JPH06216064A - Alコンタクト構造およびその製造方法 - Google Patents

Alコンタクト構造およびその製造方法

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JPH06216064A
JPH06216064A JP2164493A JP2164493A JPH06216064A JP H06216064 A JPH06216064 A JP H06216064A JP 2164493 A JP2164493 A JP 2164493A JP 2164493 A JP2164493 A JP 2164493A JP H06216064 A JPH06216064 A JP H06216064A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Siデバイスのコンタクト構造において、バ
リアメタルなしに、高信頼性、低抵抗性、製造容易性を
同時に実現するAlコンタクト構造を提供する。 【構成】 Si基板に直接Alを接触させたコンタクト
構造において、界面ゆらぎを、界面に平行な方向に10
nmあたり4原子層未満に抑える。あるいはSi基板と
Alコンタクトの方位関係が、界面に平行な面内でAl
<220>//Si<220>であるようにAl結晶を成長す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Si基板を用いたデバ
イスのAlコンタクト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
のデバイスの集積化に伴い、素子間をつなぐ配線技術の
重要性がますます増大している。特に配線のコンタクト
では、信頼性を維持しながら抵抗を低減することが緊急
の課題である。また配線に用いる材料が増え、構造の複
雑化やプロセス工程の増加が起こっているが、材料本来
の性質を生かして単純な製造工程を実現することも大き
な課題である。Alを配線材料とするSiデバイスのオ
ーミックコンタクトでは、AlとSiの間にTiやWな
どの高融点金属やその化合物を挟んだバリアメタル構造
が用いられている。この構造では、コンタクトの熱的安
定性は得られるものの、材料の抵抗が高い、あるいは製
造工程が複雑でコストがかかるという問題点があった。
本発明の目的は、配線構造の高信頼性、単純性、高性能
を同時に備えたAlコンタクト構造を実現することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、Si基
板に直接Alを接触させた構造を持つAlコンタクト構
造において、Si/Al界面のゆらぎが、界面に平行な
方向に10nmあたり4原子層未満であるような平坦な
界面を持つことを特徴とするAlコンタクト構造であ
る。
【0004】また、本発明の第2は、Si基板に直接A
lを接触させた構造を持つAlコンタクト構造におい
て、Si基板とAlの方位関係が、界面に平行な面内で
Al<220>//Si<220>であることを特徴とするAl
コンタクト構造である。上記のようなAlとSiの関係
は、例えば、Si(100)基板に対してAl(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係、Si(111)基板に対してAl(111)//Si(11
1)かつAl<220>//Si<220>またはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係などによって実現される。
【0005】また、これらのAlコンタクト構造の製造
方法は、Si基板の表面をpH値が4〜8のフッ酸系水
溶液に浸して該Si表面の平坦性を10nmあたり4原
子層未満とし、次いでこのSi平坦面にAlを堆積させ
ることを特徴とする。ここでAlコンタクトとはAlを
主成分とするコンタクトのことであって、Si、Cu、
Pdなどの材料を含んでもかまわない。
【0006】
【作用】 請求項1の作用 従来用いられていたスパッタ法などで堆積したAlコン
タクトでは、400℃以上の熱処理によって、SiがA
l中に大量に拡散するために、基板側にAlスパイクが
できて短絡の原因になったり、コンタクト界面に再析出
Si層ができてコンタクト抵抗が高くなるという問題が
あった。ところが本発明者は、pHをコントロールした
フッ酸溶液処理によって表面を原子レベルで平坦化した
Si基板上に、表面へのダメージの小さい真空蒸着法を
用いてAlコンタクトを形成したところ、450℃,1
時間の熱処理に対しても、スパイクが観測されず電気特
性にも全く劣化が起こらないことを見い出した。
【0007】そこで本発明者は、界面の熱的安定性は、
Al/Si界面の平坦性に密接な関係があり、ある程度
以上平坦な界面を実現することにより、バリアメタルな
しでも十分な信頼性のあるコンタクトが実現できるとの
仮説をたてた。
【0008】この仮説を検証するために、界面ゆらぎを
コントロールしたAl/Si界面を用意し、ゆらぎの程
度と熱的安定性との相関を調べる実験を行った。まずp
Hをコントロールしたフッ酸溶液で表面を平坦化したS
i(100)基板を用意し、超高真空中でArイオンビー
ムの照射量によってダメージの程度を変えた基板および
