JPH0622506U - エンジンの潤滑装置 - Google Patents
エンジンの潤滑装置Info
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- JPH0622506U JPH0622506U JP6621392U JP6621392U JPH0622506U JP H0622506 U JPH0622506 U JP H0622506U JP 6621392 U JP6621392 U JP 6621392U JP 6621392 U JP6621392 U JP 6621392U JP H0622506 U JPH0622506 U JP H0622506U
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- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランクシャフトの上部側の軸受け部に潤滑
油を十分に供給できるエンジンの潤滑装置を提供する。 【構成】 上部側の軸受け部11を構成する円筒状のハ
ウジング12の上部に、油溜まり室11aに向けて上向
きの潤滑穴12aが穿設されている。クランクケース2
の上壁の一部を断面台形状に上方に膨出させてスプラッ
シャ26により掻き上げられる潤滑油の受け部2aに形
成され、この潤滑油受け部2aの下向きの傾斜面2bが
潤滑穴12aの入口に至っている。スプラッシャ26に
より潤滑油が潤滑油受け部2aに掻き上げられるよう
に、スプラッシャ26の向きが設定されている。
油を十分に供給できるエンジンの潤滑装置を提供する。 【構成】 上部側の軸受け部11を構成する円筒状のハ
ウジング12の上部に、油溜まり室11aに向けて上向
きの潤滑穴12aが穿設されている。クランクケース2
の上壁の一部を断面台形状に上方に膨出させてスプラッ
シャ26により掻き上げられる潤滑油の受け部2aに形
成され、この潤滑油受け部2aの下向きの傾斜面2bが
潤滑穴12aの入口に至っている。スプラッシャ26に
より潤滑油が潤滑油受け部2aに掻き上げられるよう
に、スプラッシャ26の向きが設定されている。
Description
【0001】
この考案は、縦軸型の4サイクルエンジンにおいてクランクシャフトの上部側 の軸受け部を潤滑するための潤滑装置で、詳しくは潤滑油用のスプラッシャを備 えた掻き上げ式の潤滑装置に関するものである。
【0002】
この種のエンジンでは、垂直方向に配されたクランクシャフトの下部側の軸受 け部(ジャーナル部)は、通常、オイルパン内に設けられるので、軸受け部に小 さな潤滑穴を穿設する程度で十分に潤滑されるが、クランクシャフトの上部側の 軸受け部の潤滑は、オイルパンのかなり上方に位置するので、オイルパン内の潤 滑油をスプラッシャで掻き上げることにより一般に行われている。
【0003】 従来の潤滑装置は、例えば図5に示すように、クランクシャフト3の上部側の 軸受け部31を構成するハウジング32の一部を、その中間部付近から下部にか けて切り欠き、この切り欠き部33の付近にスプラッシャ(図示せず)によって 掻き上げた潤滑油を、クランクケース2内の圧力変化を利用し切り欠き部33か ら軸受け部31の内部へ送り込むよう構成されている。
【0004】 そのほか、図示は省略するが、クランクシャフトの上部側の軸受け部を構成す るハウジングの上部に、クランクケースの外側からクランクケースを貫通して潤 滑穴を穿設し、クランクケースの貫通部に栓をして塞いだ構造の潤滑装置が実施 されている。
【0005】 さらに、先行技術として、実公昭64−3726号後方に記載の軸受潤滑装置 がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記した従来の潤滑装置では、次のような点で改良の余地があ る。
【0007】 前者(図5)は、潤滑油が軸受け部の上部に行き渡りにくいので、上部側 が潤滑不良を起こしやすい。
【0008】 後者は、クランクケースの貫通部に栓をする必要があるため、この作業工 程が増え、生産効率が悪いうえに、貫通部付近のクランクケースの内壁が凹凸状 の複雑な形状になるため、そこに付着した潤滑油が潤滑穴内に流れ込みにくい。
【0009】 上記公報に記載の装置では、オイル孔が傾斜しているため、オイルが十分 にいきわたりにくい。
【0010】 この考案は上述の点に鑑みなされたもので、クランクシャフトの上部側の軸受 け部に潤滑油を十分に供給できるエンジンの潤滑装置を提供することを目的とし ている。
【0011】
上記した目的を達成するためにこの考案の潤滑装置は、a)エンジンに対し垂 直方向にクランクシャフトを配した縦軸型エンジンにおいて、b)前記クランク シャフトの上部側の軸受け部に、その上端部に設けた油溜まり室に向けて潤滑穴 を穿設し、c)クランクケースの上壁の一部を、前記潤滑穴の入口に向け下向き に傾斜させ、d)前記クランクシャフトの回転に連動して回転するスプラッシャ の一部を、エンジンのオイルパン内の潤滑油に浸漬し、該スプラッシャによる潤 滑油の掻き上げ方向を、潤滑穴入口の前記下向き傾斜面の付近に設定している。
【0012】
