JPH06217435A - Ofケーブルの端末仮処理方法 - Google Patents

Ofケーブルの端末仮処理方法

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JPH06217435A
JPH06217435A JP2070193A JP2070193A JPH06217435A JP H06217435 A JPH06217435 A JP H06217435A JP 2070193 A JP2070193 A JP 2070193A JP 2070193 A JP2070193 A JP 2070193A JP H06217435 A JPH06217435 A JP H06217435A
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良弘 竹田
Noritsugu Takeda
規嗣 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で本鉛工を行うことができると共に火
災の発生を防止でき、傾斜地に布設されたOFケーブル
の端末をも迅速かつ安全に封鎖でき、かつ、コストを低
くし得るOFケーブルの端末仮処理方法を提供する。 【構成】 OFケーブル1の金属製シース16形成したベ
ース鉛工層18から所定寸法離れた位置に於てOFケーブ
ル1を切断する。その後、上記所定寸法よりも小なる長
さ寸法の取付用筒体2を、金属製シース16に外嵌し、取
付用筒体2の内端縁をベース鉛工層18の外周面上に位置
させる。次に、取付用筒体2の内端縁をベース鉛工層18
に本鉛工により固着し、その後、OFケーブル1の切断
端側からキャップ本体4を外嵌させると共にキャップ本
体4を取付用筒体2に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OFケーブルの端末仮
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OFケーブルの接続や撤去等を行
う場合、図10に示すように、OFケーブルaの金属製シ
ースbの切断端部廻りに形成したベース鉛工層cに短寸
のキャップ体dの開口端部を外嵌し、そのキャップ体d
の外方に設けられた油吐出孔e,eからOFケーブルよ
り漏出する絶縁油fを吐出させつつキャップ体dの開口
端縁を本鉛工層gにてベース鉛工層cに固着し、その
後、キャップ体dの油吐出孔e,eにて真空引きを行っ
て該油吐出孔e,eを封鎖して端末の仮処理を施してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
してOFケーブルの端末仮処理を行うと、本鉛工を行う
際に、キャップ体dの開口端縁とベース鉛工層cの外周
面との間から絶縁油fが漏出し、バーナーhの火炎がこ
の絶縁油fに引火して火災が発生するという問題があっ
た。また、この絶縁油fにより、本鉛工に要する時間も
長くなっていた。
【0004】特に、傾斜地に布設したOFケーブルの低
所側端末に於ては、高低差による油圧が作用して大量の
絶縁油fが漏出するため、本鉛工に要する時間が平地に
布設したOFケーブルの場合よりも4倍等と長時間とな
り、かつ、火災が発生する危険性も高くなっていた。
【0005】また、OFケーブルの任意の部位に於て絶
縁油を液体窒素等を用いて凍結させることにより絶縁油
の漏出を防止する方法もあったが、その方法では液体窒
素等を使用するためコストがきわめて高くなり、かつ、
時間もかかるという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題を解決
して、短時間で本鉛工を行うことができると共に火災の
発生を防止でき、傾斜地に布設されたOFケーブルの端
末をも迅速かつ安全に封鎖でき、さらに、コストを低く
し得るOFケーブルの端末仮処理方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のOFケーブルの
端末仮処理方法は、OFケーブルの金属製シースの外周
面に沿ってベース鉛工層を形成し、次に、該ベース鉛工
層から軸心方向に所定寸法離れた位置に於て上記OFケ
ーブルを切断し、その後、上記所定寸法よりも小なる長
さ寸法を有する取付用筒体を、上記OFケーブルの上記
金属製シースに外嵌し、かつ、該取付用筒体の内端縁を
上記ベース鉛工層の外周面上に位置させ、次に、その状
態で上記取付用筒体の内端縁を上記ベース鉛工層に本鉛
工により固着し、その後、上記OFケーブルの切断端側
から一方に開口部を有するキャップ本体を外嵌させると
共に該キャップ本体の開口端面を上記取付用筒体の外端
面に密着状として該キャップ本体を該取付用筒体に固着
して、上記OFケーブルの端末を上記キャップ本体と上
記取付用筒体にて封鎖するものである。
【0008】
【作用】取付用筒体の内端縁をベース鉛工層に本鉛工に
より固着する際に、取付用筒体の外端面は、OFケーブ
ルの金属製シースの切断面よりも軸心方向内方に位置す
る。このため、OFケーブルの端末を水平状として本鉛
工を行えば、切断面から漏出する絶縁油は取付用筒体内
