JPH06226236A - 重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法 - Google Patents
重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法Info
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- JPH06226236A JPH06226236A JP5016618A JP1661893A JPH06226236A JP H06226236 A JPH06226236 A JP H06226236A JP 5016618 A JP5016618 A JP 5016618A JP 1661893 A JP1661893 A JP 1661893A JP H06226236 A JPH06226236 A JP H06226236A
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- Japan
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- water
- ash
- melting furnace
- melting
- solid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 付帯的な設備、処理を必要とすることなく循
環系の確立が可能な灰状廃棄物の再資源化処理手段の提
供。 【構成】 溶融炉からの廃棄灰を水洗又はアッシュフェ
ライト化処理し、水洗して水溶性分を除去した後の固形
分を、必要に応じて乾燥処理後、溶融炉に投入する廃棄
灰の処理法であり、溶融型の廃棄物処理炉に適用するこ
とによって、溶融炉から発生する灰を水洗処理又はアッ
シュフェライト化処理し、水洗して水溶性分を除去した
後の固形分を溶融炉に戻す循環処理系を経済的に形成で
きる。この結果として、従来無害化処理後埋立てが必要
であったものが、スラグ及び重金属資源として再資源化
が可能となり、埋立地が不要となる。
環系の確立が可能な灰状廃棄物の再資源化処理手段の提
供。 【構成】 溶融炉からの廃棄灰を水洗又はアッシュフェ
ライト化処理し、水洗して水溶性分を除去した後の固形
分を、必要に応じて乾燥処理後、溶融炉に投入する廃棄
灰の処理法であり、溶融型の廃棄物処理炉に適用するこ
とによって、溶融炉から発生する灰を水洗処理又はアッ
シュフェライト化処理し、水洗して水溶性分を除去した
後の固形分を溶融炉に戻す循環処理系を経済的に形成で
きる。この結果として、従来無害化処理後埋立てが必要
であったものが、スラグ及び重金属資源として再資源化
が可能となり、埋立地が不要となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種廃棄物、廃棄物焼
却炉からの焼却灰、ボイラー灰、ボトムアッシュ、飛灰
等廃棄物溶融炉および冶金用溶融炉等から発生する飛
灰、ボトムアッシュ等の固形物の無害化、再資源化処理
に関する。
却炉からの焼却灰、ボイラー灰、ボトムアッシュ、飛灰
等廃棄物溶融炉および冶金用溶融炉等から発生する飛
灰、ボトムアッシュ等の固形物の無害化、再資源化処理
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般ごみ焼却炉から発生する焼却灰や飛
灰、溶融設備から発生する飛灰のような固形物には、低
沸点物としてPb,Znのような有価物、NaCl,K
Clのような水溶性成分、高沸点物としてSiO2 ,A
l2 O3 のようなスラグ化成分とともに、Cd,C
r6+,Asのような有害重金属が含まれている。このよ
うな重金属を含む固形物を溶融処理する際に発生する低
沸点固形物の処理に当たっては、キレート化処理のよう
な高価な重金属溶出防止処理が必要となり、また、最終
処分場も必要である。
灰、溶融設備から発生する飛灰のような固形物には、低
沸点物としてPb,Znのような有価物、NaCl,K
Clのような水溶性成分、高沸点物としてSiO2 ,A
l2 O3 のようなスラグ化成分とともに、Cd,C
r6+,Asのような有害重金属が含まれている。このよ
うな重金属を含む固形物を溶融処理する際に発生する低
沸点固形物の処理に当たっては、キレート化処理のよう
な高価な重金属溶出防止処理が必要となり、また、最終
処分場も必要である。
【0003】このキレート化処理に代わる手段として、
特公昭61−47154号公報には、鉄塩の存在下にア
ルカリを加えて混合したのち、これを300℃以下に保
持することが、また、特公昭63−52552号公報に
は、微粉状廃棄物の処理法として、鉄塩の存在の下にア
