JPH0361461B2 - - Google Patents

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JPH0361461B2
JPH0361461B2 JP60266580A JP26658085A JPH0361461B2 JP H0361461 B2 JPH0361461 B2 JP H0361461B2 JP 60266580 A JP60266580 A JP 60266580A JP 26658085 A JP26658085 A JP 26658085A JP H0361461 B2 JPH0361461 B2 JP H0361461B2
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JP
Japan
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porous membrane
container body
air
pass
container
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JP60266580A
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JPS62127063A (ja
Inventor
Kazuo Shimizu
Taikichi Yanagihara
Atsushi Kawai
Michio Inoe
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP60266580A priority Critical patent/JPS62127063A/ja
Publication of JPS62127063A publication Critical patent/JPS62127063A/ja
Publication of JPH0361461B2 publication Critical patent/JPH0361461B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、点眼容器に係り、特にその開封状態
においても、容器内への細菌の侵入を完全に防止
し、容器内の点眼薬液を無菌状態に維持し得る点
眼容器に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来における点眼容器は、一般に、所定の点眼
薬液が収容された容器本体に、該容器本体内の点
眼薬液を滴下させるための出液孔が設けられた口
体が取り付けられており、そして該口体の出液孔
を通じて、容器本体内が外部に連通せしめられた
構造とされている。
従つて、かかる容器の開封状態においては、収
容薬液が、該出液孔を通じて直接大気に晒される
構造となるために、かかる点眼容器の開封前にお
いては滅菌状態を維持し得るが、開封後(使用
中)にあつては、大気中の細菌が該出液孔から侵
入することが避けられず、加えて、目及び目の周
囲は特に雑菌が多いところから、点眼時にそこに
容器の口体、更にはその出液口が接触することに
よつて、かかる容器内にそれらの雑菌が容易に侵
入し得ることとなり、そのため従来の容器におい
て収容された薬液を無菌状態に維持することは不
可能であつたのである。
そのために、従来から、点眼薬液に対して多量
の防腐剤を添加したり、また殺菌剤が配合せしめ
られたりすると共に、薬液の収容量を少なくする
ことによつて、上述の如き細菌の繁殖を防止する
ことが行なわれている。
しかしながら、そのような方法においても細菌
の繁殖を完全に防止することはできず、また、か
かる防腐剤や殺菌剤は目に対して刺激などの悪影
響を与えるものであると共に、特にソフトコンタ
クトレンズ装用者にあつては、ソフトコンタクト
レンズ自体が防腐剤などを吸着するために、その
使用が困難であるといつた問題を内在しているの
である。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景に
して為されたものであつて、高価な若しくは複雑
な構造の採用を必要とすることなく、その開封状
態においても、容器内への細菌の侵入を防止し、
容器内の点眼薬液を無菌状態に維持し得る点眼容
器を提供するものである。
すなわち、本発明に係る点眼容器の特徴とする
ところは、(a)所定の点眼薬液が収容される、挟圧
可能で、その挟圧から開放されたときに原形に復
し得るような弾性材料から構成された容器本体
