JPH0622650A - 鉢植え植物かん水のためのプランター - Google Patents

鉢植え植物かん水のためのプランター

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JPH0622650A
JPH0622650A JP15242392A JP15242392A JPH0622650A JP H0622650 A JPH0622650 A JP H0622650A JP 15242392 A JP15242392 A JP 15242392A JP 15242392 A JP15242392 A JP 15242392A JP H0622650 A JPH0622650 A JP H0622650A
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planter
pot
water
lid
top plate
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Yoshitoshi Yamada
善利 山田
Yukio Chiwaki
幸雄 血脇
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Mitsubishi Chemical Corp
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Mitsubishi Kasei Corp
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かん水のための吸水材の挿通及び交換が簡単
で、雨水等をプランター本体内に確実に導くことがで
き、しかも「雑菌」やプランター本体内での「藻」の発
生を極力抑えることのできるプランターを簡単な構造に
よって提供すること。 【構成】 蓋体20の天板22と各鉢載置部24との間
に上下方向の隔壁23を形成することにより各鉢載置部
24の位置を天板22より低くして、これらの天板2
2、各鉢載置部24及び各隔壁23によってプランター
本体10内への遮光を行なうとともに、蓋体20の天板
22の上面を各鉢載置部24側に略向かう傾斜面とし、
かつ各隔壁23の一部に吸水材30を挿通するための挿
通孔25を形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉢植え植物をかん水す
るためのプランターに関し、特に水の管理と清掃を簡単
にすることのできるかん水用のプランターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鉢植え植物のかん水を、こまめな管理を
行わなくてもできるようにした方法や装置としては、従
来種々なものが提案されてきている。例えば、実開昭5
2−59651号公報には、上面を開放させ、かつ上下
分離可能とした容器本体と水受体とよりなり、前者の本
体は小孔を有する底板周囲に受部を形成するとともに下
方には通孔を設けた受筒を突出せしめ、然して後者の水
受体に上縁によって本体受部を載置させたとき周囲に空
間を設けしめて内底面上に上記受筒を受支させ、かつ側
壁一部には口縁下部を上記本体底板より下位置に定めた
口部を形成せしめてなる組合せ式植物栽培器が提案され
ている。この組合せ式植物栽培器は、毎日水をやらなく
ても、水受体内にある程度溜めておいた水を、下方に突
出させた受筒を通して容器本体内に少しづつ供給できる
ものではあるけれども、植物を植えるための容器本体
は、下方に突出する受筒を有しているため、これのため
の水受体を用いないと使用できないものである。逆に言
えば、一般的な栽培鉢を使用して、そのためのかん水を
行おうとしても、この実開昭52−59651号公報に
記載された組合せ式植物栽培器では全くできないのであ
る。
【0003】ところで、最近にあっては、道路や歩道に
多数の鉢植え植物を配列して、道路に歩道を形成したり
あるいは歩道を区画したりすることが行われている。特
に、季節的なイベントの会場や臨時に多くの人が集まる
場所においては、通路の形成や会場の区割りを行うため
に、多数の鉢植え植物を配列することが行われてきてい
るのである。このような場合に使用する鉢植え植物は、
大量に使用されるものであり、そのための栽培鉢として
も一般的な形状のものが採用されることが多い。その理
