JPH0621993Y2 - 合成樹脂製下水桝 - Google Patents

合成樹脂製下水桝

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JPH0621993Y2
JPH0621993Y2 JP2069489U JP2069489U JPH0621993Y2 JP H0621993 Y2 JPH0621993 Y2 JP H0621993Y2 JP 2069489 U JP2069489 U JP 2069489U JP 2069489 U JP2069489 U JP 2069489U JP H0621993 Y2 JPH0621993 Y2 JP H0621993Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般家庭等の雑排水中に含まれる固形物を補
集除去できる合成樹脂製下水桝に関する。
〔従来の技術〕
この種の下水桝としては、例えば第8図〜第10図に示す
構造のものが知られている。(実公昭63−35101号)。
この下水桝は、桝本体101の上端開口縁に周設した嵌合
溝102にアジャスタ筒体103の下端部周縁を嵌合接続し、
該嵌合溝102の内側壁102aの上端に仕切板104の周縁部を
係止すると共に、該仕切板104の偏心取付孔105にゴミ補
集器106を挿入して脱着自在に吊着したものである。か
かる下水桝は、第8図及び第9図に示すように、流入管
107をアジャスタ筒体103の側壁より挿入し、ゴミ補集器
106を流入管107の先端下方に位置させると共に、流出管
108を桝本体101の接続口109に差込接続して地中に埋設
施工される。そして、ゴミ補集器106に固形物が溜まる
と、第8図に示すように仕切板104を回転させてゴミ補
集器106を流入管108に当てないように引抜き、補集器内
部の固形物を取除くものである。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記の下水桝では、第10図に示すよう
に、アジャスタ筒体103の下端部周縁を桝本体101の嵌合
溝102に嵌合接続する際に防水のために塗着したシーリ
ング剤110が嵌合溝102からはみ出しやすいため、シーリ
ング剤110が充分乾かないうちに仕切板104を嵌合溝の内
側壁102aに係止して取付けると、はみ出したシーリング
剤110によって仕切板104が固定されることが多々あっ
た。そのため、ゴミ補集器106内の固形物を取除くとき
に仕切板104が回らなくなり、ゴミ補集器106を引抜こう
としても流入管107が邪魔になって引抜き不能になると
いう問題があった。
しかも、上記の下水桝のように仕切板104を嵌合溝の内
側壁102aに係止して取付けると、仕切板104の上にも固
形物111が溜まりやすいため、悪臭を発しやすく、また
清掃時に嫌悪感や不潔感を与えるという問題があり、ま
た、桝本体101の内部状態を目視点検しようとしても、
仕切板104が邪魔になって桝本体101内部を見ることがで
きないため、その都度仕切板104を取外さなければなら
ないという煩わしさがあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題を解決するため、桝本体の上端開
口縁の嵌合溝にアジャスタ筒体の下端部周縁を嵌合接続
してなる合成樹脂製下水桝において、桝本体の上端開口
縁の内側に枠体支持具を取着すると共に、該枠体支持具
にバスケット取付用の枠体を係着し、該枠体の互いに平
行なバスケット支持枠部にバスケットの係止鍔を係止し
て、バスケットをバスケット支持枠部の長さ方向に移動
可能な状態で脱着自在に取付けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の合成樹脂製下水桝は、従来と同様に、流入管を
アジャスタ筒体の側壁から挿入して流入管先端をバスケ
ットの上方に位置させ、流出管を桝本体に差込接続して
地中に埋設施工されるものであり、家庭からの雑排水が
流入管を通じて本考案下水桝に流入すると、雑排水はバ
