JPH06226429A - 溶融金属の直流電流加熱用対電極 - Google Patents
溶融金属の直流電流加熱用対電極Info
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- JPH06226429A JPH06226429A JP1396293A JP1396293A JPH06226429A JP H06226429 A JPH06226429 A JP H06226429A JP 1396293 A JP1396293 A JP 1396293A JP 1396293 A JP1396293 A JP 1396293A JP H06226429 A JPH06226429 A JP H06226429A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は特に連続鋳造のタンディッシュプラ
ズマ加熱装置におけるタンディッシュ耐火物層に配置す
る対電極に関するものである。 【構成】 (a)において、対電極は溶融金属用容器の
内張耐火物層36内に埋没させる導電性金属からなるソ
ケット1と、ソケット1に溶融金属側から貫通し、ソケ
ット1に嵌合させる導電性成形体2からなっている。
(b)において、ソケット1の内壁1aと導電性成形体
2の外壁2aの間に間隙を設け、その間隙に導電性不定
形耐熱物質3を充填している。4は導体を示す。 【効果】 タンディッシュ等に使用した場合に、内耐火
物層の補修時での残鋼除去では、残鋼に接していた消耗
部分のみを取去るだけで、対電極本体やタンディッシュ
が損傷されることがない。このために、タンディッシュ
の補修が極めて容易である。
ズマ加熱装置におけるタンディッシュ耐火物層に配置す
る対電極に関するものである。 【構成】 (a)において、対電極は溶融金属用容器の
内張耐火物層36内に埋没させる導電性金属からなるソ
ケット1と、ソケット1に溶融金属側から貫通し、ソケ
ット1に嵌合させる導電性成形体2からなっている。
(b)において、ソケット1の内壁1aと導電性成形体
2の外壁2aの間に間隙を設け、その間隙に導電性不定
形耐熱物質3を充填している。4は導体を示す。 【効果】 タンディッシュ等に使用した場合に、内耐火
物層の補修時での残鋼除去では、残鋼に接していた消耗
部分のみを取去るだけで、対電極本体やタンディッシュ
が損傷されることがない。このために、タンディッシュ
の補修が極めて容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融金属加熱用の直流ア
ーク加熱装置、直流プラズマ加熱装置等の容器側に設け
られる対電極に係わり、特に連続鋳造のタンディッシュ
プラズマ加熱装置におけるタンディッシュ耐火物層に配
置する対電極に関するものである。
ーク加熱装置、直流プラズマ加熱装置等の容器側に設け
られる対電極に係わり、特に連続鋳造のタンディッシュ
プラズマ加熱装置におけるタンディッシュ耐火物層に配
置する対電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はタンディッシュ内の溶鋼を直流プ
ラズマ加熱装置を用いて加熱する場合の説明図である。
タンディッシュ30には、耐火物側壁の内側に一定の間
隙をおいて耐火物堰31を設け、その間隙に鉄陽極32
を設置している。導体33は耐火物側壁を貫通し、鉄陽
極32に接続されている。図中34はプラズマトーチ、
35はプラズマアーク、36は内張耐火物層、29は溶
鋼である。
ラズマ加熱装置を用いて加熱する場合の説明図である。
タンディッシュ30には、耐火物側壁の内側に一定の間
隙をおいて耐火物堰31を設け、その間隙に鉄陽極32
を設置している。導体33は耐火物側壁を貫通し、鉄陽
極32に接続されている。図中34はプラズマトーチ、
35はプラズマアーク、36は内張耐火物層、29は溶
鋼である。
【0003】タンディッシュ30の使用時には、内張耐
火物層36の補修が頻繁に行われる。この場合タンディ
ッシュ30内の残鋼面が鉄陽極32と溶着して一体とな
ってしまい、タンディッシュ30の補修に際しては、鉄
陽極32取付け部の耐火物側壁を崩し、残鋼とともに鉄
陽極32を取除かなければならない。このためタンディ
ッシュの補修には多くの労力と費用を要する。
火物層36の補修が頻繁に行われる。この場合タンディ
ッシュ30内の残鋼面が鉄陽極32と溶着して一体とな
ってしまい、タンディッシュ30の補修に際しては、鉄
陽極32取付け部の耐火物側壁を崩し、残鋼とともに鉄
陽極32を取除かなければならない。このためタンディ
ッシュの補修には多くの労力と費用を要する。
【0004】そのため上記のような陽極即ち対電極構造
についての種々の対策が行われている。 (1)実開平03−106257号公報には図5に示す
ような「タンディッシュプラズマ加熱用陽極」が記載さ
れている。図5はタンディッシュに配置したプラズマ加
熱用陽極の拡大図である。陽極本体37は、円形の基板
38と円形の上部接続板39を複数の導電ロッド40で
連結し、基板38と上部接続板39の間に耐火材41を
充填した構造で、円柱状をしている。
についての種々の対策が行われている。 (1)実開平03−106257号公報には図5に示す
ような「タンディッシュプラズマ加熱用陽極」が記載さ
れている。図5はタンディッシュに配置したプラズマ加
熱用陽極の拡大図である。陽極本体37は、円形の基板
38と円形の上部接続板39を複数の導電ロッド40で
連結し、基板38と上部接続板39の間に耐火材41を
充填した構造で、円柱状をしている。
【0005】一方、放電部42は円形の放電部基板43
と複数の放電部ロッド44よりなり、陽極本体37の上
部接続板39上に接触されるだけの状態で配置されてい
る。タンディッシュの補修では、放電部42はタンディ
ッシュ内の残鋼が凝固した地金と溶着して一体となって
いるが、地金を除去しても、地金とともに取り去られる
のは、放電部42だけであり、陽極本体37には影響を
与えない。タンディッシュの再使用では、陽極本体37
の上部接触板39の上面を清浄にした後、新規の放電部
42を配置しコーティング材45で被覆するだけでよ
い。
と複数の放電部ロッド44よりなり、陽極本体37の上
