JPH06223635A - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
- Publication number
- JPH06223635A JPH06223635A JP5012013A JP1201393A JPH06223635A JP H06223635 A JPH06223635 A JP H06223635A JP 5012013 A JP5012013 A JP 5012013A JP 1201393 A JP1201393 A JP 1201393A JP H06223635 A JPH06223635 A JP H06223635A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- acid amide
- curable resin
- ultraviolet curable
- conductor
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】端末処理性にすぐれ、ケーブルの可撓性やボビ
ンからの引き出し時の断線防止を可能とする。 【構成】導体1と、この導体1の外周を被覆し、かつ紫
外線照射により硬化される紫外線硬化型樹脂組成物2と
を有する絶縁電線が、紫外線硬化型樹脂組成物2に脂肪
酸アマイドが添加されていることを特徴とする。 【効果】紫外線硬化型樹脂組成物による紫外線硬化被覆
表面の摩擦抵抗が従来に比べ小さくなる。
ンからの引き出し時の断線防止を可能とする。 【構成】導体1と、この導体1の外周を被覆し、かつ紫
外線照射により硬化される紫外線硬化型樹脂組成物2と
を有する絶縁電線が、紫外線硬化型樹脂組成物2に脂肪
酸アマイドが添加されていることを特徴とする。 【効果】紫外線硬化型樹脂組成物による紫外線硬化被覆
表面の摩擦抵抗が従来に比べ小さくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁電線に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ、オーデイオ、自動
車、航空機をはじめ人工衛星などの小型化・軽量化、高
密度実装に伴いそれらに用いられる電線・ケーブルも細
径・薄肉化が一層進められるようになってきている。そ
の一つの方法として被膜の薄肉化がある。押出方式によ
る薄肉化は被膜が薄くなればなるほど被覆材料と導体と
の温度差により生じる歪が影響しやすく、伸びの低下を
引き起こす原因となりやすい。このため導体予熱がよく
施されるが、導体が細くなると予熱の熱による強度の低
下に加え、押出時の材料の圧力などにより断線が起りや
すくなり望ましくない。エナメル線は被膜厚さが薄く電
線としてこうした用途へ適用できれば非常に有効であ
る。しかしながら、エナメル線は塗布焼付工程を通常5
回以上繰返し行う必要があること、多くのものが50%
以上有機溶剤が占める材料のため、大がかりな安全設備
が必要なこと、焼付けによるためポリエチレンやポリ塩
化ビニルなどのように容易でないことの他、皮膜剥離性
に劣るなど電子機器などの配線用電線・ケーブルとして
は望ましくない。
車、航空機をはじめ人工衛星などの小型化・軽量化、高
密度実装に伴いそれらに用いられる電線・ケーブルも細
径・薄肉化が一層進められるようになってきている。そ
の一つの方法として被膜の薄肉化がある。押出方式によ
る薄肉化は被膜が薄くなればなるほど被覆材料と導体と
の温度差により生じる歪が影響しやすく、伸びの低下を
引き起こす原因となりやすい。このため導体予熱がよく
施されるが、導体が細くなると予熱の熱による強度の低
下に加え、押出時の材料の圧力などにより断線が起りや
すくなり望ましくない。エナメル線は被膜厚さが薄く電
線としてこうした用途へ適用できれば非常に有効であ
る。しかしながら、エナメル線は塗布焼付工程を通常5
回以上繰返し行う必要があること、多くのものが50%
以上有機溶剤が占める材料のため、大がかりな安全設備
が必要なこと、焼付けによるためポリエチレンやポリ塩
化ビニルなどのように容易でないことの他、皮膜剥離性
に劣るなど電子機器などの配線用電線・ケーブルとして
は望ましくない。
【0003】この薄肉被覆の手段として注目されている
のが無溶剤で液状の紫外線架橋型樹脂組成物(紫外線硬
化型樹脂組成物)であり、光ファイバの被覆材として利
用され、なかでもウレタンアクリレート系の材料が多く
使用されていることが知られている。これらの紫外線架
橋型樹脂組成物は紫外線を利用したラジカル重合、イオ
ン重合、カチオン重合などであり、主にラジカル重合に
より硬化させる方式がよく知られている。液状であるこ
とから薄肉被覆が容易で硬化速度が早く、生産性に大き
な効果を持つ。また無溶剤でありエナメル線に用いられ
ている熱硬化性ワニスに比べ安全性が高く、任意の膜厚
を得るのに1回ないし数回の塗布により得ることができ
る。また無色透明な樹脂組成物とすることで熱硬化性ワ
ニスに比べ着色が容易である利点を持っている。
