JPH06219774A - Euドープレーザーガラス - Google Patents

Euドープレーザーガラス

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JPH06219774A
JPH06219774A JP3277793A JP3277793A JPH06219774A JP H06219774 A JPH06219774 A JP H06219774A JP 3277793 A JP3277793 A JP 3277793A JP 3277793 A JP3277793 A JP 3277793A JP H06219774 A JPH06219774 A JP H06219774A
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JP
Japan
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glass
cat
laser
laser glass
present
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JP3277793A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Izumitani
徹郎 泉谷
Nami Hou
波 彭
Gakuroku Suu
学禄 鄒
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光強度が高い赤色発光レーザーガラスの提
供。 【構成】 発光イオンとしてEu3+を5〜20cat%
を含むことを特徴とするレーザーガラス。Eu3+を発光
イオンとして含有し、Sm3+を増感剤として含有するレ
ーザーガラス。Eu3+を5〜20cat%、Sm3+
0.5〜3cat%、PO2.5 を50〜65cat%、
BO1.5 を1〜10cat%、SiO2 を1〜10ca
t%、BaOを1〜15cat%含有し、必要によりA
lO1.5 、R2 O(RはNa、Li、K)、RO(Rは
Mg、Zn、Ca、Sr)を含有するレーザーガラス。
このレーザーガラスにXeランプの光を照射すると0.
61μmのレーザー光を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Eu3+をドープした赤
色(約0.61μm)の光を発生することが可能なレー
ザーガラス及びSm3+を増感剤とするEu3+をドープし
た赤色(約0.61μm)の光を発生することが可能な
レーザーガラスに関する。本発明のレーザーガラスは、
赤色光源、赤色レーザー光源及びガラスディスプレイ材
料等として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、波長0.8μm付近の赤外レーザ
ーによる励起により、Erイオン(Er3+)を発光中心
として、波長0.66〜0.67μmの赤色光の連続発
光可能な結晶あるいはガラスが知られている(アプライ
ド・フィジックス・レターズ第54巻、2301頁(1
989年))。この報告によれば、Erイオンが赤色光
を2段階で吸収してより高いエネルギー状態に励起し、
その高いエネルギー状態から発光遷移することにより励
起光よりも短波長の光を発光するものであり、アップコ
ンバージョン現象とよばれている。また、アップコンバ
ージョン効率に優れた材料として、Erイオンを含有し
たZrF4 及びAlF3 を主成分とするフッ化物ガラス
について報告がある(応用物理学会91年秋季連合講演
会、10aPB19)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アップコンバージョン
現象を生じる材料は赤外光(0.8μm又は0.98μ
m)を照射することで、照射された箇所のみ赤色光
(0.66μm)を発光させることができ、表示材料と
して利用することができる。しかし、表示材料として用
いる場合は、赤色光の発光強度が大きいことが必要であ
る。そこで、例えば、材料中のErイオンの濃度を増加
することによりある程度発光強度の大きい材料が実現さ
れている。さらに、赤色光の発光強度が大きくなれば、
この材料自体を赤色レーザーの発光光源とすることも可
能である。
【0004】アップコンバージョンのガラスとして、
0.8μmのLDを用いてTm3+を増感剤とし、Er3+
を発光中心とした0,67μmの赤色発光レーザーガラ
スが知られている(第39回応用物理学会予稿集 30
P−D−14)。しかし、ここで得られる赤色の発光強
度も用途によっては十分ではなかった。
【0005】ところで、Eu3+(ユーロピウム)は、図
1にエネルギー準位図を示すように、5D0 から 7F2の発
光ではエネルギーギャップが16,000cm-1と大き
く、かつ5D0 から 7F6の間にはエネルギー準位が存在し
ない。このことは、Eu3+5D0 7F2の発光では、非
輻射遷移が起こりにくく、発光の量子効率が高いことを
示すものである。しかるに、従来、Eu3+を発光イオン
