JPH0621496B2 - 段ぶき用屋根板材とその製造方法 - Google Patents

段ぶき用屋根板材とその製造方法

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JPH0621496B2
JPH0621496B2 JP63134113A JP13411388A JPH0621496B2 JP H0621496 B2 JPH0621496 B2 JP H0621496B2 JP 63134113 A JP63134113 A JP 63134113A JP 13411388 A JP13411388 A JP 13411388A JP H0621496 B2 JPH0621496 B2 JP H0621496B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湾曲面を有する段ぶき用屋根板材とそれに関連
する製造技術に関する。
(従来の技術) 従来の段ぶき用屋根板材において横手方向に湾曲した曲
面を成形する場合、第18図に示すように下馳54、上
馳56部分にはさみで切れ目を入れて少しずつ曲げてい
って曲面を形成する方法か、あるいはプレス型を製作し
てプレス加工により曲面を形成する方法がとられてい
た。
(発明が解決しようとする課題) 従来の屋根板材の馳部分に切れ目を入れて折曲げる方法
では、いちいち切れ目を入れる手間がかかるとともに、
馳に切れ目が入ったところから少しずつ曲げていって曲
面を出すので滑らかな曲面が生じ難く、強度的にも弱い
という欠点があった。
また、屋根を茸く際にも馳の掛合部分に入念なコーキン
グを必要とするものであった。
また、プレス型によって製作する場合は、必要な曲面ご
とに型を用意しなければならずコストがかかる欠点があ
った。
そこで、本発明は上記課題を解決するために、強度的に
強く、任意の滑らか曲面を有する段ぶき用屋根板材とこ
の屋根板材を製造する方法とを提供することを技術的課
題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る段ぶき用屋根板材は屋根に組付けられたと
きに横手方向に湾曲した屋根表面を形成する、湾曲面を
有する湾曲面を有する本体部と、前記本体部の上端縁に
沿って表面側に折曲げられかつ本体部より肉厚が薄く引
延ばされて形成された下馳部と、前記本体部の下端縁に
沿って裏面側に折曲げられかつ凹凸状の絞り形状を有す
る上馳部とを備えたものである。
また、本発明に係る段ぶき用屋根板材の製造方法は、一
枚の板状部材の本体部上端縁となる線よりも外方に位置
する縁部に所定の深さの凹凸を形成して絞る絞り工程
と、前記絞り工程で成形された凹凸をほぼ平らに成形し
て絞り部を延展させる工程と、前記本体部上端縁となる
線よりも外方に位置する縁部を表面側に折曲げる工程と
を有する。
あるいはまた本発明に係る段ぶき用屋根板材の製造方法
は、一枚の板状部材の本体部下端縁となる線よりも外方
に位置する縁部に所定の深さの凹凸を成形して絞る第1
の絞り工程と、前記本体部下端縁となる線よりも外方に
位置する縁部を裏面側に折り曲げる第1の曲げ工程と、
前記第1の曲げ工程で曲げられた部分に中間よりも外方
の部分を上方に折り曲げる第2の曲げ工程と、前記第1
の曲げ工程と第2の曲げ工程における折り線間の凹凸を
反転させる第2の絞り工程を有する。
(作用及び効果) 本発明に係る段ぶき用屋根板材によると、下馳部が滑ら
かに引延ばされ、上馳部が絞りにより縮められているの
で、屋根板材の本体は滑らかな曲面を形成することがで
きる。このように形成された屋根板材は馳部に切込みが
入っていないので強度的に強く形成することができる。
また、馳部に切込みがないことから雨仕舞が良好であ
り、コーキングを省略できる。
また、本発明に係る屋根板材製造方法によると、屋根板
材の上端縁に沿って、一旦凹凸状に絞り加工することに
より材料を引張って肉厚を薄くし、その後凹凸状を平ら
に加工することで、最終的に下馳部は本体上端縁より横
手方向に長く形成される。しかもこの部分は表面側へ折
曲げられているので本体部の表面側が脹れた湾曲面を本
体部に形成する。また、凹凸状の絞り加工と平らにする
加工の2段階の加工により小さな力で大きな圧延力と同