のが無溶剤で液状の紫外線架橋型樹脂組成物(紫外線硬
化型樹脂組成物)であり、光ファイバの被覆材として利
用され、なかでもウレタンアクリレート系の材料が多く
使用されていることが知られている。これらの紫外線架
橋型樹脂組成物は紫外線を利用したラジカル重合、イオ
ン重合、カチオン重合などであり、主にラジカル重合に
より硬化させる方式がよく知られている。液状であるこ
とから薄肉被覆が容易で硬化速度が早く、生産性に大き
な効果を持つ。また無溶剤でありエナメル線に用いられ
ている熱硬化性ワニスに比べ安全性が高く、任意の膜厚
を得るのに1回ないし数回の塗布により得ることができ
る。また無色透明な樹脂組成物とすることで熱硬化性ワ
ニスに比べ着色が容易である利点を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の紫外線
架橋型樹脂組成物は、薄肉細径電線の被覆材料として有
効である。電線の細径化に伴い、これらを数十、数百本
束ねたケーブルの端末接続もコネクタを用いた圧接ある
いは圧着接続が行われている。こうした端末のコネクタ
接続にはケーブル化時に撚られた電線をほどき、電線を
平行に並べて接続する方式がとられ、線間の滑りが要求
される。そのため絶縁電線の表面の摩擦抵抗を小さくし
滑りやすくする必要がある。しかし、絶縁電線の被覆材
料としては伸びを必要とするため、紫外線架橋型材料を
著しく硬くすることが難しく、硬化被覆表面の摩擦抵抗
が大きく、更に細径線になればなるほど線間の接触面積
が増え、線間の粘着などの問題が生じる。
架橋型樹脂組成物は、薄肉細径電線の被覆材料として有
効である。電線の細径化に伴い、これらを数十、数百本
束ねたケーブルの端末接続もコネクタを用いた圧接ある
いは圧着接続が行われている。こうした端末のコネクタ
接続にはケーブル化時に撚られた電線をほどき、電線を
平行に並べて接続する方式がとられ、線間の滑りが要求
される。そのため絶縁電線の表面の摩擦抵抗を小さくし
滑りやすくする必要がある。しかし、絶縁電線の被覆材
料としては伸びを必要とするため、紫外線架橋型材料を
著しく硬くすることが難しく、硬化被覆表面の摩擦抵抗
が大きく、更に細径線になればなるほど線間の接触面積
が増え、線間の粘着などの問題が生じる。
【0005】また、表面摩擦抵抗の大きい電線を多く束
ねたケーブルでは可撓性が著しく悪く、布線性に劣るな
どの問題がある。この他細径線のボビンからの引き出し
時に、線間の粘着による断線が生じるなどの問題があ
る。
ねたケーブルでは可撓性が著しく悪く、布線性に劣るな
どの問題がある。この他細径線のボビンからの引き出し
時に、線間の粘着による断線が生じるなどの問題があ
る。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、端末処理性にすぐれ、ケーブルの可撓性やボビンか
らの引き出し時の断線防止を可能とした絶縁電線を提供
することを目的とするものである。
り、端末処理性にすぐれ、ケーブルの可撓性やボビンか
らの引き出し時の断線防止を可能とした絶縁電線を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、紫外線硬化
型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加することにより、
達成される。
型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加することにより、
達成される。
【0008】
【作用】上記手段を設けたので、紫外線硬化型樹脂組成
物による紫外線硬化被覆表面の摩擦抵抗が従来に比べ小
さくなる。
物による紫外線硬化被覆表面の摩擦抵抗が従来に比べ小
さくなる。
【0009】我々発明者は紫外線硬化型樹脂組成物を被
覆材料として用いる知見をもとに種々研究を行った。
覆材料として用いる知見をもとに種々研究を行った。
【0010】紫外線照射により硬化される樹脂組成物と
は、紫外線硬化型樹脂組成物を対象としたものであり、
基本的に光重合性オリゴマ、光重合性モノマ、光開始剤
などからなる。光重合性オリゴマ(プレポリマ)とは、
例えば、エポキシアクリレート系、エポキシ化油アクリ
レート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルウレ
タンアクリレート系、ポリエーテルウレタンアクリレー
ト系、ポリエステルアクリレート系、ポリエーテルアク
リレート系、ビニルアクリレート系、シリコーンアクリ
レート系、ポリブタジェンアクリレート系、ポリスチレ
ンエチルメタクリレート系、ポリカーボネートジカルボ
ネート系、不飽和ポリエステル系、ポリエン/チオール
系など各種オリゴマであって、不飽和二重結合を有する
官能基、例えばアクリロイル基、メタクリロイル基、ア
リル基、ビニル基を2個以上有するものである。オリゴ
マはフッ素置換されたものでもよく、2種以上のオリゴ
マを組み合わせてもよい。
は、紫外線硬化型樹脂組成物を対象としたものであり、
基本的に光重合性オリゴマ、光重合性モノマ、光開始剤
