JPH06216064A - Alコンタクト構造およびその製造方法 - Google Patents
Alコンタクト構造およびその製造方法Info
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- JPH06216064A JPH06216064A JP2164493A JP2164493A JPH06216064A JP H06216064 A JPH06216064 A JP H06216064A JP 2164493 A JP2164493 A JP 2164493A JP 2164493 A JP2164493 A JP 2164493A JP H06216064 A JPH06216064 A JP H06216064A
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Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Siデバイスのコンタクト構造において、バ
リアメタルなしに、高信頼性、低抵抗性、製造容易性を
同時に実現するAlコンタクト構造を提供する。 【構成】 Si基板に直接Alを接触させたコンタクト
構造において、界面ゆらぎを、界面に平行な方向に10
nmあたり4原子層未満に抑える。あるいはSi基板と
Alコンタクトの方位関係が、界面に平行な面内でAl
<220>//Si<220>であるようにAl結晶を成長す
る。
リアメタルなしに、高信頼性、低抵抗性、製造容易性を
同時に実現するAlコンタクト構造を提供する。 【構成】 Si基板に直接Alを接触させたコンタクト
構造において、界面ゆらぎを、界面に平行な方向に10
nmあたり4原子層未満に抑える。あるいはSi基板と
Alコンタクトの方位関係が、界面に平行な面内でAl
<220>//Si<220>であるようにAl結晶を成長す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Si基板を用いたデバ
イスのAlコンタクト構造に関するものである。
イスのAlコンタクト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
のデバイスの集積化に伴い、素子間をつなぐ配線技術の
重要性がますます増大している。特に配線のコンタクト
では、信頼性を維持しながら抵抗を低減することが緊急
の課題である。また配線に用いる材料が増え、構造の複
雑化やプロセス工程の増加が起こっているが、材料本来
の性質を生かして単純な製造工程を実現することも大き
な課題である。Alを配線材料とするSiデバイスのオ
ーミックコンタクトでは、AlとSiの間にTiやWな
どの高融点金属やその化合物を挟んだバリアメタル構造
が用いられている。この構造では、コンタクトの熱的安
定性は得られるものの、材料の抵抗が高い、あるいは製
造工程が複雑でコストがかかるという問題点があった。
本発明の目的は、配線構造の高信頼性、単純性、高性能
を同時に備えたAlコンタクト構造を実現することにあ
る。
のデバイスの集積化に伴い、素子間をつなぐ配線技術の
重要性がますます増大している。特に配線のコンタクト
では、信頼性を維持しながら抵抗を低減することが緊急
の課題である。また配線に用いる材料が増え、構造の複
雑化やプロセス工程の増加が起こっているが、材料本来
の性質を生かして単純な製造工程を実現することも大き
な課題である。Alを配線材料とするSiデバイスのオ
ーミックコンタクトでは、AlとSiの間にTiやWな
どの高融点金属やその化合物を挟んだバリアメタル構造
が用いられている。この構造では、コンタクトの熱的安
定性は得られるものの、材料の抵抗が高い、あるいは製
造工程が複雑でコストがかかるという問題点があった。
本発明の目的は、配線構造の高信頼性、単純性、高性能
を同時に備えたAlコンタクト構造を実現することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、Si基
板に直接Alを接触させた構造を持つAlコンタクト構
造において、Si/Al界面のゆらぎが、界面に平行な
方向に10nmあたり4原子層未満であるような平坦な
界面を持つことを特徴とするAlコンタクト構造であ
る。
板に直接Alを接触させた構造を持つAlコンタクト構
造において、Si/Al界面のゆらぎが、界面に平行な
方向に10nmあたり4原子層未満であるような平坦な
界面を持つことを特徴とするAlコンタクト構造であ
る。
【0004】また、本発明の第2は、Si基板に直接A
lを接触させた構造を持つAlコンタクト構造におい
て、Si基板とAlの方位関係が、界面に平行な面内で
Al<220>//Si<220>であることを特徴とするAl
コンタクト構造である。上記のようなAlとSiの関係
は、例えば、Si(100)基板に対してAl(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係、Si(111)基板に対してAl(111)//Si(11
1)かつAl<220>//Si<220>またはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係などによって実現される。
lを接触させた構造を持つAlコンタクト構造におい
て、Si基板とAlの方位関係が、界面に平行な面内で
Al<220>//Si<220>であることを特徴とするAl
コンタクト構造である。上記のようなAlとSiの関係
は、例えば、Si(100)基板に対してAl(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係、Si(111)基板に対してAl(111)//Si(11
