JPH062127Y2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JPH062127Y2
JPH062127Y2 JP410488U JP410488U JPH062127Y2 JP H062127 Y2 JPH062127 Y2 JP H062127Y2 JP 410488 U JP410488 U JP 410488U JP 410488 U JP410488 U JP 410488U JP H062127 Y2 JPH062127 Y2 JP H062127Y2
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temperature
sensitive magnetic
temperature sensor
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differential transformer
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士郎 中川
義男 五島
富夫 加藤
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、感温磁性体のキューリー点付近の温度変化に
対する急激な透磁率変化を利用してある特定の温度範囲
を精度良く測定することを可能にした温度センサに関す
る。
(従来の技術) 従来の温度センサとして、一般的には、温度によって抵
抗値が変化するサーミスタが使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしサーミスタを用いた温度センサは、第15図に示
すように、温度に対する抵抗Rの変化がゆるやかである
ため、ある温度T1以上あるいは以下であるかを測定する
場合、あるいはある特定の温度範囲、例えば+50℃〜
+52℃の温度を測定する用途に用いる場合、スレッシ
ョルドレベルL付近における該スレッショルドレベルL
と抵抗値Rとの差が小さく、サーミスタの出力処理回路
の温度依存性等によるスレッショルドレベルLの変動等
にり、精度および分解能良く温度検出、測定ができない
という問題点があった。
また、サーミスタは、通電することによって温度を検出
するものであるから、使用期間の経過に伴ない劣化する
という問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案の温度センサは、上記の問題点を解決するため、
発生磁界あるいは誘起電圧が相殺されるように巻線およ
び結線された一対の一次巻線(または二次巻線)を有す
る差動トランスとして構成され、前記一対の一次巻線
(または二次巻線)のうちの一方の巻線と、二次巻線
(または一次巻線)との間を感温磁性体により磁気的に
結合して構成したものである。
感温磁性体の取付け構造としては、巻線を施したボビン
内あるいは外に設ける構造が採用され、また感温磁性体
をボビンに位置調整自在に取付けられる。
また、差動トランスの出力処理回路の一例として、前記
差動トランス出力と駆動入力の位相を弁別する回路構成
が採用できる。
また、感温磁性体としては、1種類の感温磁性材料のみ
ではなく、キューリー点が異なる複数種類の感温磁性体
材料を混合したものが用いられ、また、キューリー点が
異なる複数種類の感温磁性体を組合わせたものも用いら
れる。
(実施例) 第1図は本考案による温度センサの一実施例を示す構成
図であり、1はボビン、2は一次巻線、3,4は誘起電
圧が相殺される方向に巻線および結線された二次巻線、
5はボビン1内に位置調整自在に螺合して収容された感
温フェライト等からなる感温磁性体である。
第2図は第1図の回路図であり、7は一次巻線2に接続
された交流電源であり、前記感温磁性体5は、前記ボビ
ン1内の一次巻線2と一方の二次巻線4に対応する位置
に設けられているので、もれらの巻線2,4の磁気結合
を強くするように作用する。
第3図は前記感温磁性体5の温度に対する透磁率μの変
化の一例を示す図であり、感温磁性体5はキューリー点
付近において、aに示すように、温度変化に伴なう透磁
率μの変化が急激であり、従って、この透磁率μの変化
が激しい曲線部aを利用して例えば温度T1の検出を行な
う。すなわち、第2図において、一方の二次巻線3は、
感温磁性体5を介して一次巻線2に磁気的に結合された
他方の二次巻線4より巻数が多いが、透磁率がL以上で
あれば二次巻線4の方の誘起電圧が高くなるように構成
されている。
出力端子7,8間に現われる出力電圧oは、o=
3−4であるから、出力電圧oは、温度Tに対し、
第4図に示すように変化する。従って、出力電圧oを
入力電圧iに対して監視すれば、温度T1を検出するこ
とができる。第4図から分るように、設定温度T1の前後
における出力電圧oの変化が急激であり、温度を精度
よく測定できる。
