JPH06226405A - 水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置 - Google Patents
水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置Info
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- JPH06226405A JPH06226405A JP3089559A JP8955991A JPH06226405A JP H06226405 A JPH06226405 A JP H06226405A JP 3089559 A JP3089559 A JP 3089559A JP 8955991 A JP8955991 A JP 8955991A JP H06226405 A JPH06226405 A JP H06226405A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳片引抜きと並行してリアルタイムで自動的
に高い信頼性で異常診断を実行できるような水平連続鋳
造設備用引抜装置の異常診断装置を提供する。 【構成】 鋳片引抜き戻し特性Ssに対して、モールド
出口付近での鋳片に従動する制御ロールの検出回転角を
換算した制御ロールストロークSc、ピンチロールの検
出回転角を換算したピンチロールストロークSp、サー
ボモータの検出回転角を換算したモータストロークSm
に、種々の機械的・電気的誤差要因による偏差が夫々発
生する。鋳片引抜きと並行して引抜き駆動と戻し駆動に
おける偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差をリ
アルタイムで自動的に求め、これらを許容値と比較する
ことにより引抜装置の異常を診断する。
に高い信頼性で異常診断を実行できるような水平連続鋳
造設備用引抜装置の異常診断装置を提供する。 【構成】 鋳片引抜き戻し特性Ssに対して、モールド
出口付近での鋳片に従動する制御ロールの検出回転角を
換算した制御ロールストロークSc、ピンチロールの検
出回転角を換算したピンチロールストロークSp、サー
ボモータの検出回転角を換算したモータストロークSm
に、種々の機械的・電気的誤差要因による偏差が夫々発
生する。鋳片引抜きと並行して引抜き駆動と戻し駆動に
おける偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差をリ
アルタイムで自動的に求め、これらを許容値と比較する
ことにより引抜装置の異常を診断する。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、水平連続鋳造設備のタ
ンディッシュに設けたモールドから鋳片を、所定ストロ
ークの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ
間欠的に引抜く引抜装置の異常診断装置に関し、特に鋳
片引抜き戻しの偏差の平均値と標準偏差に基いてリアル
タイムで自動的に異常診断するようにしたものに関す
る。
ンディッシュに設けたモールドから鋳片を、所定ストロ
ークの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ
間欠的に引抜く引抜装置の異常診断装置に関し、特に鋳
片引抜き戻しの偏差の平均値と標準偏差に基いてリアル
タイムで自動的に異常診断するようにしたものに関す
る。
【従来の技術】水平連続鋳造設備用引抜装置は、タンデ
ィッシュに設けたモールドにより鋳片を連続的に鋳造す
るときに、所定ストローク(10〜20mm)の引抜き
と微小ストローク(0.3〜1.5 mm)の戻しとを繰返え
しつつ間欠的に引抜く為のものである。前記タンディッ
シュからモールド内へ供給される溶鋼はモールド内でそ
の外表面部が凝固し、次に鋳片が所定ストローク引抜か
れると、モールド内の最上流部に溶鋼が充填されて凝固
し始めるが、モールドから延びた鋳片が徐々に冷えて収
縮することから引抜きの後微小待ち時間の間鋳片を停止
させてから少なくとも熱収縮分だけ鋳片をモールドの方
へ微小ストロークだけ戻して、モールドの最上流部の新
凝固シェルとこれに隣接する凝固シェルとの接合の強化
を図り、次に微小待ち時間の間鋳片を停止させ、その後
次サイクルの引抜きに移行するが、このような間欠的な
引抜きを例えば0.5秒毎に繰返えすことにより、鋳片
を連続的に鋳造していくことになる。前記モールド内で
の凝固シェルの形成の挙動については特公平1−398
60号公報にも記載された通りであり、鋳片を戻すとき
の微小ストロークは鋳片の品質上極めて重要で、戻しの
ストロークが不足すると凝固シェルと凝固シェルの境界
部にウィットネスマーククラックが発生しまた戻しのス
トロークが大きすぎると凝固中の鋼組織に悪影響が発生
し、所定の品質の鋳片を製造することが出来なくなる。
従って、引抜装置の性能は鋳片の引抜きと戻しの際の位
置精度をどれだけ高め得るかに大きく依存している。特
公平1−34707号公報の水平連続鋳造装置の引抜装
置では、上下1対のピンチロールのうちの一方のピンチ
ロールを駆動するサーボモータを設け、このモータの回
転角を検出するパルスジェネレータを設け、予め設定さ
れた鋳片引抜きの速度特性とパルスジェネレータで検出
されるモータの実回転速度とに基いて微小時間毎に指令
パルス信号を発生させ、この指令パルス信号によりサー
ボモータを制御するようになっている。前記公報に記載
のように、予め設定された速度特性に基いて、サーボモ
ータによりピンチロールを駆動するにしても、引抜装置
のバックラッシュやベアリングの摩耗によるガタや軸部
材の弾性捩れ変形などの機械的誤差要因、或いは制御系
の応答遅れなどの電気的誤差要因によって、鋳片引抜き
の引抜き駆動ストロークや戻し駆動ストロークの偏差を
常時許容値以下に維持することは容易ではない。そこ
で、従来では、鋳片引抜きが所定の精度で実行されてい
るか否かを監視する為、ピンチロールを駆動するサーボ
モータの回転角を検出するパルスジェネレータ及びピン
チロールの回転角を検出するパルスジェネレータを設
け、これらパルスジェネレータの検出信号を高速のデー
タレコーダやペンレコーダで記録し、その記録データを
マニュアルにて解析することにより、引抜き設定ストロ
ークと検出ストロークとの偏差の平均値及び標準偏差を
求めるとともに、戻し設定ストロークと検出ストローク
との偏差の平均値及び標準偏差を求め、これらに基いて
引抜装置の異常を診断する技術を採用していた。
ィッシュに設けたモールドにより鋳片を連続的に鋳造す
るときに、所定ストローク(10〜20mm)の引抜き
と微小ストローク(0.3〜1.5 mm)の戻しとを繰返え
しつつ間欠的に引抜く為のものである。前記タンディッ
シュからモールド内へ供給される溶鋼はモールド内でそ
の外表面部が凝固し、次に鋳片が所定ストローク引抜か
れると、モールド内の最上流部に溶鋼が充填されて凝固
し始めるが、モールドから延びた鋳片が徐々に冷えて収
縮することから引抜きの後微小待ち時間の間鋳片を停止
させてから少なくとも熱収縮分だけ鋳片をモールドの方
へ微小ストロークだけ戻して、モールドの最上流部の新
凝固シェルとこれに隣接する凝固シェルとの接合の強化
を図り、次に微小待ち時間の間鋳片を停止させ、その後
次サイクルの引抜きに移行するが、このような間欠的な
引抜きを例えば0.5秒毎に繰返えすことにより、鋳片
を連続的に鋳造していくことになる。前記モールド内で
の凝固シェルの形成の挙動については特公平1−398
60号公報にも記載された通りであり、鋳片を戻すとき
の微小ストロークは鋳片の品質上極めて重要で、戻しの
ストロークが不足すると凝固シェルと凝固シェルの境界
部にウィットネスマーククラックが発生しまた戻しのス
トロークが大きすぎると凝固中の鋼組織に悪影響が発生
し、所定の品質の鋳片を製造することが出来なくなる。
従って、引抜装置の性能は鋳片の引抜きと戻しの際の位
置精度をどれだけ高め得るかに大きく依存している。特
公平1−34707号公報の水平連続鋳造装置の引抜装
置では、上下1対のピンチロールのうちの一方のピンチ
ロールを駆動するサーボモータを設け、このモータの回
転角を検出するパルスジェネレータを設け、予め設定さ
れた鋳片引抜きの速度特性とパルスジェネレータで検出
されるモータの実回転速度とに基いて微小時間毎に指令
パルス信号を発生させ、この指令パルス信号によりサー
ボモータを制御するようになっている。前記公報に記載
のように、予め設定された速度特性に基いて、サーボモ
ータによりピンチロールを駆動するにしても、引抜装置
のバックラッシュやベアリングの摩耗によるガタや軸部
材の弾性捩れ変形などの機械的誤差要因、或いは制御系
の応答遅れなどの電気的誤差要因によって、鋳片引抜き
の引抜き駆動ストロークや戻し駆動ストロークの偏差を
常時許容値以下に維持することは容易ではない。そこ
で、従来では、鋳片引抜きが所定の精度で実行されてい
るか否かを監視する為、ピンチロールを駆動するサーボ
モータの回転角を検出するパルスジェネレータ及びピン
チロールの回転角を検出するパルスジェネレータを設
け、これらパルスジェネレータの検出信号を高速のデー
タレコーダやペンレコーダで記録し、その記録データを
マニュアルにて解析することにより、引抜き設定ストロ
ークと検出ストロークとの偏差の平均値及び標準偏差を
求めるとともに、戻し設定ストロークと検出ストローク
との偏差の平均値及び標準偏差を求め、これらに基いて
引抜装置の異常を診断する技術を採用していた。
【発明が解決しようとする課題】前記特公平1−347
07号公報の鋳造引抜き技術においては、ピンチロール
駆動用モータの回転角をパルスジェネレータで検出する
ようにしているが、ピンチロールはモールドからかなり
離れた位置に設けられており、モールドとピンチロール
間において鋳片の熱収縮が起こるので、ピンチロールの
位置での鋳片の移動量はモールド出口部での鋳片の移動
