JPH06225390A - スピーカ用ダンパ - Google Patents

スピーカ用ダンパ

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JPH06225390A
JPH06225390A JP5012427A JP1242793A JPH06225390A JP H06225390 A JPH06225390 A JP H06225390A JP 5012427 A JP5012427 A JP 5012427A JP 1242793 A JP1242793 A JP 1242793A JP H06225390 A JPH06225390 A JP H06225390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
speaker
fiber
voice coil
woven fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP5012427A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimi Hiroshima
幸美 廣嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスコイルに忠実な運動を得ることができ
るスピーカ用ダンパを高い生産効率で成形する。 【構成】 ダンパ11は、繊維経1.5デニールのアク
リル繊維と芳香族ポリアミド繊維をアクリル繊維の混紡
率90%の割合で混紡して得た#40相当の混紡糸によ
る織布をフェーノール樹脂溶液に含浸し、送風により乾
かした後、金型を用い熱加圧成形を200〜260度で
30秒前後行い成形される。そのため、ダンパ11は、
振動の減衰性が大きく、優れた振動減衰性を有し、ボイ
スコイルの忠実な運動により、平坦な音圧周波数特性を
得ることができ、かつ応答性に優れたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカに関するもの
であり、特にその振動板に係わるスピーカ用ダンパに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスピーカ用ダンパは、図4に示す
ように、音を放射する振動板9に接着等により固定さ
れ、その外周部がフレーム7に接着等により弾性的に支
持されてたものであり、従来からのスピーカ用ダンパに
は、例えばフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させ
て乾燥した織布や、アクリルニトリルを主成分とする高
分子からつくったアクリル繊維布を、熱加圧成形するこ
とによって同心円のコルゲーションを面状に広がった形
状に成形したもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、スピ
ーカ用ダンパは、磁気間隔中のボイスコイルの中心を保
持し、ボイスコイルに発生した力に応じて振動板を忠実
に往復運動させることが要求されている。
【0004】ところが、上記のようにフェノール樹脂等
の熱硬化性樹脂を用いて成形したダンパの場合、音声信
号を入力したボイスコイルの逐次乱雑な運動の繰り返し
に対応してダンパも逐次乱雑な運動を行うが、ダンパは
上記のように同心円のコルゲーションが面状に広がった
形状を有しているため、ボイスコイルの上下運動がダン
パ上で波動となり、時間的な前後の運動によりダンパ上
で波の干渉を生じ、ボイスコイルに忠実な運動を得るこ
とができないといった問題点があった。
【0005】また、アクリル繊維のみを用いて成形した
ダンパの場合、アクリル繊維の耐熱性が悪く、熱加圧成
形時の熱により収縮を生じるため、低温で長時間かけて
成形する必要があり、生産効率が極めて悪く、商品化す
ることが困難であった。
【0006】本発明は、ボイスコイルに発生した力に応
じて振動板を忠実に往復運動させることができるスピー
カ用ダンパを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的としてなされたもので、請求項1記載のスピー
カ用ダンパは、スピーカの振動板を中心に保持する樹脂
含浸布によって成形されたスピーカ用ダンパにおいて、
上記布にアクリルニトリルを主成分とする高分子からつ
くったアクリル繊維と他の繊維との混紡糸による織布を
用いたものである。
【0008】請求項2記載のスピーカ用ダンパは、上記
織布のアクリル繊維混紡率を90%以下としたものであ
る。
【0009】請求項3記載のスピーカ用ダンパは、上記
他の繊維に芳香族ポリアミド繊維を用いたものである。
【0010】請求項4記載のスピーカ用ダンパは、上記
他の繊維に綿繊維を用いたものである。
【0011】
【作用】従って、ダンパを形成する樹脂含浸した布に、
振動の減衰性が大きいアクリル繊維と耐熱性,たわみ
性,強度に優れた芳香族ポリアミド繊維の混紡糸による
織布を用いることにより、熱加圧成形時の熱による収縮
を抑えることができると共に、成形後ダンパはボイスコ
イルに忠実な運動を得ることができ、かつ芳香族ポリア
ミド繊維が成形後に生じる優れた応答性を有するものと
なる。
【0012】また、ダンパを形成する樹脂含浸した布
に、振動の減衰性が大きいアクリル繊維と親和性に優れ
た綿繊維の混紡糸による織布を用いることにより、熱加
圧成形時の熱による収縮を抑えることができると共に、