上記の構成を有するこの考案の潤滑装置によれば、エンジンの運転時にオイル パン内に溜まっている潤滑油が、スプラッシャによって掻き上げられ、潤滑穴の 入口の近くのクランクケース上壁の傾斜面付近に飛散させられる。そして、潤滑 油が下向きの傾斜面に沿って潤滑穴の入口へ流下し、エンジンのピストンがクラ ンクケース側へ移動するときにクランクケース内の圧力が上昇することにより、 潤滑穴の入口の潤滑油が油溜まり室へ押し込まれる。それから、潤滑油はいった ん油溜まり室に入ったのち、軸受け部の内部に浸入してクランクシャフトの周囲 を上部から下部にかけて潤滑する。なお、軸受け部の下端から潤滑油の一部が漏 れ出るが、この潤滑油は下方のオイルパンに流れ落ちる。またこの考案の潤滑装 置では、クランクシャフトの上部側の軸受け部(ハウジング)からその上端の油 溜まり室に連通する潤滑穴をクランクケース内において穿設しているので、クラ ンクケースの外部から貫通して潤滑穴を設けた従来の装置と違って、クランクケ ースの壁に貫通部が開口されないから、貫通部を塞ぐための作業工程は不要であ る。
【0013】
以下、この考案にかかるエンジンの潤滑装置の実施例を図面に基づいて説明す る。
【0014】 図1はクランクケースのクランクシャフト貫通部分を示す、図4のA−A線断 面図、図2はシリンダブロックおよびクランクケースのクランクシャフト貫通部 分を示す、図4のB−B線断面図で、その一部を切り欠いてスプラッシャを表し ている。図3は図2と異なる位置で切断したシリンダブロックおよびクランクケ ースのクランクシャフト貫通部分を示す断面図、図4はエンジンの平面図で、そ の一部を切り欠いて内部の構造を表している。
【0015】 図2〜図4に示すように、4サイクルエンジン1は、クランクケース2を垂直 方向に貫通するクランクシャフト3を備え、シリンダブロック4内のピストン5 とクランクシャフト3とがクランクピン3aを介してコネクチングロッド6で接 続されている。また、クランクケース2内には、クランクシャフト3と平行に所 定の間隔をあけてカムシャフト7が回動自在に配設されている。図2中の符号7 aは、カムシャフト7に固着されたカムを示す。
【0016】 図1に示すように、クランクシャフト3は、その上部と下部が軸受け部11・ 15によってそれぞれ回動自在に支持されている。下部側の軸受け部15を構成 する円筒状のハウジング16は、クランクケース2の下部に一体的に組み付けら れたオイルパン8に一体に形成されている。ハウジング16の下端部のクランク シャフト3の周囲には、オイルシール18が取着されている。また、ハウジング 16の上端部には、潤滑穴16aが設けられ、オイルパン8内の潤滑油Aが潤滑 穴16aからクランクシャフト3の周囲に流入し、潤滑する。クランクシャフト 3の下部には、クランクギヤ21が一体回転可能に嵌合され、このクランクギヤ 21は、カムシャフト7に一体回転可能に嵌合されたカムギヤ22に噛合してい る。
【0017】 図1のように、スプラッシャ26は、ガバナギヤ25の外周縁部に掻き上げ羽 根を円周方向に等間隔に形設することにより構成されており、ガバナギヤ25は クランクシャフト3の軸線に対し傾斜させてオイルパン8内に回動自在に軸支さ れ、カムギヤ22に噛合させてある。このため、エンジン1の運転時に、クラン クシャフトが回転することにより、クランクギヤ21およびカムギヤ22を介し てカムシャフト7が回転し、またカムギヤ22を介してガバナギヤ25が回転す る。ガバナギヤ25は、図1のようにオイルパン8内の潤滑油Aに一部を浸漬し てあり、ガバナギヤ25が回転することによりスプラッシャ26で潤滑油Aが、 図1のようにガバナギヤ25の接線方向に掻き上げられる。
【0018】 上部側の軸受け部11を構成する円筒状のハウジング12は、クランクケース 2の上壁と一体に形成されている。ハウジング12の内周面にはメタルベアリン グ13が配装され、ハウジング12の上端部のクランクシャフト3の周囲に、オ イルシール14が取着されている。また、メタルベアリング13の上端とオイル シール14との間に、油溜まり室11aが形成されている。ハウジング13の上 部には、油溜まり室11aに向けて上向きの潤滑穴12aが穿設されている。そ してクランクケース2の上壁の一部を断面台形状に上方に膨出させてスプラッシ ャ26により掻き上げられる潤滑油A’の受け部2aに形成され、この潤滑油受 け部2aの下向きの傾斜面2bが潤滑穴12aの入口に至っている。この構成に 関連し、スプラッシャ26により潤滑油Aが潤滑油受け部2aに掻き上げられる ように、スプラッシャ26の向きを設定している。
【0019】 次に、上記した構成からなる実施例の潤滑装置について潤滑態様を説明する。 図1において、エンジン1の運転中にガバナギヤ25が回転し、その外周縁部 のスプラッシャ26が、オイルパン8内の潤滑油Aをクランクケース2の上壁の 潤滑油受け部2aへ掻き上げる。掻き上げられた潤滑油A’は、潤滑油受け部2 aにいったん付着したのち、下向きの傾斜面2bに沿って潤滑穴12aの入口へ 流下する。そして、潤滑穴12aの入口の潤滑油は、ピストン5(図2)の移動 に伴ってクランクケース2内の圧力が上昇した際に、潤滑穴12aからその上方 の油溜まり室11aに押し込まれる。油溜まり室11aに溜まった潤滑油は、ク ランクシャフト3の外周面とメタルベアリング13の間に浸入し、クランクシャ フト3の上部から下部まで十分に供給され、クランクシャフト3の周囲の軸受け 部11内が潤滑される。なお、下部側の軸受け部15には、オイルパン8内の潤 滑油Aがスプラッシャ26およびエンジン1の振動等により飛散させられて供給 される。
