JPH06218488A - ステンレス鋼鋳造のためのロストフォーム法 - Google Patents

ステンレス鋼鋳造のためのロストフォーム法

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JPH06218488A
JPH06218488A JP5307093A JP30709393A JPH06218488A JP H06218488 A JPH06218488 A JP H06218488A JP 5307093 A JP5307093 A JP 5307093A JP 30709393 A JP30709393 A JP 30709393A JP H06218488 A JPH06218488 A JP H06218488A
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    • B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/15—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting by using vacuum
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22—CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22C—FOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/02—Sand moulds or like moulds for shaped castings
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低炭素ステンレス鋼部品をロストフォーム鋳
造プロセスで作製することのできる技術を確立するこ
と。 【構成】 部品のプラスチック模型18を内蔵した砂充
填室10を形成し、砂充填室を上面フィルム26で蓋
し、砂充填室に20〜29インチ(50.8〜73.7
cm)水銀柱範囲内の真空を開口30を通して適用し、
溶融ステンレス鋼を湯口・湯道系統20、22を通して
プラスチック模型領域に流し込み、該プラスチック模型
と置き換え、それにより低炭素ステンレス鋼部品を生成
する。ステンレス鋼の流し込み中砂充填室10に適用さ
れる高い真空は組立体模型中への溶湯の吸引により溶湯
の流し込みを促進するのみならず、流し込み過程中室1
0からの炭素煙霧の排気を可能ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロストフォーム鋳造方
法に関するものであり、特にはステンレス鋼鋳造のため
のロストフォーム鋳造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロストフォームを使用する鋳造プロセス
は知られておりそしてこの方法についての記載は米国特
許第2,830,343号に見ることができる。この鋳
造プロセスは、空洞を使用しない鋳造プロセスであり、
ここではポリスチレンフォーム模型が砂に埋設される。
砂内に残されたフォーム模型はそこに流し込まれる溶融
金属により分解される。溶融金属がフォーム模型と置き
換わり、それにより模型の特性のすべてを精確に再現す
る。ロストワックスを使用するインベストメント鋳造と
同様に、模型は流し込み中破壊され、従って新しい模型
が鋳造がなされる毎に作製されねばならない。
【0003】従って、上記プロセスは次の基本段階を使
用する。第1に、フォーム模型及び湯道・湯口系統があ
る種の型を使用して作製される。第2に、型或いはフォ
ーム模型と湯道・湯口系統が大量生産を容易ならしめる
ように個々の部品の一つの集合組立体として組み立てら
れる。組立体はその後通気性耐火コーティングで被覆さ
れる。こうして準備された組立体はゆるく詰められた未
結合砂中に置かれそして砂が型組立体全体を振動するこ
とによりフォーム組立体周囲に固められる。次いで、溶
融金属がフォーム模型中に直接流し込まれ、組立体に置
けるフォームを分解しそしてそれを流し込まれた溶融金
属と置き換える。組立体は取り出され、分離されそして
個々の部品が周知の方法で不要部を除いて仕上げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたロストフォ
ーム鋳造プロセスは、ネズミ鋳鉄及び非鉄材料部品を製
造するのに使用されてきた。今日まで、ステンレス鋼は
上記プロセスを利用して鋳造することはできなかった。
フォーム模型はそれが揮発化されるとき炭素を発生しそ
して炭素が溶融金属に吸収され、それにより仕上げステ
ンレス鋼製品の炭素水準を上昇せしめる。ステンレス鋼
の或る種の用途は、炭素含有量に対して0.06〜0.
