JPH0621313Y2 - 茶枝葉刈機における送風機構造 - Google Patents

茶枝葉刈機における送風機構造

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JPH0621313Y2
JPH0621313Y2 JP1988136631U JP13663188U JPH0621313Y2 JP H0621313 Y2 JPH0621313 Y2 JP H0621313Y2 JP 1988136631 U JP1988136631 U JP 1988136631U JP 13663188 U JP13663188 U JP 13663188U JP H0621313 Y2 JPH0621313 Y2 JP H0621313Y2
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 <産業上の利用分野> 本考案は例えば茶樹の剪枝機等の茶枝葉刈機に関するも
のであって、特に刈り取った枝葉を送風機からの吹出流
によって、所定方向に吹き飛ばすようにするにあたり、
作業がより円滑に行えるようにした送風機構造の改良に
係るものである。
<従来技術> 従来から茶樹管理のための摘採機、剪枝機、刈り均らし
機等の茶枝葉刈機には、刈り取った茶葉を刈刃直後の刈
落板から吹き飛ばすように送風機を取り付けることが行
われている。このものは概ね駆動源たるエンジンの下方
にエンジンの出力軸と直結される羽根車を送風機ケーシ
ング内に見えるようにしたものであり、更にその下方に
おいて刈刃の駆動基部たる駆動部ケーシング等を組み込
んで成るものである。そしてこの送風機における空気の
吸入から吹出は送風機ケーシング下面の開口部から外気
を吸入し、羽根車の遠心放擲により刈落板に向けて臨ん
だ吹出孔から吹き出すようにして成るものである。
<従来技術における未解決課題> このような構成をとることから、従来次のような問題が
指摘されていた。まず第一は第5図に示すように剪枝機
1′によって一つの茶畝を左右半分ずつ往復させて刈り
取る場合、往路においては未だ刈り落とされていない茶
葉が送風機ケーシング16′の下面に形成された吸気孔2
3′をあたかも塞ぐような状態となり、吸気が円滑に行
われず、これに伴い吹出風力が低下するという問題が生
じていた。更にこの種の剪枝機1のエンジンはいわゆる
強制空冷タイプのものが用いられており、これはエンジ
ンのフライホイール等を兼ねた回転部材に冷却ファンを
形成し、これによって外気を吸入してその外気を冷却す
べきシリンダに導いた後排出するようにしたものである
が、このエンジン冷却用の空気を吸入すべき部位に送風
機ケーシングの上面が臨んでいるために、副次的に次の
ような欠点を生じている。即ちエンジンの冷却風の出口
側はシリンダフィンの熱を熱交換することにより、かな
り加熱されており、その加熱された空気がフラッシュ面
状を放す送風機ケーシング16の上面に吹き付けられるこ
とによりこの面自体がかなり加熱される。そしてこの加
熱された空気が再度エンジンの冷却用空気として吸入さ
れることとなり、エンジンの冷却風があたかも循環する
ような形となって冷却効果を低下させることとなる。ま
た剪枝作業に伴って舞い上がった枝葉が送風機ケーシン
グとエンジンとの間付近に飛散してくると、送風機ケー
シング側には空気の吸い込みがなされず、専らエンジン
の冷却ファンの流れに従って冷却ファンのカバー内に吸
い込まれ、それがシリンダフィン等に至って、そこにこ
びり付くような状態となり、シリンダフィンの放熱効果
を著しく低下させることとなる。このようなエンジンの
高負荷ないしは放熱効果の低下、冷却媒体たる空気の加
熱等が相まってエンジンに過剰な負荷を与え、ついには
いわゆる焼付現象を起こすような場合も生じていたので
ある。また外気の吸入を送風機ケーシング下面の開口部
のみから行った場合には、必ずしも充分な外気の吸入状
態は得られず、ケーシング内における共鳴音等の発生に
もなっていた。
<開発を試みた技術的事項> 本考案はこのような諸状況に鑑みなされたものであっ
て、送風機への空気取入位置及び空気取入面積について
改良を施すことによって枝葉を吹き飛ばす作用を低下さ
せず、且つエンジンの負荷をも低減させる新規な送風機
構造の開発を試みたものである。
《考案の構成》 <目的達成の手段> 本考案の茶枝葉刈機における送風機構造は、エンジンに
よって駆動される刈刃によって枝葉を刈り取るととも
に、前記エンジンにより駆動される送風機からの吹出流
により前記刈り取った枝葉を所定方向に移送させるよう
