JPH0621136B2 - ブロツク共重合体 - Google Patents

ブロツク共重合体

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JPH0621136B2
JPH0621136B2 JP8300584A JP8300584A JPH0621136B2 JP H0621136 B2 JPH0621136 B2 JP H0621136B2 JP 8300584 A JP8300584 A JP 8300584A JP 8300584 A JP8300584 A JP 8300584A JP H0621136 B2 JPH0621136 B2 JP H0621136B2
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block copolymer
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styrene
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俊規 阪上
巧 宮地
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロッ
ク共重合体に関し、粘着剤組成物などに有用な特定の構
造を有する芳香族ビニル系ブロックと共役ジエン系ブロ
ックとからなるブロック共重合体に関する。
ビニル芳香族化合物と共役ジエンから成る直鎖状ブロッ
ク共重合体はアニオン重合の技術分野では公知のもので
あり、例えば特公昭40−23798、特公昭46-32415に開
示されている。しかしこれらの方法で得られるブロック
共重合体は粘着剤として用いた場合、初期粘着力とはく
り強度とダイカット性のバランスの点で未だ十分満足出
来るもではない。
また特開昭51-146537にブロック共重合体粘着剤組成物
として開示されているB1−S1−B2−S2またはB1−S1−B2
−S2−B3(B1,B2,B3はブタジエン乃至イソプレンブロ
ック、S1,S2はスチレンブロック)はホットメルト型粘
着剤に応用した場合、低温タックとダンボール特性に劣
り、さらに保持力と接着力のバランスに欠ける欠点を有
している。
そこで本発明者らは粘着剤として用いた場合、低温タッ
クとダンボール特性に優れ、かつ保持力と接着力のバラ
ンスに優れたホットメルト型粘着組成物が得られるよう
なブロック共重合体を得るべく鋭意検討した結果、本発
明に到達した。
すなわち本発明は一般式 (式中、B1,B2,B3は共役ジエン系ブロック、A1,A2
芳香族ビニル系ブロックをあらわし、n=1〜5)で示
される構造を有し、芳香族ビニル化合物含量が5〜45
重量%で、B2部分は共役ジエンと芳香族ビニル化合物と
の共重合体であって、芳香族ビニル化合物が漸増するテ
ーパーブロックを2〜10個含有し、かつB2/(B1+B2
+B3)が重量比で0.4〜0.98であるブロック共重
合体である。
本発明のブロック共重合体の特徴は芳香族ビニル化合物
の含量が5〜45重量%、好ましくは10〜40重量%
でB2部分が特定範囲のテーパーブロック数を有し、かつ
B2部分がB2(B1+B2+B3)の重量比が特定範囲にあること
である。
芳香族ビニル化合物の含量が5重量%未満では粘着剤と
して用いた場合、接着保持力が劣り、一方45重量%を
超えると低温におけるタックとダンボール特性(ダンボ
ールとの接着保持力)が劣る。芳香族ビニル化合物の含
量はさらに好ましくは7〜30重量%である。またnは
1〜5であるが、好ましくは1〜3、更に好ましくは1
〜2、特に好ましくは1である。
さらに本発明のブロック共重合体のB2部分が共役ジエン
と芳香族ビニル化合物との共重合体であって、芳香族ビ
ニル化合物が漸増するテーパーブロックを2〜10個、
好ましくは2〜5個有していることが重要で、これによ
り本発明のブロック共重合体を粘着剤として用いた場
合、従来の共役ジエンと芳香族ビニル化合物のいかなる
ブロック共重合体に比べ顕著に優れた接着力を示す。
またB2部分はB2/(B1+B2+B3)(重量比)として0.
