JPH06215929A - コイル及びその製造方法 - Google Patents
コイル及びその製造方法Info
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- JPH06215929A JPH06215929A JP626193A JP626193A JPH06215929A JP H06215929 A JPH06215929 A JP H06215929A JP 626193 A JP626193 A JP 626193A JP 626193 A JP626193 A JP 626193A JP H06215929 A JPH06215929 A JP H06215929A
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- Japan
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- winding
- coil
- core tube
- urethane resin
- bobbin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コイルの絶縁性及び耐振動性を確保するととも
に、巻線の断線を防止して良品率及び信頼性を向上させ
る。 【構成】巻線4が巻回されたボビン3を磁気回路を形成
するコアチューブ2に収納し、巻線4とコアチューブ2
との間にウレタン樹脂11を充填してなるコイル1にお
いて、巻線4を被覆してウレタン樹脂11の侵入を防止
するテープ9を設けた。この構成により、巻線4とコア
チューブ2とが絶縁されるとともに、コイル1の巻線4
がコアチューブ2内に固定されているため、コイルの絶
縁性及び耐振動性が確保される。又、巻線4がテープ9
により被覆されているため、巻線4にウレタン樹脂11
が侵入せず分離された状態となっている。従って、コイ
ル1の導通と非導通の繰返しによりウレタン樹脂11が
膨張、収縮しても巻線4が繰返し変形しないためその断
線が防止される。
に、巻線の断線を防止して良品率及び信頼性を向上させ
る。 【構成】巻線4が巻回されたボビン3を磁気回路を形成
するコアチューブ2に収納し、巻線4とコアチューブ2
との間にウレタン樹脂11を充填してなるコイル1にお
いて、巻線4を被覆してウレタン樹脂11の侵入を防止
するテープ9を設けた。この構成により、巻線4とコア
チューブ2とが絶縁されるとともに、コイル1の巻線4
がコアチューブ2内に固定されているため、コイルの絶
縁性及び耐振動性が確保される。又、巻線4がテープ9
により被覆されているため、巻線4にウレタン樹脂11
が侵入せず分離された状態となっている。従って、コイ
ル1の導通と非導通の繰返しによりウレタン樹脂11が
膨張、収縮しても巻線4が繰返し変形しないためその断
線が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、ソレノイド等に
用いられるコイル及びその製造方法に係り、詳しくは、
合成樹脂系ワニスを使用して絶縁するようにしたコイル
及びその製造方法に関する。
用いられるコイル及びその製造方法に係り、詳しくは、
合成樹脂系ワニスを使用して絶縁するようにしたコイル
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルを絶縁する目的で使用され
るコイル含浸用ワニスは、古くは油性、アスファルト、
セラック等の天然物を溶剤に溶かしたものであったが、
高分子化学の著しい発展に伴って各種の合成樹脂系ワニ
スが主流となっている。この合成樹脂系ワニスは溶剤系
合成樹脂系ワニス、無溶剤合成樹脂系ワニス等があり、
最近では、含浸性が良好で、硬化の際に溶剤の蒸発がな
く、内部硬化性に優れている無溶剤合成樹脂系ワニスが
使用されている。
るコイル含浸用ワニスは、古くは油性、アスファルト、
セラック等の天然物を溶剤に溶かしたものであったが、
高分子化学の著しい発展に伴って各種の合成樹脂系ワニ
スが主流となっている。この合成樹脂系ワニスは溶剤系
合成樹脂系ワニス、無溶剤合成樹脂系ワニス等があり、
最近では、含浸性が良好で、硬化の際に溶剤の蒸発がな
く、内部硬化性に優れている無溶剤合成樹脂系ワニスが
使用されている。
【0003】無溶剤合成樹脂系ワニスとしては主に熱硬
化性樹脂が使用され、この熱硬化性樹脂としてはウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙
げられる。そして、コイルの絶縁を行う場合、通常、そ
の熱硬化性樹脂を真空下で巻線間に含浸(真空含浸)さ
せるようにしている。しかし、真空含浸では真空設備等
にコストがかかるため、常圧下で含浸(常圧含浸)可能
な熱硬化性樹脂を使用してコイルの絶縁を行うことがで
きるようにしている。
