JPH0621821Y2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH0621821Y2
JPH0621821Y2 JP1988039913U JP3991388U JPH0621821Y2 JP H0621821 Y2 JPH0621821 Y2 JP H0621821Y2 JP 1988039913 U JP1988039913 U JP 1988039913U JP 3991388 U JP3991388 U JP 3991388U JP H0621821 Y2 JPH0621821 Y2 JP H0621821Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドアが開かないようにロックする係合部材
や、ドアを案内する係合部材が設けられた自動車の後部
車体構造に関するものである。
〔従来の技術〕
車両のドアには、ドアをロックして開かないようにする
ドア側係合部材であるドアロックが設けられる一方、後
部車体には、上記ドアロックと係合する車体側係合部材
であるストライカが取りつけられている。また、ドアの
開閉時にドアを案内するために、ドア側係合部材である
タブがドアに設けられる一方、このタブと係合する車体
側係合部材であるウェッジが後部車体に取りつけられて
いるものもある。
ところで、上記ストライカやウェッジ等の係合部材に
は、ドアの開閉時や車両の走行時に相当大きな荷重が加
わる。それゆえ、上記のような係合部材は、車体への取
りつけに際して高い取りつけ剛性、および取りつけ強度
を持たせる必要がある。
そこで、従来、例えば実開昭59−57277号公報に
開示されているように、ドアストライカレインフォース
メントを設け、このドアストライカレインフォースメン
トにストライカを取りつけることにより、取りつけ剛性
や取りつけ強度を高めるようになっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の自動車の後部車体構造では、スト
ライカ等の係合部材に加わる荷重は、ストライカレイン
フォースメントを介して部分的に分散されるものの、や
はり、係合部材の周囲だけで受けられる。それゆえ、車
体全体に対する係合部材の取りつけ剛性や取りつけ強度
を充分に高くすることが困難である。
そのために、係合部材の取りつけ位置の誤差が大きくな
りやすく、また、係合部材の位置ずれが生じやすい。し
たがって、車体に対してドアがすれたりガタが発生しが
ちであるという問題点を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る自動車の後部車体構造は、上記の課題を解
決するために、車体の側方下部に設けられ、前部車体と
後部車体とを連結するサイドシルと、後部車体の側壁を
構成するリアフェンダと、ヒンジを介して車体に回動自
在に設けられるドアと、ドアに取りつけられる第1ドア
側係合部材および第2ドア側係合部材と、後部車体に設
けられ、ドアが閉じるときに、上記第1ドア側係合部材
と係合してドアを案内する第1車体側係合部材および上
記第2ドア側係合部材と係合してドアをロックする第2
車体側係合部材とを備えた自動車の後部車体構造におい
て、上記サイドシルに、リアフェンダ前端部が重合さ
れ、上記重合部からこの重合部を外れた部位のリアフェ
ンダ前部内面にかけてストライカレインフォースメント
が設けられ、上記サイドシルとリアフェンダとストライ
カレインフォースメントとが重なって接合される第1接
合部が形成されるとともに、上記リアフェンダとストラ
イカレインフォースメントとが重なって接合される第2
接合部が形成され、上記第1接合部に、上記第1および
第2車体側係合部材のうちの一方が取りつけられ、上記
第2接合部に、上記第1および第2車体側係合部材の他
方が取りつけられていることを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、サイドシル、リアフェンダ、スト
ライカレインフォースメントと3つの部材が重なった第
1接合部に、例えば第1車体側係合部材としてウェッジ
が取りつけられている場合には、ドアを正確な位置に案
内するとともに、ドア開閉時に係る荷重をサイドシル、
リアフェンダ、ストライカレインフォースメントに広く
分散させることができる。これによって、車体全体に対
する第1および第2車体側係合部材の取りつけ剛性およ
び取りつけ強度を高くすることができるので、第1およ
び第2車体側係合部材の取りつけ位置の誤差を小さくす
ることができ、この結果、車体に対してドアがずれたり
ガタが発生したりするのを抑えることができる。
さらに、上記の第1および第2車体側係合部材は、いず
れもストライカレインフォースメントに取りつけられて
いるので、第1および第2車体側係合部材の相対位置を
容易に、しかも高精度に保つことができる。これによっ
て、ドアを、車体全体に対して正確な位置に案内し、確
実にロックすることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
自動車の車体1は、例えば第1図に示すように、前部車
体2と後部車体3とが、車体前後方向に延設されるサイ
ドメンバ4、サイドシル41、およびフロアパネル5等