08%の範囲内というASTM基準を満足しなければな
らない。ASTM基準に従って作製されねばならないそ
うしたステンレス鋼部品の用途の一つは、原子炉用ボイ
ラーチューブハンガーであり、これはASTM等級材料
A297HHから作製されるべき部品を必要とする。
【0005】これらチューブハンガーを上記ロストフォ
ーム鋳造プロセスに従ってステンレス鋼から作製する試
みがなされたが、不首尾な結果に終わった。フォーム模
型を取り巻く砂は、砂及び部品を保持する型枠に適用さ
れる4〜12インチ(10〜30.5cm)水銀柱の真
空下にさえ置かれた。プロセスの一体性を維持するべく
先行技術に示唆されたこうした真空範囲を使用した場合
でも、結果は満足しうるものでなかった。
【0006】従って、ASTMにより指定されているよ
うな使用基準に従って低炭素水準を必要とするステンレ
ス鋼部品を作製するためのロストフォーム鋳造プロセス
はこれまでの技術では満足しうるものではないことがわ
かる。本発明の課題は、ステンレス鋼部品をロストフォ
ーム鋳造プロセスで作製することのできる技術を確立す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、最小限の
或いは非常に低い炭素含有量しか有しないステンレス鋼
部品を作製することのできるロストフォーム法を提供す
ることにより従来からのロストフォーム鋳造プロセスと
関連する課題を解決する。これを達成するために、本発
明方法は、所定の容積及び温度においてのステンレス鋼
の流し込み中ロストフォームプロセスに適用する高真空
を利用して鋳造プロセス中に発生する炭素を真空抽出
し、低炭素ステンレス鋼部品をもたらす。
【0008】本発明は、その一様相において、低炭素ス
テンレス鋼部品を作製するためのロストフォーム鋳造方
法を提供する。本発明の別の様相は、流し込みプロセス
中形成される所望されざる揮発性元素を吸引する高真空
ロストフォーム鋳造方法を提供することである。
【0009】かくして、本発明は、ロストフォーム法を
使用して低炭素ステンレス鋼部品を鋳造するための方法
であって、(a)部品のプラスチック模型を内蔵した砂
充填室を形成する段階と、(b)前記砂充填室を蓋する
段階と、(c)前記砂充填室に20〜29インチ(5
0.8〜73.7cm)水銀柱範囲内の真空を適用する
段階と、(d)溶融ステンレス鋼をプラスチックも径領
域に流し込み、該プラスチック模型と置き換え、それに
より低炭素ステンレス鋼部品を生成する段階とを包含す
る低炭素ステンレス鋼部品鋳造方法を提供する。
【0010】
【作用】ステンレス鋼の流し込み中ロストフォームプロ
セスにおいて砂充填室に適用する高真空を利用して鋳造
プロセス中に発生する炭素を真空抽出し、低炭素ステン
レス鋼部品をもたらす。
【0011】
【実施例】図面を参照して、低炭素ステンレス鋼部品を
製造するユニークな方法を既知のロストフォーム型の設
備を使用して説明する。
【0012】本発明方法において、高合金ステンレス鋼
ボイラーチューブハンガーがASTM基準A−297H
Hに従って作製される。チューブハンガーは最初プラス
チックフォーム模型材料から作製される。チューブハン
ガー模型はダウ・ケミカル・カンパニー社から市販され
るポリメチルメチルアクリレート(PMMA)から作製
される。これらボイラーチューブハンガーは、連結要素
によって離間して形成される84個のボイラーチューブ
ハンガーから成る鋳造可能な量の組立体に組み立てられ
る。これらボイラーチューブハンガー模型組立体は約4
ミル(0.1mm)の厚さのアルミノ珪酸塩の耐火コー
トでスプレーコーティングされる。コーティングされた
組立体は、120°F(49℃)の温度において約12
時間乾燥せしめられ、その後チューブハンガー模型組立
体は真空ロストフォームプロセス設備で使用できる態勢
となる。
【0013】図面に示される設備は、標準的なロストフ
ォーム型の鋳造設備であり、ここでは主室を構成する開
放容器としての砂充填室10がエチレン酢酸ビニルの5
ミル(0.13mm)厚のフィルムから成る底層12を
有している。砂充填室10の下側に位置づけられそして
フィルム12により分離される下方室14はフィルム1
2を穴16を通して真空を引くことにより得られる約1
8インチ(45.7cm)水銀柱の真空に曝露せしめ
る。砂充填室10は、約15〜20平方フィート(1.
3〜1.8m2 )でありそして約4〜7フィート(1.