部接続板39上に接触されるだけの状態で配置されてい
る。タンディッシュの補修では、放電部42はタンディ
ッシュ内の残鋼が凝固した地金と溶着して一体となって
いるが、地金を除去しても、地金とともに取り去られる
のは、放電部42だけであり、陽極本体37には影響を
与えない。タンディッシュの再使用では、陽極本体37
の上部接触板39の上面を清浄にした後、新規の放電部
42を配置しコーティング材45で被覆するだけでよ
い。
【0006】(2)特開昭57−142476号公報に
は、図6に示すような「プラズマ溶解炉」に用いたプラ
ズマ溶解装置の底位電極の断面図が記載されている。こ
こではプラズマ溶解炉の底部46中央に設置された底位
電極47は金属被覆48を貫き、炉内部に突起する。
は、図6に示すような「プラズマ溶解炉」に用いたプラ
ズマ溶解装置の底位電極の断面図が記載されている。こ
こではプラズマ溶解炉の底部46中央に設置された底位
電極47は金属被覆48を貫き、炉内部に突起する。
【0007】耐火物ライニング49はこの位置に窪みを
有し、底位電極46については鉄製防摩部分50に封じ
られている。鉄製防摩部分50と電極の前面51の間
に、銅に比し低い熱伝導率と低い融点を有し、また、高
い融解エンタルピーを有する金属層52、好ましくは鉛
の金属層を取付けるが、金属層52は底位電極46の前
面20を覆うばかりでなく、底位電極46自体の端を外
囲的に囲むようにする。該金属層52の外方に突出した
端フランジ53は防摩部分50の直径と同じ外直径を有
する。防摩部分50と底位電極47を安全に接合するた
めに、L字形の断面を有する接合部54を設け、一端を
溶接接合55により底位電極46に固定し、他端も防摩
部分50に溶接接合56で固定する。かくして防摩部分
50、金属層52、底位電極47は結合されて一個のユ
ニットとなる。
有し、底位電極46については鉄製防摩部分50に封じ
られている。鉄製防摩部分50と電極の前面51の間
に、銅に比し低い熱伝導率と低い融点を有し、また、高
い融解エンタルピーを有する金属層52、好ましくは鉛
の金属層を取付けるが、金属層52は底位電極46の前
面20を覆うばかりでなく、底位電極46自体の端を外
囲的に囲むようにする。該金属層52の外方に突出した
端フランジ53は防摩部分50の直径と同じ外直径を有
する。防摩部分50と底位電極47を安全に接合するた
めに、L字形の断面を有する接合部54を設け、一端を
溶接接合55により底位電極46に固定し、他端も防摩
部分50に溶接接合56で固定する。かくして防摩部分
50、金属層52、底位電極47は結合されて一個のユ
ニットとなる。
【0008】(3)特開昭58−221220号公報に
は取鍋内溶鋼を加熱精錬するために、取鍋の底部又は側
面に、炭素質と酸化物を混合・成型した通電性を有する
耐火物(マグネシア・カーボンレンガ)が埋込まれ、そ
の耐火物と金属製通電体との電気的接触が得られるよう
になっている。溶鋼をプラズマアーク加熱する時に、そ
の耐火物は溶鋼と接する陽極として作用する。
は取鍋内溶鋼を加熱精錬するために、取鍋の底部又は側
面に、炭素質と酸化物を混合・成型した通電性を有する
耐火物(マグネシア・カーボンレンガ)が埋込まれ、そ
の耐火物と金属製通電体との電気的接触が得られるよう
になっている。溶鋼をプラズマアーク加熱する時に、そ
の耐火物は溶鋼と接する陽極として作用する。
【0009】(4)特開昭60−159584号公報に
は図7に示すような「直流アーク炉」の対電極が記載さ
れている。直流アーク炉の内張り耐火物層内に、その耐
火物層の内表面と平行になるように、埋没した導電用鋼
板57の上側表面に、上記耐火物層を溶融金属58側か
ら貫通しして、対電極本体59(鋼ピン、鋼板、アング
ル鋼片、導電性煉瓦、不定形耐火物)を接触配置(鋼材
部品は溶接する場合もある。)した対電極構造としてい
る。60はアーク電極である。上記導電用鋼板57は直
流アーク炉の側壁上部において、電源への接続装置61
と接続している。(電源への上記接続は炉底部外周部の
一端においてもよい。)
は図7に示すような「直流アーク炉」の対電極が記載さ
れている。直流アーク炉の内張り耐火物層内に、その耐
火物層の内表面と平行になるように、埋没した導電用鋼
板57の上側表面に、上記耐火物層を溶融金属58側か
ら貫通しして、対電極本体59(鋼ピン、鋼板、アング
ル鋼片、導電性煉瓦、不定形耐火物)を接触配置(鋼材
部品は溶接する場合もある。)した対電極構造としてい
る。60はアーク電極である。上記導電用鋼板57は直
流アーク炉の側壁上部において、電源への接続装置61
と接続している。(電源への上記接続は炉底部外周部の
一端においてもよい。)
【0010】(5)実公昭02−30121号公報には
図8に示すような「タンディッシュのプラズマ加熱用陽
極」の説明図が記載されている。堰62はタンディッシ
ュ30の幅方向に短側壁30aと略平行に幅一杯に設け
られ、内面との間に間隙を形成している。
図8に示すような「タンディッシュのプラズマ加熱用陽
極」の説明図が記載されている。堰62はタンディッシ
ュ30の幅方向に短側壁30aと略平行に幅一杯に設け
られ、内面との間に間隙を形成している。
【0011】通電材63は鋼板でタンディッシュ30上
部から短側壁30aの内面に沿って、タンディッシュ3
0内へ挿入され、炉底内面に沿わせ、先端の立上がり部
分63cを堰内へ臨ませると共に、溶鋼との電気的接点
となる先端を除き、被覆耐火物64により、通電材63
の側壁部分63a及び底壁部分63b及び立上り部分6
3cを被覆して、その部分の溶損を防止する。かかる通
電材63においては、溶鋼加熱中に立上がり部分63c
の先端部分が溶鋼に接触して溶鋼熱によって溶解する
が、通電には支障はない。
部から短側壁30aの内面に沿って、タンディッシュ3
0内へ挿入され、炉底内面に沿わせ、先端の立上がり部
分63cを堰内へ臨ませると共に、溶鋼との電気的接点
となる先端を除き、被覆耐火物64により、通電材63
の側壁部分63a及び底壁部分63b及び立上り部分6
3cを被覆して、その部分の溶損を防止する。かかる通
電材63においては、溶鋼加熱中に立上がり部分63c
の先端部分が溶鋼に接触して溶鋼熱によって溶解する
が、通電には支障はない。
