JPH06215966A - 計器用変圧器の1次コイル - Google Patents
計器用変圧器の1次コイルInfo
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- JPH06215966A JPH06215966A JP50A JP683193A JPH06215966A JP H06215966 A JPH06215966 A JP H06215966A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 683193 A JP683193 A JP 683193A JP H06215966 A JPH06215966 A JP H06215966A
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims abstract description 37
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
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- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 6
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】巻線機を停止させることなく連続的に巻回する
ことができる計器用変圧器の1次コイルを提供する。 【構成】レヤー絶縁層12a,12b,…と単位コイル
13a,13b,…とを交互に同心的に積層し、レヤー
絶縁層の終端部に電線移動防止用絶縁層14a,14
b,…を形成して1次コイルを形成する。レヤー絶縁層
及び電線移動防止用絶縁層は、コイルの巻回幅よりも幅
が狭い絶縁テープ16を巻回することにより形成する。
1つのレヤー絶縁層と電線移動防止用絶縁層とを形成す
るために必要な絶縁テープのターン数を単位コイルのタ
ーン数に等しくし、電線17と絶縁テープ16とを同時
に巻回して、単位コイルとレヤー絶縁層及び電線移動防
止用絶縁層とを形成する。
ことができる計器用変圧器の1次コイルを提供する。 【構成】レヤー絶縁層12a,12b,…と単位コイル
13a,13b,…とを交互に同心的に積層し、レヤー
絶縁層の終端部に電線移動防止用絶縁層14a,14
b,…を形成して1次コイルを形成する。レヤー絶縁層
及び電線移動防止用絶縁層は、コイルの巻回幅よりも幅
が狭い絶縁テープ16を巻回することにより形成する。
1つのレヤー絶縁層と電線移動防止用絶縁層とを形成す
るために必要な絶縁テープのターン数を単位コイルのタ
ーン数に等しくし、電線17と絶縁テープ16とを同時
に巻回して、単位コイルとレヤー絶縁層及び電線移動防
止用絶縁層とを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計器用変圧器の1次コ
イルに関するものである。
イルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】計器用変圧器の1次コイルは、例えば図
4に示したように、1次巻形1の外周に円筒状に巻回さ
れた多数の単位コイル2,2,…を、それぞれの内周側
にレヤー絶縁層3,3,…を配置した状態で同心的に積
層した構造を有する。
4に示したように、1次巻形1の外周に円筒状に巻回さ
れた多数の単位コイル2,2,…を、それぞれの内周側
にレヤー絶縁層3,3,…を配置した状態で同心的に積
層した構造を有する。
【0003】従来のこの種のコイルでは、図5に示した
ように、コイルの巻回幅よりも大きな幅寸法を有する絶
縁フィルム4を所定の厚さが得られるまで巻回すること
により各レヤー絶縁層3を形成し、該レヤー絶縁層の外
周に電線5を円筒状に巻回することにより各単位コイル
2を形成していた。またコイルを構成する電線5が移動
してレヤー絶縁層の端部からはみ出すのを防止するた
め、各レヤー絶縁層3の両端に電線5の径にほぼ等しい
厚さの絶縁テープを巻き付けて該絶縁テープをレヤー絶
