JPH0621541Y2 - 簡易液体浄化装置 - Google Patents

簡易液体浄化装置

Info

Publication number
JPH0621541Y2
JPH0621541Y2 JP1991099706U JP9970691U JPH0621541Y2 JP H0621541 Y2 JPH0621541 Y2 JP H0621541Y2 JP 1991099706 U JP1991099706 U JP 1991099706U JP 9970691 U JP9970691 U JP 9970691U JP H0621541 Y2 JPH0621541 Y2 JP H0621541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
hollow fiber
container
hydrophobic
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991099706U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0499220U (ja
Inventor
厚 河合
一夫 清水
通生 井上
久雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP1991099706U priority Critical patent/JPH0621541Y2/ja
Publication of JPH0499220U publication Critical patent/JPH0499220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621541Y2 publication Critical patent/JPH0621541Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、医療、生化学、細菌学等の分野
で無菌の液体を簡単に得ることの出来る装置に関するも
のであり、特にコンタクトレンズの洗浄液や保存液の供
給、酵素洗浄剤の溶解水の供給およびそれらの保存等に
有利に用いられ得る簡易液体浄化装置に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来において、医療や保健衛生用の液体、
例えばコンタクトレンズの洗浄液や保存液は、その溶液
形態において所定の容器に封入されて使用者に提供され
たり、或いは使用者が精製水を購入し、これに顆粒或い
は錠剤状の薬剤を溶解して、目的とする溶液を調製した
りして、用いられている場合が多い。そして、そのよう
な場合には、一般に、所定の液体が収容される密閉され
た内部空間と、かかる流体が流出せしめられる浄化液体
出口とを備えた、挟圧可能で、挟圧から開放された時原
形に復帰し得る弾力性材料からなる容器が用いられ、容
器を反復挟圧することによって容器内に収容された液体
の流出と外気の容器内への流入を交互に行わせて必要量
の液体を得ている。
【0003】しかしながら、かくの如き容器に液体が封
入されて提供される前者の場合にあっては、新しい容器
を開封して使用するときは何等問題はないが、そのよう
な容器には、多量の液体が収容されているところから、
開封状態の下に長時間にわたって使用される場合があ
り、そのためそのような開封された容器内で保持される
液体は、該容器の開口部から侵入する細菌によって汚染
され易いといった問題を内在している。また、使用者が
適宜に液体を調整する後者の場合においては、精製水は
無菌ではなく、そのために液体の保存中に細菌が増殖し
て、危険な状態となることがあるといったような問題が
ある。また、かかる精製水に代えて、手近な水道水をそ
のまま洗浄に用いる場合があるが、この場合には、上記
した細菌汚染の問題の他、鉄、マンガン等のコロイドや
微粒子によるコンタクトレンズの汚染、傷の発生等も問
題となる。
【0004】このため、特開昭59−150514号公
報には、コンタクトレンズ洗浄用の液体等を得るための
装置として、容器の開口部に装着されて流出液体および
流入空気を濾過する手持ち型液体濾過分配装置が提案さ
れているが、かかる装置においては、平膜状の親水性濾
過媒体が配設される液体流出口とは別に、外気流入口を
独立して形成し、そこに平膜状の疎水性濾過媒体を配設
する必要があるために、構造が複雑で製造が困難である
と共に、大型で取扱いに不便であるという問題を有して
いた。けだし、疎水性濾過媒体を液体流出路上に配設す
ると、液体流出時に親水性濾過媒体を通じて液体流出路
上に流出された液体が疎水性濾過媒体の外側表面にも付
着することとなり、かかる液体は容器内が減圧されても
疎水性濾過媒体を容易に通過し得ないために、疎水性濾
過媒体を通じての外気の流入が為されなくなってしま
い、挟圧解除しても容器が原形に復帰しなくなってしま