【0012】堰62の高さは鋳造終了後の残湯面65a
より高く、通常操業中の最低湯面65bより低くしてい
る。通常操業中の最低湯面は一般に鍋継ぎ時に生じる。
また、被覆耐火物64の高さは通常操業中の最高湯面6
5aより高くしている。
より高く、通常操業中の最低湯面65bより低くしてい
る。通常操業中の最低湯面は一般に鍋継ぎ時に生じる。
また、被覆耐火物64の高さは通常操業中の最高湯面6
5aより高くしている。
【0013】このように、高さ関係を規制することによ
って、堰62は通常操業中の最低65bまで下がる鍋継
ぎ時でも溶鋼への通電が円滑に行えるものである。しか
も、堰62の高さが残湯の湯面65cよりも高いので、
操業中止時堰62内の通電材63cとタンディッシュ底
面に残る地金が堰62により分離されて溶着されること
がないので、上記地金を除いても、通電材63cが一緒
に除去されずに堰内に残留し、通電材は長期にわたって
使用出来るものである。
って、堰62は通常操業中の最低65bまで下がる鍋継
ぎ時でも溶鋼への通電が円滑に行えるものである。しか
も、堰62の高さが残湯の湯面65cよりも高いので、
操業中止時堰62内の通電材63cとタンディッシュ底
面に残る地金が堰62により分離されて溶着されること
がないので、上記地金を除いても、通電材63cが一緒
に除去されずに堰内に残留し、通電材は長期にわたって
使用出来るものである。
【0014】(6)特公平04−41275号公報には
図9に示すような「直流アーク炉の導電性ライニング」
の断面図が記載されている。図9から明らかなように、
直流アーク炉の底部内張り耐火物層に導電用の導電性煉
瓦層69を平行に埋没させ、その上に溶融金属に達する
導体66を耐火煉瓦67の間に挟んで配置し、導体66
と導電性煉瓦層69が接触した炉底部陽極構造である。
68は耐侵食材料の薄板である。
図9に示すような「直流アーク炉の導電性ライニング」
の断面図が記載されている。図9から明らかなように、
直流アーク炉の底部内張り耐火物層に導電用の導電性煉
瓦層69を平行に埋没させ、その上に溶融金属に達する
導体66を耐火煉瓦67の間に挟んで配置し、導体66
と導電性煉瓦層69が接触した炉底部陽極構造である。
68は耐侵食材料の薄板である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た対策についても、次のような問題がある。 (1)実開平03−106257号公報に示すような対
電極構造では: 熱膨張によって、放電部基板49と上部接合板39の
間で、局部的な接触不良を生じやすい。 放電部42の取替えのため、ライニング材全部を取り
替える必要がある。
た対策についても、次のような問題がある。 (1)実開平03−106257号公報に示すような対
電極構造では: 熱膨張によって、放電部基板49と上部接合板39の
間で、局部的な接触不良を生じやすい。 放電部42の取替えのため、ライニング材全部を取り
替える必要がある。
【0016】(2)特開昭57−142476号公報に
示すような対電極構造では補修時に鉄製防摩部分50を
交換する場合に、接合部54を介して、底位電極47と
溶接接合で固定されているので、その除去が困難であ
る。 (3)特開昭58−221220号公報に示すような対
電極では導電性耐火物が溶損した場合、補修時に周りの
通常の耐火物も一緒に破損し易く、補修費が増大する。
示すような対電極構造では補修時に鉄製防摩部分50を
交換する場合に、接合部54を介して、底位電極47と
溶接接合で固定されているので、その除去が困難であ
る。 (3)特開昭58−221220号公報に示すような対
電極では導電性耐火物が溶損した場合、補修時に周りの
通常の耐火物も一緒に破損し易く、補修費が増大する。
【0017】(4)特開昭60−159584号公報に
示すような対電極構造では、対電極本体59が埋没した
導電用鋼板57の上側表面に接触されているだけなの
で、前記内張り耐火物層が溶融金属熱により膨張変動し
た時、接触が阻害されるので、通電トラブルを生じる欠
点がある。叉、対電極本体59が導電用鋼板57に溶接
されている場合には、対電極の更新は内張り耐火物層全
体を取替え補修しなければならない。
示すような対電極構造では、対電極本体59が埋没した
導電用鋼板57の上側表面に接触されているだけなの
で、前記内張り耐火物層が溶融金属熱により膨張変動し
た時、接触が阻害されるので、通電トラブルを生じる欠
点がある。叉、対電極本体59が導電用鋼板57に溶接
されている場合には、対電極の更新は内張り耐火物層全
体を取替え補修しなければならない。
【0018】(5)実公昭02−30121号公報に示
すような対電極では立上がり部分63cが溶損した場
合、新品を交換するために、側壁部分63a、炉底部分
63b、立上がり部分63cを全部交換する必要があ
り、補修費が増大する。一方、何らかの理由で、立上が
り部分63cと地金との溶着が生じた場合には、立上が
り部分63cのみの交換方法が何ら示されていないの
で、その地金付着除去のために、側壁部分7a、炉底部
分7b、立上がり部分63cを全部交換する必要があ
り、補修費が増大する。
すような対電極では立上がり部分63cが溶損した場
合、新品を交換するために、側壁部分63a、炉底部分
63b、立上がり部分63cを全部交換する必要があ
り、補修費が増大する。一方、何らかの理由で、立上が
り部分63cと地金との溶着が生じた場合には、立上が
り部分63cのみの交換方法が何ら示されていないの
で、その地金付着除去のために、側壁部分7a、炉底部
分7b、立上がり部分63cを全部交換する必要があ
り、補修費が増大する。
【0019】(6)特公平04−41275号公報に示
すような対電極構造では内張り耐火物層の溶融金属熱に
よる熱膨張によって、陽極構造の導体66と導体煉瓦6
9表面の接触が不良になる欠点がある。
すような対電極構造では内張り耐火物層の溶融金属熱に
よる熱膨張によって、陽極構造の導体66と導体煉瓦6
9表面の接触が不良になる欠点がある。
【0020】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、タンディッシュ等の容器に使
用した場合に、通電性が良好で、且つ容器内耐火物層の
