JPH06221986A - フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置 - Google Patents
フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置Info
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- JPH06221986A JPH06221986A JP5010875A JP1087593A JPH06221986A JP H06221986 A JPH06221986 A JP H06221986A JP 5010875 A JP5010875 A JP 5010875A JP 1087593 A JP1087593 A JP 1087593A JP H06221986 A JPH06221986 A JP H06221986A
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- particle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画
像解析装置において、粒子濃度の広い範囲にわたってサ
ンプル液中の粒子の数や粒子濃度が容易に求められ、そ
れらの種類別分布が正確かつ高精度に求められるように
する。 【構成】フローセル100にサンプル液を流し、レーザ
光束10により粒子の通過を検出し、その検出に基づい
てパルスランプ1を発光させ、粒子の静止画像をTVカ
メラ8でインターレス方式により撮像し、画像処理を行
う。そして粒子分析手段102の粒子数計算部40にお
いて、画像処理された全粒子数Ngとインターレース方
式による撮像条件を含む測定条件データを用いて、Cを
定数とする近似式を解くことによりサンプル液中の全粒
子数の近似値Napを求める。また、この値を用いて粒子
濃度等を算出し、複数種類の粒子の分類及び分析を行
う。
像解析装置において、粒子濃度の広い範囲にわたってサ
ンプル液中の粒子の数や粒子濃度が容易に求められ、そ
れらの種類別分布が正確かつ高精度に求められるように
する。 【構成】フローセル100にサンプル液を流し、レーザ
光束10により粒子の通過を検出し、その検出に基づい
てパルスランプ1を発光させ、粒子の静止画像をTVカ
メラ8でインターレス方式により撮像し、画像処理を行
う。そして粒子分析手段102の粒子数計算部40にお
いて、画像処理された全粒子数Ngとインターレース方
式による撮像条件を含む測定条件データを用いて、Cを
定数とする近似式を解くことによりサンプル液中の全粒
子数の近似値Napを求める。また、この値を用いて粒子
濃度等を算出し、複数種類の粒子の分類及び分析を行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流れているサンプル液
中に懸濁した粒子の画像を撮像し、粒子を分析するフロ
ー式粒子画像解析装置及びフロー式粒子画像解析方法に
係わり、特に血液中や尿中の細胞や粒子を分析するのに
適したフロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像
解析装置に関する。
中に懸濁した粒子の画像を撮像し、粒子を分析するフロ
ー式粒子画像解析装置及びフロー式粒子画像解析方法に
係わり、特に血液中や尿中の細胞や粒子を分析するのに
適したフロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像
解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血液や尿等のサンプル液中の細胞
や粒子の分類及び分析は、スライドガラス上に標本を作
成し顕微鏡で観察することにより行われてきた。サンプ
ル液が尿の場合には、含まれる粒子の濃度が薄いため、
サンプル液を予め遠心分離器で遠心分離してから観察し
ていた。そして、これらの観察や検査の作業を自動化す
るために、サンプル液をスライドガラス上に塗沫し顕微
鏡にセットした後、顕微鏡ステージを自動的に走査して
粒子の存在する位置で粒子の静止画像を撮像し、特徴抽
出やパターン認識手法を用いた画像処理技術によりサン
プル液中にある粒子の分類や分析等を行う装置が開発さ
れた。
や粒子の分類及び分析は、スライドガラス上に標本を作
成し顕微鏡で観察することにより行われてきた。サンプ
ル液が尿の場合には、含まれる粒子の濃度が薄いため、
サンプル液を予め遠心分離器で遠心分離してから観察し
ていた。そして、これらの観察や検査の作業を自動化す
るために、サンプル液をスライドガラス上に塗沫し顕微
鏡にセットした後、顕微鏡ステージを自動的に走査して
粒子の存在する位置で粒子の静止画像を撮像し、特徴抽
出やパターン認識手法を用いた画像処理技術によりサン
プル液中にある粒子の分類や分析等を行う装置が開発さ
れた。
【0003】しかし、上記装置では標本作成に時間がか
かり、また顕微鏡ステージを機械的に移動させながら粒
子を見つけ、顕微鏡視野において粒子を適当な画像取り
込み領域へ移動させる作業が必要である。そのため、分
類や分析のために長時間を要したり、機械的機構が複雑
になるという問題点があった。
かり、また顕微鏡ステージを機械的に移動させながら粒
子を見つけ、顕微鏡視野において粒子を適当な画像取り
込み領域へ移動させる作業が必要である。そのため、分
類や分析のために長時間を要したり、機械的機構が複雑
になるという問題点があった。
【0004】これに対し、上記のような塗沫標本を作成
せず、被検粒子をサンプル液体中に懸濁させたまま連続
的にフローセル中に流し、光学的に分析するフローサイ
トメータによる方法が知られている。フローサイトメー
タによる方法は、サンプル液中の各粒子からの蛍光強度
や散乱光強度を観測するものであり、毎秒数1000個の処
理能力を持っている。しかし、粒子の形態学的特徴を反
映する情報を得ることはむずかしく、従来からの形態学
的特徴による粒子の分類ができない。
せず、被検粒子をサンプル液体中に懸濁させたまま連続
的にフローセル中に流し、光学的に分析するフローサイ
トメータによる方法が知られている。フローサイトメー
タによる方法は、サンプル液中の各粒子からの蛍光強度
や散乱光強度を観測するものであり、毎秒数1000個の処
理能力を持っている。しかし、粒子の形態学的特徴を反
映する情報を得ることはむずかしく、従来からの形態学
的特徴による粒子の分類ができない。
【0005】また、連続的に流れているサンプル液中の
粒子の静止画像を撮像し、個々の粒子の静止画像から粒
子を分類及び分析する試みとして、特公昭57−500
995号公報や、特開昭63−94156号公報に記載
のような技術が知られている。
粒子の静止画像を撮像し、個々の粒子の静止画像から粒
子を分類及び分析する試みとして、特公昭57−500
995号公報や、特開昭63−94156号公報に記載
のような技術が知られている。
【0006】特公昭57−500995号公報において
は、幅広の撮像領域を有する特殊な形状の流路にサンプ
ル液を流し、パルス光源(以下、フラッシュランプとい
う)を発光させてサンプル液中の粒子の静止画像を撮像
し、その静止画像を用い粒子の分類や分析を行う方法が
示されている。また、上記フラッシュランプはCCDカ
メラの動作に同期して周期的に発光し、顕微鏡を用いて
サンプル粒子の拡大画像がCCDTVカメラ上に投影さ
れる。このフラッシュランプの発光時間は短く、さらに
CCDTVカメラは毎秒30枚の静止画像を撮影するこ
とが出来るので、粒子が連続的に流れていてもその静止
画像を得ることができる。
は、幅広の撮像領域を有する特殊な形状の流路にサンプ
ル液を流し、パルス光源(以下、フラッシュランプとい
う)を発光させてサンプル液中の粒子の静止画像を撮像
し、その静止画像を用い粒子の分類や分析を行う方法が
示されている。また、上記フラッシュランプはCCDカ
メラの動作に同期して周期的に発光し、顕微鏡を用いて
サンプル粒子の拡大画像がCCDTVカメラ上に投影さ
れる。このフラッシュランプの発光時間は短く、さらに
CCDTVカメラは毎秒30枚の静止画像を撮影するこ
とが出来るので、粒子が連続的に流れていてもその静止
画像を得ることができる。
【0007】特開昭63−94156号公報において
は、画像取り込み領域よりも上流位置に、静止画像撮像
用の光学系とは別の粒子検出用光学系を有している。ま
た、サンプル液は、焦点深度の影響を低減するために、
静止画像撮像光学系の光軸に対して垂直方向に偏平な断
面形状になるようにフローセルと呼ばれるガラス等で形
成された流路中に流される。そして、予め粒子検出用光
学系において粒子によるレーザ光の散乱光を検出するこ
とで粒子の通過を検出し、その粒子が画像取り込み領域
に丁度達した時にCCDカメラで撮像されるように、粒
子の検出時よりある所定の遅延時間後にフラッシュラン
プを点灯させる。この方法では、フラッシュランプの発
光を周期的に行わずに、粒子検出用光学系で粒子の通過
が検出された時だけタイミングを合わせて静止画像を撮
像するので、効率的に粒子の静止画像を撮像することが
でき、濃度が薄いサンプル液中の粒子の分類や分析の場
合でも粒子の写っていない無意味な画像を撮像すること
はない。
は、画像取り込み領域よりも上流位置に、静止画像撮像
用の光学系とは別の粒子検出用光学系を有している。ま
た、サンプル液は、焦点深度の影響を低減するために、
静止画像撮像光学系の光軸に対して垂直方向に偏平な断
面形状になるようにフローセルと呼ばれるガラス等で形
成された流路中に流される。そして、予め粒子検出用光
学系において粒子によるレーザ光の散乱光を検出するこ
とで粒子の通過を検出し、その粒子が画像取り込み領域
に丁度達した時にCCDカメラで撮像されるように、粒
子の検出時よりある所定の遅延時間後にフラッシュラン
プを点灯させる。この方法では、フラッシュランプの発
光を周期的に行わずに、粒子検出用光学系で粒子の通過
が検出された時だけタイミングを合わせて静止画像を撮
像するので、効率的に粒子の静止画像を撮像することが
でき、濃度が薄いサンプル液中の粒子の分類や分析の場
合でも粒子の写っていない無意味な画像を撮像すること
はない。
【0008】ところで、上述のような連続して流れてい
る粒子の静止画像をCCDカメラで撮像し、これを画像
解析してサンプル液中に含まれている複数種類の粒子を
分類したりその数を計数したりするには、次に述べるよ
うな問題点が存在する。即ち、粒子検出系で粒子検出し
た時点から粒子画像をCCDカメラ等のTVカメラで撮
像し粒子の濃淡画像に比例する電荷信号に変換し、映像
信号として取り出す(転送する)ためには有限の時間が
かかる。この時間中は画像転送の作業が続いているが、
その間撮像した画像を乱さないようにフラッシュランプ
が点灯しないようになっており、この転送作業が終わる
までは次の粒子が新たに通過しても撮像を行うことがで
きずその情報は捨ててしまわなければならない。このよ
うに、画像を撮像できない不動時間(以下、デッドタイ
ムという)が存在し、このデッドタイム中に通過した粒
子は撮像されず画像処理できないことになる。濃度の薄
いサンプル液では画像取り込み領域に続いて到着する粒
子がこのデッドタイム中に到着する確率が小さいため上
記のようなことは起こりにくいが、粒子濃度の濃いサン
プル液では、測定時間の大部分がデッドタイムで占めら
れてしまうような事態も発生し、画像処理した粒子数か
らサンプル液中に含まれる複数種類の粒子の数を正確に
知ることは困難である。
る粒子の静止画像をCCDカメラで撮像し、これを画像
解析してサンプル液中に含まれている複数種類の粒子を
分類したりその数を計数したりするには、次に述べるよ
うな問題点が存在する。即ち、粒子検出系で粒子検出し
た時点から粒子画像をCCDカメラ等のTVカメラで撮
像し粒子の濃淡画像に比例する電荷信号に変換し、映像
信号として取り出す(転送する)ためには有限の時間が
かかる。この時間中は画像転送の作業が続いているが、
その間撮像した画像を乱さないようにフラッシュランプ
が点灯しないようになっており、この転送作業が終わる
までは次の粒子が新たに通過しても撮像を行うことがで
きずその情報は捨ててしまわなければならない。このよ
うに、画像を撮像できない不動時間(以下、デッドタイ
ムという)が存在し、このデッドタイム中に通過した粒
子は撮像されず画像処理できないことになる。濃度の薄
いサンプル液では画像取り込み領域に続いて到着する粒
子がこのデッドタイム中に到着する確率が小さいため上
記のようなことは起こりにくいが、粒子濃度の濃いサン
プル液では、測定時間の大部分がデッドタイムで占めら
れてしまうような事態も発生し、画像処理した粒子数か
らサンプル液中に含まれる複数種類の粒子の数を正確に
知ることは困難である。
【0009】このような問題点に対し、特開平4−72
544号公報に記載の装置においては、通過する粒子数
