JPH06218759A - 装飾フィルム付き成形品の製造方法 - Google Patents

装飾フィルム付き成形品の製造方法

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JPH06218759A
JPH06218759A JP5935191A JP5935191A JPH06218759A JP H06218759 A JPH06218759 A JP H06218759A JP 5935191 A JP5935191 A JP 5935191A JP 5935191 A JP5935191 A JP 5935191A JP H06218759 A JPH06218759 A JP H06218759A
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Yuzo Nakamura
祐三 中村
Akira Okazaki
暁 岡崎
Shunji Fujimura
俊次 藤村
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
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    • H01H2229/048Insertion moulding

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通孔の周囲にたるみのない美麗な装飾フィ
ルムが融着された装飾フィルム付き成形品を容易に得
る。 【構成】 ポリエステルフィルムなどの基体シート上に
図柄層や接着剤層などを順次積層した装飾フィルム3
を、貫通孔1の周囲に凸部5を有する成形品を成形する
金型内にセットした後、ABS樹脂を金型内に射出し、
装飾フィルムをABS樹脂の成形収縮分以上に伸張させ
て成形し、装飾フィルム付き成形品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貫通孔を有する成形品
の貫通孔部分に、たるみなく美麗な装飾フィルムを融着
することのできる装飾フィルム付き成形品の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ・電子ジャーなどの各種電化
製品のタッチスイッチのほか、各種OA機器、通信機器
などのタッチスイッチとして、貫通孔を有する成形品の
表面に装飾フィルムが貼付されたものが利用される場合
がある。第7図は、その一例を示すタッチスイッチの断
面図であり、1は貫通孔、2は成形品、3は装飾フィル
ム、4はタクトスイッチである。このタッチスイッチ
は、装飾フィルムがフレキシブルなものであるため、成
形品2の貫通孔1を指などで押圧することによって、そ
の下部に設けたタクトスイッチ4の操作が可能なもので
ある。
【0003】従来、このような装飾フィルム付き成形品
の製造方法としては、あらかじめ成形された貫通孔を有
する成形品の表面に、装飾フィルムを粘着剤により貼付
する方法がある。
【0004】しかし、前記したような装飾フィルム付き
成形品の製造方法は、次のような欠点があり、満足し得
るものとは言い難いものである。 (a)装飾フィルムを人手によって貼付するので、所定の
位置に正確に貼付するのが難しく、位置ずれが生じやす
い。 (b)装飾フィルムを粘着剤を用いて貼付するので、使用
中に剥がれる恐れがある。 (c)フィルムを人手によって一枚ごとに貼付するので、
製造に手間を要し作業性が劣る。
【0005】
【発明の解決すべき課題】そこで本発明者らは、前記し
た諸欠点を解決するために、従来公知のいわゆる成形同
時インサート法に着目し、種々実験・考察を行った。
【0006】この成形同時インサート法とは、金型内部
の所定の位置に正確に位置決めされた装飾フィルムを、
成形品の成形と同時に、成形品の表面に融着させる方法
である。したがって、この方法を利用すると、前記の欠
点はすべて解決でき、成形品の所定の位置に正確に、か
つ強固に、しかも作業性良く装飾フィルムを貼付するこ
とが可能となる。
【0007】しかし、成形同時インサート法を利用し
て、貫通孔を有する成形品の表面に装飾フィルムを融着
させる場合、新たに次のような問題点が生じることが判
明した。すなわち、貫通孔を有する成形品の貫通孔部分
に、成形品の成形と同時に装飾フィルムを融着させる場
合、成形品の樹脂収縮、つまり成形用樹脂を成形して
(図4参照)金型から取り出して大気中に放冷しておく
と成形品は金型寸法より小さくなるため、貫通孔に融着
された装飾フィルムがたるんでしまう(図5参照)とい
う問題点が生じた。
【0008】この発明は以上のような欠点を解消し、成
形品の貫通孔部分にたるみのない美麗な装飾フィルムを
融着させることができる装飾フィルム付き成形品の製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した目的
を達成するために、貫通孔を有する成形品を成形する金
型内に装飾フィルムをはさみ込み、成形品の成形と同時
に装飾フィルムを融着させる成形同時インサート法にお
いて、成形品の成形と同時に、貫通孔部分の周囲で装飾
フィルムを伸張させながら成形品表面に融着させるよう
に構成した。
【0010】また、金型が、貫通孔の周囲に凸部または
凹部を成形できる形状であるようにもできる。
【0011】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、成形時に装飾フィルムを成形用樹脂の樹脂収縮
分以上に伸張させ、成形品の成形と同時に、成形品の表
面の貫通孔部分に装飾フィルムを融着するものである。
【0012】装飾フィルムとしては、通常の成形同時イ
ンサート法に利用していたものと同様のものを用いると
よい。たとえば、プラスチックスフィルムなどの基体シ
ート31上に、図柄層32や接着剤層33などを順次積層した
ものを利用することができる(図6参照)。
【0013】金型としては、成形時に装飾フィルムが成
