JPH0721425Y2 - キャブオーバー車の車体前方部補剛構造 - Google Patents

キャブオーバー車の車体前方部補剛構造

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JPH0721425Y2
JPH0721425Y2 JP1988049849U JP4984988U JPH0721425Y2 JP H0721425 Y2 JPH0721425 Y2 JP H0721425Y2 JP 1988049849 U JP1988049849 U JP 1988049849U JP 4984988 U JP4984988 U JP 4984988U JP H0721425 Y2 JPH0721425 Y2 JP H0721425Y2
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はキャブオーバー車の車体前方部補剛構造に関す
る。
(従来の技術) 従来の、キャブオーバー車の車体前方部構造は、例えば
第10図に示すように、フロントピラーアウタ1とフロン
トピラーインナ2のそれぞれの端縁をスポット溶接等に
より共に溶着し、閉断面形のフロントピラーを形成し、
このフロントピラーインナ2の車体内面側及びフロント
パネル(図示せず)に架け渡してヘッドランプ格納用カ
バー8をスポット溶接等により結合すると共に、左右の
ヘッドランプ格納用カバー8間をステアリング、ペダ
ル、計器盤等を保持する閉断面形状のフレーム3により
連結結合することによって構成されている。また実開昭
56−33772号公報に記載されるように、車体幅方向に補
強メンバをキャビンのフロントパネル背面に弾性を有す
る充填剤を介して重畳するとともに、その補強メンバの
車体幅方向外端を左右のフロントピラーインナの車体内
面側に溶着することにより構成されているものもある。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来構造によれば、フロントパネル背面に配設する
フレームの車体幅方向外端は、フロントピラーインナに
直接、又はヘッドランプ格納用カバーを介してフロント
ピラーの車体内側に溶接結合する構造となっている。し
かしながら、この構造はフレームの車体幅方向外端がフ
ロントピラーインナにのみ結合しているので、結合剛性
力が弱く、車体全体の捩り剛性を確保するのには充分で
ない。またフロントピラーアウタはフレーム等により補
強されていないために、ドア取付用のヒンジ取付部から
の荷重を受けたとき大きな変形をもってこれを吸収する
ことになり、これが繰り返されるとヒンジまたはフロン
トピラーアウタが変形し、復元不可能な状態になり、そ
の結果ドアの収まりが悪くなる。これを補うために構成
部品を板材を厚くするなどの方策をとらねばならず、こ
れは軽量化指向の一般的傾向に逆行する。
本考案の目的は、比較的薄い板材より成る構成部品によ
り、フレームとフロントピラーの結合剛性力を確保し、
車体全体の捩り剛性を確保するとともに、ドア取付用の
ヒンジ取付部から入る荷重を充分に受け止め得るような
剛性を有する構造体を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、側壁部から内方へ
折曲する前壁部を有するフロントピラーアウタとフロン
トピラーインナとにより閉断面形のフロントピラーを形
成し、このフロントピラーをフロントパネルの背面に配
設してなるキャブオーバー車の車体前方部構造におい
て、車体前方方向に開口するコ字形の切り欠き部を形成
したフロントピラーインナとこの切り欠き部内に受容結
合されると共に上記フロントピラーアウタの側壁部の車
体内側面と当接結合され上記フロントピラーアウタの前
壁部とにより閉断面を形成する上記フロントパネルの背
面に配置された車体前方方向に開口する断面コ字形のフ
レームと、上記フロントピラーアウタと上記フレームと
の間に架設され、上記フロントピラーアウタと上記フレ
ームとにより形成された閉断面部を区画するブラケット
アッパと、上記フロントピラーアウタと上記フレームと
の結合部近傍の上記フロントピラーアウタの側壁部の車
体外側面に配設されたドア取付用ヒンジとを有すること
を特徴とする。
(作用) フロントピラーアウタの車体側面と断面コ字形のフレー
ムの端部を結合して更にフロントピラーアウタの前壁部
とフレームとの間に閉断面部を形成し、更にブラケット
アウタにより閉断面部を閉塞して完全閉断面を形成して
フロントピラーインナと共に、フレームとフロントピラ
ーの結合を強固にして車体の捩り剛性を向上するととも
に、ヒンジ取付部が剛性の高いコ字形のフレーム、ブラ
ケットアウタ、フロントピラーインナ等により補強され