1)かつAl<220>//Si<220>またはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>を満たす関
係などによって実現される。
【0005】また、これらのAlコンタクト構造の製造
方法は、Si基板の表面をpH値が4〜8のフッ酸系水
溶液に浸して該Si表面の平坦性を10nmあたり4原
子層未満とし、次いでこのSi平坦面にAlを堆積させ
ることを特徴とする。ここでAlコンタクトとはAlを
主成分とするコンタクトのことであって、Si、Cu、
Pdなどの材料を含んでもかまわない。
方法は、Si基板の表面をpH値が4〜8のフッ酸系水
溶液に浸して該Si表面の平坦性を10nmあたり4原
子層未満とし、次いでこのSi平坦面にAlを堆積させ
ることを特徴とする。ここでAlコンタクトとはAlを
主成分とするコンタクトのことであって、Si、Cu、
Pdなどの材料を含んでもかまわない。
【0006】
【作用】 請求項1の作用 従来用いられていたスパッタ法などで堆積したAlコン
タクトでは、400℃以上の熱処理によって、SiがA
l中に大量に拡散するために、基板側にAlスパイクが
できて短絡の原因になったり、コンタクト界面に再析出
Si層ができてコンタクト抵抗が高くなるという問題が
あった。ところが本発明者は、pHをコントロールした
フッ酸溶液処理によって表面を原子レベルで平坦化した
Si基板上に、表面へのダメージの小さい真空蒸着法を
用いてAlコンタクトを形成したところ、450℃,1
時間の熱処理に対しても、スパイクが観測されず電気特
性にも全く劣化が起こらないことを見い出した。
タクトでは、400℃以上の熱処理によって、SiがA
l中に大量に拡散するために、基板側にAlスパイクが
できて短絡の原因になったり、コンタクト界面に再析出
Si層ができてコンタクト抵抗が高くなるという問題が
あった。ところが本発明者は、pHをコントロールした
フッ酸溶液処理によって表面を原子レベルで平坦化した
Si基板上に、表面へのダメージの小さい真空蒸着法を
用いてAlコンタクトを形成したところ、450℃,1
時間の熱処理に対しても、スパイクが観測されず電気特
性にも全く劣化が起こらないことを見い出した。
【0007】そこで本発明者は、界面の熱的安定性は、
Al/Si界面の平坦性に密接な関係があり、ある程度
以上平坦な界面を実現することにより、バリアメタルな
しでも十分な信頼性のあるコンタクトが実現できるとの
仮説をたてた。
Al/Si界面の平坦性に密接な関係があり、ある程度
以上平坦な界面を実現することにより、バリアメタルな
しでも十分な信頼性のあるコンタクトが実現できるとの
仮説をたてた。
【0008】この仮説を検証するために、界面ゆらぎを
コントロールしたAl/Si界面を用意し、ゆらぎの程
度と熱的安定性との相関を調べる実験を行った。まずp
Hをコントロールしたフッ酸溶液で表面を平坦化したS
i(100)基板を用意し、超高真空中でArイオンビー
ムの照射量によってダメージの程度を変えた基板および
ダメージを与えない基板上に、それぞれ基板温度を室温
に保ったまま、Alを蒸着した。このようにして作製し
た多結晶Alコンタクトの界面を高分解能断面電子顕微
鏡で観察し、ダメージの度合いによって、界面ゆらぎの
大きさが変わることを確認した。このコンタクトの熱的
安定性を調べた結果、界面ゆらぎが4原子層未満のサン
プルでは、450℃,1時間までの窒素雰囲気中アニー
ルに対しアロイピットは観測されず、I−V法やC−V
法で評価した電気特性も理想的振る舞いを示したのに対
し、それ以外のサンプルでは、400℃,1時間のアニ
ールですでに表面モホロジーの劣化と電気特性の劣化が
認められた。これらの事実から、Al/Si界面の熱的
安定性が界面平坦性に密接な関係があるという前記仮説
が証明され、界面ゆらぎは界面に平行な方向に10nm
あたり4原子層未満であることが望ましいことが判明し
た。
コントロールしたAl/Si界面を用意し、ゆらぎの程
度と熱的安定性との相関を調べる実験を行った。まずp
Hをコントロールしたフッ酸溶液で表面を平坦化したS
i(100)基板を用意し、超高真空中でArイオンビー
ムの照射量によってダメージの程度を変えた基板および
ダメージを与えない基板上に、それぞれ基板温度を室温
に保ったまま、Alを蒸着した。このようにして作製し
た多結晶Alコンタクトの界面を高分解能断面電子顕微
鏡で観察し、ダメージの度合いによって、界面ゆらぎの
大きさが変わることを確認した。このコンタクトの熱的
安定性を調べた結果、界面ゆらぎが4原子層未満のサン
プルでは、450℃,1時間までの窒素雰囲気中アニー
ルに対しアロイピットは観測されず、I−V法やC−V
法で評価した電気特性も理想的振る舞いを示したのに対
し、それ以外のサンプルでは、400℃,1時間のアニ
ールですでに表面モホロジーの劣化と電気特性の劣化が
認められた。これらの事実から、Al/Si界面の熱的
安定性が界面平坦性に密接な関係があるという前記仮説
が証明され、界面ゆらぎは界面に平行な方向に10nm
あたり4原子層未満であることが望ましいことが判明し
た。
【0009】請求項2の作用 スパッタ法などで形成されたAlコンタクトでは、nタ
イプ基板に対してオーミックコンタクトをとるために、
400℃程度のアニールを必要とする。これは、400
℃程度のアニールによって、コンタクトのショットキー
障壁高さが、0.1eV近くも減少することが原因とな
っている。一方、Si(111)基板上に形成したAl(1
11)エピタキシャル単結晶コンタクトでは、アニールを
行わなくても0.7eVの低いショットキー障壁高さを
示し、しかもアニールによってその値が変化しないこと
が報告されている[アイトリプルイー・トランスアクシ