を計数するカウンタが粒子検出用光学系に設けられてお
り、このカウンタの計数値と画像処理により得られた各
種類の粒子の存在比率とにより、サンプル液中の複数種
類の粒子数が求められる。また、この各々の種類の粒子
数によりサンプル液中の複数種類の粒子濃度を知ること
ができる。
544号公報に記載の装置においては、通過する粒子数
を計数するカウンタが粒子検出用光学系に設けられてお
り、このカウンタの計数値と画像処理により得られた各
種類の粒子の存在比率とにより、サンプル液中の複数種
類の粒子数が求められる。また、この各々の種類の粒子
数によりサンプル液中の複数種類の粒子濃度を知ること
ができる。
【0010】尚、粒子の静止画像を撮像しない通常のフ
ローサイトメータや粒子解析装置において、粒子の通過
を検出するための手段を別に設けた例としては、特開昭
60−260830号公報、特開昭63−231244
号公報、及び特開平1−245131号公報等に記載の
ようなものが知られている。
ローサイトメータや粒子解析装置において、粒子の通過
を検出するための手段を別に設けた例としては、特開昭
60−260830号公報、特開昭63−231244
号公報、及び特開平1−245131号公報等に記載の
ようなものが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、特公昭
57−500995号公報や特開昭63−94156号
公報に記載の技術ではデッドタイムの存在により、粒子
濃度が低い場合から高い場合まで広い範囲にわたって正
確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めるこ
とが困難であると言う問題点がある。
57−500995号公報や特開昭63−94156号
公報に記載の技術ではデッドタイムの存在により、粒子
濃度が低い場合から高い場合まで広い範囲にわたって正
確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めるこ
とが困難であると言う問題点がある。
【0012】この問題点に対し、特開平4−72544
号公報に記載の装置によれば粒子濃度の広い範囲にわた
ってサンプル液中の各々の種類の粒子数を知ることがで
きる。この場合には、粒子検出用のカウンタで検出しよ
うとする粒子数の種類別分布と、撮像された静止画像か
ら画像処理された粒子数の種類別分布とが一致すること
が仮定されているが、両者は測定手法が異なるため種類
別分布が一致しないことが多く、例えば、粒子検出用の
カウンタではノイズ信号やサイズが一定でない染色カス
やごみなどの不要粒子をも誤動作により検出し計数して
しまうが、画像処理によればこのような不要粒子は測定
対象外と見なされる。従って、この装置では、上記カウ
ンタの計数結果を基準に各々の種類の粒子数を正確に決
定できないという問題点がある。
号公報に記載の装置によれば粒子濃度の広い範囲にわた
ってサンプル液中の各々の種類の粒子数を知ることがで
きる。この場合には、粒子検出用のカウンタで検出しよ
うとする粒子数の種類別分布と、撮像された静止画像か
ら画像処理された粒子数の種類別分布とが一致すること
が仮定されているが、両者は測定手法が異なるため種類
別分布が一致しないことが多く、例えば、粒子検出用の
カウンタではノイズ信号やサイズが一定でない染色カス
やごみなどの不要粒子をも誤動作により検出し計数して
しまうが、画像処理によればこのような不要粒子は測定
対象外と見なされる。従って、この装置では、上記カウ
ンタの計数結果を基準に各々の種類の粒子数を正確に決
定できないという問題点がある。
【0013】また、上記カウンタによって通過する全粒
子を計数したとしても、粒子数の種類別分布の精度は画
像処理による粒子数の精度に依存することになる。従っ
て、通過する全粒子をカウンタで計数しても各々の種類
の粒子数の計数精度や分類精度は良くならない。結局、
通過する全粒子をカウンタで計数しても測定精度は改善
されない。尚、サンプル液中に1種類の粒子しか存在し
ない場合には、画像処理して粒子数の種類別分布を測定
する必要がないことは言うまでもなく、静止画像を撮像
する構成自体が不要となる。
子を計数したとしても、粒子数の種類別分布の精度は画
像処理による粒子数の精度に依存することになる。従っ
て、通過する全粒子をカウンタで計数しても各々の種類
の粒子数の計数精度や分類精度は良くならない。結局、
通過する全粒子をカウンタで計数しても測定精度は改善
されない。尚、サンプル液中に1種類の粒子しか存在し
ない場合には、画像処理して粒子数の種類別分布を測定
する必要がないことは言うまでもなく、静止画像を撮像
する構成自体が不要となる。
【0014】上記従来技術の問題点を解決するため、本
出願人は、粒子濃度が低い場合から高い場合まで広い範
囲にわたって正確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子
濃度を求めることができる粒子分析装置を先に提案し出
願した(特願平4−300808号;出願日 平成4年
11月11日)。この先願発明においては、フローセル
上の画像取り込み領域の上流側の近接した位置に粒子検
出用のレーザ光束を照射し、フローセル中を流れるサン
プル液中の粒子による上記レーザ光の散乱光を顕微鏡対
物レンズで集光し検出することにより粒子の通過を検出
し、そしてその粒子が画像取り込み領域に達した時にフ
ラッシュランプを発光させてCCDカメラにより静止画
像を撮像し、その画像に基づき画像解析を行う。そし
て、サンプル液中の各々の種類の粒子数や粒子濃度を以
下のようにして解析する。即ち、画像処理した全粒子数
から濃度補正器を使ってサンプル液中の粒子数を求め、
粒子検出系で検出した全粒子数の計数値を基に画像処理
した粒子数の種類別比率からサンプル液中の粒子濃度を
求め、粒子検出系での検出信号波形を複数の信号クラス
に判別することによって大まかに粒子をクラス分けを行
い、その後画像処理により正しく粒子を分類する。これ
によって全粒子数、及びどの種類の粒子がどのような割
合で存在しているかを推定する。
出願人は、粒子濃度が低い場合から高い場合まで広い範
囲にわたって正確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子
濃度を求めることができる粒子分析装置を先に提案し出
願した(特願平4−300808号;出願日 平成4年
11月11日)。この先願発明においては、フローセル
上の画像取り込み領域の上流側の近接した位置に粒子検
出用のレーザ光束を照射し、フローセル中を流れるサン
プル液中の粒子による上記レーザ光の散乱光を顕微鏡対
物レンズで集光し検出することにより粒子の通過を検出
し、そしてその粒子が画像取り込み領域に達した時にフ
ラッシュランプを発光させてCCDカメラにより静止画
像を撮像し、その画像に基づき画像解析を行う。そし
て、サンプル液中の各々の種類の粒子数や粒子濃度を以
下のようにして解析する。即ち、画像処理した全粒子数
から濃度補正器を使ってサンプル液中の粒子数を求め、
粒子検出系で検出した全粒子数の計数値を基に画像処理
した粒子数の種類別比率からサンプル液中の粒子濃度を
求め、粒子検出系での検出信号波形を複数の信号クラス
に判別することによって大まかに粒子をクラス分けを行
い、その後画像処理により正しく粒子を分類する。これ
によって全粒子数、及びどの種類の粒子がどのような割
合で存在しているかを推定する。
【0015】しかし、上記先願発明においては、以下の
ようなさらに改善すべき点があることがわかった。即
ち、粒子数を求めるための式が非線形な複雑な形をして
いるため、解析的に計算することができず、直接画像処
理した粒子数から測定サンプル液中の全粒子数を求める
には、予めカウンタで計数した補正に必要な全粒子数と
撮像及び画像処理した粒子数との関係を計算し、濃度補
正器にそれらの関係、即ち換算テーブルを作り記憶して
おく必要がある。しかし、測定対象サンプル液によって
は、粒子濃度の測定レンジが4〜5桁以上もあるものが
存在し、このような場合には、非常に大きな換算テーブ
ルが必要になり手間と時間を要する。しかも、サンプル
液の流れの条件、染色液の存否、測定時間やその他の測
定条件が変わると、そのたびにこの換算テーブルを書き
換えなければならない。
ようなさらに改善すべき点があることがわかった。即
ち、粒子数を求めるための式が非線形な複雑な形をして
いるため、解析的に計算することができず、直接画像処
理した粒子数から測定サンプル液中の全粒子数を求める
には、予めカウンタで計数した補正に必要な全粒子数と
撮像及び画像処理した粒子数との関係を計算し、濃度補
正器にそれらの関係、即ち換算テーブルを作り記憶して
おく必要がある。しかし、測定対象サンプル液によって
は、粒子濃度の測定レンジが4〜5桁以上もあるものが
存在し、このような場合には、非常に大きな換算テーブ
ルが必要になり手間と時間を要する。しかも、サンプル
液の流れの条件、染色液の存否、測定時間やその他の測
定条件が変わると、そのたびにこの換算テーブルを書き
換えなければならない。
【0016】尚、上記のような換算テーブルを作らない
方法として、ニュートン法等の方程式の数値解法を利用
する方法もあるが、これは解が収束するまで繰り返し計
算することが必要となる。
方法として、ニュートン法等の方程式の数値解法を利用
する方法もあるが、これは解が収束するまで繰り返し計
算することが必要となる。
【0017】本発明の第1の目的は、粒子濃度が低い場
合から高い場合まで広い範囲にわたって正確かつ高精度
に複数種類の粒子の数や粒子濃度を求めることができる
フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装
置を提供することである。
合から高い場合まで広い範囲にわたって正確かつ高精度
に複数種類の粒子の数や粒子濃度を求めることができる
フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装
置を提供することである。
【0018】本発明の第2の目的は、サンプル液中の粒
子の数や粒子濃度を容易に求めることができ、それらの
種類別分布を正確に求めることができるフロー式粒子画
像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置を提供するこ
とである。
子の数や粒子濃度を容易に求めることができ、それらの
種類別分布を正確に求めることができるフロー式粒子画
像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するため、本発明によれば、粒子を懸濁させたサ
ンプル液をフローセルに流し、前記フローセル中の画像
取り込み領域を前記粒子が通過することを検出し、その
検出に基づいてパルス光源よりパルス光を発光させて前
記フローセルに照射し、前記フローセル中の通過粒子の
静止画像をインターレース方式により取り込み、得られ
た静止画像を画像処理し該サンプル液中の粒子の分析を
行うフロー式粒子画像解析方法において、画像処理され
た全粒子数をNg、全測定に要した時間中の前記インタ
ーレース方式における全フレーム数をnf、前記インタ
ーレース方式におけるフレーム時間中に画像取り込み領
域を流れるサンプル液の体積と実際に撮像した部分のサ
ンプル液の体積との比をkとして、Cを定数とする近似
式
を達成するため、本発明によれば、粒子を懸濁させたサ
ンプル液をフローセルに流し、前記フローセル中の画像
取り込み領域を前記粒子が通過することを検出し、その
検出に基づいてパルス光源よりパルス光を発光させて前
記フローセルに照射し、前記フローセル中の通過粒子の
静止画像をインターレース方式により取り込み、得られ
た静止画像を画像処理し該サンプル液中の粒子の分析を
行うフロー式粒子画像解析方法において、画像処理され
た全粒子数をNg、全測定に要した時間中の前記インタ
ーレース方式における全フレーム数をnf、前記インタ
ーレース方式におけるフレーム時間中に画像取り込み領
域を流れるサンプル液の体積と実際に撮像した部分のサ
ンプル液の体積との比をkとして、Cを定数とする近似
式
【0020】
【数2】
【0021】によりサンプル液中の全粒子数Nmを求め
ることを特徴とするフロー式粒子画像解析方法が提供さ
れる。
ることを特徴とするフロー式粒子画像解析方法が提供さ
れる。
【0022】ここで好ましくは、前記全測定に要した時
間をTm、前記インターレース方式におけるフレーム時
間をTfとして、前記nfにTm/Tfを代入し、nfの代
わりにTm及びTfを用いてサンプル液中の全粒子数Nm
を求める。
間をTm、前記インターレース方式におけるフレーム時
間をTfとして、前記nfにTm/Tfを代入し、nfの代
わりにTm及びTfを用いてサンプル液中の全粒子数Nm
を求める。
【0023】また、好ましくは、前記定数Cの値が0か
ら2.0までの範囲または、1.50から1.65までの範囲、ま
たは1.7から1.8までの範囲である。