たフロントピラーアウタに形成されており、従ってヒン
ジ取付部の剛性が向上し、ヒンジ取付部から入る荷重に
対して大きく変形することなくこれを吸収する。
(実施例) 以下、本考案のキャブオーバー車の車体前方部補剛構造
の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案の車体前方部補剛構造の要部を示す斜視
図であり、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図であ
って、第8図の各(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は第
1図の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)における各断面
図である。第9図は本考案の適用されるキャブオーバー
車の車体前方部の要部斜視図である。
第9図に示す車体前方部のA部のフロントパネル7及び
フロントサイドパネル7aを省略した拡大斜視図である第
1図のように、フロントピラーアウタ1とフロントピラ
ーインナ2の両側縁部をそれぞれ結合しフロントピラー
を形成している。フロントピラーアウタ1は第3図に示
すように断面略コ字形であって、側壁部1Cから内側へ折
曲形成された前壁部1Aを有している。フロントピラーイ
ンナ2は第4図に示すようにほぼ平板状で、後述する断
面コ字形のブラケットロア6を受容するために車体前方
方向に開口するコ字形の切り欠き部2Aが形成してある。
前記フロントピラーアウタ1の後縁に形成したフランジ
1dとフロントピラーインナ2の後縁に形成したフランジ
2d及び、フロントピラーアウタ1の前壁部1Aの端縁に形
成したフランジ1eとフロントピラーインナ2の前縁に形
成したフランジ2eとをそれぞれ重ね合わせスポット溶接
等によって溶着し第1図に示すよう閉断面形状のフロン
トピラーを構成する。
次に第5図に示す断面コ字形のブラケットロア6の端部
に形成したフランジ6a、6b,6c,を前記フロントピラーア
ウタ1の側壁部1Cの車体内側面、即ち第3図において一
点鎖線で示す部位1a,1b,1c,と当接せしめ、それぞれの
対応部をスポット溶接等によって溶着して、断面略コ字
形のブラケットロア6の端部とフロントピラーアウタ1
の前壁部1Aとにより閉断面部を形成するとともに、前記
フロントピラーインナ2に形成した切り欠き部2A内にブ
ラケットロア6を嵌装せしめフロントピラーインナ2の
切り欠き部2A周縁に形成したフランジ2f、2g,2h,2iとブ
ラケットロア6に一点鎖線にて示した部位6f,6g,6h,6i
及び第6図に示すフレーム3の端部3f,3g,3h,3iとを重
ね合わせ、重畳部をそれぞれスポット溶接等で溶着する
ことによりフロントピラーにフレーム3を固着する。
次にブラケットロア6の他端部6j,6k,6m,6n,6pと、フレ
ーム3の端部3f,3g,3h,3iより車体内方部で一点鎖線で
示す部位3j,3k,3m,3n,3pと、第7図に示すブラケットア
ッパ5の端部5j,5k,5m,5n,5pとを重ね合わせスポット溶
接等で溶着してブラケットロア6のコ字形内部を区画し
て補強するとともに、ブラケットアッパ5の三角形の仕
切板部5Aを介して形成したフランジ5q、5rと、前記フロ
ントピラーアウタ1の前壁部1Aの前記フランジ1eの下方
に形成した三角形状の切り欠き部1Bの下縁に設けたフラ
ンジ1q、1rとを重畳し、更にフロントピラー1の前壁部
1Aに設けたフランジ1rとフロントパネル7の端部を重ね
合わせ、その重畳部を溶接結合することによりフロント
ピラーアウタ1の前壁部1Aとブラケットロア6によって
形成された前記閉断面部を区画してブラケットロア6に
よって上側、下側、車体後方方向、フロントピラーアウ
タ1によって車体外方方向、ブラケットアウタ5によっ
て車体内方方向を各々閉塞した完全閉断面に形成する。
なお、7aはフロントパネル7に連続して形成されるフロ
ントサイドパネルである。
更にフロントピラーアウタ1と断面コ字形のブラケット
ロア6の結合部近傍のフロントピラーアウタ1の車体外
側面にドア取付用のヒンジ4をボルト、ナット等により
取付ける。
なお、上記説明ではフロントピラーアウタ1の車体内側
面と断面コ字形のフレーム3との結合を、フレーム3と
連続するブラケットロア6を介して結合する構造とした
が、フレーム3を延長し、直接フロントピラーアウター
1に結合することも可能である。
上記のように構成したキャブオーバー車の車体前方部補
剛構造は、フロントピラーアウタ1の車体側部と断面コ
字形のフレーム3の端部を結合してフレーム3の端部と
フロントピラーアウタ1の前壁部1Aによって形成された
閉断面部の車体内方方向をブラケットアウタ5によって
閉塞し、かつ車体外方方向をフロントピラーアウタ1に
よって閉塞された完全閉断面形が形成され、更にフロン
トピラーインナ2とフレーム3とを結合したのでフレー
ム3とフロントピラーの結合が強固にでき車体の捩り剛
性の向上を図るとともに、コ字形のフレーム3、ブラケ
ットアウタ5、フロントピラーインナ2により補強され
たフロントピラーアウタ1にドア取付用のヒンジ4の取
付部を形成したので、ヒンジ取付部から入る荷重を充分
に受け止め得る。
(効果) 本考案によれば、フロントピラーアウタの側壁部及び前
壁部と断面コ字形のフレームとの当接結合により車体外
方方向が側壁部によって閉塞された閉断面部を形成し、
かつブラケットアッパによりその閉断面部を区画するこ
とにより車体内方方向も閉塞した完全閉断面を形成し、
更にフレームをフロントピラーインナの切り欠き部内に
受容結合することから、フレームとフロントピラーアウ
タとの結合部の変形が抑制されて剛性が大幅に向上し、
かつ左右のフロントピラーアウタがフレームによって直
接的に結合され、車体の捩り剛性の向上が図れ、その際
構成部品の軽量化が図れ、高強度を維持しつつコストダ
ウンが図れる。また補強されたフロントピラーアウタに
ヒンジ取付部を設けたので、ヒンジ取付部から入る荷重
を充分に受け止め得るような剛性が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のフロントピラーと、フレー
ムとの結合状態を説明する斜視図、第2図は第1図の矢
印A−A線に沿う断面図、第3図は本実施例のフロント
ピラーアウタの斜視図、第4図は本実施例のフロントピ
ラーインナの斜視図、第5図は同ブラケットロアの斜視
図、第6図は同フレームの端部を示す斜視図、第7図は
同ブラケットアッパの斜視図、第8図は第1図の
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)における各断面図、第
9図は本実施例を説明するキャブオーバー車の前方斜視
図、第10図は従来例のフロントとフロントピラーの結合
部を説明する斜視図である。 1…フロントピラーアウタ 1A…前壁部 1B…側壁部 2…フロントピラーインナ 3…フレーム 4…ドア取付用ヒンジ 5…ブラケットアッパ 6…ブラケットロア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁部(1C)から内方へ折曲する前壁部
    (1A)を有するフロントピラーアウタ(1)とフロント
    ピラーインナ(2)とにより閉断面形のフロントピラー
    を形成し、このフロントピラーをフロントパネル(7)
    の背面に配設してなるキャブオーバー車の車体前方部構
    造において、車体前方方向に開口するコ字形の切り欠き
    部(2A)を形成したフロントピラーインナ(2)と、こ
    の切り欠き部(2A)内に受容結合されると共に上記フロ
    ントピラーアウタ(1)の側壁部(1C)の車体内側面と
    当接結合され上記フロントピラーアウタ(1)の前壁部
    (1A)とにより閉断面部を形成する上記フロントパネル
    (7)の背面に配置された車体前方方向に開口する断面
    コ字形のフレーム(3)と、上記フロントピラーアウタ
    (1)と上記フレーム(3)との間に架設され、上記フ
    ロントピラーアウタ(1)と上記フレーム(3)とによ
    り形成された閉断面部を区画するブラケットアッパ
    (5)と、上記フロントピラーアウタ(1)と上記フレ
    ーム(3)との結合部近傍の上記フロントピラーアウタ
    (1)の側壁部(1C)の車体外側面に配設されたドア取
    付用ヒンジ(4)とを有することを特徴とするキャブオ
    ーバー車の車体前方部補剛構造。
  2. 【請求項2】フロントピラーアウタ(1)の車体内側面
    と、断面コ字形のフレームとの結合が、フレーム(3)
    と連続する断面コ字形のブラケットロア(6)を介して
    なされる請求項1記載のキャブオーバー車の車体前方部
    補剛構造。
JP1988049849U 1988-04-15 1988-04-15 キャブオーバー車の車体前方部補剛構造 Expired - Lifetime JPH0721425Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5988372U (ja) * 1982-12-07 1984-06-15 三菱自動車工業株式会社 自動車のドアヒンジ取付装置

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