ョン・オン・エレクトロン・デバイス(IEEE Transactio
n on Electron Devices)1987年、34巻、1018頁]。こ
の単結晶Alをオーミックコンタクトに用いれば、アニ
ールなしに良好な電気特性が得られるはずである。しか
し、単結晶のAlは作製が難しいという問題がある。
イプ基板に対してオーミックコンタクトをとるために、
400℃程度のアニールを必要とする。これは、400
℃程度のアニールによって、コンタクトのショットキー
障壁高さが、0.1eV近くも減少することが原因とな
っている。一方、Si(111)基板上に形成したAl(1
11)エピタキシャル単結晶コンタクトでは、アニールを
行わなくても0.7eVの低いショットキー障壁高さを
示し、しかもアニールによってその値が変化しないこと
が報告されている[アイトリプルイー・トランスアクシ
ョン・オン・エレクトロン・デバイス(IEEE Transactio
n on Electron Devices)1987年、34巻、1018頁]。こ
の単結晶Alをオーミックコンタクトに用いれば、アニ
ールなしに良好な電気特性が得られるはずである。しか
し、単結晶のAlは作製が難しいという問題がある。
【0010】そこで本発明者は、この障壁高さの減少が
Al/Si界面構造の安定化に起因していると考え、た
とえAlが多結晶であっても構造的に安定な特定のエピ
タキシャル関係をもつコンタクトであれば、アニールな
しで、0.7eVの低いショットキー障壁高さを示し、
しかもアニールに対してこの値は変化しないという仮説
をたてた。
Al/Si界面構造の安定化に起因していると考え、た
とえAlが多結晶であっても構造的に安定な特定のエピ
タキシャル関係をもつコンタクトであれば、アニールな
しで、0.7eVの低いショットキー障壁高さを示し、
しかもアニールに対してこの値は変化しないという仮説
をたてた。
【0011】この仮説を検証するために、Si(100)
およびSi(111)表面上に超高真空中での蒸着法で形
成したAl膜で上記エピタキシャル関係を持つ多結晶コ
ンタクト構造の探索を行った。その結果、基板の表面状
態に応じて、上記エピタキシャル関係を持つAl膜と持
たないAl膜が得られることが、平面電子顕微鏡観察に
よりわかった。Si(100)基板では、2×1の表面超
構造上にAl(110)//Si(100)かつAl<220>//
Si<220>と等価なエピタキシャル関係を持つグレイ
ンからなる多結晶(bicrystal)が得られるのに対し、
水素終端表面上には(110)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。Si(111)基板では、7×7の
表面超構造上にAl(111)//Si(111)かつAl<22
0>//Si<220>のエピタキシャル関係を持つ単結晶
が、水素終端表面上には、Al(111)//Si(111)か
つAl<220>//Si<220>、あるいはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>と等価なエ
ピタキシャル関係を持つグレインからなる多結晶(bicr
ystal)が得られた。それに対し、表面再構成の不完全
な清浄表面上では、(111)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。これら5種類の結晶方位関係を持
つAlコンタクトに対し、450℃,1時間までの窒素
雰囲気中アニールによるショットキー障壁高さの変化を
調べたところ、界面に平行な面内でAl<220>//Si
<220>のエピタキシャル関係を持つ全てのサンプル
で、アニール温度と無関係に約0.7eVの障壁高さを
示したのに対し、前記エピタキシャル関係を持たない全
てのサンプルで、アニール温度の上昇と共に障壁高さ
が、約0.8eVから約0.7eVに減少した。以上の
結果から、エピタキシャル関係が界面に平行な面内で、
Al<220>//Si<220>である場合に、前記仮説が正
しいことが検証された。
およびSi(111)表面上に超高真空中での蒸着法で形
成したAl膜で上記エピタキシャル関係を持つ多結晶コ
ンタクト構造の探索を行った。その結果、基板の表面状
態に応じて、上記エピタキシャル関係を持つAl膜と持
たないAl膜が得られることが、平面電子顕微鏡観察に
よりわかった。Si(100)基板では、2×1の表面超
構造上にAl(110)//Si(100)かつAl<220>//
Si<220>と等価なエピタキシャル関係を持つグレイ
ンからなる多結晶(bicrystal)が得られるのに対し、
水素終端表面上には(110)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。Si(111)基板では、7×7の
表面超構造上にAl(111)//Si(111)かつAl<22
0>//Si<220>のエピタキシャル関係を持つ単結晶
が、水素終端表面上には、Al(111)//Si(111)か
つAl<220>//Si<220>、あるいはAl(100)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>と等価なエ
ピタキシャル関係を持つグレインからなる多結晶(bicr
ystal)が得られた。それに対し、表面再構成の不完全
な清浄表面上では、(111)配向ではあるが基板に対し
て垂直な軸を中心にランダムに回転したグレインからな
る多結晶が得られた。これら5種類の結晶方位関係を持
つAlコンタクトに対し、450℃,1時間までの窒素
雰囲気中アニールによるショットキー障壁高さの変化を
調べたところ、界面に平行な面内でAl<220>//Si
<220>のエピタキシャル関係を持つ全てのサンプル