補修時での残鋼等の地金除去で、対電極の消耗部分を最
小限にし、補修作業を容易に出来る溶融金属の直流電流
加熱用対電極を提供することを目的とする。
めになされたものであり、タンディッシュ等の容器に使
用した場合に、通電性が良好で、且つ容器内耐火物層の
補修時での残鋼等の地金除去で、対電極の消耗部分を最
小限にし、補修作業を容易に出来る溶融金属の直流電流
加熱用対電極を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は直流電流を容器内の溶融金属に通電し、加
熱する直流電流加熱用対電極であって、前記容器の内張
耐火物層内に埋没させる導電性金属からなるソケット
と、該ソケットに溶融金属側から貫通し、該ソケットに
嵌合させる導電性成形体からなることを特徴とする溶融
金属の直流電流加熱用対電極である。
に、本発明は直流電流を容器内の溶融金属に通電し、加
熱する直流電流加熱用対電極であって、前記容器の内張
耐火物層内に埋没させる導電性金属からなるソケット
と、該ソケットに溶融金属側から貫通し、該ソケットに
嵌合させる導電性成形体からなることを特徴とする溶融
金属の直流電流加熱用対電極である。
【0022】ここにおいて、ソケットは対電極の本体で
あり、導電性成形体は対電極の消耗部分を構成するもの
である。叉、本発明の対電極は上記発明において、ソケ
ット内壁と導電性成形体の外壁の間に一定の間隙を設
け、該間隙に導電性不定形耐熱物質を充填したものであ
る。
あり、導電性成形体は対電極の消耗部分を構成するもの
である。叉、本発明の対電極は上記発明において、ソケ
ット内壁と導電性成形体の外壁の間に一定の間隙を設
け、該間隙に導電性不定形耐熱物質を充填したものであ
る。
【0023】叉、本発明の対電極は上記した2つの発明
において、内張耐火物層内に該耐火物層の内表面に平行
に導電性金属板を埋没させ、複数のソケットをその上に
一体的に配置させたものである。
において、内張耐火物層内に該耐火物層の内表面に平行
に導電性金属板を埋没させ、複数のソケットをその上に
一体的に配置させたものである。
【0024】更に本発明の対電極は上述した発明におい
て、ソケットが鉄鋼材で、導電性成形体が鉄鋼、黒鉛、
炭素含有耐火物、又はこれらの組合わせ或いは鉄鋼と耐
火物による成形体であり、更には導電性金属板が鉄鋼材
であるものである。
て、ソケットが鉄鋼材で、導電性成形体が鉄鋼、黒鉛、
炭素含有耐火物、又はこれらの組合わせ或いは鉄鋼と耐
火物による成形体であり、更には導電性金属板が鉄鋼材
であるものである。
【0025】
【作用】本発明は上記のような構成であるので、次のよ
うな作用がある。 (1)消耗部分の導電性成形体が内張り耐火物層内の表
面に直角に埋め込まれているので、その導電性成形体が
残鋼と溶着していても、残鋼を取り除く補修作業によっ
て、内張り耐火物層が破壊されない。
うな作用がある。 (1)消耗部分の導電性成形体が内張り耐火物層内の表
面に直角に埋め込まれているので、その導電性成形体が
残鋼と溶着していても、残鋼を取り除く補修作業によっ
て、内張り耐火物層が破壊されない。
【0026】(2)ソケットに嵌合する導電性成形体構
造では: 導電性成形体は一端で溶鋼に接する伝導熱と通電のジ
ュール熱で成形体の外径が膨張する。 ソケットは内張り耐火物層内に埋没されているので、
伝導熱が少なく、また通電断面積が大きいので、ジュー
ル熱も小さく、従って、ソケット内径の膨張が相対的に
少ない。 上記、から通電加熱中のソケットと導電性成形体
の接触が向上し、安定するので、通電上の不安定トラブ
ルが回避出来る。
造では: 導電性成形体は一端で溶鋼に接する伝導熱と通電のジ
ュール熱で成形体の外径が膨張する。 ソケットは内張り耐火物層内に埋没されているので、
伝導熱が少なく、また通電断面積が大きいので、ジュー
ル熱も小さく、従って、ソケット内径の膨張が相対的に
少ない。 上記、から通電加熱中のソケットと導電性成形体
の接触が向上し、安定するので、通電上の不安定トラブ
ルが回避出来る。
【0027】(3)ソケット壁部が外側の内張耐火物層
との隔壁になるので、導電性成形体を新品に交換する補
修作業のときの周辺耐火物の損壊が防止される。 (4)ソケット内壁と該導電性成形体の外壁の間に一定
の間隙を設け、該間隙に導電性不定形耐熱物質を充填し
たので、通電開始時の通電の不安定トラブルが十分に回
避出来る。
との隔壁になるので、導電性成形体を新品に交換する補
修作業のときの周辺耐火物の損壊が防止される。 (4)ソケット内壁と該導電性成形体の外壁の間に一定
の間隙を設け、該間隙に導電性不定形耐熱物質を充填し
たので、通電開始時の通電の不安定トラブルが十分に回
避出来る。
【0028】(5)対電極の消耗部分が対電極本体のソ
ケット構造によって、接続されているので、使用状況に
応じて、上記消耗部分に各種の導電性成形体から適した
ものを選択出来る。 (6)導電性成形体として、炭素含有耐火物、炭素含有
不定形耐火物を使用した場合、内耐火物層の熱膨張によ
って、これらの成形体の分断の頻度が多いが、鉄鋼成形
体を外被とし、内部にこれら耐火物を内装した組合わせ
構造成形体とすれば、上記の分断が防止され、通電不安
定によるトラブルが回避される。
ケット構造によって、接続されているので、使用状況に
応じて、上記消耗部分に各種の導電性成形体から適した
ものを選択出来る。 (6)導電性成形体として、炭素含有耐火物、炭素含有
不定形耐火物を使用した場合、内耐火物層の熱膨張によ
って、これらの成形体の分断の頻度が多いが、鉄鋼成形
体を外被とし、内部にこれら耐火物を内装した組合わせ
構造成形体とすれば、上記の分断が防止され、通電不安
定によるトラブルが回避される。
【0029】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図1
(a)、(b)は本発明の一実施例の部分断面を示す図
であり、(a)はソケットに導電性成形体を嵌合させた
場合を示す図、(b)はソケット内壁と導電性成形体の
外壁の間に間隙を設け、該間隙に導電性不定形耐熱物質
を充填した場合を示す図である。
(a)、(b)は本発明の一実施例の部分断面を示す図
であり、(a)はソケットに導電性成形体を嵌合させた