スケットを通過して桝本体底部へ流落し、このバスケッ
ト通過時に固形物がバスケットに補集され、固形物を殆
ど含まない雑排水が桝本体の流出管から流出されるもの
である。そして、バスケットに補集された固形物の清掃
除去は、バスケットを流入管に当てないで引上げられる
位置までバスケット支持枠部の長さ方向に移動させ、そ
の位置でバスケットを引上げて内部の固形物を取除くこ
とによって簡単に行えるものであり、バスケット取付用
の枠体を回転させる必要は全くない。また、本考案のよ
うにバスケットを枠体に取付けてあると、枠体の隙間か
ら桝本体内部を覗くことができるので、枠体を取外すこ
となく桝本体内部を簡単に目視点検することができ、固
形物も枠体に付着しにくいので不潔感が軽減される。更
に、本考案のように桝本体の上端開口縁の内側に取着し
た枠体支持具に枠体を係着すると、アジャスタ筒体の下
端部周縁を桝本体の嵌合溝に嵌合接続する際に塗着した
シーリング剤が嵌合溝からはみ出しても、該シーリング
剤によって枠体が固定されることがないので、枠体を取
外して桝本体内部を清掃するときに枠体が取外し不能と
なる心配もない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を詳述する。
第1図は桝蓋を取外した本考案下水桝の一実施例を示す
平面図、第2図は同実施例の断面図である。
図において、1は低発泡ポリプロピレン等の合成樹脂よ
り成る桝本体で、該桝本体1の上端開口縁には嵌合溝2
が周設されており、桝本体1の側壁には流出管3を差込
接続するためのソケット4がパッキン5を介して挿着さ
れている。そして、この桝本体1の内側には、ソケット
4を覆うように防臭板6が取付けられ、トラップ部が形
成されている。
この桝本体1の嵌合溝2には、同様の合成樹脂より成る
アジャスタ筒体7の下端部周縁が嵌合接続されており、
該アジャスタ筒体7の上端開口縁の嵌合溝8にはレジン
コンクリート製の桝蓋9の周縁部が嵌合されている。そ
して、この桝本体1の上端開口縁の内側には4個の枠体
支持具12が取着され、該支持具12にバスケット取付用の
枠体13が脱着自在に係止されている。
この枠体支持具12は、第3図に示すように、支持具下端
を直角に内側へ折曲して水平支持部12aを形成すると共
に、支持具上端を直角に外側へ折曲し更に下方へ直角に
折曲して係合部12bを形成したものであり、この係合部1
2bを前記嵌合溝2の内側壁2bに係合させて桝本体1の上
端開口縁の内側に取付けている。この枠体支持具12の取
付個数はバスケット取付用枠体13の形状に応じて適当な
個数とすればよいが、該枠体13を安定よく支持させるた
めには少なくとも3個取着することが必要である。
尚、枠体支持具の形状や取付け方法は本実施例のみに限
定されるものではなく、例えば第4図に示すようなL型
の枠体支持具14を用いて、これを桝本体1の上端開口縁
内側にビス15等で取付けてもよい。
バスケット取付用枠体13は、第5図に示すように、上下
寸法tが大きい円弧状の係止部13a,13aを両端に備えた
腕枠部13bと、この腕枠部13bから直角方向に互いに平行
して伸びる二本のバスケット支持枠部13c,13cと、この
バスケット支持枠部13c,13cの先端同士を連結する円弧
状の連結枠部13dから成るもので、第1図に示すよう
に、円弧状係止部13a,13aと円弧状連結枠部13dが桝本体
1の上端開口縁にほぼ内接して前後左右への移動を阻止
された状態でそれぞれの枠体支持具12に係着されてお
り、第2図に示すように、同じ大きさの枠体支持具12を
用いると、係止部13a,13aの上下寸法tが大きいために
必然的に枠体13の腕枠部13bの方が連結枠部13dより高く
なって傾斜した状態で脱着自在に取付けらる。また、係
止部13a,13aの上下中間位置に腕枠部13bを設けてあるの
で、枠体13の上下を逆転させても同様に使用でき、傾斜
は常に保たれる。なお、枠体支持具12の寸法を変えるこ
とで枠体13を傾斜させることも可能である。
この枠体13のバスケット支持枠部13c,13cの間には角型
