JPH0621328B2 - ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法 - Google Patents
ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法Info
- Publication number
- JPH0621328B2 JPH0621328B2 JP14788A JP14788A JPH0621328B2 JP H0621328 B2 JPH0621328 B2 JP H0621328B2 JP 14788 A JP14788 A JP 14788A JP 14788 A JP14788 A JP 14788A JP H0621328 B2 JPH0621328 B2 JP H0621328B2
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- extruded material
- alloy
- extrudability
- extrusion
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ホロー押出性にすぐれた高比弾性係数を有す
る高力アルミニウム合金製の押出材の製造法に関する。
る高力アルミニウム合金製の押出材の製造法に関する。
[従来の技術] 現在主に使われている高力アルミニウム合金としては、
2××× 系(Al−Cu系)合金及び 7××× 系(A
l−Zn−Mg系)合金の2種類がある。この中、C
u、Mg量の多い合金では熱間加工時の変形抵抗が高
く、かつホロー押出時の溶着性が悪い。したがって、ホ
ロー押出が実用化されているのは7NO1合金、7003合金等
の一部のAl−An−Mg系合金に限られている。
2××× 系(Al−Cu系)合金及び 7××× 系(A
l−Zn−Mg系)合金の2種類がある。この中、C
u、Mg量の多い合金では熱間加工時の変形抵抗が高
く、かつホロー押出時の溶着性が悪い。したがって、ホ
ロー押出が実用化されているのは7NO1合金、7003合金等
の一部のAl−An−Mg系合金に限られている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前述のホロー押出に実用されている合金以外
の組成の合金で、ホロー押出性にすぐれた高比弾性係数
を有する高力アルミニウム合金をもってホロー押出材を
製造せんとするものである。
の組成の合金で、ホロー押出性にすぐれた高比弾性係数
を有する高力アルミニウム合金をもってホロー押出材を
製造せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、Li: 0.5〜4.0 %、Cu: 0.2〜3.0 %、
Mg: 0.2〜2.0 %を必須成分として含み、あるいはさ
らにZr:0.05〜0.30%、Cr: 0.05〜0.30%、M
n: 0.05〜 1.0 %、V:0.05〜0.30%のうちの1種以
上を含み、残りアルミニウムと不純物よりなる合金を鋳
造した後、 480〜550 ℃で2〜48時間均質化処理し、
ついで 450〜550 ℃でホロー押出することを特徴とする
ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法である。
Mg: 0.2〜2.0 %を必須成分として含み、あるいはさ
らにZr:0.05〜0.30%、Cr: 0.05〜0.30%、M
n: 0.05〜 1.0 %、V:0.05〜0.30%のうちの1種以
上を含み、残りアルミニウムと不純物よりなる合金を鋳
造した後、 480〜550 ℃で2〜48時間均質化処理し、
ついで 450〜550 ℃でホロー押出することを特徴とする
ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法である。
ここにおいて合金組成の限定理由は下記のとおりであ
る。
る。
Li:Liは合金材の強度向上に効果がある。さらにL
iの添加で比重が減少し、弾性係数が増加することか
ら、合金材の低密度化、高弾性化にも効果的である。以
上の効果は、 1.5%未満ではなく、 4.0%より多いと鋳
造しにくく、また、均質化処理によっても鋳造時のミク
ロ偏析を取り除きにくいので、加工しにくく、ホロー押
出時の溶着性も劣る。さらに延性、靭性が低下する。
iの添加で比重が減少し、弾性係数が増加することか
ら、合金材の低密度化、高弾性化にも効果的である。以
上の効果は、 1.5%未満ではなく、 4.0%より多いと鋳
造しにくく、また、均質化処理によっても鋳造時のミク
ロ偏析を取り除きにくいので、加工しにくく、ホロー押
出時の溶着性も劣る。さらに延性、靭性が低下する。
Cu、Mg:Cu、Mgは共に合金材の強度向上に効果
がある。この効果は、下限未満では構造体としての強度
が得られず、また、上限を越えると変形抵抗が大きくな
り、ホロー押出がむずかしく、溶着性も劣る。
がある。この効果は、下限未満では構造体としての強度
が得られず、また、上限を越えると変形抵抗が大きくな
り、ホロー押出がむずかしく、溶着性も劣る。
Zr、Cr、Mn、V:これらは均質化処理時に微細な
金属間化合物として析出し、合金材の再結晶を抑制し、
微細な結晶粒を作るとともに、強度を向上させるため
に、単独もしくは複数で添加されることがある。ただ
し、これらの添加元素をその上限値より多く添加する
と、鋳造時に巨大な金属間化合物を晶出し、引き続いて
行われる塑性加工において欠陥となる。下限未満の場合
には、結晶粒微細化の効果が小さい。
金属間化合物として析出し、合金材の再結晶を抑制し、
微細な結晶粒を作るとともに、強度を向上させるため
に、単独もしくは複数で添加されることがある。ただ
し、これらの添加元素をその上限値より多く添加する
と、鋳造時に巨大な金属間化合物を晶出し、引き続いて
行われる塑性加工において欠陥となる。下限未満の場合
には、結晶粒微細化の効果が小さい。
上記必須成分の外に、本発明合金にはSi、Fe等の不
純物が含まれる。また、鋳造組織の微細化を行うため、
Ti、B等を添加することがある。この効果はTiでは
0.005%より少ない場合には小さく、一方0.10%より多
く添加すると巨大な金属間化合物を晶出する。Bでは0.