化性樹脂が使用され、この熱硬化性樹脂としてはウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙
げられる。そして、コイルの絶縁を行う場合、通常、そ
の熱硬化性樹脂を真空下で巻線間に含浸(真空含浸)さ
せるようにしている。しかし、真空含浸では真空設備等
にコストがかかるため、常圧下で含浸(常圧含浸)可能
な熱硬化性樹脂を使用してコイルの絶縁を行うことがで
きるようにしている。
【0004】前記した常圧含浸を行う場合、例えば図7
に示すようなコイル30においては、巻線31が巻回さ
れたボビン32を巻線31とともに磁気回路を形成する
ための金属製で円筒状の容器(以下、コアチューブとい
う)33に収納する、次に、コアチューブ33の開口部
を磁極ピース34にてかしめた後、コアチューブ33の
外周面に形成された注入口33aから熱硬化性樹脂35
をインジェクション等によりコアチューブ33と巻線3
1との間に充填するようにしている。そして、上記した
コイル30においては、熱硬化性樹脂35により巻線3
1とコアチューブ33との間の絶縁が確保されるととも
に、コアチューブ33内でのボビン32の振動が防止さ
れる。従って、コアチューブ33を有するコイル30に
おいては、そのコアチューブ33と巻線31と間に熱硬
化性樹脂35を充填するだけでよく、巻線31内部にま
で熱硬化性樹脂35を含浸させる必要がなくなる。
に示すようなコイル30においては、巻線31が巻回さ
れたボビン32を巻線31とともに磁気回路を形成する
ための金属製で円筒状の容器(以下、コアチューブとい
う)33に収納する、次に、コアチューブ33の開口部
を磁極ピース34にてかしめた後、コアチューブ33の
外周面に形成された注入口33aから熱硬化性樹脂35
をインジェクション等によりコアチューブ33と巻線3
1との間に充填するようにしている。そして、上記した
コイル30においては、熱硬化性樹脂35により巻線3
1とコアチューブ33との間の絶縁が確保されるととも
に、コアチューブ33内でのボビン32の振動が防止さ
れる。従って、コアチューブ33を有するコイル30に
おいては、そのコアチューブ33と巻線31と間に熱硬
化性樹脂35を充填するだけでよく、巻線31内部にま
で熱硬化性樹脂35を含浸させる必要がなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した常
圧含浸により製造されたコイル30を使用した場合、一
部のコイル30に巻線31の断線が発生するという問題
があった。
圧含浸により製造されたコイル30を使用した場合、一
部のコイル30に巻線31の断線が発生するという問題
があった。
【0006】そこで、巻線31の断線状況を本発明者が
解析したところ以下に示すような結果を得た。 (1)この巻線31の断線は、コイル30を一定時間毎
に導通と非導通を繰返して使用した場合にのみ発生して
いる。 (2)熱硬化性樹脂35が巻線31の全てに含浸されて
おらず、断線は充填された熱硬化性樹脂35が含浸して
いる表層の巻線31のみに発生している。 (3)コアチューブ33を取外した状態で導通と非導通
を繰返してコイル30を使用した場合、巻線31の断線
は発生しない。
解析したところ以下に示すような結果を得た。 (1)この巻線31の断線は、コイル30を一定時間毎
に導通と非導通を繰返して使用した場合にのみ発生して
いる。 (2)熱硬化性樹脂35が巻線31の全てに含浸されて
おらず、断線は充填された熱硬化性樹脂35が含浸して
いる表層の巻線31のみに発生している。 (3)コアチューブ33を取外した状態で導通と非導通
を繰返してコイル30を使用した場合、巻線31の断線
は発生しない。
【0007】従って、上記した各結果に基づいて、本発
明者は巻線31の断線がコイル30の導通と非導通の繰
返しによる巻線31の温度変化に関係しているものと知
見した。すなわち、導通時には巻線31が発熱して温度
が上昇し、非導通時には巻線31の温度が下降する。そ
して、この温度変化により巻線31及び熱硬化性樹脂3
5が膨張、収縮することになる。このとき、熱硬化性樹
脂35の膨張率がコアチューブ33及び巻線31の膨張
率より高いため、その膨張圧は変形し易い巻線31側に
作用する。従って、熱硬化性樹脂35の膨張、収縮の繰
返しにより主に樹脂35が含浸している表層の巻線31
のみが変形することになる。そして、巻線31が変形を
繰返すうちに応力の作用を受けて断線に至ものと推測し
た。
明者は巻線31の断線がコイル30の導通と非導通の繰
返しによる巻線31の温度変化に関係しているものと知
見した。すなわち、導通時には巻線31が発熱して温度
が上昇し、非導通時には巻線31の温度が下降する。そ
して、この温度変化により巻線31及び熱硬化性樹脂3
5が膨張、収縮することになる。このとき、熱硬化性樹
脂35の膨張率がコアチューブ33及び巻線31の膨張