と、(b)該容器本体の開口部に取り付けられた、該
容器本体内の点眼薬液を滴下させるための出液孔
を有する口体と、(c)該口体の内側に設けられた、
前記容器本体内の点眼薬液は通過させるが空気中
の細菌及び空気は通過させ得ない平膜状若しくは
中空糸状の親水性多孔質膜手段を備えた多孔質膜
モジユールと、(d)該多孔質膜モジユールとは、別
個に若しくは該多孔質膜モジユールに一体的に設
けられた、空気は通過させるが空気中の細菌及び
前記容器本体内の点眼薬液は通過させ得ない平膜
状若しくは中空糸状の疎水性多孔質膜手段とを有
し、前記容器本体の挟圧により、該多孔質膜モジ
ユールを通じて該容器本体内の点眼薬液が前記口
体の出液孔より滴下せしめられるようにしたこと
にある。
(効果) すなわち、本発明に従う点眼容器においては、
その容器内部は多孔質膜モジユールを介して外気
に接するようになつており、そして該多孔質膜モ
ジユールは容器内の点眼薬液は通過させるが細菌
の通過は阻止し得る孔径を有するものであるため
に、外部の細菌が容器内に侵入することが完全に
防止され得るのであり、従つて一旦無菌状態とさ
れた薬液にあつては、開封状態においてもその無
菌状態が良好に維持され得ることとなる。
従つて、本発明に従う点眼容器を使用すれば、
従来の如く薬液に防腐剤や殺菌剤を添加せしめる
必要がないところから、ソフトコンタクトレンズ
装用者においても良好に使用され得て、その効能
が極めて優れた点眼薬液が容易に提供され得ると
共に、かかる点眼薬液を長期間に亘つて極めて安
全に使用できるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、本発明に従う幾つかの実施例を図面に基
づいて詳細に説明することとする。
第1図には、本発明の一例に係る点眼容器10
が示されている。この図において、12は、略矩
形形状を呈する容器本体であり、その上部が、円
筒形状の流出通路部16とされている。そして、
該流出通路部16の上端部は、円筒状の取付部1
8とされており、かかる取付部18の内側におい
て、多孔質膜モジユール20を有する口体22が
取り付けられている一方、カバーキヤツプ24に
よつて口体22が覆われている。
より詳細には、容器本体12は、手指等により
挟圧可能で、且つそのような挟圧から開放された
ときに容易に原形に復し得る弾性材料から構成さ
れ、一般に、適当な樹脂材料、例えばポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル等の弾性を有する各種の
高分子材料を用いて形成されたものである。そし
て、該容器本体12は、第2図に示されているよ
うに、その上端部に開口部14を備えており、そ
の製造時において、該開口部14を通じて、所定
の点眼薬液26が容器本体12内に収容せしめら
れるようになつている。
また、該容器本体12の開口部14を形成する
円筒状の取付部18には、樹脂成形品である口体
22が取り付けられており、かかる開口部14を
閉塞している。より具体的には、第2図に示され
ているように、口体22は、その中央部において
外方に突出し、その内部が出液孔27とされた先
細円筒状の薬液吐出部28を有し、そしてこの薬
液吐出部28の先端に、所定大きさの流出口30
が設けられている一方、口体22の内側に一体的
に形成されたリング状の液漏れ防止片32の存在
によつて、かかる口体22が容器本体12の取付
部18に装着されたときに、かかる取付部18を
液密に保持し得るようになつている。
また、かかる口体22の内側には、前記液漏れ
防止片32の内周部に嵌合された状態において、
多孔質膜モジユール20が取り付けられて、口体
22と一体的に構成されている。この多孔質膜モ
ジユール20は、複数本の中空糸34をループ状
(U字状)に束ね、端部をポリウレタン樹脂等の
適当な接着剤により接着、固定せしめて中空糸保
持部36としたものであり、そしてこの保持部3
6において、口体22の液漏れ防止片32の内周
面に嵌着せしめられて、固定或いは着脱可能に取
り付けられている。また、第2図および第3図か
ら明らかなように、各中空糸34の両端部は、口
体22内部の液体通路38に対して開口せしめら
れた開口部40とされていると共に、かかる保持
部36によつて、各中空糸の開口部40と液漏れ
防止片32との間が液体密及び気体密に保持され
るようになつている。
ところで、かかる多孔質膜モジユール20を構
成する複数本の多孔質中空糸34は、それぞれ、
第4図に示されている如く、疎水性部分42と親