にした茶の管理装置において、前記送風機はエンジン直
下においてエンジンと刈刃の駆動基部との間に設けられ
るとともに、吸気孔は送風機ケーシングにおける少なく
ともエンジン側の部位に開口させ、なお且つ前記送風機
ケーシングには更にエンジンと反対側の部位にも補助吸
気孔を形成したことを特徴として成るものであり、これ
により前記目的を達成しようとするものである。
<考案の作用> まずエンジンが回転することによって送風機における羽
根車が回転し、送風機ケーシングの上方の吸気孔から空
気を吸引し、羽根車の遠心放擲により増圧されて吹出孔
から吹出流を刈り取られた枝葉側に吹き付ける。このと
き送風機における吸気孔は送風機ケーシングの上方に形
成されているから、外気はここから吸引される。このた
め下方に茶葉があっても送風機の外気の吸入にあたって
障害にならず、円滑な吹出がなされる。また吸気孔がエ
ンジン側に臨んでいるため、エンジンを冷却した冷却風
ないしはエンジンそれ自体の輻射熱等も吸収するように
なって、エンジン周辺の温度を低下させる。また剪枝作
業に伴って枝葉がエンジン近傍に至った場合でも、送風
機の吸気流が極めて強いから送風機側に吸引してエンジ
ンの冷却ファンへ枝葉を吸い込むことを防止する。更に
補助吸気孔を形成したら、外気の吸入状態がより効率的
に行い得るとともに、ケーシング内における共鳴音等の
発生を可及的に低く抑えることができる。
<実施例> 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。符号1は本考案を適用する茶枝葉刈機の一例である
剪枝機であって、常法に従い次のような部材を具えて成
る。まず剪枝機の強度部材たる基板2は一例として中央
が上方に緩く湾曲するような形状を成す帯板状の金属部
材であって、このほぼ両端において作業用の把手3、4
を具える。そして基板2の下面には刈刃5が設けられる
ものであって、この刈刃5は一例として上刃5Aと下刃
5Bとを行き違い状に往復動させるいわゆるバリカン刃
を適用する。勿論このバリカン刃の場合においては、上
刃5A、下刃5Bのいずれか一方または双方を駆動させ
るようにすることができる。更にこの刈刃5の後方には
基板2に対して刈落板6が設けられるものであって、こ
こに刈刃5によって刈り取られた枝葉aが一次的に滞留
する。そして基板2の一方の端部には駆動源たるエンジ
ンEが搭載されるとともに、そのエンジンEの下方には
送風機7が設けられ、更にその下方に刈刃5の駆動基部
の諸部材を収納する駆動部ケーシング8を固定する。以
上が剪枝機1の構成の概略であるが、以下更に細部につ
いて述べると、まずエンジンEは実質的な強度部材であ
るクランクケース9に対し、内部にピストンを収めたシ
リンダ10を設けるとともに、クランク軸11を内蔵状態に
支持する。そしてクランク軸11の両端はクランクケース
9から外部、即ち上下に延長され、その上方側にフライ
ホイールを兼ねた冷却ファン12を固定する。またこの冷
却ファン12と一体の回転部材には、エンジンEの点火プ
ラグへの電源電圧の発生と点火タイミングの制御のため
の機構の一部が常法に従い組み込まれている。そしてこ
の冷却ファン12で生起される圧送風をシリンダ10の冷却
のために導くように、これらを囲むファンカバー13を設
ける。従ってファンカバー13が実質的に冷却風の移送経
路を構成するものであって、冷却ファン12側に冷気吸入
孔14を開口させるとともに、シリンダ10を囲む一部が開
口されてそこから圧送された冷却風が排出されるように
なる。更にクランク軸9の他端を特に出力軸15とするも
のであって、出力軸15側に送風機7の外筐部材である送
風機ケーシング16を設ける。この送風機ケーシング16は
一例として上下分割タイプのものであって、ケーシング
上半部を16A、ケーシング下半部を16Bとして符号を示
す。そしてケーシング上半部16Aの中央にはクランクケ
ース9と固定される中央接続部17を設ける。この送風機
ケーシング16内には出力軸15にテーパ状に嵌合した羽根
車18を取り付けるとともに、この羽根車18の中央下方に
は遠心クラッチ19を構成するシュー20を取り付ける。そ
して遠心クラッチ19の従動部材であるクラッチドラム21
がシュー20を取り囲むように駆動部ケーシング8に回転
自在に支承される。そして本考案の特徴的構成として、
送風機ケーシング16における圧送風の吸気孔23を送風機
ケーシング16の上方、即ちケーシング上半部16Aにおけ
る中央接続部17の周囲に形成する。そして吹出孔24はほ