縁層3に貼り付けることにより、電線移動防止用絶縁層
7を形成していた。
ように、コイルの巻回幅よりも大きな幅寸法を有する絶
縁フィルム4を所定の厚さが得られるまで巻回すること
により各レヤー絶縁層3を形成し、該レヤー絶縁層の外
周に電線5を円筒状に巻回することにより各単位コイル
2を形成していた。またコイルを構成する電線5が移動
してレヤー絶縁層の端部からはみ出すのを防止するた
め、各レヤー絶縁層3の両端に電線5の径にほぼ等しい
厚さの絶縁テープを巻き付けて該絶縁テープをレヤー絶
縁層3に貼り付けることにより、電線移動防止用絶縁層
7を形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の計器用変圧器の
1次コイルでは、1層の単位コイルを巻回する毎に、コ
イルの巻回作業を中断し、巻形を低速回転させて絶縁フ
ィルム4を単位コイルの外周に巻き付けてレヤー絶縁層
3を形成した後、該レヤー絶縁層の一端の外周に絶縁テ
ープを巻き付けて電線移動防止用絶縁層7を形成する必
要があった。また各単位コイルをレヤー絶縁層の他端付
近まで巻回したところで巻線機を一旦停止させ、巻形を
低速回転させてレヤー絶縁層の端部外周に絶縁テープを
巻き付けることにより、電線移動防止用絶縁層7を形成
する必要があった。
1次コイルでは、1層の単位コイルを巻回する毎に、コ
イルの巻回作業を中断し、巻形を低速回転させて絶縁フ
ィルム4を単位コイルの外周に巻き付けてレヤー絶縁層
3を形成した後、該レヤー絶縁層の一端の外周に絶縁テ
ープを巻き付けて電線移動防止用絶縁層7を形成する必
要があった。また各単位コイルをレヤー絶縁層の他端付
近まで巻回したところで巻線機を一旦停止させ、巻形を
低速回転させてレヤー絶縁層の端部外周に絶縁テープを
巻き付けることにより、電線移動防止用絶縁層7を形成
する必要があった。
【0005】このように、従来の計器用変圧器の1次コ
イルでは、各レヤー毎に巻線機を2回停止させる必要が
あったため、巻線作業の能率が悪いという問題があっ
た。また従来の1次コイルでは、絶縁材料として、レヤ
ー絶縁層を構成する絶縁フィルムの外に、電線移動防止
用絶縁層を構成する絶縁テープを必要とするため、電線
の外に2種類の絶縁材料を管理することが必要になり、
材料の管理が面倒であった。
イルでは、各レヤー毎に巻線機を2回停止させる必要が
あったため、巻線作業の能率が悪いという問題があっ
た。また従来の1次コイルでは、絶縁材料として、レヤ
ー絶縁層を構成する絶縁フィルムの外に、電線移動防止
用絶縁層を構成する絶縁テープを必要とするため、電線
の外に2種類の絶縁材料を管理することが必要になり、
材料の管理が面倒であった。
【0006】本発明の目的は、1種類の絶縁材料を用い
るだけでレヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層を形成
することができる計器用変圧器の1次コイルを提供する
ことにある。
るだけでレヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層を形成
することができる計器用変圧器の1次コイルを提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、巻線機を停止させる
ことなく、各単位コイルの巻回とレヤー絶縁層の形成と
を連続的に行うことができるようにした計器用変圧器の
1次コイルを提供することにある。
ことなく、各単位コイルの巻回とレヤー絶縁層の形成と
を連続的に行うことができるようにした計器用変圧器の
1次コイルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の単位コ
イルをそれぞれの内周側にレヤー絶縁層を配置して同心
的に積層し、レヤー絶縁層の端部側にコイルを構成する
電線の移動を防止するための電線移動防止用絶縁層を設
けた計器用変圧器の1次コイルに係わるものである。
イルをそれぞれの内周側にレヤー絶縁層を配置して同心
的に積層し、レヤー絶縁層の端部側にコイルを構成する
電線の移動を防止するための電線移動防止用絶縁層を設