率より高いため、その膨張圧は変形し易い巻線31側に
作用する。従って、熱硬化性樹脂35の膨張、収縮の繰
返しにより主に樹脂35が含浸している表層の巻線31
のみが変形することになる。そして、巻線31が変形を
繰返すうちに応力の作用を受けて断線に至ものと推測し
た。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はコイルの絶縁性及び耐振
動性を確保するとともに、巻線の断線を防止して良品率
及び信頼性を向上させることができるコイル及びその製
造方法を提供することにある。
れたものであって、その目的はコイルの絶縁性及び耐振
動性を確保するとともに、巻線の断線を防止して良品率
及び信頼性を向上させることができるコイル及びその製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、巻線が巻回されたボビンを磁
気回路を形成する容器に収納し、該巻線と容器との間に
合成樹脂系ワニスを充填してなるコイルにおいて、前記
巻線を被覆して合成樹脂系ワニスの侵入を防止する被覆
部材を設けた。
めに請求項1の発明では、巻線が巻回されたボビンを磁
気回路を形成する容器に収納し、該巻線と容器との間に
合成樹脂系ワニスを充填してなるコイルにおいて、前記
巻線を被覆して合成樹脂系ワニスの侵入を防止する被覆
部材を設けた。
【0010】又、請求項2の製造方法においては、ボビ
ンに巻線を巻回し、該巻線を外周面から被覆部材にて被
覆した後、ボビンを磁気回路を形成する容器に収納し、
前記被覆部材と容器との間に合成樹脂系ワニスを充填す
るようにした。
ンに巻線を巻回し、該巻線を外周面から被覆部材にて被
覆した後、ボビンを磁気回路を形成する容器に収納し、
前記被覆部材と容器との間に合成樹脂系ワニスを充填す
るようにした。
【0011】
【作用】上記のように構成された請求項1の発明におい
ては、コイルの巻線が被覆部材により被覆されているた
め、巻線に合成樹脂系ワニスが侵入せず分離された状態
となっている。従って、コイルの導通と非導通の繰返し
により合成樹脂系ワニスが膨張、収縮しても巻線が変形
しないためその断線が防止される。
ては、コイルの巻線が被覆部材により被覆されているた
め、巻線に合成樹脂系ワニスが侵入せず分離された状態
となっている。従って、コイルの導通と非導通の繰返し
により合成樹脂系ワニスが膨張、収縮しても巻線が変形
しないためその断線が防止される。
【0012】又、請求項2の製造方法においては、巻線
に被覆部材を被覆してからボビンを容器に収納して合成
樹脂系ワニスを充填するようにしたことにより、その容
器が金型となって合成樹脂系ワニスが成形される。従っ
て、金型に合成樹脂系ワニスを充填を充填して成形する
必要がなく、製造工程が簡略化され、コイルが効率良く
量産される。
に被覆部材を被覆してからボビンを容器に収納して合成
樹脂系ワニスを充填するようにしたことにより、その容
器が金型となって合成樹脂系ワニスが成形される。従っ
て、金型に合成樹脂系ワニスを充填を充填して成形する
必要がなく、製造工程が簡略化され、コイルが効率良く
量産される。
【0013】
【実施例】以下、本発明をソレノイド使用されるコイル
に具体化した一実施例を図1〜図6に従って説明する。
に具体化した一実施例を図1〜図6に従って説明する。
【0014】図1、図3に示すように、ソレノイドのコ
イル1は磁気回路を形成する容器としてのコアチューブ
2と、ボビン3と、ボビン3に巻回される巻線4等を備
えている。
イル1は磁気回路を形成する容器としてのコアチューブ
2と、ボビン3と、ボビン3に巻回される巻線4等を備
えている。
【0015】前記コアチューブ2は鉄製で有底筒状に形
成されており、その底面には図示しないプランジャが挿
通可能な径を有する開口2aが形成されている。又、コ
アチューブ2の開口部側にはその外周面の一部が切り取
られた端子係合部2bが形成されている。更に、コアチ
ューブ2の外周面には注入口2cが透設されている。な
お、コアチューブ2の底面には一定間隔の溝5aを有す
るフランジ部5が形成されている。
成されており、その底面には図示しないプランジャが挿
通可能な径を有する開口2aが形成されている。又、コ
アチューブ2の開口部側にはその外周面の一部が切り取
られた端子係合部2bが形成されている。更に、コアチ
ューブ2の外周面には注入口2cが透設されている。な
お、コアチューブ2の底面には一定間隔の溝5aを有す
るフランジ部5が形成されている。
【0016】前記ボビン3はコアチューブ2の内径より
も小さな外径を有する円筒形状に形成された胴体6を備
えている。胴体6の両端にはその外形よりも大径で前記
コアチューブの内径とぼぼ同一の外径を有する円形のつ
ば7が一体に形成されている。そして、前記胴体6の外
周面には巻線4が巻回されている。この巻線4は銅製で
その直径が0.013mmとなっており、胴体6の外周
