JPH06225568A - リニア駆動システム - Google Patents
リニア駆動システムInfo
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- JPH06225568A JPH06225568A JP5009870A JP987093A JPH06225568A JP H06225568 A JPH06225568 A JP H06225568A JP 5009870 A JP5009870 A JP 5009870A JP 987093 A JP987093 A JP 987093A JP H06225568 A JPH06225568 A JP H06225568A
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Landscapes
- Control Of Linear Motors (AREA)
- Linear Motors (AREA)
- Non-Mechanical Conveyors (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク制御ループを有するリニアモータ駆動
システムにおいてモータの可動部とレール間の相対加速
度を検出することで制御性能の向上が計れ、外部振動に
よる誤動作が抑えられる駆動システムを提供することで
ある。 【構成】 エアベアリングによって浮上し相対的に移動
可能なリニアモータと、リニアモータの可動部及びレー
ルにそれぞれ固定された加速度検出器と、可動部の位置
を指令する移動指令装置と、その指令位置と前記加速度
検出値により必要なトルクを演算指令するトルク制御回
路と、その指令トルクに従ってモータを駆動する駆動部
とから構成される。
システムにおいてモータの可動部とレール間の相対加速
度を検出することで制御性能の向上が計れ、外部振動に
よる誤動作が抑えられる駆動システムを提供することで
ある。 【構成】 エアベアリングによって浮上し相対的に移動
可能なリニアモータと、リニアモータの可動部及びレー
ルにそれぞれ固定された加速度検出器と、可動部の位置
を指令する移動指令装置と、その指令位置と前記加速度
検出値により必要なトルクを演算指令するトルク制御回
路と、その指令トルクに従ってモータを駆動する駆動部
とから構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータの駆動部
に加速度センサーを設けて制御性能の向上をはかったリ
ニア駆動システムに関するものである。
に加速度センサーを設けて制御性能の向上をはかったリ
ニア駆動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモータを応用したロボット
システムとしては位置決め装置や搬送システムなどが実
用化されている。特に、位置決め動作を伴うシステムに
おいては制御の容易さ、繰り返し精度の良さに加え、閉
ループ制御を用いれば高速性・高トルクが得られるため
LPM(リニアパルスモータ)が有効である。このLP
M制御システムの基本形は特公昭53−73号公報に記
載されている。
システムとしては位置決め装置や搬送システムなどが実
用化されている。特に、位置決め動作を伴うシステムに
おいては制御の容易さ、繰り返し精度の良さに加え、閉
ループ制御を用いれば高速性・高トルクが得られるため
LPM(リニアパルスモータ)が有効である。このLP
M制御システムの基本形は特公昭53−73号公報に記
載されている。
【0003】この中で提案されているリニアモータの構
造は図5に示すように可動部1および図6に示す平面レ
ール2に大別される。図5において、可動部1には4個
のリニアモータが6と8,および10と12が2個を一
組として同方向に置かれ、更にそれぞれの組は直角方向
に配置されている。これらが平面レール2とエアーベア
リングを介して対向して設置され、前記2組のリニアモ
ータ駆動によって平面レール2のXY軸上を任意の方向
ヘ移動可能となる。同図中14はエアーの吹き出し穴で
あり、フレキシブルケーブル4には、エアーコンプレッ
サと前記可動部1をつなぐエアーチューブ、モータ駆動
用電力線、および制御用信号線が入っている。また図6
に示すように、平面レール2は磁性体材料の表面にXY
両軸方向に等間隔に歯を形成し溝の部分を例えばエポキ
シ樹脂で充填保持した構造の物である。
造は図5に示すように可動部1および図6に示す平面レ
ール2に大別される。図5において、可動部1には4個
のリニアモータが6と8,および10と12が2個を一