ルカリを加えてスラリーとし、次いで、これを水に浸漬
後、ろ過して、残渣を固化処理することが開示されてい
るが、いずれも最終処分場が必要である。
特公昭61−47154号公報には、鉄塩の存在下にア
ルカリを加えて混合したのち、これを300℃以下に保
持することが、また、特公昭63−52552号公報に
は、微粉状廃棄物の処理法として、鉄塩の存在の下にア
ルカリを加えてスラリーとし、次いで、これを水に浸漬
後、ろ過して、残渣を固化処理することが開示されてい
るが、いずれも最終処分場が必要である。
【0004】また、処理しようとする固形物中の水溶性
成分(NaCl,KCl等)の濃度によっては、溶融段
階の耐火材寿命が短くなったり、スラグ層が前記高沸点
物層と水溶性成分層に分離し均質なスラグができず、ス
ラグの有効利用が図れなくなることもある。
成分(NaCl,KCl等)の濃度によっては、溶融段
階の耐火材寿命が短くなったり、スラグ層が前記高沸点
物層と水溶性成分層に分離し均質なスラグができず、ス
ラグの有効利用が図れなくなることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
固形物の溶融処理炉において発生する飛灰、ボトムアッ
シュ等の生成固形物を効率良く処理でき、しかも、高融
点物はスラグ化し、低沸点物は資源化可能な濃度まで濃
縮して回収可能にするとともに、最終処分場を不要とす
る手段を提供することにある。
固形物の溶融処理炉において発生する飛灰、ボトムアッ
シュ等の生成固形物を効率良く処理でき、しかも、高融
点物はスラグ化し、低沸点物は資源化可能な濃度まで濃
縮して回収可能にするとともに、最終処分場を不要とす
る手段を提供することにある。
【0006】また、併せて、耐火材の長寿命化、設備の
稼動安定性の向上策を提供することにある。
稼動安定性の向上策を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、重金属を含む固形物を溶融炉にて処理
する方法において、該溶融炉から発生する飛灰やボトム
アッシュ等の生成固形物を前記溶融炉に戻す工程を繰り
返し、高沸点物は、無害化減容化しスラグとして排出
し、一方、低沸点物は、前記工程の繰り返しにより規定
濃度までに濃縮し、有価物として回収することを特徴と
する。
めに、本発明は、重金属を含む固形物を溶融炉にて処理
する方法において、該溶融炉から発生する飛灰やボトム
アッシュ等の生成固形物を前記溶融炉に戻す工程を繰り
返し、高沸点物は、無害化減容化しスラグとして排出
し、一方、低沸点物は、前記工程の繰り返しにより規定
濃度までに濃縮し、有価物として回収することを特徴と
する。
【0008】ここで、前記低沸点物を前記工程の繰り返
しにより規定濃度まで濃縮した後に水洗処理又はアッシ
ュフェライト化処理及び水洗処理を行い、水溶性成分を
除去して有価物濃度を上げて、有価物として回収するよ
うにしてもよい。
しにより規定濃度まで濃縮した後に水洗処理又はアッシ
ュフェライト化処理及び水洗処理を行い、水溶性成分を
除去して有価物濃度を上げて、有価物として回収するよ
うにしてもよい。
【0009】また、溶融炉から発生する飛灰やボトムア
ッシュ等の生成固形物中に水溶性成分が多く濃縮し、溶
融炉の耐火物の寿命、スラグの不均質化が起こる場合
は、生成固形物を溶融炉に戻す前に、水洗処理又はアッ
シュフェライト化処理及び水洗処理を行ってもよい。
ッシュ等の生成固形物中に水溶性成分が多く濃縮し、溶
融炉の耐火物の寿命、スラグの不均質化が起こる場合
は、生成固形物を溶融炉に戻す前に、水洗処理又はアッ
シュフェライト化処理及び水洗処理を行ってもよい。
【0010】さらに、重金属を含む固形物を溶融炉に投
入する前に、事前に水洗処理又はアッシュフェライト化
処理及び水洗処理を行ってもよい。
入する前に、事前に水洗処理又はアッシュフェライト化
処理及び水洗処理を行ってもよい。
【0011】なお、ここでアッシュフェライト化処理を
するかどうかは、水洗廃水中に有害な重金属が溶出する
かどうか、工場内に重金属を含んだ廃水処理設備がある
かどうかなどにより、どちらでする方が経済的かで判断
する。
するかどうかは、水洗廃水中に有害な重金属が溶出する
かどうか、工場内に重金属を含んだ廃水処理設備がある
かどうかなどにより、どちらでする方が経済的かで判断
する。
【0012】
【作用】図1に示す通り、溶融炉での生成固形物を溶融
炉へ繰り返し投入することにより、生成固形物中の低沸
点物であるZn,Pb等は、濃縮された有価物となり、
集塵機等での捕捉により回収される。
炉へ繰り返し投入することにより、生成固形物中の低沸
点物であるZn,Pb等は、濃縮された有価物となり、
集塵機等での捕捉により回収される。