ぼ円盤状を成す送風機ケーシング16の一部から接線方向
に延長形成されて刈落板6に向かうように臨む。更にこ
の実施例では補助吸気孔25をケーシング下半部16Bの内
周壁面に一例として二カ所開口させる。
本考案を適用した剪枝機は以上述べたような具体的な構
造を有するものであり、次のように作動する。まず常法
に従いエンジンEを起動させると、このエンジンEの回
転により送風機7の羽根車18が回転して送風機7の吹出
孔24から空気の吹出を開始する。そしてエンジンEの回
転を一定回転以上高めると遠心クラッチ19におけるシュ
ー20が遠心力によりクラッチドラム21に内接状態に押し
付けられて、これを回転させ、刈刃5の駆動を行う。尚
この駆動部の具体的な構造については従来公知の適宜の
手法をとり得るので詳細な説明は省略する。このような
運転状態のもとに剪枝機1を茶畝Aの上面に沿わせて移
送させる。このとき通常の使用状態はエンジンEが搭載
されている側を茶畝のほぼ中央に合わせるようにして剪
枝作業を行う。このとき剪枝された枝葉aは刈落板6上
に一次的に貯留するが、このものが積極的に送風機7の
吹出風(矢印Wで示す)により、吹き飛ばされるように
して除去されてゆく。そしてこの圧送風の吸入は送風機
ケーシング16の少なくとも上方からなされる。この結
果、作業中において未剪枝の枝葉aが存在しても送風機
7の吸気には何ら障害とならない状態で運転が継続され
る。
《考案の効果》 本考案は以上述べたような構成を有するから次のような
効果を奏する。まず送風機7における吸気孔23が上方に
開口しているから、未剪枝の枝葉aによってこの部分が
塞がれることが全くなく、吹出風Wの風力の低下がな
い。また上方から吸気するから、その上部にあるエンジ
ンEの熱を積極的に送風機7が吸い込むようになり、エ
ンジンEの冷却効率が向上する。またこのような吸気孔
23により、ケーシング上半部16AのエンジンE側の面が
大きく開口することによって、エンジンEの輻射熱によ
る送風機ケーシング16の加熱及び熱せられた送風機ケー
シング16のエンジンE方向への輻射がなくなり、エンジ
ンEに対する冷却状態を向上させ、更に刈り取られた枝
葉aが飛散してエンジンEの近くに至った場合でも送風
機7の吸気力が充分に強いから、刈り取られた枝葉aが
冷却吸入孔14側に吸い取られることなく、従ってシリン
ダ10等に刈り取られた枝葉aが固着することがなく、こ
の点でもエンジンEの冷却状態を良好な状態に保つもの
である。更にまた補助吸気孔25をケーシング下半部16B
にも一部開口させたから、外気の吸入状態がより効率的
に行い得るとともに、ケーシング内における共鳴音等の
発生を可及的に低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる茶枝葉刈機における送風機構造を適
用した剪枝機の一部拡大図を含む斜視図、第2図は本考
案の適用される送風機並びにその駆動用エンジンとをそ
れぞれ分解して示す斜視図、第3図は同上送風機部分を
縦断して示す側面図、第4図は送風機の平面図、第5図
は従来手法を示す骨格的正面図である。 1;剪枝機 2;基板 3、4;把手 5;刈刃 5A;上刃 5B;下刃 6;刈落板 7;送風機 8;駆動部ケーシング 9;クランクケース 10;シリンダ 11;クランク軸 12;冷却ファン 13;ファンカバー 14;冷気吸入孔 15;出力軸 16;送風機ケーシング 16A;ケーシング上半部 16B;ケーシング下半部 17;中央接続部 18;羽根車 19;遠心クラッチ 20;シュー 21;クラッチドラム 23;吸気孔 24;吹出孔 25;補助吸気孔 A;茶畝 a;枝葉 E;エンジン W;吹出風

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンによって駆動される刈刃によって
    枝葉を刈り取るとともに、前記エンジンにより駆動され
    る送風機からの吹出流により前記刈り取った枝葉を所定
    方向に移送させるようにした茶の管理装置において、前
    記送風機はエンジン直下においてエンジンと刈刃の駆動
    基部との間に設けられるとともに、吸気孔は送風機ケー
    シングにおける少なくともエンジン側の部位に開口さ
    せ、なお且つ前記送風機ケーシングには更にエンジンと
    反対側の部位にも補助吸気孔を形成したことを特徴とす
    る茶枝葉刈機における送風機構造。
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