷を行う
ことができる。
【0049】そして、蓄冷量が十分になるか(ステップ
33)、車速が基準値Vl以下になる低速走行状態を検
知すると(ステップ34)、コンプレッサ1の電磁クラ
ッチをOFFにし、各三方弁7,8、切換弁10,11
を通常の冷房ポジションを切換えるとともに、吹出口切
換ダンパ17,18,19を元の位置に戻す(ステップ
35)。その後、エアコンスイッチがONになるとスタ
ートに戻り(ステップ36)、エンジンが停止されると
終了となる。
【0050】次に、図6に示す他の実施例は、蓄冷器本
体31の内部を各蓄冷カプセル22が介装される6つの
冷媒室41が仕切られ、蓄冷時に各冷媒室41毎に膨張
弁7を経て送られる冷媒の流れを遮断するストップ弁4
2が配設されるとともに、放冷時に各蓄冷カプセル22
内の冷媒流路13に凝縮器2を経て送られる冷媒の流れ
を遮断するストップ弁24が各蓄冷カプセル22毎に配
設されるものである。なお、図1〜3との対応部分には
同一符号を付して示すことにする。
【0051】制御回路は、蓄冷時に蓄冷未完了の蓄冷カ
プセル22に冷媒を送るように各ストップ弁42を選択
的に開弁させて、各蓄冷カプセル22を1本づつ蓄冷す
る一方、放冷時に蓄冷が完了した蓄冷カプセル22のみ
に冷媒を送るように各ストップ弁24を選択的に開弁さ
せる。
【0052】図7の流れ図は制御回路において実行され
る上記制御内容を示しており、一定周期で実行される。
【0053】これについて説明すると、[急速冷房モー
ド]のルーチンは、ステップ5で蓄冷が完了した蓄冷カ
プセル22があることを判定し、ステップ6で切換弁1
0,11を冷媒流路13を開通させる放冷ポジションに
切換えるとともに、蓄冷が完了した蓄冷カプセル22の
みに冷媒を送るように各ストップ弁24を選択的に開弁
させる。これにより、全て蓄冷カプセル22の蓄冷が完
了していないときでも、コンプレッサ1から送られる冷
媒はコンデンサ2と蓄冷器9の二段階で冷却され、エバ
ポレータ5に導かれる冷媒の温度を低下させて車室内を
急速に冷房する。
【0054】そして、冷房負荷が大きく、エアコンスイ
ッチがONとなっている状態が続く間はこの急速冷房モ
ードを維持する一方(ステップ7,20,21)、全て
の蓄冷カプセル22の冷熱を放出しきったことを検知す
ると(ステップ7)、冷媒を冷媒流路12を通して膨張
弁4に導き、膨張弁4から冷媒流路30を通してエバポ
レータ5に導くように、各三方弁7,8および各切換弁
10,11を通常の冷房ポジションに切換える(ステッ
プ8)。
【0055】[放冷モード]のルーチンは、ステップ4
で冷房負荷が第一の設定値以下と判定された場合、暖機
中におけるアイドル時で、かつ蓄冷器9に蓄冷が完了し
た蓄冷カプセル22があることを判定し(ステップ1
2,13)、切換弁10,11を冷媒流路13を開通さ
せる放冷ポジションに切換えるとともに、蓄冷が完了し
た蓄冷カプセル22のみに冷媒を送るように各ストップ
弁24を選択的に開弁させて放冷を行う(ステップ1
4)。これにより、冷房能力が増した分だけコンプレッ
サ1の容量を小さくしてその駆動負荷を低減する。
【0056】そして、全ての蓄冷カプセル22の冷熱を
放出しきったことを検知すると(ステップ13)、各三
方弁7,8、切換弁10,11を冷媒流路12と冷媒流
路30を開通するように通常の冷房ポジションを切換え
る(ステップ17)。
【0057】[蓄冷モード1]のルーチンは、コンプレ
ッサ1の容量が最大に設定され(ステップ22)、検出
された冷房負荷が第二の設定値(第二の設定値<第一の
設定値)と比較される(ステップ23)。冷房負荷が第
二の設定値より大きいと、三方弁7,8を半開状態と
し、冷媒流路30と蓄冷器9に冷媒が半分づつ流れるよ
うに切換えられる(ステップ25)。また、冷房負荷が
第二の設定値以下の場合、三方弁7,8は蓄冷器9側を
全開にするポジションに切換えられる。
【0058】ステップ51,52で ステップ3,1
0,11,18,20,36において、エアコンスイッ
チがOFFになると、図8に示す[蓄冷モード2]のル
ーチンに進む。
【0059】[蓄冷モード2]のルーチンは、ステップ
29,30でエンジン運転中で蓄冷器9の蓄冷量が不足
していることを検知した後、ステップ31で車速が基準
値Vh以上で、かつブレーキペダルが踏み込まれている
減速時を検知した場合、ステップ32に進んでコンプレ
ッサ1の電磁クラッチをONにし、人体に直接風が当た
らないように吹出口切換ダンパ17,18,19を窓に
向けて風を送るDEF位置に切換えるとともに、切換弁
10,11を冷媒流路12を開通させる蓄冷ポジション
に切換え、三方弁7,8を蓄冷器9を開通させる蓄冷ポ
ジションに切換えるとともに、蓄冷未完了の蓄冷カプセ
ル22に冷媒を送るように各ストップ弁42を選択的に
開弁させ、各蓄冷カプセル22を1本づつ蓄冷する。こ
れにより、減速時の車両の運動エネルギを利用して蓄冷
が行われる。
【0060】そして、全ての蓄冷カプセル22の蓄冷が
完了したことを検知するか(ステップ61)、車速が基
準値Vl以下になる低速走行状態を検知すると(ステッ
プ34)、コンプレッサ1の電磁クラッチをOFFに
し、各三方弁7,8、切換弁10,11を通常の冷房ポ