由は、鉢植え植物の種類等を植物の開花時期や成育状態
に合わせて変える必要があり、このような場合には栽培
鉢そのものが植物の成育管理がし易く、かつ取扱いし易
い形状であることが必要であって、そのためには一般的
でシンプルな形状の栽培鉢を用いるのが最も有利だから
である。
【0004】このため、出願人等は、特願平3−217
089号において、図14にも示したような、「雨水等
の水を一定量溜めることのできるプランター本体と、こ
のプランター本体内の所定位置に収納支持されて鉢載置
部を有した棚板と、少なくとも一端が前記プランター本
体内の水中に浸されて一部が前記鉢載置部上に延出する
吸水材とを備えたプランターであって、前記棚板が、前
記吸水材をその上下に通すための挿通孔と、前記鉢載置
部の周囲を囲む保護壁と、前記鉢載置部に形成した多数
の穴とを備えたものとしたことを特徴とするプランタ
ー」を既に提案してきている。この「プランター」は、
一般的な形状の栽培鉢を使用することができて、しかも
その栽培鉢の交換も簡単に行うこともできるから、その
意味では優れたものである。しかしながら、この図14
に示した「プランター」においては、これを非常に長期
間道路や歩道に多数配列したままにしておく場合の管理
の、より一層の簡素化を図る余地がまだあったのであ
る。つまり、例えば給水車等の機械力を使用して一度に
大量の給水を行う場合に、給水された水を確実にプラン
ター本体内に入るようにし、またプランター本体内に
「藻」が発生しないようにし、さらには上記の棚板面に
「雑菌」等が付着しないようにしたりして、管理の簡素
化をより一層図る必要があるのであるが、このような点
をこの種プランターにおいてさらに確実に行えるように
しなければならないのである。つまり、「雑菌」や
「藻」等が各部に付着すると、これがプランターの汚損
の原因となるだけでなく、これらの繁殖を阻止するため
には清掃を頻繁に行わなければならなくなるのである。
【0005】また、道路やイベント会場を区画するため
の鉢植え植物は、一般的には屋外に配置されることが多
いものであり、またある程度の成長をするものである。
このため、この鉢植え植物は、屋外の風に直接当る場合
が多く、そのままでは鉢ごと倒れてしまうこともあり得
る。そのため、この植物を植えた鉢は、何等かの方法に
よって固定しておくとよいのであるが、その固定は、当
該鉢の交換を容易にすることができるという機能を備え
たまま行えるようにしなければならない。
【0006】そこで、本発明者等は、多数配列すること
によって一つの区画をすることができ、しかも日毎の管
理を行わなくても十分なかん水を行うことができて、鉢
の取換えを自由に行うことができるようにするにはどう
したらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発
明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、多数配列される鉢植え植物のための確実なか
ん水及び鉢の交換作業のさらなる簡素化である。
【0008】そして、本発明の目的とするところは、常
に鉢の保護を行いながらその交換を随時容易に行えるよ
うにしておくことができ、しかも鉢植え植物に対するか
ん水を手間なく確実に行うことのできるプランターを提
供することにある。本発明のより具体的な目的は、かん
水のための吸水材の挿通及び交換が簡単で、雨水等をプ
ランター本体内に確実に導くことができ、しかも「雑
菌」やプランター本体内での「藻」の発生を極力抑える
ことのできるプランターを簡単な構造によって提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「雨水等の水を一定量溜める
ことのできるプランター本体10と、このプランター本
体10の上部開口11に嵌合されて植物等を植えた鉢4
0のための鉢載置部24を複数有した蓋体20と、この
蓋体20の鉢載置部24上に配置されて一部がプランタ
ー本体10内に垂下する吸水材30とを備えたプランタ
ー100であって、蓋体20の天板22と各鉢載置部2
4との間に上下方向の隔壁23を形成することにより各
鉢載置部24の位置を天板22より低くして、これらの
天板22、各鉢載置部24及び各隔壁23によってプラ
ンター本体10内への遮光を行なうとともに、蓋体20
の天板22の上面を各鉢載置部24側に略向かう傾斜面
とし、かつ各隔壁23の一部に吸水材30を挿通するた