を介して接続されることにより構成されている。
上記後部車体3を構成する側壁11は、第2図および第
3図に示すように、外壁を成すリアフェンダ12と、内
壁を成すインナパネル13と、タイヤ14を覆うホイー
ルハウス15とが接合されて成っている。このホイール
ハウス15は、ホイールハウスアウタ16とホイールハ
ウスインナ17とが接合されて構成されている。
ホイールハウス15の前端部には、シールプレート47
が接合されている。また、ホイールハウス15に沿って
設けられるレインフォースメント21は、ホイールハウ
ス15のホイールハウスアウタ16とインナパネル13
とに接合されて閉断面22が形成されている。
インナパネル13の後部13a、レインフォースメント
21の後部21a,およびホイールハウスアウタ16の
後端側上部16aには、車幅方向に延設されて後部車体
3における左右両側の側壁11・11を連結するリアデ
ッキ31が接合されている。
一方、レインフォースメント21の下端部21bは、屈
曲した形状を成すコーナージャンクション46を介して
サイドシル41に接続されている。このサイドシル41
は、サイドシルアウタ42とサイドシルインナ43とが
接合されて成り、閉断面44が形成されている。サイド
シルインナ43の車体内方側には、さらに、サイドシル
補強パネル45が接合されている。
上記サイドシル41とリアフェンダ12とは部分的に重
合され、重合部61が形成されている。重合部61に
は、さらに、この重合部61からこの重合部61を外れ
た部位のリアフェンダ12前部内面にかけてストライカ
レインフォースメント62が重ねて接合され、サイドシ
ル41、リアフェンダ12、ストライカレインフォース
メント62の3つの部材が重なって接合する第1接合部
63が形成されている。
第1接合部63には、第1車体側係合部材であるウェッ
ジ64が取りつけられている。このウェッジ64は、例
えば第4図(a)(b)に示すように、略凸形状を成す
ウレタンラバー64aにコの字形状の鉄片64bが埋め
込まれて成っている。
一方、前部車体2のヒンジピラー71にヒンジ72・7
2を介して回動自在に設けられるドア65には、第1ド
ア側係合部材であるタブ66が取りつけられている。こ
のタブ66は、例えば第5図(a)(b)に示すよう
に、略コの字形状の側部66aと底部66bとが形成さ
れ、上記ウェッジ64と係合するようになっている。こ
のタブ66が、ドア65を閉じるときにウェッジ64と
係合することにより、ドア65が正確な位置に案内され
るようになっている。
また、ウェッジ64の上方におけるリアフェンダ12と
ストライカレインフォースメント62とが重なって接合
する第2接合部67には、第2車体側係合部材であるス
トライカ68が取りつけられている。このストライカ6
8は、ドア65に取りつけられた第2ドア側係合部材で
あるドアロック69と係合することにより、ドア65を
ロックするようになっている。
前記コーナージャンクション46の屈曲部46a、およ
び上端部46b付近における車体内方側には、それぞ
れ、第3クロスメンバロア51、および第3クロスメン
バアッパ52が接合されている。
第3クロスメンバロア51と第3クロスメンバアッパ5
2とは、リアフレーム53によって互いに連結されてい
る。リアフレーム53の前部は、サイドメンバ4を介し
て前部車体2に接合される一方、リアフレーム53の後
部は、ホイールハウス15に接合されている。また、リ
アフレーム53の後部付近には、サスペンションブラケ
ット54が設けられ、図示しないサスペンションが取り
つけられるようになっている。
上記の構成において、ドア65を閉じるときには、ドア
65に取りつけられたタブ66と、後部車体3に取りつ
けられたウェッジ64とが係合することにより、ドア6
5は正確な位置に案内されるので、車体1に対するドア
65の相対変位を小さく抑えることができる。
ところで、このようにドア65を閉じるときや、ドア6
5を開くとき、および車両の走行時などには、ウェッジ
64に相当大きな荷重が加わる。しかし、ウェッジ64
は、サイドシル41とリアフェンダ12とストライカレ
インフォースメント62とが重なって接合される第1接
合部63に取りつけられているために、上記ドア65の
開閉時や車両の走行時にウェッジ64に加わる荷重は、
サイドシル41とリアフェンダ12とストライカレイン
フォースメント62に広く分散されて受けられる。
それゆえ、車体1全体に対するウェッジ64の取りつけ
剛性および取りつけ強度は高く、したがって、ウェッジ
64の取りつけ位置の誤差が小さくなるうえ、位置ずれ
も防止されるので、車体1に対してドア65がずれたり
ガタが発生したりするのが抑えられる。
一方、ウェッジ64およびストライカ68は、いずれも
リアフェンダ12とストライカレインフォースメント6
2とに取りつけられている。それゆえ、ウェッジ64と
ストライカ68との相対位置は、容易に高精度に保つこ
とができる。
したがって、ドア65は、前記のようにタブ66とウェ
ッジ64とが係合することにより、車体1全体に対して
正確な位置に案内され、さらに、ウェッジ64よストラ
イカ68との相対位置が高精度に保たれていることによ
って、ストライカ68とドアロック69とが的確に係合
し、ドア65を確実にロックすることができる。