2〜2.1m)高さである。
【0014】砂充填室10には次いで、約1インチ
(2.54cm)の砂層が敷きつめられる。代表的に、
2種の異なった型式の砂が使用されうる。一方は、公称
90〜100のAFS(アメリカ鋳物協会)粒度指数と
約65の乾燥通気度を有する砂である。もう一つの型式
の砂は、34〜38のAFS粒度指数と450〜525
の乾燥通気度を有する砂である。これら砂に対する異な
った型式の土砂(wash)が評価されそして既知のロスト
フォームプロセスを使用してネズミ鋳鉄エンジン部品を
製造するための自動車エンジン工場で使用のために開発
された証明試験済みの土砂が選択された。次に、各84
個のボイラーチューブハンガーから成る4組のボイラー
チューブハンガー模型組立体18が砂充填室10内に置
かれ、ステンレス鋼溶湯を流し込むために、これら模型
組立体18の各々が湯道系統20及び湯口22に連結さ
れる。砂充填室10は、前述した型式のゆるい乾燥砂で
充填される。型は比較的デリケートであるから、不当な
型崩壊及び/或いは個々のチューブハンガーの破損を防
止するために管理されたホッパ(図示なし)からの管理
された砂充填がなされる。砂充填室10はその後チュー
ブハンガー模型組立体18を覆う水準24まで砂で充填
される。砂で充填された砂充填室は、砂床全体を高密度
化するために振動せしめられる。もちろん、以上の段階
はすべて、フィルム12によって砂充填室10から分離
された底室14に適用される約18インチ(45.7c
m)水銀柱の真空の適用下で行われる。
【0015】次に、砂充填室10は先と同じ5ミル
(0.13mm)厚のエチレン酢酸ビニルから成る上面
フィルム26で覆われ、そして約22インチ(56c
m)水銀柱の真空が、開口28、30、32に連結され
た3本の2インチ(5cm)ホースラインを通して室1
0に適用される。これら3本の真空ラインは約500C
FM(14m3 /分)を真空引きしそして流し込み中約
20〜29インチ(50〜74cm)水銀柱の操業真空
範囲において約1500CFM(42m3 /分)を真空
引きする。
【0016】その後、ステンレス鋼溶湯が組立体18に
フィルム26を通して組立体まで伸延する湯口22を経
て流し込まれる。ステンレス鋼溶湯は約2450°F
(1343℃)の温度で流し込まれる。
【0017】所要の流し込み温度の解析が行われそして
多数の合金鋼の固相線/液相線に関する標準的な鎮静因
子を使用して平均液相線が2650〜2675°F(1
453〜1468℃)であると計算された。これを基礎
として、所望の流し込み温度は2875°F(1579
℃)±25°F(14℃)において選択された。
【0018】型流し込み時間が測られ、大きな4つのチ
ューブハンガー模型組立体が室10内に置かれていると
きには18〜22秒の平均流し込み時間を要しそしても
っと少ない数のチューブハンガー組立体模型/型に対し
ては12〜18秒の平均流し込み時間を要した。これか
ら計算して、金属移行速度はそれぞれ約78〜64ポン
ド/秒(35.1〜28.8kg/秒)及び75〜50
ポンド/秒(33.8〜22.5kg/秒)であった。
【0019】流し込まれた溶融ステンレス鋼の温度を2
900°F(1593℃)±25°F(14℃)に昇温
することにより流し込み時間を減じる試みがなされた。
温度上昇は、流し込み時間の対応する減少と湯回り不良
の発生の低減を示した。約1400ポンド(630k
g)の溶融ステンレス鋼から成る大量の流し込みは、も
っと低い溶湯温度で18〜22秒の流し込み時間に比較
して10〜14秒の平均流し込み時間を要しただけであ
った。こうして、平均流し込み速度は、昇温された溶湯
温度において78〜64ポンド/秒(35.1〜28.