けた計器用変圧器の1次コイルに係わるものである。
【0009】本発明においては、コイルの軸線方向寸法
よりも十分短い幅寸法を有する絶縁テープを所定の重な
り代で重合させて軸線方向に沿って巻回することにより
レヤー絶縁層を形成し、該レヤー絶縁層の終端部側で絶
縁テープを所定の厚さが得られるまで巻回することによ
り、電線移動防止用絶縁層を形成する。
よりも十分短い幅寸法を有する絶縁テープを所定の重な
り代で重合させて軸線方向に沿って巻回することにより
レヤー絶縁層を形成し、該レヤー絶縁層の終端部側で絶
縁テープを所定の厚さが得られるまで巻回することによ
り、電線移動防止用絶縁層を形成する。
【0010】各レヤー絶縁層と各レヤー絶縁層の終端部
側に設ける電線移動防止用絶縁層とを形成するために必
要な絶縁テープのターン数は、各レヤー絶縁層に対応す
る単位コイルのターン数に等しく設定する。
側に設ける電線移動防止用絶縁層とを形成するために必
要な絶縁テープのターン数は、各レヤー絶縁層に対応す
る単位コイルのターン数に等しく設定する。
【0011】
【作用】上記のように、絶縁テープを巻回することによ
りレヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層を形成するよ
うにし、各レヤー絶縁層と各レヤー絶縁層の終端部側に
設ける電線移動防止用絶縁層とを形成するために必要な
絶縁テープのターン数を、各レヤー絶縁層に対応する単
位コイルのターン数に等しく設定すると、レヤー絶縁層
及び電線移動防止用絶縁層と各単位コイルとを連続的に
巻回することができるため、巻線作業能率を向上させる
ことができる。また絶縁材料としては1種類の絶縁テー
プを用意すればよいため、材料の管理を容易にすること
ができる。
りレヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層を形成するよ
うにし、各レヤー絶縁層と各レヤー絶縁層の終端部側に
設ける電線移動防止用絶縁層とを形成するために必要な
絶縁テープのターン数を、各レヤー絶縁層に対応する単
位コイルのターン数に等しく設定すると、レヤー絶縁層
及び電線移動防止用絶縁層と各単位コイルとを連続的に
巻回することができるため、巻線作業能率を向上させる
ことができる。また絶縁材料としては1種類の絶縁テー
プを用意すればよいため、材料の管理を容易にすること
ができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明実施例を示したもので、同図に
おいて11は円筒状に形成された1次巻形、12aは1
次巻形11の外周に巻回された第1層目のレヤー絶縁
層、13aはレヤー絶縁層12aの外周に巻回された第
1層目の単位コイルである。また12bは第1層目の単
位コイルの外周に巻回された第2層目のレヤー絶縁層、
13bは第2層目のレヤー絶縁層12bの外周に巻回さ
れた第2層目の単位コイル、12cは第2層目の単位コ
イル13bの外周に巻回された第3層目のレヤー絶縁
層、13cはレヤー絶縁層12cの外周に巻回された第
3層目の単位コイルである。以下同様に、レヤー絶縁層
と単位コイルとが交互に積層されて所定のターン数の1
次コイル10が形成される。
おいて11は円筒状に形成された1次巻形、12aは1
次巻形11の外周に巻回された第1層目のレヤー絶縁
層、13aはレヤー絶縁層12aの外周に巻回された第
1層目の単位コイルである。また12bは第1層目の単
位コイルの外周に巻回された第2層目のレヤー絶縁層、
13bは第2層目のレヤー絶縁層12bの外周に巻回さ
れた第2層目の単位コイル、12cは第2層目の単位コ
イル13bの外周に巻回された第3層目のレヤー絶縁
層、13cはレヤー絶縁層12cの外周に巻回された第
3層目の単位コイルである。以下同様に、レヤー絶縁層
と単位コイルとが交互に積層されて所定のターン数の1
次コイル10が形成される。
【0013】また14aはレヤー絶縁層12aの終端部
側に形成された電線移動防止用絶縁層、14bはレヤー
絶縁層12bの終端部側に形成された電線移動防止用絶