じ効果を得ることができる。さらに、凹凸状の絞りの深
さ及び平らにする程度により本体部において任意の曲率
の湾曲面を得ることができる。
また、本発明に係る屋根板材の製造方法によると、屋根
板材の下端縁に沿って凹凸状に絞り加工するので、加工
部分は本体部下端縁より横手方向に短く形成され、同時
にこの部分は裏面側へ折り曲っているので、本体部の表
面側が脹れた湾曲面を本体部に形成する。
また、絞り加工部の中間をさらに裏面側に折り曲げ、か
つその折曲げ線を境にして凹凸状の絞りを逆に形成する
ことにより、強度的に強く形成することができる。また
凹凸の絞り加工の深さにより任意の曲率の湾曲面を本体
部に生ずることができる。
(実施例) 次に、本発明の段ぶき用屋根板材の実施例を図面に従っ
て説明する。
第1図ないし第3図において、段ぶき用屋根板材2は例
えば亜鉛びき鉄板製であり、屋根板状の本体部4と下馳
部6と上馳部8とから構成されている。
本体部4は屋根に組付けられたとき横手方向に湾曲した
屋根表面を形成する湾曲を有し、表面側に湾曲(以下内
ぞりという)している。また下馳部6側が短く上馳部8
側が長い円弧となる略扇形に形成されている。
下馳部6は本体部4の上端縁に連続して一定の幅で表面
側への折り曲げ形成されている。下馳部6は本体部4の
上端縁よりも横手方向に長く形成されており、これが表
面側に折り曲げられている為、前記本体部4を内ぞりの
形態で保持するように構成されている。
上馳部8は本体4の下端縁に連続して一定の幅で形成さ
れており、裏面側にほぼ直角に折曲げられた段差部10
とさらに中程を下馳部6側へ折曲げて形成される掛合部
12とから構成される。
また、横手方向に絞られるように細かい波形が形成され
ている。この波形は段差部10と掛合部12とでは波の
凹凸が逆に形成されている。また、上馳部8の絞りによ
って、本体部は内ぞりの形態で保持されている。
上馳部8は掛合部12により屋根に組付けられたときに
他に段ぶき用屋根板の下馳部と、下馳部6もさらに他の
段ぶき用屋根板の上馳部とそれぞれ掛合するように形成
されている。
従って、本実施例の段ぶき用屋根板材2によると、屋根
板に組付けられる場合、上端部及び下端の馳部6,8を
他の屋根板材の馳部に掛合させ、また釣子(図示せず)
により屋根の下地材である野地板等に固定される。この
場合において屋根板材2の本体部4は横手方向の湾曲し
た屋根表面を形成する。この湾曲面は下馳部6と上馳部
8とにより、その湾曲が保持されているので強度的に強
く変形し難いものとなっている。また、上馳部8の段差
部10は波形の絞り加工によって強度的に強く、潰され
難い。また、係合部12と波形の凹凸が逆になっている
ので境目に亀裂が生じ難く、また段差部10と係合部1
2の角度を一定に強固に保持している。
第4図ないし第6図に示される段ぶき用屋根板材2の実
施例では、上馳部8の凹凸の絞り加工した一部を平らに
延展した部分13とすることにより表面側を凹ませ湾曲
状(以下外ぞりという)とした部分を一部に含むものと
して形成されている。また下馳部6の外ぞりに対応する
部分15は凹凸に絞り加工した状態で形成されている。
他は第1図ないし第3図の実施例と同様に形成されてい
る。この実施例の屋根板材2のように本体部4全体が内
ぞりの湾曲面を形成していないで、一部に外ぞりの湾曲
面を含むものでよい。
第7図ないし第12図は屋根板材2の下馳部6の製造方
法の実施例を示し、凹凸の絞り加工工程と、凹凸を平ら
にする工程と鋭角となるように曲げる工程とからなって
いる。
なお、絞り加工工程の図示しない前工程として、屋根板
材として切断された材料に加工の基準線として本体部4
上端線となるところをリブ溝17をつける加工が行われ
ている。
第7図は、凹凸の絞り加工工程の例を示し、加圧ロール
として二つの歯車14,16の間を屋根板材2の下馳と
なる部分18を通過させて絞り加工による凹凸部を形成
する。二つの歯車14,16は図示しない電動モータに
より変速装置を介して、屋根板材2を通過させる方向に
それぞれ同じ回転数で回転するように形成されている。
下方の歯車16は回転軸と直交する方向に固定され、上
方の歯車14は回転軸に対し直交する方向に接近離間可
能に構成されている。この二つの歯車14,16の間隔
を調整することにより絞り加工の凹凸の深さが調節され