8kg/秒)から140〜100ポンド/秒(63〜4
5kg/秒)まで増大された。先に論議したように、こ
れら流し込みのすべては、室10に約20〜29インチ
(50〜74cm)水銀柱を適用しそして流し込み過程
では下方室14に真空を適用せずに行われた。ステンレ
ス鋼の流し込み中砂充填室10に適用される高い真空は
組立体模型中への溶湯の吸引により溶湯の流し込みを促
進するのみならず、流し込み過程中室10からの炭素煙
霧の排気を可能ならしめる。試験の一つにおいて、高真
空の適用の下では約1400ポンド(630kg)の溶
湯が10秒以内で組立体模型に流し込まれるが、真空の
適用なしでは同量の溶湯を組立体模型に流し込むのに約
25〜30秒を必要とすることが認められた。
【0020】この高真空ロストフォームプロセスから作
製された鋳物を分析した結果、炭素取り込みはないこと
がわかった。表面からの金相学的分析は最悪のケースで
0.03%炭素の取り込みそして最良のケースでは僅か
の脱炭を示した。対照的に、流し込み中高真空を使用し
ない通常のロストフォーム鋳造プロセスから採られたサ
ンプルは最悪のケースで0.23%そして最良のケース
でも0.09%の著しく高い水準の炭素採り込みを示し
た。先に論議したように、炭素の採り込みは、ボイラー
ハンガーのようなステンレス鋼用途においては高水準の
炭素が爾後のこれらハンガーへの付属品の溶接に悪影響
を与えるから重大事であり、従ってこれらハンガーはス
テンレス鋼に対して低炭素含有量を要求するASTM規
格に従って作製されねばならない。本発明はそうした要
求を満たすものである。本発明はステンレス鋼以外の炭
素鋼、高合金鋼等の鉄鋼鋳造部品にも応用することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明の高真空ロストフォームプロセス
から作製された鋳物は、最悪のケースでも0.03%炭
素の取り込みそして最良のケースでは僅かの脱炭を示
す。ボイラーハンガーのようなステンレス鋼用途におい
て、ステンレス鋼に対して低炭素含有量を要求するAS
TM規格に従って作製することを可能ならしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法において使用されるロストフォーム
設備の斜視図である。
【図2】本発明方法で使用されるロストフォーム設備を
示す概略端面図である。
【符号の説明】
10 砂充填室 12 フィルム底層 14 下方室 18 ボーチューブハンガー模型組立体 20 湯道系統 22 湯口 26 上面フィルム 28、30、32 開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロストフォーム法を使用して低炭素ステ
    ンレス鋼部品を鋳造するための方法であって、(a)部
    品のプラスチック模型を内蔵した砂充填室を形成する段
    階と、(b)前記砂充填室を蓋する段階と、(c)前記
    砂充填室に20〜29インチ(50.8〜73.7c
    m)水銀柱範囲内の真空を適用する段階と、(d)溶融
    ステンレス鋼をプラスチックも径領域に流し込み、該プ
    ラスチック模型と置き換え、それにより低炭素ステンレ
    ス鋼部品を生成する段階とを包含する低炭素ステンレス
    鋼部品鋳造方法。
  2. 【請求項2】 溶融ステンレス鋼が2900°F(15
    93℃)±25°F(14℃)の温度において流し込ま
    れる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 真空が砂充填室の3側辺に500CFM
    (14m3 /分)の容積において適用される請求項2の
    方法。
  4. 【請求項4】 砂充填室が約5ミル(0.13mm)厚
    さのエチレン酢酸ビニル材料製のプラスチックフィルム
    で覆われる請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 流し込まれる溶融ステンレス鋼の温度が
    2400〜2900°F(1315〜1593℃)の範
    囲内にある請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 部品のプラスチック模型がポリメチルメ
    チルアクリレートから作製される請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 部品のプラスチック模型がアルミノ珪酸
    塩で被覆される請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 被覆されたプラスチック部品が約120
    °F(49℃)の温度において約12時間乾燥せしめら
    れる請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 プラスチック部品が複数のボイラーチュ
    ーブハンガーの組立体として作製される請求項8の方
    法。
  10. 【請求項10】 砂充填室に底部プラスチックフィルム
    床が形成され、そこに約18インチ(45.7cm)水
    銀柱の真空が適用される請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 砂充填室への真空が適用されたとき底
    部プラスチックフィルム床に適用される真空が解除され
    る請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 砂充填室が34〜38のAFS粒度指
    数と450〜525の乾燥通気度を有する砂で充填され
    る請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 砂充填室が90〜100のAFS粒度
    指数と約65の乾燥通気度を有する砂で充填される請求
    項1の方法。
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