として含有し高い発光強度を有するレーザーガラスにつ
いては検討されていなかった。事実、発光強度の高い赤
色を得るためには、高い濃度のEu3+を得る必要がある
が、高い濃度のEu3+を含有できる母体ガラスは知られ
ていなかった。
【0006】また、前記アップコンバージョンや非線形
結晶を用いるレーザーには、光源としてLD(レーザー
ダイオード)を用いるが、実用できるLDの発光波長に
は制限がある。一方、Xeフラッシュランプは、発光波
長はブロードであるものの実用されている。そこで、光
源として実用可能なXeフラッシュランプを用いること
ができる赤色のレーザーガラスの提供も必要とされてい
る。
【0007】そこで本発明の目的は、高い濃度のEu3+
を含有できる母体ガラスを見出すとともに、Eu3+を含
有し、発光強度の高い赤色の発光を与える、光源として
Xeフラッシュランプも用いることができるレーザーガ
ラスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ホウ酸系
のガラスがEu3+の溶解度が高くかつ濃度消光も起きに
くいことを見出して本発明を完成した。
【0009】本発明は、Eu3+を5〜20cat%(陽
イオンパーセント)含むことを特徴とするレーザーガラ
ス(以下、本発明の第1のレーザーガラスという)に関
する。
【0010】さらに本発明は、Eu3+を発光イオンとし
て含み、かつSm3+を増感剤として含むことを特徴とす
るレーザーガラス(以下、本発明の第2のレーザーガラ
スという)に関する。
【0011】また、本発明は、Eu3+を5〜20cat
%、Sm3+を0.5〜3cat%、PO2.5 を50〜6
5 cat%、BO1.5 を1〜10 cat%、SiO2 を1〜
10cat%及びBaOを1〜15 cat%含有するレーザ
ーガラス(以下、本発明の第3のレーザーガラスとい
う)に関する。
【0012】本発明のレーザーガラスは、いずれも、図
2に示すようにEu3+を5〜20cat%含有する場合
に、0.61μmの発光が高くなる。Eu3+含有量は、
本発明の第1〜3のいずれのレーザーガラスの場合につ
いても、好ましくは10〜18cat%である。
【0013】また、本発明の第2及び3のレーザーガラ
スは、増感剤としてSm3+(サマリウム)を含有する。
図2に示すように、Sm3+を含有させることにより、
0.61μmの発光がより高くなる。Sm3+の添加量
は、図3に示すように、より高い発光強度が得られると
いう観点から0.5〜3cat%の範囲とすることが好
ましい。尚、Sm3+は400nm(6H5/2 から 5P5/2
に強い吸収を有し、560nmと595nmとに強い発
光を有するが、この発光エネルギーがEu3+5D0に遷
移して、0.61μmの発光を強めるものと思われる。
【0014】本発明の第3のレーザーガラスの母体ガラ
スとしては、PO2.5 を50〜65cat%、BO1.5
1〜10 cat%、SiO2 を1〜10 cat%及びBaO
を1〜15 cat%含有するPO2.5 −BO1.5 −SiO
2 −BaO系のガラスを用いる。ホウ酸系のガラスはE
3+の溶解度が高く、かつ濃度消光を起こしにくいこと
から好ましい。PO2.5 が50 cat%未満では失透する
傾向があり、65 cat%を超えるとガラス化が困難とな
る。BO1.5 が1 cat%未満では、Ybイオンの溶解度
が十分に向上しない。BO1.5 が10 cat%を超えると
ガラスが不安定となり、失透し易くなる。SiO2 が1
cat%未満では、ガラスが不安定となり、失透し易くな
り、10 cat%を超えるとSiO2 が溶解しにくくな
り、高い溶解温度が必要となる。BaOが1 cat%未満
ではガラス化せず、15 cat%を超えるとガラスが不安
定となり、失透し易くなる。
【0015】図4にP2 5 −BaO−Eu2 3 系の
ガラス化領域を示す(モル%表示)。図4からEu2
3 はリン酸塩ガラスにおいてはBaOが約10モル%の
ときに最も広いガラス化領域を有することが分かる。
【0016】上記PO2.5 −BO1.5 −SiO2 −Ba
O系のガラスは、上記必須成分以外に、1.5 cat%以
下のAlO1.5 をガラスの安定性を向上させるために含
有させることができる。また、BaOの代わりにBaO
の一部と置換して、10 cat%以下のR2 O(Rはリチ
ウム、ナトリウム又はカリウム)及び/又は5 cat%以
下のRO(Rはマグネシウム、亜鉛、カルシウム又はス
トロンチウム)を、ガラスを多成分系にして安定性を向
上させて、失透しにくくするために用いることもでき
る。但し、BaOとR2 OとROとの合計は1〜15 c
at%とする。
【0017】本発明の第1及び2のレーザーガラスの母
体ガラスは、5〜20 cat%、好ましくは10〜18 c
at%のEu3+を含有できるものであれば、特に限定はな
い。但し、Eu3+の溶解度が高く、かつ濃度消光を起こ
しにくいという観点からホウ酸系のガラスを用いること
が好ましい。ホウ酸系のガラスとしては、例えば上記P
2.5 −BO1.5 −SiO2 −BaO系のガラスを挙げ
ることができる。