に流入することはなく、取付用筒体の開口端縁とベース
鉛工層の外周面との間から絶縁油が漏出することもな
い。
【0009】また、OFケーブルの切断面から漏出する
絶縁油と本鉛工を施す部位とは、バーナーの火炎が届か
ない程度に離間し、火災を確実に防止できる。
【0010】さらに、取付用筒体をOFケーブルの金属
製シースに固着した後は、切断端部にキャップ本体を外
嵌させて、キャップ本体を取付用筒体に固着させるとい
う簡単な作業にてOFケーブルの端末を迅速に封鎖でき
る。
【0011】また、取付用筒体とキャップ本体は簡単な
構造とすることができ、安価となる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本発明を詳
説する。
【0013】図1は本発明に係るOFケーブルの端末仮
処理方法に使用する端末封鎖用キャップAの一実施例を
示し、この端末封鎖用キャップAは、OFケーブル1
(図2参照)の所定部位に外嵌状に固着される取付用筒
体2と、取付用筒体2の外端側に着脱自在に連結される
キャップ本体4と、取付用筒体2とキャップ本体4を連
結するボルト5及びナット6と、からなる。
【0014】取付用筒体2は、軸心方向の内外両側に開
口し、その外端縁には上記ボルト5を挿通する孔部8…
を有する外鍔部9が形成されている。
【0015】キャップ本体4は、一方(軸心方向内方)
に開口部3を有しかつ他方(軸心方向外方)に油吐出孔
10を有するキャップ部11と、油吐出孔10を密閉する小蓋
部12と、からなる。
【0016】そして、キャップ本体4の開口部3側の端
縁には、取付用筒体2の外鍔部9の外端面と対向する内
端面を有すると共にボルト5を挿通する孔部13…を有す
る外鍔部7が形成されている。
【0017】図2は、OFケーブル1の一例の断面図で
あって、中心に油通路14を有する導体22と、その外側に
巻装された絶縁紙15と、その外側の金属製シース16等を
もって、単心OFケーブルコア(実線部分)を構成し、
この単心OFケーブルコアを、ポリ塩化ビニル,低密度
ポリエチレン等からなる防食層17(2点鎖線にて示す)
にて、包囲した構造である。
【0018】なお、金属製シース16としては、例えば、
波形アルミシースがあげられる。
【0019】しかして、本発明に係るOFケーブルの端
末仮処理方法は、上記OFケーブル1の接続や撤去等を
行う場合に、OFケーブル1内に空気が入るのを防止す
ると共に絶縁油の漏出を防止するために、OFケーブル
1の切断した端末を端末封鎖用キャップAにて封鎖する
方法であり、例えば、図3に示すように、傾斜地に布設
されたOFケーブル1の低所に於て切断する場合に使用
される。
【0020】即ち、本発明を実施するには、先ず、図4
に示す如く、OFケーブル1の低所に於て金属製シース
16を所定長さに渡って露出させる。
【0021】その後、図5に示すように、OFケーブル
1の金属製シース16の外周面に沿ってベース鉛工層18を
形成する。19は鉛工に使用するバーナーである。
【0022】なお、ベース鉛工を行う前に、金属製シー
ス16の表面を金属ブラシ等にて研磨しておく。
【0023】次に、ベース鉛工層18から軸心方向に所定
寸法L1 離れた位置に於てOFケーブル1を切断する。
【0024】その後、図6に示すように、所定寸法L1
よりも小なる長さ寸法L2 を有する取付用筒体2を、O
Fケーブルの金属製シース16に外嵌し、かつ、この取付
用筒体2の内端縁をベース鉛工層18の外周面上に位置さ
せる。
【0025】なお、実際には、所定寸法L1 は取付用筒
体2の長さ寸法L2 に基いて設定する。これにより、上
記の如く取付用筒体2の内端縁をベース鉛工層18の外周
面上に位置させれば、取付用筒体2の外端面はOFケー
ブル1の切断面から軸心方向内方に寸法L3 だけ入り込
んだ位置に存在することとなる。
【0026】また、OFケーブル1の切断面からは絶縁
油20が漏出し、その流量は、傾斜したOFケーブル1の
高低差H(図3と図4参照)に基づく油圧により、水平
に布設したOFケーブル1を切断する場合に比してきわ
めて大となる。
【0027】なお、作業中にOFケーブル1内に空気が
入るのを防止するため、OFケーブル1の高所側の端末
には絶縁油20を連続的に補充する図外の油槽が連結され
る。つまり、本発明は、OFケーブル1内に絶縁油20を
流しつつ行われる。
【0028】次に、その状態───即ち取付用筒体2の
内端縁をベース鉛工層18の外周面上に位置させた状態─
──で、図7に示すように、取付用筒体2の内端縁をベ
ース鉛工層18に本鉛工により固着する。21は本鉛工によ
り形成された本鉛工層である。
【0029】しかして、この本鉛工の最中は、OFケー
ブル1の切断面から絶縁油20が漏出するが、取付用筒体
2の外端面がOFケーブル1の切断面よりも軸心方向内
方に位置するため、OFケーブル1の切断端を略水平に
保持すれば、絶縁油20が取付用筒体2の外端側の開口部
内に流入する虞れはなくなる。
【0030】従って、本鉛工を施す部位から絶縁油20が
漏出することはなく、本鉛工を容易かつ迅速に行うこと