で、アニール温度と無関係に約0.7eVの障壁高さを
示したのに対し、前記エピタキシャル関係を持たない全
てのサンプルで、アニール温度の上昇と共に障壁高さ
が、約0.8eVから約0.7eVに減少した。以上の
結果から、エピタキシャル関係が界面に平行な面内で、
Al<220>//Si<220>である場合に、前記仮説が正
しいことが検証された。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。 実施例1 p−タイプSi(100)基板(抵抗率10〜20Ωc
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015c
m-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低圧CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、バッファードフッ酸(pH
〜4)に1分間浸す。超純水でリンスした後、即座にバ
ックプレッシャー10-10TorrのMBE真空槽に導
入し、コンタクト部に2×1の超構造を形成するために
RTA法で700℃,10分間のアニールを行った。基
板温度を100℃まで冷した後、エフュージョンセルお
よびスパッタをソースに用いて、Al膜を形成した。は
じめの20nmはエフュージョンセルを用いて0.05
nm/secのレートで蒸着を行い、続いてスパッタで
0.8μmのAl層を堆積した。3回目のフォトリソグ
ラフィーでメタルパターンを形成した。
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015c
m-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低圧CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、バッファードフッ酸(pH
〜4)に1分間浸す。超純水でリンスした後、即座にバ
ックプレッシャー10-10TorrのMBE真空槽に導
入し、コンタクト部に2×1の超構造を形成するために
RTA法で700℃,10分間のアニールを行った。基
板温度を100℃まで冷した後、エフュージョンセルお
よびスパッタをソースに用いて、Al膜を形成した。は
じめの20nmはエフュージョンセルを用いて0.05
nm/secのレートで蒸着を行い、続いてスパッタで
0.8μmのAl層を堆積した。3回目のフォトリソグ
ラフィーでメタルパターンを形成した。
【0013】上記テストパターンのAl/Si界面を高
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAlとSiの方位関係は、Al(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>であり、これ
を満たす等価な2種類のグレインから成っていることが
明らかになった。電気特性の評価は、コンタクトサイズ
1×1μmのものに対して、I−V法を用いて行った。
100個のコンタクトの平均比抵抗値は、1×10-7Ω
cm2以下であり、アニールを行わなくても極めて低い
値が得られた。また同じサンプルに対し、水素雰囲気中
で、450℃,60分間のアニールを行った後、同様の
電気特性評価を行ったところ、平均比抵抗値はほとんど
劣化しなかった。以上の結果から、請求項1、2の特徴
を持つAl/Siオーミックコンタクトでは、アニール
なしでも低いコンタクト抵抗が得られ、しかも高温アニ
ールに対しても特性が安定であることが証明された。
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAlとSiの方位関係は、Al(110)//S
i(100)かつAl<220>//Si<220>であり、これ
を満たす等価な2種類のグレインから成っていることが
明らかになった。電気特性の評価は、コンタクトサイズ
1×1μmのものに対して、I−V法を用いて行った。
100個のコンタクトの平均比抵抗値は、1×10-7Ω
cm2以下であり、アニールを行わなくても極めて低い
値が得られた。また同じサンプルに対し、水素雰囲気中
で、450℃,60分間のアニールを行った後、同様の
電気特性評価を行ったところ、平均比抵抗値はほとんど
劣化しなかった。以上の結果から、請求項1、2の特徴
を持つAl/Siオーミックコンタクトでは、アニール
なしでも低いコンタクト抵抗が得られ、しかも高温アニ
ールに対しても特性が安定であることが証明された。
【0014】実施例2 p−タイプSi(111)基板(抵抗率10〜20Ωc
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015c
m-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低温CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、フッ酸系水溶液(フッ化ア
ンモン水溶液,pH〜8)に1分間浸す。超純水でリン
スした後、即座にバックプレッシャー10-7Torrの
真空槽に導入し、表面終端水素以外の不純物ガスを脱離
させるため、RTA法で400℃,10分間のアニール
を行った。基板温度を100℃まで冷した後、エフュー
ジョンセルおよびスパッタをソースとして、コリメート
法を用いてAl膜を形成した。はじめの20nmはエフ
ュージョンセルを用いて0.05nm/secのレート
で蒸着を行い、続いてスパッタで0.8μmのAl層を
堆積した。3回目のフォトリソグラフィーでメタルパタ
ーンを形成した。
m,4インチφ)を用い、以下の要領でコンタクト抵抗