縁層であり、これらの電線移動防止用絶縁層14a,1
4b,…により、単位コイルを構成する電線が移動して
レヤー絶縁層の端部からはみ出すのが防止されている。
側に形成された電線移動防止用絶縁層、14bはレヤー
絶縁層12bの終端部側に形成された電線移動防止用絶
縁層であり、これらの電線移動防止用絶縁層14a,1
4b,…により、単位コイルを構成する電線が移動して
レヤー絶縁層の端部からはみ出すのが防止されている。
【0014】本発明においては、コイルの巻回幅(軸線
方向長さ)よりも十分に短い幅寸法を有する絶縁テープ
16を所定の重ね代rでラップさせながら巻形の軸線方
向に巻回することによりレヤー絶縁層12a,12b,
…が形成され、レヤー絶縁層の終端部側で絶縁テープ1
6を所定の厚さが得られるまで巻回することにより電線
移動防止用絶縁層14a,14b,…が形成される。レ
ヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層は、レヤー絶縁層
12a→電線移動防止用絶縁層14a→レヤー絶縁層1
2b→電線移動防止用絶縁層14b→レヤー絶縁層12
c→…の順に連続的に形成される。また単位コイル13
a,13b,…は絶縁テープの巻回と並行して電線17
を円筒状に巻回することにより順次巻回される。
方向長さ)よりも十分に短い幅寸法を有する絶縁テープ
16を所定の重ね代rでラップさせながら巻形の軸線方
向に巻回することによりレヤー絶縁層12a,12b,
…が形成され、レヤー絶縁層の終端部側で絶縁テープ1
6を所定の厚さが得られるまで巻回することにより電線
移動防止用絶縁層14a,14b,…が形成される。レ
ヤー絶縁層及び電線移動防止用絶縁層は、レヤー絶縁層
12a→電線移動防止用絶縁層14a→レヤー絶縁層1
2b→電線移動防止用絶縁層14b→レヤー絶縁層12
c→…の順に連続的に形成される。また単位コイル13
a,13b,…は絶縁テープの巻回と並行して電線17
を円筒状に巻回することにより順次巻回される。
【0015】ここでレヤー絶縁層12a及び電線移動防
止用絶縁層14aを形成するために必要な絶縁テープの
ターン数を単位コイル13aのターン数に等しくし、電
線の巻回よりも絶縁テープの巻回を先行させて(電線の
トラバース速度よりも絶縁テープのトラバース速度を速
くして)、電線移動防止用絶縁層14aの巻回を終了し
た時点で単位コイル13aの最終ターンの巻回が終了す
るように絶縁テープの重ね代r(絶縁テープの送りピッ
チ)を設定しておくことにより、単位コイル13aの巻
回作業と、レヤー絶縁層12a及び電線移動防止用絶縁
層14aの巻回作業とを同時に並行して進めることがで
きる。同様に、レヤー絶縁層12b及び電線移動防止用
絶縁層14bを形成するために必要な絶縁テープのター
ン数を単位コイル13bのターン数に等しくし、電線移
動防止用絶縁層14bの巻回を終了した時点で単位コイ
ル13bの最終ターンの巻回が終了するようにすること
により、単位コイル13bの巻回作業と、レヤー絶縁層
12b及び電線移動防止用絶縁層14bの巻回作業とを
同時に並行させて進めることができる。図示の例では、
絶縁テープの重なり代rを絶縁テープの幅のほぼ2/3
としている。
止用絶縁層14aを形成するために必要な絶縁テープの
ターン数を単位コイル13aのターン数に等しくし、電
線の巻回よりも絶縁テープの巻回を先行させて(電線の
トラバース速度よりも絶縁テープのトラバース速度を速
くして)、電線移動防止用絶縁層14aの巻回を終了し
た時点で単位コイル13aの最終ターンの巻回が終了す
るように絶縁テープの重ね代r(絶縁テープの送りピッ
チ)を設定しておくことにより、単位コイル13aの巻
回作業と、レヤー絶縁層12a及び電線移動防止用絶縁
層14aの巻回作業とを同時に並行して進めることがで
きる。同様に、レヤー絶縁層12b及び電線移動防止用
絶縁層14bを形成するために必要な絶縁テープのター
ン数を単位コイル13bのターン数に等しくし、電線移
動防止用絶縁層14bの巻回を終了した時点で単位コイ
ル13bの最終ターンの巻回が終了するようにすること