ら2.0までの範囲または、1.50から1.65までの範囲、ま
たは1.7から1.8までの範囲である。
【0024】また、好ましくは、前記画像処理された全
粒子数Ngに対応した適切な前記定数Cの値を選択す
る。
粒子数Ngに対応した適切な前記定数Cの値を選択す
る。
【0025】また、好ましくは、前記全粒子数、サンプ
ル液の全体積、及び1画像当たりのサンプル液の体積に
より、全粒子濃度及び1画像当たりの体積に含まれる粒
子数を求め、さらに粒子の種類別の存在比率により、サ
ンプル液中に存在する複数種類の粒子の各粒子数、及び
複数種類の粒子の各粒子濃度を求める。
ル液の全体積、及び1画像当たりのサンプル液の体積に
より、全粒子濃度及び1画像当たりの体積に含まれる粒
子数を求め、さらに粒子の種類別の存在比率により、サ
ンプル液中に存在する複数種類の粒子の各粒子数、及び
複数種類の粒子の各粒子濃度を求める。
【0026】また、上記第1及び第2の目的を達成する
ため、本発明によれば、粒子を懸濁させたサンプル液が
供給されるフローセルと、前記フローセル中の画像取り
込み領域を前記粒子が通過することを検出する粒子検出
手段と、前記粒子検出手段による検出に基づいてパルス
光束を前記フローセルに照射するパルス光源を有し前記
パルス光束に基づく通過粒子の静止画像をインターレー
ス方式により取り込む画像撮像手段と、得られた静止画
像を画像解析し該サンプル液中の粒子の分析を行う粒子
分析手段とを備えるフロー式粒子画像解析装置におい
て、前記粒子分析手段が、少なくとも1つの定数Cを記
憶する定数記憶部と、画像処理された全粒子数Ngを計
数する画像処理粒子数計数部と、全測定に要した時間中
の前記インターレース方式における全フレーム数nf及
び前記インターレース方式におけるフレーム時間中に画
像取り込み領域を流れるサンプル液の体積と実際に撮像
した部分のサンプル液の体積との比kを記憶する測定条
件データ部と、前記C、前記Ng、前記nf、及び前記k
を入力しサンプル液中の全粒子数Nmを近似式により求
める粒子数計算回路とを有することを特徴とするフロー
式粒子画像解析装置が提供される。
ため、本発明によれば、粒子を懸濁させたサンプル液が
供給されるフローセルと、前記フローセル中の画像取り
込み領域を前記粒子が通過することを検出する粒子検出
手段と、前記粒子検出手段による検出に基づいてパルス
光束を前記フローセルに照射するパルス光源を有し前記
パルス光束に基づく通過粒子の静止画像をインターレー
ス方式により取り込む画像撮像手段と、得られた静止画
像を画像解析し該サンプル液中の粒子の分析を行う粒子
分析手段とを備えるフロー式粒子画像解析装置におい
て、前記粒子分析手段が、少なくとも1つの定数Cを記
憶する定数記憶部と、画像処理された全粒子数Ngを計
数する画像処理粒子数計数部と、全測定に要した時間中
の前記インターレース方式における全フレーム数nf及
び前記インターレース方式におけるフレーム時間中に画
像取り込み領域を流れるサンプル液の体積と実際に撮像
した部分のサンプル液の体積との比kを記憶する測定条
件データ部と、前記C、前記Ng、前記nf、及び前記k
を入力しサンプル液中の全粒子数Nmを近似式により求
める粒子数計算回路とを有することを特徴とするフロー
式粒子画像解析装置が提供される。
【0027】また、上記第1及び第2の目的を達成する
ため、本発明によれば、上記のようなフロー式粒子画像
解析装置において、前記粒子分析手段が、少なくとも1
つの定数Cを記憶する定数記憶部と、画像処理された全
粒子数Ngを計数する画像処理粒子数計数部と、全測定
に要した時間Tm、前記インターレース方式におけるフ
レーム時間Tf、及び前記Tf中に画像取り込み領域を流
れるサンプル液の体積と実際に撮像した部分のサンプル
液の体積との比kを記憶する測定条件データ部と、前記
C、前記Ng、前記Tm、前記Tf、及び前記kを入力し
サンプル液中の全粒子数Nmを近似式により求める粒子
数計算回路とを有することを特徴とするフロー式粒子画
像解析装置が提供される。
ため、本発明によれば、上記のようなフロー式粒子画像
解析装置において、前記粒子分析手段が、少なくとも1
つの定数Cを記憶する定数記憶部と、画像処理された全
粒子数Ngを計数する画像処理粒子数計数部と、全測定
に要した時間Tm、前記インターレース方式におけるフ
レーム時間Tf、及び前記Tf中に画像取り込み領域を流
れるサンプル液の体積と実際に撮像した部分のサンプル
液の体積との比kを記憶する測定条件データ部と、前記
C、前記Ng、前記Tm、前記Tf、及び前記kを入力し
サンプル液中の全粒子数Nmを近似式により求める粒子
数計算回路とを有することを特徴とするフロー式粒子画
像解析装置が提供される。
【0028】ここで好ましくは、前記定数記憶部には複
数の定数Cの値が記憶され、前記粒子分析手段は、前記
画像処理された全粒子数Ngに対応する適切な定数Cの
値を前記定数記憶部から選択して前記粒子数計算回路に
入力する選択手段をさらに有する。
数の定数Cの値が記憶され、前記粒子分析手段は、前記
画像処理された全粒子数Ngに対応する適切な定数Cの
値を前記定数記憶部から選択して前記粒子数計算回路に
入力する選択手段をさらに有する。
【0029】また、好ましくは、前記全粒子数、サンプ
ル液の全体積、1画像当たりのサンプル液の体積、及び
粒子の種類別の存在比率により、全粒子濃度、1画像当
たりの体積に含まれる粒子数、サンプル液中に存在する
複数種類の粒子の各粒子数、及び複数種類の粒子の各粒
子濃度を求める粒子濃度計算手段をさらに備える。
ル液の全体積、1画像当たりのサンプル液の体積、及び
粒子の種類別の存在比率により、全粒子濃度、1画像当
たりの体積に含まれる粒子数、サンプル液中に存在する
複数種類の粒子の各粒子数、及び複数種類の粒子の各粒
子濃度を求める粒子濃度計算手段をさらに備える。
【0030】また、好ましくは、前記サンプル液中の粒
子は生物細胞、または血液中に存在する血球成分であ
る。
子は生物細胞、または血液中に存在する血球成分であ
る。
【0031】また、好ましくは、前記サンプル液は尿ま
たは尿中に存在する尿沈渣成分である。
たは尿中に存在する尿沈渣成分である。
【0032】
【作用】上記のように構成した本発明のフロー式粒子画
像解析方法においては、まず、フローセル中を流れるサ
ンプル液中を被検粒子が通過したことが画像取り込み領
域に来る前に検出される。粒子通過が検出されると、こ
の検出に基づいてパルス光源よりパルス光がフローセル
に照射され、該サンプル液中の分析粒子が丁度画像取り
込み領域に来た時にフローセル中の通過粒子の静止画像
がインターレース方式による画像取り込み方法によって
取り込まれ、得られた静止画像が画像処理されその後の
分析が行われる。
像解析方法においては、まず、フローセル中を流れるサ
ンプル液中を被検粒子が通過したことが画像取り込み領
域に来る前に検出される。粒子通過が検出されると、こ
の検出に基づいてパルス光源よりパルス光がフローセル
に照射され、該サンプル液中の分析粒子が丁度画像取り
込み領域に来た時にフローセル中の通過粒子の静止画像
がインターレース方式による画像取り込み方法によって
取り込まれ、得られた静止画像が画像処理されその後の
分析が行われる。
【0033】そして、上記画像処理された全粒子数Ng
と、全測定に要した時間中のインターレース方式におけ
る全フレーム数nfと、前記インターレース方式におけ
るフレーム時間中に画像取り込み領域を流れるサンプル
液の体積と実際に撮像した部分のサンプル液の体積との
比kとから、Cを定数とする近似式
と、全測定に要した時間中のインターレース方式におけ
る全フレーム数nfと、前記インターレース方式におけ
るフレーム時間中に画像取り込み領域を流れるサンプル
液の体積と実際に撮像した部分のサンプル液の体積との
比kとから、Cを定数とする近似式
【0034】
【数3】
【0035】によりサンプル液中の全粒子数Nmの近似
値が簡単な計算で求められる。ここで用いた値のうち、
Ngは画像処理の結果より容易に知ることが可能であ
り、nfは予め設定すべきインターレース方式の測定条
件の1つであるから容易に知ることが可能であり、kも
サンプル液をフローセル中に流す条件とインターレース
方式の測定条件とから容易に知ることが可能である。従
って、換算テーブルを作ることなく未知であるサンプル
液中の全粒子数Nmの近似値を容易に求めることが可能
となる。
値が簡単な計算で求められる。ここで用いた値のうち、
Ngは画像処理の結果より容易に知ることが可能であ
り、nfは予め設定すべきインターレース方式の測定条
件の1つであるから容易に知ることが可能であり、kも
サンプル液をフローセル中に流す条件とインターレース
方式の測定条件とから容易に知ることが可能である。従
って、換算テーブルを作ることなく未知であるサンプル
液中の全粒子数Nmの近似値を容易に求めることが可能
となる。
【0036】また、全測定に要した時間をTm、インタ
ーレース方式におけるフレーム時間をTfとして、上記
nfにTm/Tfを代入し、nfの代わりにTm及びTfを用
いてサンプル液中の全粒子数Nmを求めても同様の結果
となる。
ーレース方式におけるフレーム時間をTfとして、上記
nfにTm/Tfを代入し、nfの代わりにTm及びTfを用
いてサンプル液中の全粒子数Nmを求めても同様の結果
となる。
【0037】近似式(1)における定数Cの値は、上記
Ngの大きさに対応して経験的に決定されるものであ
り、計算によれば0から2.0までの範囲が好ましい。特
に、Ngが非常に大きい場合にはC=2.0の時に近似度が
よい。また、定数Cの値を1.50〜1.65とすることによ
り、広範囲に亘るNgに対して良好な近似度でサンプル
液中の全粒子数Nmを求めることが可能となる。さら
に、定数Cの値を1.7〜1.8とすることにより、いかなる
Ngに対してもサンプル液中の全粒子数Nmを20%の誤差
範囲で求めることが可能となる。
Ngの大きさに対応して経験的に決定されるものであ
り、計算によれば0から2.0までの範囲が好ましい。特
に、Ngが非常に大きい場合にはC=2.0の時に近似度が
よい。また、定数Cの値を1.50〜1.65とすることによ
り、広範囲に亘るNgに対して良好な近似度でサンプル
液中の全粒子数Nmを求めることが可能となる。さら
に、定数Cの値を1.7〜1.8とすることにより、いかなる
Ngに対してもサンプル液中の全粒子数Nmを20%の誤差
範囲で求めることが可能となる。
【0038】また、上記Ngに対応する適切な定数Cの
値を選択して用いることにより、Ngの大きさに対応し
た適切な定数Cの値が近似式に使用され、いかなるNg
に対しても優れた近似度でサンプル液中の全粒子数Nm
を求めることが可能となる。
値を選択して用いることにより、Ngの大きさに対応し
た適切な定数Cの値が近似式に使用され、いかなるNg
に対しても優れた近似度でサンプル液中の全粒子数Nm
を求めることが可能となる。
【0039】このように、簡単な近似式を計算するだけ
でサンプル液中の全粒子数Nmが容易にわかり、換算テ
ーブルを作る必要がないことにより、例えば粒子濃度の
測定レンジが4〜5桁以上もある測定対象サンプル液に
対しても正しい粒子数が容易に求まり、粒子濃度が低い
場合から高い場合まで広い範囲にわたって正確かつ高精
度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めることが可能と
なる。また、サンプル液の流れの条件、染色液の存否、
測定時間やその他の測定条件が変わったとしても、その
たびに換算テーブルを書き換える必要もなく、計算に必
要な値を変更するだけでNmを決定することができる。
でサンプル液中の全粒子数Nmが容易にわかり、換算テ
ーブルを作る必要がないことにより、例えば粒子濃度の
測定レンジが4〜5桁以上もある測定対象サンプル液に
対しても正しい粒子数が容易に求まり、粒子濃度が低い
場合から高い場合まで広い範囲にわたって正確かつ高精
度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めることが可能と
なる。また、サンプル液の流れの条件、染色液の存否、
測定時間やその他の測定条件が変わったとしても、その
たびに換算テーブルを書き換える必要もなく、計算に必
要な値を変更するだけでNmを決定することができる。
【0040】また、上記のようにして求めた全粒子数と
予めわかっているサンプル液の全体積、及び1視野(1
画像)当たりのサンプル液の体積とにより、単位体積当
たりの全粒子数、即ち全粒子濃度、及び1画像当たりの
体積に含まれる粒子数が求められる。さらに、粒子の種
類別の存在比率を基にして、サンプル液中に存在する複
数種類の粒子の粒子数、及び複数種類の粒子の各粒子濃
度が求められる。
予めわかっているサンプル液の全体積、及び1視野(1
画像)当たりのサンプル液の体積とにより、単位体積当
たりの全粒子数、即ち全粒子濃度、及び1画像当たりの