量よりも小さくなることから、モールド出口部での鋳片
の位置・速度を高精度に制御するには限界がある。一
方、従来のように、パルスジェネレータの検出信号をレ
コーダを介して記録紙に記録し、そのデータをマニュア
ルにて解析する場合には、多量のデータを処理しなけれ
ばならないので、一人の解析者が約1週間程データ処理
を行なわなければ、偏差の平均値や標準偏差を得ること
が出来ないので、その間引抜装置が正常か否か診断する
ことが出来ず、仮に異常状態のまま鋳造を繰返すと低品
質の鋳片を製造してしまうことになること、異常診断を
リアルタイムで自動的に実行できないこと、データ処理
に多大の労力と時間がかかること、モールドの付近の鋳
片の移動量を検出し、その検出信号を異常診断に用いて
いなかったので、異常診断の信頼性を十分に高めること
が出来なかったこと、などの問題がある。本発明の目的
は、鋳片引抜きと並行してリアルタイムで自動的に高い
信頼性でもって異常診断を行ない得るような水平連続鋳
造設備用引抜装置の異常診断装置を提供することであ
る。
07号公報の鋳造引抜き技術においては、ピンチロール
駆動用モータの回転角をパルスジェネレータで検出する
ようにしているが、ピンチロールはモールドからかなり
離れた位置に設けられており、モールドとピンチロール
間において鋳片の熱収縮が起こるので、ピンチロールの
位置での鋳片の移動量はモールド出口部での鋳片の移動
量よりも小さくなることから、モールド出口部での鋳片
の位置・速度を高精度に制御するには限界がある。一
方、従来のように、パルスジェネレータの検出信号をレ
コーダを介して記録紙に記録し、そのデータをマニュア
ルにて解析する場合には、多量のデータを処理しなけれ
ばならないので、一人の解析者が約1週間程データ処理
を行なわなければ、偏差の平均値や標準偏差を得ること
が出来ないので、その間引抜装置が正常か否か診断する
ことが出来ず、仮に異常状態のまま鋳造を繰返すと低品
質の鋳片を製造してしまうことになること、異常診断を
リアルタイムで自動的に実行できないこと、データ処理
に多大の労力と時間がかかること、モールドの付近の鋳
片の移動量を検出し、その検出信号を異常診断に用いて
いなかったので、異常診断の信頼性を十分に高めること
が出来なかったこと、などの問題がある。本発明の目的
は、鋳片引抜きと並行してリアルタイムで自動的に高い
信頼性でもって異常診断を行ない得るような水平連続鋳
造設備用引抜装置の異常診断装置を提供することであ
る。
【課題を解決するための手段】請求項1に係る水平連続
鋳造設備用引抜装置の異常診断装置は、水平連続鋳造設
備のタンディッシェに設けたモールドから鋳片を所定ス
トロークの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えし
つつ間欠的に引抜く鋳片引抜きを行なうピンチロールと
これを駆動するサーボモータを備えた引抜装置におい
て、前記鋳片引抜きの1サイクル分の予め設定された鋳
片引抜き戻し特性を有し鋳片引抜きの各サイクル毎に鋳
片引抜き戻し特性に基いて引抜装置を制御する制御手段
と、前記モールドの出口側付近における鋳片の移動量を
検出する第1検出手段と、この第1検出手段の検出信号
を用いて引抜き設定ストロークと引抜き検出ストローク
との偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求め
るとともに戻し設定ストロークと戻し検出ストロークと
の偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める
第1演算手段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に
対応して予め設定された許容値より大きいときに異常で
あると判別する第1判別手段とを備えたものである。請
求項2に係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装
置は、請求項1の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診
断装置において、前記ピンチロールの回転角を検出する
第2検出手段と、この第2検出手段の検出信号を用いて
引抜き設定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差
の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるととも
に戻し設定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の
複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める第2演算
手段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して
予め設定された許容値より大きいときに異常であると判
別する第2判別手段とを備えたものである。請求項3に
係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置は、請
求項2の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置に
おいて、前記サーボモータの回転角を検出する第3検出
手段と、この第3検出手段の検出信号を用いて引抜き設
定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差の複数サ
イクル分の平均値及び標準偏差を求めるとともに戻し設
定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の複数サイ
クル分の平均値及び標準偏差を求める第3演算手段と、
前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予め設定
された許容値より大きいときに異常であると判別する第
3判別手段とを備えたものである。
鋳造設備用引抜装置の異常診断装置は、水平連続鋳造設
備のタンディッシェに設けたモールドから鋳片を所定ス
トロークの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えし
つつ間欠的に引抜く鋳片引抜きを行なうピンチロールと
これを駆動するサーボモータを備えた引抜装置におい
て、前記鋳片引抜きの1サイクル分の予め設定された鋳
片引抜き戻し特性を有し鋳片引抜きの各サイクル毎に鋳
片引抜き戻し特性に基いて引抜装置を制御する制御手段
と、前記モールドの出口側付近における鋳片の移動量を
検出する第1検出手段と、この第1検出手段の検出信号
を用いて引抜き設定ストロークと引抜き検出ストローク
との偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求め
るとともに戻し設定ストロークと戻し検出ストロークと
の偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める
第1演算手段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に
対応して予め設定された許容値より大きいときに異常で
あると判別する第1判別手段とを備えたものである。請
求項2に係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装
置は、請求項1の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診
断装置において、前記ピンチロールの回転角を検出する
第2検出手段と、この第2検出手段の検出信号を用いて
引抜き設定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差
の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるととも
に戻し設定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の
複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める第2演算
手段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して
予め設定された許容値より大きいときに異常であると判
別する第2判別手段とを備えたものである。請求項3に
係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置は、請
求項2の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置に
おいて、前記サーボモータの回転角を検出する第3検出
手段と、この第3検出手段の検出信号を用いて引抜き設
定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差の複数サ
イクル分の平均値及び標準偏差を求めるとともに戻し設
定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の複数サイ
クル分の平均値及び標準偏差を求める第3演算手段と、
前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予め設定
された許容値より大きいときに異常であると判別する第
3判別手段とを備えたものである。
【作用】請求項1に係る水平連続鋳造設備用引抜装置の
異常診断装置においては、制御手段は、鋳片引抜きの各
サイクル毎に、鋳片引抜き戻し特性に基いて引抜装置を
制御していく。第1検出手段は、鋳造時モールドの出口
付近における鋳片の移動量を検出する。第1演算手段は
鋳造時第1検出手段の検出信号を用いて引抜き設定スト
ロークと引抜き検出ストロークとの偏差の複数サイクル
分の平均値及び標準偏差を求めるとともに、戻し設定ス
