JPH06211794A - 2,3−ピリジンジカルボン酸及びその誘導体の改善された製造方法 - Google Patents

2,3−ピリジンジカルボン酸及びその誘導体の改善された製造方法

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JPH06211794A
JPH06211794A JP5289868A JP28986893A JPH06211794A JP H06211794 A JPH06211794 A JP H06211794A JP 5289868 A JP5289868 A JP 5289868A JP 28986893 A JP28986893 A JP 28986893A JP H06211794 A JPH06211794 A JP H06211794A
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    • C07D213/60Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D213/78Carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は2,3−ピリジンジカルボン酸及び
その誘導体の改善された製造方法を提供するためのもの
である。 【構成】 触媒量のマンガンの存在下での適当に置換さ
れたキノリン前駆体の硝酸酸化によるかなり増大された
収率での置換及び未置換の2,3−ピリジンジカルボン
酸の改善された製造方法が与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】置換及び未置換の2,3−ピリジンジカ
ルボン酸は高度に活性な2−(2−イミダゾリン−2−
イル)ニコチネート除草剤の製造における重要な中間体
である。該ピリジンジカルボン酸を製造するための文献
方法には適当に置換されたキノリン前駆体の硝酸酸化が
含まれる。硝酸酸化を記述する文献における最も顕著な
ものは硝酸を単独またはバナジウム塩の存在下で用いる
方法である。しかしながら、これらの方法は一般にキノ
リン誘導体を対応するピリジンジカルボン酸化合物に転
化させるために用いる場合に不十分な収率及び望ましく
ない副生物を与える。
【0002】キノリン誘導体のその対応するピリジンジ
カルボン酸化合物への改善された硝酸酸化を与えること
が本発明の目的である。重要な除草剤中間体の好適かつ
効率的原料を与えることが本発明の他の目的である。本
発明のこれらの目的及び更に他のものは下記の詳細な記
述において明らかにされるであろう。
【0003】
【発明の要約】本発明は式I
【0004】
【化4】
【0005】式中、Xは水素またはメチルであり、但し
Y及びZが一緒になつて環を形成する場合、Xは水素で
あり;Y及びZは各々独立して水素、随時1個またはそ
れ以上のC1〜C4アルコキシ、ハロゲン、スルホニルも
しくはR12N基で置換されていてもよいC1〜C6アル
キル、ニトロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4
アルキルスルホニル、R12N、R12NSO2、また
は随時1個またはそれ以上のC1〜C4アルキル、C1
4アルキルスルホニル、ハロゲンもしくはハロアルキ
ル基で置換されていてもよいフエニルであり、そして一
緒になつた場合にY及びZはYZが構造式−(CH2)−
nまたは
【0006】
【化5】
【0007】で表わされる環を形成することができ;R
1及びR2は各々独立して水素またはC1〜C4アルキルで
あり;nは3または4の整数であり、そしてL、M、Q
及びRは各々独立して水素、C1〜C4アルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C
4ハロアルキル、ニトロ、R12N、随時1個のハロゲ
ン、C1〜C4アルキルもしくはハロゲン基で置換されて
いてもよいフエニルまたは随時1個のハロゲン、C1
4アルキル、ニトロもしくはCF3基で置換されていて
もよいフエノキシであり、但しL、M、QまたはRの1
個のみは水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1
〜C4アルコキシ以外の置換基を表わすことができる、
の2,3−ピリジンジカルボン酸化合物を製造する際
に、式II
【0008】
【化6】
【0009】式中、X、Y及びZは上の式Iに記載され
るものであり、そしてR3、R4、R5及びR6は各々独立
して水素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、SO3Hまた
はSO3Clであり、但しR3、R4、R5またはR6の少
なくとも1個は水素以外のものである、の化合物、その
N−酸化物及びその酸付加塩を触媒量のマンガンの存在
下にて、随時溶媒の存在下にて昇温下で硝酸と反応させ