により、単位コイル13bの巻回作業と、レヤー絶縁層
12b及び電線移動防止用絶縁層14bの巻回作業とを
同時に並行させて進めることができる。図示の例では、
絶縁テープの重なり代rを絶縁テープの幅のほぼ2/3
としている。
【0016】上記の1次コイル10を巻回する際には、
先ず巻形11を巻線機のドラムに取り付け、巻形11の
一端側の図示のP1 位置に絶縁テープ16の先端を固定
し、該絶縁テープの上の所定位置Q1 に電線17の先端
を固定する。次いで巻線機のドラムを回転させ、絶縁テ
ープ16及び電線17を巻形11の他端側に(軸線方向
に)トラバースさせて、レヤー絶縁層及び単位コイルを
同時に巻回していく。この場合、絶縁テープのトラバー
スを電線のトラバースよりも先行させ、絶縁テープ16
を図示のP2 の位置まで巻回したところでレヤー絶縁層
12aを完成する。次いで絶縁テープをP3 位置まで所
定の重ね代rだけトラバースさせたところで絶縁テープ
のトラバースを停止させ、その位置で絶縁テープ16を
所定のターン数巻回して、単位コイルのほぼ2層分に相
当する厚さの電線移動防止用絶縁層14aを形成する。
この絶縁層14aの巻回が終了したところで電線がQ2
位置に達して単位コイル13aの巻回が終了する。次い
で絶縁テープを電線移動防止用絶縁層14aの巻回終了
位置P4 位置から巻形11の他端側にトラバースさせ、
同時に電線17をQ3 位置に移行させて、該電線17を
絶縁テープと同方向(図1の左側)に、絶縁テープより
も遅い速度でトラバースさせることにより、レヤー絶縁
層12bの巻回と単位コイル13bの巻回とを同時に進
めていく。絶縁テープをP5 位置まで巻回したところで
レヤー絶縁層12bの巻回を終了し、更に絶縁テープを
P6 の位置までトラバースさせたところで絶縁テープの
トラバースを停止させ、その位置で絶縁テープを所定タ
ーン数巻回することにより、電線移動防止用絶縁層14
bを巻回する。絶縁テープが絶縁層14bの巻回終了位
置P7 に達したところで電線がQ4 位置に達して単位コ
イル13bの巻回が終了する。次いで絶縁テープを巻形
11の他端側(図1の右側)にトラバースさせ、電線を
Q5 位置に移行させて、レヤー絶縁層12cの巻回と単
位コイル13cの巻回とを同時に進行させる。絶縁テー
プがP8 の位置に達したところでレヤー絶縁層12cの
巻回を終了し、絶縁テープを更にP9 位置までトラバー
スさせた位置で所定ターン数巻回することにより電線移
動防止用絶縁層14cを巻回する。この絶縁層14cの
巻回が終了した時点で電線をQ6 位置に到達させて単位
コイル13cの権威を終了する。以下同様の操作を繰り
返すことにより、更に外周側のレヤー絶縁層及び電線移
動防止用絶縁層と単位コイルとを同時に巻回していく。
先ず巻形11を巻線機のドラムに取り付け、巻形11の
一端側の図示のP1 位置に絶縁テープ16の先端を固定
し、該絶縁テープの上の所定位置Q1 に電線17の先端
を固定する。次いで巻線機のドラムを回転させ、絶縁テ
ープ16及び電線17を巻形11の他端側に(軸線方向
に)トラバースさせて、レヤー絶縁層及び単位コイルを
同時に巻回していく。この場合、絶縁テープのトラバー
スを電線のトラバースよりも先行させ、絶縁テープ16
を図示のP2 の位置まで巻回したところでレヤー絶縁層
12aを完成する。次いで絶縁テープをP3 位置まで所
定の重ね代rだけトラバースさせたところで絶縁テープ
のトラバースを停止させ、その位置で絶縁テープ16を
所定のターン数巻回して、単位コイルのほぼ2層分に相
当する厚さの電線移動防止用絶縁層14aを形成する。
この絶縁層14aの巻回が終了したところで電線がQ2
位置に達して単位コイル13aの巻回が終了する。次い
で絶縁テープを電線移動防止用絶縁層14aの巻回終了
位置P4 位置から巻形11の他端側にトラバースさせ、
同時に電線17をQ3 位置に移行させて、該電線17を
絶縁テープと同方向(図1の左側)に、絶縁テープより
も遅い速度でトラバースさせることにより、レヤー絶縁
層12bの巻回と単位コイル13bの巻回とを同時に進
めていく。絶縁テープをP5 位置まで巻回したところで