組として同方向に置かれ、更にそれぞれの組は直角方向
に配置されている。これらが平面レール2とエアーベア
リングを介して対向して設置され、前記2組のリニアモ
ータ駆動によって平面レール2のXY軸上を任意の方向
ヘ移動可能となる。同図中14はエアーの吹き出し穴で
あり、フレキシブルケーブル4には、エアーコンプレッ
サと前記可動部1をつなぐエアーチューブ、モータ駆動
用電力線、および制御用信号線が入っている。また図6
に示すように、平面レール2は磁性体材料の表面にXY
両軸方向に等間隔に歯を形成し溝の部分を例えばエポキ
シ樹脂で充填保持した構造の物である。
【0004】次に、このリニアモータの駆動原理を図7
を用いて説明する。同図は図5中のリニアモータ6およ
び図6の平面レール2の断面図である。このモータはい
わゆる「ソーヤモータ」と呼ばれているPM型のリニア
ステップモータであり、2つの永久磁石65および66
によって作られるバイアス磁束φaおよびφbの平面レ
ール2への出入りの経路はモータ巻線67および68の
通電状態によって磁極611,612,621,62
2,631,632,641,642から選択される。
ここで、磁極611と612,621と622,631
と632,および641と642はそれぞれ逆相(平面
レール2に対してτ/2ずれている)となっている。ま
た、磁極611と621、631と641の歯の位置関
係は平面レール2に対して同相であり、そして磁極61
1と631はτ/4ずらして固定されている(τ:平面
レールの歯のピッチ)。
を用いて説明する。同図は図5中のリニアモータ6およ
び図6の平面レール2の断面図である。このモータはい
わゆる「ソーヤモータ」と呼ばれているPM型のリニア
ステップモータであり、2つの永久磁石65および66
によって作られるバイアス磁束φaおよびφbの平面レ
ール2への出入りの経路はモータ巻線67および68の
通電状態によって磁極611,612,621,62
2,631,632,641,642から選択される。
ここで、磁極611と612,621と622,631
と632,および641と642はそれぞれ逆相(平面
レール2に対してτ/2ずれている)となっている。ま
た、磁極611と621、631と641の歯の位置関
係は平面レール2に対して同相であり、そして磁極61
1と631はτ/4ずらして固定されている(τ:平面
レールの歯のピッチ)。
【0005】例えば、巻線67にこの図に示す向きに通
電した場合には、この通電電流によって発生する磁束と
バイアス磁束φaは磁極611および621では同方
向、612および622では逆方向となるためバイアス
磁束は主に磁極611および621を通り、従って、磁
極611の歯が平面レール側の歯と整合する様に力が作
用する。励磁巻線67および68に通電する電流波形は
矩形波でもよいが正弦波にすることで滑らかな推進力が
得られる。今、図7で示されている安定状態からχの距
離だけはなれた位置に安定点を移動させるには(但し、
χ<τ)、平面レール2の歯のピッチτを1周期(2
π)とし、励磁巻線67にI・Cos(2π・χ/τ)
および励磁巻線68にI・Sin(2π・χ/τ)の電
流を流せば良い事が同特許によっても明らかにされてい
る(但し、Iは定数)。
電した場合には、この通電電流によって発生する磁束と
バイアス磁束φaは磁極611および621では同方
向、612および622では逆方向となるためバイアス
磁束は主に磁極611および621を通り、従って、磁
極611の歯が平面レール側の歯と整合する様に力が作
用する。励磁巻線67および68に通電する電流波形は
矩形波でもよいが正弦波にすることで滑らかな推進力が
得られる。今、図7で示されている安定状態からχの距
離だけはなれた位置に安定点を移動させるには(但し、
χ<τ)、平面レール2の歯のピッチτを1周期(2
π)とし、励磁巻線67にI・Cos(2π・χ/τ)
および励磁巻線68にI・Sin(2π・χ/τ)の電
流を流せば良い事が同特許によっても明らかにされてい
る(但し、Iは定数)。
【0006】さらには、この任意の位置χにおいて通電
電流の位相を進めて、巻線67および68にそれぞれI
・Cos(2π・χ/τ+θ)およびI・Sin(2π
・χ/τ+θ)の電流値を流した場合の合成推力FはC
・I・Sin(θ)で表わされる事が示されている(但
し、θは進み角、Cは定数)。即ち、このことは可動部
の任意の位置χにおいて巻線67および68の通電電流
位相を変化させる事で推力を任意に制御する事が出来る
事を示している。
電流の位相を進めて、巻線67および68にそれぞれI
・Cos(2π・χ/τ+θ)およびI・Sin(2π