4〜0.98、好ましくは0.6〜0.98であること
が必要で、粘着テープとした場合、上記特定範囲のテー
パーブロックと相俟って接着保持力、初期粘着性、粘着
力を優れたものにする。重量比がこの範囲を外れた場合
これらの特性は低下する。
本発明のブロック共重合体は次のような手順で製造され
る。
炭化水素溶媒中にエーテルまたは第3級アミンを添加
し、有機リチウム化合物を開始剤として用い、 (1)まず共役ジエンを全モノマー使用量の1〜28重量
%、好ましくは1〜18重量%を重合し、重合反応が実
質的に終了した後、 (2)芳香族ビニル化合物を全モノマー使用量の2〜22
重量%、好ましくは5〜15重量%を重合し、重合反応
が実質的に終了した後、 (3)共役ジエン22〜93重量%、好ましくは38〜88
重量%と芳香族ビニル化合物1〜10重量%、好ましく
は1〜重量%の混合物を2回〜10回に分けて重合し、
重合反応が実質的に終了すれば、 (4)芳香族ビニル化合物を全モノマー使用量の2〜22
重量%、好ましくは5〜15重量%を重合し、重合反応
が実質的に終了した後、更に必要に応じて(3)及び(4)の
モノマーをいくつかに分割して(3)、(4)を数回くり返し
た後、 (5)最後に共役ジエンを全モノマー使用量の1〜28重
量%、好ましくは1〜18重量%を重合反応(1)と同様
に重合し、完結させる。
これによって芳香族ビニル化合物5〜45重量%、B2
分の芳香族ビニル化合物のテーパーブロックが2〜10
個でB2/(B1+B2+B3)が0.4〜0.98のブロック
共重合体が得られる。
上記の共役ジエンと芳香族ビニル化合物の混合物を2回
〜10回に分けて重合する工程において各回の単量体使
用量は同程度の方が好ましく、また各回においてほぼ1
00%の重合を行なうことが望ましい。また2〜10回
に分けてモノマーを添加する方法としてモノマー混合物
を添加する方法、または共役ジエンと芳香族ビニル化合
物を同時に添加する方法等が用いられる。
本発明に使用する芳香族ビニル化合物としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、o−メチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレン等が使
用出来る。このうちスチレンが好ましい。また共役ジエ
ンとしては、ブタジエン、イソプレン、ピペリレンなど
が使用出来る。このうちイソプレン、ブタジエンが好ま
しいものとして挙げられる。
本発明のブロック共重合体の重量平均分子量は好ましく
は10,000〜500,000、更に好ましくは30,000〜300,000で
ある。このうちA部分の重量平均分子量は3,000〜50,00
0、B部分の重量平均分子量は44,000〜200,000が好まし
い。
本発明のブロック共重合体は等温重合法でも、断熱重合
法でも得られる。また好ましい重合温度範囲は30〜1
20℃である。
本発明のブロック共重合体の製造に用いられる炭化水素
溶媒として、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、
ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン及びこれらとペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、ブタンなどの混合物が用い
られる。
有機リチウム化合物としては例えばn−ブチルリチウ
ム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、n
−ヘキシルリチウム、iso−ヘキシルリチウム、フェニ
ルリチウム、ナフチルリチウム等があり、モノマー10
0重量部当り、0.04〜1.0重量部で用いられる。
エーテルまたは第3級アミンとしては例えばテトラハイ
ドロフラン、ジエチルエーテル、アニソール、ジメトキ
シベンゼン、エチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエルアミン、N−ジメチルアニリン、ピリジンなどの
エーテル化合物、及び第3級アミン化合物が用いられ
る。使用量はモノマー100重量部あたり0.005〜5重
量が好ましく、さらに好ましくは0.005〜2重量部であ
る。
また本発明のブロック共重合体は、重合体中にビニル芳
香族化合物がモノマー単位で1個および2〜4個連らな
ったビニル芳香族化合物の合計量が全ビニル芳香族化合
物含量の5〜30重量%が好ましく、更に好ましくは1
5〜30重量%である。この範囲であると粘着剤として
用いた場合はくり強度および初期粘着強度とダイカット