る。また、この二つの歯車14,16の回転軸は載置台
19に対して鈍角となる位置に構成され、屋根板材2の
表側21を上にして下馳となる部分18が絞り加工され
たときに、その他の部分(本体部4)は外ぞり状態とな
るように構成されている(第8図参照)。また、同時に
リブ溝17を境界として鈍角となるように曲げられてい
る(第8図参照)。また、歯車14,16は屋根板材2
の先端に向うほど深くなるテーパ20が形成され、リブ
溝17によって区分される本体部4との境界に無理な負
担が生じないように構成されている。
第9図は凹凸を平らにする工程の例を示し、上下二つの
加圧ロール24,26の間を通過させることによって凹
凸の絞りを平らに形成する。上下の加圧ロール24,2
6は同様に図示しない電動モータにより変速装置を介し
て、屋根板材2を通過させる方向にそれぞれ同じ回転数
で回転するように構成されている。下の加圧ロール26
は先端に向って細くなる斜めの加圧面28と、回転軸と
平行な加圧面30とを有している。上の加圧ロール24
は先端に向って太くなる斜め加圧面32と回転軸と平行
な加圧面34とを有しており、上下に移動可能に構成さ
れている。この二つの加圧ロール24,26の間隔を調
節することにより、平らとする加工の程度が調節され
る。
本実施例の凹凸を平らにする工程では、斜めの加圧面2
8,32が使用される。この工程によって下馳となる部
分18は平らにされるが、一旦凹凸の絞り加工によって
下馳となる部分18は引張られ、肉厚も薄くなってい
る。そのため下馳となる部分18は、本体部4より横手
方向に長くなり、本体部4が表側21を上にした内ぞり
状態となるように構成されている(第10図参照)。
第11図は下馳となる部分18を本体部4に対し鋭角に
曲げる工程の例を示し、鋭角面42を有する上の加圧ロ
ール36と二段の円錐面をもつ下の加圧ロール38と円
柱形の押えロール40との間を屋根板材2を図のように
通過させて鋭角に曲げ形成する。上下の加圧ロール3
6,38は同様に図示しない電動モータにより変速装置
を介して、屋根材を通過させる方向にそれぞれ同じ回転
数で回転するように形成されている。押えロール40は
上の加圧ロール36の鋭角面に沿って回転自在に形成さ
れている。この工程によって下馳部6が完成する(第1
2図参照)。この下馳部6は他の屋根板材の上馳部に係
合可能となる。
第13図ないし第17図は、屋根板材2の上馳部8の製
造方法の実施例を示し、凹凸の絞り加工工程を二段階に
わけて行なう工程によりなっている。
第13図は第7図と同じ装置による第1段階の凹凸の絞
り加工工程の例を示し、本体部4の下端縁に沿った上馳
となる部分44を鈍角に曲げながら絞り加工している。
この場合、屋根板材2の裏側45を上にして加工し、本
体部4表側21が湾曲に脹れた内ぞりの状態となるよう
に形成されている(第14図参照)。その他は第7図の
下馳の加工と同じである。
第15図は、第2段階の凹凸の絞り加工工程の例を示
し、この上下の加圧ロールとしての歯車46,48間に
上馳となる部分44を挿入し、本体部4を円柱形の押え
ロール50で保持しつつ通過させて、凹凸の絞り加工を
形成している。
上下の二つの歯車46,48は図示しない電動モータに
より変速装置を介して屋根板材2を通過させる方向に同
じ回転数で回転している。
上の歯車46は上下に移動可能に形成され、下の歯車4
8は固定されて形成されている。この上の歯車46の上
下動により、絞り加工の凹凸の深さが調整可能に構成さ
れている。下の歯車48には連続してテーパ52が設け
られ、上馳となる部分44をさらに途中から内側へ折り
曲げ境界線Aを形成するように構成されている。
また、押えロール50は、上下の歯車46,48の先端
側に屋根板材2が通過可能な間隔で設けられている。押
えロール50は垂直の回転軸のまわりにボールベアリン
グ51によって滑らかに回転するように形成されてい
る。
この工程によって、第1段階で加工した上馳となる部分
44の途中をさらに内側へ折り曲げた境界線Aと、上馳
となる部分44と本体部4との境界線Bとの間の部分が
再度凹凸に絞り加工されている。この歯車46,48は
第1段階の絞り加工を行う歯車14,16と同ピッチで
歯先が形成されている。この歯車46,48の間に上馳