なお、本実施例においては、サイドシル41とリアフェ
ンダ12との重合部61にストライカレインフォースメ
ント62が重なって接合する第1接合部63に、第1車
体側係合部材であるウェッジ64を取りつけ、また、リ
アフェンダ12とストライカレインフォースメント62
とが重なって接合する第2接合部67に、第2車体側係
合部材であるストライカ68を取りつけた場合について
説明したが、これに限らず、例えば第1接合部63にス
トライカ68を取りつける一方、第2接合部67にウェ
ッジ64を取りつけた場合でも同様の効果を得ることが
できる。
〔考案の効果〕
本考案に係る自動車の後部車体構造は、以上のように、
車体の側方下部に設けられ、前部車体と後部車体とを連
結するサイドシルと、後部車体の側壁を構成するリアフ
ェンダと、ヒンジを介して車体に回動自在に設けられる
ドアと、ドアに取りつけられる第1ドア側係合部材およ
び第2ドア側係合部材と、後部車体おに設けられ、ドア
が閉じるときに、上記第1ドア側係合部材と係合してド
アを案内する第1車体側係合部材および上記第2ドア側
係合部材と係合してドアをロックする第2車体側係合部
材とを備えた自動車の後部車体構造において、上記サイ
ドシルに、リアフェンダ前端部が重合され、上記重合部
からこの重合部を外れた部位のリアフェンダ前部内面に
かけてストライカレインフォースメントが設けられ、上
記サイドシルとリアフェンダとストラカレインフォース
メントとが重なって接合される第1接合部が形成される
とともに、上記リアフェンダとストラカレインフォース
メントが重なって接合される第2接合部が形成され、上
記第1接合部に、上記第1および第2車体側係合部材の
うちの一方が取りつけられ、上記第2接合部に、上記第
1および第2車体側係合部材の他方が取りつけられてい
る構成である。
これにより、車体全体に対する第1および第2車体側係
合部材の取りつけ剛性および取りつけ強度を容易に高め
ることができるので、第1および第2車体側係合部材の
取りつけ位置の誤差を小さくし、また、第1および第2
車体側係合部材の位置ずれを防止することができ、車体
に対してドアがずれたりガタが発生したりするのを確実
に抑えることが可能となる。
この結果、各係合部材が的確に係合することで、ドアを
車体全体に対して正確な位置に案内し、確実にロックす
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図は前部車体および後部車体の構成を示す斜
視図、第2図は後部車体の構成を示す自動車後部の側面
図、第3図は第2図におけるA−A矢視断面図、第4図
(a)はウェッジの詳細な構成を示す平面図、同図
(b)は同正面図、第5図(a)はタブの詳細な構成を
示す平面図、同図(b)は同正面図である。 1は車体、2は前部車体、3は後部車体、11は側壁、
12はリアフェンダ、41はサイドシル、61は重合
部、62はストライカフォースメント、63は第1接合
部、64はウェッジ(第1車体側係合部材)、65はド
ア、66はタブ(第1ドア側係合部材)、67は第2接
合部、68はストライカ(第2車体側係合部材)、69
はドアロック(第2ドア側係合部材)、72はヒンジで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の側方下部に設けられ、前部車体と後
    部車体とを連結するサイドシルと、後部車体の側壁を構
    成するリアフェンダと、ヒンジを介して車体に回動自在
    に設けられるドアと、ドアに取りつけられる第1ドア側
    係合部材および第2ドア側係合部材と、後部車体に設け
    られ、ドアが閉じるときに、上記第1ドア側係合部材と
    係合してドアを案内する第1車体側係合部材および上記
    第2ドア側係合部材と係合してドアをロックする第2車
    体側係合部材とを備えた自動車の後部車体構造におい
    て、 上記サイドシルに、リアフェンダ前端部が重合され、上
    記重合部からこの重合部を外れた部位のリアフェンダ前
    部内面にかけてストライカレインフォースメントが設け
    られ、上記サイドシルとリアフェンダとストラカレイン
    フォースメントとが重なって接合される第1接合部が形
    成されるとともに、上記リアフェンダとストラカレイン
    フォースメントとが重なって接合される第2接合部が形
    成され、 上記第1接合部に、上記第1および第2車体側係合部材
    のうちの一方が取りつけられ、上記第2接合部に、上記
    第1および第2車体側係合部材の他方が取りつけられて
    いることを特徴とする自動車の後部車体構造。
JP1988039913U 1988-03-25 1988-03-25 自動車の後部車体構造 Expired - Lifetime JPH0621821Y2 (ja)

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JPH01142377U JPH01142377U (ja) 1989-09-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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