成形後ダンパはボイスコイルに忠実な運動をえることが
でき、かつ綿繊維が成形後に生じる優れた屈曲耐性を有
するものとなる。
【0013】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例について図
1、図2及び図4に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0014】本実施例に係るスピーカは、図4に示すよ
うに、磁気回路部1と振動部2からなっており、このう
ち上記磁気回路部1は、円形の平板部3aとこの平板部
3aの中央に設けられた円柱状のセンターポール3bか
らなる支持プレート3と、この平板部3aのセンターポ
ール3b側にセンターポール3bと同心に固定された環
状のマグネット4と、このマグネット4の上端面にマグ
ネット4と同心に設けられた環状の上部プレート6とか
らなっている。そして、上記マグネット4及び上部プレ
ート6と、上記センターポール3bとの間に形成される
空隙を磁気ギャップとしてマグネット4からの磁束を後
述のボイスコイル5に導かせるようにしている。
【0015】また、上記振動部2は、円錐(コーン)状
の振動板9を有しており、この振動板9のコーン頂部に
あたる中心孔部分には、振動源としてのボイスコイル5
のボイスコイルボビン5aが接着等により固定されてい
る。そして、このボイスコイル5及び振動板9には、柔
軟性のある環状のダンパ11が接着等により固定され、
ダンパ11の外周部は、上記上部プレート6の上端面に
固定された、円錐状のフレーム7に接着等により弾性的
に支持されている。一方、振動板9のコーン底部外周に
は、エッジ8が接着されており、このエッジ8はフレー
ム7のエッジ支持部7aに接着等により固定されてい
る。つまり、上記フレーム7はエッジ8を介して振動板
9をも支持している。また、振動板9のボイスコイル5
側には、防塵のためのダストキャップ10が設けられて
いる。
【0016】また、上記のダンパ11は、繊維経1.5
デニールのアクリル繊維と芳香族ポリアミド繊維をアク
リル繊維の混紡率90%の割合で混紡して得た#40
(40番手)相当の混紡糸による織布をフェーノール樹
脂溶液に含浸し、送風により乾かした後、金型を用いて
図1に示すように熱加圧成形される。
【0017】このとき、織布はアクリル繊維と芳香族ポ
リアミド繊維の混紡糸が用いられているため、熱加圧成
形を通常の温度(200〜260度)および時間(30
秒前後)で行うことができる。
【0018】ところで、アクリルニトリルを主成分とす
る高分子からつくったアクリル繊維は振動の減衰性が大
きく、そのため優れた振動減衰性を有し、かつ混紡され
た芳香族ポリアミド繊維は耐熱性,たわみ性,強度に優
れていると共に、成形後は優れた応答性を有する。
【0019】そこで、上記ダンパ11を用いた口経12
cmスピーカの周波数特性を図2に示す。尚、図5は綿
繊維を用いて本実施例と同一形状に成形したダンパによ
る比較例の周波数特性を示すものとする。
【0020】ここで、図5で示される周波数特性は特に
約5000Hzから10000Hzにおいてピーク及び
ディップの差が大きいことが分かる。一方、実施例によ
るダンパを用いたスピーカでの周波数特性においては、
このようなピーク及びディップに大きな差は認められな
い。つまり、アクリル繊維と芳香族ポリアミド繊維の混
紡糸による織布を用いたダンパ11は、振動の減衰性が
大きく、優れた振動減衰性を有し、ボイスコイルの忠実
な運動により、平坦な音圧周波数特性を得ることがで
き、かつ応答性に優れたものとなる。このため、スピー
カの周波数特性における著しいピークあるいはディップ
の発生を抑制することができる。
【0021】従って、上記のようにアクリル繊維と芳香
族ポリアミド繊維の混紡糸による織布を用いたダンパ1
1を使用したスピーカは、周波数特性が良好な優れた音
響特性を有するものとなる。
【0022】尚、本実施例では、繊維経1.5デニール
のアクリル繊維の混紡率を90%とした混紡糸よりなる
織布を使用したが上記効果を得るものであればこれに限
定しない。
【0023】〔実施例2〕さらに、本発明の他の実施例
について図1、図3及び図4に基づいて説明すれば、以
下の通りである。本実施例に係るスピーカの構成部材は
実施例1と同じであるので、その説明は省略する。
【0024】また、ダンパ11は、繊維経1.5デニー
ルのアクリル繊維と綿繊維を混紡率50%の割合で混紡
して得た#40相当の混紡糸による織布をフェーノール
樹脂溶液に含浸し、送風により乾かした後、金型を用い
て図1に示すように熱加圧成形される。
【0025】このとき、織布はアクリル繊維と綿繊維の
混紡糸が用いられているため、熱加圧成形を通常の温度
(200〜260度)および時間(30秒前後)で行う
ことができる。
【0026】ところで、アクリルニトリルを主成分とす
る高分子からつくったアクリル繊維は振動の減衰性が大
きく、そのため優れた振動減衰性を有し、かつ混紡され
た綿繊維は親和性に優れていると共に、成形後は優れた
屈曲耐性を有する。
【0027】そこで、上記ダンパ11を用いた口経12
cmスピーカの周波数特性を図3に示す。尚、図5は綿
繊維を用いて本実施例と同一形状に成形したダンパによ
る比較例の周波数特性を示すものとする。
【0028】ここで、図5で示される周波数特性は特に
約5000Hzから10000Hzにおいてピーク及び
ディップの差が大きいことが分かる。一方、実施例によ