性が優れたものが得られる。
上記スチレン連鎖の量は農工大田中教授等によって開発
された方法(高分子学会予稿集、第29巻7号2055頁)
に準拠した方法で求めることができる。
全スチレン含量は赤外法により求めた。
本発明のブロック共重合体は主に熱溶融型粘着剤に用い
られる。
そのほか本発明のブロック共重合体の用途は広範囲な領
域にわたるが、その例を示すならば履物、容器などの射
出成形品、玩具、家庭用品などのフロー成形品、パッキ
ング、シート、プレートなどの圧搾成型品等に好適に使
用することができる。更に本発明のブロック共重合体は
SBRやNBRなどの他のゴム、ポリスチレンなどのプ
ラスチック等に混合しその物性を改変されるものに用い
られる。例えばゴム用途としてはクレープ調スポンジ、
プラスチック用途として汎用ポリスチレンの耐衝撃性等
の向上剤として利用される。更に本発明のブロック共重
合体はアスファルトに混合してアスファルトの耐寒性を
改良するために利用される。
以下に本発明の実施例をあげて詳細に説明するが、本発
明の主旨を越えない限り、本発明が限定されるものでは
ない。
実施例 〔I−S−(I/S)3−S−I線状ブロックコポリマーの
製造法〕 洗浄、乾燥した撹拌機、ジャケット付きのオートクレー
ブに窒素雰囲気下でシクロヘキサン/n−ペンタン=9/
1混合液1600gr、テトラヒドロフラン0.12grを仕込んだ
後、内温を60℃にした。次にn−ブチルリチウム0.5gr
を含むヘキサン溶液を添加後、イソプレン14grを添加し
20分間重合した。イソプレンの重合転化率は100%
であった。次いでスチレン28grを添加し20分間重合
した。スチレンの重合転化率は100%であった。次い
でイソプレン104grとスチレン1.2grの混合物を添加し、
20分間重合した。更にこの操作を2回繰返した。次い
で、スチレン28grを添加し20分間重合した。このスチ
レンの重合転化率は100%であった。最後にイソプレ
ン14grを添加し、20分間重合した。イソプレンの重合
転化率は100%であった。なお、重合中は温度が60
〜70℃になる様に調節した。重合終了跡、重合体溶液
に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールを添加した
後、シクロヘキサン/n−ペンタンを加熱除去してブロ
ック共重合体を得た。
〔I−S−(I/S)3−S−I線状ブロックコポリマーの
製造法〕 前述と同じオートクレーブにシクロヘサン/n−ペンタ
ン=9/1混合液1600gr、テトラヒドロフラン0.12grを仕
込んだ後、内温を60℃にした。次にn−ブチルリチウム
0.5grを含むヘキサン溶液を添加後、イソプレン40grを
添加し20分間重合した。イソプレンの重合転化率は1
00%であった。その後スチレン28grを添加し20分
間重合した。スチレンの重合転化率は100%であっ
た。次いでイソプレン86.5grとスチレン1.2grの混合物
を添加し、20分間重合した。更にこの操作を2回繰返
した。次いでスチレン28grを添加し20分間重合した。
このスチレンの重合転化率は100%であった。最後に
イソプレン40grを添加し、15分間重合した。イソプレ
ンの重合転化率は100%であった。なお、重合中は温
度が60〜70℃になる様に調節した。重合終了後、重
合体溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールを
添加した後、シクロヘキサン/n−ペンタンを加熱除去
してブロック共重合体を得た。
〔I−S−(I/S)3−S−I線状ブロックコポリマーの
製造法〕 前述と同じオートクレーブにシクロヘキサン/n−ペン
タン=9/1混合液1600gr、テトラヒドロフラン0.12grを
仕込んだ後、内温を60℃にした。次にn−ブチルリチウ
ム0.5grを含むヘキサン溶液を添加後、イソプレン120gr
を添加し30分間重合した。イソプレンの重合転化率は
100%であった。その後スチレン28grを添加し20分
間重合した。スチレンの重合転化率は100%であっ
た。次いでイソプレン33grとスチレン1.2grの混合物を
添加し20分間重合した。更にこの操作を2回繰返し
た。次いでスチレン28grを添加し20分間重合した。こ
のスチレンの重合転化率は100%であった。最後にイ
ソプレン120grを添加し30分間重合した。スチレンと
イソプレンの重合転化率は100%であった。なお、重
合中は温度が60〜70℃になる様に調節した。重合終
了後、重合体溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレ
ゾールを添加した後、シクロヘキサン/n−ペンタンを
加熱除去してブロック共重合体を得た。
〔I−S−(I/S)13−S−I 線状ブロックコポリマー
の製造法〕 前述と同じオートクレーブにシクロヘキサン/n−ペン
タン=9/1混合液1600gr、テトラヒドロフラン0.12grを
仕込んだ後内温を60℃にした。次にn−ブチルリチウ
ム0.5grを含むヘキサン溶液を添加後、イソプレン14gr
を添加し20分間重合した。イソプレンの重合転化率は
100%であった。その後スチレン28grを添加し20
分間重合した。スチレンの重合転化率は100%であっ
た。次いでイソプレン24grとスチレン0.28grの混合物を
添加し、20分間重合した。更にこの操作を12回繰返
した。次いでスチレン28grを添加し20分間重合した。
スチレンの重合転化率は100%であった。最後にイソ
プレン14grを添加し10分間重合した。イソプレンの重
合転化率は100%であった。なお、重合中は温度が6
0〜70℃になる様に調節した。重合終了後重合体溶液
に2,6−ジ−tert−p−クレゾールを添加した後、シク
ロヘキサン/n−ペンタンを加熱除去してブロック共重
合体を得た。
〔I−S−I−S−I線状ブロックコポリマーの製造法〕
前述と同じオートクレーブにシクロヘキサン/n−ペン
タン=9/1混合液1600grを仕込んだ後内温を60℃にし
た。次にn−ブチルリチウム05grを含むヘキサン溶液を
添加後、イソプレン14grを添加し20分間重合した。イ
ソプレンの重合転化率は100%であった。その後スチ
レン30grを添加し20分間重合した。スイレンの重合転
化率は100%であった。次いでイソプレン312grを添
加し30分間重合した。イソプレンの重合転化率100
%であった。更にスチレン30grを添加し20分間重合し
た。スチレンの重合転化率は100%であった。最後に
イソプレン14grを添加し20分間重合した。イソプレン
の重合転化率は100%であった。なお重合中は温度が
60〜70℃になる様に調節した。重合終了後、重合体
溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールを添加
した後、シクロヘキサン/n−ペンタンを加熱除去して
ブロック共重合体を得た。
〔S−(I/S)3−S線状ブロックコポリマーの製造法〕 前述と同じオートクレーブにシクロヘキサン/n−ペン
タン=9/1混合液1600gr、テトラヒドロフラン0.12grを
仕込んだ後内温を60℃にした。次にn−ブチルリチウ
ム0.5grを含むヘキサン溶液を添加後スチレン28grを添
加し20分間重合した。スチレンの重合転化率は100
%であった。次いでイソプレン113grとスチレン1.2grの
混合液を添加し30分間重合した。更にこの操作を2回
繰返した。最後にスチレン28grを添加し20分間重合し
た。スチレンの重合転化率は100%であった。なお、
重合中は温度が60〜70℃になる様に調節した。重合
終了後、重合体溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−ク
レゾールを添加した後、シクロヘキサン/n−ペンタン
を加熱除去してブロック共重合体を得た。
【図面の簡単な説明】
図は実施例1に用いた本発明の重合体のスチレン連鎖を
示すゲルパーミエーションクロマトグラフィーである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中B,B,Bは共役ジエン系ブロック、
    ,Aは芳香族ビニル系ブロック、n=1〜5をあ
    らわす) で示される構造を有し、芳香族ビニル化合物含量が5〜
    45重量%で、B部分は共役ジエンと芳香族ビニル化
    合物との共重合体であって芳香族ビニル化合物が漸増す
    るテーパーブロックを2〜10個含有し、かつB
    (B+B+B)が重量比で0.4〜0.98であ
    り、重量平均分子量が10,000〜500,000であり、かつA
    部分の重量平均分子量が 3,000〜50,000及びB部分の重
    量平均分子量が44,000〜200,000 であるブロック共重合
    体。
  2. 【請求項2】重量平均分子量が30,000〜300,000 である
    特許請求の範囲第1項に記載のブロック共重合体。
JP8300584A 1984-04-26 1984-04-26 ブロツク共重合体 Expired - Lifetime JPH0621136B2 (ja)

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