うからである。
【0005】なお、かかる手持ち型液体濾過分配装置に
おいて、親水性濾過媒体および疎水性濾過媒体における
濾過面積を有利に確保するために、親水性および疎水性
の濾過媒体として中空糸状のものを用いて各中空糸の外
面を容器内に面させる一方、内面を液体出口に連通する
空間に面させることも考えられるが、その場合でも同様
に、疎水性の中空糸の内部に液体が満たされてしまうと
容器内が減圧されても疎水性の中空糸を通じての外気の
流入が為されなくなってしまうことから、液体流出口と
は別に独立して外気流入口を形成して、そこに疎水性濾
過媒体を配設する必要があり、構造の複雑化や大型化は
避けられなかったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本考案は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、反復挟圧することによ
って液体の流出と外気の流入を交互に行わせて必要量の
液体を得るようにした容器において、液体流出流路と外
気流入流路とを別形成する必要がなく、単一の流路を通
じて液体流出と外気流入が為され得、且つ流出液体と流
入外気のいずれもが濾過媒体によって有利に除菌され得
る、構造簡単で製造容易な簡易液体浄化装置を提供する
ことを、その解決課題とするものである。
【0007】
【解決手段】そして、本考案は、かかる課題解決のため
に、所定の液体が収容される密閉された内部空間と、か
かる液体が流出せしめられる浄化液体出口とを備えた、
挟圧可能で、挟圧から開放された時原形に復し得る弾力
性材料からなる容器と、該容器内に収納された細菌の除
去可能な多孔質中空糸束とを有し、該多孔質中空糸束
は、それを構成する中空糸の一部または全部が一本の中
親水性部分と疎水性部分を共有する中空糸からなり、
中空糸の内面が前記浄化液体出口と連通する空間に面
されて、前記容器の原形復帰に伴う容器内負圧によって
該中空糸内に残留する液体が容器内に逆流除去されるよ
うにした簡易液体浄化装置を、その要旨とするものであ
る。
【0008】
【具体的構成・実施例】以下、本考案の構成を更に具体
的に明らかにするために、本考案に従う実施例を、図面
を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0009】先ず、図1において、10はポット状の容
器本体であり、その上部には所定大きさの開口部12が
設けられ、この開口部12を通じて所定の水性液体14
が容器本体10内に収容せしめられるようになってい
る。そして、この容器本体10は、手指等により挟圧可
能で、且つそのような挟圧から開放されたときに容易に
原形に復し得る弾性部材から構成され、一般に、適当な
樹脂材料、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
カーボネート、ポリ塩化ビニル等の弾性を有する各種の
高分子材料を用いて形成されたものである。なお、かか
る容器本体10の形状としては、用途に応じて任意に決
定されることとなるが、一般に、ポット状乃至は瓶状等
の下部が有底筒形状を為す構造のものが用いられる。
【0010】そして、かかる容器本体10の上部開口部
12を形成する円筒状の取付部16には、樹脂成形品で
あるキャップ18が、螺合、嵌合等の構造において取り
付けられ、かかる開口部12を閉塞している。より具体
的には、図2に示されているように、キャップ18は、
その中央部において外方に突出する先細円筒状の液体流
出部20を有し、そしてこの液体流出部20の先端に、
所定大きさの、好ましくは内径が3mm以下とされた流
出口22が設けられている一方、キャップ18内側に一
体的に形成されたリング状の液漏れ防止片24の存在に
よって、かかるキャップ18が容器本体10の取付部1
6に装着されたときに、かかる取付部16を液密に保持
し得るようになっている。
【0011】また、かかるキャップ18の内側には、前
記液漏れ防止片24の内周部に嵌合された状態におい
て、中空糸モジュール26が取り付けられて、キャップ
18と一体的に構成されている。この中空糸モジュール
26は、多数本の中空糸28をループ状(U字状)に束
ね、端部をポリウレタン樹脂等の適当な接着剤により接
着、固定せしめて、中空糸保持部30としたものであ
り、そしてこの保持部30において、キャップ18の液
漏れ防止片24に嵌着せしめられて、固定或いは脱着可
能に取り付けられているのである。なお、図3に示され
ているように、各中空糸28の両端部は、キャップ18
内部の液体通路32に対して開口せしめられた中空糸開
口部34とされていると共に、かかる保持部30によっ
て、各中空糸の中空糸開口部34と液漏れ防止片24と
の間が液体密及び気密に保持されるようになっている。
【0012】ところで、かかる中空糸モジュール26を
構成する多数本の多孔質中空糸28は、それぞれ、図4