・χ/τ+θ)の電流値を流した場合の合成推力FはC
・I・Sin(θ)で表わされる事が示されている(但
し、θは進み角、Cは定数)。即ち、このことは可動部
の任意の位置χにおいて巻線67および68の通電電流
位相を変化させる事で推力を任意に制御する事が出来る
事を示している。
【0007】図8はこのリニアモータを位置決めシステ
ムに用いた従来方式の一例を示す図である。この図は制
御システムの基本原理を説明するための概念図であり、
可動部1に固定されているxy軸それぞれ2組づつのリ
ニアモータ6、8、10、12のうちx軸方向のリニア
モータ12についてだけ説明を行うが他の3組のモータ
も同様に制御される。
ムに用いた従来方式の一例を示す図である。この図は制
御システムの基本原理を説明するための概念図であり、
可動部1に固定されているxy軸それぞれ2組づつのリ
ニアモータ6、8、10、12のうちx軸方向のリニア
モータ12についてだけ説明を行うが他の3組のモータ
も同様に制御される。
【0008】同図において、12は図7で説明のリニア
モータ6と同等のものである。そして、このモータの2
組の励磁巻線には、電流アンプ104、106からそれ
ぞれI・Cos(2π・χ/τ+θ)およびI・Sin
(2π・χ/τ+θ)の電流が同時に通電されると平面
レール2との相対位置χにおける推力は前述したように
図9に示すような関係となりθが比較的小さいところで
はθに比例すると見なせる。2相変換手段100は任意
の入力に比例した位相角の正弦波および余弦波信号の発
生回路でデジタルまたはアナログ電子回路で構成する事
もできると共に、ソフトウェアを用いても実現できる。
従って、上述のように2相変換手段100の入力として
リニアモータの現在位置角と要求推力に必要な進み角を
加えた位相角に相当する信号を入力すれば、任意の位置
において必要な推力を得る事ができる。
モータ6と同等のものである。そして、このモータの2
組の励磁巻線には、電流アンプ104、106からそれ
ぞれI・Cos(2π・χ/τ+θ)およびI・Sin
(2π・χ/τ+θ)の電流が同時に通電されると平面
レール2との相対位置χにおける推力は前述したように
図9に示すような関係となりθが比較的小さいところで
はθに比例すると見なせる。2相変換手段100は任意
の入力に比例した位相角の正弦波および余弦波信号の発
生回路でデジタルまたはアナログ電子回路で構成する事
もできると共に、ソフトウェアを用いても実現できる。
従って、上述のように2相変換手段100の入力として
リニアモータの現在位置角と要求推力に必要な進み角を
加えた位相角に相当する信号を入力すれば、任意の位置
において必要な推力を得る事ができる。
【0009】更に具体的に説明すれば、図8に示すよう
にこの推力の制御に可動部1の加速度をフィードバック
して利用している。即ち、可動部1に固定の加速度セン
サー200の出力信号レベルα1と加速度要求レベル
(加速度指令値)αiとを比較してその偏差分をゲイン
調節用アンプ102を経て位置指令信号に加算してい
る。位置指令χiは可動部1の次の位置を刻々と指令す
る信号であり、モータ位置指令装置300からシステム
の必要に応じて演算出力されている。そして、このχi
を時間軸で2度微分すると必要加速度αiが算出でき
る。従って、この加速度αiで可動部1が動作すれば即
ち位置指令χiに対して完全に同期運転が可能である。
しかもこの方式は一種のトルクループを閉じており滑ら
かな動作性能が得られる。しかもこの方式はトルク効率
が高いという特徴を持っており、高速位置決めシステム
として用いられている。
にこの推力の制御に可動部1の加速度をフィードバック
して利用している。即ち、可動部1に固定の加速度セン
サー200の出力信号レベルα1と加速度要求レベル
(加速度指令値)αiとを比較してその偏差分をゲイン
調節用アンプ102を経て位置指令信号に加算してい
る。位置指令χiは可動部1の次の位置を刻々と指令す
る信号であり、モータ位置指令装置300からシステム
の必要に応じて演算出力されている。そして、このχi
を時間軸で2度微分すると必要加速度αiが算出でき
る。従って、この加速度αiで可動部1が動作すれば即
ち位置指令χiに対して完全に同期運転が可能である。
しかもこの方式は一種のトルクループを閉じており滑ら
かな動作性能が得られる。しかもこの方式はトルク効率
が高いという特徴を持っており、高速位置決めシステム
として用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
システムではフレームに固定された平面レールが地面に