面全体に対して均一に巻回されている。又、片方のつば
7の外周端には一対の端子8の一部が一定間隔離間して
互いに平行となるように埋設固定されており、その両端
子8には巻線4の巻始部4a及び巻終部4bがそれぞれ
半田付けされている。
も小さな外径を有する円筒形状に形成された胴体6を備
えている。胴体6の両端にはその外形よりも大径で前記
コアチューブの内径とぼぼ同一の外径を有する円形のつ
ば7が一体に形成されている。そして、前記胴体6の外
周面には巻線4が巻回されている。この巻線4は銅製で
その直径が0.013mmとなっており、胴体6の外周
面全体に対して均一に巻回されている。又、片方のつば
7の外周端には一対の端子8の一部が一定間隔離間して
互いに平行となるように埋設固定されており、その両端
子8には巻線4の巻始部4a及び巻終部4bがそれぞれ
半田付けされている。
【0017】前記胴体6の外周面に巻線4が巻回された
状態で、その巻線4の最外層には巻線4を被覆するため
の被覆部材としてのテープ9が貼着されている。このテ
ープ9はポリエステルフィルムからなり全ての巻線4を
被覆するに充分な幅と長さを有する長方形状に形成され
ている。又、テープ9は耐熱性を有しており、コイル1
の導通時における巻線4の発熱に耐えることができるよ
うになっている。
状態で、その巻線4の最外層には巻線4を被覆するため
の被覆部材としてのテープ9が貼着されている。このテ
ープ9はポリエステルフィルムからなり全ての巻線4を
被覆するに充分な幅と長さを有する長方形状に形成され
ている。又、テープ9は耐熱性を有しており、コイル1
の導通時における巻線4の発熱に耐えることができるよ
うになっている。
【0018】前記ボビン3はその端子8とコアチューブ
2の端子係合部2bとが係合した状態で、コアチューブ
2内に収納されている。又、コアチューブ2の開口部に
は磁極ピース10が配設されている。この磁極ピース1
0は円柱状の磁性体からなる磁極10aと、磁極10a
の基端に固着された蓋部10bとから構成されている。
そして、ボビン3はOリングOaを介してコアチューブ
2に収納されるとともに、その開口部にOリングObを
介して磁極10aが挿入される。又、この状態でコアチ
ューブ2の開口部は蓋部10aにてかしめ着されること
により封止されるようになっている。
2の端子係合部2bとが係合した状態で、コアチューブ
2内に収納されている。又、コアチューブ2の開口部に
は磁極ピース10が配設されている。この磁極ピース1
0は円柱状の磁性体からなる磁極10aと、磁極10a
の基端に固着された蓋部10bとから構成されている。
そして、ボビン3はOリングOaを介してコアチューブ
2に収納されるとともに、その開口部にOリングObを
介して磁極10aが挿入される。又、この状態でコアチ
ューブ2の開口部は蓋部10aにてかしめ着されること
により封止されるようになっている。
【0019】前記コアチューブ2の内周面とテープ9と
の間には合成樹脂系ワニスとしてのウレタン樹脂11が
充填されている。このウレタン樹脂11は熱硬化性樹脂
であり、常圧下で液体状態のときに前記注入口2cを介
してコアチューブ2内に注入され、加熱により硬化され
るようになっている。このウレタン樹脂11の充填によ
り巻線4とコアチューブ2との間が充分に絶縁されると
ともに、ボビン3がコアチューブ2内に固定されるよう
になっている。又、ウレタン樹脂11は耐熱性を有して
おり、巻線4の導通による発熱に耐えることができるよ
うになっている。更に、ウレタン樹脂11と巻線4とは
前記テープ9により分離されており、ウレタン樹脂11
が巻線4に侵入しないようになっている。従って、巻線
4はテープ9の存在によりその発熱時におけるウレタン
樹脂11の膨張圧をテープ9を介して受けるようになっ
ている。なお、コアチューブ2にウレタン樹脂11が注
入される際に、その注入圧により前記磁極ピース10は
容易に外れないようになっている。又、前記OリングO
a、Obによりウレタン樹脂11が容易にコアチューブ
2からはみ出さないようになっている。更に、ウレタン
樹脂11が注入されたコアチューブ2は、図2に示すよ
うに、フランジ部5を除いた部分がナイロン樹脂12
(二点鎖線にて図示)により封止されてソレノイドSが
製造される。
の間には合成樹脂系ワニスとしてのウレタン樹脂11が
充填されている。このウレタン樹脂11は熱硬化性樹脂
であり、常圧下で液体状態のときに前記注入口2cを介
してコアチューブ2内に注入され、加熱により硬化され
るようになっている。このウレタン樹脂11の充填によ
り巻線4とコアチューブ2との間が充分に絶縁されると
ともに、ボビン3がコアチューブ2内に固定されるよう
になっている。又、ウレタン樹脂11は耐熱性を有して
おり、巻線4の導通による発熱に耐えることができるよ
うになっている。更に、ウレタン樹脂11と巻線4とは