体積に含まれる粒子数が求められる。さらに、粒子の種
類別の存在比率を基にして、サンプル液中に存在する複
数種類の粒子の粒子数、及び複数種類の粒子の各粒子濃
度が求められる。
【0041】また、前述のように構成した本発明のフロ
ー式粒子画像解析装置の粒子分析手段においては、定数
記憶部に近似式の定数Cとして適当な少なくとも1つの
値が記憶され、画像処理粒子数計数部で画像処理された
全粒子数Ngが計数され記憶される。また、測定条件デ
ータ部には、全測定に要した時間中の全フレーム数
nf、及び上記Tf中に画像取り込み領域を流れるサンプ
ル液の体積と実際に撮像した部分のサンプル液の体積と
の比kが記憶される。そして上記C,Ng,nf,kが粒
子数計算回路に入力され、これらを近似式に代入してサ
ンプル液中の全粒子数Nmが求められる。
ー式粒子画像解析装置の粒子分析手段においては、定数
記憶部に近似式の定数Cとして適当な少なくとも1つの
値が記憶され、画像処理粒子数計数部で画像処理された
全粒子数Ngが計数され記憶される。また、測定条件デ
ータ部には、全測定に要した時間中の全フレーム数
nf、及び上記Tf中に画像取り込み領域を流れるサンプ
ル液の体積と実際に撮像した部分のサンプル液の体積と
の比kが記憶される。そして上記C,Ng,nf,kが粒
子数計算回路に入力され、これらを近似式に代入してサ
ンプル液中の全粒子数Nmが求められる。
【0042】また、上記nfの代わりに全測定に要した
時間Tm及びフレーム時間Tfを測定条件データ部に記憶
し、これを粒子数計算回路に入力し、nfの代わりにTm
及びTfを近似式に代入して全粒子数Nmを求めても同様
の結果となる。この時、前述のようにnfがTm/Tfで
表されることを利用する。
時間Tm及びフレーム時間Tfを測定条件データ部に記憶
し、これを粒子数計算回路に入力し、nfの代わりにTm
及びTfを近似式に代入して全粒子数Nmを求めても同様
の結果となる。この時、前述のようにnfがTm/Tfで
表されることを利用する。
【0043】また、上記定数記憶部に複数の定数Cの値
を記憶しておき、粒子分析手段に設けられた選択手段
で、上記Ngに対応した適切な定数Cの値をこの定数記
憶部から選択し粒子数計算回路に入力することにより、
Ngの大きさに対応した適切な定数Cの値が近似式に使
用され、いかなるNgに対しても優れた近似度でサンプ
ル液中の全粒子数Nmを求めることが可能となる。
を記憶しておき、粒子分析手段に設けられた選択手段
で、上記Ngに対応した適切な定数Cの値をこの定数記
憶部から選択し粒子数計算回路に入力することにより、
Ngの大きさに対応した適切な定数Cの値が近似式に使
用され、いかなるNgに対しても優れた近似度でサンプ
ル液中の全粒子数Nmを求めることが可能となる。
【0044】また、粒子濃度計算手段においては、上記
のようにして求めた全粒子数と、サンプル液の全体積、
1画像当たりのサンプル液の体積、及び粒子の種類別の
存在比率により、全粒子濃度、1画像当たりの体積に含
まれる粒子数、サンプル液中に存在する複数種類の粒子
の各粒子数、及び複数種類の粒子の各粒子濃度が求めら
れる。
のようにして求めた全粒子数と、サンプル液の全体積、
1画像当たりのサンプル液の体積、及び粒子の種類別の
存在比率により、全粒子濃度、1画像当たりの体積に含
まれる粒子数、サンプル液中に存在する複数種類の粒子
の各粒子数、及び複数種類の粒子の各粒子濃度が求めら
れる。
【0045】
【実施例】本発明によるフロー式粒子画像解析方法及び
フロー式粒子画像解析装置の一実施例について、図1か
ら図5を参照しながら説明する。まず、図1に示す全体
構成図により本実施例のフロー式粒子画像解析装置の構
成を説明する。図1に示すように、本実施例のフロー式
粒子画像解析装置は、粒子を懸濁させたサンプル液が供
給されるフローセル100、画像撮像手段101、粒子
分析手段102、及び粒子検出手段103を備える。
フロー式粒子画像解析装置の一実施例について、図1か
ら図5を参照しながら説明する。まず、図1に示す全体
構成図により本実施例のフロー式粒子画像解析装置の構
成を説明する。図1に示すように、本実施例のフロー式
粒子画像解析装置は、粒子を懸濁させたサンプル液が供
給されるフローセル100、画像撮像手段101、粒子
分析手段102、及び粒子検出手段103を備える。
【0046】画像撮像手段101は顕微鏡としての機能
を持ち、パルス光源であるフラッシュランプ1、フラッ
シュランプ1を発光させるフラッシュランプ駆動回路1
a、フラッシュランプ1からのパルス光束を平行にする
フィールドレンズ2、フィールドレンズ2からの平行な
パルス光束10をフローセル100内のサンプル液流れ
110に集束させる顕微鏡コンデンサレンズ3、フロー
セル100内のサンプル液流れ110に照射されたパル
ス光束を集光し結像位置6に結像させる顕微鏡対物レン
ズ5、投影レンズ7を介して投影した結像位置6の像を
インターレース方式により取り込み電気信号である画像
データ信号に変換するTVカメラ8、パルス光束10の
幅を制限する視野絞り11及び開口絞り12を有する。
上記TVカメラ8としては、残像の少ないCCDカメラ
等が一般に用いられる。
を持ち、パルス光源であるフラッシュランプ1、フラッ
シュランプ1を発光させるフラッシュランプ駆動回路1
a、フラッシュランプ1からのパルス光束を平行にする
フィールドレンズ2、フィールドレンズ2からの平行な
パルス光束10をフローセル100内のサンプル液流れ
110に集束させる顕微鏡コンデンサレンズ3、フロー
セル100内のサンプル液流れ110に照射されたパル
ス光束を集光し結像位置6に結像させる顕微鏡対物レン
ズ5、投影レンズ7を介して投影した結像位置6の像を
インターレース方式により取り込み電気信号である画像
データ信号に変換するTVカメラ8、パルス光束10の
幅を制限する視野絞り11及び開口絞り12を有する。
上記TVカメラ8としては、残像の少ないCCDカメラ
等が一般に用いられる。
【0047】粒子分析手段102は、TVカメラ8から
転送された画像データ信号をデジタル信号に変換するA
D変換器24、AD変換器24からの信号に基づくデー
タを所定のアドレスに記憶する画像メモリ25、画像メ
モリ25におけるデータの書き込み及び読み出しの制御
を行う画像処理制御回路26、画像メモリ25からの信
号に基づき画像処理を行い粒子数や粒子の分類等の分析
を行う特徴抽出回路27及び識別回路28、サンプル液
中の粒子数の計算を行う粒子数計算部40、TVカメラ
8の撮像条件やフローセル100中のサンプル液流れの
条件の設定、画像処理制御回路26の制御、識別回路2
8からの画像処理結果の記憶、粒子数計算部40とのデ
ータの授受、及び表示部50への表示等を行う中央制御
部29を有する。
転送された画像データ信号をデジタル信号に変換するA
D変換器24、AD変換器24からの信号に基づくデー
タを所定のアドレスに記憶する画像メモリ25、画像メ
モリ25におけるデータの書き込み及び読み出しの制御
を行う画像処理制御回路26、画像メモリ25からの信
号に基づき画像処理を行い粒子数や粒子の分類等の分析
を行う特徴抽出回路27及び識別回路28、サンプル液
中の粒子数の計算を行う粒子数計算部40、TVカメラ
8の撮像条件やフローセル100中のサンプル液流れの
条件の設定、画像処理制御回路26の制御、識別回路2
8からの画像処理結果の記憶、粒子数計算部40とのデ
ータの授受、及び表示部50への表示等を行う中央制御
部29を有する。
【0048】粒子検出手段103は、検出光としてのレ
ーザ光を発する検出光源である半導体レーザ15、半導
体レーザ15からのレーザ光を平行なレーザ光束14に
するコリメータレンズ16、コリメータレンズ16から
のレーザ光束の1方向のみ集束させるシリンドリカルレ
ンズ17、シリンドリカルレンズ17からの光束を反射
させる反射鏡18、顕微鏡コンデンサレンズ3とフロー
セル101の間に設けられ反射鏡19からのレーザ光束
をサンプル液流れ110上の画像取り込み領域の上流側
の近接した位置に導く微小反射鏡19、粒子による上記
レーザ光束の散乱光を集光する顕微鏡対物レンズ5、顕
微鏡対物レンズ5で集光された散乱光を反射させるビー
ムスプリッタ20、ビームスプリッタ20からの散乱光
を絞り21を介して受光しその強度に基づく電気信号を
出力する光検出器22、光検出器22からの電気信号に
基づいてフラッシュランプ駆動回路1aを制御するフラ
ッシュランプ点灯制御回路23を有する。尚、顕微鏡対
物レンズ5は画像撮像手段101と共用される。
ーザ光を発する検出光源である半導体レーザ15、半導
体レーザ15からのレーザ光を平行なレーザ光束14に
するコリメータレンズ16、コリメータレンズ16から
のレーザ光束の1方向のみ集束させるシリンドリカルレ
ンズ17、シリンドリカルレンズ17からの光束を反射
させる反射鏡18、顕微鏡コンデンサレンズ3とフロー
セル101の間に設けられ反射鏡19からのレーザ光束
をサンプル液流れ110上の画像取り込み領域の上流側
の近接した位置に導く微小反射鏡19、粒子による上記
レーザ光束の散乱光を集光する顕微鏡対物レンズ5、顕
微鏡対物レンズ5で集光された散乱光を反射させるビー
ムスプリッタ20、ビームスプリッタ20からの散乱光
を絞り21を介して受光しその強度に基づく電気信号を
出力する光検出器22、光検出器22からの電気信号に
基づいてフラッシュランプ駆動回路1aを制御するフラ
ッシュランプ点灯制御回路23を有する。尚、顕微鏡対
物レンズ5は画像撮像手段101と共用される。
【0049】また、フローセル100には、サンプル液
と共にシース液が供給され、サンプル液がシース液に包
まれる流れを形成する。そしてサンプル液流れ110は
画像撮像手段101の光軸(顕微鏡光軸)9に対して垂
直方向に偏平な断面形状を有する安定した定常流(シー
スフロー)となり、フローセル100の中心を紙面の下
方へ向かって送られる。このサンプル液流れ110の流
速は中央制御部29において設定された条件に従って制
御される。
と共にシース液が供給され、サンプル液がシース液に包
まれる流れを形成する。そしてサンプル液流れ110は
画像撮像手段101の光軸(顕微鏡光軸)9に対して垂
直方向に偏平な断面形状を有する安定した定常流(シー
スフロー)となり、フローセル100の中心を紙面の下
方へ向かって送られる。このサンプル液流れ110の流
速は中央制御部29において設定された条件に従って制
御される。
【0050】次に、図2により粒子数計算部40の構成
について説明する。粒子数計算部40は、定数記憶部と
してのC値記憶部41、測定条件データ部42、画像処
理粒子数計数部43、粒子数計算回路44により構成さ
れており、中央制御部29から予め近似式の定数C(後
述する)を入力し、特徴抽出回路27及び識別回路で2
8画像処理された粒子数情報を中央制御部29から入力
して計数し、さらに中央制御部29からインターレース
方式の撮像条件を含めた測定条件データを入力し、各値
を近似式に代入して測定時間中にサンプル液中に存在す
る全粒子数の計算を実行し、その計算結果を再び中央制
御部29に送る部分である。
について説明する。粒子数計算部40は、定数記憶部と
してのC値記憶部41、測定条件データ部42、画像処
理粒子数計数部43、粒子数計算回路44により構成さ
れており、中央制御部29から予め近似式の定数C(後
述する)を入力し、特徴抽出回路27及び識別回路で2
8画像処理された粒子数情報を中央制御部29から入力
して計数し、さらに中央制御部29からインターレース
方式の撮像条件を含めた測定条件データを入力し、各値
を近似式に代入して測定時間中にサンプル液中に存在す
る全粒子数の計算を実行し、その計算結果を再び中央制
御部29に送る部分である。
【0051】図1に戻り、上記構成を有するフロー式粒
子画像解析装置の基本的な動作を説明する。半導体レー
ザ15は常時連続的に発振しており、常にサンプル中の
粒子が検出領域を通過するのを観測している。半導体レ
ーザ15からのレーザ光束は、コリメータレンズ16で
平行なレーザ光束14に変換され、シリンドリカルレン
ズ17で光束の1方向のみ集束させる。このレーザ光束
は反射鏡18および微小反射鏡19で反射されフローセ
ル4内のサンプル液流れ110上に照射される。この照
射位置はシリンドリカルレンズ17によってレーザ光束
が集束する粒子検出位置であり、サンプル液流れ110
上の画像取り込み領域の上流側の近接した位置である。
子画像解析装置の基本的な動作を説明する。半導体レー
ザ15は常時連続的に発振しており、常にサンプル中の
粒子が検出領域を通過するのを観測している。半導体レ
ーザ15からのレーザ光束は、コリメータレンズ16で
平行なレーザ光束14に変換され、シリンドリカルレン
ズ17で光束の1方向のみ集束させる。このレーザ光束
は反射鏡18および微小反射鏡19で反射されフローセ
ル4内のサンプル液流れ110上に照射される。この照
射位置はシリンドリカルレンズ17によってレーザ光束