トロークと戻し検出ストロークとの偏差の複数サイクル
分の平均値及び標準偏差を求める。第1判別手段は前記
の各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予め設定さ
れた許容値より大きいときに異常であると判別する。前
記第1検出手段はモールド内での鋳片の移動量を正しく
反映するモールドの出口付近の鋳片の移動量を検出する
ので、モールドからピンチロールまでの間での鋳片の熱
収縮をも加味した鋳片の移動量を用いることが出来るの
で、異常診断の信頼性が十分に高くなる。第1演算手段
によって引抜きストロークと戻しストロークの偏差の複
数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるので、定常
的に発生する偏差の平均値及び標準偏差を求めることが
出来、異常診断の信頼性が高くなる。第1検出手段によ
る検出と第1演算手段による演算と第1判別手段による
判別とを鋳片引抜きに並行して自動的に行なうので、異
常診断をリアルタイムで迅速に実行できるから、常に高
品質の鋳片を製造することが出来、異常診断のデータ処
理を自動化できるからそのコストを低減することが出来
る。請求項2に係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常
診断装置においては、基本的に請求項1と同様の作用が
得られる。加えて、第2検出手段はピンチロールの回転
角を検出し、その検出信号を用いて第2演算手段は第1
演算手段と同様の演算を行なって引抜きストロークと戻
しストロークの偏差の複数サイクル分の平均値及び標準
偏差を求め、第2判別手段は第1判別手段と同様の判別
を行なう。このように、第1検出手段の検出信号を用い
る異常診断と第2検出手段の検出信号を用いる異常診断
とを重複的に実行するので、異常診断の信頼性が高くな
る。また、第1判別手段が異常を判別したのか第2判別
手段が異常を判別したのかに応じてモールドが異常なの
かまた引抜装置が異常なのか異常発生個所を絞り込むこ
とが容易になる。請求項3に係る水平連続鋳造設備用引
抜装置の異常診断装置においては、基本的に請求項2と
同様の作用が得られる。加えて、第3検出手段はサーボ
モータの回転角を検出し、その検出信号を用いて第3演
算手段は第1演算手段と同様の演算を行なって引抜きス
トロークと戻しストロークの偏差の複数サイクル分の平
均値及び標準偏差を求め、第3判別手段は第1判別手段
と同様の判別を行なう。このように、異常診断を3重に
実行するので、異常診断の信頼性が更に高くなる。ま
た、モールドが異常なのか引抜装置が異常なのかサーボ
モータが異常なのか異常発生個所を絞り込むことが一層
容易になる。
異常診断装置においては、制御手段は、鋳片引抜きの各
サイクル毎に、鋳片引抜き戻し特性に基いて引抜装置を
制御していく。第1検出手段は、鋳造時モールドの出口
付近における鋳片の移動量を検出する。第1演算手段は
鋳造時第1検出手段の検出信号を用いて引抜き設定スト
ロークと引抜き検出ストロークとの偏差の複数サイクル
分の平均値及び標準偏差を求めるとともに、戻し設定ス
トロークと戻し検出ストロークとの偏差の複数サイクル
分の平均値及び標準偏差を求める。第1判別手段は前記
の各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予め設定さ
れた許容値より大きいときに異常であると判別する。前
記第1検出手段はモールド内での鋳片の移動量を正しく
反映するモールドの出口付近の鋳片の移動量を検出する
ので、モールドからピンチロールまでの間での鋳片の熱
収縮をも加味した鋳片の移動量を用いることが出来るの
で、異常診断の信頼性が十分に高くなる。第1演算手段
によって引抜きストロークと戻しストロークの偏差の複
数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるので、定常
的に発生する偏差の平均値及び標準偏差を求めることが
出来、異常診断の信頼性が高くなる。第1検出手段によ
る検出と第1演算手段による演算と第1判別手段による
判別とを鋳片引抜きに並行して自動的に行なうので、異
常診断をリアルタイムで迅速に実行できるから、常に高
品質の鋳片を製造することが出来、異常診断のデータ処
理を自動化できるからそのコストを低減することが出来
る。請求項2に係る水平連続鋳造設備用引抜装置の異常
診断装置においては、基本的に請求項1と同様の作用が
得られる。加えて、第2検出手段はピンチロールの回転
角を検出し、その検出信号を用いて第2演算手段は第1
演算手段と同様の演算を行なって引抜きストロークと戻
しストロークの偏差の複数サイクル分の平均値及び標準
偏差を求め、第2判別手段は第1判別手段と同様の判別
を行なう。このように、第1検出手段の検出信号を用い
る異常診断と第2検出手段の検出信号を用いる異常診断
とを重複的に実行するので、異常診断の信頼性が高くな
る。また、第1判別手段が異常を判別したのか第2判別
手段が異常を判別したのかに応じてモールドが異常なの
かまた引抜装置が異常なのか異常発生個所を絞り込むこ
とが容易になる。請求項3に係る水平連続鋳造設備用引
抜装置の異常診断装置においては、基本的に請求項2と
同様の作用が得られる。加えて、第3検出手段はサーボ
モータの回転角を検出し、その検出信号を用いて第3演
算手段は第1演算手段と同様の演算を行なって引抜きス
トロークと戻しストロークの偏差の複数サイクル分の平
均値及び標準偏差を求め、第3判別手段は第1判別手段
と同様の判別を行なう。このように、異常診断を3重に
実行するので、異常診断の信頼性が更に高くなる。ま
た、モールドが異常なのか引抜装置が異常なのかサーボ
モータが異常なのか異常発生個所を絞り込むことが一層
容易になる。
【発明の効果】請求項1に係る水平連続鋳造設備用引抜
装置の異常診断装置によれば、作用の項で説明したよう
に、モールドの出口付近の鋳片の移動量を検出しその検
出信号を用いるので異常診断の信頼性を十分に高め得る
こと、定常的に発生する偏差の平均値と標準偏差を求め
るので異常診断の信頼性が高くなること、異常診断を鋳
片引抜きと並行して自動的にリアルタイムで迅速に実行
できるので常に高品質の鋳片を製造できること、異常診
断のデータ処理を自動化してそのコストを大幅に低減し
得ること、などの効果が得られる。請求項2に係る水平
連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置によれば、作用
の項で説明したように、請求項1と同様の効果が得られ
る。加えて、ピンチロールの回転角を検出し、その検出
信号を用いた異常診断も実行し、重複的に異常診断を行
なうので、異常診断の信頼性を一層高めることが出来る
こと、モールドが異常なのかまた引抜装置が異常なのか
異常発生個所を絞り込むことが容易になること、などの
効果も得られる。請求項3に係る水平連続鋳造設備用引
抜装置の異常診断装置によれば、作用の項で説明したよ
うに、基本的に請求項2と同様の効果が得られる。加え
て、サーボモータの回転角を検出し、その検出信号を用
いた異常診断も実行し、3重的に異常診断を行なうの
で、異常診断の信頼性を更に高めることが出来ること、
モールドが異常なのかまた引抜装置が異常なのかまたサ
ーボモータが異常なのか異常発生個所を更に絞り込むこ
とが容易になること、などの効果も得られる。
装置の異常診断装置によれば、作用の項で説明したよう
に、モールドの出口付近の鋳片の移動量を検出しその検
出信号を用いるので異常診断の信頼性を十分に高め得る
こと、定常的に発生する偏差の平均値と標準偏差を求め
るので異常診断の信頼性が高くなること、異常診断を鋳
片引抜きと並行して自動的にリアルタイムで迅速に実行
できるので常に高品質の鋳片を製造できること、異常診
断のデータ処理を自動化してそのコストを大幅に低減し
得ること、などの効果が得られる。請求項2に係る水平
連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置によれば、作用
の項で説明したように、請求項1と同様の効果が得られ
る。加えて、ピンチロールの回転角を検出し、その検出
信号を用いた異常診断も実行し、重複的に異常診断を行
なうので、異常診断の信頼性を一層高めることが出来る
こと、モールドが異常なのかまた引抜装置が異常なのか
異常発生個所を絞り込むことが容易になること、などの
効果も得られる。請求項3に係る水平連続鋳造設備用引
抜装置の異常診断装置によれば、作用の項で説明したよ
うに、基本的に請求項2と同様の効果が得られる。加え
て、サーボモータの回転角を検出し、その検出信号を用
いた異常診断も実行し、3重的に異常診断を行なうの
で、異常診断の信頼性を更に高めることが出来ること、
モールドが異常なのかまた引抜装置が異常なのかまたサ
ーボモータが異常なのか異常発生個所を更に絞り込むこ
とが容易になること、などの効果も得られる。
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。図1は、水平連続鋳造設備1を示し、この鋳
造設備1にはレードル2、タンディッシュ3、ダンディ
ッシュシェーカー4、タンディッシュ3の前面に水平に
向けて取付けられたモールド5、モールド5の延長上に
延びるローラコンベア6、ローラコンベア6の途中部に
配設された引抜装置7、その下流側の切断装置8、など
が設けられている。この鋳造設備1においては、レード
ル2からタンディッシュ3内へ溶鋼を充填し、その溶鋼
をタンディッシュ3からモールド5内へ供給し、モール
ド5で所定断面形状に鋳造された鋳片Wはローラコンベ
ア6上を下流側へ延び、引抜装置7により所定ストロー
クの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ鋳
片Wを間欠的に引抜いていって、連続的に鋳片Wを鋳造
するようになっている。前記引抜装置7について、図2
〜図8を参照しつつ説明する。図2・図3に示すよう