となる部分44を進入させる際に、第1段階の絞り加工
により凹部となった部分には歯車の谷部を合致させ、凸
部となった部分には歯車の山部を合致させて凹凸の絞り
加工が行われる。この第二段階工程によって第一段階の
絞り加工の凹凸と逆の凹凸が第二段階の絞り加工によっ
て形成される(第16図参照)。
次に、先端側の折り曲げ部分をさらにハンマー等により
90゜折り曲げ、上馳部8を形成する(第17図参
照)。
従って、上記の下馳部6の製造方法によれば凹凸の絞り
加工の深さを深くする程、下馳部6の肉厚は薄くなり、
これを平らに加工する程屋根板材2が内ぞりとなる曲率
半径を小さくできる。また、上記の上馳部8の製造方法
によれば、凹凸の絞り加工の深さを深くする程屋根板材
2の内ぞりとなる曲率径を小さくできる。
従って、下馳部6と上馳部8の凹凸の絞り加工の深さ
と、下馳部6の平らとする程度によって、屋根板材2の
曲率を任意に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の段ぶき用屋根板材の実施
例を示し、第1図は同屋根板材の斜視図、第2図は同断
面図、第3図は上方から見た同斜視図である。第4図な
いし第6図は段ぶき用屋根板材の変形例を示し、第4図
は同屋根板材の斜視図、第5図は同断面図、第6図は上
方から見た同斜視図である。第7図ないし第12図は屋
根板材の下馳部の製造方法の実施例を示し、第7図は、
凹凸の絞り加工装置を示す図、第8図は同装置により加
工された屋根板材を示す図、第9図は平らに加工する装
置を示す図、第10図は同装置により加工された屋根板
材を示す図、第11図は鋭角曲げ装置を示す図、第12
図は同装置により加工された屋根板材を示す図である。
第13図ないし第17図は屋根板材の上馳部の製造方法
の実施例を示し、第13図は第1段階の凹凸の絞り加工
装置を示す図、第14図は同装置により加工された屋根
板材を示す図、第15図は第2段階の凹凸の絞り加工装
置を示す図、第16図は同装置により加工された屋根板
材を示す図、第17図は上馳部の完成図である。第18
図は従来例を示す。 2……屋根板材 4……本体部 6……下馳部 8……上馳部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根に組付けられたときに、横手方向に湾
    曲した屋根表面を形成する湾曲面を有する本体部と、 前記本体部の上端縁に沿って表面側に折曲げられかつ本
    体部より肉厚が薄く引延ばされて形成された下馳部と、 前記本体部の下端縁に沿って裏面側に折曲げられかつ凹
    凸状の絞り形状を有する上馳部と を備えた段ぶき用屋根板材。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の屋根板材を
    製造する方法であって、 一枚の板状部材の、本体部上端縁となる線よりも外方に
    位置する縁部に所定の深さの凹凸を形成して絞る絞り工
    程と、 前記絞り工程で成形された凹凸をほぼ平らに成形して絞
    り部を延展させる工程と、 前記本体部上端縁となる線よりも外方に位置する縁部を
    表面側に折曲げる工程と を有する屋根板材の製造方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の屋根板材を
    製造する方法であって、 一枚の板状部材の本体部下端縁となる線よりも外方に位
    置する縁部に所定の深さの凹凸を成形して絞る第1の絞
    り工程と、 前記本体部下端縁となる線よりも外方に位置する縁部を
    裏面側に折り曲げる第1の曲げ工程と、 前記第1の曲げ工程で曲げられた部分の中間よりも外方
    の部分を上方に折り曲げる第2の曲げ工程と、 前記第1の曲げ工程と第2の曲げ工程における折り線間
    の凹凸を反転させる第2の絞り工程と を有する屋根板材の製造方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項に記載の屋根板材を
    製造する方法であって、 前記第2の曲げ工程と前記第2の絞り工程が同時になさ
    れる屋根板材の製造方法。
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