が集束する粒子検出位置であり、サンプル液流れ110
上の画像取り込み領域の上流側の近接した位置である。
【0052】測定対象である粒子が上記レーザ光束を横
切ると、レーザ光束は散乱され、この散乱光は画像撮像
手段101において共用される顕微鏡対物レンズ5で集
光され、ビームスプリッタ20で反射され、絞り21で
サンプル液流れ110上の観測領域が制限されて、光検
出器22ににおいて受光されその強度に基づく電気信号
に変換される。
切ると、レーザ光束は散乱され、この散乱光は画像撮像
手段101において共用される顕微鏡対物レンズ5で集
光され、ビームスプリッタ20で反射され、絞り21で
サンプル液流れ110上の観測領域が制限されて、光検
出器22ににおいて受光されその強度に基づく電気信号
に変換される。
【0053】光検出器22からの電気信号はフラッシュ
ランプ点灯制御回路23に入力され、ここでこの電気信
号が所定の信号レベル以上有るかどうかが判断され、所
定の信号レベル以上有れば画像処理対象の粒子が通過し
たものとみなされて検出信号がフラッシュランプ駆動回
路1aに送られる。この検出信号は、粒子がTVカメラ
8の画像取り込み領域の所定の位置に丁度達した時にフ
ラッシュランプ1が発光し撮像が行われるように、粒子
検出位置と画像取り込み領域との距離及びサンプル液の
流速で決まる所定の遅延時間の後にフラッシュランプ駆
動回路1aに送られる。但し、この遅延時間は、粒子検
出位置と画像取り込み領域との距離がわずかであるため
に非常に短い時間であり、粒子の検出や分析精度がサン
プル液の流速や粒子濃度の影響を受けることはない。ま
た、フラッシュランプ点灯制御回路23からは上記検出
信号と同時に後述するランプ発光レディ信号が送られ、
インターレース方式のフィールド信号のタイミングに基
づいてフラッシュランプの発光タイミングが制御され
る。さらに、上記フラッシュランプ点灯制御回路23の
検出信号は画像処理制御回路26にも送られる。
ランプ点灯制御回路23に入力され、ここでこの電気信
号が所定の信号レベル以上有るかどうかが判断され、所
定の信号レベル以上有れば画像処理対象の粒子が通過し
たものとみなされて検出信号がフラッシュランプ駆動回
路1aに送られる。この検出信号は、粒子がTVカメラ
8の画像取り込み領域の所定の位置に丁度達した時にフ
ラッシュランプ1が発光し撮像が行われるように、粒子
検出位置と画像取り込み領域との距離及びサンプル液の
流速で決まる所定の遅延時間の後にフラッシュランプ駆
動回路1aに送られる。但し、この遅延時間は、粒子検
出位置と画像取り込み領域との距離がわずかであるため
に非常に短い時間であり、粒子の検出や分析精度がサン
プル液の流速や粒子濃度の影響を受けることはない。ま
た、フラッシュランプ点灯制御回路23からは上記検出
信号と同時に後述するランプ発光レディ信号が送られ、
インターレース方式のフィールド信号のタイミングに基
づいてフラッシュランプの発光タイミングが制御され
る。さらに、上記フラッシュランプ点灯制御回路23の
検出信号は画像処理制御回路26にも送られる。
【0054】検出信号がフラッシュランプ駆動回路1a
に送られると、フラッシュランプ駆動回路1aはフラッ
シュランプ1を発光させる。フラッシュランプ1より発
せられたパルス光は顕微鏡光軸9上を進み、フィールド
レンズ2で平行光となり顕微鏡コンデンサレンズ3によ
り集束されてフローセル100内のサンプル液流れ11
0上に照射される。尚、視野絞り11および開口絞り1
2によりパルス光束10の幅が制限される。
に送られると、フラッシュランプ駆動回路1aはフラッ
シュランプ1を発光させる。フラッシュランプ1より発
せられたパルス光は顕微鏡光軸9上を進み、フィールド
レンズ2で平行光となり顕微鏡コンデンサレンズ3によ
り集束されてフローセル100内のサンプル液流れ11
0上に照射される。尚、視野絞り11および開口絞り1
2によりパルス光束10の幅が制限される。
【0055】フローセル100内のサンプル液流れ11
0に照射されたパルス光束は顕微鏡対物レンズ5で集光
され、結像位置6に像を結像する。この結像位置6の像
は投影レンズ7によりTVカメラ8の撮像面上に投影さ
れ、インターレース方式により画像データ信号に変換さ
れる。これで粒子の静止画像を撮像したことになる。こ
のTVカメラ8における撮像条件は中央制御部29に予
め設定されておりこれによってTVカメラ8の撮像動作
が制御される。このインターレース方式の撮像に関して
は後述する。
0に照射されたパルス光束は顕微鏡対物レンズ5で集光
され、結像位置6に像を結像する。この結像位置6の像
は投影レンズ7によりTVカメラ8の撮像面上に投影さ
れ、インターレース方式により画像データ信号に変換さ
れる。これで粒子の静止画像を撮像したことになる。こ
のTVカメラ8における撮像条件は中央制御部29に予
め設定されておりこれによってTVカメラ8の撮像動作
が制御される。このインターレース方式の撮像に関して
は後述する。
【0056】TVカメラ8から出力される画像データ信
号はAD変換器24でデジタル信号に変換され、これに
基づくデータが画像処理制御回路26の制御のもとに画
像メモリ25の所定のアドレスに記憶される。画像メモ
リ25に記憶されたデータは画像処理制御回路26の制
御のもとに読み出され、特徴抽出回路27及び識別回路
28に入力されて画像処理が行われ粒子数や粒子の分類
等の分析処理が実行され、中央制御部29にその結果が
記憶される。この画像処理結果とインターレース方式の
撮像条件を含めた測定条件データ、及び近似式の定数C
が粒子数計算部40に入力され、粒子数計算部40にお
いて近似式によって全粒子数が計算される。この計算結
果は中央制御部29に入力され、識別回路28からの画
像処理結果と総合して表示部50より表示される。
号はAD変換器24でデジタル信号に変換され、これに
基づくデータが画像処理制御回路26の制御のもとに画
像メモリ25の所定のアドレスに記憶される。画像メモ
リ25に記憶されたデータは画像処理制御回路26の制
御のもとに読み出され、特徴抽出回路27及び識別回路
28に入力されて画像処理が行われ粒子数や粒子の分類
等の分析処理が実行され、中央制御部29にその結果が
記憶される。この画像処理結果とインターレース方式の
撮像条件を含めた測定条件データ、及び近似式の定数C
が粒子数計算部40に入力され、粒子数計算部40にお
いて近似式によって全粒子数が計算される。この計算結
果は中央制御部29に入力され、識別回路28からの画
像処理結果と総合して表示部50より表示される。
【0057】次に、TVカメラ8におけるインターレー
ス方式の撮像条件と、この撮像条件を含む測定条件デー
タ及び画像処理結果を用いた粒子数計算部40における
計算について説明する。TVカメラ8としては、一般的
な2次元撮像素子として残像の少ないCCDカメラが用
いられる。前述のように粒子検出手段103で粒子を検
出した時だけ粒子の静止画像を撮像するためにフラッシ
ュランプ1が発光するが、TVカメラ8はこの粒子検出
手段103とは無関係に連続的に動作しているものとす
る。
ス方式の撮像条件と、この撮像条件を含む測定条件デー
タ及び画像処理結果を用いた粒子数計算部40における
計算について説明する。TVカメラ8としては、一般的
な2次元撮像素子として残像の少ないCCDカメラが用
いられる。前述のように粒子検出手段103で粒子を検
出した時だけ粒子の静止画像を撮像するためにフラッシ
ュランプ1が発光するが、TVカメラ8はこの粒子検出
手段103とは無関係に連続的に動作しているものとす
る。
【0058】図3に、TVカメラ8のフィールド信号、
偶数フィールド(e)及び奇数フィールド(o)におけ
るCCD転送信号、光検出器22からの電気信号、フラ
ッシュランプの発光、ランプ発光レディ信号、画像取り
込みにより発生するデッドタイムの関係を示す。
偶数フィールド(e)及び奇数フィールド(o)におけ
るCCD転送信号、光検出器22からの電気信号、フラ
ッシュランプの発光、ランプ発光レディ信号、画像取り
込みにより発生するデッドタイムの関係を示す。
【0059】図3において、フィールド時間Tfを周期
とするフィールド信号はTVカメラ8に内蔵されたクロ
ックより発生する。画像の取り込みは偶数フィールド
(e)と奇数フィールド(o)で行われ、これら2つの
フィールドを組み合わせて1つのフレームが構成され
る。偶数フィールド(e)及び奇数フィールド(o)に
おいては、フレームの周期、即ちTf/2だけずらせて
交替で画像の取り込み(蓄像)及び転送が行われる。従
って1フィールド時間は1フレーム時間の半分のTf/
2である。このフレーム時間は、例えば1/30秒に設
定される。それぞれのフィールドには1枚の画像を得る
フレーム時間の間に蓄像時間と転送時間とがあり、蓄像
時間に撮像面に入射した光の量を電荷として蓄積し、転
送時間にこの蓄積した電荷を転送する。転送後は電荷量
が0になり、再び蓄像期間に入る。図3においては偶数
フィールド(e)及び奇数フィールド(o)のCCD転
送信号が示されているが、これらの転送時間はごく短時
間である。
とするフィールド信号はTVカメラ8に内蔵されたクロ
ックより発生する。画像の取り込みは偶数フィールド
(e)と奇数フィールド(o)で行われ、これら2つの
フィールドを組み合わせて1つのフレームが構成され
る。偶数フィールド(e)及び奇数フィールド(o)に
おいては、フレームの周期、即ちTf/2だけずらせて
交替で画像の取り込み(蓄像)及び転送が行われる。従
って1フィールド時間は1フレーム時間の半分のTf/
2である。このフレーム時間は、例えば1/30秒に設
定される。それぞれのフィールドには1枚の画像を得る
フレーム時間の間に蓄像時間と転送時間とがあり、蓄像
時間に撮像面に入射した光の量を電荷として蓄積し、転
送時間にこの蓄積した電荷を転送する。転送後は電荷量
が0になり、再び蓄像期間に入る。図3においては偶数
フィールド(e)及び奇数フィールド(o)のCCD転
送信号が示されているが、これらの転送時間はごく短時
間である。
【0060】図3に示したCCD転送信号は、簡単のた
めに、粒子検出があってその粒子の画像を撮像した時の
画像に関するものだけ示してあるが、実際には各CCD
転送信号はフィールド信号が出るたびに常時出ている。
また、1つ前の検出粒子に関する処理は図中左端のフィ
ールド信号の0の位置で既に終了しているものとする。
めに、粒子検出があってその粒子の画像を撮像した時の
画像に関するものだけ示してあるが、実際には各CCD
転送信号はフィールド信号が出るたびに常時出ている。
また、1つ前の検出粒子に関する処理は図中左端のフィ
ールド信号の0の位置で既に終了しているものとする。
【0061】各フィールドのCCD転送信号はA/D変
換器24でデジタル化されて画像メモリ25の所定のア
ドレスにそれぞれ一旦格納され、その後2つのフィール
ドの画像データを合成して1枚の画像が作られる。1つ
前の粒子検出後nフィールドが経過した後(n番目のフ
ィールド信号の出た後)に、次の粒子検出が行われて光
検出器22から電気信号が発せられ、その粒子が画像取
り込み領域の適当な位置に来るまでの遅延時間Td後に
フラッシュランプ1が発光する。この時、n番目のフィ
ールド信号が出てからパルスランプが発光するまでの時
間は図中tで表される。ランプ発光レディ信号は粒子検
出による光検出器22からの電気信号が出た時から2フ
ィールド(1フレーム)経過して(n+2)番目のフィ
ールド信号が出るまでの時間offされ、このoffの
時間に到着する次の粒子が検出されてもフラッシュラン
プ1の発光は阻止される。このようにフラッシュランプ
1の発光が阻止されることにより、次の検出粒子によっ
て粒子の画像が乱されることがない。尚、この(n+
2)番目のフィールド信号が出た時点でこの粒子に関す
る処理は終了し、次の検出粒子に関するフィールド信号
のカウントが0より再開する。
換器24でデジタル化されて画像メモリ25の所定のア
ドレスにそれぞれ一旦格納され、その後2つのフィール
ドの画像データを合成して1枚の画像が作られる。1つ
前の粒子検出後nフィールドが経過した後(n番目のフ
ィールド信号の出た後)に、次の粒子検出が行われて光
検出器22から電気信号が発せられ、その粒子が画像取
り込み領域の適当な位置に来るまでの遅延時間Td後に
フラッシュランプ1が発光する。この時、n番目のフィ
ールド信号が出てからパルスランプが発光するまでの時
間は図中tで表される。ランプ発光レディ信号は粒子検
出による光検出器22からの電気信号が出た時から2フ
ィールド(1フレーム)経過して(n+2)番目のフィ
ールド信号が出るまでの時間offされ、このoffの
時間に到着する次の粒子が検出されてもフラッシュラン
プ1の発光は阻止される。このようにフラッシュランプ
1の発光が阻止されることにより、次の検出粒子によっ
て粒子の画像が乱されることがない。尚、この(n+
2)番目のフィールド信号が出た時点でこの粒子に関す