場合を示す図、(b)はソケット内壁と導電性成形体の
外壁の間に間隙を設け、該間隙に導電性不定形耐熱物質
を充填した場合を示す図である。
【0030】(a)において、本発明の対電極は溶融金
属用容器の内張耐火物層36内に埋没させる導電性金属
からなるソケット1と、ソケット1に溶融金属側から貫
通し、ソケット1に嵌合させる導電性成形体2からなっ
ている。ここではソケット1を鉄鋼材とし、導電性成形
体2を鉄鋼、黒鉛、炭素含有耐火物、又はこれらの組合
せ或いは鉄鋼と耐火物による成形体とすることが出来
る。
属用容器の内張耐火物層36内に埋没させる導電性金属
からなるソケット1と、ソケット1に溶融金属側から貫
通し、ソケット1に嵌合させる導電性成形体2からなっ
ている。ここではソケット1を鉄鋼材とし、導電性成形
体2を鉄鋼、黒鉛、炭素含有耐火物、又はこれらの組合
せ或いは鉄鋼と耐火物による成形体とすることが出来
る。
【0031】(b)において、ソケット1の内壁1aと
導電性成形体2の外壁2aの間に間隙を設け、その間隙
に導電性不定形耐熱物質3を充填している。ここでは4
は導体を示す。叉、図中D1 は導電性成形体2の直径、
D2 は導電性成形体2と導電性不定形耐熱物質3で構成
された消耗部分の直径である。またH1 は導電性成形体
2の高さ、H2 はソケット側面高さである。
導電性成形体2の外壁2aの間に間隙を設け、その間隙
に導電性不定形耐熱物質3を充填している。ここでは4
は導体を示す。叉、図中D1 は導電性成形体2の直径、
D2 は導電性成形体2と導電性不定形耐熱物質3で構成
された消耗部分の直径である。またH1 は導電性成形体
2の高さ、H2 はソケット側面高さである。
【0032】本発明の導電性成形体2とソケット1の間
の通電は主として導電性成形体側面外周とソケット側面
内周の接触面を介し導電されるので、ソケット側面高さ
H2は充分な接触面積を得られる高さ値に設計する。ソ
ケット内底部と導電性成形体底部の接触面を介しての導
電は夾雑物の有無等によって接触状態が一定しないので
副次的に期待する程度に留める。
の通電は主として導電性成形体側面外周とソケット側面
内周の接触面を介し導電されるので、ソケット側面高さ
H2は充分な接触面積を得られる高さ値に設計する。ソ
ケット内底部と導電性成形体底部の接触面を介しての導
電は夾雑物の有無等によって接触状態が一定しないので
副次的に期待する程度に留める。
【0033】通電に必要な側面の接触面積はソケット側
面高さH2 と導電性成形体の側面外周長の積であるの
で、先ず、プラズマ加熱の直流電流値から導電性成形体
の通電断面積と所要本数を求め、次に一個の導電性成形
体の側面外周長さを算出して、接触面の許容電流密度を
用いて計算し、ソケット側面高さH2 を決定する。
面高さH2 と導電性成形体の側面外周長の積であるの
で、先ず、プラズマ加熱の直流電流値から導電性成形体
の通電断面積と所要本数を求め、次に一個の導電性成形
体の側面外周長さを算出して、接触面の許容電流密度を
用いて計算し、ソケット側面高さH2 を決定する。
【0034】接触面の許容電流密度は、導電性成形体と
ソケットの材質の組合せ、接触部への導電性媒体の有無
などで各ゞ異なるが、例えば、鉄鋼材と鉄鋼材の接触の
場合は1 〜10A/cm2 程度で、導電性媒体を使用する
と許容電流密度を更に大きな値にすることが出来る。
ソケットの材質の組合せ、接触部への導電性媒体の有無
などで各ゞ異なるが、例えば、鉄鋼材と鉄鋼材の接触の
場合は1 〜10A/cm2 程度で、導電性媒体を使用する
と許容電流密度を更に大きな値にすることが出来る。
【0035】導電性媒体を使用しない場合に導電性成形
体とソケットの面接触を確保するには、導電性成形体と
ソケットの嵌合公差を厳しくして導電性成形体をソケッ
トに圧入する、或いはソケットの接触面を下絞りテーパ
面に形成して接触面を同じテーパ面に形成した導電性成
形体をソケットに差し込むことが望ましい。この場合テ
ーパ面の絞り角度は数度の値で良いが摩擦角度以上の絞
り角度は導電性成形体の径が熱膨張した時、導電性成形
体が浮き上がるので有害である。
体とソケットの面接触を確保するには、導電性成形体と
ソケットの嵌合公差を厳しくして導電性成形体をソケッ
トに圧入する、或いはソケットの接触面を下絞りテーパ
面に形成して接触面を同じテーパ面に形成した導電性成
形体をソケットに差し込むことが望ましい。この場合テ
ーパ面の絞り角度は数度の値で良いが摩擦角度以上の絞
り角度は導電性成形体の径が熱膨張した時、導電性成形
体が浮き上がるので有害である。
【0036】導電性成形体の高さH1 は上記ソケット側
面高さH2 の長さに5cm程度を加えた値以上であっ
て、溶融金属からの伝導熱によるソケット部の温度上昇
を防止するに必要な内張耐火物層の厚みを確保できる高
さを必要とする。上記5cm程度の値はソケットを埋没
させる内張耐火物層の溶融金属側耐火物層の割れ、損壊
を防止する最小厚みである。導電性金属製ソケットの加
熱酸化、導電性成形体とソケット接触部への導電性媒体
の酸化、焼却を防止するなどの為にこれら使用部材の組
合せに応じてソケット内周接続部の許容温度を設定す
る。
面高さH2 の長さに5cm程度を加えた値以上であっ
て、溶融金属からの伝導熱によるソケット部の温度上昇
を防止するに必要な内張耐火物層の厚みを確保できる高
さを必要とする。上記5cm程度の値はソケットを埋没
させる内張耐火物層の溶融金属側耐火物層の割れ、損壊
を防止する最小厚みである。導電性金属製ソケットの加
熱酸化、導電性成形体とソケット接触部への導電性媒体
の酸化、焼却を防止するなどの為にこれら使用部材の組
合せに応じてソケット内周接続部の許容温度を設定す
る。
【0037】一方、主たる熱伝導が熱の良導体でもある
導電性成形体2からされているので、ソケット部に達し
た伝導熱を周囲の内張耐火物層に放散してソケット部の
温度上昇を防止しているのが実際である。従って、ソケ
ット部の上記埋没深さ、即ち導電性成形体の高さ H1
は、周囲の内張耐火物層の温度がソケット部の上記許容
温度から数百度低い位置に選択する。ソケットが導電性
金属板に一体として配置されている場合は導電性金属板
によって周辺への伝導熱の放散が促進されるので上記温