に、ベースフレーム11の中央部に左右に隔てて1対の
枢支ブラケット12が立設され、枢支ブラケット12の
前側と後側に上下1対のロール軸13及びロール軸13
に固定されたピンチロール14が夫々配設され、前側の
下段のロール軸13はベースフレーム11に設けた前後
1対の軸受部材で支持され、後側の下段のロール軸13
はベースフレーム11に設けた前後1対の軸受部材で支
持されている。前側の上段のロール軸13を上下揺動可
能に枢支する為、左右の枢支ブラケット12の前側には
左右1対の相互に連結されたアーム部材15が配設さ
れ、前側の上段のロール軸13は左右1対のアーム部材
15に軸受15aを介して回転自在に支持され、左右1
対のアーム部材15の後端部は夫々左右の枢支ブラケッ
ト12の上端部に共通の支軸16を介して回動自在に枢
着されている。更に、左右のアーム部材15を夫々揺動
させたり或いはピンチロール14を鋳片Wの方へつまり
下方へ付勢する為の左右1対の油圧シリンダ17が設け
られている。後側の上段のロール軸13を上下揺動可能
に枢支する為、左右の枢支ブラケット12の後側には左
右1対の相互に連結されたアーム部材15が配設され、
後側の上段のロール軸13は左右1対のアーム部材15
に軸受15aを介して回転自在に支持され、左右1対の
アーム部材15の前端部は夫々左右の枢支ブラケット1
2の上端部に共通の支軸16を介して回動自在に枢着さ
れている。更に、左右のアーム部材15を夫々揺動させ
たり或いはピンチロール14を鋳片Wの方へつまり下方
へ付勢する為の左右1対の油圧シリンダ17が設けられ
ている。次に、前側の上段のロール軸13とピンチロー
ル14とを回転駆動する回転駆動装置20について、図
5〜図8に基いて説明する。左右のアーム部材15の間
でロール軸13にはピンチロール14が外嵌され、ピン
チロール14は1対の接線キー13aを介してロール軸
13に相対回転不能に固定されている。ロール軸13の
左端部にはウォームホイール21が固着され、このウォ
ームホイール21に噛合する複リード型のウォームギヤ
部22aを有するウォームギヤ軸22がウォームホイー
ル21の上側に前後方向に水平に向けて配設され、ウォ
ームギヤ軸22の前部には入力軸部22bが設けられ、
ウォームホイール21とウォームギヤ軸22aと位置調
節機構23とを備えたウォーム減速機が構成されてい
る。前記ウォームギヤ軸22の前側にはブラシレスモー
タからなるACサーボモータ24が同軸心状に配設さ
れ、その出力軸24aはウォームギヤ軸22の入力軸部
22bにバックラッシュレスの軸継手25で連結されて
いる。前記ウォーム減速機におけるウォームギヤ部22
aとウォームホイール21間にバックラックが生じるの
を防ぐ為に、ウォームギヤ部22aは図8に示すように
複リード型のギヤ歯に形成され、その後面のリード(ピ
ッチ)はt1で、前面のリード(ピッチ)はt2で、リ
ードt2はリードt1よりも微小量Δtだけ大きく、ギ
ヤ歯の歯厚が前方にいく程厚く形成されていることか
ら、ウォームギヤ軸22の軸方向位置を位置調節機構2
3を介して調節することにより、バックラッシュが略零
のバックラッシュレスのウォーム減速機となる。位置調
節機構23について簡単に説明すると、キャップ状のベ
アリングハウス26内の軸受27にウォームギヤ軸22
の端部22cが支持され、ベアリングハウス26はハウ
ジング28の孔29に移動可能に装着され、ベアリング
ハウス26に外嵌螺合された固定ナット30及び可動ナ
ット31のうち、固定ナット30はハウジング28に複
数のボルトで固定され、軸受27のアウタレースの端部
を押える押え具32はベアリングハウス26に内嵌螺合
されたロック具33で受止められ、ロック具33はベア
リングハウス26に内嵌螺合された止めネジ部材34で
緩み止めされている。前記軸継手25を入力軸部22b
に固定するロック機構25aを緩め、且つ止めネジ部材
34と可動ナット31とを緩めてから、ベアリングハウ
ス26を回動させることによりハウジング28及び固定
ナット30に対してベアリングハウス26の軸方向位置
つまりウォームギヤ軸22の軸方向位置を前方又は後方
へ微調整してバックラッシュレスの状態とし、その後止
めネジ部材34と可動ナット31とを締結し且つロック
機構25aを締結すればよい。尚、ロール軸13とピン
チロール14とを冷却する為、ロール軸13の中心部に
は軸孔35が形成され、軸孔35にパイプ36が挿入さ
れ、ロータリ継手37とパイプ36を介して軸孔35内
へ冷却水を供給するようになっている。前記のように、
前側の上段のピンチロール14を回転駆動する為の回転
駆動装置20について説明したが、後側の上段のピンチ
ロール14のロール軸13には回転駆動装置20と前後
に対称の同様のものが設けられ、前側の下段のピンチロ
ール14のロール軸13には回転駆動装置20と上下に
略対称の同様のものが設けられ、後側の下段のピンチロ
ール14のロール軸13には前側の下段のピンチロール
14の回転駆動装置と前後に対称の同様のものが設けら
れている。尚、前記4組の回転駆動装置20の4台のA
Cサーボモータ24について、各モータハウジングを回
転拘束する為、上下に相対応する2台のACサーボモー
タ24のモータハウジングは、図4に図示の回転拘束機
構38によりベースフレーム11に連結されている。次
に、制御系について図9〜図11を参照しつつ説明す
る。図9に示すように、前記各ACサーボモータ24に
対応するサーボ制御系40が設けられ、サーボ制御系4
0は、モータの回転速度を検出するタコジェネレータ4
1と、モータの回転角を検出するパルスジェネレータ4
2と、サーボアンプ43とで構成されている。コントロ
ールユニット46は4組のサーボ制御系40に対応する
D/A変換器44を有し、各サーボ制御系40のパルス
ジェネレータ42の検出信号はコントロールユニット4
6へ供給され、各D/A変換器44から対応するサーボ
アンプ43へ制御信号が出力され、各タコジェネレータ
41の検出信号が対応するサーボアンプ43へ供給され
ている。尚、後側の下段のピンチロール14を駆動する
モータ24の回転角を検出するパルスジェネレータ42
の出力はコントロールユニット46における鋳片引抜き
制御に用いられるが、残りの3つのパルスジェネレータ
42の出力は夫々対応するACサーボモータ24の回転
速度をディスプレイ47に表示する為に用いられる。更
に、後側の下段のピンチロール14のロール軸13の回
転角を検出するパルスジェネレータ45が設けられ、そ
の出力がコントロールユニット46へ供給され、またモ
ールド5の出口側付近において鋳片Wにスリップなしに
従動回転する制御ロール50aが設けられ、制御ロール
50aの回転角を検出するパルスジェネレータ50が設
けられ、そのパルスジェネレータ50の検出信号がコン
トロールユニット46へ供給される。尚、パルスジェネ
レータ45・50の分解能は高く設定され、低速の戻し
駆動時にも約10〜20μm毎に検出パルス信号が出力
されるものとする。更に、各サーボアンプ43にはモー
タ24へ供給する駆動電流を検出する電流検出器(カレ
ントトランジューサー)が組込まれており、その電流検
出信号がコントロールユニット46へ出力されている。
前記コントロールユニット46は、CPUとROMとR
AMとを有するマイクロコンピュータと、入出力インタ
ーフェースと、CRTディスプレイ47を制御するディ
スプレイコントローラと、プリンタ48を制御するプリ
ンタコントローラとを備え、コントロールユニット46
には操作盤49が接続されている。前記マイクロコンピ
ュータのROMには、鋳片Wの種類毎に予め設定された
鋳片引抜き戻し特性に従って、4組のACサーボモータ
24を制御する鋳片引抜き制御の制御プログラム及び鋳
片引抜き制御に付随する異常診断制御の制御プログラム
が予め入力格納されている。ここで、所定ストロークの
引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ鋳片W
を間欠的に引抜くときの1サイクル当りのストローク特
性と速度特性は図10・図11のように設定され、t0
〜t1の約0.2秒間鋳片Wを引抜き駆動し、次にt1
〜t2の約0.1秒間停止し、次にt2〜t3の約0.
1秒間鋳片Wを戻し駆動し、次にt3〜t4の約0.1
秒間停止する。尚、t0〜t1の間の引抜き駆動のスト
ロークは約10〜20mm、t2〜t3の間の戻し駆動
の微小ストロークは約0.3〜1.5mmである。図1
0に示される鋳片引抜き戻し特性のテーブル又はマップ
が鋳片引抜き制御の制御プログラムに付随させて予めR
OMに格納されている。前記鋳片引抜き制御について簡
単に説明する。引抜き駆動の場合、コントロールユニッ
ト46において、微小時間毎に、鋳片引抜き戻し特性に
含まれる引抜きストローク特性に基いて速度指令と位置
指令とが演算にて決定され、この位置指令とパルスジェ
ネレータ42の検出信号に含まれる検出位置との偏差が
解消するように制御演算を行って速度制御指令を求め、
この速度制御指令が各D/A変換器44へ出力され、各
D/A変換器44から速度制御指令に対応する制御信号
がサーボアンプ43へ出力される。各サーボアンプ43
においては、前記制御信号とタコジェネレータ41から
の速度を表す検出信号との偏差が解消するような三相交
流電流を発生させてACサーボモータ24へ供給する。
このようにACサーボモータ24に対する位置と速度の
フィードバック制御が実行される。戻し駆動の場合、鋳
片引抜き戻し特性に含まれる戻しストローク特性に基い
て前記と同様に、速度指令と位置指令とを微小時間毎に
決定し、前記同様にACサーボモータ24に対する位置
と速度のフィードバック制御が実行される。尚、制御4
つのタコジェネレータ41を省略し、前記1つのパルス
ジェネレータ42の検出信号と、鋳片引抜き戻し特性と
に基いてACサーボモータ24の位置と速度を制御する
位置速度制御指令をコントロールユニット46において
求め、それに対応する制御信号を4つのサーボアンプ4
3へ出力するように構成することも出来る。ところで、