めの挿通孔25を形成したことを特徴とする鉢植え植物
かん水のためのプランター100」である。
【0010】すなわち、このプランター100は、その
プランター本体10の上部開口11に嵌合される蓋体2
0に種々な工夫を凝らして構成したものであり、蓋体2
0に、鉢40を載置するための複数の鉢載置部24と、
吸水材30を挿通するための挿通孔25とを形成すると
ともに、蓋体20の天板22を各鉢載置部24に向けて
傾斜するものとしたものである。そして、このプランタ
ー100においては、その天板22、各鉢載置部24及
び各隔壁23によってプランター本体10内への遮光を
行なうようにしたものである。
【0011】
【発明の作用及び使用の態様】以上のように構成した本
発明に係るプランター100の作用を以下に説明する
が、このプランター100の作用に併せて、このプラン
ター100を使用したかん水方法についても説明する。
【0012】まず、本発明に係るプランター100は、
雨水等の水を一定量溜めることのできるプランター本体
10と、このプランター本体10の上部開口11に対し
て取外し自在に嵌合される蓋体20と、この蓋体20の
各鉢載置部24上を覆ってプランター本体10内に浸さ
れる吸水材30とによって構成したので、このプランタ
ー100を使用したかん水方法にあっては、簡単な構成
の資材を使用して容易に実施し得るものとなっているの
である。また、これらのプランター本体10、蓋体20
及び吸水材30は、それぞれ別体に形成しておき、これ
らを所定の状態に組合せてプランター100とするので
あるから、複数の吸水材30を載置してその各植物への
かん水を行うものとして簡単に構成し得るとともに、こ
れらのプランター本体10、蓋体20及び吸水材30の
各交換も簡単に行えるものとなっているのである。
【0013】特に、このプランター100において重要
なことは、その蓋体20に鉢40を載置するための鉢載
置部24を形成するとともに、吸水材30を挿通するた
めの挿通孔25を形成したことが重要となっているので
ある。何故なら、この蓋体20をプランター本体10か
ら取り外すことによって、複数の鉢40の取出及びその
後の交換を容易に行えるからであり、同時に、各挿通孔
25に挿通されている吸水材30の状態観察を各鉢40
を鉢載置部24から取り除かなくても行えるからであ
る。
【0014】さらに、このプランター100において
は、その蓋体20の天板22が各鉢載置部24に向けた
傾斜面となっており、これら各鉢載置部24の周囲に位
置する隔壁23に吸水材30を挿通しても開口状態にあ
る挿通孔25が存在しているから、例えばこのプランタ
ー100に降り注いだ雨は、傾斜面を形成している天板
22によって受け止められて鉢載置部24上に流下し、
各鉢載置部24の穴24aあるいは各挿通孔25を介し
てプランター本体10内に供給されて、例えばプランタ
ー本体10に形成した排水口12によって規制される量
の水が常に溜められるのである。勿論、必要に応じて各
鉢40に直接散水した場合に、各鉢40内に入らなかっ
たかあるいは余剰となった水は前述したようにプランタ
ー本体10内に流下してこれに所定量溜められるのであ
る。なお、実施例にて例示するように、多数並べたプラ
ンター100の例えば排水口12を互いにホース等で連
通させれば、各プランター本体10内の余剰水は、この
ホース等によって隣接する他のプランター本体10内に
供給されることになるから、一つのプランター100に
おいて余剰となった水も他の水の不足しているプランタ
ー100において利用されることになるのである。
【0015】また、当該プランター100の蓋体20に
おいては、その天板22の大部分が各鉢載置部24に向
かう傾斜面となっているから、この蓋体20上に降り注
いだ雨水あるいは散水された水は、短時間内に各鉢載置
部24を通してプランター本体10内に流下するのであ
る。従って、蓋体20の天板22上に水や塵が滞留する
ことがないから、この天板22表面に「雑菌」が繁殖す
る余地はなく、天板22表面は汚損されないのである。
【0016】以上のようにして、プランター本体10内
に水が溜められていれば、この水は吸水材30の吸水作
用によって蓋体20の各鉢載置部24上に常に供給され
ることになるのである。すなわち、吸水材30の少なく
とも一端はプランター本体10内に浸されているのであ
るから、水は毛細管現象によって吸水材30の全体に行