形用樹脂の成形収縮分以上に伸張する形状となるように
設計する。
【0014】たとえば、金型は、成形品2の貫通孔1と
装飾フィルム3とが接する面の周囲に凸部5または凹部
を有するような形状の成形品(図1および図2参照)が
得られるようにするとよい。この金型の凸部または凹部
は、装飾フィルムを伸張させるための機能を有する。ま
た、この凸部または凹部の形状は、当然のことながら、
得られる成形品の外形として表現されるものなので、意
匠的な効果も考慮して設計する必要がある。
【0015】なお、前記金型の凸部または凹部の形状
は、本発明者らの考察および数多くの実験結果による
と、次の(1)〜(5)式を満足する高さa,幅b1,b2のもの
が本発明の目的に対して好適である。(ただし、金型の
型閉め時に装飾フィルム3が型閉め力によって金型に押
し伸ばされないものとする。) L1C<2{a+b1−(a2+b1 2)1/2 }……(1) L2C<2{a+b2−(a2+b2 2)1/2 }……(2) 0<a≦5(mm) ……(3) 0<b1≦5(mm) ……(4) 0<b2≦5(mm) ……(5)
【0016】ここで、 L1は、成形品の貫通孔の縦方向の長さに対応した長さ L2は、成形品の貫通孔の横方向の長さに対応した長さ Cは、成形用樹脂の成形収縮率 aは、成形品の凸部または凹部の高さ b1は、成形品の凸部または凹部の縦方向の幅 b2は、成形品の凸部または凹部の横方向の幅 をそれぞれ示す(図3参照)。
【0017】成形前の型閉時の凸部または凹部内におけ
る装飾フィルムの長さは、 L1+2(a2+b1 2)1/2 である。これが成形時の樹脂の充填により、装飾フィル
ムは凸部または凹部形状に沿うので、その長さは、 L1+2(a+b1) となる。したがって、成形時の装飾フィルムの伸びは、 2{a+b1−(a2+b1 2)1/2 } となる。
【0018】一方、成形後の成形品の貫通孔における成
形収縮量は、 L1C である。したがって、成形収縮分以上に装飾フィルムを
伸張させるためには、 L1C<2{a+b1−(a2+b1 2)1/2 }……(1) の条件を満たすことが必要である。
【0019】横方向についても同様に、 L2C<2{a+b2−(a2+b2 2)1/2 }……(2) また、a,b1,b2は、実用上、5mm以下であることが望
ましいので、 0<a≦5(mm) ……(3) 0<b1≦5(mm) ……(4) 0<b2≦5(mm) ……(5) の条件を満たすことが必要である。これは、5mmを越え
ると、装飾フィルムが伸張時に破損する恐れなどがある
からである。
【0020】
【実施例】厚さ 125μmのポリエステルフィルム上に、
ポリエステル系インキを用いてスクリーン印刷にて図柄
層を形成し、その上にアクリル系インキを用いて接着剤
層を形成し、装飾フィルムを得た。この装飾フィルムを
116mm×70mm角に断裁し、次に示す貫通孔の周囲に凸部
を有する成形品を成形するための金型内にセットした
後、ABS樹脂を用いて射出成形を行った。
【0021】L1=30(mm) L2=30(mm) C=0.006(mm) a=0.5(mm) b1=1.5(mm) b2=1.5(mm)
【0022】その結果、装飾フィルムがたるみなく美麗
に貫通孔の周囲に融着された成形品が得られた。
【0023】
【発明の効果】本発明の装飾フィルム付き成形品の製造
方法は、貫通孔を有する成形品を成形する金型内に装飾
フィルムをはさみ込み、成形品の成形品の成形と同時に
装飾フィルムを融着させる成形同時インサート法におい
て、成形品の成形と同時に、貫通孔部分の周囲で伸張さ
せながら成形品表面に装飾フィルムを融着させるように
構成されているので、成形品の貫通孔の周囲に装飾フィ
ルムがたるみなく融着された貫通孔を有する成形品を得
ることができるものである。
【0024】また、製造工程も簡略化でき、装飾フィル
ムの成形品への密着も強力なものができる。さらに、装
飾フィルムを成形品の所定の箇所に正確に位置決めして
融着することが容易にできる。
【0025】また、各種タッチスイッチ類に適用する際
に、スイッチ部に相当する部分を凸部にした場合、使用
者の指先が当たる部分が視覚的に明確になり、押圧感も
良好なものとなる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって得られる成形品の一
実施例を示す一部断面斜視図である。
【図2】本発明の製造方法によって得られる成形品の一
実施例の断面図である。
【図3】本発明の製造方法によって得られる貫通孔を有
する成形品の貫通孔付近の斜視図である。
【図4】装飾フィルム付き成形品の成形直後の断面図で
ある。
【図5】装飾フィルム付き成形品の成形収縮を生じた後
の断面図である。
【図6】本発明の製造方法に用いられる装飾フィルムの
断面図である。
【図7】従来品の一例を示すタッチスイッチの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 貫通孔 2 成形品 3 装飾フィルム 31 基体シート 32 図柄層 33 接着剤層 4 タクトスイッチ 5 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する成形品を成形する金型内
    に装飾フィルムをはさみ込み、成形品の成形と同時に装
    飾フィルムを融着させる成形同時インサート法におい
    て、成形品の成形と同時に、貫通孔部分の周囲で装飾フ
    ィルムを伸張させながら成形品表面に融着させることを
    特徴とする装飾フィルム付き成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 金型が、貫通孔の周囲に凸部または凹部
    を成形できる形状であることを特徴とする請求項1記載
    の装飾フィルム付き成形品の製造方法。
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