対して不動と仮定して制御されているが、実際には可動
部の移動時の反作用でこの平面レールのほうも振動し、
可動部の平面レールに対する相対的な加速度を正しく検
出できないため制御性能を劣化させている。又、外部か
らの振動ノイズが可動部に伝わり誤動作を引き起こすこ
とがある。
システムではフレームに固定された平面レールが地面に
対して不動と仮定して制御されているが、実際には可動
部の移動時の反作用でこの平面レールのほうも振動し、
可動部の平面レールに対する相対的な加速度を正しく検
出できないため制御性能を劣化させている。又、外部か
らの振動ノイズが可動部に伝わり誤動作を引き起こすこ
とがある。
【0011】従って、本発明の目的は、上述した問題点
を解決するためになされたものであり、固定設置された
第一の部材に加速度検出手段を新たに追加することによ
り可動部の制御性能を向上させ、また外部からの振動ノ
イズを分離する事により誤動作を抑えたリニア駆動シス
テムを提供することである。
を解決するためになされたものであり、固定設置された
第一の部材に加速度検出手段を新たに追加することによ
り可動部の制御性能を向上させ、また外部からの振動ノ
イズを分離する事により誤動作を抑えたリニア駆動シス
テムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の駆動システムは、地面またはフロアーに設
置または固定された第一の部材と、その第一の部材とわ
ずかな距離を隔てて置かれ、相対的に移動可能な第二の
部材と、前記第一の部材に設置され、その第一の部材の
加速度を検出する第一の加速度検出手段と、前記第二の
部材に固定設置され、その第二の部材の加速度を検出す
る第二の加速度検出手段と、前記第二の部材を任意の位
置または方向に移動指令する移動指令装置と、前記移動
指令装置の移動指令に応じて前記第二の部材を移動させ
るトルクを発生する駆動装置と、前記の第一及び第二の
加速度検出手段の出力に応じて前記駆動装置の出力トル
クを制御するトルク制御手段とを備えている。
に、本発明の駆動システムは、地面またはフロアーに設
置または固定された第一の部材と、その第一の部材とわ
ずかな距離を隔てて置かれ、相対的に移動可能な第二の
部材と、前記第一の部材に設置され、その第一の部材の
加速度を検出する第一の加速度検出手段と、前記第二の
部材に固定設置され、その第二の部材の加速度を検出す
る第二の加速度検出手段と、前記第二の部材を任意の位
置または方向に移動指令する移動指令装置と、前記移動
指令装置の移動指令に応じて前記第二の部材を移動させ
るトルクを発生する駆動装置と、前記の第一及び第二の
加速度検出手段の出力に応じて前記駆動装置の出力トル
クを制御するトルク制御手段とを備えている。
【0013】
【作用】前記の構成を有する発明の移動指令装置は、シ
ステムの要求に従って前記トルク制御手段に位置指令及
び加速度指令を出力する。前記第一の加速度検出手段は
前記第一の固定部材の加速度を検出する。また前記第二
の加速度検出手段は前記第二の可動部材の加速度を検出
する。トルク制御手段は前記移動指令装置からの位置指
令および加速度指令値と上記第一及び第二加速度検出手
段の検出信号に応じて必要なトルクを演算し、それに見
合った信号を前記駆動装置に出力する。また前記駆動装
置は、このトルク制御手段の出力に応じて、推進力を発
生させ、任意の方向に任意の推進力で前記第二の部材を
駆動する。
ステムの要求に従って前記トルク制御手段に位置指令及
び加速度指令を出力する。前記第一の加速度検出手段は
前記第一の固定部材の加速度を検出する。また前記第二
の加速度検出手段は前記第二の可動部材の加速度を検出
する。トルク制御手段は前記移動指令装置からの位置指
令および加速度指令値と上記第一及び第二加速度検出手
段の検出信号に応じて必要なトルクを演算し、それに見
合った信号を前記駆動装置に出力する。また前記駆動装
置は、このトルク制御手段の出力に応じて、推進力を発
生させ、任意の方向に任意の推進力で前記第二の部材を
駆動する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4を参照して説明する。図1はフロアに設置された本
発明の駆動システムを横から見たものである。フロアに
設置されたフレーム3に固定された平面レール2(第一
の部材)の上を可動部1(第二の部材)がエアベアリン
グの作用でわずかな距離を隔ててで浮上し、水平方向に
移動している状態を示している。
図4を参照して説明する。図1はフロアに設置された本
発明の駆動システムを横から見たものである。フロアに
設置されたフレーム3に固定された平面レール2(第一