ダメージを与えない基板上に、それぞれ基板温度を室温
に保ったまま、Alを蒸着した。このようにして作製し
た多結晶Alコンタクトの界面を高分解能断面電子顕微
鏡で観察し、ダメージの度合いによって、界面ゆらぎの
大きさが変わることを確認した。このコンタクトの熱的
安定性を調べた結果、界面ゆらぎが4原子層未満のサン
プルでは、450℃,1時間までの窒素雰囲気中アニー
ルに対しアロイピットは観測されず、I−V法やC−V
法で評価した電気特性も理想的振る舞いを示したのに対
し、それ以外のサンプルでは、400℃,1時間のアニ
ールですでに表面モホロジーの劣化と電気特性の劣化が
認められた。これらの事実から、Al/Si界面の熱的
安定性が界面平坦性に密接な関係があるという前記仮説
が証明され、界面ゆらぎは界面に平行な方向に10nm
あたり4原子層未満であることが望ましいことが判明し
た。
【0009】請求項2の作用 スパッタ法などで形成されたAlコンタクトでは、nタ
イプ基板に対してオーミックコンタクトをとるために、
400℃程度のアニールを必要とする。これは、400
℃程度のアニールによって、コンタクトのショットキー
障壁高さが、0.1eV近くも減少することが原因とな
っている。一方、Si(111)基板上に形成したAl(1
11)エピタキシャル単結晶コンタクトでは、アニールを
行わなくても0.7eVの低いショットキー障壁高さを
示し、しかもアニールによってその値が変化しないこと
が報告されている[アイトリプルイー・トランスアクシ
ョン・オン・エレクトロン・デバイス(IEEE Transactio
n on Electron Devices)1987年、34巻、1018頁]。こ
の単結晶Alをオーミックコンタクトに用いれば、アニ
ールなしに良好な電気特性が得られるはずである。しか
し、単結晶のAlは作製が難しいという問題がある。
【0010】そこで本発明者は、この障壁高さの減少が
Al/Si界面構造の安定化に起因していると考え、た
とえAlが多結晶であっても構造的に安定な特定のエピ
タキシャル関係をもつコンタクトであれば、アニールな
しで、0.7eVの低いショットキー障壁高さを示し、
しかもアニールに対してこの値は変化しないという仮説
をたてた。
【0011】この仮説を検証するために、Si(100)
およびSi(111)表面上に超高真空中での蒸着法で形
成したAl膜で上記エピタキシャル関係を持つ多結晶コ
ンタクト構造の探索を行った。その結果、基板の表面状
態に応じて、上記エピタキシャル関係を持つAl膜と持
たないAl膜が得られることが、平面電子顕微鏡観察に
よりわかった。Si(100)基板では、2×1の表面超
構造上にAl(110)//Si(100)かつAl<220>//
Si<220>と等価なエピタキシャル関係を持つグレイ
ンからなる多結晶(bicrystal)が得られるのに対し、
水素終端表面上には(110)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。Si(111)基板では、7×7の
表面超構造上にAl(111)//Si(111)かつAl<22
0>//Si<220>のエピタキシャル関係を持つ単結晶
が、水素終端表面上には、Al(111)//Si(111)か
つAl<220>//Si<220>、あるいはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>と等価なエ
ピタキシャル関係を持つグレインからなる多結晶(bicr
ystal)が得られた。それに対し、表面再構成の不完全
な清浄表面上では、(111)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。これら5種類の結晶方位関係を持
つAlコンタクトに対し、450℃,1時間までの窒素
雰囲気中アニールによるショットキー障壁高さの変化を
調べたところ、界面に平行な面内でAl<220>//Si
<220>のエピタキシャル関係を持つ全てのサンプル
で、アニール温度と無関係に約0.7eVの障壁高さを
示したのに対し、前記エピタキシャル関係を持たない全
てのサンプルで、アニール温度の上昇と共に障壁高さ
が、約0.8eVから約0.7eVに減少した。以上の
結果から、エピタキシャル関係が界面に平行な面内で、
Al<220>//Si<220>である場合に、前記仮説が正
しいことが検証された。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。 実施例1 p−タイプSi(100)基板(抵抗率10〜20Ωc
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015
-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低圧CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、バッファードフッ酸(pH
〜4)に1分間浸す。超純水でリンスした後、即座にバ
ックプレッシャー10-10TorrのMBE真空槽に導
入し、コンタクト部に2×1の超構造を形成するために
RTA法で700℃,10分間のアニールを行った。基
板温度を100℃まで冷した後、エフュージョンセルお