る処理は終了し、次の検出粒子に関するフィールド信号
のカウントが0より再開する。
【0062】ここで、フレーム時間Tf中に撮像領域を
流れるサンプル溶液の体積と実際に撮像した部分のサン
プルの体積との比をkとすると、Tf/kの時間は実際
に粒子の撮像が行われている時間(有効部分)である。
上記ランプ発光レディ信号がoffされている時間から
このTf/kの時間を除いた時間が、画像取り込みのた
めにフラッシュランプの発光が阻止される実際の不動時
間、即ち図中斜線を付したデッドタイムTdeadとなる。
尚、上記kはサンプル液をフローセル中に流す条件(流
速や画像取り込み範囲の大きさ等)とフレーム時間Tf
によって決まるものである。
流れるサンプル溶液の体積と実際に撮像した部分のサン
プルの体積との比をkとすると、Tf/kの時間は実際
に粒子の撮像が行われている時間(有効部分)である。
上記ランプ発光レディ信号がoffされている時間から
このTf/kの時間を除いた時間が、画像取り込みのた
めにフラッシュランプの発光が阻止される実際の不動時
間、即ち図中斜線を付したデッドタイムTdeadとなる。
尚、上記kはサンプル液をフローセル中に流す条件(流
速や画像取り込み範囲の大きさ等)とフレーム時間Tf
によって決まるものである。
【0063】上記のようなインターレース方式の撮像条
件のもとに画像処理が行われ、この結果に基づき上記デ
ッドタイムTdead中に通過する粒子をも考慮したサンプ
ル液中の全粒子数(Nmと表す)が求められる。以下
に、そのNmを求める式(近似式)の導出を行う。ま
ず、測定サンプル液の全体積をVm、実際に撮像した部
分のサンプル液の体積(1視野当たりのサンプル液)の
体積をvとすると、1視野当たりのサンプル液の体積に
含まれる平均の粒子数λはサンプル液中の全粒子数Nm
にv/Vmを乗じたものであるから、
件のもとに画像処理が行われ、この結果に基づき上記デ
ッドタイムTdead中に通過する粒子をも考慮したサンプ
ル液中の全粒子数(Nmと表す)が求められる。以下
に、そのNmを求める式(近似式)の導出を行う。ま
ず、測定サンプル液の全体積をVm、実際に撮像した部
分のサンプル液の体積(1視野当たりのサンプル液)の
体積をvとすると、1視野当たりのサンプル液の体積に
含まれる平均の粒子数λはサンプル液中の全粒子数Nm
にv/Vmを乗じたものであるから、
【0064】
【数4】
【0065】と表される。ここでフレーム時間Tf中に
画像取り込み領域を流れるサンプル液の体積をVf、全
測定に要した時間中の全フレーム数をnfとすると、Vm
はVfとnfとの積であるから、λは、
画像取り込み領域を流れるサンプル液の体積をVf、全
測定に要した時間中の全フレーム数をnfとすると、Vm
はVfとnfとの積であるから、λは、
【0066】
【数5】
【0067】と表される。ここでkがVf/vであるこ
とを考慮すると、さらにλは、
とを考慮すると、さらにλは、
【0068】
【数6】
【0069】と表される。
【0070】一方、撮像される全粒子数Ngの期待値
は、
は、
【0071】
【数7】
【0072】と表される。ここに、Sfは粒子を検出し
て撮像した時に一画像内に含まれる粒子数の期待値であ
り、Pfはフィールドの撮像確率、即ちフィールド周期
の間に粒子が通過して撮像される確率である。ここで、
サンプル粒子の流れの統計事象はポアソンプロセスに従
うものと仮定すると、Sf及びPfは次のように表され
る。
て撮像した時に一画像内に含まれる粒子数の期待値であ
り、Pfはフィールドの撮像確率、即ちフィールド周期
の間に粒子が通過して撮像される確率である。ここで、
サンプル粒子の流れの統計事象はポアソンプロセスに従
うものと仮定すると、Sf及びPfは次のように表され
る。
【0073】
【数8】
【0074】ここで、hは撮像の条件で決まり、0≦h
≦1を満たす定数である。尚、本出願人が平成4年11
月11日に出願した特願平4−300808号において
も、上記の式(5)〜(7)と同様の式が導かれてい
る。
≦1を満たす定数である。尚、本出願人が平成4年11
月11日に出願した特願平4−300808号において
も、上記の式(5)〜(7)と同様の式が導かれてい
る。
【0075】上記式(6)において、撮像の条件で決ま
る定数hに関しては大部分のサンプル液の条件で概ねh
=1が成立する。従って式(6)は
る定数hに関しては大部分のサンプル液の条件で概ねh
=1が成立する。従って式(6)は
【0076】
【数9】
【0077】と書きかえられ、以上の式(4),
(5),(7),(8)をまとめることにより次の式が
得られる。
(5),(7),(8)をまとめることにより次の式が
得られる。
【0078】
【数10】
【0079】但し、上記nfは全測定に要した時間をTm
とすれば、TmをTfで割った値であるからTm/Tfで置
き換えることができる。
とすれば、TmをTfで割った値であるからTm/Tfで置
き換えることができる。
【0080】式(9)はNmとNgに関して非線形で複雑
な形をしており、Ngを知ってから解析的な計算により
サンプル液中の全粒子数Nmを求めることは出来ない。
従って、この式を利用するためには予め換算テーブルを
作りNmとNgとの関係を記憶しておく必要がある。そこ
で、このような煩雑な作業を回避するため、本実施例で
は式(9)をもとに次のような近似式を導く。
な形をしており、Ngを知ってから解析的な計算により
サンプル液中の全粒子数Nmを求めることは出来ない。
従って、この式を利用するためには予め換算テーブルを
作りNmとNgとの関係を記憶しておく必要がある。そこ
で、このような煩雑な作業を回避するため、本実施例で
は式(9)をもとに次のような近似式を導く。
【0081】
【数11】
【0082】但し、この近似式(10)ではNmは近似
値を表すものとしてNapで置き換えてあり、またCは近
似式(10)を導くに当たって導入した定数である。こ
の定数Cの値は後述のようにNgの大きさに対応して経
験的に決定されるものであり、0から2までの範囲の数
値となる。式(10)を利用してNgを知ってからNap
を求めることは、Napに関する2次方程式を解くだけの
作業となり、容易にNmの近似値を求めることができ
る。即ち、式(10)のNapの正の根を求めると、
値を表すものとしてNapで置き換えてあり、またCは近
似式(10)を導くに当たって導入した定数である。こ
の定数Cの値は後述のようにNgの大きさに対応して経
験的に決定されるものであり、0から2までの範囲の数
値となる。式(10)を利用してNgを知ってからNap
を求めることは、Napに関する2次方程式を解くだけの
作業となり、容易にNmの近似値を求めることができ
る。即ち、式(10)のNapの正の根を求めると、
【0083】
【数12】
【0084】となる。
【0085】図2に戻り、粒子数計算部40において、
C値記憶部41には予め中央制御部29から適切な定数
Cが送られ、ここで記憶される。また、測定条件データ
部42には中央制御部29からインターレース方式の撮
像条件を含めた測定条件データ、即ち前述のnf及びk
が入力され記憶される。
C値記憶部41には予め中央制御部29から適切な定数
Cが送られ、ここで記憶される。また、測定条件データ
部42には中央制御部29からインターレース方式の撮
像条件を含めた測定条件データ、即ち前述のnf及びk
が入力され記憶される。
【0086】また、画像処理が1枚行われるごとに、特
徴抽出回路27及び識別回路28において画像処理され
た粒子数が中央制御部29を介して画像処理粒子数計数
部43に送られ、画像処理粒子数計数部43の計数値に
順次加算される。そして、測定終了時には画像処理粒子
数計数部43に画像処理された全粒子数Ngが記憶され
ることになる。
徴抽出回路27及び識別回路28において画像処理され
た粒子数が中央制御部29を介して画像処理粒子数計数
部43に送られ、画像処理粒子数計数部43の計数値に
順次加算される。そして、測定終了時には画像処理粒子
数計数部43に画像処理された全粒子数Ngが記憶され
ることになる。
【0087】粒子数計算回路44には上記した式(1
1)が格納されており、C値記憶部の定数C、測定条件
データ部42のnf及びk、画像処理粒子数計数部43
のNgの値が入力され、式(11)を用いてサンプル液
中の全粒子数Nmの近似値Napが計算される。
1)が格納されており、C値記憶部の定数C、測定条件
データ部42のnf及びk、画像処理粒子数計数部43
のNgの値が入力され、式(11)を用いてサンプル液
中の全粒子数Nmの近似値Napが計算される。
【0088】但し、上記nfはTm/Tfで置き換えるこ
とができるので、nfに代えてTm及びTfを中央制御部
29から測定条件データ部42を介して粒子計算回路4
4に入力してもよい。この場合は、式(11)でnfを
Tm/Tfに置き換えて計算される。
とができるので、nfに代えてTm及びTfを中央制御部
29から測定条件データ部42を介して粒子計算回路4
4に入力してもよい。この場合は、式(11)でnfを
Tm/Tfに置き換えて計算される。
【0089】このようにして求められたサンプル液中の
全粒子数は中央制御部29に返される。そして、必要に
応じ、この全粒子数と、中央制御部29に記憶された測
定サンプル液の全体積及び1視野(1画像)当たりのサ
ンプル液の体積とを用いて、単位体積当たりの全粒子
数、即ち全粒子濃度及び顕微鏡1視野当たりの体積に含
まれる粒子数が計算される。さらに、複数種類の粒子が
存在する時には、識別回路28で得られた粒子の種類別
の存在比率を用いて、各種類の粒子の個数や粒子濃度等
が計算される。それらの結果は前述のように表示部50
に出力される。これらの計算は中央制御部29に備えら
れた粒子濃度計算手段(図示せず)において行われる。
全粒子数は中央制御部29に返される。そして、必要に
応じ、この全粒子数と、中央制御部29に記憶された測
定サンプル液の全体積及び1視野(1画像)当たりのサ
ンプル液の体積とを用いて、単位体積当たりの全粒子
数、即ち全粒子濃度及び顕微鏡1視野当たりの体積に含
まれる粒子数が計算される。さらに、複数種類の粒子が
存在する時には、識別回路28で得られた粒子の種類別
の存在比率を用いて、各種類の粒子の個数や粒子濃度等
が計算される。それらの結果は前述のように表示部50
に出力される。これらの計算は中央制御部29に備えら
れた粒子濃度計算手段(図示せず)において行われる。
【0090】次に、定数Cをパラメータとした時の、上
記近似式(11)から計算される近似値Napの近似度に
ついて図4及び図5により説明する。図4は、式(9)
を用いて計算した換算テーブルに基づくサンプル液中の
全粒子数Nmの理論値、及び定数Cをパラメータとした
時の近似式(11)から計算された近似値Napと、Ng
との関係を示す図である。ここで、nf=645,k=25.6
9とし、定数Cの値は0,1.0,1.2,1.4,1.6,1.8,2.0
と変化させている。図4に示すように、定数Cの値とし
ては、0から2.0の範囲、好ましくは1.0から2.0の範囲
が、近似値と理論値とが接近し適当であると考えられ
る。
記近似式(11)から計算される近似値Napの近似度に
ついて図4及び図5により説明する。図4は、式(9)
を用いて計算した換算テーブルに基づくサンプル液中の
全粒子数Nmの理論値、及び定数Cをパラメータとした
時の近似式(11)から計算された近似値Napと、Ng
との関係を示す図である。ここで、nf=645,k=25.6
9とし、定数Cの値は0,1.0,1.2,1.4,1.6,1.8,2.0
と変化させている。図4に示すように、定数Cの値とし
ては、0から2.0の範囲、好ましくは1.0から2.0の範囲
が、近似値と理論値とが接近し適当であると考えられ
る。
【0091】図5は、上記理論値に対する上記近似値の
近似度をわかりやすく表すため、定数Cをパラメータと
した時のNap/Nmの値を算出し、その値とNgとの関係
を示した図である。尚、nf及びkの値は図4と同一で
あり、定数Cの値は1.40,1.45,1.50,1.55,1.60,1.
65,1.70,1.80,2.00と変化させている。図5に示すよ
うに、Ngの大きさによってNap/Nmの値、即ち近似度
は変化するが、その度合いは定数Cの値の違いによって
異なる。Ngが2×103以上と非常に大きい場合には、定
数Cの値が2.0の時に近似度が非常に優れている。ま
た、定数Cの値が1.50〜1.65程度の時、Ngが103近傍で
最高40%程度の誤差はあるが、全般的にみて広範囲に亘
り近似度が良好である。また、いかなるNgの大きさに
対しても±20%の近似値の誤差範囲を許容するならば、
定数Cの値は1.7〜1.8程度であればよい。
近似度をわかりやすく表すため、定数Cをパラメータと
した時のNap/Nmの値を算出し、その値とNgとの関係
を示した図である。尚、nf及びkの値は図4と同一で
あり、定数Cの値は1.40,1.45,1.50,1.55,1.60,1.