度差の所要値を小さく出来る。
導電性成形体2からされているので、ソケット部に達し
た伝導熱を周囲の内張耐火物層に放散してソケット部の
温度上昇を防止しているのが実際である。従って、ソケ
ット部の上記埋没深さ、即ち導電性成形体の高さ H1
は、周囲の内張耐火物層の温度がソケット部の上記許容
温度から数百度低い位置に選択する。ソケットが導電性
金属板に一体として配置されている場合は導電性金属板
によって周辺への伝導熱の放散が促進されるので上記温
度差の所要値を小さく出来る。
【0038】上記の作用に従って、導電性成形体の高さ
H1 はソケット内周部を許容温度以下に保持できる内張
耐火物層の所要最小厚みとして熱伝導計算によって推定
する、或いは実設備の温度測定によって最適化すること
が出来る。
H1 はソケット内周部を許容温度以下に保持できる内張
耐火物層の所要最小厚みとして熱伝導計算によって推定
する、或いは実設備の温度測定によって最適化すること
が出来る。
【0039】図2は本発明をタンディッシュの溶融金属
の加熱用対電極として用いた場合の状態を示す図であ
る。ここでは本発明の対電極はタンディッシュ30の内
張耐火物層36内に電導性金属板5を埋没させ、その上
側の表面に一体的に配置した本体としての複数のソケッ
ト1と、消耗部分としての導電性成形体2で構成してい
る。ここではソケット内壁1aと導電性成形体の外壁2
aの間に間隙を設け、その間隙に導電性不定形耐熱物質
3を充填している。4は導体であり、30bは容器外壁
を示す。
の加熱用対電極として用いた場合の状態を示す図であ
る。ここでは本発明の対電極はタンディッシュ30の内
張耐火物層36内に電導性金属板5を埋没させ、その上
側の表面に一体的に配置した本体としての複数のソケッ
ト1と、消耗部分としての導電性成形体2で構成してい
る。ここではソケット内壁1aと導電性成形体の外壁2
aの間に間隙を設け、その間隙に導電性不定形耐熱物質
3を充填している。4は導体であり、30bは容器外壁
を示す。
【0040】図3は本発明に用いる導電性成形体の種々
の形態を示す図である。(a)は鉄棒を用いた図、
(b)は鋼板を用いた図、(c)は黒鉛棒を用いた図、
(d)はマグネシア−炭素質煉瓦を用いた図、(e)は
鉄パイブ−耐火物組合せ構造体を用いた図である。
の形態を示す図である。(a)は鉄棒を用いた図、
(b)は鋼板を用いた図、(c)は黒鉛棒を用いた図、
(d)はマグネシア−炭素質煉瓦を用いた図、(e)は
鉄パイブ−耐火物組合せ構造体を用いた図である。
【0041】図において、6は鉄棒、7は鋼板、8黒鉛
棒、9はマグネシア−炭素質煉瓦、10は鉄パイブ−耐
火物組合せ構造体である。(a)、(bでは鉄棒6、黒
鉛棒8は円柱体であるが、これに限定されるものではな
く、楕円柱、角柱でもよい。(b)では鋼板7は横長角
状体であり、(d)ではマグネシア−炭素質煉瓦9は縦
長角状体であるが、形状はこれらに限定されるものでは
ない。(e)では鉄パイプ11の中に耐火物キャスタブ
ル(ドロマイト)を充填して、成形したものである。耐
火物は上記に限定されるものではなく、他の電導性不定
形耐火物でもよく、又は通常の不定形耐火物でもよい。
いずれのものも、耐熱性のものが用いられる。
棒、9はマグネシア−炭素質煉瓦、10は鉄パイブ−耐
火物組合せ構造体である。(a)、(bでは鉄棒6、黒
鉛棒8は円柱体であるが、これに限定されるものではな
く、楕円柱、角柱でもよい。(b)では鋼板7は横長角
状体であり、(d)ではマグネシア−炭素質煉瓦9は縦
長角状体であるが、形状はこれらに限定されるものでは
ない。(e)では鉄パイプ11の中に耐火物キャスタブ
ル(ドロマイト)を充填して、成形したものである。耐
火物は上記に限定されるものではなく、他の電導性不定
形耐火物でもよく、又は通常の不定形耐火物でもよい。
いずれのものも、耐熱性のものが用いられる。
【0042】以下に上記した図1、図2、図3の本発明
の対電極について、各々詳述する。 (実施例1)図1の本発明の対電極について 、(a)
では直径40mmの鉄鋼材丸棒を導電性成形体に、ソケ
ットに鉄鋼材の円環筒を使用しソケットが導電性金属板
に一体として配置されている。この例では、ソケット接
触面の許容電流密度7A/cm2 として、ソケット側面
高さH2 は通電電流量400Aでは5cm、800Aで
は10cmを必要とした。
の対電極について、各々詳述する。 (実施例1)図1の本発明の対電極について 、(a)
では直径40mmの鉄鋼材丸棒を導電性成形体に、ソケ
ットに鉄鋼材の円環筒を使用しソケットが導電性金属板
に一体として配置されている。この例では、ソケット接
触面の許容電流密度7A/cm2 として、ソケット側面
高さH2 は通電電流量400Aでは5cm、800Aで
は10cmを必要とした。
【0043】なお、上記ソケットおよび鉄鋼材丸棒の通
電断面積は鉄鋼材の電気抵抗率を考慮して各ゞの通電断
面の電流密度が0.8A/mm2 以下となる用に設定し
た。導電性成形体の高さH1 は鉄鋼材製ソケット接触面
の許容温度を800℃〜600℃以下にすることが望ま
しいので、溶融金属温度を溶鋼温度1600℃、内張耐
火物層の熱伝導度1.5kcal/mh℃の使用例の温
度測定によって決定して、H1 を230mmとした。上
記における対電極の使用条件を表1に示す。
電断面積は鉄鋼材の電気抵抗率を考慮して各ゞの通電断
面の電流密度が0.8A/mm2 以下となる用に設定し
た。導電性成形体の高さH1 は鉄鋼材製ソケット接触面
の許容温度を800℃〜600℃以下にすることが望ま
しいので、溶融金属温度を溶鋼温度1600℃、内張耐
火物層の熱伝導度1.5kcal/mh℃の使用例の温
度測定によって決定して、H1 を230mmとした。上
記における対電極の使用条件を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】また、(b)ではソケット内壁と該導電性
成形体の外壁の間に間隙を設けて間隙寸法を片側0.
5、1、2、3、4、mmとして導電性不定形耐熱物質
として酸化防止処理した微粉黒鉛を充填した5例を試用
した。上記における導電性不定形耐熱物質の試用結果を
表2に示す。
成形体の外壁の間に間隙を設けて間隙寸法を片側0.