前記テープ9により分離されており、ウレタン樹脂11
が巻線4に侵入しないようになっている。従って、巻線
4はテープ9の存在によりその発熱時におけるウレタン
樹脂11の膨張圧をテープ9を介して受けるようになっ
ている。なお、コアチューブ2にウレタン樹脂11が注
入される際に、その注入圧により前記磁極ピース10は
容易に外れないようになっている。又、前記OリングO
a、Obによりウレタン樹脂11が容易にコアチューブ
2からはみ出さないようになっている。更に、ウレタン
樹脂11が注入されたコアチューブ2は、図2に示すよ
うに、フランジ部5を除いた部分がナイロン樹脂12
(二点鎖線にて図示)により封止されてソレノイドSが
製造される。
【0020】上記のように構成されたコイル1において
は、コアチューブ2内周面とボビン3の巻線4に貼着さ
れたテープ9との間にウレタン樹脂11が充填されてい
るため、そのコアチューブ2と巻線4との間の絶縁を確
保することができる。又、ウレタン樹脂11の充填によ
りボビン3をコアチューブ2内に固定することができ
る。
は、コアチューブ2内周面とボビン3の巻線4に貼着さ
れたテープ9との間にウレタン樹脂11が充填されてい
るため、そのコアチューブ2と巻線4との間の絶縁を確
保することができる。又、ウレタン樹脂11の充填によ
りボビン3をコアチューブ2内に固定することができ
る。
【0021】又、コイル1を導通させると巻線4の発熱
によりウレタン樹脂11は膨張する。すると、巻線4は
その膨張圧をテープ9を介して受けて変形する。続い
て、コイル1を導通から非導通に切換えるとウレタン樹
脂11が冷却されて収縮する。このとき、巻線4はその
ウレタン樹脂11の収縮に伴って変形することはない。
すなわち、巻線4は導通時においてウレタン樹脂11の
膨張圧により塑性変形されるが、テープ9によりウレタ
ン樹脂11と分離されているため非導通時において樹脂
11の収縮に伴って変形することはない。従って、上記
コイル1を導通と非導通を繰返して使用しても巻線4が
繰返し変形することはない。この結果、コイル1の使用
状況に関係なく巻線4の断線を防止することができると
ともに、その良品率及び信頼性を向上させることができ
る。
によりウレタン樹脂11は膨張する。すると、巻線4は
その膨張圧をテープ9を介して受けて変形する。続い
て、コイル1を導通から非導通に切換えるとウレタン樹
脂11が冷却されて収縮する。このとき、巻線4はその
ウレタン樹脂11の収縮に伴って変形することはない。
すなわち、巻線4は導通時においてウレタン樹脂11の
膨張圧により塑性変形されるが、テープ9によりウレタ
ン樹脂11と分離されているため非導通時において樹脂
11の収縮に伴って変形することはない。従って、上記
コイル1を導通と非導通を繰返して使用しても巻線4が
繰返し変形することはない。この結果、コイル1の使用
状況に関係なく巻線4の断線を防止することができると
ともに、その良品率及び信頼性を向上させることができ
る。
【0022】次に、上記のように構成されたコイル1の
製造方法について説明する。ボビン3の胴体6に巻線4
を巻回して、その巻線4の巻始部4aと巻終部4bとを
両端子8にそれぞれ半田付けする。このとき巻線4の巻
回数は18000回である(図4)。
製造方法について説明する。ボビン3の胴体6に巻線4
を巻回して、その巻線4の巻始部4aと巻終部4bとを
両端子8にそれぞれ半田付けする。このとき巻線4の巻
回数は18000回である(図4)。
【0023】次に、巻線4の最外層にテープ9を貼着し
て全体を被覆する(図5)。このとき、テープ9を巻線
4とつば7との間も遮蔽するようにして貼着して、巻線
4が完全に被覆されるようにする。
て全体を被覆する(図5)。このとき、テープ9を巻線
4とつば7との間も遮蔽するようにして貼着して、巻線
4が完全に被覆されるようにする。
【0024】続いて、巻線4が巻回されたボビン3をO
リングOaを介してコアチューブ2に収納する。このと
き、ボビン3の端子8とコアチューブ2の端子係合部2
bとを係合させる。そして、コアチューブ2に収納され
たボビン3の開口部にOリングObを介して磁極ピース
10の支持柱10aを挿入し、コアチューブ2の開口部
を磁極ピース10の蓋部10bによりかしめ着して封止
する(図6)。
リングOaを介してコアチューブ2に収納する。このと
き、ボビン3の端子8とコアチューブ2の端子係合部2
bとを係合させる。そして、コアチューブ2に収納され
たボビン3の開口部にOリングObを介して磁極ピース
10の支持柱10aを挿入し、コアチューブ2の開口部
を磁極ピース10の蓋部10bによりかしめ着して封止
する(図6)。
【0025】次に、常圧下にてコアチューブ2の注入口
2cにウレタン樹脂11を注入してコアチューブ2内周
面とテープ9との間に充填する。このとき、ウレタン樹
脂11の注入圧は0.1Kg/cm3 である。又、ウレ