などからなる。光重合性オリゴマ(プレポリマ)とは、
例えば、エポキシアクリレート系、エポキシ化油アクリ
レート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルウレ
タンアクリレート系、ポリエーテルウレタンアクリレー
ト系、ポリエステルアクリレート系、ポリエーテルアク
リレート系、ビニルアクリレート系、シリコーンアクリ
レート系、ポリブタジェンアクリレート系、ポリスチレ
ンエチルメタクリレート系、ポリカーボネートジカルボ
ネート系、不飽和ポリエステル系、ポリエン/チオール
系など各種オリゴマであって、不飽和二重結合を有する
官能基、例えばアクリロイル基、メタクリロイル基、ア
リル基、ビニル基を2個以上有するものである。オリゴ
マはフッ素置換されたものでもよく、2種以上のオリゴ
マを組み合わせてもよい。
【0011】光重合性モノマとしては、分子中にアクリ
ロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、アリル基など
の官能基を1個または2個以上有する公知の化合物を用
いることができる。
ロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、アリル基など
の官能基を1個または2個以上有する公知の化合物を用
いることができる。
【0012】光重合開始剤とは、光重合性オリゴマやモ
ノマの重合反応を開始させる働きをもつもので、紫外線
を受けフリーラジカルを生成する役割を持つ。紫外線架
橋のためにはこのフリーラジカルが必要で、光重合開始
剤は紫外線照射により特定波長を吸収して電子的励起状
態となりラジカルを発生し易い物質である。例えば、ベ
ンゾインエーテル系、ケタール系、アセトフェノン系、
ベンゾフェノン系、チオキサントン系などがあり目的に
応じて種々の光重合開始剤を用いることができる。
ノマの重合反応を開始させる働きをもつもので、紫外線
を受けフリーラジカルを生成する役割を持つ。紫外線架
橋のためにはこのフリーラジカルが必要で、光重合開始
剤は紫外線照射により特定波長を吸収して電子的励起状
態となりラジカルを発生し易い物質である。例えば、ベ
ンゾインエーテル系、ケタール系、アセトフェノン系、
ベンゾフェノン系、チオキサントン系などがあり目的に
応じて種々の光重合開始剤を用いることができる。
【0013】脂肪酸アマイドとしては、モノアマイド
類、置換アマイド類、メチロールアマイド類、ビスアマ
イド類などに分類されるものであればよい。
類、置換アマイド類、メチロールアマイド類、ビスアマ
イド類などに分類されるものであればよい。
【0014】モノアマイド類は飽和脂肪酸モノアマイド
と不飽和脂肪酸モノアマイドに分けられ、飽和脂肪酸モ
ノアマイドとしては、ラウリン酸アマイド、バルミチン
酸アマイド、ステアリン酸アマイド、ベヘン酸アマイ
ド、ヒドロキシステアリン酸アマイドなどがある。不飽
和脂肪酸モノアマイドとしては、オレイン酸アマイド、
エルカ酸アマイド、リシノール酸アマイドなどがあげら
れる。
と不飽和脂肪酸モノアマイドに分けられ、飽和脂肪酸モ
ノアマイドとしては、ラウリン酸アマイド、バルミチン
酸アマイド、ステアリン酸アマイド、ベヘン酸アマイ
ド、ヒドロキシステアリン酸アマイドなどがある。不飽
和脂肪酸モノアマイドとしては、オレイン酸アマイド、
エルカ酸アマイド、リシノール酸アマイドなどがあげら
れる。
【0015】置換アマイド類としては、N−ステアリル
ステアリン酸アマイド、N−オレイルオレイン酸アマイ
ド、N−ステアリルオレイン酸アマイド、N−オレイル
ステアリン酸アマイド、N−ステアリルエルカ酸アマイ
ド、N−オレイルパルミチン酸アマイドなどがあげられ
る。
ステアリン酸アマイド、N−オレイルオレイン酸アマイ
ド、N−ステアリルオレイン酸アマイド、N−オレイル
ステアリン酸アマイド、N−ステアリルエルカ酸アマイ
ド、N−オレイルパルミチン酸アマイドなどがあげられ
る。
【0016】メチロールアマイド類としては、メチロー
ルスアリン酸アマイド、メチロールヘベン酸アマイドな
どがある。
ルスアリン酸アマイド、メチロールヘベン酸アマイドな
どがある。
【0017】ビスアマイド類は、飽和脂肪酸ビスアマイ
ド、不飽和脂肪酸ビスアマイド、芳香族系ビスアマイド
などにわけられる。
ド、不飽和脂肪酸ビスアマイド、芳香族系ビスアマイド
などにわけられる。
【0018】飽和脂肪酸ビスアマイドとしては、メチレ
ンビスステアリン酸アマイド、エチレンビスカプリン酸
アマイド、エチレンビスラウリン酸アマイド、エチレン
ビスステアリン酸アマイド、エチレンビスイソステアリ
ン酸アマイド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸ア
マイド、エチレンビスヘベン酸アマイド、ヘキサメチレ
ンビスステアリン酸アマイド、N、N´−ジステアリル
アジピン酸アマイド、N、N´−ジステアリルセバシン
酸アマイドなどがある。
ンビスステアリン酸アマイド、エチレンビスカプリン酸
アマイド、エチレンビスラウリン酸アマイド、エチレン
ビスステアリン酸アマイド、エチレンビスイソステアリ
ン酸アマイド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸ア
マイド、エチレンビスヘベン酸アマイド、ヘキサメチレ
ンビスステアリン酸アマイド、N、N´−ジステアリル
アジピン酸アマイド、N、N´−ジステアリルセバシン
酸アマイドなどがある。
【0019】不飽和脂肪酸ビスアマイドとしては、エチ
レンビスオレイン酸アマイド、ヘキサメチレンビスオレ
イン酸アマイド、N、N´−ジオレイルアジピン酸アマ
イド、N、N´−ジオレイルセバシン酸アマイドなどが
ある。
レンビスオレイン酸アマイド、ヘキサメチレンビスオレ
イン酸アマイド、N、N´−ジオレイルアジピン酸アマ
イド、N、N´−ジオレイルセバシン酸アマイドなどが
ある。
【0020】芳香族系ビスアマイドとしては、n−キシ
リレンビスステアリン酸アマイド、N、N´−ジステア
リルイソフタル酸アマイドなどがあげられる。
リレンビスステアリン酸アマイド、N、N´−ジステア
リルイソフタル酸アマイドなどがあげられる。
【0021】これらを1種あるいは2種以上組み合わせ
て用いてもよい。添加量は特に規定するものではない
が、0.05〜5重量%内が望ましい。0.05以下で
は表面摩擦抵抗の低減効果が得られない他、5重量部以
上では添加量による表面摩擦抵抗の低減効果が得られな
い他、被覆層の機械的強度の低下などの問題が生じる。
て用いてもよい。添加量は特に規定するものではない
が、0.05〜5重量%内が望ましい。0.05以下で
は表面摩擦抵抗の低減効果が得られない他、5重量部以
上では添加量による表面摩擦抵抗の低減効果が得られな
い他、被覆層の機械的強度の低下などの問題が生じる。
【0022】更にこれらの脂肪酸アマイドにおいて、融
点が100℃以下とするのは、紫外線硬化樹脂組成物を
加温し、脂肪酸アマイドを一旦溶解分散することによ
り、一層硬化被覆層表面の摩擦係数の低減が図れるため
である。
点が100℃以下とするのは、紫外線硬化樹脂組成物を
加温し、脂肪酸アマイドを一旦溶解分散することによ
り、一層硬化被覆層表面の摩擦係数の低減が図れるため
である。
【0023】この他必要に応じて光開始助剤、接着防止
剤、チクソトロピー付与剤、充填剤、可塑剤、非反応性
ポリマー、着色剤、難燃剤、難燃助剤、軟化防止剤、離
型剤、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、沈殿防止剤、増粘剤、
帯電防止剤、静電防止剤、防かび剤、防鼠剤、防蟻剤、
艶消し剤、ブロッキング防止剤、皮張り防止剤等、その
他諸々の無機化合物、有機化合物を組み合わせて用いる
ことができる。
剤、チクソトロピー付与剤、充填剤、可塑剤、非反応性
ポリマー、着色剤、難燃剤、難燃助剤、軟化防止剤、離
型剤、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、沈殿防止剤、増粘剤、
帯電防止剤、静電防止剤、防かび剤、防鼠剤、防蟻剤、
艶消し剤、ブロッキング防止剤、皮張り防止剤等、その
他諸々の無機化合物、有機化合物を組み合わせて用いる
ことができる。
【0024】以上から紫外線硬化型樹脂組成物に脂肪酸
アマイドを添加すればよいことがわかった。そこで本発
明では紫外線硬化型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加
するようにした。このようにすることにより、端末処理
性にすぐれ、ケーブルの可撓性やボビンからの引き出し
時の断線防止を可能とした絶縁電線を提供することを可
能としたものである。
アマイドを添加すればよいことがわかった。そこで本発
明では紫外線硬化型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加
するようにした。このようにすることにより、端末処理
性にすぐれ、ケーブルの可撓性やボビンからの引き出し
時の断線防止を可能とした絶縁電線を提供することを可
能としたものである。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0026】〔実施例1〕ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122A(新中村化学製)100重量部にイソボ
ルニルアクリレート(共栄社油脂化学工業社製)100
重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン(チバガイギー社製)10重量部及びメ
チレンビスステアリン酸アマイド(商品名;ビスアマイ
ド:融点143℃)1重量部からなる紫外線架橋型樹脂
組成物を裸軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被
覆した後、紫外線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚16