上記と反対に、出力端子8,9に駆動入力電圧を印加
し、巻線3,4に発生する磁界が逆方向になるように
し、1つの巻線2側に誘起される電圧の位相を検出して
もよい。
第5図はより具体的な回路の構成例であり、3,4はコ
ンデンサ12と共に発振回路を構成する一次巻線、2は
二次巻線、5は一次巻線4と二次巻線2との磁気結合を
行なわせる感温磁性体、14は一次側回路の出力電圧
iを反転させると共に波形を成形する回路、15は二次
側出力電圧oの波形成形回路、16は両回路14,1
5の否定排他的論理和回路として構成された位相比較
器、17,18は平滑回路を構成する抵抗およびコンデ
ンサ、19は増幅器、20は出力端子である。また、2
1は感度調整用可変抵抗、22は温度微調整用可変コン
デンサである。
第6図は可変抵抗21の抵抗値を大きくした場合のベク
トル図であり、一次巻線3,4に流れる電流によってそ
れぞれ二次巻線2に誘起される電圧を32,42、
出力電圧をoとすると、 o=32−42 であり、32と42は位相が反転しており、感温磁
性体5の前記設定温度T1より低い温度においては、第6
図(A)に示すように、32<42であるから、出力
電圧oは42と同位相である。一方、感温磁性体5の
前記設定温度T1より高い温度においては、第6図(B)に
示すように、32>42となるから、出力電圧o
は32と同位相となる。すなわち、出力電圧oは温
度T1を境に位相が反転する。
第7図は温度がT1より低いときの位相比較器16の入出
力波形図であり、▲▼,Eoはそれぞれ波形成形回路
14,15の出力波形、Eaは位相比較器16の出力波形
を示す。このように、この場合の出力は低レベルであ
り、出力端子20の電圧はオフである。
第8図は温度がT1より高いときの位相比較器16の入出
力波形図であり、この場合はEoの位相が第7図の場合と
反転するので、位相比較器16の出力は高レベルに保持
され、出力端子20の電圧がオンとなる。
次に可変抵抗21による感度調整について説明すると、
可変抵抗21の抵抗値を小さくしていくと、第9図にお
いて、抵抗成分rが大となり、巻線3から巻線2に誘
起される電圧32との合成ベクトルはxのようにな
る。従って。温度がT1より低いときの42との合成ベ
クトルで表示される出力電圧oは、温度T1より低いと
き(42=a)はcのようになり、温度T1より高いと
き(42=b)はdのようになる。すなわち、42
が温度上昇に伴なってaからbへと小さくなっていく間
にoはcからdへと角度を変化させていくことにな
る。
可変抵抗21の抵抗値を調整すれば、第9図に示した
rが変化し、これに伴ない、第10図において、一次側
と二次側の出力波形の位相のずれαを調整でき、この位
相のずれαは、位相比較器16の出力Eaのパルス幅の大
小に関連するため、可変抵抗21の調整によって出力端
子20からの出力レベルを調整することが可能となる。
次に第11図により可変コンデンサ22による温度調整
について説明すると、該可変コンデンサ22による一次
側から二次側へ伝播される電圧をyで表示すれば、
oは、 o=32+y−42 で表わされ、yを変化させることにより、oがゼロ
となる点、すなわち前記設定温度T1を変えることが可能
となるのである。
第12図は感温磁性体5Aをボビン1の外側(端部)に
接着等により固着した例を示す。このように、ボビン1
の外側に感温磁性体5Aを設ければ、温度検出対象物6
に感温磁性体5Aを近接させた状態で働かせることがで
き、精度良く温度検出を行なうことができる。また、感
温磁性体5Aよりキューリー点が著るしく高い磁性体5
Xを、巻線3,2間を磁気的に結合する手段として用い
ることにより、巻線の低減が可能であり、また第12図
の例で示すように、該磁性体5Xを位置調整可能に設け
ることにより、第11図で示した32のレベルを調整
でき、検出温度の調整が可能となる。
第13図は、f〜jのように、キューリー点が少しずつ
異なる複数種類の感温磁性材料を混合し成形することに
より、全体でkで示すように、曲線部aの傾斜として所
望の傾斜が得られるようにしたものである。このように
傾斜部aを設定すれば、前記検出温度T1の設定範囲を広
げることができる。
第14図は、透磁率の温度特性の異なる2つの感温磁性
体5B,5Cを一体に組合わせてなるものであり、この
ような構成としても、両感温磁性体5B,5Cを合成し
た所望の特性のものが得られる。
また、センサ出力を複数の電圧弁別回路で弁別すること
により、設定温度の上限、下限その他の出力を取り出す
ことができる。
なお、本考案の効果の一部を考えれば、第3図の特性の
右上がりの部分を用いても、温度センシングは可能であ
る。
(考案の効果) 請求項1の温度センサは、感温磁性体のキューリー点付
近の急激な透磁率の変化を利用しているので、ある特定
温度範囲を分解能良く測定することができる。具体的に
は、例えば感温磁性体のキューリー点により決定される
−10℃ないし+130℃間の任意の温度の近傍を0.
1℃以下の分解能で測定可能である。従って、温度スイ
ッチとして用いる場合には、ヒステリシスのないスイッ
チが構成できる。また、感温磁性体には通電しないた
め、通電による劣化の問題もない。
請求項2の温度センサは、感温磁性体を差動トランスの
ボビン内に設けたので、強い磁気結合が得られ、また小
形でまとまりの良い温度センサが構成できる。
また、請求項3の温度センサは、感温磁性体が前記差動
トランスのボビン内に位置調整自在に螺合して設けられ
ているので、検出温度の調整を行なうことが可能であ
る。
また、請求項4の温度センサは、前記感温磁性体を前記
差動トランスのボビン外に設けたので、温度測定対象に
感温磁性体を近接させ、精度良く温度測定を行なうこと
ができる。
また、請求項5の温度センサは、差動トランス出力と駆
動入力の位相を弁別する回路構成を有するため、温度検
出を分解能良好に行なうことができる。
また、請求項6または7の温度センサは、キューリー点
が異なる複数種類感温磁性体材料を混合または組合わせ
たので、キューリー点付近の透磁率の温度に対する変化
が任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による温度センサの一実施例を示す構成
図、第2図は第1図の回路図、第3図は該実施例に用い
る感温磁性体の透磁率と温度との関係図、第4図は第2
図の回路の出力電圧と温度との関係図、第5図は本考案
の具体的回路例を示す図、第6図(A),(B)は第5図の回
路の作用を説明するベクトル図、第7図および第8図は
第5図の回路の作用を説明する波形図、第9図は第5図
の回路の感度調整機能を説明するベクトル図、第10図
は同じく波形図、第11図は第5図の回路の温度調整機
能を説明するベクトル図、第12図は本考案の温度セン
サの他の構成例図、第13図は本考案における特性の異
なる複数種類の感温磁性体の合成例を示す透磁率と温度
との関係図、第14図は本考案における特性の異なる複
数種類の感温磁性体の組合わせ例を示す斜視図、第15
図は従来の温度センサに用いられるサーミスタの抵抗値
と温度との関係図である。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生磁界あるいは誘起電圧が相殺されるよ
    うに巻線および結線された一対の一次巻線(または二次
    巻線)を有する差動トランスとして構成され、前記一対
    の一次巻線(または二次巻線)のうちの一方の巻線と、
    二次巻線(または一次巻線)との間を感温磁性体により
    磁気的に結合した温度センサ。
  2. 【請求項2】前記感温磁性体を前記差動トランスのボビ
    ン内に設けた請求項1記載の温度センサ。
  3. 【請求項3】前記感温磁性体が前記差動トランスのボビ
    ン内に位置調整自在に螺合して設けられた請求項2記載
    の温度センサ。
  4. 【請求項4】前記感温磁性体を前記差動トランスのボビ
    ン外に設けた請求項1記載の温度センサ。
  5. 【請求項5】前記差動トランス出力と駆動入力の位相を
    弁別する回路構成を有する請求項1ないし4のいずれか
    に記載の温度センサ。
  6. 【請求項6】前記感温磁性体が、キューリー点が異なる
    複数種類の感温磁性体材料を混合したものでなる請求項
    1ないし5のいずれかに記載の温度センサ。
  7. 【請求項7】前記感温磁性体が、キューリー点が異なる
    複数種類の感温磁性体を組合わせたものでなる請求項1
    ないし5のいずれかに記載の温度センサ。
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