65,1.70,1.80,2.00と変化させている。図5に示すよ
うに、Ngの大きさによってNap/Nmの値、即ち近似度
は変化するが、その度合いは定数Cの値の違いによって
異なる。Ngが2×103以上と非常に大きい場合には、定
数Cの値が2.0の時に近似度が非常に優れている。ま
た、定数Cの値が1.50〜1.65程度の時、Ngが103近傍で
最高40%程度の誤差はあるが、全般的にみて広範囲に亘
り近似度が良好である。また、いかなるNgの大きさに
対しても±20%の近似値の誤差範囲を許容するならば、
定数Cの値は1.7〜1.8程度であればよい。
【0092】以上のように本実施例によれば、粒子数計
算部40において、定数Cを含むNmの近似値NapとNg
に関する簡単な形の近似式に、画像処理された結果及び
インターレース方式の撮像条件を含む測定条件を代入し
てNmの近似値Napを求めるので、換算テーブルを作る
複雑な手順を必要とせずに容易な方法で、しかも良好な
近似度でサンプル液中の全粒子数Nmを推定することが
できる。従って、例えば粒子濃度の測定レンジが4〜5
桁以上もある測定対象サンプル液に対しても正しい粒子
数が容易に求まり、粒子濃度の広い範囲にわたって正確
かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めること
ができる。また、測定条件が変わったとしても、そのた
びに換算テーブルを書き換える必要もなく、計算に必要
な値を変更するだけでNmを決定することができる。
算部40において、定数Cを含むNmの近似値NapとNg
に関する簡単な形の近似式に、画像処理された結果及び
インターレース方式の撮像条件を含む測定条件を代入し
てNmの近似値Napを求めるので、換算テーブルを作る
複雑な手順を必要とせずに容易な方法で、しかも良好な
近似度でサンプル液中の全粒子数Nmを推定することが
できる。従って、例えば粒子濃度の測定レンジが4〜5
桁以上もある測定対象サンプル液に対しても正しい粒子
数が容易に求まり、粒子濃度の広い範囲にわたって正確
かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求めること
ができる。また、測定条件が変わったとしても、そのた
びに換算テーブルを書き換える必要もなく、計算に必要
な値を変更するだけでNmを決定することができる。
【0093】また、近似式における定数Cの値を0から
2.0までの範囲、好ましくは1.0から2.0の範囲とするの
で、良好な近似度で全粒子数の近似値を求めることがで
きる。特に、Ngが2×103以上と非常に大きい場合に定
数Cの値を2.0とすることにより、優れた近似度が得ら
れる。また、定数Cの値を1.50〜1.65とするので、広範
囲に亘るNgに対して良好な近似度が得られる。さら
に、定数Cの値を1.7〜1.8とするので、いかなるNgに
対しても20%の誤差範囲の近似度が得られる。
2.0までの範囲、好ましくは1.0から2.0の範囲とするの
で、良好な近似度で全粒子数の近似値を求めることがで
きる。特に、Ngが2×103以上と非常に大きい場合に定
数Cの値を2.0とすることにより、優れた近似度が得ら
れる。また、定数Cの値を1.50〜1.65とするので、広範
囲に亘るNgに対して良好な近似度が得られる。さら
に、定数Cの値を1.7〜1.8とするので、いかなるNgに
対しても20%の誤差範囲の近似度が得られる。
【0094】また、上記のようにして求めた全粒子数と
予めわかっているサンプル液の全体積、及び1視野(1
画像)当たりのサンプル液の体積とにより、全粒子濃度
や1画像当たりの体積に含まれる粒子数を求めることが
できる。さらに、粒子の種類別の存在比率を基にして、
サンプル液中に存在する複数種類の粒子の粒子数、及び
複数種類の粒子の各粒子濃度を求めることができる。
予めわかっているサンプル液の全体積、及び1視野(1
画像)当たりのサンプル液の体積とにより、全粒子濃度
や1画像当たりの体積に含まれる粒子数を求めることが
できる。さらに、粒子の種類別の存在比率を基にして、
サンプル液中に存在する複数種類の粒子の粒子数、及び
複数種類の粒子の各粒子濃度を求めることができる。
【0095】次に、本発明によるフロー式粒子画像解析
方法及びフロー式粒子画像解析装置の他の実施例につい
て、図6を参照しながら説明する。本実施例のフロー式
粒子画像解析装置は、粒子分析手段に備えられた粒子数
計算部の構成が異なり、これ以外の構成は前述の実施例
と同様である。即ち、図6に示すように、粒子数計算部
40aにおいて、C値記憶部41aと粒子数計算回路4
4aの間に選択手段としての選択回路45が設けられ、
画像処理粒子数計数部43から入力されるNgの値に対
応した定数Cの値が粒子数計算回路44aに入力される
構成となっている。粒子数計算回路44aには前述の実
施例と同様の式(11)が格納されている。また、測定
条件データ部42及び画像処理粒子数計数部43の構成
及び機能は前述の実施例と同様である。
方法及びフロー式粒子画像解析装置の他の実施例につい
て、図6を参照しながら説明する。本実施例のフロー式
粒子画像解析装置は、粒子分析手段に備えられた粒子数
計算部の構成が異なり、これ以外の構成は前述の実施例
と同様である。即ち、図6に示すように、粒子数計算部
40aにおいて、C値記憶部41aと粒子数計算回路4
4aの間に選択手段としての選択回路45が設けられ、
画像処理粒子数計数部43から入力されるNgの値に対
応した定数Cの値が粒子数計算回路44aに入力される
構成となっている。粒子数計算回路44aには前述の実
施例と同様の式(11)が格納されている。また、測定
条件データ部42及び画像処理粒子数計数部43の構成
及び機能は前述の実施例と同様である。
【0096】C値記憶部41aには予め中央制御部29
から適切な複数個の定数Cが送られ、ここで記憶され
る。この複数個の定数Cは、求めるべきサンプル液中の
全粒子数の近似値の近似度を考慮して、前述した0から
2.0の範囲の値のうち適当な値である。また、図2と同
様に、画像処理粒子数計数部43に画像処理された全粒
子数Ngが計数され記憶され、さらに、測定条件データ
部42には中央制御部29からnf及びkが入力され記
憶される。
から適切な複数個の定数Cが送られ、ここで記憶され
る。この複数個の定数Cは、求めるべきサンプル液中の
全粒子数の近似値の近似度を考慮して、前述した0から
2.0の範囲の値のうち適当な値である。また、図2と同
様に、画像処理粒子数計数部43に画像処理された全粒
子数Ngが計数され記憶され、さらに、測定条件データ
部42には中央制御部29からnf及びkが入力され記
憶される。
【0097】選択回路45では画像処理粒子数計数部4
3のNgが入力され、このNgに対応する適切な定数Cの
値が選択されて粒子計算回路44aに入力される。即
ち、式(11)による近似値の近似度は前述のようにN
gの大きさに対応して変化するが、いかなるNgに対して
も優れた近似度が得られるように定数Cの値が選択され
る。例えば、Ngが8×102以下ではC=1.65、Ngが8×1
02から2×103の間ではC=1.70、Ngが2×103以上では
C=2.00が選択される。そして、粒子計算回路44aに
おいて、選択回路45で選択された定数Cと、測定条件
データ部42からのnf及びkと、画像処理粒子数計数
部43からのNgとにより、式(11)を用いてサンプ
ル液中の全粒子数Nmの近似値Napが計算される。
3のNgが入力され、このNgに対応する適切な定数Cの
値が選択されて粒子計算回路44aに入力される。即
ち、式(11)による近似値の近似度は前述のようにN
gの大きさに対応して変化するが、いかなるNgに対して
も優れた近似度が得られるように定数Cの値が選択され
る。例えば、Ngが8×102以下ではC=1.65、Ngが8×1
02から2×103の間ではC=1.70、Ngが2×103以上では
C=2.00が選択される。そして、粒子計算回路44aに
おいて、選択回路45で選択された定数Cと、測定条件
データ部42からのnf及びkと、画像処理粒子数計数
部43からのNgとにより、式(11)を用いてサンプ
ル液中の全粒子数Nmの近似値Napが計算される。
【0098】但し、上記nfはTm/Tfで置き換えるこ
とができるので、nfに代えてTm及びTfを中央制御部
29から測定条件データ部42を介して粒子計算回路4
4に入力してもよい。この場合は、式(11)でnfを
Tm/Tfに置き換えて計算される。
とができるので、nfに代えてTm及びTfを中央制御部
29から測定条件データ部42を介して粒子計算回路4
4に入力してもよい。この場合は、式(11)でnfを
Tm/Tfに置き換えて計算される。
【0099】このようにして求められたサンプル液中の
全粒子数は、中央制御部29に返され、中央制御部29
に備えられた粒子濃度計算手段(図示せず)において、
前述の実施例と同様に全粒子濃度、顕微鏡1視野当たり
の体積に含まれる粒子数、及び複数種類の粒子の個数や
粒子濃度等が計算される。それらの結果は表示部50に
出力される。
全粒子数は、中央制御部29に返され、中央制御部29
に備えられた粒子濃度計算手段(図示せず)において、
前述の実施例と同様に全粒子濃度、顕微鏡1視野当たり
の体積に含まれる粒子数、及び複数種類の粒子の個数や
粒子濃度等が計算される。それらの結果は表示部50に
出力される。
【0100】以上のように本実施例によれば、前述の実
施例と同様の効果が得られる他、選択回路45でNgに
対応した適切な定数Cの値を選択し粒子数計算回路44
aに入力するので、Ngの大きさに対応した適切な定数
Cの値が近似式に使用され、いかなるNgに対しても優
れた近似度でサンプル液中の全粒子数の近似値Napを求
めることができる。
施例と同様の効果が得られる他、選択回路45でNgに
対応した適切な定数Cの値を選択し粒子数計算回路44
aに入力するので、Ngの大きさに対応した適切な定数
Cの値が近似式に使用され、いかなるNgに対しても優
れた近似度でサンプル液中の全粒子数の近似値Napを求
めることができる。
【0101】尚、以上の実施例では、粒子数計算部40
または40aにおいて、サンプル液中の全粒子数の近似
値を求め、これを中央制御部29に返して全粒子濃度、
顕微鏡1視野当たりの体積に含まれる粒子数、及び複数
種類の粒子数や粒子濃度等を求めたが、粒子数計算部4
0または40aにおいて上記全粒子濃度、顕微鏡1視野
当たりの体積に含まれる粒子数、及び複数種類の粒子数
や粒子濃度等を求めてもよい。この場合は、中央制御部
29より測定条件データ部42に入力する測定条件デー
タとして測定サンプル液の全体積や1画像(顕微鏡1視
野)当たりのサンプル液の体積を追加し、粒子数計算回
路44または44aにおいてこれらの値とサンプル液中
の全粒子数の近似値とを用いて計算すればよい。
または40aにおいて、サンプル液中の全粒子数の近似
値を求め、これを中央制御部29に返して全粒子濃度、
顕微鏡1視野当たりの体積に含まれる粒子数、及び複数
種類の粒子数や粒子濃度等を求めたが、粒子数計算部4
0または40aにおいて上記全粒子濃度、顕微鏡1視野
当たりの体積に含まれる粒子数、及び複数種類の粒子数
や粒子濃度等を求めてもよい。この場合は、中央制御部
29より測定条件データ部42に入力する測定条件デー
タとして測定サンプル液の全体積や1画像(顕微鏡1視
野)当たりのサンプル液の体積を追加し、粒子数計算回
路44または44aにおいてこれらの値とサンプル液中
の全粒子数の近似値とを用いて計算すればよい。
【0102】また、本発明のフロー式粒子画像解析方法
及びフロー式粒子画像解析装置は、液体中に懸濁した生
物サンプルや細胞、血液中の赤血球や白血球などの血球
成分、または尿中に存在する尿沈渣成分の分類及び分析
に有効である。特に、尿中の尿沈渣成分の粒子数の計数
や粒子の分類においては、正常サンプルと異常サンプル
とで存在する粒子数は数桁以上違う場合があるが、上述
の粒子検出手段による検出と画像撮像手段及び粒子分析
手段による画像処理結果から、サンプル液中の全粒子数
を知ることができるので、粒子濃度が大きく異なる上記
のような場合でも分析しようとする種類の粒子数を正し
く求めることができる。
及びフロー式粒子画像解析装置は、液体中に懸濁した生
物サンプルや細胞、血液中の赤血球や白血球などの血球
成分、または尿中に存在する尿沈渣成分の分類及び分析
に有効である。特に、尿中の尿沈渣成分の粒子数の計数
や粒子の分類においては、正常サンプルと異常サンプル
とで存在する粒子数は数桁以上違う場合があるが、上述
の粒子検出手段による検出と画像撮像手段及び粒子分析
手段による画像処理結果から、サンプル液中の全粒子数
を知ることができるので、粒子濃度が大きく異なる上記
のような場合でも分析しようとする種類の粒子数を正し
く求めることができる。
【0103】また、以上の実施例では、フローセル中を
連続して流れているサンプル液に含まれている粒子の静
止画像を得、その画像処理を行う場合について述べた
が、顕微鏡下で連続して移動しているスライド標本の粒
子画像解析にこの方法を応用することもできる。さら
に、粒子検出手段において半導体レーザからのレーザ光
束を検出光として用い、粒子で散乱されたレーザ光束の
散乱光を利用する場合について述べたが、これに限らず
粒子からの蛍光や透過光を利用することもできるし、1
次元イメージセンサにより粒子を検出する方法や、粒子
通過による電気抵抗変化などにより粒子を検出する方法
を利用することもできる。
連続して流れているサンプル液に含まれている粒子の静
止画像を得、その画像処理を行う場合について述べた
が、顕微鏡下で連続して移動しているスライド標本の粒
子画像解析にこの方法を応用することもできる。さら
に、粒子検出手段において半導体レーザからのレーザ光
束を検出光として用い、粒子で散乱されたレーザ光束の
散乱光を利用する場合について述べたが、これに限らず
粒子からの蛍光や透過光を利用することもできるし、1
次元イメージセンサにより粒子を検出する方法や、粒子
通過による電気抵抗変化などにより粒子を検出する方法
を利用することもできる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、定数を含む簡単な形の
近似式に、画像処理された結果及びインターレース方式
の撮像条件を含む測定条件を代入してサンプル液中の全
粒子数の近似値を求めるので、換算テーブルを作る複雑
な手順を必要とせずに容易な方法で、しかも良好な近似
度でサンプル液中の全粒子数を推定することができる。
従って、測定レンジの大きなサンプル液に対しても正し
い粒子数が容易に求まり、粒子濃度の広い範囲にわたっ
て正確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求め
ることができる。また、測定条件が変わったとしても、
そのたびに換算テーブルを書き換える必要もない。
近似式に、画像処理された結果及びインターレース方式
の撮像条件を含む測定条件を代入してサンプル液中の全
粒子数の近似値を求めるので、換算テーブルを作る複雑
な手順を必要とせずに容易な方法で、しかも良好な近似
度でサンプル液中の全粒子数を推定することができる。
従って、測定レンジの大きなサンプル液に対しても正し
い粒子数が容易に求まり、粒子濃度の広い範囲にわたっ
て正確かつ高精度に複数種類の粒子数や粒子濃度を求め
ることができる。また、測定条件が変わったとしても、
そのたびに換算テーブルを書き換える必要もない。