タン樹脂11の充填は、その樹脂11が端子係合部2b
から少しはみ出すまで行う。そして、コアチューブ2を
60℃にて2時間加熱放置してウレタン樹脂11を硬化
させてコイル1を得る(図1)。
2cにウレタン樹脂11を注入してコアチューブ2内周
面とテープ9との間に充填する。このとき、ウレタン樹
脂11の注入圧は0.1Kg/cm3 である。又、ウレ
タン樹脂11の充填は、その樹脂11が端子係合部2b
から少しはみ出すまで行う。そして、コアチューブ2を
60℃にて2時間加熱放置してウレタン樹脂11を硬化
させてコイル1を得る(図1)。
【0026】上記したコイル1の製造方法においては、
巻線4にテープ9を被覆した後、コアーチューブ2の注
入口2cからウレタン樹脂11を注入するようにしたこ
とにより、容易にウレタン樹脂11をコアーチューブ2
内に充填することができる。従って、金型にウレタン樹
脂11を充填して成形する必要がなく、成形用の部品点
数を減らすことができる。この結果、製造工程が簡略化
され、コイル1を効率良く量産することができる。
巻線4にテープ9を被覆した後、コアーチューブ2の注
入口2cからウレタン樹脂11を注入するようにしたこ
とにより、容易にウレタン樹脂11をコアーチューブ2
内に充填することができる。従って、金型にウレタン樹
脂11を充填して成形する必要がなく、成形用の部品点
数を減らすことができる。この結果、製造工程が簡略化
され、コイル1を効率良く量産することができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では、合成樹脂系ワニスとして熱硬化
性樹脂であるウレタン樹脂を使用したが、他の不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の熱
硬化性樹脂を使用してもよい。又、合成樹脂系ワニスと
してフェノール樹脂系ワニス等の溶剤系合成樹脂系ワニ
スを使用してもよい。
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では、合成樹脂系ワニスとして熱硬化
性樹脂であるウレタン樹脂を使用したが、他の不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の熱
硬化性樹脂を使用してもよい。又、合成樹脂系ワニスと
してフェノール樹脂系ワニス等の溶剤系合成樹脂系ワニ
スを使用してもよい。
【0028】(2)上記実施例では、被覆部材をポリエ
ステスフィルムからなるテープ9としたが、代わりに他
のポリエチレン等の合成樹脂あるいは合成ゴム等を使用
してもよい。
ステスフィルムからなるテープ9としたが、代わりに他
のポリエチレン等の合成樹脂あるいは合成ゴム等を使用
してもよい。
【0029】(3)上記実施例ではコイル1をソレノイ
ドに適用したが、他のイグニッションコイル、トランス
等に適用してもよい。
ドに適用したが、他のイグニッションコイル、トランス
等に適用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、コ
イルの絶縁性及び耐振動性を確保するとともに、巻線の
断線を防止して良品率及び信頼性を向上させることがで
きるという優れた効果を奏する。又、コイルを製造する
際に容器が金型となって合成樹脂系ワニスが成形される
ため、製造工程が簡略化され、コイルを効率良く量産す
ることができるという効果がある。
イルの絶縁性及び耐振動性を確保するとともに、巻線の
断線を防止して良品率及び信頼性を向上させることがで
きるという優れた効果を奏する。又、コイルを製造する
際に容器が金型となって合成樹脂系ワニスが成形される
ため、製造工程が簡略化され、コイルを効率良く量産す
ることができるという効果がある。
【図1】本発明の実施例におけるコイルを示す断面図で
ある。
ある。
【図2】同じく、ナイロン樹脂により大半が封止された
コイルを示す断面図である。
コイルを示す断面図である。
【図3】同じく、コイルを示す分解斜視図である。
【図4】同じく、ボビンに巻線が巻回された状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】同じく、巻線の周囲にテープが被覆された状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】同じく、ボビンがコアチューブに収納された状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図7】従来例のコイルを示す断面図である。
1…コイル、2…容器としてのコアチューブ、3…ボビ
ン、4…巻線、9…被覆部材としてのテープ、11…合
成樹脂系ワニスとしてのウレタン樹脂。
ン、4…巻線、9…被覆部材としてのテープ、11…合
成樹脂系ワニスとしてのウレタン樹脂。
Claims (2)