水性部分44とが糸長方向に交互に位置するよう
にして共存する中空糸によつて構成されている。
そして、このような中空糸34は、その親水性部
分44において、容器本体12内に収容される点
眼薬液26は通過させるが、細菌は通過させ得な
い孔径を有するもの、換言すれば細菌の除去可能
な膜孔径を有するものであり、且つ濾過抵抗の小
さなものである必要がある。また、かかる親水性
部分44は、その親水性の故に、その膜孔内に点
眼薬液26が侵入することによつて空気を通過さ
せ得ないものである。この細菌の除去可能な膜孔
径としては、シユードモナス・デミユータ
ATCC19146を阻止し得る程度のものが望ましく、
通常0.2〜0.3μmの標準粒子を阻止せしめるもの
が適当である。一方、その疎水性部分42は、空
気は通過させるが、空気中の細菌は通過させ得な
い膜孔径を有するものである必要があるが、空気
中に存在する細菌は、通常、微粒子と結合した状
態で存在するために、その膜孔径が0.45μm程度
以下のものであれば、細菌の侵入が良好に阻止さ
れ得ることとなる。
更に、かかる疎水性部分42は、その疎水性の
故に、容器本体12内に収容される点眼薬液26
を通過させ得ないものである。
なお、このような疎水性部分42と親水性部分
44とが共存する多孔質中空糸34の製造方法と
しては、公知の手法が適宜に採用され得るもので
あるが、本発明においては、下記の如き手法が好
適に採用されることとなる。
すなわち、ポリオレフイン、ポリエステル、ポ
リテトラフルオロエチレンなどの疎水性重合体か
ら得られた疎水性多孔質中空糸を部分的に親水性
化する手法であつて、その具体的な一例として
は、第10図に示されているような装置を用いて
行なわれるものであり、プロピレングリコールモ
ノステアレート等のような水に難溶性の界面活性
剤82を加熱溶融せしめ、その溶融物82をロー
ラ84を介して疎水性中空糸としてのポリオレフ
イン多孔質中空糸に付着させる際、かかるローラ
84に切欠き部86を設けて、中空糸88のロー
ラ84に対する接触を不均一にして、界面活性剤
を不均一に付着せしめることによつて、目的とす
る疎水性部分42と親水性部分44とが共存する
多孔質中空糸34が得られることとなる。
また、上記の如きポリオレフイン多孔質中空糸
を得るに際しても、公知の手法が適宜に採用され
得るものであるが、特に延伸法によつて多孔質化
されたものにあつてはスリツト状の細孔を有して
おり、細菌の阻止と高い透水性が両立可能である
ために、本発明においては好適に利用されるもの
である。
尤も、その他、上記とは逆に、ポリビニルアル
コール、ポリスルホン、セルロースアセテート、
ポリアミド等によつて形成された親水性多孔質中
空糸に対して、不均一な疎水化処理を施すことに
よつて、目的とする疎水性部分42と親水性部分
44とが共存する多孔質中空糸34を得ることも
可能である。
また、かかる中空糸34の寸法については、特
に限定されるものではないが、通常、内径50〜
2000μm、膜厚10〜200μmの範囲内で選択される
こととなる。
そして、このような多孔質膜モジユール20を
内部に備えた口体22が、その開口部14に嵌着
せしめられた容器本体12に対して、有底円筒形
状のカバーキヤツプ24が、流出通路部16の外
周面において螺着されることによつて、口体22
を覆うように取り付けられている。
ところで、以上説明してきたような実施例にお
ける点眼容器10にあつては、その使用時におい
て、カバーキヤツプ24を取り外した後、傾斜さ
せ或いは転倒せしめた状態において、その容器本
体12の胴部を手指等にて挟圧せしめれば、容器
本体12内に収容された所定の点眼薬液26は、
容器本体12内の圧力の上昇によつて、多孔質膜
モジユール20を構成する共存型の中空糸34に
おける親水性部分44の中空糸壁の孔部を通過せ
しめられ、そしてその端部の開口部40から液体
通路38に導かれて、口体22の出液孔27を経
て流出口30から外部に流出(滴下)せしめられ
るようになるのである。
そして、容器本体12内の点眼薬液26を口体
22の流出口30から滴下せしめた後、該容器本
体12の胴部への挟圧作用を解除すると、容器本
体12の原形への復元使用にて容器内は減圧とな
り、また容器(本体12)は変形した状態にある
が、そのような変形は、次のようにして解消され
ることとなる。即ち、流出口30、出液孔27お
よび流体通路38を通じて導かれた外部の空気
が、多孔質膜モジユール20を構成する共存型の
中空糸34における疎水性部分42の中空糸壁の