に示されている如く、疎水性部分36と親水性部分38
とが共存する中空糸によって構成されている。そして、
このような中空糸28は、その親水性部分38におい
て、容器本体10内に収容される水性液体14は通過さ
せるが、細菌は通過させ得ない孔径を有するもの、換言
すれば細菌の除去可能な膜孔径を有するものであり、且
つ濾過抵抗の小さなものである必要がある。この細菌の
除去可能な膜孔径としては、シュードモナス・デミニュ
ータATCC19146を阻止し得る程度のものが望ま
しく、通常0.2〜0.3μmの標準粒子を阻止せしめ
るものが適当である。
【0013】また、空気中の細菌は微粒子と結合した状
態で存在するために、水性液体中に存在する細菌よりも
大きく、通常、その径は最小でも0.45μm程度であ
るところから、多孔質中空糸28の疎水性部分36にも
上記の如き孔径を有する孔(pore)を存在せしめれば、
かかる中空糸における疎水性部分36においても、外部
から容器内への細菌の侵入が良好に阻止され得ることと
なるのである。
【0014】なお、このような疎水性部分36と親水性
部分38とが共存する多孔質中空糸28の製造方法とし
ては、公知の手法が適宜に採用され得るものであるが、
本考案においては、下記の如き手法が好適に採用される
こととなる。
【0015】すなわち、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリテトラフルオロエチレンなどの疎水性重合体か
ら得られた疎水性多孔質中空糸を部分的に親水性化する
手法であって、その具体的な一例としては、図8に示さ
れているような装置を用いて行なわれるものであり、プ
ロピレングリコールモノステアレート等のような、水に
難溶性の界面活性剤50を加熱溶融せしめ、その溶融物
50をローラ52を介して疎水性中空糸としてのポリオ
レフィン多孔質中空糸に付着させる際、かかるローラ5
2に切欠き部54を設けて、中空糸56のローラ52に
対する接触を不均一にして、界面活性剤を不均一に付着
せしめることによって、目的とする疎水性部分36と親
水性部分38とが共存する多孔質中空糸28を得るよう
にしたものである。
【0016】また、上記の如きポリオレフィン多孔質中
空糸を得るに際しても、公知の手法が適宜に採用され得
るものであるが、特に延伸法により多孔質化されたもの
にあっては、スリット状の細孔を有しており、細菌の阻
止と高い通水性が両立可能であるために、本考案におい
ては好ましく利用される。
【0017】尤も、その他、上記とは逆に、ポリビニル
アルコール、ポリスルホン、セルロースアセテート、ポ
リアミド等によって形成された親水性多孔質中空糸に対
して、不均一な疎水化処理を施すことによって、目的と
する疎水性部分36と親水性部分38とが共存する多孔
質中空糸28を得ることも可能であり、更には、そのよ
うな共存型中空糸28において、図4に示されている如
き疎水性部分36と親水性部分38とが糸長方向に交互
に位置するように形成される必要はなく、一本の中空糸
28において、そのような疎水性部分と親水性部分とが
共存せしめられている限りにおいて、疎水性部分36と
親水性部分38とが糸長方向に並置するように設けられ
る等、各種の共存形態を取り得ることは言うまでもない
ところである。
【0018】また、かかる中空糸28の寸法について
は、特に限定されるものではないが、通常、内径50〜
2000μm、膜厚10〜200μmの範囲内で選択さ
れることとなる。
【0019】一方、かかる中空糸モジュール26を構成
する中空糸28の全部が、前述の如き疎水性部分36と
親水性部分38とが共存する中空糸とされる必要はな
く、その一部が、そのような共存型の中空糸28とされ
ておればよい。尤も、かかる中空糸モジュール26の一
部がそのような共存型の中空糸28によって構成されて
いる場合にあっては、その他の中空糸はすべて親水性の
中空糸によって構成されることが望ましい。けだし、そ
の全面において疎水性とされた中空糸にあっては、該中
空糸の内部に水性液体が満たされてしまうと、容器本体
10内が減圧されても、中空糸内の水性液体は該中空糸
の壁部を容易に通過し得ないために、該疎水性中空糸に
よる外部からの空気の流入が困難となってしまう恐れが
あるからである。
【0020】さらに、かかる中空糸モジュール26は、
中空糸28をループ状に束ね、両端部を中空糸開口部3
4として液体通路32に開口せしめた構造とされている
が、これに代えて、中空糸の一端を封止し、他端を接着
剤にて接着して保持部と為し、液体通路32に開口せし
めた構造とすることも可能である。また、中空糸モジュ
ール26のキャップ18に対する取付構造にあっても、
上例の如き嵌合構造の他にも、螺着構造などが採用され
得、更には接着剤を用いて接着するようにしても何等差
支えない。
【0021】更にまた、図5に示されているように、有
孔のカバー若しくはスカート40を設けて、中空糸モジ