μmの絶縁電線を得た。
マU−122A(新中村化学製)100重量部にイソボ
ルニルアクリレート(共栄社油脂化学工業社製)100
重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン(チバガイギー社製)10重量部及びメ
チレンビスステアリン酸アマイド(商品名;ビスアマイ
ド:融点143℃)1重量部からなる紫外線架橋型樹脂
組成物を裸軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被
覆した後、紫外線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚16
μmの絶縁電線を得た。
【0027】〔実施例2〕ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びエルカ酸アマイ
ド(商品名;アーモスリップE:融点82℃)1重量部
からなる紫外線架橋型樹脂組成物を裸軟銅線導体0.0
5(1/0.05)上に被覆した後、紫外線照射炉を通
して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁電線を得た。
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びエルカ酸アマイ
ド(商品名;アーモスリップE:融点82℃)1重量部
からなる紫外線架橋型樹脂組成物を裸軟銅線導体0.0
5(1/0.05)上に被覆した後、紫外線照射炉を通
して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁電線を得た。
【0028】〔実施例3〕ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びエルカ酸アマイ
ド1重量部からなる紫外線架橋型樹脂組成物を90℃に
加温した後、40℃とした紫外線架橋型樹脂組成物を裸
軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被覆し、紫外
線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁電線
を得た。
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びエルカ酸アマイ
ド1重量部からなる紫外線架橋型樹脂組成物を90℃に
加温した後、40℃とした紫外線架橋型樹脂組成物を裸
軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被覆し、紫外
線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁電線
を得た。
【0029】〔実施例4〕ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びN−オレイルオ
レイン酸アマイド(商品名;ニッカアマイドO:融点4
5℃)1重量部からなる紫外線架橋型樹脂組成物を60
℃に加温した後、40℃とした紫外線架橋型樹脂組成物
を裸軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被覆し、
紫外線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁
電線を得た。
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト50重量部、光開始剤の2、2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン7.5重量部及びN−オレイルオ
レイン酸アマイド(商品名;ニッカアマイドO:融点4
5℃)1重量部からなる紫外線架橋型樹脂組成物を60
℃に加温した後、40℃とした紫外線架橋型樹脂組成物
を裸軟銅線導体0.05(1/0.05)上に被覆し、
紫外線照射炉を通して硬化させ、絶縁厚15μmの絶縁
電線を得た。
【0030】〔比較例1〕ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト100重量部及び光開始剤の2、2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノン10重量部からなる紫外線架
橋型樹脂組成物を裸軟銅線導体0.05(1/0.0
5)上に被覆した後、紫外線照射炉を通して硬化させ、
絶縁厚15μmの絶縁電線を得た。
マU−122A100重量部にイソボルニルアクリレー
ト100重量部及び光開始剤の2、2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノン10重量部からなる紫外線架
橋型樹脂組成物を裸軟銅線導体0.05(1/0.0
5)上に被覆した後、紫外線照射炉を通して硬化させ、
絶縁厚15μmの絶縁電線を得た。
【0031】これら実施例1、2、3、4及び比較例1
の絶縁電線の特性を表1に示す。