孔部を通つて容器本体12内に流入せしめられ、
これによつて容器内を大気圧に戻し、容器(本体
12)を原形に復帰せしめるものである。
なお、その際、かかる中空糸34の疎水性部分
42の壁部の膜孔径が、空気中の細菌の除去可能
なものであるところから、容器本体12内に供給
せしめられる空気中には細菌が含まれておらず、
それ故清浄な空気として供給され得るのである。
更に、中空糸34の親水性部分44にあつても、
細菌を通し得ない膜孔径を有するものであるとこ
ろから、かかる容器本体12内への外部からの細
菌の侵入が完全に防止され得るのである。
従つて、本実施例における点眼容器10におい
ては、その容器内部を、例えばその製造時におい
て一度無菌状態にすれば、長期間に亘つてその無
菌状態が良好に維持され、極めて安全に使用され
得るのであり、従来の如き防腐剤や殺菌剤を添
加、混入する必要もないのである。
また、薬液および空気の濾過媒体として、それ
らの機能を一体的に有する中空糸を用いていると
ころから、大きな濾過面積が容易に得られると共
に、かかる濾過媒体を備えた部材を著しくコンパ
クト化することができ、またその使用時に容器を
押圧する力についても、比較的大きな力を必要と
することなく、容易に使用することができると共
に、かかる容器の復元も迅速に為され得るのであ
る。
さらに、本実施例における多孔質膜モジユール
20は、複数本の中空糸34を束ねて、その端を
接着剤などにより接着することによつて製作され
た構造であると共に、かかる中空糸34は、薬液
通路としてだけでなく、空気通路としても機能す
るものであるところから、かかる多孔質膜モジユ
ール20の構造が非常に簡単であり、目的とする
点眼容器10が容易に且つ経済的に製造され得る
のである。
次に、第5図乃至第7図には、本発明に従う構
造とされた、別の実施例としての点眼容器50が
示されている。
これらの図から明らかなように、本実施例にお
いては、所定の点眼薬液52が収容せしめられる
前記実施例の如き容器本体54の取付部62に対
して、口体56が取り付けられており、更に該口
体56を覆うようにカバーキヤツプ58が設けら
れている。
より詳細には、第6図に示されているように、
容器本体54の開口部60を形成する円筒状の取
付部62において、樹脂成形品である口体56が
取り付けられており、かかる開口部60を閉塞し
ている。該口体56は、その中央部において外方
に突出し、また内部に出液孔63が形成された先
細円筒状の薬液吐出部64を有し、そしてこの薬
液吐出部64の先端に、所定大きさの流出口66
が設けられている一方、その他端部側に位置する
比較的大径とされた円筒状部分において、前記取
付部62の外周面に嵌着せしめられて、かかる取
付部62を液密に保持し得るようになつている。
また、かかる口体56には、多孔質膜モジユー
ルとしての円板状の多孔質平膜68が、取付部6
2に嵌合せしめられる円筒状部分内側において、
取付部62の上端面が当接せしめられる部位にそ
の周辺部が固着されることによつて一体的に取り
付けられており、それによつて、容器内空間が、
容器本体54の開口部60において、口体56内
部の流体通路74、更には外部空間から隔離され
ている。
ところで、該多孔質平膜68は、第6図および
第7図に示されているように、1枚の多孔質平膜
によつて構成されており、その中心部は親水性部
分70とされている一方、周辺部が疎水性部分7
2とされている。そして、このような多孔質平膜
68は、その親水性部分70において、容器本体
54内に収容される点眼薬液52は通過させる
が、細菌は通過させ得ない孔径を有するものであ
り、例えば、前記実施例における中空糸34にお
ける親水性部分44の如き0.2〜0.3μmの標準粒
子を阻止せしめるものが適用される。また、疎水
性部分72としても、同様に、その膜孔径が
0.45μm程度以下のものが好適に使用され得るこ
ととなる。
なお、このような疎水性部分72と親水性部分
70とが共存する多孔質平膜68の製造方法とし
ては、公知の手法が適宜に採用され得るものであ
つて、例えば、前記実施例における中空糸34の
製造方法として挙げた種々なる手法に準じて製造
され得るものである。
そして、このような多孔質平膜68を内側に備
えた口体56がその開口部60に嵌着せしめられ
た容器本体54に対して、有底円筒形状のカバー
キヤツプ58が、容器本体54の上部に位置する
円筒形状の流出部の外周部において螺着されるこ
とによつて、口体56を覆うように取り付けられ
ている。
すなわち、上述した如き本実施例における点眼