レヤー絶縁層12bの巻回を終了し、更に絶縁テープを
P6 の位置までトラバースさせたところで絶縁テープの
トラバースを停止させ、その位置で絶縁テープを所定タ
ーン数巻回することにより、電線移動防止用絶縁層14
bを巻回する。絶縁テープが絶縁層14bの巻回終了位
置P7 に達したところで電線がQ4 位置に達して単位コ
イル13bの巻回が終了する。次いで絶縁テープを巻形
11の他端側(図1の右側)にトラバースさせ、電線を
Q5 位置に移行させて、レヤー絶縁層12cの巻回と単
位コイル13cの巻回とを同時に進行させる。絶縁テー
プがP8 の位置に達したところでレヤー絶縁層12cの
巻回を終了し、絶縁テープを更にP9 位置までトラバー
スさせた位置で所定ターン数巻回することにより電線移
動防止用絶縁層14cを巻回する。この絶縁層14cの
巻回が終了した時点で電線をQ6 位置に到達させて単位
コイル13cの権威を終了する。以下同様の操作を繰り
返すことにより、更に外周側のレヤー絶縁層及び電線移
動防止用絶縁層と単位コイルとを同時に巻回していく。
【0017】尚図1においては、絶縁テープ16の厚さ
を誇張して図示しているため、各層の単位コイルの端部
位置で電線の位置が径方向の内側に大幅に偏位している
が、実際には、絶縁テープは電線17の径に比べて十分
に薄いため、単位コイルの端部位置での電線の偏位は僅
かである。また図1においては、分かり易くするため、
電線移動防止用絶縁層14a及び14bと巻形11との
間、及び電線移動防止用絶縁層14aと14cとの間に
隙間が形成されているが、これらの隙間は実際には殆ど
形成されない。
を誇張して図示しているため、各層の単位コイルの端部
位置で電線の位置が径方向の内側に大幅に偏位している
が、実際には、絶縁テープは電線17の径に比べて十分
に薄いため、単位コイルの端部位置での電線の偏位は僅
かである。また図1においては、分かり易くするため、
電線移動防止用絶縁層14a及び14bと巻形11との
間、及び電線移動防止用絶縁層14aと14cとの間に
隙間が形成されているが、これらの隙間は実際には殆ど
形成されない。
【0018】上記の実施例では、絶縁テープを巻形の軸
線方向に0.5 往復移動させることにより1層のレヤー絶
縁層を形成したが、一般に絶縁テープを巻形の軸線方向
にk+0.5 往復(k=0,1,2,3,…)させること
により、必要な厚さのレヤー絶縁層を形成することがで
きる。例えば、絶縁テープを巻形の軸線方向に0.5 往復
させただけではレヤー絶縁層の厚さが不足する場合に
は、絶縁テープを巻形の軸線方向に1.5 往復させること
により1つのレヤー絶縁層を形成するようにすることが
できる。この場合、絶縁テープを巻形の軸線方向に1.5
往復させたところで1つのレヤー絶縁層を形成し、その
レヤー絶縁層の端部位置で引き続き絶縁テープを所定の
ターン数巻回することにより電線移動防止用絶縁層を形
成する。この場合も、絶縁テープの巻回と電線の巻回と
を同時にスタートさせて、電線移動防止用絶縁層の巻回
が終了したところで、単位コイルの巻回が終了するよう
にするのは上記実施例と同様である。
線方向に0.5 往復移動させることにより1層のレヤー絶
縁層を形成したが、一般に絶縁テープを巻形の軸線方向
にk+0.5 往復(k=0,1,2,3,…)させること
により、必要な厚さのレヤー絶縁層を形成することがで
きる。例えば、絶縁テープを巻形の軸線方向に0.5 往復
させただけではレヤー絶縁層の厚さが不足する場合に
は、絶縁テープを巻形の軸線方向に1.5 往復させること
により1つのレヤー絶縁層を形成するようにすることが
できる。この場合、絶縁テープを巻形の軸線方向に1.5
往復させたところで1つのレヤー絶縁層を形成し、その
レヤー絶縁層の端部位置で引き続き絶縁テープを所定の
ターン数巻回することにより電線移動防止用絶縁層を形
成する。この場合も、絶縁テープの巻回と電線の巻回と
を同時にスタートさせて、電線移動防止用絶縁層の巻回
が終了したところで、単位コイルの巻回が終了するよう
にするのは上記実施例と同様である。
【0019】尚kを1以上として、絶縁テープをk+0.