ジションを切換えるとともに、吹出口切換ダンパ17,
18,19を元の位置に戻す(ステップ35)。その
後、エアコンスイッチがONになるとスタートに戻り
(ステップ36)、エンジンが停止されると終了とな
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、冷媒を圧縮するコンプレッサと、冷媒の熱を
外部に放出するコンデンサと、冷媒を膨張させる膨張弁
と、冷媒の冷熱を車室内に送られる空気に放出するエバ
ポレータとを備える自動車用冷房装置において、冷熱を
蓄える蓄冷器と、蓄冷器の蓄冷時に前記膨張弁を経て送
られる冷媒を蓄冷器に導き、かつ蓄冷器の放冷時に前記
コンデンサを経て送られる冷媒を蓄冷器に導く弁手段
と、運転状態に応じて各弁手段を介して冷媒の流れを制
御する手段とを備えたため、例えば夏季の車室内灼熱時
等に冷媒をコンプレッサと蓄冷器の二段階で冷却して急
速に冷房することができ、また従来から用いられている
センサ類やアクチュエータ等に対して大幅な変更を必要
とせずに実現することができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、蓄冷器に冷
熱を蓄える複数の蓄冷カプセルを備え、蓄冷器の蓄冷時
に前記膨張弁を経て送られる冷媒を各蓄冷カプセルに独
立して導き、かつ蓄冷器の放冷時に前記コンデンサを経
て送られる冷媒を各蓄冷カプセルに独立して導く弁手段
を備え、運転状態に応じて各弁手段を介して冷媒の流れ
を制御する手段を備えたため、蓄冷カプセルを独立して
短時間で蓄冷し、放冷時に全蓄冷カプセルが蓄冷されて
いなくても、蓄冷を完了した蓄冷カプセルから放冷して
冷房効果を高めるので、蓄冷器の使用頻度を増やすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す機械的構成図。
【図2】同じく蓄冷器の概略断面図。
【図3】同じく蓄冷器の一部斜視図。
【図4】同じく作用を説明するための流れ図。
【図5】同じく作用を説明するための流れ図。
【図6】他の実施例を示す蓄冷器の概略断面図。
【図7】同じく作用を説明するための流れ図。
【図8】同じく作用を説明するための流れ図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 4 膨張弁 5 エバポレータ 7 三方弁 8 三方弁 9 蓄冷器 10 切換弁 11 切換弁 12 冷媒流路 13 冷媒流路 22 蓄冷カプセル 24 ストップ弁 41 冷媒室 42 ストップ弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、冷媒の
    熱を外部に放出するコンデンサと、冷媒を膨張させる膨
    張弁と、冷媒の冷熱を車室内に送られる空気に放出する
    エバポレータとを備える自動車用冷房装置において、冷
    熱を蓄える蓄冷器と、蓄冷器の蓄冷時に前記膨張弁を経
    て送られる冷媒を蓄冷器に導き、かつ蓄冷器の放冷時に
    前記コンデンサを経て送られる冷媒を蓄冷器に導く弁手
    段と、運転状態に応じて各弁手段を介して冷媒の流れを
    制御する手段とを備えたことを特徴とする自動車用冷房
    装置。
  2. 【請求項2】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、冷媒の
    熱を外部に放出するコンデンサと、冷媒を膨張させる膨
    張弁と、冷媒の冷熱を車室内に送られる空気に放出する
    エバポレータとを備える自動車用冷房装置において、蓄
    冷器に冷熱を蓄える複数の蓄冷カプセルを備え、蓄冷器
    の蓄冷時に前記膨張弁を経て送られる冷媒を各蓄冷カプ
    セルに独立して導き、かつ蓄冷器の放冷時に前記コンデ
    ンサを経て送られる冷媒を各蓄冷カプセルに独立して導
    く弁手段を備え、運転状態に応じて各弁手段を介して冷
    媒の流れを制御する手段を備えたことを特徴とする自動
    車用冷房装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337538A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Zexel Valeo Climate Control Corp 蓄冷式車両用空調装置
US7266967B2 (en) 2004-02-02 2007-09-11 Denso Corporation Air conditioner for automotive vehicle
JP2008247198A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Equos Research Co Ltd 車載空調システム
US7669647B2 (en) 2002-07-16 2010-03-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air conditioning apparatus

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