【0105】また、近似式における定数Cを、画像処理
された全粒子数の大きさに対して適切な値とするので、
良好な近似度で全粒子数の近似値を求めることができ
る。さらに、複数の定数Cのうちから画像処理された全
粒子数の大きさに対応する適切な値を選択するので、優
れた近似度でサンプル液中の全粒子数の近似値を求める
ことができる。
された全粒子数の大きさに対して適切な値とするので、
良好な近似度で全粒子数の近似値を求めることができ
る。さらに、複数の定数Cのうちから画像処理された全
粒子数の大きさに対応する適切な値を選択するので、優
れた近似度でサンプル液中の全粒子数の近似値を求める
ことができる。
【0106】また、この全粒子数と、予めわかっている
サンプル液の全体積、1視野(1画像)当たりのサンプ
ル液の体積、及び粒子の種類別の存在比率を用いて、全
粒子濃度、1画像当たりの体積に含まれる粒子数、及び
サンプル液中に存在する複数種類の粒子数やそれらの粒
子濃度を求めることができる。
サンプル液の全体積、1視野(1画像)当たりのサンプ
ル液の体積、及び粒子の種類別の存在比率を用いて、全
粒子濃度、1画像当たりの体積に含まれる粒子数、及び
サンプル液中に存在する複数種類の粒子数やそれらの粒
子濃度を求めることができる。
【0107】従って、本発明によれば、粒子濃度の広い
範囲にわたってサンプル液中の粒子の数や粒子濃度を容
易に求めることができ、それらの種類別分布を正確かつ
高精度に求めることができる。
範囲にわたってサンプル液中の粒子の数や粒子濃度を容
易に求めることができ、それらの種類別分布を正確かつ
高精度に求めることができる。
【図1】本発明によるフロー式粒子画像解析方法及びフ
ロー式粒子画像解析装置の一実施例を示す図である。
ロー式粒子画像解析装置の一実施例を示す図である。
【図2】粒子分析手段における粒子数計算部の構成及び
その周辺のデータのやりとりを示す図である。
その周辺のデータのやりとりを示す図である。
【図3】TVカメラにおけるインターレース方式の撮像
条件、粒子検出のタイミング及びフラッシュランプの発
光タイミング等を示すタイムチャートである。
条件、粒子検出のタイミング及びフラッシュランプの発
光タイミング等を示すタイムチャートである。
【図4】サンプル液中の全粒子数Nmの理論値、及び定
数Cをパラメータとした時の近似式から計算された近似
値Napと、画像処理された全粒子数Ngとの関係を示す
図である。
数Cをパラメータとした時の近似式から計算された近似
値Napと、画像処理された全粒子数Ngとの関係を示す
図である。
【図5】定数Cをパラメータとした時のNap/Nmの値
とNgとの関係を示す図である。
とNgとの関係を示す図である。
【図6】本発明によるフロー式粒子画像解析方法及びフ
ロー式粒子画像解析装置の他の実施例を示す図であっ
て、粒子分析手段における粒子数計算部の構成及びその
周辺のデータのやりとりを示す図である。
ロー式粒子画像解析装置の他の実施例を示す図であっ
て、粒子分析手段における粒子数計算部の構成及びその
周辺のデータのやりとりを示す図である。
1 フラッシュランプ 1a フラッシュランプ駆動回路 3 顕微鏡コンデンサレンズ 5 顕微鏡対物レンズ 8 TVカメラ 14 レーザ光束 15 半導体レーザ 17 シリンドリカルレンズ 19 微小反射鏡 22 光検出器 23 フラッシュランプ点灯制御回路 24 AD変換器 25 画像メモリ 26 画像処理制御回路 27 特徴抽出回路 28 識別回路 29 中央制御部 40,40a 粒子数計算部 41,41a C値記憶部 42 測定条件データ部 43 画像処理粒子数計数部 44,44a 粒子数計算回路 45 選択回路 50 表示部 100 フローセル 101 画像撮像手段 102 粒子分析手段 103 粒子検出手段 110 サンプル流れ Ng 画像処理された全粒子数 Nap 画像処理された全粒子数の近似値 nf 測定に要した時間中の全フレーム数 k フレーム時間に撮像領域を流れる体積と実際に撮像
した部分の体積の比 C 定数
した部分の体積の比 C 定数
Claims (14)
- 【請求項1】 粒子を懸濁させたサンプル液をフローセ
ルに流し、前記フローセル中の画像取り込み領域を前記
粒子が通過することを検出し、その検出に基づいてパル
ス光源よりパルス光を発光させて前記フローセルに照射
し、前記フローセル中の通過粒子の静止画像をインター
レース方式により取り込み、得られた静止画像を画像処
理し該サンプル液中の粒子の分析を行うフロー式粒子画
像解析方法において、 画像処理された全粒子数をNg、全測定に要した時間中
の前記インターレース方式における全フレーム数を
nf、前記インターレース方式におけるフレーム時間中
に画像取り込み領域を流れるサンプル液の体積と実際に
撮像した部分のサンプル液の体積との比をkとして、C
を定数とする近似式 【数1】 によりサンプル液中の全粒子数Nmを求めることを特徴
とするフロー式粒子画像解析方法。 - 【請求項2】 前記全測定に要した時間をTm、前記イ
ンターレース方式におけるフレーム時間をTfとして、
前記nfにTm/Tfを代入し、nfの代わりにTm及びTf
を用いてサンプル液中の全粒子数Nmを求めることを特
徴とする請求項1記載のフロー式粒子画像解析方法。 - 【請求項3】 前記定数Cの値が0から2.0までの範囲で
あることを特徴とする請求項1または2記載のフロー式
粒子画像解析方法。 - 【請求項4】 前記定数Cの値が1.50から1.65までの範
囲であることを特徴とする請求項1または2記載のフロ
ー式粒子画像解析方法。 - 【請求項5】 前記定数Cの値が1.7から1.8までの範囲
であることを特徴とする請求項1または2記載のフロー
式粒子画像解析方法。 - 【請求項6】 前記画像処理された全粒子数Ngに対応
した適切な前記定数Cの値を選択することを特徴とする
請求項1または2記載のフロー式粒子画像解析方法。 - 【請求項7】 前記全粒子数、サンプル液の全体積、及
び1画像当たりのサンプル液の体積により、全粒子濃度
及び1画像当たりの体積に含まれる粒子数を求め、さら
に粒子の種類別の存在比率により、サンプル液中に存在
する複数種類の粒子の各粒子数、及び複数種類の粒子の
各粒子濃度を求めることを特徴とする請求項1または2
記載のフロー式粒子画像解析方法。 - 【請求項8】 粒子を懸濁させたサンプル液が供給され
るフローセルと、前記フローセル中の画像取り込み領域
を前記粒子が通過することを検出する粒子検出手段と、
前記粒子検出手段による検出に基づいてパルス光束を前
記フローセルに照射するパルス光源を有し前記パルス光
束に基づく通過粒子の静止画像をインターレース方式に
より取り込む画像撮像手段と、得られた静止画像を画像
解析し該サンプル液中の粒子の分析を行う粒子分析手段
とを備えるフロー式粒子画像解析装置において、 前記粒子分析手段は、少なくとも1つの定数Cを記憶す
る定数記憶部と、画像処理された全粒子数Ngを計数す
る画像処理粒子数計数部と、全測定に要した時間中の前
記インターレース方式における全フレーム数nf及び前
記インターレース方式におけるフレーム時間中に画像取
り込み領域を流れるサンプル液の体積と実際に撮像した
部分のサンプル液の体積との比kを記憶する測定条件デ
ータ部と、前記C、前記Ng、前記nf、及び前記kを入
力しサンプル液中の全粒子数Nmを近似式により求める
粒子数計算回路とを有することを特徴とするフロー式粒
子画像解析装置。 - 【請求項9】 粒子を懸濁させたサンプル液が供給され
るフローセルと、前記フローセル中の画像取り込み領域
を前記粒子が通過することを検出する粒子検出手段と、
前記粒子検出手段による検出に基づいてパルス光束を前
記フローセルに照射するパルス光源を有し前記パルス光
束に基づく通過粒子の静止画像をインターレース方式に
より取り込む画像撮像手段と、得られた静止画像を画像
解析し該サンプル液中の粒子の分析を行う粒子分析手段
とを備えるフロー式粒子画像解析装置において、 前記粒子分析手段は、少なくとも1つの定数Cを記憶す
る定数記憶部と、画像処理された全粒子数Ngを計数す
る画像処理粒子数計数部と、全測定に要した時間Tm、
前記インターレース方式におけるフレーム時間Tf、及
び前記Tf中に画像取り込み領域を流れるサンプル液の
体積と実際に撮像した部分のサンプル液の体積との比k
を記憶する測定条件データ部と、前記C、前記Ng、前
記Tm、前記Tf、及び前記kを入力しサンプル液中の全
粒子数Nmを近似式により求める粒子数計算回路とを有
することを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項10】 前記定数記憶部には複数の定数Cの値
が記憶され、前記粒子分析手段は、前記画像処理された
全粒子数Ngに対応する適切な定数Cの値を前記定数記
憶部から選択して前記粒子数計算回路に入力する選択手
段をさらに有することを特徴とする請求項8または9記
載のフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項11】 前記全粒子数、サンプル液の全体積、
1画像当たりのサンプル液の体積、及び粒子の種類別の
存在比率により、全粒子濃度、1画像当たりの体積に含
まれる粒子数、サンプル液中に存在する複数種類の粒子
の各粒子数、及び複数種類の粒子の各粒子濃度を求める
粒子濃度計算手段をさらに備えることを特徴とする請求
項8または9記載のフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項12】 前記サンプル液中の粒子は生物細胞で
あることを特徴とする請求項8から11のうちいずれか
1項記載のフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項13】 前記サンプル液中の粒子は血液中に存
在する血球成分であることを特徴とする請求項8から1
1のうちいずれか1項記載のフロー式粒子画像解析装
置。 - 【請求項14】 前記サンプル液は尿または尿中に存在
する尿沈渣成分であることを特徴とする請求項8から1
1のうちいずれか1項記載のフロー式粒子画像解析装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5010875A JPH06221986A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5010875A JPH06221986A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221986A true JPH06221986A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11762513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5010875A Pending JPH06221986A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | フロー式粒子画像解析方法及びフロー式粒子画像解析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06221986A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000046719A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Shimadzu Corp | 粒子個数計測方法および粒子計測装置 |
| JP2005072806A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sysmex Corp | 撮像装置、粒子画像撮像装置および粒子画像分析装置 |
| JP2009198511A (ja) * | 1998-02-27 | 2009-09-03 | Beckman Coulter Inc | フローサイトメトリーのための方法および装置 |
| US8081312B2 (en) | 1997-05-05 | 2011-12-20 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of particles in a liquid sample |
| CN109253954A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 株式会社堀场制作所 | 分析装置、系统、分析方法及存储介质 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP5010875A patent/JPH06221986A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8081312B2 (en) | 1997-05-05 | 2011-12-20 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of particles in a liquid sample |
| US8125643B2 (en) | 1997-05-05 | 2012-02-28 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of particles in a liquid sample |
| US8363221B2 (en) | 1997-05-05 | 2013-01-29 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of particles in a liquid sample |
| US8432550B2 (en) | 1997-05-05 | 2013-04-30 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of particles in a liquid sample |
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| JP2012137507A (ja) * | 1998-02-27 | 2012-07-19 | Beckman Coulter Inc | フローサイトメトリーのための方法および装置 |
| JP2000046719A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Shimadzu Corp | 粒子個数計測方法および粒子計測装置 |
| JP2005072806A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sysmex Corp | 撮像装置、粒子画像撮像装置および粒子画像分析装置 |
| CN109253954A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 株式会社堀场制作所 | 分析装置、系统、分析方法及存储介质 |
| CN109253954B (zh) * | 2017-07-14 | 2022-12-23 | 株式会社堀场制作所 | 分析装置、系统、分析方法及存储介质 |
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