【0013】一方、生成固形物中の高沸点物であるSi
O2 ,Al2 O3 等は、該溶融炉にて投入の都度スラグ
化され、系外へ排出される。そのため、濃縮されること
はない。
O2 ,Al2 O3 等は、該溶融炉にて投入の都度スラグ
化され、系外へ排出される。そのため、濃縮されること
はない。
【0014】また、図2に示す通り、前記濃縮されたZ
n,Pb等の有価物を回収する前に、アッシュフェライ
ト化処理及び水洗処理を行うことにより、生成固形物に
含有するCd,Cr6+,Asのような有害重金属とNa
Cl,KClのような水溶性成分において、水洗処理で
の該有害重金属の溶出を防止し、併せて該水溶性成分を
除去できる。
n,Pb等の有価物を回収する前に、アッシュフェライ
ト化処理及び水洗処理を行うことにより、生成固形物に
含有するCd,Cr6+,Asのような有害重金属とNa
Cl,KClのような水溶性成分において、水洗処理で
の該有害重金属の溶出を防止し、併せて該水溶性成分を
除去できる。
【0015】そのため、回収される有価物中の濃度が高
くなる。
くなる。
【0016】この前記2つの方法は、固形物中に含まれ
る水溶性成分が少ない場合に適用される。
る水溶性成分が少ない場合に適用される。
【0017】さらに、生成固形物中に水溶性成分が多く
含まれる場合は、耐火材の寿命が短くなるのを防ぐた
め、図3に示す通り、アッシュフェライト化処理及び水
洗処理を行った後に繰り返し溶融炉へ投入することによ
り、生成固形物中の有害重金属の溶出を防止し、併せて
水溶性成分が除去され、該生成固形物が濃縮されるた
め、有価物の回収濃度が向上する。
含まれる場合は、耐火材の寿命が短くなるのを防ぐた
め、図3に示す通り、アッシュフェライト化処理及び水
洗処理を行った後に繰り返し溶融炉へ投入することによ
り、生成固形物中の有害重金属の溶出を防止し、併せて
水溶性成分が除去され、該生成固形物が濃縮されるた
め、有価物の回収濃度が向上する。
【0018】溶融炉へ投入する重金属を含む固形物中の
水溶性成分が多い場合は、耐火材の寿命が短くなるばか
りでなく、処理コストも高くなり、排ガス系での閉塞ト
ラブルの原因となるため好ましくない。そのため、図4
に示す通り、重金属を含む固形物をアッシュフェライト
化処理及び水洗処理した後、該溶融物に投入することに
より、設備の長寿命化を図るとともに、有価物の濃縮、
資源化を行うことができる。
水溶性成分が多い場合は、耐火材の寿命が短くなるばか
りでなく、処理コストも高くなり、排ガス系での閉塞ト
ラブルの原因となるため好ましくない。そのため、図4
に示す通り、重金属を含む固形物をアッシュフェライト
化処理及び水洗処理した後、該溶融物に投入することに
より、設備の長寿命化を図るとともに、有価物の濃縮、
資源化を行うことができる。
【0019】なお、上記各方法において、工場内又は近
傍に重金属を含む廃水処理設備があり、この設備で総合
的に処理した方が経済性その他でメリットがある場合
は、アッシュフェライト化処理は除いてもよい。
傍に重金属を含む廃水処理設備があり、この設備で総合
的に処理した方が経済性その他でメリットがある場合
は、アッシュフェライト化処理は除いてもよい。
【0020】また、水洗後の生成固形分の溶融炉への投
入に当たっては、溶融炉のエネルギー効率アップ、耐火
材の寿命延長、排ガス量低減のために、乾燥工程を経る
とさらに望ましい。また、濃縮濃度の高く要求される場
合には、スラグ化成分のガス中への再飛灰防止のため、
造粒して溶融炉へ投入するのが望ましい。
入に当たっては、溶融炉のエネルギー効率アップ、耐火
材の寿命延長、排ガス量低減のために、乾燥工程を経る
とさらに望ましい。また、濃縮濃度の高く要求される場
合には、スラグ化成分のガス中への再飛灰防止のため、
造粒して溶融炉へ投入するのが望ましい。
【0021】また、溶融炉排ガス中に有害な酸性ガスが
含まれる場合は、排ガス浄化のためにアルカリをガス中
に吹き込むことが好ましい。
含まれる場合は、排ガス浄化のためにアルカリをガス中
に吹き込むことが好ましい。
【0022】さらに、重金属を含む固形物に可燃分があ
り、溶融炉内でCOガス等の可燃ガスが発生する場合
は、燃焼室を後置することが好ましい。また、ボトムア
ッシュに水溶性成分が少ない場合は、水洗処理しなくて
もよい。
り、溶融炉内でCOガス等の可燃ガスが発生する場合
は、燃焼室を後置することが好ましい。また、ボトムア
ッシュに水溶性成分が少ない場合は、水洗処理しなくて
もよい。
【0023】フェライトとは、Mを重金属として表した
とき、化学式でMFe2 O4 として示されるもので、本
発明におけるアッシュフェライト化処理とは、混合物中
の2価鉄がフェライトといわれる鉄酸化物の結晶格子を