容器50にあつても、前記実施例における点眼容
器10と同様に使用され得るものであると共に、
容器内部空間と外部空間とが多孔質平膜68によ
つて隔離せしめられ、かかる多孔質平膜68の親
水性部分70および疎水性部分72によつて、容
器本体12内への外部からの細菌の侵入が完全に
防止され得るのであり、その使用の安全性および
製造の経済性などといつた本発明の効果を良好に
奏し得るのである。
更にまた、このような点眼容器において、例え
ば、第9図に示されている如く、その容器の下部
等に薬液供給口としての開口部76を設け、該開
口部76がキヤツプ78にて密封され得るように
すれば、かかる点眼薬容器80が繰り返し使用可
能な容器として形勢され得ることとなる。なお、
このような構造とされた点眼薬容器80にあつて
は、かかる薬液供給時に細菌等が容器内に侵入す
る恐れがあるが、そのような容器内の細菌は、そ
の出液時において、多孔質膜モジユール68,2
0によつて効果的に除菌され得るのであり、従つ
て本発明の効果が良好に発現され得るのである。
なお、本実施例において示されている如き点眼
容器10,50,80においては、多孔質膜モジ
ユール20,68の上面から液体通路部38,7
4および出液孔27,63を経て流出口30,6
6に至る空間をできるだけ小さく形成するように
することが望ましい。けだし、そのような構造と
することによつて、薬液通路および薬液摘出後に
おけるかかる空間内の残留薬液に対する、空気中
の細菌等による汚染の危険性を最小限に抑えるこ
とができると共に、容器本体12,54の挟圧に
基づく薬液の流出が直ちに為され得て、その使用
性が一層向上され得ることとなるからである。
以上、本発明に従う幾つかの実施例について詳
述してきたが、これは文字通りの例示であり、本
発明は、かかる具体例に限定して解釈されるべき
ものではない。
たとえば、多孔質膜モジユール20,68は容
器本体内部を外部空間から隔離せしめる位置に設
けられておればよく、その配設位置、形状および
数量は特に限定されるものではない。例えば、前
記実施例における点眼容器10において、第8図
に示されている如く、疎水性部分42と親水性部
分44とを有する多孔質中空糸34から構成され
た多孔質膜モジユール46を、口体22の薬液吐
出部28の内部において、その出液孔27に嵌着
せしめて取り付けることも可能であり、このよう
な構造のものにあつては、多孔質膜モジユール4
6の開口部から流出口に至る空間が効果的に小さ
くされ得て、前記の如き、かかる点眼容器の安全
性および使用性の一層の向上が図られ得ることと
なるのである。
また、前記実施例における多孔質膜モジユール
20を構成する中空糸34としては、疎水性部分
42と親水性部分44とが糸長方向に交互に位置
するように形成される必要はなく、1本の中空糸
34において、そのような疎水性部分と親水性部
分とが共存せしめられている限りにおいて、疎水
性部分42と親水性部分44とが糸長方向に並置
するように設けられる等、各種の共存形態をとり
得るものであることは言うまでもないところであ
る。
さらに、前記実施例において、多孔質膜モジユ
ール20を構成する中空糸34は、その全てが疎
水性部分42と親水性部分44とが共存する中空
糸とされていたが、その一部において共存型の中
空糸34とされておればよい。尤も、かかる多孔
質膜モジユール20の一部がそのような共存型の
中空糸34によつて構成されている場合にあつて
は、その他の中空糸は全て親水性の中空糸によつ
て構成されることが望ましい。けだし、その全面
において疎水性とされた中空糸にあつては、該中
空糸の内部に薬液が満たされてしまうと、容器本
体12内が減圧されても、中空糸内の薬液は該中
空糸の壁部を容易に通過し得ないために、該疎水
性中空糸による外部からの空気の流入が困難とな
つてしまう恐れがあるからである。
さらに、多孔質膜モジユールとして、平膜状の
ものを使用する場合にあつては、かかる多孔質平
膜を保護し、その破損などを防ぐために、充分な
通水面積を確保し得る形状の保護部材が、該多孔
質平膜を挟持する状態で、適宜設けられることと
なる。
また、かかる多孔質膜モジユール20は、中空
糸34をループ状に束ね、両端部を開口部40と
して、液体通路38に開口せしめた構造とされて
いるが、これに代えて、中空糸の一端を封止し、
他端を接着剤にて接着して保持部と為し、液体通
路38に開口せしめた構造とすることも可能であ
る。
そしてまた、前記実施例における点眼容器50
における多孔質膜モジユールは、親水性部分70