測定用のケルビン法テストパターンを作製し、Al/S
i微細オーミックコンタクトの評価を行った。まず厚さ
0.5μmのフィールド酸化膜を形成し、通常のフォト
リソグラフィーで活性化領域の酸化膜を除去し、防護用
熱酸化膜20nmを成長した後、Asイオンの打ち込み
を行った。打ち込み条件は、ドーズ量5×1015c
m-2、エネルギー80keVである。窒素中で1000
℃,45分間のアニールで活性化し、さらに低温CVD
法で0.5μmのSiO2層を形成した。2回目のフォ
トリソグラフィーでコンタクト部分の酸化膜を完全に除
去し、続いてSi表面を水素終端化すると同時に原子オ
ーダーで平坦化するために、フッ酸系水溶液(フッ化ア
ンモン水溶液,pH〜8)に1分間浸す。超純水でリン
スした後、即座にバックプレッシャー10-7Torrの
真空槽に導入し、表面終端水素以外の不純物ガスを脱離
させるため、RTA法で400℃,10分間のアニール
を行った。基板温度を100℃まで冷した後、エフュー
ジョンセルおよびスパッタをソースとして、コリメート
法を用いてAl膜を形成した。はじめの20nmはエフ
ュージョンセルを用いて0.05nm/secのレート
で蒸着を行い、続いてスパッタで0.8μmのAl層を
堆積した。3回目のフォトリソグラフィーでメタルパタ
ーンを形成した。
【0015】上記テストパターンのAl/Si界面を高
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAl膜は、Si基板に対してAl(111)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>の関係を持
つグレイン、またはAl(100)//Si(111)かつAl
<220>//Si<220>と等価な3種類のグレインとから
成っていることが明らかになった。電気特性の評価は、
コンタクトサイズ0.5×0.5μmのものに対して、
I−V法を用いて行った。100個のコンタクトの平均
比抵抗値は、1×10-7Ωcm2以下であり、アニール
を行わなくても極めて低い値が得られた。また同じサン
プルに対し、水素雰囲気中で、500℃,60分間のア
ニールを行った後、同様の電気特性評価を行ったとこ
ろ、平均比抵抗値はほとんど劣化しなかった。以上の結
果から、請求項1、2の特徴を持つAl/Siオーミッ
クコンタクトでは、アニールなしでも低いコンタクト抵
抗が得られ、しかも高温アニールに対しても特性が安定
であることが証明された。
分解能断面TEM法を用いて観察したところ、界面は原
子層オーダーで急峻であり、平均の界面ゆらぎは10n
mあたり1原子層のステップが2個以下と極めて小さか
った。またAl膜は、Si基板に対してAl(111)//
Si(111)かつAl<220>//Si<220>の関係を持
つグレイン、またはAl(100)//Si(111)かつAl
<220>//Si<220>と等価な3種類のグレインとから
成っていることが明らかになった。電気特性の評価は、
コンタクトサイズ0.5×0.5μmのものに対して、
I−V法を用いて行った。100個のコンタクトの平均
比抵抗値は、1×10-7Ωcm2以下であり、アニール
を行わなくても極めて低い値が得られた。また同じサン
プルに対し、水素雰囲気中で、500℃,60分間のア
ニールを行った後、同様の電気特性評価を行ったとこ
ろ、平均比抵抗値はほとんど劣化しなかった。以上の結
果から、請求項1、2の特徴を持つAl/Siオーミッ
クコンタクトでは、アニールなしでも低いコンタクト抵
抗が得られ、しかも高温アニールに対しても特性が安定
であることが証明された。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バリアメタルを用いないAlコンタクト構造によって、
アニールなしにオーミック性が確保でき、しかもプロセ
スに用いられる程度の熱処理に対しては特性が変化しな
いような優れたコンタクトを実現できる。これは従来の
Alコンタクトでは不可能であった。また従来のバリア
メタル構造に比べても、材料自体の抵抗が低い、製造工
程が容易であるためにコストが安い、という工業的に多
くの利点を有するものである。
バリアメタルを用いないAlコンタクト構造によって、
アニールなしにオーミック性が確保でき、しかもプロセ
スに用いられる程度の熱処理に対しては特性が変化しな
いような優れたコンタクトを実現できる。これは従来の
Alコンタクトでは不可能であった。また従来のバリア
メタル構造に比べても、材料自体の抵抗が低い、製造工
程が容易であるためにコストが安い、という工業的に多
くの利点を有するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 Si基板に直接Alを接触させた構造を
持つAlコンタクト構造において、Si/Al界面のゆ
らぎが、界面に平行な方向に10nmあたり4原子層未
満であるような平坦な界面を持つことを特徴とするAl
コンタクト構造。 - 【請求項2】 Si基板に直接Alを接触させた構造を
持つAlコンタクト構造において、Si基板とAlの方
位関係が界面に平行な面内でAl<220>//Si<220>
であることを特徴とするAlコンタクト構造。 - 【請求項3】 Si基板の表面をpH値が4〜8のフッ
酸系水溶液に浸して該Si表面の平坦性を10nmあた
り4原子層未満とし、次いでこのSi平坦面にAlを堆