の絶縁電線の特性を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】各電線特性評価は以下の試験方法により行
った。
った。
【0034】(1)表面摩擦係数 表面摩擦抵抗はHeidon法を用いて測定した。
【0035】(2)線間粘着 線間粘着の評価は導体径0.05mmで作製した絶縁電
線をボビンに巻取り、このボビンから絶縁電線を線速5
0〜100m/分で引き出し、断線の発生の有無により
判断した。断線発生は×、断線無しは○とした。
線をボビンに巻取り、このボビンから絶縁電線を線速5
0〜100m/分で引き出し、断線の発生の有無により
判断した。断線発生は×、断線無しは○とした。
【0036】(3)破壊電圧 対撚法による線間での絶縁破壊電圧を測定した。
【0037】(4)密着性 絶縁電線を一定の長さに取り、急激伸長させた後、30
倍に拡大観察により亀裂の有無を調べた。亀裂ありは
×、亀裂無しは○とした。
倍に拡大観察により亀裂の有無を調べた。亀裂ありは
×、亀裂無しは○とした。
【0038】(5)表面硬度 表面硬度はJIS D0202によりJIS S600
6に示される鉛筆を用い測定した。
6に示される鉛筆を用い測定した。
【0039】表1からも明らかなように、本発明に係る
実施例1〜4では比較例1に比べいずれも表面摩擦抵抗
が小さく、線間の粘着のない良好な結果を示している。
更に実施例1と2から脂肪酸アマイドの融点以上に紫外
線硬化型樹脂組成物を一旦加熱することにより、より一
層表面摩擦抵抗の低減が図られる。
実施例1〜4では比較例1に比べいずれも表面摩擦抵抗
が小さく、線間の粘着のない良好な結果を示している。
更に実施例1と2から脂肪酸アマイドの融点以上に紫外
線硬化型樹脂組成物を一旦加熱することにより、より一
層表面摩擦抵抗の低減が図られる。
【0040】本実施例による絶縁電線の構成が図1に示
されている。同図(イ)は導体(単線)1上に紫外線硬
化型樹脂組成物2を被覆したものである。同図(ロ)は
撚られた複数の導体(撚線)1を紫外線硬化型樹脂組成
物2で一括被覆したものである。同図(ハ)は(ロ)を
一括めっき層3で被覆したものである。同図(ニ)は
(イ)が複数本撚られたものをシース4で一括被覆した
ものである。同図(ホ)は(ロ)が複数本撚られたもの
をシース4で一括被覆したものである。
されている。同図(イ)は導体(単線)1上に紫外線硬
化型樹脂組成物2を被覆したものである。同図(ロ)は
撚られた複数の導体(撚線)1を紫外線硬化型樹脂組成
物2で一括被覆したものである。同図(ハ)は(ロ)を
一括めっき層3で被覆したものである。同図(ニ)は
(イ)が複数本撚られたものをシース4で一括被覆した
ものである。同図(ホ)は(ロ)が複数本撚られたもの
をシース4で一括被覆したものである。
【0041】このように本実施例によれば、紫外線架橋
型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加することにより容
易に表面摩擦抵抗を低減でき、また線間の粘着防止が図
られ、細径線でのボビン引き出し時の断線が防止できる
他、絶縁電線を数多く束ねた時のケーブルの可撓性が維
持できる。
型樹脂組成物に脂肪酸アマイドを添加することにより容
易に表面摩擦抵抗を低減でき、また線間の粘着防止が図
られ、細径線でのボビン引き出し時の断線が防止できる
他、絶縁電線を数多く束ねた時のケーブルの可撓性が維
持できる。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明は、紫外線硬化型樹
脂組成物に脂肪酸アマイドを添加したので、紫外線硬化
型樹脂組成物による紫外線硬化被覆表面の摩擦抵抗が従
来に比べ小さくなって、端末処理性にすぐれ、ケーブル
の可撓性やボビンからの引き出し時の断線防止を可能と
した絶縁電線を得ることができる。
脂組成物に脂肪酸アマイドを添加したので、紫外線硬化
型樹脂組成物による紫外線硬化被覆表面の摩擦抵抗が従
来に比べ小さくなって、端末処理性にすぐれ、ケーブル
の可撓性やボビンからの引き出し時の断線防止を可能と
した絶縁電線を得ることができる。
【図1】本発明の絶縁電線の一実施例を示すもので
(イ)は導体(単線)を紫外線硬化型樹脂組成物で被覆
した状態を示す縦断側面図、(ロ)は撚られた複数の導
体(撚線)を紫外線硬化型樹脂組成物で一括被覆した状
態を示す縦断側面図、(ハ)は(ロ)を一括めっき層で
被覆した状態を示す縦断側面図、(ニ)は(イ)が複数
本撚られたものをシースで一括被覆した状態を示す縦断
側面図、(ホ)は(ロ)が複数本撚られたものをシース
で一括被覆した状態を示す縦断側面図である。
(イ)は導体(単線)を紫外線硬化型樹脂組成物で被覆
した状態を示す縦断側面図、(ロ)は撚られた複数の導
体(撚線)を紫外線硬化型樹脂組成物で一括被覆した状
態を示す縦断側面図、(ハ)は(ロ)を一括めっき層で
被覆した状態を示す縦断側面図、(ニ)は(イ)が複数
本撚られたものをシースで一括被覆した状態を示す縦断
側面図、(ホ)は(ロ)が複数本撚られたものをシース