5、1、2、3、4、mmとして導電性不定形耐熱物質
として酸化防止処理した微粉黒鉛を充填した5例を試用
した。上記における導電性不定形耐熱物質の試用結果を
表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】(実施例2)図2の本発明の対電極はタン
ディッシュに使用した場合であり、ビレット連続鋳造機
の40tonタンディッシュの炉底部陽極として設置し
8本の40mm鋼棒を導電性成形体として配置して最大
通電電流量が6400Aの範囲プラズマ加熱によって溶
鋼温度の温度を1550℃に保持しながら鋳造に使用し
た。1ヒートの鋳造時間は平均70分で3乃至4ヒート
の連続鋳込みの後タンディッシュを冷間整備して多数回
使用に用いた。
ディッシュに使用した場合であり、ビレット連続鋳造機
の40tonタンディッシュの炉底部陽極として設置し
8本の40mm鋼棒を導電性成形体として配置して最大
通電電流量が6400Aの範囲プラズマ加熱によって溶
鋼温度の温度を1550℃に保持しながら鋳造に使用し
た。1ヒートの鋳造時間は平均70分で3乃至4ヒート
の連続鋳込みの後タンディッシュを冷間整備して多数回
使用に用いた。
【0048】本実施例において導電製不定形耐熱物質を
用いず接触面テーパを片側5度として使用した例では、
通電状況は常に安定し使用後の40mm径丸棒の交換も
比較的容易であり多数回の使用にも耐えることが出来
た。
用いず接触面テーパを片側5度として使用した例では、
通電状況は常に安定し使用後の40mm径丸棒の交換も
比較的容易であり多数回の使用にも耐えることが出来
た。
【0049】従来例の鋼板面に鋼材丸棒を直接配置した
タイプでは毎回の使用後に内張耐火物層の内表面部分2
30mmの耐火物層を補修する必要があったが、本実施
例ではソケット外周が周辺の耐火物層損壊を防止し耐火
物使用量を90%減少することが出来た。
タイプでは毎回の使用後に内張耐火物層の内表面部分2
30mmの耐火物層を補修する必要があったが、本実施
例ではソケット外周が周辺の耐火物層損壊を防止し耐火
物使用量を90%減少することが出来た。
【0050】導電性不定形耐熱物質の試用した例は接触
面テーパを用いずに接触面の間に片側間隙寸法を0.5
〜4mm用いたが間隙が1〜3mmの試用例が通電状況
が常に安定して多数回の使用でもトラブルが無く使用後
の40mm径丸棒の交換も容易にできた。
面テーパを用いずに接触面の間に片側間隙寸法を0.5
〜4mm用いたが間隙が1〜3mmの試用例が通電状況
が常に安定して多数回の使用でもトラブルが無く使用後
の40mm径丸棒の交換も容易にできた。
【0051】間隙が0.5mmの試用は微粉黒鉛(酸化
防止処理)ペーストが間隙内部全面に充填される事が難
しいので接触面積が不足し通電電流量が正常値より低く
不良であった。間隙が1mmの試用でも通電開始初期に
僅かの通電不良傾向が見られたがその後通電が正常に復
したのは鉄鋼材丸棒の熱膨張で接触が回復したためと考
えられ、使用可能な範囲である。
防止処理)ペーストが間隙内部全面に充填される事が難
しいので接触面積が不足し通電電流量が正常値より低く
不良であった。間隙が1mmの試用でも通電開始初期に
僅かの通電不良傾向が見られたがその後通電が正常に復
したのは鉄鋼材丸棒の熱膨張で接触が回復したためと考
えられ、使用可能な範囲である。
【0052】間隙が2mmの試用例には導電性不定形耐
熱物質として微粉銅粉のペーストを試用したが常に安定
して通電され試用後の検査でも微粉銅粉の溶融も見られ
なかった。間隙が4mmの試用例は鋳造中期以降に通電
不良が生ずることが繰り返されたので多数回の使用は行
わなかった。間隙が4mmの場合は鉄鋼材丸棒をソケッ
ト部に装入する時に間隙寸法は接触周の一部に偏って配
置され、間隙が4mmを越える周の一部が鋳造の進行と
ともに接触不良を生じた結果であった。
熱物質として微粉銅粉のペーストを試用したが常に安定
して通電され試用後の検査でも微粉銅粉の溶融も見られ
なかった。間隙が4mmの試用例は鋳造中期以降に通電
不良が生ずることが繰り返されたので多数回の使用は行
わなかった。間隙が4mmの場合は鉄鋼材丸棒をソケッ
ト部に装入する時に間隙寸法は接触周の一部に偏って配
置され、間隙が4mmを越える周の一部が鋳造の進行と
ともに接触不良を生じた結果であった。
【0053】本実施例では導電性成形体として40mm
鋼棒を用いた場合のソケット内壁との間の間隙寸法につ
いて試験したが、間隙の最小寸法を1mm以上として間
隙の最大寸法は導電性成形体の断面形状、断面寸法によ
る熱膨張量に2乃至3mmの加えた値とすることが望ま
しい。
鋼棒を用いた場合のソケット内壁との間の間隙寸法につ
いて試験したが、間隙の最小寸法を1mm以上として間
隙の最大寸法は導電性成形体の断面形状、断面寸法によ
る熱膨張量に2乃至3mmの加えた値とすることが望ま
しい。
【0054】また、本実施例では導電性不定形耐熱物質
に燃焼開始温度600℃の微粉黒鉛、同じく800℃の
微粉黒鉛(酸化防止)、溶融開始温度1000℃の微粉
銅粉を用いたが、その他の不定形炭素材料、その他金属
微粉もそれらの燃焼、溶融開始温度以下であれば充分使
用できる。
に燃焼開始温度600℃の微粉黒鉛、同じく800℃の
微粉黒鉛(酸化防止)、溶融開始温度1000℃の微粉
銅粉を用いたが、その他の不定形炭素材料、その他金属
微粉もそれらの燃焼、溶融開始温度以下であれば充分使
用できる。
【0055】(実施例3)図3に示した本発明の導電性
成形体の各種実施例をビレット連続鋳造機の40ton
タンディッシュの炉底部陽極として、鋼板の導電性金属
板に一体として配置されている鋼材製ソケットに装着し
て最大通電電流量が6400Aの範囲プラズマ加熱によ
って溶鋼温度を1550℃に保持しながら鋳造に使用し
た。1ヒートの鋳造時間は平均70分で3乃至4ヒート
の連続鋳込みの後、タンディッシュを冷間整備して多数
回使用に用いた。
成形体の各種実施例をビレット連続鋳造機の40ton
タンディッシュの炉底部陽極として、鋼板の導電性金属
板に一体として配置されている鋼材製ソケットに装着し
て最大通電電流量が6400Aの範囲プラズマ加熱によ
って溶鋼温度を1550℃に保持しながら鋳造に使用し
た。1ヒートの鋳造時間は平均70分で3乃至4ヒート
の連続鋳込みの後、タンディッシュを冷間整備して多数
回使用に用いた。
【0056】表3に各種導電性成形体の試用条件を示
す。ここでは(a)は鋼材丸棒の導電性成形体、(b)
は鋼板、(c)は黒鉛丸棒、(d)は、マグネシアー炭
素煉瓦、(e)は鉄パイプにドロマイト不定形耐火物を
充填した導電性成形体である。
す。ここでは(a)は鋼材丸棒の導電性成形体、(b)
は鋼板、(c)は黒鉛丸棒、(d)は、マグネシアー炭
素煉瓦、(e)は鉄パイプにドロマイト不定形耐火物を
充填した導電性成形体である。
【0057】
【表3】
【0058】表3ではソケット接触部の最大電流密度は
7A/cm2 、導電性成形体通電断面の最大電流密度は
鉄鋼材は80A/cm2 、炭素材は50A/cm2 の試
用条件とした。
7A/cm2 、導電性成形体通電断面の最大電流密度は
鉄鋼材は80A/cm2 、炭素材は50A/cm2 の試
用条件とした。
【0059】実設備の操業で炉底部陽極のソケット温度
を測定し800℃以下になるように導電性成形体の高さ
を最適化したが(d)マグネシアー炭素質煉瓦では一個
の煉瓦の熱伝導が大きすぎるためソケット温度は満足す