【0018】本発明の第1〜3のレーザーガラスは、い
ずれも、波長400〜600nmのXeフラッシュラン
プの光を照射することにより、0.61μmのレーザー
光を発生させることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1 PO2.5 が59.4 cat%、BO1.5 が6.4 cat%、
SiO2 が5.0 cat%、AlO1.5 が0.7 cat%、
NaO0.5 6.8 cat%、CaOが2.0 cat%、Ba
Oが2.1 cat%、EuO1.5 が16.4 cat%、Sm
1.5 が1.1cat%の組成を有するガラスを高純度原
料を用いて調合し、白金坩堝を用いて1400℃で熔融
し、撹拌により均質化した後、冷却した。アニーリング
はガラス転移温度(Tg)で30分間処理し、さらにT
g−50℃でゆっくり冷却し、次いでガラスが割れない
速度で除冷して本発明のレーザーガラスを得た。
【0020】得られたガラスの光学的性質及びレーザー
性能を求めた結果を表1に示す。さらに、このガラスを
Xeランプ(5mW)でポンプしたときの発光スペクト
ル(実線)を図5に示す。尚、図5には、参考としてN
dドープリン酸塩ガラスを同様の条件でポンプしたとき
の発光スペクトル(破線)も示す。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2 Smを含まない以外は実施例1と同様の組成のレーザー
ガラスを実施例1と同様にして得た。得られたガラスを
実施例1と同様にしてXeランプでポンプしたときの発
光スペクトル(破線)を図6に示す。尚、図6の実線
は、実施例1のガラスの発光スペクトルである。
【0023】実施例3 実施例1のガラスにおいてSm3+を1モル%と一定に
し、Eu3+の量を図2に示す量に変動させたガラスを実
施例1と同様にして得た。得られたガラスに実施例1と
同様にXeランプを照射して得られる0.61μmの発
光強度を図2に□として示す。
【0024】実施例4 Sm3+を含まない実施例2のガラスにおいてEu3+の量
を図2に示す量に変動させたガラスを実施例2と同様に
して得た。得られたガラスに実施例2と同様にXeラン
プを照射して得られる0.61μmの発光強度を図2に
○として示す。
【0025】実施例5 実施例1のガラスにおいてEu3+を15モル%と一定に
し、Sm3+の量を図3に示す量に変動させたガラスを実
施例1と同様にして得た。得られたガラスに実施例1と
同様にXeランプを照射して得られる0.61μmの発
光強度を図3に示す。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、母体ガラスとして、P
2.5 −BO1.5 −SiO2 −BaO系のガラスを用
い、より高い濃度のEu3+を含有できるレーザーガラス
が得られる。さらに、このレーザーガラスは、光源とし
てXeフラッシュランプを用いて、0.61μmに高い
発光強度を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】Eu3+のエネルギー準位図である。
【図2】本発明のレーザーガラス(○は増感剤を含まな
い、□は増感剤(Sm3+)を1cat%含む)における
Eu3+の含有量と0.61μmの発光強度との関係を示
す。
【図3】本発明のレーザーガラス(Eu3+を15cat
%含む)におけるSm3+の含有量と0.61μmの発光
強度との関係を示す。
【図4】図4にP2 5 −BaO−Eu2 3 系のガラ
ス化領域を示す(モル%表示)。
【図5】実施例1のレーザーガラス(Eu3+を15モル
%、Sm3+を1モル%含む)の発光スペクトル(実線)
及びNdドープリン酸塩ガラスの発光スペクトル(破
線)を示す。
【図6】実施例2のレーザーガラス(Eu3+を15モル
%含む)の発光スペクトル(破線)及び実施例1のレー
ザーガラス(Eu3+を15モル%、Sm3+を1モル%含
む)の発光スペクトル(実線)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Eu3+を5〜20cat%(陽イオンパ
    ーセント)含むことを特徴とするレーザーガラス。
  2. 【請求項2】 Eu3+を発光イオンとして含み、かつS
    3+を増感剤として含むことを特徴とするレーザーガラ
    ス。
  3. 【請求項3】 Eu3+を5〜20cat%、Sm3+
    0.5〜3cat%、PO2.5 を50〜65 cat%、B
    1.5 を1〜10 cat%、SiO2 を1〜10cat%及
    びBaOを1〜15 cat%含有するレーザーガラス。
  4. 【請求項4】 波長400〜600nmの光を請求項1
    〜3のいずれか1項記載のレーザーガラスに照射して赤
    色のレーザー光を発生させる方法。
JP3277793A 1993-01-28 1993-01-28 Euドープレーザーガラス Pending JPH06219774A (ja)

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