5 往復させてレヤー絶縁層を形成する場合には、必然的
に、絶縁テープが電線のトラバース方向と逆方向にトラ
バースする過程が存在し、その過程では絶縁テープと電
線とが所定の回数交差することになる。図2は電線17
を矢印A1 方向に巻回していく過程で、絶縁テープ16
と電線17とが交差する様子を示したものである。図2
の例では、絶縁テープ16を所定の重なり代でラップさ
せながら、絶縁テープ16と電線17とを図の左端部側
から右端側に向って(矢印A1 方向に)巻回していき、
絶縁テープがレヤー絶縁層の終端位置(図2の右端)に
達したところで折り返して、今度は絶縁テープを矢印A
2 方向に巻回していく。絶縁テープを矢印A2 方向に巻
回していく過程で、絶縁テープがP点に達したときに、
絶縁テープ16と電線17とが交差する。
5 往復させてレヤー絶縁層を形成する場合には、必然的
に、絶縁テープが電線のトラバース方向と逆方向にトラ
バースする過程が存在し、その過程では絶縁テープと電
線とが所定の回数交差することになる。図2は電線17
を矢印A1 方向に巻回していく過程で、絶縁テープ16
と電線17とが交差する様子を示したものである。図2
の例では、絶縁テープ16を所定の重なり代でラップさ
せながら、絶縁テープ16と電線17とを図の左端部側
から右端側に向って(矢印A1 方向に)巻回していき、
絶縁テープがレヤー絶縁層の終端位置(図2の右端)に
達したところで折り返して、今度は絶縁テープを矢印A
2 方向に巻回していく。絶縁テープを矢印A2 方向に巻
回していく過程で、絶縁テープがP点に達したときに、
絶縁テープ16と電線17とが交差する。
【0020】図2には示してないが、絶縁テープが1往
復したところで再び折り返して、絶縁テープを図2の右
側に巻回していく。この過程では、絶縁テープの巻回方
向と電線の巻回方向とが同一となるが、絶縁テープのト
ラバースの方が電線のトラバースよりも速いため、途中
で絶縁テープ16が電線17を追い越し、絶縁テープが
丁度1.5 往復したところでレヤー絶縁層の巻回が終了す
る。その後絶縁テープを同じ位置で所定のターン数巻回
することにより、電線移動防止用絶縁層を形成する。こ
の電線移動防止用絶縁層の巻回が終了したところで、単
位コイルの巻回が完了するように、単位コイルのターン
数に応じて、絶縁テープの重なり代rを設定する。
復したところで再び折り返して、絶縁テープを図2の右
側に巻回していく。この過程では、絶縁テープの巻回方
向と電線の巻回方向とが同一となるが、絶縁テープのト
ラバースの方が電線のトラバースよりも速いため、途中
で絶縁テープ16が電線17を追い越し、絶縁テープが
丁度1.5 往復したところでレヤー絶縁層の巻回が終了す
る。その後絶縁テープを同じ位置で所定のターン数巻回
することにより、電線移動防止用絶縁層を形成する。こ
の電線移動防止用絶縁層の巻回が終了したところで、単
位コイルの巻回が完了するように、単位コイルのターン
数に応じて、絶縁テープの重なり代rを設定する。
【0021】今、電線の直径をD、絶縁テープの厚みを
dとすると、電線移動防止用絶縁層を形成するために必
要な絶縁テープのターン数N1 はほぼ2D/dに等しく
なる(図3参照)。また1レヤーに巻回する単位コイル
のターン数をNo とすると、単位コイルの巻回幅はD×
No となる。また絶縁テープの幅をWとすると、絶縁テ
ープのトラバース幅はほぼD×No +Wとなる。ここで
絶縁テープの送りピッチをΔxとなすると、1つのレヤ
ー絶縁層を形成するために必要な絶縁テープのターン数
は、(D・No +W)/Δxとなる。
dとすると、電線移動防止用絶縁層を形成するために必
要な絶縁テープのターン数N1 はほぼ2D/dに等しく
なる(図3参照)。また1レヤーに巻回する単位コイル
のターン数をNo とすると、単位コイルの巻回幅はD×
No となる。また絶縁テープの幅をWとすると、絶縁テ
ープのトラバース幅はほぼD×No +Wとなる。ここで
絶縁テープの送りピッチをΔxとなすると、1つのレヤ
ー絶縁層を形成するために必要な絶縁テープのターン数
は、(D・No +W)/Δxとなる。
【0022】従って、1つの単位コイルを巻回する過程
で絶縁テープをk+0.5 往復させるものとすると、(k
+0.5 )(D・No +W)/Δx=No −N1 となるよ
うに送りピッチΔxを設定してやれば、電線と絶縁テー
プとを同時に連続的に巻回して、単位コイルと、レヤー
絶縁層と、電線移動防止用絶縁層とを並行して巻回して
いくことができる。
で絶縁テープをk+0.5 往復させるものとすると、(k
+0.5 )(D・No +W)/Δx=No −N1 となるよ
うに送りピッチΔxを設定してやれば、電線と絶縁テー
プとを同時に連続的に巻回して、単位コイルと、レヤー
絶縁層と、電線移動防止用絶縁層とを並行して巻回して
いくことができる。
【0023】尚、上記の実施例において、絶縁テープに
部分的に粘着剤を付着させておくと、絶縁テープどう
し、及び絶縁テープと電線とを固定することができるた
め、機械的に強固な1次コイルを得ることができる。
部分的に粘着剤を付着させておくと、絶縁テープどう
し、及び絶縁テープと電線とを固定することができるた