回転駆動装置20の機械的誤差要因(バックラッシュ、
ベアリングのガタ、軸部材の弾性捩れ変形)及びモータ
24とサーボ制御系40の電気的応答遅れによる誤差要
因及び鋳片Wの熱収縮の誤差要因により、パルスジェネ
レータ42で検出されるモータ24の回転角及びパルス
ジェネレータ45で検出されるピンチロール14の回転
角及びパルスジェネレータ50で検出される制御ロール
50aの回転角を夫々鋳片Wの移動量に換算したストロ
ークは図12のように、鋳片引抜き戻し特性に対して遅
れたり或いは減少したりする。そこで、本実施例の引抜
装置7においては、鋳片引抜き戻し特性Ssに対する前
記モータストロークSm、ピンチロールストロークS
p、制御ロールストロークScの各偏差のデータ及び第
1・第2休止期間終了直前のモータ駆動電流のデータを
求め、それらのデータを統計的に処理することにより、
引抜装置7の異常をリアルタイムで診断するようになっ
ている。次に、図10の鋳片引抜き戻し特性に基いて鋳
片Wを駆動する鋳片引抜き制御及びこれに付随した異常
診断制御について図14〜図17のフローチャートに基
いて説明する。尚、図中Si(i=1、2、3・・・
・)は各ステップを示すものである。図14は例えば1
msec毎に実行される鋳片引抜き制御のルーチンを示
すもので、制御が開始されるとRAMのメモリやカウン
タをクリアするなどの初期化が実行され(S1)、次に
クロック信号をカウントしていくカウンタからなるタイ
マT(その計時時間をTとする)がリセットされ(S
2)、次に鋳片引抜き戻し特性のテーブルよりストロー
クFsが読込まれ(S3)、このストロークFsに基い
て位置指令と速度指令が演算される(S4)。更に、R
AMのメモリから後述のカウンタI1のカウント値I1
が読み込まれ(S5)、そのI1をストロークに換算し
たC1・I1(但し、C1は比例定数)と位置指令とに
基いて速度制御指令が演算され(S6)、次にその速度
制御指令に対応する制御信号が各A/D変換器44から
サーボアンプ43へ出力される(S7)。S8において
T=t4か否か判定され、NoのときにはS3へ戻り、
S3〜S8が繰返えされ、1サイクル分の鋳片引抜きを
完了してT=t4になると、S9で鋳片引抜きのサイク
ル数をカウントするカウンタNがインクリメントされ、
S2へ戻り、その後S2〜S9が繰返えされ連続鋳造が
行なわれる。図14〜図16は図13のメインルーチン
に対して例えば1msec毎のインターバル割込みにて
実行される異常診断制御のルーチンを示すもので、割込
み開始後、T=0又はT=t2のときに限り(S20、
S21)、パルスジェネレータ50のパルス数を夫々カ
ウントするカウンタI1、I2、I3(そのカウント値
をI1、I2、I3とする)がリセットされ(S2
2)、次にパルスジェネレータ50の検出信号P1、P
2、P3が読込まれ(S23)、P1〜P3が「L」か
ら「H」へ立上ったときのみ夫々に対応するカウンタI
1〜I3がインクリメントされ(S24〜S29)、次
にT=t1のときつまり引抜き駆動終了時にはS31に
おいて偏差Df1、Df2、Df3が演算される。即
ち、図12に図示のように、T=t1のときの設定スト
ロークをFs1とし、P1、P2、P3のパルス数I
1、I2、I3をストロークに換算する為の比例定数を
夫々C1、C2、C3とすると、引抜き設定ストローク
Fs1とパルスジェネレータ42のストロークC1・I
1との偏差Df1と、引抜き設定ストロークFs1とパ
ルスジェネレータ45のストロークC2・I2との偏差
Df2と、引抜き設定ストロークFs1とパルスジェネ
レータ50のストロークC3・I3との偏差Df3はS
31に示す式で演算され、それらが夫々RAMのレジス
タに格納される。次に、所定微小時間ΔとしてT=t2
−Δのときつまり第1停止期間終了直前の時点になると
(S32、Yes)、モータ24の駆動電流を表わす電
流検出信号AIfが読込まれてRAMのレジスタに格納
される(S33)。尚、このT=t2−Δの時点におい
ては指令パルス信号に基く駆動電流は零であるが、サー
ボ制御系40においてモールド5と引抜装置7との間に
おける鋳片Wの熱収縮等に抗する制御を行なうので駆動
電流が発生する。ここで、T=t2のとき(S21、Y
es)つまり戻し駆動の開始時には、カウンタI1、I
2、I3がS22においてリセットされるので、t2<
T<t3の期間においてI1、I2、I3は戻し駆動時
のパルス数の累積値を表わす。そして、T=t3のとき
(S34、Yes)つまり戻し駆動の完了時には、S3
5において偏差Dr1、Dr2、Dr3が演算される。
即ち、図12に図示のようにT=t3のときの設定スト
ロークをFs3とすると、戻し駆動の設定ストロークは
(Fs1−Fs3)となるので、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ42のストロ
ークC1・I1との偏差Dr1、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ45のストロ
ークC2・I2との偏差Dr2と、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ50のストロ
ークC3・I3との偏差Dr3はS35に示す式で演算
され、それらが夫々RAMのレジスタに格納される。次
に、T=t4−Δのとき(S36、Yes)つまり第2
休止期間終了直前の時点になると電流検出信号AIrが
読込まれてRAMのレジスタに格納される(S37)。
尚、ここで検出される駆動電流も前記同様、鋳片Wの熱
収縮に起因するものである。次に、T=t4か否かつま
り1サイクル分の鋳片引抜きが終了したか否か判定され
(S38)、Noのときにはメインルーチンへ戻り、ま
たYesのときにはカウンタNが所定の設定値No(例
えば、No=5〜10)になったか否かつまり鋳片引抜
きのサイクル数がNoになったか否か判定され(S3
9)、Noのときにはメインルーチンへ戻り、またYe
sのときにはS40以降が実行される。S40におい
て、レジスタに格納されていたNoサイクル分の前記偏
差Dfi及びDri(但し、i=1、2、3)の平均値
Dfim、Drim及び標準偏差σfi、σriが演算
され、レジスタに格納されていた駆動電流AIf、AI
rの平均値AIfm、AIrmが演算され(S41)、
次にDfimとAIfmの相関係数Cfi及びDrim
とAIrmの相関係数Criが演算される(S42)。
次に、偏差の平均値Dfim、Drimが夫々その所定
の許容値Jfi、Jriより大きいか否か判定され(S
43)、6組の平均値のうち何れかの平均値がその許容
値よりも大きいときにはS48へ移行し、また全部の平
均値が夫々の許容値以下のときにはS44へ移行し、次
に標準偏差σfi、σriが夫々その所定の許容値Kf
i、Kriより大きいか否か判定され(S44)、6組
の標準偏差のうちの何れかの標準偏差がその許容値より
も大きいときにはS48へ移行し、また全部の標準偏差
が夫々の許容値以下のときにはS45へ移行し、次に相
関係数Cfi、Criが夫々その所定の許容値Lfi、
Lriより大きいか否か判定され(S45)、6組の相
関係数が夫々の許容値よりも大きいときにはS48へ移
行し、また全部の相関係数が夫々の許容値以下のときに
は、鋳片引抜きが適切に行なわれているので、S46に
おいて前記の種々のデータ(偏差、その平均値と標準偏
差、電流値、その平均値、相関係数など)がプリンタコ
ントローラへ出力され、次にカウンタNがリセットされ
(S47)、メインルーチンへ戻る。一方、S43、S
44、S45の何れかのステップにおいてYesと判定
されたときには鋳片引抜きが適切に行なわれておらず、
引抜装置7の機械系または制御系に何れかの異常が発生
したりモールド5に鋳片Wがスティックするなどの異常
が発生しているので、S48において操作盤49のウォ
ーニングランプに点灯させまた警告ブザーを作動させる
為の異常報知信号が出力され、またS46と同様の種々
のデータがプリンタコントローラへ出力され(S4
9)、メインルーチンへ復帰する。そして、この場合、
カウンタNの値が保持されるので、鋳造が続行されたと
しても次回の割込みにおいてS48が繰返されることに
なる。次に、前記引抜装置7の作用について説明する。
ピンチロール14のロール軸13の一端部にウォームホ
イール21を固着し、モータ24の出力軸24aからロ
ール軸13までの回転伝動部材を極力少なくし、機械的
誤差が殆ど生じない構造としたので、鋳片Wの位置速度
・精度を大幅に高めることが出来る。回転駆動装置20
は、モータ24と軸継手25とウォーム減速機などの極
く少数の部品で構成できるので、その構造を著しく簡単
化・小型化出来る。回転駆動装置20がピンチロール1
4の側方へ殆ど張り出すことがないから、全幅が小さく
なって設置スペースを節減でき、タンディッシュ3に複
数のモールド5を設ける場合に、ストランド間隔を小さ
くすることが出来る。モータ24、ピンチロール14及
び制御ロール50aの回転角を夫々検出するパルスジェ
ネレータ42・45・50を設け、引抜き設定ストロー
クに対するパルスジェネレータ42・45・50の検出
ストロークの偏差と、戻し設定ストロークに対するパル
スジェネレータ42・45・50の検出ストロークの偏
差とを求め、これら偏差の平均値及び標準偏差を求めて
各許容値と比較し、モータ駆動電流を検出してその平均
値を求め、各偏差の平均値と検出電流の平均値との相関
係数を求めて各許容値と比較することにより、異常発生
を検出するように構成したので、モータ24、ピンチロ
ール14及び制御ロール50aが鋳片引抜き戻し特性に
対して夫々許容誤差内で適切に作動しなくなった異常状
態を早期に確実に検出して対策を講ずることが出来る。
加えて、多量の検出データの処理をコントロールユニッ
ト46により鋳片引抜き制御と並行してリアルタイムで
自動的に迅速に行なうことが出来るので、異常状態で鋳
造して品質不良の鋳片Wを多量に製造してしまうのを防