きわたり、結局各鉢載置部24上の部分に吸水されるこ
とになるのである。従って、この鉢載置部24上の吸水
材30の上に各鉢40をそのまま載置すれば、吸水材3
0中の水が鉢40に供給されることになるのであり、プ
ランター本体10内に水がある限りこの状態が維持され
るのである。従って、各鉢40内の植物に対する水の供
給、つまりかん水は定常的になされることになるのであ
る。
【0017】また、本発明のプランター100において
は、各鉢40が載置される鉢載置部24の周囲に隔壁2
3をめぐらせた蓋体20を使用するので、各鉢載置部2
4上に載置した各鉢40の下部周囲はこの隔壁23によ
って囲まれることになる。従って、この鉢40及びこれ
に植えられている植物に風があたって鉢40が傾斜した
としても、この鉢40は隔壁23によって支持されるか
ら完全に倒れてしまうことはないのである。しかも、各
隔壁23は、図2及び図3に示すように、蓋体20に対
してほぼ垂直に立ち上がるものとして形成してあるか
ら、この中に各鉢40を収納したりあるいは取り出した
りする場合に、これら各隔壁23が邪魔になることは全
くないのである。そして、各鉢載置部24は、図1にも
示したように、各々が所定の間隔を置いて配置されてい
るから、各鉢40内の植物の育成に適したものとなって
おり、植物が成長してもその枝葉が互いに絡みつかない
ようになっているのである。なお、以下に示す実施例の
吸水材30は不織布製のものを採用するとともに、各鉢
載置部24には多数の穴24aを形成するようにしてい
るから、各鉢載置部24上に位置する吸水材30の上に
鉢40を載置して長期間経過すると、各鉢40内の植物
の根が鉢40の底部から吸水材30内に入って鉢載置部
24の穴24aにも絡みつく。これによっても、当該鉢
40の固定はなされるのであり、風が吹いても倒れない
ようになるものである。
【0018】さらに、このプランター100において
は、次のような重要な作用をなすものである。すなわ
ち、このプランター100の蓋体20は、その天板22
が遮光を行うものであるとともに、各鉢載置部24及び
各隔壁23によってもプランター本体10内への遮光を
行なうようにしたものであるから、プランター本体10
内への「藻」の繁殖を促す光の侵入が阻止されているの
である。特に、各隔壁23は、これによって各鉢載置部
24を天板22の下方に位置すべく支持しているのであ
り、各挿通孔25が上方に向けて開口しないようにして
いて、光が各挿通孔25から直接プランター本体10内
に入らないようにしているのである。なお、鉢載置部2
4上には吸水材30及び鉢40が載置されるのであるか
ら、各鉢載置部24に多数の穴24aが形成してあって
も、これらの穴24aからプランター本体10内に光が
入ることはない。従って、プランター本体10内は言わ
ば常に暗闇状態に維持されて、プランター本体10内で
の「藻」の発生が防止されているため、プランター本体
10内の清掃間隔が大きくなっているのであり、プラン
ター本体10内の清掃を頻繁に行わなくてもよくなって
いるのである。
【0019】一方、各挿通孔25は、図6〜図11に示
したように、連続して一定方向に開口するようにしてあ
る。つまり、各挿通孔25は、特に図2から理解できる
ように、これらを横から見た場合に一つの連続した穴と
なるものであり、これによってこれらの挿通孔25内へ
の吸水材30の挿通を容易にしているのである。なお、
各挿通孔25の大きさは、水を吸収した吸水材30より
も少し大きくなるようにしてあり、これによって鉢載置
部24側からの水のプランター本体10内への流下を、
確実かつ容易にしているものである。
【0020】以上のように、本発明に係るプランター1
00によれば、各鉢40あるいはこれに植えられている
植物に対するかん水が十分行われるとともに、特に未成
育の植物が植えられている各鉢40が風によって倒れな
いように常に保護されるのである。また、各鉢40内の
植物が成長してその根を十分張ってくると、図4の鉢4
0におけるように、この根がプランター本体10内に十
分伸びて吸水材30にも絡み付くから、この根そのもの
もプランター本体10内の水を吸い上げる役目を果た
し、かつ各鉢40のプランター本体10に対する固定作
用をも果たすのである。
【0021】本発明に係るプランター100は、以上の
ような作用を有しているのであるから、上述したような
かん水方法の実施を確実かつ容易に行えるものであるだ