め、機械的に強固な1次コイルを得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絶縁テ
ープの重なり代(送りピッチ)を適当に設定することに
より、電線と同じ巻回数で、レヤー絶縁層と電線移動防
止用絶縁層とを形成できるため、巻線機を停止させるこ
となく多層の1次コイルを連続的に巻回することができ
る。従って巻線作業全体の自動化を容易にすることがで
き、巻線作業能率を大幅に向上させることができる。ま
た絶縁材料として1種類の絶縁テープを用意すればよい
ため、材料の管理を容易にすることができる。
ープの重なり代(送りピッチ)を適当に設定することに
より、電線と同じ巻回数で、レヤー絶縁層と電線移動防
止用絶縁層とを形成できるため、巻線機を停止させるこ
となく多層の1次コイルを連続的に巻回することができ
る。従って巻線作業全体の自動化を容易にすることがで
き、巻線作業能率を大幅に向上させることができる。ま
た絶縁材料として1種類の絶縁テープを用意すればよい
ため、材料の管理を容易にすることができる。
【図1】本発明の実施例の要部の構成を概略的に示した
断面図である。
断面図である。
【図2】巻線作業の過程で絶縁テープと電線とを交差さ
せた状態を示した説明図である。
せた状態を示した説明図である。
【図3】本発明の実施例におけるコイルの巻回幅と絶縁
テープの巻回幅との関係を示した説明図である。
テープの巻回幅との関係を示した説明図である。
【図4】従来の計器用変圧器の1次コイルの構成を示し
た要部の断面図である。
た要部の断面図である。
【図5】図4の1次コイルの一部を拡大して示した断面
図である。
図である。
10 1次コイル 11 1次巻形 12a,12b レヤー絶縁層 13a,13b 単位コイル 14a,14b 電線移動防止用絶縁層 16 絶縁テープ 17 電線
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の単位コイルをそれぞれの内周側に
レヤー絶縁層を配置して同心巻きした構造を有し、レヤ
ー絶縁層の端部側には、コイルを構成する電線の移動を
防止するための電線移動防止用絶縁層が設けられている
計器用変圧器の1次コイルにおいて、 前記レヤー絶縁層はコイルの軸線方向寸法よりも十分短
い幅寸法を有する絶縁テープを所定の重なり代で重合さ
せて軸線方向に沿って巻回したものからなり、 前記電線移動防止用絶縁層は、前記レヤー絶縁層の終端
部側で絶縁テープを所定の厚さが得られるまで巻回した
ものからなり、 各レヤー絶縁層と各レヤー絶縁層の終端部側に設ける電
線移動防止用絶縁層とを形成するために必要な絶縁テー
プのターン数は、各レヤー絶縁層に対応する単位コイル
のターン数に等しく設定されていることを特徴とする計
器用変圧器の1次コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06215966A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 計器用変圧器の1次コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06215966A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 計器用変圧器の1次コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06215966A true JPH06215966A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11649178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Withdrawn JPH06215966A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 計器用変圧器の1次コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06215966A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110690036A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-01-14 | 陕西正泰智能电气有限公司 | 分级式层间绝缘电压互感器一次线圈 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP50A patent/JPH06215966A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110690036A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-01-14 | 陕西正泰智能电气有限公司 | 分级式层间绝缘电压互感器一次线圈 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |