JPH06218251A - 加湿膜 - Google Patents
加湿膜Info
- Publication number
- JPH06218251A JPH06218251A JP3124693A JP3124693A JPH06218251A JP H06218251 A JPH06218251 A JP H06218251A JP 3124693 A JP3124693 A JP 3124693A JP 3124693 A JP3124693 A JP 3124693A JP H06218251 A JPH06218251 A JP H06218251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion exchange
- film
- membrane
- porous
- exchange membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】湿分を与える薄膜状イオン交換膜を特定物性の
合成樹脂製多孔性網状体により補強する。 【構成】イオン交換膜と、繊維径1〜50μmの繊維か
ら成形された多孔度40〜90%、繊維間の平均距離1
0〜1000μmの繊維、見掛け上の膜厚10〜500
μmの多孔性網状体とを積層した加湿膜。
合成樹脂製多孔性網状体により補強する。 【構成】イオン交換膜と、繊維径1〜50μmの繊維か
ら成形された多孔度40〜90%、繊維間の平均距離1
0〜1000μmの繊維、見掛け上の膜厚10〜500
μmの多孔性網状体とを積層した加湿膜。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の空調、半導体製造
や食品の生産・貯蔵、精密機械、コンピューター等の保
守・管理のために用いられる湿分を与えるための加湿膜
に関する。
や食品の生産・貯蔵、精密機械、コンピューター等の保
守・管理のために用いられる湿分を与えるための加湿膜
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湿分を与えるための加湿膜として
は、吸水率、固定イオン濃度や膜厚等の物性を規定した
イオン交換膜が提案されている(特開平2−29355
1号公報参照)。
は、吸水率、固定イオン濃度や膜厚等の物性を規定した
イオン交換膜が提案されている(特開平2−29355
1号公報参照)。
【0003】この膜は、水、水蒸気透過速度を大きくで
き、短時間に必要とする湿分を与えられる利点がある。
き、短時間に必要とする湿分を与えられる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この膜
は厚みが0.1〜数百μmと薄く、長期にわたる使用や
運転開始時における始動のショック等により、一部破損
するという欠点がある。これに対処するため、孔径0.
01〜100μm、厚さが10〜500μmで表面およ
び内壁を親水化した多孔性基材を用いることが前記特開
平2−293551号公報第5頁右欄上段11〜15行
目に提案されている。
は厚みが0.1〜数百μmと薄く、長期にわたる使用や
運転開始時における始動のショック等により、一部破損
するという欠点がある。これに対処するため、孔径0.
01〜100μm、厚さが10〜500μmで表面およ
び内壁を親水化した多孔性基材を用いることが前記特開
平2−293551号公報第5頁右欄上段11〜15行
目に提案されている。
【0005】しかしながら、この多孔性基材はフィルム
状であって、表面および内壁を親水化する必要があり、
その手段が煩雑であると同時に安定した親水性を得難い
欠点を有している。
状であって、表面および内壁を親水化する必要があり、
その手段が煩雑であると同時に安定した親水性を得難い
欠点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点を排除
し、イオン交換膜に充分な湿分を与え得る手段を見い出
すことを目的として種々研究・検討した結果、多孔性の
フィルムに代えて特定物性の繊維を用い、これに特定の
多孔度と厚さを与えた交換体を用い、これにイオン交換
膜を積層することにより、前記目的を達成し得ることを
見い出した。
し、イオン交換膜に充分な湿分を与え得る手段を見い出
すことを目的として種々研究・検討した結果、多孔性の
フィルムに代えて特定物性の繊維を用い、これに特定の
多孔度と厚さを与えた交換体を用い、これにイオン交換
膜を積層することにより、前記目的を達成し得ることを
見い出した。
【0007】かくして本発明は、イオン交換膜と、繊維
径1〜50μmの繊維を用いて、多孔度40〜90%、
繊維間の平均距離10〜1000μm、見掛け上の膜厚
が10〜500μmの多孔性網状体とを積層した加湿膜
を提供する。
径1〜50μmの繊維を用いて、多孔度40〜90%、
繊維間の平均距離10〜1000μm、見掛け上の膜厚
が10〜500μmの多孔性網状体とを積層した加湿膜
を提供する。
【0008】本発明においてかかる物性を採用すること
により、たとえ疎水性の多孔性網状体を用いたとしても
充分イオン交換膜に湿分を与えられ、しかも安定して長
く湿分を与え続けることが可能となる。
により、たとえ疎水性の多孔性網状体を用いたとしても
充分イオン交換膜に湿分を与えられ、しかも安定して長
く湿分を与え続けることが可能となる。
【0009】本発明に用いられる多孔性網状体を構成す
る繊維としては、繊維が作りやすく安価であるという点
から、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化ポリオレフィ
ン、ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル等が好ましく用いられる。これら
繊維の繊維径(直径)は、1〜50μmであることが必
要である。
る繊維としては、繊維が作りやすく安価であるという点
から、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化ポリオレフィ
ン、ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル等が好ましく用いられる。これら
繊維の繊維径(直径)は、1〜50μmであることが必
要である。
【0010】繊維径が1μmより小さい場合には、得ら
れる多孔性網状体の剛性が小さく、該網状体が外部応力
に対して変形を受けやすく、50μmを超えると得られ
る多孔性網状体表面の凹凸が大きくなりすぎ、該網状体
とイオン交換膜とのなじみが悪くなり、何れも不適当で
ある。
れる多孔性網状体の剛性が小さく、該網状体が外部応力
に対して変形を受けやすく、50μmを超えると得られ
る多孔性網状体表面の凹凸が大きくなりすぎ、該網状体
とイオン交換膜とのなじみが悪くなり、何れも不適当で
ある。
【0011】また多孔性網状体の多孔度は40〜90%
が必要である。ここで多孔度とは1−膜重量(実測)/
(見掛け上の膜面積×見掛け上の膜厚×材質の密度)と
定義される。多孔度が40%より小さいと水が侵入し難
くなり、90%を超えると得られる多孔性網状体の強度
が著しく低下するので、何れも不適当である。
が必要である。ここで多孔度とは1−膜重量(実測)/
(見掛け上の膜面積×見掛け上の膜厚×材質の密度)と
定義される。多孔度が40%より小さいと水が侵入し難
くなり、90%を超えると得られる多孔性網状体の強度
が著しく低下するので、何れも不適当である。
【0012】また、多孔性網状体を構成する繊維間の平
均距離は10〜1000μmであることが必要である。
繊維間の平均距離が10μmより小さい場合には水が侵
入し難くなり、1000μmを超える場合には前記網状
体の強度が著しく低下するので、何れも不適当である。
ここで繊維間の平均距離とは、繊維からなる膜面を表面
から観察した場合に互いに隣接する繊維間の平均距離と
定義される。
均距離は10〜1000μmであることが必要である。
繊維間の平均距離が10μmより小さい場合には水が侵
入し難くなり、1000μmを超える場合には前記網状
体の強度が著しく低下するので、何れも不適当である。
ここで繊維間の平均距離とは、繊維からなる膜面を表面
から観察した場合に互いに隣接する繊維間の平均距離と
定義される。
【0013】また、多孔性網状体の見掛け上の膜厚は1
0〜500μmであることが必要である。ここで見掛け
上の膜厚とは、繊維からなる膜の膜表面と裏面との平均
距離と定義される。
0〜500μmであることが必要である。ここで見掛け
上の膜厚とは、繊維からなる膜の膜表面と裏面との平均
距離と定義される。
【0014】見掛け上の膜厚が10μmより小さい場合
には前記網状体の強度が著しく低く、500μmを超え
ると水が侵入し難くなるので、何れも不適当である。そ
してこれら多孔性網状体の物性のうち、繊維径3〜30
μmの繊維を用いて多孔度50〜80%、繊維間の平均
距離50〜30μm、見掛け上の膜厚100〜300μ
mの多孔性網状体を採用すると強度も充分であり、また
水の侵入も充分であるので特に好ましい。
には前記網状体の強度が著しく低く、500μmを超え
ると水が侵入し難くなるので、何れも不適当である。そ
してこれら多孔性網状体の物性のうち、繊維径3〜30
μmの繊維を用いて多孔度50〜80%、繊維間の平均
距離50〜30μm、見掛け上の膜厚100〜300μ
mの多孔性網状体を採用すると強度も充分であり、また
水の侵入も充分であるので特に好ましい。
【0015】かくしてこのような多孔性網状体を製造す
る手段としては、例えばポリマーを溶融紡糸して得られ
た繊維を加熱プレス可能な板上にランダムに分散させた
後、加熱プレスして繊維同士が重なった点を溶融接着さ
せて得ることができる。この場合における溶融接着は、
例えばポリマー繊維に対し、ポリプロピレンの細繊維を
バインダーとして、これとポリマー繊維とを加熱ロール
プレスし、溶融したポリプロピレンでポリマー繊維を接
着する方法等が好ましい。
る手段としては、例えばポリマーを溶融紡糸して得られ
た繊維を加熱プレス可能な板上にランダムに分散させた
後、加熱プレスして繊維同士が重なった点を溶融接着さ
せて得ることができる。この場合における溶融接着は、
例えばポリマー繊維に対し、ポリプロピレンの細繊維を
バインダーとして、これとポリマー繊維とを加熱ロール
プレスし、溶融したポリプロピレンでポリマー繊維を接
着する方法等が好ましい。
【0016】次に、本発明で使用されるイオン交換膜に
制限はないが、吸水率が20〜150容量%、固定イオ
ン濃度0.5〜1.5ミリ当量/gH2 O、イオン交換
容量0.65〜3.5ミリ当量/g樹脂、膜厚1〜10
0μmのものが適当である。吸水率が20容量%に満た
ない場合には、水蒸気透過速度が著しく低下し、また1
50容量%を超える場合には、膜強度の著しい低下をも
たらすので何れも好ましくない。
制限はないが、吸水率が20〜150容量%、固定イオ
ン濃度0.5〜1.5ミリ当量/gH2 O、イオン交換
容量0.65〜3.5ミリ当量/g樹脂、膜厚1〜10
0μmのものが適当である。吸水率が20容量%に満た
ない場合には、水蒸気透過速度が著しく低下し、また1
50容量%を超える場合には、膜強度の著しい低下をも
たらすので何れも好ましくない。
【0017】また、固定イオン濃度が0.5ミリ当量/
gH2 Oに満たない場合には、イオン交換基濃度が低い
ため水蒸気透過性が低下し、15ミリ当量/gH2 Oを
超える場合にはイオン交換基濃度が著しく高くなるた
め、膜内の水のうちイオン交換基と相互作用する水が増
加し、自由水が減少すると推測され、水蒸気透過速度が
減少するので何れも好ましくない。
gH2 Oに満たない場合には、イオン交換基濃度が低い
ため水蒸気透過性が低下し、15ミリ当量/gH2 Oを
超える場合にはイオン交換基濃度が著しく高くなるた
め、膜内の水のうちイオン交換基と相互作用する水が増
加し、自由水が減少すると推測され、水蒸気透過速度が
減少するので何れも好ましくない。
【0018】また、イオン交換容量が0.65ミリ当量
/g樹脂より低い場合には、イオン交換基濃度の低下に
より水が透過し難くなり、また3.5ミリ当量/g樹脂
を超える場合には膜強度が低下するので何れも好ましく
ない。また膜厚が1μmより小さいと膜に欠陥が発生し
やすくなり、100μmを超えると水蒸気透過速度が低
下するので何れも好ましくない。
/g樹脂より低い場合には、イオン交換基濃度の低下に
より水が透過し難くなり、また3.5ミリ当量/g樹脂
を超える場合には膜強度が低下するので何れも好ましく
ない。また膜厚が1μmより小さいと膜に欠陥が発生し
やすくなり、100μmを超えると水蒸気透過速度が低
下するので何れも好ましくない。
【0019】イオン交換膜の物性のうち吸水率が50〜
100容量%、固定イオン濃度1〜10ミリ当量/gH
2 O、イオン交換容量0.9〜2.5ミリ当量/g樹
脂、膜厚3〜20μmを採用すると水蒸気透過速度およ
び膜強度が高く欠陥のない優れた膜が得られるので特に
好ましい。
100容量%、固定イオン濃度1〜10ミリ当量/gH
2 O、イオン交換容量0.9〜2.5ミリ当量/g樹
脂、膜厚3〜20μmを採用すると水蒸気透過速度およ
び膜強度が高く欠陥のない優れた膜が得られるので特に
好ましい。
【0020】本発明に使用されるイオン交換膜のイオン
交換基としては、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン
酸、カルボン酸塩、燐酸、燐酸塩、酸性水酸基、酸性水
酸塩などのカチオン交換基の他、1〜3級アミノ基、4
級アンモニウム基などのアニオン交換基が例示できる
が、中でもスルホン酸基が吸水性が高く、水中に含有す
るカルキ成分による劣化が少ないことに加えて耐熱性、
耐薬品性に優れているので特に好ましい。
交換基としては、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン
酸、カルボン酸塩、燐酸、燐酸塩、酸性水酸基、酸性水
酸塩などのカチオン交換基の他、1〜3級アミノ基、4
級アンモニウム基などのアニオン交換基が例示できる
が、中でもスルホン酸基が吸水性が高く、水中に含有す
るカルキ成分による劣化が少ないことに加えて耐熱性、
耐薬品性に優れているので特に好ましい。
【0021】また、イオン交換膜の材質としては、スチ
レン系樹脂、エチレン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、含
フッ素樹脂等何ら制限なく使用できるが、耐熱性、耐薬
品性、成形加工性、および機械的性質、特に膨潤・収縮
による膜破損がないことなどの点から、含フッ素樹脂か
らなるスルホン酸系陽イオン交換膜、特には化1に示し
た含フッ素重合体が好ましい。
レン系樹脂、エチレン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、含
フッ素樹脂等何ら制限なく使用できるが、耐熱性、耐薬
品性、成形加工性、および機械的性質、特に膨潤・収縮
による膜破損がないことなどの点から、含フッ素樹脂か
らなるスルホン酸系陽イオン交換膜、特には化1に示し
た含フッ素重合体が好ましい。
【0022】
【化1】 但し、p,qは正の整数であり、q/pは2〜16、m
は0または1,nは1〜5の整数。または、化2に示し
た構造を含むスルホン化ポリスルホン重合体が好まし
い。
は0または1,nは1〜5の整数。または、化2に示し
た構造を含むスルホン化ポリスルホン重合体が好まし
い。
【0023】
【化2】 但しArはベンゼン、ビフェニル、ビスフェノールAか
ら選ばれたアリル基であり、nは正の整数である。
ら選ばれたアリル基であり、nは正の整数である。
【0024】本発明において、かかるイオン交換膜と多
孔性網状体との積層体を製造する手段としては、例えば
イオン交換膜となるポリマーまたはその前駆体溶液を予
め得られた所定の多孔性網状体上にキャスト製膜する方
法や、該ポリマーあるいはその前駆体溶液を一旦別の高
分子フィルム上にキャスト製膜した後、キャスト製膜し
たフィルムの上に接着液を塗布し、多孔性網状体を貼り
つけて接着後、高分子フィルムを剥ぎとるラミネート
法、イオン交換膜となるポリマーを溶融押出し成形ある
いは高分子フィルム上にキャスト製膜し、多孔性網状体
と加熱プレスする方法等種々挙げられる。
孔性網状体との積層体を製造する手段としては、例えば
イオン交換膜となるポリマーまたはその前駆体溶液を予
め得られた所定の多孔性網状体上にキャスト製膜する方
法や、該ポリマーあるいはその前駆体溶液を一旦別の高
分子フィルム上にキャスト製膜した後、キャスト製膜し
たフィルムの上に接着液を塗布し、多孔性網状体を貼り
つけて接着後、高分子フィルムを剥ぎとるラミネート
法、イオン交換膜となるポリマーを溶融押出し成形ある
いは高分子フィルム上にキャスト製膜し、多孔性網状体
と加熱プレスする方法等種々挙げられる。
【0025】かくして得られた積層膜の用い方として
は、多孔性網状体側に水を接触させ、イオン交換膜側に
加湿する気体を接触させる。
は、多孔性網状体側に水を接触させ、イオン交換膜側に
加湿する気体を接触させる。
【0026】
【作用】本発明は、比較的大きな孔が開孔している多孔
性網状体と、イオン交換膜とを積層しており、多孔性網
状体を構成する繊維が疎水性であっても透水性に悪影響
を与えず、水は容易に侵入できる。しかも多孔性網状体
は、イオン交換膜に対し、補強効果を有しており、イオ
ン交換膜の薄膜化が可能となり、有効で実用的な加湿が
発現される。次に本発明を実施例により説明するが、本
発明はかかる実施例により限定されるものではない。
性網状体と、イオン交換膜とを積層しており、多孔性網
状体を構成する繊維が疎水性であっても透水性に悪影響
を与えず、水は容易に侵入できる。しかも多孔性網状体
は、イオン交換膜に対し、補強効果を有しており、イオ
ン交換膜の薄膜化が可能となり、有効で実用的な加湿が
発現される。次に本発明を実施例により説明するが、本
発明はかかる実施例により限定されるものではない。
【0027】
[実施例1]テトラフルオロエチレンとCF2 =CFO
CF2 CF(CF2 )OCF2 SO2 Fとを共重合せし
めて、イオン交換容量1.10ミリ当量/g樹脂の共重
合体Aを得た。この共重合体を水酸化カリウム水溶液で
加水分解後塩酸で処理し、末端を−SO3 Hに交換した
共重合体Bを得た。共重合体Bとエタノールをオートク
レーブに入れ加熱撹拌し、共重合体Bの10重量%エタ
ノール溶液を得た。
CF2 CF(CF2 )OCF2 SO2 Fとを共重合せし
めて、イオン交換容量1.10ミリ当量/g樹脂の共重
合体Aを得た。この共重合体を水酸化カリウム水溶液で
加水分解後塩酸で処理し、末端を−SO3 Hに交換した
共重合体Bを得た。共重合体Bとエタノールをオートク
レーブに入れ加熱撹拌し、共重合体Bの10重量%エタ
ノール溶液を得た。
【0028】この溶液をポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)製シートの上にキャスト製膜し、90℃で
乾燥して膜厚約20μmの共重合体Bの薄膜を調製し
た。この薄膜の上に同様に共重合体Bの10重量%エタ
ノール溶液を液膜厚で20μm塗布した。一方、繊維径
7μmのポリプロピレンおよび繊維径7μmのポリエチ
レンテレフタレート繊維を50:50(重量比)で混合
して1m2 あたり両繊維を35g均一になるようにばら
まき、加熱プレスして多孔度63%、繊維間の平均距離
200μm、見掛け上の膜厚120μmの多孔性網状体
を得、これと重合体Bとをただちに貼り合わせ90℃で
乾燥させた。
(PTFE)製シートの上にキャスト製膜し、90℃で
乾燥して膜厚約20μmの共重合体Bの薄膜を調製し
た。この薄膜の上に同様に共重合体Bの10重量%エタ
ノール溶液を液膜厚で20μm塗布した。一方、繊維径
7μmのポリプロピレンおよび繊維径7μmのポリエチ
レンテレフタレート繊維を50:50(重量比)で混合
して1m2 あたり両繊維を35g均一になるようにばら
まき、加熱プレスして多孔度63%、繊維間の平均距離
200μm、見掛け上の膜厚120μmの多孔性網状体
を得、これと重合体Bとをただちに貼り合わせ90℃で
乾燥させた。
【0029】得られた複層膜をセルにはさみ、多孔性網
状体側に水を、イオン交換膜側に窒素を流し、セル入口
の相対湿度とセル出口の相対湿度から水蒸気の透過性を
算出して、表1にその結果を示した。
状体側に水を、イオン交換膜側に窒素を流し、セル入口
の相対湿度とセル出口の相対湿度から水蒸気の透過性を
算出して、表1にその結果を示した。
【0030】
【表1】
【0031】[比較例1]多孔性網状体として延伸開孔
法で調製した膜厚50μm、平均細孔径0.4μm、多
孔度50%のポリエチレン製フィルム状多孔膜を用いた
他は、実施例1と同様の方法で複層膜を調製した。実施
例1と同様の方法で加湿量を測定したところ、N2 ガス
表面流束1.0m/s、入口絶対湿度10g/m3 、2
5℃において加湿量は0.15kgH2 O/m2 ・hと
小さな値であった。
法で調製した膜厚50μm、平均細孔径0.4μm、多
孔度50%のポリエチレン製フィルム状多孔膜を用いた
他は、実施例1と同様の方法で複層膜を調製した。実施
例1と同様の方法で加湿量を測定したところ、N2 ガス
表面流束1.0m/s、入口絶対湿度10g/m3 、2
5℃において加湿量は0.15kgH2 O/m2 ・hと
小さな値であった。
【0032】[実施例2]実施例1と同様な方法でポリ
エチレンテレフタレートフィルム上に、膜厚20μmの
共重合体Bのフィルムを製膜した。多孔性網状体とし
て、ポリエチレンテレフタレートの14μmの繊維と、
ポリプロピレンの10μmの繊維を重量比で70:30
で混合して1m3 あたり30gを均一にばらまき、15
0℃で成形し、多孔度60%、膜表面の繊維間の平均距
離10μm、膜厚50μmの多孔性網状体を得た。
エチレンテレフタレートフィルム上に、膜厚20μmの
共重合体Bのフィルムを製膜した。多孔性網状体とし
て、ポリエチレンテレフタレートの14μmの繊維と、
ポリプロピレンの10μmの繊維を重量比で70:30
で混合して1m3 あたり30gを均一にばらまき、15
0℃で成形し、多孔度60%、膜表面の繊維間の平均距
離10μm、膜厚50μmの多孔性網状体を得た。
【0033】加熱ロールプレスにより共重合体Bのフィ
ルムと多孔性網状体を積層して複合膜を得た。実施例1
と同様な方法で複層膜を調製した。実施例1と同様の方
法で加湿量を測定したところ、N2 ガス表面流束1.0
m/s、入口絶対湿度10g/m3 、25℃において加
湿量は0.55kgH2 O/m2 ・hであった。
ルムと多孔性網状体を積層して複合膜を得た。実施例1
と同様な方法で複層膜を調製した。実施例1と同様の方
法で加湿量を測定したところ、N2 ガス表面流束1.0
m/s、入口絶対湿度10g/m3 、25℃において加
湿量は0.55kgH2 O/m2 ・hであった。
【0034】[実施例3]特開昭61−168629に
記載された合成法と同様にして4,4’−ジフェノール
−2−ジハロジフェニルスルホンとを反応せしめ、芳香
族ポリスルホンのユニットからなるmが10のプリカー
サーを合成し、次いで該プリカーサーとジハロジフェニ
ルスルホンと硫化ナトリウムを反応させ、化3で示され
る芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルスルホン共重
合体Cを得た。
記載された合成法と同様にして4,4’−ジフェノール
−2−ジハロジフェニルスルホンとを反応せしめ、芳香
族ポリスルホンのユニットからなるmが10のプリカー
サーを合成し、次いで該プリカーサーとジハロジフェニ
ルスルホンと硫化ナトリウムを反応させ、化3で示され
る芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルスルホン共重
合体Cを得た。
【0035】
【化3】 但し、x/y=10/10、固有粘度0.65
【0036】次に該共重合体Cを1,1,2−トリクロ
ロエタンに溶解した後、無水硫酸/トリエチルホスフェ
ートが2/1(モル比)の錯体を含有するトリクロロエ
タン溶液と共重合体Cの1ユニットあたり2当量分の錯
体を接触せしめるようにして25℃で43時間反応せし
め、イオン交換容量1.85meq/g樹脂のスルホン
化共重合体Dを得た。
ロエタンに溶解した後、無水硫酸/トリエチルホスフェ
ートが2/1(モル比)の錯体を含有するトリクロロエ
タン溶液と共重合体Cの1ユニットあたり2当量分の錯
体を接触せしめるようにして25℃で43時間反応せし
め、イオン交換容量1.85meq/g樹脂のスルホン
化共重合体Dを得た。
【0037】かくして得られた共重合体DをN−メチル
−2−ピロリドンに溶解し、スルホン化共重合体溶液と
し、該溶液を用いて実施例1と同様の方法で、複層膜を
調製、加湿量の評価を行なった。該複層膜の加湿量はN
2 ガス表面流束1.0m/s、入口絶対湿度10g/m
3 、25℃において0.50kgH2 O/m2 ・hであ
った。
−2−ピロリドンに溶解し、スルホン化共重合体溶液と
し、該溶液を用いて実施例1と同様の方法で、複層膜を
調製、加湿量の評価を行なった。該複層膜の加湿量はN
2 ガス表面流束1.0m/s、入口絶対湿度10g/m
3 、25℃において0.50kgH2 O/m2 ・hであ
った。
【0038】
【発明の効果】本発明による加湿膜は、特定の物性を有
する多孔性網状体とイオン交換膜とを積層してあり、イ
オン交換膜を薄膜として用いても充分な補強効果と吸水
性とをイオン交換膜に与えることができる。
する多孔性網状体とイオン交換膜とを積層してあり、イ
オン交換膜を薄膜として用いても充分な補強効果と吸水
性とをイオン交換膜に与えることができる。
フロントページの続き (72)発明者 三宅 晴久 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】イオン交換膜と、繊維径1〜50μmの繊
維から成形された多孔度40〜90%、繊維間の平均距
離10〜1000μm、見掛け上の膜厚10〜500μ
mの多孔性網状体とを積層した加湿膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3124693A JPH06218251A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 加湿膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3124693A JPH06218251A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 加湿膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218251A true JPH06218251A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12326021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3124693A Pending JPH06218251A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 加湿膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06218251A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002252012A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Asahi Kasei Corp | 加湿装置 |
| JP2002298884A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Asahi Kasei Corp | 加湿装置 |
| JP2002313378A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-25 | Asahi Kasei Corp | 燃料電池およびこれに好適に用いられる水蒸気透過膜 |
| JP2007095350A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 複合水蒸気透過膜 |
| JP2009000974A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 透湿体及びこれを備えた加湿器 |
| JP2009530854A (ja) * | 2006-03-20 | 2009-08-27 | ラサーク | 低蒸気圧ガスを送るためのベポライザー |
| JP2011101837A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Fujifilm Corp | 分離膜及び分離膜の製造方法 |
| WO2018230566A1 (ja) * | 2017-06-12 | 2018-12-20 | Agcエンジニアリング株式会社 | 加湿モジュール及び該加湿モジュールを用いた流体の加湿方法 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP3124693A patent/JPH06218251A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002252012A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Asahi Kasei Corp | 加湿装置 |
| JP2002298884A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Asahi Kasei Corp | 加湿装置 |
| JP2002313378A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-25 | Asahi Kasei Corp | 燃料電池およびこれに好適に用いられる水蒸気透過膜 |
| JP2007095350A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 複合水蒸気透過膜 |
| JP2009530854A (ja) * | 2006-03-20 | 2009-08-27 | ラサーク | 低蒸気圧ガスを送るためのベポライザー |
| JP2009000974A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 透湿体及びこれを備えた加湿器 |
| JP2011101837A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Fujifilm Corp | 分離膜及び分離膜の製造方法 |
| WO2018230566A1 (ja) * | 2017-06-12 | 2018-12-20 | Agcエンジニアリング株式会社 | 加湿モジュール及び該加湿モジュールを用いた流体の加湿方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4262041A (en) | Process for preparing a composite amphoteric ion exchange membrane | |
| EP0220660B1 (en) | Semi-permeables membranes prepared via reaction of cationic groups with nucleophilic groups | |
| JP5156504B2 (ja) | 複合膜及びそれを用いた水分量調整モジュール | |
| AU609178B2 (en) | Novel water softening membranes | |
| US5620500A (en) | Dehumidifying method | |
| EP0662099B1 (en) | Heterogeneous membrane and method | |
| AU760343B2 (en) | Battery diaphragm | |
| EP0661502A2 (en) | A heat and moisture exchange device | |
| JP4774520B2 (ja) | イオンバリヤー膜および該イオンバリヤー膜を使用した分離装置 | |
| WO2010013861A1 (en) | Anion-exchange composite membrane containing styrene-based and vinylbenzene-based copolymer and method for preparing the same | |
| JPS6399246A (ja) | 膜状素材 | |
| JPH06218251A (ja) | 加湿膜 | |
| KR101433841B1 (ko) | 복합막 및 그 제조방법 | |
| KR101171983B1 (ko) | 유무기 복합 조성물, 그 제조 방법, 상기를 포함하는 수처리 분리막 및 수처리 모듈 | |
| CN1117272A (zh) | 聚合物多孔结构及方法 | |
| JPH0680799A (ja) | 耐蝕性陰イオン交換膜 | |
| JPH01199625A (ja) | 改良された除湿膜 | |
| JPH02269745A (ja) | 補強されたイオン交換膜 | |
| US11826748B2 (en) | Ion exchange polymers and ion exchange membranes incorporating same | |
| Strathmann | Ion-exchange membranes | |
| JPH082414B2 (ja) | 水蒸気選択透過性膜 | |
| JP2828690B2 (ja) | 複層陰イオン交換膜 | |
| JPH02294338A (ja) | 新規な複層イオン交換膜 | |
| JP4210192B2 (ja) | 水蒸気選択透過性膜の製造方法 | |
| JPH02265929A (ja) | 複層化されたイオン交換膜 |