【0020】
以上説明したことから明らかなように、この考案のエンジンの潤滑装置は、次 のような効果を有する。
【0021】 すなわち、垂直方向にクランクシャフトを配した縦軸型エンジンにおいてクラ ンクシャフトの上部側の軸受け部に潤滑油を十分に供給でき、構造が簡単で、し かも従来の装置と違ってクランクケースの壁に貫通部が開口されないから、貫通 部を塞ぐための作業工程が不要になる。
【図1】この考案の実施例にかかるエンジンの潤滑装置
のクランクケースのクランクシャフト貫通部分を示す、
図4のA−A線断面図である。
のクランクケースのクランクシャフト貫通部分を示す、
図4のA−A線断面図である。
【図2】シリンダブロックおよびクランクケースのクラ
ンクシャフト貫通部分を示す、図4のB−B線断面図
で、その一部を切り欠いてスプラッシャを表している。
ンクシャフト貫通部分を示す、図4のB−B線断面図
で、その一部を切り欠いてスプラッシャを表している。
【図3】図2と異なる位置で切断したシリンダブロック
およびクランクケースのクランクシャフト貫通部分を示
す断面図である。
およびクランクケースのクランクシャフト貫通部分を示
す断面図である。
【図4】この考案の実施例にかかる潤滑装置を備えたエ
ンジンの平面図で、その一部を切り欠いて内部の構造を
表している。
ンジンの平面図で、その一部を切り欠いて内部の構造を
表している。
【図5】従来の一般的な潤滑装置を示す縦断面図であ
る。
る。
1 エンジン 2 クランクケース 2a 潤滑油受け部 2b 下向き傾斜面 3 クランクシャフト 8 オイルパン 11 上部側軸受け部 11a 油溜まり室 12 ハウジング 12a 潤滑穴 26 スプラッシャ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに対し垂直方向にクランクシャ
フトを配した縦軸型エンジンにおいて、 前記クランクシャフトの上部側の軸受け部に、その上端
部に設けた油溜まり室に向けて潤滑穴を穿設し、 クランクケースの上壁の一部を、前記潤滑穴の入口に向
け下向きに傾斜させ、 前記クランクシャフトの回転に連動して回転するスプラ
ッシャの一部を、エンジンのオイルパン内の潤滑油に浸
漬し、該スプラッシャによる潤滑油の掻き上げ方向を、
潤滑穴入口の前記下向き傾斜面の付近に設定したことを
特徴とするエンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066213U JP2505523Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | エンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066213U JP2505523Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | エンジンの潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622506U true JPH0622506U (ja) | 1994-03-25 |
| JP2505523Y2 JP2505523Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=13309326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992066213U Expired - Lifetime JP2505523Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | エンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505523Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4528228B2 (ja) * | 2005-09-05 | 2010-08-18 | 株式会社クボタ | 田植機における横送り駆動装置に対する潤滑装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS643762U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP1992066213U patent/JP2505523Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS643762U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2505523Y2 (ja) | 1996-07-31 |
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