の部材)の上を可動部1(第二の部材)がエアベアリン
グの作用でわずかな距離を隔ててで浮上し、水平方向に
移動している状態を示している。
【0015】この可動部1の駆動制御は図8で説明した
従来の方式と基本的には同じように行われる。同図中の
加速度検出手段200(第二の加速度検出手段)は従来
技術で既に説明したものと同じであり可動部1の加速度
を検出し、トルク制御ループのために使用される。また
フレーム3には加速度検出手段202(第一の加速度検
出手段)が固定されており、平面レール2の加速度を検
出するようになっている。そしてこれらの加速度検出手
段200および202の出力信号は加速度指令値と比較
されトルク制御ループに使用される。
従来の方式と基本的には同じように行われる。同図中の
加速度検出手段200(第二の加速度検出手段)は従来
技術で既に説明したものと同じであり可動部1の加速度
を検出し、トルク制御ループのために使用される。また
フレーム3には加速度検出手段202(第一の加速度検
出手段)が固定されており、平面レール2の加速度を検
出するようになっている。そしてこれらの加速度検出手
段200および202の出力信号は加速度指令値と比較
されトルク制御ループに使用される。
【0016】次に動作について説明する。本実施例の特
徴は平面レール2あるいはこれに固定された部材に新た
に加速度検出手段202を固定設置した事である。前述
のようにリニアモータ6の発生トルクは平面レール2と
の相対位置よって決定されるため、トルク制御ループに
おいては可動部1と平面レール2の間の相対的な加速度
を制御量として検出しなければならないが従来の制御方
式では可動部1の加速度だけを用いているため問題があ
った。例えば図2(a)において、可動部1が加速度α
1で同図に示す方向に加速された場合を考えると平面レ
ール2には反対方向の力が発生してその剛性に応じて加
速度α2で加速される。そのためこれらの2つの部材の
相対加速度はα1+α2となるが、図8の従来の方式で
は加速度としてα1だけフィードバックされるため過渡
的な制御性能が劣化する。この現象はα2が大きいほど
顕著であり、即ちα1が大きいほど、又、フレームの剛
性が小さいほど制御性に及ぼす影響が大きい。
徴は平面レール2あるいはこれに固定された部材に新た
に加速度検出手段202を固定設置した事である。前述
のようにリニアモータ6の発生トルクは平面レール2と
の相対位置よって決定されるため、トルク制御ループに
おいては可動部1と平面レール2の間の相対的な加速度
を制御量として検出しなければならないが従来の制御方
式では可動部1の加速度だけを用いているため問題があ
った。例えば図2(a)において、可動部1が加速度α
1で同図に示す方向に加速された場合を考えると平面レ
ール2には反対方向の力が発生してその剛性に応じて加
速度α2で加速される。そのためこれらの2つの部材の
相対加速度はα1+α2となるが、図8の従来の方式で
は加速度としてα1だけフィードバックされるため過渡
的な制御性能が劣化する。この現象はα2が大きいほど
顕著であり、即ちα1が大きいほど、又、フレームの剛
性が小さいほど制御性に及ぼす影響が大きい。
【0017】また、図2(b)は可動部1が矢印の方向
に加速中に同方向の過渡的な変位が平面レール2に発生
した場合を示しており、これはシステム外部からの振動
等がフレームを介して平面レールに伝わる場合に生じ
る。この場合の相対加速度はα1ーα2であり可動部1
が停止及び他の動作状態において制御系を不安定にさせ
誤動作の大きな原因の1つとなっている。
に加速中に同方向の過渡的な変位が平面レール2に発生
した場合を示しており、これはシステム外部からの振動
等がフレームを介して平面レールに伝わる場合に生じ
る。この場合の相対加速度はα1ーα2であり可動部1
が停止及び他の動作状態において制御系を不安定にさせ
誤動作の大きな原因の1つとなっている。
【0018】本実施例によれば上記の問題を解決するた
めに可動部1と平面レール2との相対加速度の検出精度
を著しく向上させている。即ち、図3に示すように、本
実施例では、加速度検出手段202より直接検出された
平面レール2の加速度α2を加速度指令値αiに加算し
ている。従って、本実施例の加速度指令値αiは可動部
1と平面レール2の相対加速度を表わしている。もちろ
んここでは、加速度検出手段200及び202の出力は
同一方向の加速度に対して同一極性になるようにしてい
る。
めに可動部1と平面レール2との相対加速度の検出精度
を著しく向上させている。即ち、図3に示すように、本
実施例では、加速度検出手段202より直接検出された