形成して行く過程で、重金属が本来鉄の原子が占めるべ
き位置に鉄の代わりに取り込まれて固定化される処理を
意味する。
とき、化学式でMFe2 O4 として示されるもので、本
発明におけるアッシュフェライト化処理とは、混合物中
の2価鉄がフェライトといわれる鉄酸化物の結晶格子を
形成して行く過程で、重金属が本来鉄の原子が占めるべ
き位置に鉄の代わりに取り込まれて固定化される処理を
意味する。
【0024】その反応式は次のように表される。
【0025】 中和反応:M2++2Fe2++6OH- →MFe2+(OH)6 (1) 酸化反応:MFe2 (OH)6 +1/2O2 →MFe2 O4 +3H2 O (2) 上記反応式において、pHが7.0より小さいと、
(1)式の反応におけるOH- が不足してフェライト化
反応は進まない。また、pHが11.5を超えると重金
属、例えば鉛はHPbO2 - の形態をとり、フェライト
化反応には取り込まれない。また、酸素がない場合や酸
素との接触のないとき、例えば静置等混合物を攪拌しな
い場合には(2)式におけるO2 が不足して、反応が進
まない。
(1)式の反応におけるOH- が不足してフェライト化
反応は進まない。また、pHが11.5を超えると重金
属、例えば鉛はHPbO2 - の形態をとり、フェライト
化反応には取り込まれない。また、酸素がない場合や酸
素との接触のないとき、例えば静置等混合物を攪拌しな
い場合には(2)式におけるO2 が不足して、反応が進
まない。
【0026】上記、フェライト化反応は、混合物のpH
を7.0〜11.5に調整した後温度を30〜99℃に
維持することが好ましい。これはフェライト化反応にお
ける前記酸化反応(2)を促進させるため加熱が有効で
あるもので、上限は酸化反応(2)における酸素の水へ
の溶解度が100℃以上では殆ど零に近くなり酸化反応
が進まないため、100℃未満にする必要がある。
を7.0〜11.5に調整した後温度を30〜99℃に
維持することが好ましい。これはフェライト化反応にお
ける前記酸化反応(2)を促進させるため加熱が有効で
あるもので、上限は酸化反応(2)における酸素の水へ
の溶解度が100℃以上では殆ど零に近くなり酸化反応
が進まないため、100℃未満にする必要がある。
【0027】これによって、混合物中の2価鉄は、次第
に結晶化してフェライトに変わって行く。
に結晶化してフェライトに変わって行く。
【0028】したがって、本発明におけるアッシュフェ
ライト化処理に際しては、2価鉄の存在、アルカリ又は
酸の添加によるpH7.0〜11.5の調整及び酸素の
積極的な存在が必須である。
ライト化処理に際しては、2価鉄の存在、アルカリ又は
酸の添加によるpH7.0〜11.5の調整及び酸素の
積極的な存在が必須である。
【0029】
【実施例】本発明の請求項3の方法について、廃棄物の
溶融処理炉からの飛灰とボトムアッシュの処理に適用
し、アッシュフェライト化処理及び水洗処理を伴った処
理の例を示す。
溶融処理炉からの飛灰とボトムアッシュの処理に適用
し、アッシュフェライト化処理及び水洗処理を伴った処
理の例を示す。
【0030】図3は、処理のためのシステムを示す図で
ある。
ある。
【0031】同図において、産業廃棄物のような固形物
は、公知の溶融炉において溶融処理する。溶融炉におい
ては、可燃物は投入燃料によって燃焼又はガス化し、飛
灰を含む可燃性ガスを発生し、その炉底からはスラグが
生成される。発生したガスは、燃焼室において燃焼処理
し、排ガスはガス冷却器、集塵機、排風機を経て煙突か
ら大気中に逃がす。一方、燃焼室とガス冷却器において
発生したボトムアッシュ、集塵機において回収された飛
灰等の生成固形物は、リアクターにおいてアッシュフェ
ライト化処理したのち、水洗浄して水溶性成分を溶出処
理し残渣を乾燥した後、溶融炉に投入する。この工程に
おいて、二重線によって示す生成固形物の経済的な循環
処理系を形成するものである。
は、公知の溶融炉において溶融処理する。溶融炉におい
ては、可燃物は投入燃料によって燃焼又はガス化し、飛
灰を含む可燃性ガスを発生し、その炉底からはスラグが
生成される。発生したガスは、燃焼室において燃焼処理
し、排ガスはガス冷却器、集塵機、排風機を経て煙突か
ら大気中に逃がす。一方、燃焼室とガス冷却器において
発生したボトムアッシュ、集塵機において回収された飛
灰等の生成固形物は、リアクターにおいてアッシュフェ
ライト化処理したのち、水洗浄して水溶性成分を溶出処
理し残渣を乾燥した後、溶融炉に投入する。この工程に
おいて、二重線によって示す生成固形物の経済的な循環
処理系を形成するものである。
【0032】図1に示すシステムによって処理した生成
固形物の処理結果を表に示す。
固形物の処理結果を表に示す。