止でき、多量の検出データの解析処理のコストを著しく
低減することが出来る。前記実施例を次のように部分的
に変更することが出来る。比較的小型のサイズの鋳片W
を鋳造する装置の場合には、上下1対のピンチロール1
4を1組だけ設けてもよく、前記上段の2つのピンチロ
ール14は鋳片Wの移動に従動する押えピンチロールに
構成してもよい。また、前記各ロール軸13の左端部に
のみ回転駆動装置20を設けたが、各ロール軸13の右
端部にも回転駆動装置20を設けてもよい。また、前記
ACサーボモータ24とサーボ制御系40の代りに直流
サーボモータとそのサーボ制御系或いは油圧モータと油
圧サーボ制御系を用いることも可能である。また、前記
回転拘束機構38の代りに、各モータハウジングを各連
結部材でベースフレーム11に連結する構造にしてもよ
い。また、前記回転駆動装置20はこれに限るものでは
なく種々の構成のものでも本発明を適用可能である。
説明する。図1は、水平連続鋳造設備1を示し、この鋳
造設備1にはレードル2、タンディッシュ3、ダンディ
ッシュシェーカー4、タンディッシュ3の前面に水平に
向けて取付けられたモールド5、モールド5の延長上に
延びるローラコンベア6、ローラコンベア6の途中部に
配設された引抜装置7、その下流側の切断装置8、など
が設けられている。この鋳造設備1においては、レード
ル2からタンディッシュ3内へ溶鋼を充填し、その溶鋼
をタンディッシュ3からモールド5内へ供給し、モール
ド5で所定断面形状に鋳造された鋳片Wはローラコンベ
ア6上を下流側へ延び、引抜装置7により所定ストロー
クの引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ鋳
片Wを間欠的に引抜いていって、連続的に鋳片Wを鋳造
するようになっている。前記引抜装置7について、図2
〜図8を参照しつつ説明する。図2・図3に示すよう
に、ベースフレーム11の中央部に左右に隔てて1対の
枢支ブラケット12が立設され、枢支ブラケット12の
前側と後側に上下1対のロール軸13及びロール軸13
に固定されたピンチロール14が夫々配設され、前側の
下段のロール軸13はベースフレーム11に設けた前後
1対の軸受部材で支持され、後側の下段のロール軸13
はベースフレーム11に設けた前後1対の軸受部材で支
持されている。前側の上段のロール軸13を上下揺動可
能に枢支する為、左右の枢支ブラケット12の前側には
左右1対の相互に連結されたアーム部材15が配設さ
れ、前側の上段のロール軸13は左右1対のアーム部材
15に軸受15aを介して回転自在に支持され、左右1
対のアーム部材15の後端部は夫々左右の枢支ブラケッ
ト12の上端部に共通の支軸16を介して回動自在に枢
着されている。更に、左右のアーム部材15を夫々揺動
させたり或いはピンチロール14を鋳片Wの方へつまり
下方へ付勢する為の左右1対の油圧シリンダ17が設け
られている。後側の上段のロール軸13を上下揺動可能
に枢支する為、左右の枢支ブラケット12の後側には左
右1対の相互に連結されたアーム部材15が配設され、
後側の上段のロール軸13は左右1対のアーム部材15
に軸受15aを介して回転自在に支持され、左右1対の
アーム部材15の前端部は夫々左右の枢支ブラケット1
2の上端部に共通の支軸16を介して回動自在に枢着さ
れている。更に、左右のアーム部材15を夫々揺動させ
たり或いはピンチロール14を鋳片Wの方へつまり下方
へ付勢する為の左右1対の油圧シリンダ17が設けられ
ている。次に、前側の上段のロール軸13とピンチロー
ル14とを回転駆動する回転駆動装置20について、図
5〜図8に基いて説明する。左右のアーム部材15の間
でロール軸13にはピンチロール14が外嵌され、ピン
チロール14は1対の接線キー13aを介してロール軸
13に相対回転不能に固定されている。ロール軸13の
左端部にはウォームホイール21が固着され、このウォ
ームホイール21に噛合する複リード型のウォームギヤ
部22aを有するウォームギヤ軸22がウォームホイー
ル21の上側に前後方向に水平に向けて配設され、ウォ
ームギヤ軸22の前部には入力軸部22bが設けられ、
ウォームホイール21とウォームギヤ軸22aと位置調
節機構23とを備えたウォーム減速機が構成されてい
る。前記ウォームギヤ軸22の前側にはブラシレスモー
タからなるACサーボモータ24が同軸心状に配設さ
れ、その出力軸24aはウォームギヤ軸22の入力軸部
22bにバックラッシュレスの軸継手25で連結されて
いる。前記ウォーム減速機におけるウォームギヤ部22
aとウォームホイール21間にバックラックが生じるの
を防ぐ為に、ウォームギヤ部22aは図8に示すように
複リード型のギヤ歯に形成され、その後面のリード(ピ
ッチ)はt1で、前面のリード(ピッチ)はt2で、リ
ードt2はリードt1よりも微小量Δtだけ大きく、ギ
ヤ歯の歯厚が前方にいく程厚く形成されていることか
ら、ウォームギヤ軸22の軸方向位置を位置調節機構2
3を介して調節することにより、バックラッシュが略零
のバックラッシュレスのウォーム減速機となる。位置調
節機構23について簡単に説明すると、キャップ状のベ
アリングハウス26内の軸受27にウォームギヤ軸22
の端部22cが支持され、ベアリングハウス26はハウ
ジング28の孔29に移動可能に装着され、ベアリング
ハウス26に外嵌螺合された固定ナット30及び可動ナ
ット31のうち、固定ナット30はハウジング28に複
数のボルトで固定され、軸受27のアウタレースの端部
を押える押え具32はベアリングハウス26に内嵌螺合
されたロック具33で受止められ、ロック具33はベア
リングハウス26に内嵌螺合された止めネジ部材34で
緩み止めされている。前記軸継手25を入力軸部22b
に固定するロック機構25aを緩め、且つ止めネジ部材
34と可動ナット31とを緩めてから、ベアリングハウ
ス26を回動させることによりハウジング28及び固定
ナット30に対してベアリングハウス26の軸方向位置
つまりウォームギヤ軸22の軸方向位置を前方又は後方
へ微調整してバックラッシュレスの状態とし、その後止
めネジ部材34と可動ナット31とを締結し且つロック
機構25aを締結すればよい。尚、ロール軸13とピン
チロール14とを冷却する為、ロール軸13の中心部に
は軸孔35が形成され、軸孔35にパイプ36が挿入さ
れ、ロータリ継手37とパイプ36を介して軸孔35内
へ冷却水を供給するようになっている。前記のように、
前側の上段のピンチロール14を回転駆動する為の回転
駆動装置20について説明したが、後側の上段のピンチ
ロール14のロール軸13には回転駆動装置20と前後
に対称の同様のものが設けられ、前側の下段のピンチロ
ール14のロール軸13には回転駆動装置20と上下に
略対称の同様のものが設けられ、後側の下段のピンチロ
ール14のロール軸13には前側の下段のピンチロール
14の回転駆動装置と前後に対称の同様のものが設けら
れている。尚、前記4組の回転駆動装置20の4台のA
Cサーボモータ24について、各モータハウジングを回
転拘束する為、上下に相対応する2台のACサーボモー
タ24のモータハウジングは、図4に図示の回転拘束機
構38によりベースフレーム11に連結されている。次
に、制御系について図9〜図11を参照しつつ説明す
る。図9に示すように、前記各ACサーボモータ24に
対応するサーボ制御系40が設けられ、サーボ制御系4
0は、モータの回転速度を検出するタコジェネレータ4
1と、モータの回転角を検出するパルスジェネレータ4
2と、サーボアンプ43とで構成されている。コントロ
ールユニット46は4組のサーボ制御系40に対応する
D/A変換器44を有し、各サーボ制御系40のパルス
ジェネレータ42の検出信号はコントロールユニット4
6へ供給され、各D/A変換器44から対応するサーボ
アンプ43へ制御信号が出力され、各タコジェネレータ
41の検出信号が対応するサーボアンプ43へ供給され
ている。尚、後側の下段のピンチロール14を駆動する
モータ24の回転角を検出するパルスジェネレータ42
の出力はコントロールユニット46における鋳片引抜き
制御に用いられるが、残りの3つのパルスジェネレータ
42の出力は夫々対応するACサーボモータ24の回転
速度をディスプレイ47に表示する為に用いられる。更
に、後側の下段のピンチロール14のロール軸13の回
転角を検出するパルスジェネレータ45が設けられ、そ
の出力がコントロールユニット46へ供給され、またモ
ールド5の出口側付近において鋳片Wにスリップなしに
従動回転する制御ロール50aが設けられ、制御ロール
50aの回転角を検出するパルスジェネレータ50が設
けられ、そのパルスジェネレータ50の検出信号がコン
トロールユニット46へ供給される。尚、パルスジェネ
レータ45・50の分解能は高く設定され、低速の戻し
駆動時にも約10〜20μm毎に検出パルス信号が出力
されるものとする。更に、各サーボアンプ43にはモー
タ24へ供給する駆動電流を検出する電流検出器(カレ
ントトランジューサー)が組込まれており、その電流検
出信号がコントロールユニット46へ出力されている。
前記コントロールユニット46は、CPUとROMとR
AMとを有するマイクロコンピュータと、入出力インタ
ーフェースと、CRTディスプレイ47を制御するディ
スプレイコントローラと、プリンタ48を制御するプリ
ンタコントローラとを備え、コントロールユニット46
には操作盤49が接続されている。前記マイクロコンピ
ュータのROMには、鋳片Wの種類毎に予め設定された
鋳片引抜き戻し特性に従って、4組のACサーボモータ
24を制御する鋳片引抜き制御の制御プログラム及び鋳
片引抜き制御に付随する異常診断制御の制御プログラム
が予め入力格納されている。ここで、所定ストロークの
引抜きと微小ストロークの戻しとを繰返えしつつ鋳片W
を間欠的に引抜くときの1サイクル当りのストローク特
性と速度特性は図10・図11のように設定され、t0
〜t1の約0.2秒間鋳片Wを引抜き駆動し、次にt1
〜t2の約0.1秒間停止し、次にt2〜t3の約0.