のバスケット16が上方から挿入され、バスケット支持枠
部13c,13cの前寄りの部分(連結枠部13d寄りの部分)に
バスケット上端の係止鍔16aが係止されて着脱自在に取
付けられている。このバスケット16は、正方形の上端開
口縁に係止鍔16aを設けた把手付き角型容器から成るも
ので、その四側面及び底面に小さな通水孔が多数穿孔さ
れており、該通水孔を通過できない大きさの固形物を補
集できるようになっている。このバスケット16の縦横の
寸法wと枠体13のバスケット支持枠部13c,13cの相互間
隔sは略同一であるが、バスケット支持枠部13c,13cの
長さはバスケット16の縦横寸法wよりも長くなってお
り、従ってバスケット16を枠体13の腕枠部13bと連結枠
部13dとの間でバスケット支持枠部13c,13cの長さ方向に
移動させることが可能である。また、上記バスケット支
持枠部13c,13cの長さは、桝本体1の半径より長くな
っていて、バスケット取付用枠体13が前後左右に移動し
ないようにしてある。
バスケット取付用枠体としては、この実施例の枠体13の
他、例えば第6a図、第6b図、第7a図、第7b図、第
7c図に示すような種々の形状の枠体が使用可能である。
即ち、第6a図の枠体13′は、係止部13a,13aと同じ上
下寸法の腕枠部13bを用いたもので、前記枠体13と全く
同様の使い方ができる。また第6b図の枠体13″は、前
記枠体13のバスケット支持枠部13c,13cの上下に段部13
e,13eを形成したもので、バスケット16の係止鍔16aを該
段部13eに係止させることにより、バスケット16が雑排
水の流入時の勢いで腕枠部13bの方へ位置ずれしないよ
うに図ったものである。尚、段部13eを上下に形成した
のは、枠体13′を裏返して取付けてもよいようにしたか
らである。また第7a図のものは、平行な二本のバスケッ
ト支持枠部17c,17cとその両端同士を連結する直状連結
枠部17d,17dから成る長方形の枠体17であり、第7b図の
ものは、平行な二本のバスケット支持枠部18c,18cとそ
の両端同士を連結する円弧状連結枠部18d,18dからなる
俵形の枠体18であり、第7c図のものは、環状枠部19fの
内側に平行な二本のバスケット支持枠部19c,19cを設け
た枠体19である。これらの枠体はいずれも、一点鎖線の
円で示す桝本体の上端開口縁に内接し、前後左右に移動
しない状態で枠体支持具に係着されるものである。
尚、バスケット取付用枠体、バスケット、枠体支持具等
の材質としては、錆びないステンレス等の金属やプラス
チックが好適である。
以上のような構成の合成樹脂製下水桝は、施工現場にお
いて、アジャスタ筒体7の側壁に流入管挿入用の孔をホ
ールソー等で穿孔し、第2図に二点鎖線で示すように流
入管10を該孔から挿入して先端にエルボ11を接続し、該
エルボ11をバスケット16の上方に位置させると共に、流
出管3を桝本体1のソケット4に差込接続して、地中に
埋設される。しかして、家庭からの雑排水が流入管10か
ら流入すると、雑排水はバスケット16を通過して桝本体
1底部へ流落し、このバスケット通過時に固形物がバス
ケット16内に補集され、固形物を殆ど含まない雑排水が
流出管3から流出される。この場合、流入管10から流入
する雑排水の勢いが強いと、バスケット16が枠体13の腕
枠部13bの方へ押されるけれども、この枠体13は腕枠部1
3bの方が連結枠部13dより高くなるように傾斜して係着
されており、且つバスケット16は低い方の連結枠部13d
に接近してバスケット支持枠部13c,13cに係止されてい
るので、バスケット16が腕枠部13bの方へ移動して位置
ずれを生じることはない。なお、バスケット16を腕枠部
13b側に寄せて位置させたい場合は、バスケット支持枠
部13c,13c間に板状等のスペーサを架け渡して調整する
こともできる。
バスケット16に補集された固形物を定期的に清掃除去す
る場合は、バスケット16の把手を持って腕枠部13bの方
へ引張りながら、バスケット16を流入管10に当てないで
引上げられる位置まで移動させ、その位置でバスケット