ュール26を取り囲むようにすれば、容器本体10に対
するキャップ18の着脱時における中空糸28の損傷を
防止することができ、本考案においては有利な手段であ
る。なお、容器本体10内の所定の水性液体14は、そ
のようなカバー乃至はスカート40の孔42等を通っ
て、中空糸28に接触せしめられる。
【0022】また、図6に示されているように、キャッ
プ18が取り付けられる開口部12とは別に、水性液体
14の供給口として薬液注入口44を設け、該薬液注入
口44が注入口キャップ46にて密封され得る構造とす
ることも可能であり、このような簡易液体浄化装置にあ
っては、キャップ18が容器本体10と一体成形され得
て、その製造が容易に為され得ると共に、容器内への溶
液の供給に際して中空糸モジュール26を一々取り外す
必要がないために、かかる装置の耐久性が向上せしめら
れ得ることとなる。
【0023】ところで、以上説明してきたような中空糸
モジュール26を備えた容器にあっては、それを傾斜さ
せ、或いは転倒せしめた状態において、その容器本体1
0の胴部を手指等にて挟圧せしめれば、容器本体10内
に収容された所定の水性液体14は、容器本体10内の
圧力の上昇によって、中空糸モジュール26を構成する
共存型の中空糸28における親水性部分38(および親
水性多孔質中空糸)の中空糸壁の孔部を通過せしめら
れ、そしてその端部の中空糸開口部34から液体通路3
2に導かれて、そしてキャップ18の流出口22から外
部に流出(放出)せしめられるようになるのである。そ
して、その際、中空糸28の親水性壁部の膜孔は水性液
体14中の細菌が除去可能なものであるところから、万
一容器本体10内の水性液体14内に細菌が存在してい
ても、効果的に分離せしめられて、キャップ18の流出
口22から放出される水性液体には細菌が含まれておら
ず、それ故清浄な液体として供給され得るのである。
【0024】また、容器本体10内の水性液体14をキ
ャップ18の流出口22から放出せしめた後、該容器本
体10の胴部への挟圧作用を解除すると、容器本体10
の原形への復元作用にて容器内は減圧となり、また容器
(本体10)は変形した状態にあるが、そのような変形
は、流出口22および液体通路32を通じて、中空糸モ
ジュール26を構成する共存型の中空糸28における疎
水性部分36の中空糸壁の孔部を通って導かれる空気が
容器本体10内に流入せしめられ、これによって容器内
を大気圧に戻し、容器(本体10)を原形に復帰せしめ
るのである。なお、その際、かかる中空糸28の疎水性
壁部の膜孔が空気中の細菌の除去可能なものとされてお
れば、容器本体10内に供給せしめられる空気中には細
菌が含まれることなく、清浄な空気として供給され得る
のである。
【0025】そして、このように、容器本体10の挟圧
後において、空気を流入させて容器本体10を原形に復
帰せしめることによって、清浄な液体を容易に且つ手軽
に供給し得ることとなるのである。けだし、容器本体1
0が変形した状態のままにおいて、更に浄化液体を供給
すべく、該容器本体10を手指などにより挟圧せしめて
液体を容器外に流出させようとするには、多くの労力を
要し、実用的ではないからである。
【0026】また、本考案に係る簡易液体浄化装置は、
図7に示されている如き構造として形成することも可能
である。
【0027】すなわち、かかる簡易液体浄化装置にあっ
ては、キャップ18を貫通して、細長な液体流出部20
と導液部47とが一体となった導通パイプ48が気密に
取付られており、そのキャップ18の取り付け部分に位
置する内部通路を仕切るように中空糸モジュール26が
設けられており、該導通パイプ48の液体流出部22側
の液体通路32に対して、導液部47側が、該中空糸モ
ジュール26を介して連通せしめられている一方、該導
液部47の下端部が、容器本体10の内部底面付近にお
いて、所定の水性液体14中に開口せしめられている。
【0028】このような構造を有する簡易液体浄化装置
の使用に際しては、かかる容器本体10を傾斜させたり
或いは転倒させたりする必要はなく、そのままの状態で
容器本体10の胴部を手指等にて挟圧せしめれば、容器
本体10内に収容された所定の水性液体14は、容器本
体10内の圧力の上昇によって、導通パイプ48内を上
昇せしめられ、中空糸モジュール26を経て流出口22
より放出せしめられることとなるのであり、その使用性
が一層向上せしめられ得るのである。
【0029】以上、本考案に従う幾つかの実施例に基づ
いて本考案の構成を種々説明してきたが、本考案が、そ
のような例示の実施例、更にはそれに伴う具体的な説明
のもののみに限定して解釈されるものでは決してなく、
本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、本考案には、
種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであること
は、言うまでもないところである。
【0030】たとえば、キャップ18の流出口22部分
が細菌等によって汚染されるのを防止するために、該キ
ャップ18の流出口22部分を少なくとも覆うカバーキ
ャップを設けることは、本考案の効果を高める上におい
て有効である。
【0031】また、中空糸モジュール26のキャップ1
8内側への取付構造にあっても、上例の如く液漏れ防止
片24を利用してその内側に嵌入せしめる構造の他、別
途に適当な中空糸モジュール保持部材をキャップ18の
内側に設けたり、更には中空糸モジュール28をキャッ
プ18内面に直接に固定するようにすることも可能であ
る。
【0032】以上、本考案に従う幾つかの実施例を示し
たが、このような構造の簡易液体浄化装置においては、
高価な若しくは複雑な構造の装置を必要とすることな
く、安価で簡単な構造により、細菌汚染の障害を完全に
解決した液体を得ることができ、特にコンタクトレンズ
の洗浄或いは保存液の容器として用いることにより、高
価な装置を付加することなしに、従来から問題となって
いた細菌汚染の障害を完全に解決することが可能となる
のである。
【0033】また、かかる簡易液体浄化装置において
は、容器本体10内の水性液体14が通過せしめられる
中空糸28の親水性部分38が、除菌可能な孔径を有し
ているために、手指等で軽く挟圧するだけで、簡単に除
菌された無菌の液体を得ることができる。
【0034】さらに、かかる簡易液体浄化装置において
は、空気が通過せしめられる中空糸28の疎水性部分3
6が、除菌可能な孔径を有するように構成されれば、容
器本体10内の液体14の細菌等による汚染が良好に防
止され得ると共に、かかる液体14の長期保存が可能と
なるといった利点もある。
【0035】また、かかる簡易液体浄化装置において
は、キャップ18に一体的に設けられた中空糸モジュー
ル26を構成する中空糸28の一部若しくは全部が、親
水性部分38と疎水性部分36が共存する中空糸とされ
ているところから、仮に該中空糸28の内部に液体14
が満たされても、かかる液体14は加圧または減圧によ
り親水性部分38において容易に中空糸28の内部から
抜け、疎水性部分36における空気の出入りが可能とな
る。従って、容器本体10に挟圧を加えて所望量の液体
14を外部に流出せしめた後において、かかる疎水性部
分36を通じて外部の空気が流入し、そのために容易に
容器本体10が元の形に復元することが可能であり、連
続的に使用することが可能となるのである。
【0036】更にまた、かかる簡易液体浄化装置におい
ては、液体および空気の濾過媒体として、それらの機能
を一体的に有する中空糸28を用いているところから、
平膜状の濾過媒体に比べて、大きな濾過面積が容易に得
られると共に、空気の流入部を別体に設ける必要がない
ことから、かかる濾過媒体を備えた部材を著しくコンパ
クト化することができ、また容器本体10を押圧する力
についても、比較的大きな力を必要とせず、容易に液体
14の濾過、即ち浄化を行ない得ると共に、かかる容器
本体10の復元も迅速に為され得ることとなる。
【0037】さらに、かかる簡易液体浄化装置において
は、中空糸モジュール26を、キャップ18の液体流出
口20に通じるようにして、容器本体10の内部に設置
することができるので、容器外に濾過用のハウジングを
設ける必要がなく、非常にコンパクトな簡易液体浄化装
置とすることができるという利点もある。
【0038】また、かかる簡易液体浄化装置において
は、中空糸モジュール26を、中空糸28を束ねてその
端を接着剤により接着して製作することができると共
に、かかる中空糸28は液体通路としてだけでなく、空
気通路としても機能するものであるところから、かかる
中空糸モジュール26の構造が非常に簡単であり、目的
とする浄化装置を容易に且つ経済的に製造することがで
きる。
【0039】更にまた、かかる簡易液体浄化装置におい
ては、中空糸モジュール26を、キャップ18の内側に
直接に又は間接的に取り付けることが可能であり、その
ようなものにあっては、キャップ18と共に中空糸モジ
ュール26が容易に取り外し可能であることから、一つ
の容器本体10内の水性液体がなくなれば、所定の水
液体を満たした他の容器本体10の開口部に容易に装着
することができるといった利点がある。
【0040】以上、本考案に従う幾つかの実施例に基づ
いて本考案の構成を種々説明してきたが、本考案が、そ
のような例示の実施例、更にはそれに伴う具体的な説明
のもののみに限定して解釈されるものでは決してなく、
本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、本考案には、
種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであること
は、言うまでもないところである。
【0041】たとえば、キャップ18の流出口22部分