ができるといる利点がある。
【0031】さらに、本鉛工を施す部位とOFケーブル
1の切断面との間には、バーナーの火炎が絶縁油20に届
かない程度の十分な距離があるため、火災の発生をも防
止できる。
【0032】そして、これらの利点は、絶縁油20の漏出
量がきわめて大なる場合でも変わることはなく、(図3
と図4のように)傾斜地に布設したOFケーブル1に最
適となる。
【0033】その後、図8に示すように、OFケーブル
1の切断端側からキャップ本体4を外嵌させると共に該
キャップ本体4の開口端面を取付用筒体2の外端面に密
着状として、ボルト5及びナット6にてキャップ本体4
を取付用筒体2に固着する。これにより、キャップ本体
4と取付用筒体2の内部に絶縁油20が溜まる。
【0034】なお、図例では、キャップ本体4は長寸と
されているため、取付用筒体2の外端面とOFケーブル
1の切断面との間の寸法L3 を大きくとることができ
る。これにより、本鉛工の際に絶縁油20が燃える危険性
を一層低くすることができる。
【0035】次に、キャップ本体4の油吐出孔10から真
空引を行って、キャップ本体4と取付用筒体2の内部か
ら空気を抜き出す。
【0036】真空引後は、図9に示す如く、キャップ本
体4の油吐出孔10を小蓋体12にて密閉する。
【0037】こうして、OFケーブル1の端末をキャッ
プ本体4と取付用筒体2───即ち端末封鎖用キャップ
A───にて封鎖することにより、OFケーブルの端末
仮処理が完了する。
【0038】なお、本発明は、図2に示したOFケーブ
ル1以外のOFケーブルにも適用可能であり、例えば、
3心のOFケーブルに適用するも好ましい。さらに、傾
斜状に布設された場合のみならず、水平状に布設された
OFケーブルに適用するも好ましい。
【0039】また、図1の端末封鎖用キャップAに於
て、ナット6を省略し、かつ、取付用筒体2の外鍔部9
の孔部8をネジ孔として、ボルト5…のみにて取付用筒
体2とキャップ本体4とを連結するも好ましい。
【0040】さらに、取付用筒体2とキャップ本体4と
の間に、円環状のシール材を介装させるも望ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0042】本鉛工を容易かつ迅速に行うことができ、
端末仮処理作業全体を短時間で行うことができる。
【0043】また、本鉛工に於て使用するバーナー19の
火炎がOFケーブル1の切断端から漏出する絶縁油20に
届かないようにすることができ、火災の発生を確実に防
止できる。
【0044】さらに、絶縁油20が大量に吐出する場合で
も、本鉛工を容易かつ迅速に行うことができ、かつ、火
災の発生を防止できる。従って、高低差Hが大きい傾斜
地に布設されたOFケーブル1を低所にて切断する場合
に最適である。
【0045】また、取付用筒体2とキャップ本体4を簡
単な構造とすることができるため、端末仮処理に於ける
コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する端末封鎖用キャップの一実施
例を示す断面図である。
【図2】OFケーブルの一例の断面図である。
【図3】傾斜地に布設されたOFケーブルを示す略図で
ある。
【図4】傾斜地に布設されたOFケーブルを示す略図で
ある。
【図5】ベース鉛工を説明する一部破断した側面図であ
る。
【図6】切断したOFケーブルに取付用筒体を外嵌した
状態を示す断面側面図である。
【図7】本鉛工を説明する断面側面図である。
【図8】OFケーブルに端末封鎖用キャップを取付けた
状態を示す断面側面図である。
【図9】OFケーブルの端末仮処理が完了した状態を示
す断面側面図である。
【図10】従来例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 OFケーブル 2 取付用筒体 3 開口部 4 キャップ本体 16 金属製シース 18 ベース鉛工層 L1 所定寸法 L2 長さ寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFケーブルの金属製シースの外周面に
    沿ってベース鉛工層を形成し、次に、該ベース鉛工層か
    ら軸心方向に所定寸法離れた位置に於て上記OFケーブ
    ルを切断し、その後、上記所定寸法よりも小なる長さ寸
    法を有する取付用筒体を、上記OFケーブルの上記金属
    製シースに外嵌し、かつ、該取付用筒体の内端縁を上記
    ベース鉛工層の外周面上に位置させ、次に、その状態で
    上記取付用筒体の内端縁を上記ベース鉛工層に本鉛工に
    より固着し、その後、上記OFケーブルの切断端側から
    一方に開口部を有するキャップ本体を外嵌させると共に
    該キャップ本体の開口端面を上記取付用筒体の外端面に
    密着状として該キャップ本体を該取付用筒体に固着し
    て、上記OFケーブルの端末を上記キャップ本体と上記
    取付用筒体にて封鎖することを特徴とするOFケーブル
    の端末仮処理方法。
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