ることからなる、式Iの2,3−ピリジンジカルボン酸
化合物の改善された製造方法を提供する。
【0010】式Iのピリジンジカルボン酸は2−(2−
イミダゾリン−2−イル)ニコチネート除草剤の製造に
おける中間体として有用である。該除草剤及びその製造
における式Iの中間体の使用の記述は殊に米国特許第
4,798,619号に見い出し得る。
【0011】
【発明の詳細な記載】式Iのピリジンジカルボン酸化合
物は農業の分野において商業的に重要な中間体である
が、残念なことにその製造に対する文献の方法は限定さ
れている。式IIの適当なキノリン前駆体の硝酸酸化へ
の触媒量のMn+2〜Mn+7価のマンガンの添加により反
応収率がかなり上昇し、そして望ましくない副生物が減
少する。式IIの出発8−置換されたキノリンは本分野
で公知の方法例えばスクラウプ(Skraup)反応、デブナ
ー−ミラー(Doebner-Miller)反応またはキノリンのス
ルホン化により容易に製造し得る。
【0012】実際には、随時適当な溶媒に溶解されてい
てもよい式IIのキノリン化合物を約50〜150℃の
温度範囲で70%硝酸及び触媒量のマンガンの混合物に
加え、反応混合物を生成物の生成が完了するまで50〜
150℃で加熱する。生じた反応混合物は還元剤例えば
ギ酸、ホルムアルデヒド、イソプロパノール、アセトン
などの添加により反応停止させることができる。所望の
式Iの生成物は本分野で公知の標準的方法例えば沈殿及
び濾過、適当な溶媒での抽出、クロマトグラフイー分離
などを用いて単離し得る。反応はフロー図Iにより示さ
れる。
【0013】フロー図I
【0014】
【化7】
【0015】本発明の方法における使用に適する溶媒は
水に非混和性で、且つ酸化の条件下で不活性であるもの
であり得る。一般に、ハロゲン化された炭化水素例えば
塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼンなどが適する。マンガン源はマンガンが+
2〜+7の価数状態で存在するいずれかの酸化物または
塩、好ましくはMnO2またはKMnO4であり得る。
【0016】反応速度は反応温度に直接比例し、従つて
上昇した反応温度は短かい反応時間に対応する。しかし
ながら、過度に高い反応温度は分解生成物または副反応
を生じさせ、これにより所望の生成物収率を減少させ得
る。適当な反応温度は約50〜150℃、好ましくは約
85〜110℃である。
【0017】本発明の方法を次の実施例により更に表わ
すが、これは本発明を限定するものではない。
【0018】
【実施例】実施例1 マンガン触媒が存在しない3−メチル−8−ヒドロキシ
キノリンの硝酸酸化の評価
【0019】
【化8】
【0020】A) 塩化メチレン中の3−メチル−8−
ヒドロキシキノリン(15.9g、0.10モル)の溶液
を80〜100℃の温度で1時間にわたつて撹拌しなが
ら70%硝酸(126g、1.8モル)に加えた。生じ
たオーバーヘツドガスを洗浄し、そして排気した。反応
混合物を100〜105℃で4時間加熱し、85℃に冷
却し、88%ギ酸を用いて85〜95℃で20分間にわ
たつて処理し、更に85〜95℃で0.5時間加熱し、
0℃に冷却し、1時間撹拌し、そして濾過した。濾過ケ
ーキをアセトンで洗浄し、そして乾燥し、HPLC分析
により純度97.4%の5−メチル−2,3−ピリジンジ
カルボン酸10.6g(収率58.6%)を生成させた。
【0021】B) 本質的に同様の方法を用い、そして
硝酸2.6モルを用いてHPLC分析により純度98%
の5−メチル−2,3−ピリジンジカルボン酸10.7g
(収率59.1%)が得られた。
【0022】実施例2 マンガン触媒の存在下での3−メチル−8−ヒドロキシ
キノリンの硝酸酸化の評価
【0023】
【化9】
【0024】A) 3−メチル−8−ヒドロキシキノリ
ン(15.9g、0.10モル)の溶液を80〜100℃
の温度で1時間にわたつて撹拌しながら70%硝酸(1
62g、1.8モル)(18モル当量)及び二酸化マンガ
ン(0.33g、0.0038モル)(0.038モル当
量)の混合物に加えた。生じたオーバーヘツドガスを洗
浄し、そして排気した。反応混合物を100〜105℃
で4時間加熱し、85℃に冷却し、88%ギ酸を用いて
85〜95℃で20分間にわたつて処理し、更に85〜
95℃で0.5時間加熱し、0℃に冷却し、0.5時間撹
拌し、そして濾過した。濾過ケーキをアセトンで洗浄
し、HPLC分析により純度98.8%の5−メチル−
2,3−ピリジンジカルボン酸13.6g(収率78.3
%)を生成させた。
【0025】B) 本質的に同様な方法を用い、そして
硝酸の量を15.6モル当量に減少させて5−メチル−
2,3−ピリジンジカルボン酸が収率78.6%及び純度
98%で得られた。
【0026】C) 上記の工程Aを用い、そして用いた
二酸化マンガンの量を0.005モル当量に減少させて
5−メチル−2,3−ピリジンジカルボン酸が収率73.