が細菌等によって汚染されるのを防止するために、該キ
ャップ18の流出口22部分を少なくとも覆うカバーキ
ャップを設けることは、本考案の効果を高める上におい
て有効である。
【0042】また、中空糸モジュール26のキャップ1
8内側への取付構造にあっても、上例の如く液漏れ防止
片24を利用してその内側に嵌入せしめる構造の他、別
途に適当な中空糸モジュール保持部材をキャップ18の
内側に設けたり、更には中空糸モジュール28をキャッ
プ18内面に直接に固定するようにすることも可能であ
る。
【0043】
【考案の効果】上述の説明から明らかなように、本考案
に従う構造とされた簡易液体浄化装置においては、一本
の中に親水性部分と疎水性部分が共存する中空糸を、特
別な用途、即ち反復挟圧することによって液体の流出と
外気の流入を交互に行わせて必要量の液体を得るように
した容器における濾過媒体として用いたことにより、容
器本体に対する挟圧除去による原形復帰時に、中空糸内
に流出された液体の親水性部分を通じての逆流作用に基
づいて、中空糸内に残留して疎水性部分の表面に付着し
た液体を除去せしめて疎水性部分を通じて外気を流入さ
せることが可能となったのである。
【0044】そして、それ故、反復挟圧することによっ
て液体の流出と外気の流入を交互に行わせて必要量の液
体を得るようにした容器において、液体流出と外気流入
を単一の流路によって構成し、且つかかる単一の流路上
に流出液体濾過用の親水性部分と流入外気濾過用の疎水
性部分を併せ備えた一つの多孔質中空糸束を配設するこ
とが可能となったのであり、以て、コンパクト且つ構造
簡略で操作性に優れた簡易液体浄化装置が実現され得る
こととなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う簡易液体浄化装置の一例を示す縦
断面説明図である。
【図2】図1に示す簡易液体浄化装置の要部拡大断面図
である。
【図3】図2における III−III 断面説明図である。
【図4】図1〜図3に示される実施例において用いられ
る中空糸を示す拡大説明図である。
【図5】本考案の他の例を示す図2に対応する断面図で
ある。
【図6】本考案の別の実施例を示す図1に対応する断面
図である。
【図7】本考案の更に別の実施例を示す図1に対応する
断面図である。
【図8】本実施例において使用される中空糸の製造に際
して好適に用いられる装置の構造説明図である。
【符号の説明】
10 容器本体 12 開口部 14 水性液体 16 取付部 18 キャップ 20 液体流出部 22 流出口 24 液漏れ防止片 26 中空糸モジュール 28 中空糸 30 保持部 32 液体通路 34 中空糸開口部 36 疎水性部分 38 親水性部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 通生 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社内 (72)考案者 田中 久雄 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−150514(JP,A) 実開 昭58−40202(JP,U) 実開 昭60−49986(JP,U) 実開 昭60−49904(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の液体が収容される密閉された内部
    空間と、かかる液体が流出せしめられる浄化液体出口と
    を備えた、挟圧可能で、挟圧から開放された時原形に復
    し得る弾力性材料からなる容器と、該容器内に収納され
    細菌の除去可能な多孔質中空糸束とを有し、該多孔質
    中空糸束は、それを構成する中空糸の一部または全部が
    一本の中に親水性部分と疎水性部分を共有する中空糸か
    らなり、該中空糸の内面が前記浄化液体出口と連通する
    空間に面されて、前記容器の原形復帰に伴う容器内負圧
    によって該中空糸内に残留する液体が容器内に逆流除去
    されるようにしたことを特徴とする簡易液体浄化装置。
JP1991099706U 1991-11-07 1991-11-07 簡易液体浄化装置 Expired - Lifetime JPH0621541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991099706U JPH0621541Y2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 簡易液体浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991099706U JPH0621541Y2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 簡易液体浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0499220U JPH0499220U (ja) 1992-08-27