積させることを特徴とするAlコンタクト構造の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5021644A JP2727902B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | Alコンタクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5021644A JP2727902B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | Alコンタクト構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06216064A true JPH06216064A (ja) | 1994-08-05 |
| JP2727902B2 JP2727902B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12060771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5021644A Expired - Fee Related JP2727902B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | Alコンタクト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2727902B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7129174B2 (en) | 2003-03-24 | 2006-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of fabricating a semiconductor substrate for reducing wafer warpage |
| WO2012026428A1 (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-01 | 三洋電機株式会社 | 太陽電池の製造方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6092614A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JPS61281523A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-11 | Nippon Gakki Seizo Kk | コンタクト形成法 |
| JPS6333569A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 金属薄膜の製造方法 |
| JPH02307224A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-20 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
| JPH03286524A (ja) * | 1990-04-03 | 1991-12-17 | Kawasaki Steel Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP5021644A patent/JP2727902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6092614A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JPS61281523A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-11 | Nippon Gakki Seizo Kk | コンタクト形成法 |
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| JPH02307224A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-20 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
| JPH03286524A (ja) * | 1990-04-03 | 1991-12-17 | Kawasaki Steel Corp | 半導体装置の製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7129174B2 (en) | 2003-03-24 | 2006-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of fabricating a semiconductor substrate for reducing wafer warpage |
| US7498213B2 (en) | 2003-03-24 | 2009-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of fabricating a semiconductor substrate for reducing wafer warpage |
| WO2012026428A1 (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-01 | 三洋電機株式会社 | 太陽電池の製造方法 |
| JP2012049193A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2727902B2 (ja) | 1998-03-18 |
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