【0033】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 上記各表において、表1はアッシュフェライト化した後
の生成固形物成分値を示し、表2はこのアッシュフェラ
イト化した灰を5分間水洗した結果を示し、さらに、表
3は水洗後の固体残渣を1300℃〜1500℃の溶融
炉に循環数5にした時に発生した生成固形物のものであ
る。
の生成固形物成分値を示し、表2はこのアッシュフェラ
イト化した灰を5分間水洗した結果を示し、さらに、表
3は水洗後の固体残渣を1300℃〜1500℃の溶融
炉に循環数5にした時に発生した生成固形物のものであ
る。
【0034】その結果、表3に示すように、Znで33
%、Pbで18%の濃度になり、回収する経済性に見合
った濃度となった。
%、Pbで18%の濃度になり、回収する経済性に見合
った濃度となった。
【0035】また、表4は処理生成固形物の溶出試験結
果を他の方式によるものと比較して示す。
果を他の方式によるものと比較して示す。
【0036】同表から、本発明によるアッシュフェライ
ト化した灰の重金属の固定化はほぼ完全であって、無害
化が達成できたことを示す。
ト化した灰の重金属の固定化はほぼ完全であって、無害
化が達成できたことを示す。
【0037】したがって、生成固形物を水洗した排水
は、pH調整だけで放流可能となり、排水処理が簡単に
できる。
は、pH調整だけで放流可能となり、排水処理が簡単に
できる。
【0038】上記実施例はアッシュフェライト化処理及
び水洗処理した後循環したときの例について説明した
が、比較的水溶性成分の少ない生成固形物については、
アッシュフェライト化工程及び水洗工程を省略しても耐
火材の寿命にそれほど影響せず、有価成分を高濃度化し
たものを得ることができる。
び水洗処理した後循環したときの例について説明した
が、比較的水溶性成分の少ない生成固形物については、
アッシュフェライト化工程及び水洗工程を省略しても耐
火材の寿命にそれほど影響せず、有価成分を高濃度化し
たものを得ることができる。
【0039】また、図2のように、水洗浄工程を循環ラ
インから外して、重金属回収ライン上に設けても同じ効
果が得られる。
インから外して、重金属回収ライン上に設けても同じ効
果が得られる。
【0040】溶融炉へ投入する固形物が、一般ごみ焼却
炉の焼却灰とボトムアッシュ,飛灰をプラズマ溶融炉等
で減容化処理する時に発生するボトムアッシュと飛灰の
場合のように、この中の水溶性成分(NaCl,KC
l)が多く、且つ、水溶性重金属が多く含まれる場合の
実施例を図4に示す。
炉の焼却灰とボトムアッシュ,飛灰をプラズマ溶融炉等
で減容化処理する時に発生するボトムアッシュと飛灰の
場合のように、この中の水溶性成分(NaCl,KC
l)が多く、且つ、水溶性重金属が多く含まれる場合の
実施例を図4に示す。
【0041】本方式はZn,Pbの濃縮効果は同じ効果
があるが、水溶性成分が溶融炉内に入っていないため、
スラグ層が均一で均質のスラグとなり、資源化しやすく
なるとともに、炉内耐火材の損耗が少なくなり、約3倍
の長寿命化を図ることができた。
があるが、水溶性成分が溶融炉内に入っていないため、
スラグ層が均一で均質のスラグとなり、資源化しやすく
なるとともに、炉内耐火材の損耗が少なくなり、約3倍
の長寿命化を図ることができた。
【0042】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0043】(1) 生成固形物の重金属の溶出が完全
に防止でき、洗浄放流水の重金属処理を不要にできる。
に防止でき、洗浄放流水の重金属処理を不要にできる。
【0044】(2) 固形物処理の循環システム系が完
成するので、処理効率化と共に、回収物の濃縮化を達成
でき、有価物として再資源化が可能となる。
成するので、処理効率化と共に、回収物の濃縮化を達成
でき、有価物として再資源化が可能となる。
【0045】(3) スラグ品質も均質化でき、路盤
材,細骨材として再資源化が可能となる。
材,細骨材として再資源化が可能となる。
【0046】(4) 溶融炉、燃焼室、ガス冷却器の耐
火材の損耗が少なくできるとともに、閉塞トラブルも防
止できる。
火材の損耗が少なくできるとともに、閉塞トラブルも防
止できる。
【図1】 本発明の第1の実施例の処理システムを示
す。
す。
【図2】 本発明の第2の実施例の処理システムを示
す。
す。
【図3】 本発明の第3の実施例の処理システムを示
す。
す。
【図4】 本発明の第4の実施例の処理システムを示
す。
す。
Claims (4)
- 【請求項1】 重金属を含む固形物を溶融炉にて処理す
る方法において、該溶融炉から発生する飛灰やボトムア