で一括被覆した状態を示す縦断側面図である。
1 導体 2 紫外線硬化型樹脂組成物 3 一括めっき層 4 シース
フロントページの続き (72)発明者 高畑 紀雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】導体と、この導体の外周を被覆する紫外線
硬化型樹脂組成物とを有し、前記紫外線硬化型樹脂組成
物は紫外線照射により硬化される絶縁電線において、前
記紫外線硬化型樹脂組成物に脂肪酸アマイドが添加され
ていることを特徴とする絶縁電線。 - 【請求項2】前記脂肪酸アマイドが、その融点が100
℃以下である請求項1記載の絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012013A JPH06223635A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012013A JPH06223635A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06223635A true JPH06223635A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11793715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5012013A Pending JPH06223635A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06223635A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19704018A1 (de) * | 1997-02-04 | 1998-08-06 | Abb Patent Gmbh | Synchronisationsverfahren zur Informationsübertragung über Stromversorgungsnetze |
| JP2008277261A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Jsr Corp | 電線被覆用放射線硬化性樹脂組成物 |
| JP2008540816A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-20 | エルエス ケーブル リミテッド | 電線被覆材料用ポリエステル系樹脂組成物及びこれを用いた電線 |
| JP2023020261A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-09 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型ニス組成物 |
| WO2024034026A1 (ja) * | 2022-08-09 | 2024-02-15 | 三菱電機株式会社 | 絶縁ワニス組成物、絶縁ワニス硬化物、コイルおよびコイルの製造方法 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP5012013A patent/JPH06223635A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19704018A1 (de) * | 1997-02-04 | 1998-08-06 | Abb Patent Gmbh | Synchronisationsverfahren zur Informationsübertragung über Stromversorgungsnetze |
| JP2008540816A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-20 | エルエス ケーブル リミテッド | 電線被覆材料用ポリエステル系樹脂組成物及びこれを用いた電線 |
| JP2008277261A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Jsr Corp | 電線被覆用放射線硬化性樹脂組成物 |
| JP2023020261A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-09 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型ニス組成物 |
| WO2024034026A1 (ja) * | 2022-08-09 | 2024-02-15 | 三菱電機株式会社 | 絶縁ワニス組成物、絶縁ワニス硬化物、コイルおよびコイルの製造方法 |
| JPWO2024034026A1 (ja) * | 2022-08-09 | 2024-02-15 |
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