よびスパッタをソースに用いて、Al膜を形成した。は
じめの20nmはエフュージョンセルを用いて0.05
nm/secのレートで蒸着を行い、続いてスパッタで
0.8μmのAl層を堆積した。3回目のフォトリソグ
ラフィーでメタルパターンを形成した。
【0013】上記テストパターンのAl/Si界面を高
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAlとSiの方位関係は、Al(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>であり、これ
を満たす等価な2種類のグレインから成っていることが
明らかになった。電気特性の評価は、コンタクトサイズ
1×1μmのものに対して、I−V法を用いて行った。
100個のコンタクトの平均比抵抗値は、1×10-7Ω
cm2以下であり、アニールを行わなくても極めて低い
値が得られた。また同じサンプルに対し、水素雰囲気中
で、450℃,60分間のアニールを行った後、同様の
電気特性評価を行ったところ、平均比抵抗値はほとんど
劣化しなかった。以上の結果から、請求項1、2の特徴
を持つAl/Siオーミックコンタクトでは、アニール
なしでも低いコンタクト抵抗が得られ、しかも高温アニ
ールに対しても特性が安定であることが証明された。
【0014】実施例2 p−タイプSi(111)基板(抵抗率10〜20Ωc
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015
-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低温CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、フッ酸系水溶液(フッ化ア
ンモン水溶液,pH〜8)に1分間浸す。超純水でリン
スした後、即座にバックプレッシャー10-7Torrの
真空槽に導入し、表面終端水素以外の不純物ガスを脱離
させるため、RTA法で400℃,10分間のアニール
を行った。基板温度を100℃まで冷した後、エフュー
ジョンセルおよびスパッタをソースとして、コリメート
法を用いてAl膜を形成した。はじめの20nmはエフ
ュージョンセルを用いて0.05nm/secのレート
で蒸着を行い、続いてスパッタで0.8μmのAl層を
堆積した。3回目のフォトリソグラフィーでメタルパタ
ーンを形成した。
【0015】上記テストパターンのAl/Si界面を高
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAl膜は、Si基板に対してAl(111)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>の関係を持
つグレイン、またはAl(100)//Si(111)かつAl
<220>//Si<220>と等価な3種類のグレインとから
成っていることが明らかになった。電気特性の評価は、
コンタクトサイズ0.5×0.5μmのものに対して、
I−V法を用いて行った。100個のコンタクトの平均
比抵抗値は、1×10-7Ωcm2以下であり、アニール
を行わなくても極めて低い値が得られた。また同じサン
プルに対し、水素雰囲気中で、500℃,60分間のア
ニールを行った後、同様の電気特性評価を行ったとこ
ろ、平均比抵抗値はほとんど劣化しなかった。以上の結
果から、請求項1、2の特徴を持つAl/Siオーミッ
クコンタクトでは、アニールなしでも低いコンタクト抵
抗が得られ、しかも高温アニールに対しても特性が安定
であることが証明された。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バリアメタルを用いないAlコンタクト構造によって、
アニールなしにオーミック性が確保でき、しかもプロセ
スに用いられる程度の熱処理に対しては特性が変化しな
いような優れたコンタクトを実現できる。これは従来の
Alコンタクトでは不可能であった。また従来のバリア
メタル構造に比べても、材料自体の抵抗が低い、製造工
程が容易であるためにコストが安い、という工業的に多
くの利点を有するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板に直接Alを接触させた構造を
    持つAlコンタクト構造において、Si/Al界面のゆ
    らぎが、界面に平行な方向に10nmあたり4原子層未
    満であるような平坦な界面を持つことを特徴とするAl
    コンタクト構造。
  2. 【請求項2】 Si基板に直接Alを接触させた構造を
    持つAlコンタクト構造において、Si基板とAlの方
    位関係が界面に平行な面内でAl<220>//Si<220>
    であることを特徴とするAlコンタクト構造。
  3. 【請求項3】 Si基板の表面をpH値が4〜8のフッ
    酸系水溶液に浸して該Si表面の平坦性を10nmあた
    り4原子層未満とし、次いでこのSi平坦面にAlを堆
    積させることを特徴とするAlコンタクト構造の製造方
    法。
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