JPH0621541Y2 true JPH0621541Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31841820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991099706U Expired - Lifetime JPH0621541Y2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 簡易液体浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621541Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2442113B (en) * 2006-09-25 2009-01-14 Michael Pritchard A water purifying device
CN207614659U (zh) * 2015-04-28 2018-07-17 Nok株式会社 中空纤维膜组件

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840202U (ja) * 1981-09-07 1983-03-16 三菱レイヨン株式会社 精密「ろ」
DE3346692A1 (de) * 1983-01-07 1984-07-19 Gelman Sciences, Inc., Ann Arbor, Mich. Von hand gehaltene filter- und abgabevorrichtung fuer fluessigkeiten
JPS6049904U (ja) * 1983-09-16 1985-04-08 三菱レイヨン株式会社 中空糸膜モジュ−ル
JPS6049986U (ja) * 1983-09-16 1985-04-08 三菱レイヨン株式会社 簡易型浄水器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0499220U (ja) 1992-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5681463A (en) Portable liquid purifying device having activated carbon filter and micro-porous membrane filter
US4917271A (en) Liquid dispensing nozzle assembly with filter
US4533068A (en) Sterile solution delivery and venting devices
JP4580524B2 (ja) フィルター付き吐出容器
JP2888902B2 (ja) 簡易液体浄化用アタッチメント
HU214638B (hu) Tartósítószer-mentes steril folyadékadagoló rendszer
JPH0221928A (ja) 簡易液体浄化装置
US20060011654A1 (en) Disinfectant cap for sterile liquid dispenser
JPH02180659A (ja) 液体分与ノズル機構
US20050279768A1 (en) Method and apparatus for dispensing a filtered liquid
HUT72994A (en) Preservative-free sterile fluid dispensing system
JPH06505464A (ja) 液体分与ノズル機構
AU651086B2 (en) Device for storing and dispensing sterile liquids
CN104684815B (zh) 尤其用于包装待逐滴分送的液体的瓶子的液体分送头
US5507417A (en) Device for storing and dispensing sterile liquids
JPS59150514A (ja) 手持ち型液体濾過分配装置
JPH0621541Y2 (ja) 簡易液体浄化装置
JPH046052A (ja) 液体用容器
JPH0238249B2 (ja)
CN211157328U (zh) 一种具有防止空气污染结构的输液瓶
JPH0361461B2 (ja)
JP2507022Y2 (ja) 液体流出装置
JP2781432B2 (ja) ポンプ付き液体容器用フィルタ構造
JPH0215550Y2 (ja)
JPH0213066Y2 (ja)