平面レール2の加速度α2を加速度指令値αiに加算し
ている。従って、本実施例の加速度指令値αiは可動部
1と平面レール2の相対加速度を表わしている。もちろ
んここでは、加速度検出手段200及び202の出力は
同一方向の加速度に対して同一極性になるようにしてい
る。
【0019】次に本実施例の具体的な動作の1例とし
て、可動部1が比較的小さい加速度指令値で動作中に外
部からの振動ノイズが混入した場合を図4を用いて説明
する。同図(a)は加速度指令値である。時刻t1に同図
(b)に表される外来振動が可動部1に伝わると、加速
度検出手段200からの出力α1は同図(c)となる。
しかし、同時に、加速度検出手段202はこの外来振動
を検出しており、その出力α2(同図(d))がα1か
ら減算され、実際のトルク指令値としては同図(e)の
信号波形となり外来振動ノイズの影響が低減できる。
て、可動部1が比較的小さい加速度指令値で動作中に外
部からの振動ノイズが混入した場合を図4を用いて説明
する。同図(a)は加速度指令値である。時刻t1に同図
(b)に表される外来振動が可動部1に伝わると、加速
度検出手段200からの出力α1は同図(c)となる。
しかし、同時に、加速度検出手段202はこの外来振動
を検出しており、その出力α2(同図(d))がα1か
ら減算され、実際のトルク指令値としては同図(e)の
信号波形となり外来振動ノイズの影響が低減できる。
【0020】尚、本実施励の動作の説明は平面モータの
うち1軸(x軸)についてのみ行ったが直交する他の軸
(y軸)についても同様であり、可動部1および平面レ
ール2にそれぞれ固定された別の加速度検出手段により
y軸方向の加速度成分を抽出して制御に用いれば同様の
効果が得られる。また、本発明は直線運動のみのリニア
モータの駆動システムにも当然応用できる。
うち1軸(x軸)についてのみ行ったが直交する他の軸
(y軸)についても同様であり、可動部1および平面レ
ール2にそれぞれ固定された別の加速度検出手段により
y軸方向の加速度成分を抽出して制御に用いれば同様の
効果が得られる。また、本発明は直線運動のみのリニア
モータの駆動システムにも当然応用できる。
【0021】又、本発明の加速度検出手段は加速度検出
センサーを前記可動部1および平面ール2に直接取り付
けることで実現できる。また他の方法として、可動部1
の移動方向にリニアエンコーダを平面レール2に固定し
て、この位置信号を可動部1に固定した位置センサーに
より得られる位置信号を時間軸で2回微分演算すること
により加速度が得られる。
センサーを前記可動部1および平面ール2に直接取り付
けることで実現できる。また他の方法として、可動部1
の移動方向にリニアエンコーダを平面レール2に固定し
て、この位置信号を可動部1に固定した位置センサーに
より得られる位置信号を時間軸で2回微分演算すること
により加速度が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上上述したことから明らかなように、
本発明によれば、第二の部材の第一の部材に対する相対
的な加速度を検知できるため、駆動システムの制御性能
および安定性の向上が達成される。また、外部からの振
動ノイズの影響を受けにくいリニア駆動システムを製作
する事ができる。
本発明によれば、第二の部材の第一の部材に対する相対
的な加速度を検知できるため、駆動システムの制御性能
および安定性の向上が達成される。また、外部からの振
動ノイズの影響を受けにくいリニア駆動システムを製作
する事ができる。
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】可動部と平面レールとの加速度の関係を説明す
る図である。
る図である。
【図3】本発明の制御ブロック図である。
【図4】本発明の実施例の具体的な動作を説明する図で
ある。
ある。
【図5】可動部の外観図である。
【図6】平面レールの構造説明図である。
【図7】リニアモータの断面図である。
【図8】従来の制御ブロック図である。
【図9】励磁電流位相と発生トルクとの関係を示す図で
ある。
ある。
1 可動部 2 平面レール 6、8、10、12 リニアモータ 100 2相変換器 104、106 電流アンプ 200、202 加速度検出手段 300 移動指令装置
Claims (1)
- 【請求項1】 地面またはフロアーに設置または固定さ
れた第一の部材と、 その第一の部材とわずかな距離を隔てて置かれ、相対的
に移動可能な第二の部材と、 前記第一の部材に設置され、その第一の部材の加速度を
検出する第一の加速度検出手段と、 前記第二の部材に固定設置され、その第二の部材の加速