2%及び純度98.5%で得られた。
【0027】実施例3 マンガンの存在下及び不在下での3−エチル−8−ヒド
ロキシキノリンの硝酸酸化の評価
【0028】
【化10】
【0029】一般的方法 塩化メチレン中の3−エチル−8−ヒドロキシキノリン
の20%溶液を80〜100℃で1時間にわたつて撹拌
しながらマンガン0〜0.063モル当量を含む70%
硝酸(27〜43モル当量)に加えた。生じたオーバー
ヘツドガスを洗浄し、そして排気した。反応混合物を1
00〜105℃で4時間加熱し、室温に冷却し、そして
HPLCにより分析して存在する5−エチル−2,3−
ピリジンジカルボン酸の量を測定した。結果を表Iに示
す。
【0030】
【表I】
【0031】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0032】1.式I
【0033】
【化11】
【0034】式中、Xは水素またはメチルであり、但し
Y及びZが一緒になつて環を形成する場合、Xは水素で
あり;Y及びZは各々独立して水素、随時1個またはそ
れ以上のC1〜C4アルコキシ、ハロゲン、スルホニルも
しくはR12N基で置換されていてもよいC1〜C6アル
キル、ニトロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4
アルキルスルホニル、R12N、R12NSO2、また
は随時1個またはそれ以上のC1〜C4アルキル、C1
4アルキルスルホニル、ハロゲンもしくはハロアルキ
ル基で置換されていてもよいフエニルであり、そして一
緒になつた場合にY及びZはYZが構造式−(CH2)−
nまたは
【0035】
【化12】
【0036】で表わされる環を形成することができ;R
1及びR2は各々独立して水素またはC1〜C4アルキルで
あり;nは3または4の整数であり、そしてL、M、Q
及びRは各々独立して水素、C1〜C4アルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C
4ハロアルキル、ニトロ、R12N、随時1個のハロゲ
ン、C1〜C4アルキルもしくはハロゲン基で置換されて
いてもよいフエニルまたは随時1個のハロゲン、C1
4アルキル、ニトロもしくはCF3基で置換されていて
もよいフエノキシであり、但しL、M、QまたはRの1
個のみは水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1
〜C4アルコキシ以外の置換基を表わすことができる、
の化合物を製造する際に、式II
【0037】
【化13】
【0038】式中、X、Y及びZは上の式Iに記載され
るものであり、そしてR3、R4、R5及びR6は各々独立
して水素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、SO3Hまた
はSO3Clであり、但しR3、R4、R5またはR6の少
なくとも1個は水素以外のものである、の化合物、その
N−酸化物及びその酸付加塩を触媒量のマンガンの存在
下にて、随時溶媒の存在下にて昇温下で硝酸と反応させ
ることからなる、式Iの化合物の製造方法。
【0039】2.マンガンをKMnO4またはMnO2
して存在させる上記1に記載の方法。
【0040】3.温度が約50〜150℃である上記1
に記載の方法。
【0041】4.溶媒が存在する上記1に記載の方法。
【0042】5.溶媒がハロゲン化された炭化水素であ
る上記1に記載の方法。
【0043】6.Yが水素またはC1〜C4アルキルであ
り、そしてX及びZが水素である上記1に記載の方法。
【0044】7.R6がヒドロキシであり、そしてR3
4及びR5が水素である上記6に記載の方法。
【0045】8.式Iの化合物が2,3−ピリジンジカ
ルボン酸である上記1に記載の方法。
【0046】9.式Iの化合物が5−メチル−2,3−
ピリジンジカルボン酸である上記1に記載の方法。
【0047】10.式Iの化合物が5−エチル−2,3
−ピリジンジカルボン酸である上記1に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー・リー・ストロング アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08873 サマーセツト・ベイアーアベニユー45

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 式中、Xは水素またはメチルであり、但しY及びZが一
    緒になつて環を形成する場合、Xは水素であり;Y及び
    Zは各々独立して水素、随時1個またはそれ以上のC1
    〜C4アルコキシ、ハロゲン、スルホニルもしくはR1
    2N基で置換されていてもよいC1〜C6アルキル、ニト
    ロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4アルキルス
    ルホニル、R12N、R12NSO2、または随時1個
    またはそれ以上のC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキル
    スルホニル、ハロゲンもしくはハロアルキル基で置換さ
    れていてもよいフエニルであり、そして一緒になつた場
    合にY及びZはYZが構造式−(CH2)−nまたは 【化2】 で表わされる環を形成することができ;R1及びR2は各
    々独立して水素またはC1〜C4アルキルであり;nは3
    または4の整数であり、そしてL、M、Q及びRは各々
    独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
    シ、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキ
    ル、ニトロ、R12N、随時1個のハロゲン、C1〜C4
    アルキルもしくはハロゲン基で置換されていてもよいフ
    エニルまたは随時1個のハロゲン、C1〜C4アルキル、
    ニトロもしくはCF3基で置換されていてもよいフエノ
    キシであり、但しL、M、QまたはRの1個のみは水
    素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコ
    キシ以外の置換基を表わすことができる、の化合物を製
    造する際に、式II 【化3】 式中、X、Y及びZは上の式Iに記載されるものであ
    り、そしてR3、R4、R5及びR6は各々独立して水素、
    ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、SO3HまたはSO3Cl
    であり、但しR3、R4、R5またはR6の少なくとも1個
    は水素以外のものである、の化合物、そのN−酸化物及
    びその酸付加塩を触媒量のマンガンの存在下にて、随時
    溶媒の存在下にて昇温下で硝酸と反応させることからな
    る、式Iの化合物の製造方法。
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