16を第2図に一点鎖線で示すように斜めに引上げて下水
桝から取出し、バスケット内部の固形物を取除けばよ
い。このように、バスケット取付用枠体13を回転させる
ことなく、バスケット16を移動させて引上げるだけでバ
スケット16を簡単に取出せるので、従来の下水桝に比べ
てバスケットの清掃作業を遥かに容易に行うことができ
る。また、バスケット取付用枠体13は、従来の下水桝の
仕切板に比べて固形物が付着しにくいので、悪臭の発生
や清掃の際の嫌悪感や不潔感を大幅に軽減することがで
きる。しかも、バスケットの清掃時にバスケット取付用
枠体16の隙間から桝本体1の内部を覗くだけで、枠体16
を取除くことなく桝本体1内部を点検できるので、従来
の下水桝のように仕切板をその都度取除いて桝本体内部
を目視点検する場合に比べると、目視点検作業が遥かに
簡単となる。
また、バスケット取付用の枠体16は、桝本体1の上端開
口縁の内側に取着した枠体支持具12に係着されているの
で、第3図及び第4図に示すように、アジャスタ筒体7
の下端部周縁を桝本体1の嵌合溝2に嵌合接続する際に
塗着したシーリング剤20が嵌合溝2からはみ出しても、
シーリング剤20が枠体16に付着することはない。従っ
て、枠体16がシーリング剤20によって固定されることは
ないので、桝本体1の内部を清掃するときに枠体16が取
外し不能となる心配も全くない。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案はかかる実
施例のみに限定されるものではなく、例えばバスケット
として係止鍔付きの網籠を使用するなど、種々の設計的
変更を許容し得るものであることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の合成樹脂製下
水桝によれば、バスケットを簡単に取出して内部の固形
物を清掃除去することができ、バスケット取付用の枠体
を取出さなくても簡単に桝本体内部を目視点検すること
ができ、シーリング剤で該枠体が固定されて桝本体内部
を清掃する時に取外し不能となる心配もなく、不潔感や
嫌悪感を与えることも殆どないといった顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は桝蓋を取外した本考案下水桝の一実施例を示す
平面図、第2図は同実施例の断面図、第3図は同実施例
の枠体支持具を取着した部分の拡大断面図、第4図は他
の実施例の枠体支持具を取着した部分の拡大断面図、第
5図、第6a図、第6b図はそれぞれ形状が異なるバス
ケット取付用枠体の斜視図、第7a図、第7b図、第7c図は
いずれも他のバスケット取付用枠体の平面図、第8図は
桝蓋を取外した従来の下水桝の平面図、第9図は従来の
下水桝の断面図、第10図は従来の下水桝の仕切板を取着
した部分の拡大断面図である。 1……桝本体、 2……嵌合溝、 7……アジャスタ筒体、 12,14……枠体支持具、 13,13′,17,18,19……バスケット取付用枠体、 13c,17c,18c,19c……バスケット支持枠部、 16……バスケット、 16a……係止鍔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】桝本体の上端開口縁の嵌合溝にアジャスタ
    筒体の下端部周縁を嵌合接続してなる合成樹脂製下水桝
    において、桝本体の上端開口縁の内側に枠体支持具を取
    着すると共に、該枠体支持具にバスケット取付用の枠体
    を係着し、該枠体の互いに平行なバスケット支持枠部に
    バスケットの係止鍔を係止して、バスケットをバスケッ
    ト支持枠部の長さ方向に移動可能な状態で脱着自在に取
    付けたことを特徴とする合成樹脂製下水桝。
JP2069489U 1989-02-23 1989-02-23 合成樹脂製下水桝 Expired - Fee Related JPH0621993Y2 (ja)

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