1秒間鋳片Wを戻し駆動し、次にt3〜t4の約0.1
秒間停止する。尚、t0〜t1の間の引抜き駆動のスト
ロークは約10〜20mm、t2〜t3の間の戻し駆動
の微小ストロークは約0.3〜1.5mmである。図1
0に示される鋳片引抜き戻し特性のテーブル又はマップ
が鋳片引抜き制御の制御プログラムに付随させて予めR
OMに格納されている。前記鋳片引抜き制御について簡
単に説明する。引抜き駆動の場合、コントロールユニッ
ト46において、微小時間毎に、鋳片引抜き戻し特性に
含まれる引抜きストローク特性に基いて速度指令と位置
指令とが演算にて決定され、この位置指令とパルスジェ
ネレータ42の検出信号に含まれる検出位置との偏差が
解消するように制御演算を行って速度制御指令を求め、
この速度制御指令が各D/A変換器44へ出力され、各
D/A変換器44から速度制御指令に対応する制御信号
がサーボアンプ43へ出力される。各サーボアンプ43
においては、前記制御信号とタコジェネレータ41から
の速度を表す検出信号との偏差が解消するような三相交
流電流を発生させてACサーボモータ24へ供給する。
このようにACサーボモータ24に対する位置と速度の
フィードバック制御が実行される。戻し駆動の場合、鋳
片引抜き戻し特性に含まれる戻しストローク特性に基い
て前記と同様に、速度指令と位置指令とを微小時間毎に
決定し、前記同様にACサーボモータ24に対する位置
と速度のフィードバック制御が実行される。尚、制御4
つのタコジェネレータ41を省略し、前記1つのパルス
ジェネレータ42の検出信号と、鋳片引抜き戻し特性と
に基いてACサーボモータ24の位置と速度を制御する
位置速度制御指令をコントロールユニット46において
求め、それに対応する制御信号を4つのサーボアンプ4
3へ出力するように構成することも出来る。ところで、
回転駆動装置20の機械的誤差要因(バックラッシュ、
ベアリングのガタ、軸部材の弾性捩れ変形)及びモータ
24とサーボ制御系40の電気的応答遅れによる誤差要
因及び鋳片Wの熱収縮の誤差要因により、パルスジェネ
レータ42で検出されるモータ24の回転角及びパルス
ジェネレータ45で検出されるピンチロール14の回転
角及びパルスジェネレータ50で検出される制御ロール
50aの回転角を夫々鋳片Wの移動量に換算したストロ
ークは図12のように、鋳片引抜き戻し特性に対して遅
れたり或いは減少したりする。そこで、本実施例の引抜
装置7においては、鋳片引抜き戻し特性Ssに対する前
記モータストロークSm、ピンチロールストロークS
p、制御ロールストロークScの各偏差のデータ及び第
1・第2休止期間終了直前のモータ駆動電流のデータを
求め、それらのデータを統計的に処理することにより、
引抜装置7の異常をリアルタイムで診断するようになっ
ている。次に、図10の鋳片引抜き戻し特性に基いて鋳
片Wを駆動する鋳片引抜き制御及びこれに付随した異常
診断制御について図14〜図17のフローチャートに基
いて説明する。尚、図中Si(i=1、2、3・・・
・)は各ステップを示すものである。図14は例えば1
msec毎に実行される鋳片引抜き制御のルーチンを示
すもので、制御が開始されるとRAMのメモリやカウン
タをクリアするなどの初期化が実行され(S1)、次に
クロック信号をカウントしていくカウンタからなるタイ
マT(その計時時間をTとする)がリセットされ(S
2)、次に鋳片引抜き戻し特性のテーブルよりストロー
クFsが読込まれ(S3)、このストロークFsに基い
て位置指令と速度指令が演算される(S4)。更に、R
AMのメモリから後述のカウンタI1のカウント値I1
が読み込まれ(S5)、そのI1をストロークに換算し
たC1・I1(但し、C1は比例定数)と位置指令とに
基いて速度制御指令が演算され(S6)、次にその速度
制御指令に対応する制御信号が各A/D変換器44から
サーボアンプ43へ出力される(S7)。S8において
T=t4か否か判定され、NoのときにはS3へ戻り、
S3〜S8が繰返えされ、1サイクル分の鋳片引抜きを
完了してT=t4になると、S9で鋳片引抜きのサイク
ル数をカウントするカウンタNがインクリメントされ、
S2へ戻り、その後S2〜S9が繰返えされ連続鋳造が
行なわれる。図14〜図16は図13のメインルーチン
に対して例えば1msec毎のインターバル割込みにて
実行される異常診断制御のルーチンを示すもので、割込
み開始後、T=0又はT=t2のときに限り(S20、
S21)、パルスジェネレータ50のパルス数を夫々カ
ウントするカウンタI1、I2、I3(そのカウント値
をI1、I2、I3とする)がリセットされ(S2
2)、次にパルスジェネレータ50の検出信号P1、P
2、P3が読込まれ(S23)、P1〜P3が「L」か
ら「H」へ立上ったときのみ夫々に対応するカウンタI
1〜I3がインクリメントされ(S24〜S29)、次
にT=t1のときつまり引抜き駆動終了時にはS31に
おいて偏差Df1、Df2、Df3が演算される。即
ち、図12に図示のように、T=t1のときの設定スト
ロークをFs1とし、P1、P2、P3のパルス数I
1、I2、I3をストロークに換算する為の比例定数を
夫々C1、C2、C3とすると、引抜き設定ストローク
Fs1とパルスジェネレータ42のストロークC1・I
1との偏差Df1と、引抜き設定ストロークFs1とパ
ルスジェネレータ45のストロークC2・I2との偏差
Df2と、引抜き設定ストロークFs1とパルスジェネ
レータ50のストロークC3・I3との偏差Df3はS
31に示す式で演算され、それらが夫々RAMのレジス
タに格納される。次に、所定微小時間ΔとしてT=t2
−Δのときつまり第1停止期間終了直前の時点になると
(S32、Yes)、モータ24の駆動電流を表わす電
流検出信号AIfが読込まれてRAMのレジスタに格納
される(S33)。尚、このT=t2−Δの時点におい
ては指令パルス信号に基く駆動電流は零であるが、サー
ボ制御系40においてモールド5と引抜装置7との間に
おける鋳片Wの熱収縮等に抗する制御を行なうので駆動
電流が発生する。ここで、T=t2のとき(S21、Y
es)つまり戻し駆動の開始時には、カウンタI1、I
2、I3がS22においてリセットされるので、t2<
T<t3の期間においてI1、I2、I3は戻し駆動時
のパルス数の累積値を表わす。そして、T=t3のとき
(S34、Yes)つまり戻し駆動の完了時には、S3
5において偏差Dr1、Dr2、Dr3が演算される。
即ち、図12に図示のようにT=t3のときの設定スト
ロークをFs3とすると、戻し駆動の設定ストロークは
(Fs1−Fs3)となるので、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ42のストロ
ークC1・I1との偏差Dr1、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ45のストロ
ークC2・I2との偏差Dr2と、戻し設定ストローク
(Fs1−Fs3)とパルスジェネレータ50のストロ
ークC3・I3との偏差Dr3はS35に示す式で演算
され、それらが夫々RAMのレジスタに格納される。次
に、T=t4−Δのとき(S36、Yes)つまり第2
休止期間終了直前の時点になると電流検出信号AIrが
読込まれてRAMのレジスタに格納される(S37)。
尚、ここで検出される駆動電流も前記同様、鋳片Wの熱
収縮に起因するものである。次に、T=t4か否かつま
り1サイクル分の鋳片引抜きが終了したか否か判定され
(S38)、Noのときにはメインルーチンへ戻り、ま
たYesのときにはカウンタNが所定の設定値No(例
えば、No=5〜10)になったか否かつまり鋳片引抜
きのサイクル数がNoになったか否か判定され(S3
9)、Noのときにはメインルーチンへ戻り、またYe
sのときにはS40以降が実行される。S40におい
て、レジスタに格納されていたNoサイクル分の前記偏
差Dfi及びDri(但し、i=1、2、3)の平均値
Dfim、Drim及び標準偏差σfi、σriが演算
され、レジスタに格納されていた駆動電流AIf、AI
rの平均値AIfm、AIrmが演算され(S41)、
次にDfimとAIfmの相関係数Cfi及びDrim
とAIrmの相関係数Criが演算される(S42)。
次に、偏差の平均値Dfim、Drimが夫々その所定
の許容値Jfi、Jriより大きいか否か判定され(S
43)、6組の平均値のうち何れかの平均値がその許容
値よりも大きいときにはS48へ移行し、また全部の平
均値が夫々の許容値以下のときにはS44へ移行し、次
に標準偏差σfi、σriが夫々その所定の許容値Kf
i、Kriより大きいか否か判定され(S44)、6組
の標準偏差のうちの何れかの標準偏差がその許容値より
も大きいときにはS48へ移行し、また全部の標準偏差
が夫々の許容値以下のときにはS45へ移行し、次に相
関係数Cfi、Criが夫々その所定の許容値Lfi、
Lriより大きいか否か判定され(S45)、6組の相
関係数が夫々の許容値よりも大きいときにはS48へ移
行し、また全部の相関係数が夫々の許容値以下のときに
は、鋳片引抜きが適切に行なわれているので、S46に
おいて前記の種々のデータ(偏差、その平均値と標準偏
差、電流値、その平均値、相関係数など)がプリンタコ
ントローラへ出力され、次にカウンタNがリセットされ
(S47)、メインルーチンへ戻る。一方、S43、S
44、S45の何れかのステップにおいてYesと判定
されたときには鋳片引抜きが適切に行なわれておらず、
引抜装置7の機械系または制御系に何れかの異常が発生
したりモールド5に鋳片Wがスティックするなどの異常
が発生しているので、S48において操作盤49のウォ
ーニングランプに点灯させまた警告ブザーを作動させる
為の異常報知信号が出力され、またS46と同様の種々
のデータがプリンタコントローラへ出力され(S4
9)、メインルーチンへ復帰する。そして、この場合、
カウンタNの値が保持されるので、鋳造が続行されたと
しても次回の割込みにおいてS48が繰返されることに
なる。次に、前記引抜装置7の作用について説明する。
ピンチロール14のロール軸13の一端部にウォームホ
イール21を固着し、モータ24の出力軸24aからロ
ール軸13までの回転伝動部材を極力少なくし、機械的
誤差が殆ど生じない構造としたので、鋳片Wの位置速度
・精度を大幅に高めることが出来る。回転駆動装置20
は、モータ24と軸継手25とウォーム減速機などの極
く少数の部品で構成できるので、その構造を著しく簡単
化・小型化出来る。回転駆動装置20がピンチロール1
4の側方へ殆ど張り出すことがないから、全幅が小さく
なって設置スペースを節減でき、タンディッシュ3に複
数のモールド5を設ける場合に、ストランド間隔を小さ
くすることが出来る。モータ24、ピンチロール14及
び制御ロール50aの回転角を夫々検出するパルスジェ
ネレータ42・45・50を設け、引抜き設定ストロー
クに対するパルスジェネレータ42・45・50の検出
ストロークの偏差と、戻し設定ストロークに対するパル
スジェネレータ42・45・50の検出ストロークの偏
差とを求め、これら偏差の平均値及び標準偏差を求めて
各許容値と比較し、モータ駆動電流を検出してその平均
値を求め、各偏差の平均値と検出電流の平均値との相関
係数を求めて各許容値と比較することにより、異常発生
を検出するように構成したので、モータ24、ピンチロ
ール14及び制御ロール50aが鋳片引抜き戻し特性に
対して夫々許容誤差内で適切に作動しなくなった異常状
態を早期に確実に検出して対策を講ずることが出来る。
加えて、多量の検出データの処理をコントロールユニッ
ト46により鋳片引抜き制御と並行してリアルタイムで
自動的に迅速に行なうことが出来るので、異常状態で鋳
造して品質不良の鋳片Wを多量に製造してしまうのを防
止でき、多量の検出データの解析処理のコストを著しく
低減することが出来る。前記実施例を次のように部分的
に変更することが出来る。比較的小型のサイズの鋳片W
を鋳造する装置の場合には、上下1対のピンチロール1
4を1組だけ設けてもよく、前記上段の2つのピンチロ
ール14は鋳片Wの移動に従動する押えピンチロールに
構成してもよい。また、前記各ロール軸13の左端部に
のみ回転駆動装置20を設けたが、各ロール軸13の右
端部にも回転駆動装置20を設けてもよい。また、前記
ACサーボモータ24とサーボ制御系40の代りに直流
サーボモータとそのサーボ制御系或いは油圧モータと油
圧サーボ制御系を用いることも可能である。また、前記
回転拘束機構38の代りに、各モータハウジングを各連
結部材でベースフレーム11に連結する構造にしてもよ