と疎水性部分72とを一体的に有する1枚の多孔
質平膜68によつて形成されていたが、複数の多
孔質平膜によつて形成することも可能であり、更
には親水性平膜および疎水性平膜を組み合わせて
形成することも可能である。
また、前記実施例において、口体22,56の
内側に設けられた多孔質膜モジユール20,68
を、親水性多孔質膜のみによつて形成すると共
に、該多孔質膜モジユール20,68とは別個
に、例えば容器本体12,54において、疎水性
の平膜状乃至は中空糸状の多孔質膜部材を設ける
ようにすることも可能である。
さらに、口体22,56を覆うカバーキヤツプ
24,58は、流出口30,66部分が細菌等に
よつて汚染されるのを効果的に防止するものであ
るが、そのようなカバーキヤツプ24,58は必
ずしも必要なものではない。
その他、一々列挙はしないが、本発明がその趣
旨を逸脱しない範囲内において、種々なる変更、
改良、修正等を施した態様で実施し得ることは、
言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る点眼容器の一実施例を示
す一部切欠き断面図であり、第2図はその要部拡
大断面図であり、第3図は第2図における−
断面説明図であり、第4図は第1図乃至第3図に
示される実施例において用いられる中空糸を示す
拡大説明図である。第5図は本発明の他の実施例
を示す一部切欠き断面図であり、第6図はその要
部拡大断面図であり、第7図は第6図における
−断面説明図である。第8図は本発明に係る別
の実施例を示す第2図に対応する断面図であり、
第9図は本発明に係る更に別の実施例を示す第5
図に対応する断面図である。また、第10図は第
1図において使用される中空糸の製造に際して好
適に用いられる装置の構造説明図である。 10,50:点眼容器、12,54:容器本
体、20,46,68:多孔質膜モジユール、2
2,56:口体、27,63:出液孔、26,5
2:点眼薬液、30,66:流出口、34:中空
糸、42,72:疎水性部分、44,70:親水
性部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の点眼薬液が収容される、挟圧可能で、
    その挟圧から開放されたときに原形に復し得るよ
    うな弾性材料から構成された容器本体と、 該容器本体の開口部に取り付けられた、該容器
    本体内の点眼薬液を滴下させるための出液孔を有
    する口体と、 該口体の内側に設けられた、前記容器本体内の
    点眼薬液は通過させるが空気中の細菌及び空気は
    通過させ得ない平膜状若しくは中空糸状の親水性
    多孔質膜手段を備えた多孔質膜モジユールと、 該多孔質膜モジユールとは別個に若しくは該多
    孔質膜モジユールに一体的に設けられた、空気は
    通過させるが空気中の細菌及び前記容器本体内の
    点眼薬液は通過させ得ない平膜状若しくは中空糸
    状の疎水性多孔質膜手段とを 有し、前記容器本体の挟圧により、該多孔質膜モ
    ジユールを通じて該容器本体内の点眼薬液が前記
    口体の出液孔より滴下せしめられるようにする一
    方、前記疎水性多孔質膜手段を通じての空気の流
    入によつて前記容器本体が原形に復し得るように
    したことを特徴とする点眼容器。 2 前記多孔質膜モジユールが、前記親水性多孔
    質膜手段として、前記容器本体内の点眼薬液は通
    過させるが空気中の細菌及び空気は通過させ得な
    い親水性多孔質平膜若しくは中空糸を備え、更に
    前記疎水性多孔質膜手段として、空気は通過させ
    るが空気中の細菌及び前記容器本体内の点眼薬液
    は通過させ得ない疎水性多孔質平膜若しくは中空
    糸を備え、それら2種の多孔質膜手段にて該多孔
    質膜モジユールが構成されている特許請求の範囲
    第1項記載の点眼容器。 3 前記多孔質膜モジユールが、前記親水性多孔
    質膜手段として、前記容器本体内の点眼薬液は通
    過させるが空気中の細菌及び空気は通過させ得な
    い親水性部分を、更に前記疎水性多孔質膜手段と
    して、空気は通過させるが空気中の細菌及び前記
    容器本体内の点眼薬液は通過させ得ない疎水性部
    分を共存させた多孔質平膜または中空糸を含んで
    構成されている特許請求の範囲第1項記載の点眼
    容器。
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