る範囲に下がっていない。然し、(a)〜(e)の実施
例の通電状況は開始から鋳造終了まで安定し、多数回使
用に差し支えなく、使用後の(a)〜(e)の対極消耗
部の取替も容易であった。
を測定し800℃以下になるように導電性成形体の高さ
を最適化したが(d)マグネシアー炭素質煉瓦では一個
の煉瓦の熱伝導が大きすぎるためソケット温度は満足す
る範囲に下がっていない。然し、(a)〜(e)の実施
例の通電状況は開始から鋳造終了まで安定し、多数回使
用に差し支えなく、使用後の(a)〜(e)の対極消耗
部の取替も容易であった。
【0060】本実施例では(e)の鉄パイプ型導電性成
形体の内部に断熱性あるドロマイト不定形耐火物を使用
したが、40mm径鉄パイプ内部にマグネシアー炭素耐
火物を充填したタイプを(a)の40mm径鋼材丸棒型
の代用とすることによって対電極消耗部の費用を更に下
げることが可能である。
形体の内部に断熱性あるドロマイト不定形耐火物を使用
したが、40mm径鉄パイプ内部にマグネシアー炭素耐
火物を充填したタイプを(a)の40mm径鋼材丸棒型
の代用とすることによって対電極消耗部の費用を更に下
げることが可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明の対電極は対電極本体と消耗部分
とを直接嵌合又は導電性不定形耐熱物質を介して嵌合
し、両者の接続は接触しているだけの構造であるので、
タンディッシュ等に使用した場合に、内耐火物層の補修
時での残鋼除去では、残鋼に接していた消耗部分のみを
取去るだけで、対電極本体やタンディッシュが損傷され
ることがない。このために、タンディッシュの補修が極
めて容易である。更に対電極は長期にわたって継続使用
が出来る。
とを直接嵌合又は導電性不定形耐熱物質を介して嵌合
し、両者の接続は接触しているだけの構造であるので、
タンディッシュ等に使用した場合に、内耐火物層の補修
時での残鋼除去では、残鋼に接していた消耗部分のみを
取去るだけで、対電極本体やタンディッシュが損傷され
ることがない。このために、タンディッシュの補修が極
めて容易である。更に対電極は長期にわたって継続使用
が出来る。
【図1】本発明の一実施例の部分断面を示す図である。
【図2】本発明をタンディッシュの溶融金属の加熱用対
電極として用いた場合の状態を示す図である。
電極として用いた場合の状態を示す図である。
【図3】本発明に用いる導電性成形体の種々の形態を示
す図である。
す図である。
【図4】一般的なタンディッシュ内の溶融金属を直流プ
ラズマ加熱装置を用いて加熱する場合の説明図である。
ラズマ加熱装置を用いて加熱する場合の説明図である。
【図5】従来の例1のタンディッシュに配置したプラズ
マ加熱用陽極の拡大図である。
マ加熱用陽極の拡大図である。
【図6】従来の例2のプラズマ溶解装置の底位電極の断
面図である。
面図である。
【図7】従来の例3の直流アーク炉の対電極を示す図で
ある。
ある。
【図8】従来の例4の直流アーク炉の対電極を示す図で
ある。
ある。
【図9】従来の例5のタンティッシュの直流ブラズマ加
熱用の対電極を示す図である。
熱用の対電極を示す図である。
1 ソケット 1a ソケットの内壁 2 導電性成形体 2a 導電性成形体の外壁 3 導電性不定形耐熱物質 4 導体 5 導電性金属板 6 鉄棒 7 鋼板 8 黒鉛棒 9 マグネシア−炭素質煉瓦 10 鉄パイブ−耐火物組合せ構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 重喜 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】直流電流を容器内の溶融金属に通電し、加
熱する直流電流加熱用対電極であって、前記容器の内張
耐火物層内に埋没させる導電性金属からなるソケット
と、該ソケットに溶融金属側から貫通し、該ソケットに
嵌合させる導電性成形体からなることを特徴とする溶融
金属の直流電流加熱用対電極。 - 【請求項2】 ソケット内壁と導電性成形体の外壁の間
に一定の間隙を設け、該間隙に導電性不定形耐熱物質を
充填したことを特徴とする請求項1記載の溶融金属の直
流電流加熱用対電極。 - 【請求項3】 内張耐火物層内に該耐火物層の内表面に
平行に導電性金属板を埋没させ、複数のソケットをその
上に一体的に配置させたことを特徴とする請求項1、又
は請求項2記載の溶融金属の直流電流加熱用対電極。 - 【請求項4】 ソケットが鉄鋼材で、導電性成形体が鉄
鋼、黒鉛、炭素含有耐火物、又はこれらの組合せ或いは
鉄鋼と耐火物による成形体であることを特徴とする請求
項1、請求項2、又は請求項3記載の溶融金属の直流電
流加熱用対電極。 - 【請求項5】 導電性金属板が鉄鋼材であることを特徴
とする請求項3、又は請求項4記載の溶融金属の直流電
流加熱用対電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1396293A JPH06226429A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 溶融金属の直流電流加熱用対電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1396293A JPH06226429A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 溶融金属の直流電流加熱用対電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226429A true JPH06226429A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11847841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1396293A Pending JPH06226429A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 溶融金属の直流電流加熱用対電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06226429A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3892743A1 (en) * | 2020-04-06 | 2021-10-13 | Digimet 2013 Sl | Electric arc furnace |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1396293A patent/JPH06226429A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3892743A1 (en) * | 2020-04-06 | 2021-10-13 | Digimet 2013 Sl | Electric arc furnace |
| WO2021204579A1 (en) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | Digimet 2013 Sl | Electric arc furnace |
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