02%より多く添加すると、同様に巨大化合物を晶出す
る。
純物が含まれる。また、鋳造組織の微細化を行うため、
Ti、B等を添加することがある。この効果はTiでは
0.005%より少ない場合には小さく、一方0.10%より多
く添加すると巨大な金属間化合物を晶出する。Bでは0.
02%より多く添加すると、同様に巨大化合物を晶出す
る。
又、製造上の条件の限定理由は下記のとおりである。
均質化処理:鋳造時にデンドライト間に晶出した濃化相
を溶入化させるために、 480℃以上にする必要がある。
しかしながら、550℃を越えると共晶融解しやすくなる
とともに、酸化も激しくなる。この効果は2時間未満で
は不十分であり、また、48時間を越えても効果は向上
せず、工業的でない。
を溶入化させるために、 480℃以上にする必要がある。
しかしながら、550℃を越えると共晶融解しやすくなる
とともに、酸化も激しくなる。この効果は2時間未満で
は不十分であり、また、48時間を越えても効果は向上
せず、工業的でない。
押出温度: 450℃未満では押出時の変形抵抗が大きくホ
ロー押出がむずかしい。また、 550℃を越えると押出材
の表面が荒れ、割れが入りやすくなり、健全な押出材が
得にくい。
ロー押出がむずかしい。また、 550℃を越えると押出材
の表面が荒れ、割れが入りやすくなり、健全な押出材が
得にくい。
[実施例] 実施例1〜4並びに比較例1〜4 第1表に示す合金をAr雰囲気下において溶解、鋳造し
た。鋳塊の均質化処理を同表に示す条件のもとで行った
後、φ6″のビレットに外削した。次に本鋳塊を同表に
示す温度に予熱し、外周部の一辺40mm、肉厚 3.5mmの角
パイプにホロー押出した。これをソルトバス中で 520
℃、40分間の溶体化処理の後、水冷し、ひずみ矯正の
後、 190℃、24時間の時効処理を行ってT 6材とし
た。
た。鋳塊の均質化処理を同表に示す条件のもとで行った
後、φ6″のビレットに外削した。次に本鋳塊を同表に
示す温度に予熱し、外周部の一辺40mm、肉厚 3.5mmの角
パイプにホロー押出した。これをソルトバス中で 520
℃、40分間の溶体化処理の後、水冷し、ひずみ矯正の
後、 190℃、24時間の時効処理を行ってT 6材とし
た。
第2表にホロー溶着性及び押出方向での引張試験結果を
示す。ホロー溶着性は溶着部断面のミクロ組織観察から
判定した。実施例No.1〜4ではホロー溶着性は良好
であり、またT 6材の引張強さσBが45kgf/mm2 程度の
高強度材が得られている。これに対し比較例1ではホロ
ー溶着性は良好であるが、鋳塊均質化が不十分であるば
かりかCu、Mg量が請求範囲の下限値未満のため強度
が低い。比較例2ではMg量が請求範囲の上限を越えて
いるため、ホローの溶着が不十分であり、健全な押出材
でない。引張試験はしなかった。比較例3はLi量が多
いため表面酸化が激しく、また、 550℃を越える温度で
の均質化処理のため鋳塊の一部に共晶融解も認められ、
健全な押出材を得ることができなかった。比較例4は押
出温度が低いため、ホロー溶着性が悪い。
示す。ホロー溶着性は溶着部断面のミクロ組織観察から
判定した。実施例No.1〜4ではホロー溶着性は良好
であり、またT 6材の引張強さσBが45kgf/mm2 程度の
高強度材が得られている。これに対し比較例1ではホロ
ー溶着性は良好であるが、鋳塊均質化が不十分であるば
かりかCu、Mg量が請求範囲の下限値未満のため強度
が低い。比較例2ではMg量が請求範囲の上限を越えて
いるため、ホローの溶着が不十分であり、健全な押出材
でない。引張試験はしなかった。比較例3はLi量が多
いため表面酸化が激しく、また、 550℃を越える温度で
の均質化処理のため鋳塊の一部に共晶融解も認められ、
健全な押出材を得ることができなかった。比較例4は押
出温度が低いため、ホロー溶着性が悪い。
実施例5〜9並びに比較例5〜8 第3表に示す合金の押出材を実施例1と同様の工程で製
作し、評価した。
作し、評価した。
第4表にホロー溶着性及び押出方向での引張試験結果を
示す。実施例5〜9ではホロー溶着性は良好であり、ま
たT 6材の引張強さσBが50kgf/mm2 程度の高強度材が
得られている。しかし比較例5ではMg量が請求範囲の
下限値未満であるため、強度が低下している。
示す。実施例5〜9ではホロー溶着性は良好であり、ま
たT 6材の引張強さσBが50kgf/mm2 程度の高強度材が