ッシュ等の生成固形物を前記溶融炉に戻す工程を繰り返
し、高沸点物は、無害化減容化しスラグとして排出し、
一方、低沸点物は、前記工程の繰り返しにより規定濃度
までに濃縮し、有価物として回収することを特徴とする
重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法。 - 【請求項2】 重金属を含む固形物を溶融炉にて処理す
る方法において、該溶融炉から発生する飛灰やボトムア
ッシュ等の生成固形物を前記溶融炉に戻す工程を繰り返
し、高沸点物は、無害化減容化しスラグとして排出し、
一方、低沸点物は、前記工程の繰り返しによる規定濃度
までの濃縮の後に水洗処理又はアッシュフェライト化処
理及び水洗処理を行い有価物として回収することを特徴
とする重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法。 - 【請求項3】 重金属を含む固形物を溶融炉にて処理す
る方法において、該溶融炉から発生する飛灰やボトムア
ッシュ等の生成固形物を水洗処理又はアッシュフェライ
ト化処理及び水洗処理を行った後、前記溶融炉に戻す工
程を繰り返し、高沸点物は、無害化減容化しスラグとし
て排出し、一方、低沸点物は、前記工程の繰り返しによ
り規定濃度までに濃縮し、有価物として回収することを
特徴とする重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法。 - 【請求項4】 重金属を含む固形物を事前に水洗処理又
はアッシュフェライト化処理及び水洗処理した後に溶融
炉に投入し、請求項1,2,3項記載のいずれかの操作
を行うことを特徴とする重金属を含む固形物の溶融・循
環処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5016618A JPH06226236A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5016618A JPH06226236A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226236A true JPH06226236A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11921330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5016618A Pending JPH06226236A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 重金属を含む固形物の溶融・循環処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06226236A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336641A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-26 | Nkk Corp | 廃棄物からの発生ガスの精製方法 |
| CN108202077A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-06-26 | 上海炼升化工股份有限公司 | 一种催化裂化平衡剂的资源化处理方法 |
| CN109185897A (zh) * | 2018-07-20 | 2019-01-11 | 加拿大艾浦莱斯有限公司 | 一种高氯危废焚烧烟气的气体净化及飞灰处理系统及方法 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP5016618A patent/JPH06226236A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336641A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-26 | Nkk Corp | 廃棄物からの発生ガスの精製方法 |
| CN108202077A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-06-26 | 上海炼升化工股份有限公司 | 一种催化裂化平衡剂的资源化处理方法 |
| CN109185897A (zh) * | 2018-07-20 | 2019-01-11 | 加拿大艾浦莱斯有限公司 | 一种高氯危废焚烧烟气的气体净化及飞灰处理系统及方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010629 |