るダンパを用いたスピーカでの周波数特性においては、
このようなピーク及びディップに大きな差は認められな
い。つまり、アクリル繊維と綿繊維の混紡糸による織布
を用いたダンパ11は、振動の減衰性が大きく、優れた
振動減衰性を有し、ボイスコイルの忠実な運動により、
平坦な音圧周波数特性を得ることができ、かつ屈曲耐性
に優れたものとなる。このため、スピーカの周波数特性
における著しいピークあるいはディップの発生を抑制す
ることができる。
【0029】従って、上記のようにアクリル繊維と綿繊
維の混紡糸による織布を用いたダンパ11を使用したス
ピーカは、周波数特性が良好な優れた音響特性を有する
ものとなる。
【0030】尚、本実施例では、繊維経1.5デニール
のアクリル繊維と綿繊維の混紡率を50%とした混紡糸
よりなる織布を使用したが上記効果を得るものであれば
これに限定しない。
【0031】また、上記実施例1,2と比較例のダンパ
の内部損失を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】上記表1によってダンパの内部損失を比較
すると、明らかに実施例1,2のアクリル繊維を用いて
樹脂含浸した布により成形したダンパの方が優れてい
る。
【0034】そして、上記のような様々な試作実験によ
り、成形性を落とさずに混紡できるアクリル繊維の混紡
率が最大90%であることを見いだした。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明はアクリル繊維と
芳香族ポリアミド繊維の混紡糸による織布を用いてダン
パを成形することにより、振動の減衰性が大きく、優れ
た振動減衰性を有し、ボイスコイルの忠実な運動によ
り、平坦な音圧周波数特性を得ることができ、かつ応答
性に優れたダンパとなるため、スピーカの周波数特性に
おける著しいピークあるいはディップが発生することも
なく、従って、スピーカは平坦な音圧周波数特性を得る
ことができる。また、ダンパ熱加圧成形時に低温で長時
間かけて成形することなく、従来通りの成形作業によっ
て行えるため、従来通りの生産効率でボイスコイルに忠
実な運動を得ることができ、かつ優れた応答性を有する
ダンパを生産することができる。
【0036】また、アクリル繊維と綿繊維の混紡糸によ
る織布を用いてダンパを成形することにより、振動の減
衰性が大きく、優れた振動減衰性を有し、ボイスコイル
の忠実な運動により、平坦な音圧周波数特性を得ること
ができ、かつ屈曲耐性に優れたダンパとなるため、スピ
ーカの周波数特性における著しいピークあるいはディッ
プが発生することもなく、従って、スピーカは平坦な音
圧周波数特性を得ることができる。また、ダンパ熱加圧
成形時に低温で長時間かけて成形することなく、従来通
りの成形作業によって行えるため、従来通りの生産効率
でボイスコイルに忠実な運動を得ることができ、かつ優
れた屈曲耐性を有するダンパを生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に係るスピーカ用ダンパの概
略断面図。
【図2】[実施例1]のダンパを用いたスピーカの周波
数特性図。
【図3】[実施例2]のダンパを用いたスピーカの周波
数特性図。
【図4】一般的なスピーカの構造を示す縦断面図。
【図5】[比較例]のダンパを用いたスピーカの周波数
特性図。
【符号の説明】
1 磁気回路部 2 振動部 3 支持プレート 4 マグネット 5 ボイスコイル 6 上部プレート 7 フレーム 8 エッジ 9 振動板 10 ダストキャップ 11 ダンパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカの振動板を中心に保持する樹脂
    含浸布によって成形されたスピーカ用ダンパにおいて、 上記布にアクリルニトリルを主成分とする高分子からつ
    くったアクリル繊維と他の繊維との混紡糸による織布を
    用いたことを特徴とするスピーカ用エッジ。
  2. 【請求項2】 上記織布のアクリル繊維混紡率を90%
    以下としたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ用
    ダンパ。
  3. 【請求項3】 上記他の繊維に芳香族ポリアミド繊維を
    用いたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ用ダン
    パ。
  4. 【請求項4】 上記他の繊維に綿繊維を用いたことを特
    徴とする請求項1記載のスピーカ用ダンパ。
JP5012427A 1993-01-28 1993-01-28 スピーカ用ダンパ Pending JPH06225390A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002300696A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Pioneer Electronic Corp スピーカ用ダンパ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002300696A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Pioneer Electronic Corp スピーカ用ダンパ

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