度を検出する第二の加速度検出手段と、 前記第二の部材を任意の位置または方向に移動指令する
移動指令装置と、 前記移動指令装置の移動指令に応じて前記第二の部材を
移動させるトルクを発生する駆動装置と、 前記の第一及び第二の加速度検出手段の出力に応じて前
記駆動装置の出力トルクを制御するトルク制御手段と、 を有することを特徴とするリニア駆動システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5009870A JPH06225568A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | リニア駆動システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5009870A JPH06225568A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | リニア駆動システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06225568A true JPH06225568A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11732183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5009870A Pending JPH06225568A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | リニア駆動システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06225568A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011035965A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Tamagawa Seiki Co Ltd | リニア駆動機構および位置検出構造 |
| CN104932554A (zh) * | 2015-06-04 | 2015-09-23 | 北京理工大学 | 一种可变负刚度的半主动控制型联轴器 |
| JP2017514446A (ja) * | 2014-04-25 | 2017-06-01 | メカトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトMecatronix AG | 物体を保持、位置決めおよび/または移動させるための装置 |
| CN107462196A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-12-12 | 大连理工大学 | 一种基于质点响应动力反演的瞬态位移测量计及其设计方法 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5009870A patent/JPH06225568A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011035965A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Tamagawa Seiki Co Ltd | リニア駆動機構および位置検出構造 |
| JP2017514446A (ja) * | 2014-04-25 | 2017-06-01 | メカトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトMecatronix AG | 物体を保持、位置決めおよび/または移動させるための装置 |
| CN104932554A (zh) * | 2015-06-04 | 2015-09-23 | 北京理工大学 | 一种可变负刚度的半主动控制型联轴器 |
| CN104932554B (zh) * | 2015-06-04 | 2017-12-05 | 北京理工大学 | 一种可变负刚度的半主动控制型联轴器 |
| CN107462196A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-12-12 | 大连理工大学 | 一种基于质点响应动力反演的瞬态位移测量计及其设计方法 |
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