い。また、前記回転駆動装置20はこれに限るものでは
なく種々の構成のものでも本発明を適用可能である。
【図1】実施例に係る水平連続鋳造設備の側面図であ
る。
る。
【図2】引抜装置の側面図である。
【図3】引抜装置の正面図である。
【図4】回転拘束機構の正面図である。
【図5】回転駆動装置の部分切欠縦断側面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】複リード型ウォームギヤ部の説明図である。
【図9】引抜装置の制御系の構成図である。
【図10】1サイクル当りの鋳片の鋳片引抜き戻し特性
の線図である。
の線図である。
【図11】1サイクル当りの鋳片の速度特性の線図であ
る。
る。
【図12】1サイクル当りの鋳片引抜き戻し特性、モー
タの検出ストローク、ピンチロールの検出ストローク及
び制御ロールの検出ストロークのタイムチートである。
タの検出ストローク、ピンチロールの検出ストローク及
び制御ロールの検出ストロークのタイムチートである。
【図13】鋳片引抜き制御のメインルーチンのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図14】鋳片引抜き制御に付随した異常診断制御のフ
ローチャートの一部である。
ローチャートの一部である。
【図15】異常診断制御のフローチャートの一部であ
る。
る。
【図16】異常診断制御のフローチャートの一部であ
る。
る。
W・・鋳片 3・・タンディッシュ 5・・モールド 7・・引抜装置 14・・ピンチロール 24・・ACサーボモータ 40・・サーボ制御系 41・・タコジェネレータ 42・・パルスジェネレータ 43・・サーボアンプ 44・・D/A変換器 45・・パルスジェネレータ 46・・コントロールユニット 50・・パルスジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 謙一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 岩崎 央 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 阿尾 陽司 福岡県北九州市八幡東区枝光1丁目1番1 号 新日本製鐵株式会社設備技術本部内
Claims (3)
- 【請求項1】 水平連続鋳造設備のタンディッシュに設
けたモールドから鋳片を所定ストロークの引抜きと微小
ストロークの戻しとを繰返えしつつ間欠的に引抜く鋳片
引抜きを行なうピンチロールとこれを駆動するサーボモ
ータを備えた引抜装置において、 前記鋳片引抜きの1サイクル分の予め設定された鋳片引
抜き戻し特性を有し鋳片引抜きの各サイクル毎に鋳片引
抜き戻し特性に基いて引抜装置を制御する制御手段と、
前記モールドの出口側付近における鋳片の移動量を検出
する第1検出手段と、この第1検出手段の検出信号を用
いて引抜き設定ストロークと引抜き検出ストロークとの
偏差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めると
ともに戻し設定ストロークと戻し検出ストロークとの偏
差の複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める第1
演算手段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応
して予め設定された許容値より大きいときに異常である
と判別する第1判別手段とを備えたことを特徴とする水
平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置。 - 【請求項2】 前記ピンチロールの回転角を検出する第
2検出手段と、この第2検出手段の検出信号を用いて引
抜き設定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差の
複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるとともに
戻し設定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の複
数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める第2演算手
段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予
め設定された許容値より大きいときに異常であると判別
する第2判別手段とを備えたことを特徴とする請求項1
に記載の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置。 - 【請求項3】 前記サーボモータの回転角を検出する第
3検出手段と、この第3検出手段の検出信号を用いて引
抜き設定ストロークと引抜き検出ストロークとの偏差の
複数サイクル分の平均値及び標準偏差を求めるとともに
戻し設定ストロークと戻し検出ストロークとの偏差の複
数サイクル分の平均値及び標準偏差を求める第3演算手
段と、前記各平均値又は各標準偏差が夫々に対応して予
め設定された許容値より大きいときに異常であると判別
する第3判別手段とを備えたことを特徴とする請求項2
に記載の水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3089559A JP2611879B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置 |
| US07/811,964 US5293925A (en) | 1990-12-26 | 1991-12-23 | Method of and apparatus for withdrawing strand in horizontal continuous casting installation |
| KR1019910024139A KR960002404B1 (ko) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | 수평연속 주조설비에 있어서 주편의 인발방법 및 장치 |
| DE69132248T DE69132248T2 (de) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Vorrichtung zum Ausziehen eines Gussstranges aus eine Horizontalstranggiessanlage |
| ES91122214T ES2095903T3 (es) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Procedimiento para retirar un hilo en una instalacion horizontal de colada continua. |
| EP91122214A EP0493790B1 (en) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Method of withdrawing a strand in a horizontal continuous casting installation |
| ES95110756T ES2148380T3 (es) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Metodo y aparato para la extraccion de hilo en una instalacion de colada continua horizontal. |
| CN91112803A CN1046643C (zh) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | 水平连续铸造设备中铸坯的拉拔方法和装置 |
| DE69123036T DE69123036T2 (de) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Verfahren zum Ausziehen eines Gussstranges in einer Horizontalstranggiessanlage |
| EP95110756A EP0676252B1 (en) | 1990-12-26 | 1991-12-24 | Apparatus for withdrawing a strand in a horizontal continuous casting installation |
| CA002058458A CA2058458C (en) | 1990-12-26 | 1991-12-27 | Method of and apparatus for withdrawing strand in horizontal continuous casting installation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3089559A JP2611879B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226405A true JPH06226405A (ja) | 1994-08-16 |
| JP2611879B2 JP2611879B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13974180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3089559A Expired - Lifetime JP2611879B2 (ja) | 1990-12-26 | 1991-03-27 | 水平連続鋳造設備用引抜装置の異常診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611879B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109142230A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-04 | 东莞市缔网通讯科技有限公司 | 一种高频通讯导线拉拔液成分检测的方法 |
| JP2022138084A (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-22 | 河南科技大学 | 連続鋳造用冷却牽引複合装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6163349A (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-01 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 水平連続鋳造設備における鋳片押戻量制御方法 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3089559A patent/JP2611879B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6163349A (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-01 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 水平連続鋳造設備における鋳片押戻量制御方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109142230A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-04 | 东莞市缔网通讯科技有限公司 | 一种高频通讯导线拉拔液成分检测的方法 |
| JP2022138084A (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-22 | 河南科技大学 | 連続鋳造用冷却牽引複合装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2611879B2 (ja) | 1997-05-21 |
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