得られている。しかし比較例5ではMg量が請求範囲の
下限値未満であるため、強度が低下している。
比較例6ではLi量、比較例7ではCr量及びZr量が
それぞれ請求範囲の上限を越えたため健全な押出材が得
られなかった、比較例8では押出温度が低すぎたため、
変形抵抗が大きく、溶着部の健全なホロー押出材を得る
ことができなかった。
それぞれ請求範囲の上限を越えたため健全な押出材が得
られなかった、比較例8では押出温度が低すぎたため、
変形抵抗が大きく、溶着部の健全なホロー押出材を得る
ことができなかった。
第5表には既存の JIS H 4100 7NO1合金(Al-4.5%Zn-
1.5%Mg-0.5%Mn)と実施例5〜9の中で最高強度の得
られた実施例7の合金について、比重、弾性係数を比較
したものである。本発明合金では比弾性係数が2割近く
増加しており、例えば二輪車等のフレーム材の薄肉化に
有効と思われる。
1.5%Mg-0.5%Mn)と実施例5〜9の中で最高強度の得
られた実施例7の合金について、比重、弾性係数を比較
したものである。本発明合金では比弾性係数が2割近く
増加しており、例えば二輪車等のフレーム材の薄肉化に
有効と思われる。
[発明の効果] 本発明によれば、ホロー押出性にすぐれた高強度の形材
の製造が可能であり、例えば2輪車のフレーム等の製造
に最適である。又、Liの添加により比重が低下し、弾
性係数が増加するため、高比弾性係数の材料を得ること
が可能となる。したがって製品を薄肉化できる。
の製造が可能であり、例えば2輪車のフレーム等の製造
に最適である。又、Liの添加により比重が低下し、弾
性係数が増加するため、高比弾性係数の材料を得ること
が可能となる。したがって製品を薄肉化できる。
Claims (2)
- 【請求項1】Li: 1.5〜4.0 %、Cu: 0.2〜3.0
%、Mg: 0.2〜2.0 %を必須成分として含み、残りア
ルミニウムと不純物よりなる合金を鋳造した後、 480〜
550 ℃で2〜48時間均質化処理し、ついで 450〜550
℃でホロー押出することを特徴とするホロー押出性にす
ぐれた押出材の製造法。 - 【請求項2】Li: 1.5〜4.0 %、Cu: 0.2〜3.0
%、Mg: 0.2〜2.0 %を必須成分として含み、さらに
Zr: 0.05〜0.30%、Cr: 0.05〜0.30%、Mn:
0.05〜1.0 %、V: 0.05〜0.30%のうちの1種以上を
含み、残りアルミニウムと不純物よりなる合金を鋳造し
た後、 480〜550 ℃で2〜48時間均質化処理し、つい
で 450〜550 ℃でホロー押出することを特徴とするホロ
ー押出性にすぐれた押出材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14788A JPH0621328B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14788A JPH0621328B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01177341A JPH01177341A (ja) | 1989-07-13 |
| JPH0621328B2 true JPH0621328B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=11465920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14788A Expired - Lifetime JPH0621328B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | ホロー押出性にすぐれた押出材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621328B2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-05 JP JP14788A patent/JPH0621328B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01177341A (ja) | 1989-07-13 |
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