- 【請求項1】 巻線が巻回されたボビンを磁気回路を形
成する容器に収納し、該巻線と容器との間に合成樹脂系
ワニスを充填してなるコイルにおいて、 前記巻線を被覆して合成樹脂系ワニスの侵入を防止する
被覆部材を設けたことを特徴とするコイル。 - 【請求項2】 ボビンに巻線を巻回し、該巻線を外周面
から被覆部材にて被覆した後、ボビンを磁気回路を形成
する容器に収納し、前記被覆部材と容器との間に合成樹
脂系ワニスを充填するようにしたことを特徴とするコイ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006261A JP2660145B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | コイル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006261A JP2660145B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | コイル及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06215929A true JPH06215929A (ja) | 1994-08-05 |
| JP2660145B2 JP2660145B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=11633526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5006261A Expired - Lifetime JP2660145B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | コイル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2660145B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025239877A1 (en) * | 2024-05-13 | 2025-11-20 | Micro Motion, Inc. | Transducer coil for a vibrating fluid meter and related ultrasonic method of manufacture |
| WO2025239876A1 (en) * | 2024-05-13 | 2025-11-20 | Micro Motion, Inc. | Transducer coil for a vibrating type fluid meter and related pressure-mediated method of manufacture |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5130942A (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-16 | Mitsubishi Electric Corp |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP5006261A patent/JP2660145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5130942A (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-16 | Mitsubishi Electric Corp |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025239877A1 (en) * | 2024-05-13 | 2025-11-20 | Micro Motion, Inc. | Transducer coil for a vibrating fluid meter and related ultrasonic method of manufacture |
| WO2025239876A1 (en) * | 2024-05-13 | 2025-11-20 | Micro Motion, Inc. | Transducer coil for a vibrating type fluid meter and related pressure-mediated method of manufacture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2660145B2 (ja) | 1997-10-08 |
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