けでなく、例えば合成樹脂を材料として形成する場合の
製造が容易なものとなっているのである。そして、この
プランター100を、例えば図13に示すように、道路
やイベント会場に多数配列すれば、その区画を美しく行
えるのである。
【0022】換言すれば、図13のように配列した各プ
ランター100に対するかん水は毎日行う必要はないの
である。各鉢40に対して必要なかん水は、各プランタ
ー100のプランター本体10内に所定量溜っている水
により少しづつかつ常時的に行われるからであり、適当
な間隔をおいて雨が降れば、これがプランター本体10
内に溜められるのであるから、場合によっては人為的な
かん水は全く不要となることもあり得るものである。こ
のように、これら各プランター100は給水管等の特別
なかん水設備を要することなく、ある程度のかん水を長
期間自然に行えるので、かん水作業の設備や要員の削減
も行えるものである。
【0023】
【実施例】次に、本発明に係るプランター100を、図
面に示した実施例を中心にして説明する。図1には、プ
ランター100の平面図が示してあり、このプランター
100は、図2及び図3に示したように、雨水等の水を
一定量溜めることのできるプランター本体10と、この
プランター本体10内に収納されて複数(図に示した実
施例にあっては6個)の鉢載置部24を有する蓋体20
と、各鉢載置部24上を部分的に覆ってプランター本体
10内に浸される吸水材30とを備えている。本実施例
におけるプランター本体10または蓋体20は、それぞ
れ合成樹脂材料によって一体的に形成したものであり、
また吸水材30は吸水性及び耐蝕性に優れた繊維を使用
して織布状または不織布状に形成したものである。な
お、本実施例において使用している各鉢40は、プラス
チック製の射出成形品、またはプラスチックシート製の
真空成形品からなるものである。
【0024】プランター本体10は、その上部開口11
に蓋体20を嵌合して、その中に一定量の水を溜めてお
くものであるから、例えばその短側壁の一部に、図2及
び図4に示したように、プランター本体10の底面から
所定高さとなる排水口12が形成してある。これらの排
水口12に対しては、図2中の仮想線にて示したよう
に、給水パイプ13が接続されることもあるものであ
り、この給水パイプ13によって複数のプランター10
0を互いに連結することにより、一つのプランター10
0におけるかん水によって全てのプランター100のか
ん水を行うとともに、各プランター100における水量
を全て一定にすることもなされるものである。
【0025】以上のように構成したプランター本体10
の上部開口11に嵌合される蓋体20は、図2及び図3
に示したように、その周囲に嵌合フランジ21が形成し
てあって、この嵌合フランジ21によってプランター本
体10の上部開口11の外側に嵌合されるものである。
また、この蓋体20は、図1〜図3に示したように、そ
の天板22がプランター本体10の上部開口11上全体
を覆うようにしたものであって、図1に示した実施例の
ものにおいては、この天板22に合計6つの鉢載置部2
4を形成したものである。そして、天板22の上面は、
その各鉢載置部24に向けて下方に傾斜する傾斜面とし
てあるのである。なお、本実施例の天板22において
は、図1に示したように、その一部に水位計取付穴26
が形成してあって、この水位計取付穴26には、例えば
図12に示したような水位計50が取り付けられるので
ある。
【0026】各鉢載置部24は、図1及び図4にて示し
たように、多数の穴24aを有した言わば網目状のもの
として形成してあり、かつその上に植物を植えた鉢40
を載置してもよいような十分な剛性を有したものとして
形成してある。これらの鉢載置部24は、図6〜図11
に示したように、隔壁23によって蓋体20の他の部分
と一体的になるように形成してあり、各隔壁23の一部
には吸水材30を挿通するための挿通孔25が形成して
ある。なお、各隔壁23は、蓋体20から略垂直に立ち
上がるものとして、それぞれ蓋体20の天板22に対し
て一体的に形成してあり、これら各隔壁23は、各鉢載
置部24上に載置した鉢40の周囲を囲んで各鉢40の
転倒防止のための保護または支持を行うようにしたもの
である。
【0027】そして、各隔壁23の一部に形成した各挿
通孔25は、後述する布状の吸水材30を挿通するため
のものであるが、これらの挿通孔25は、図6〜図11
に示したように、連続して一定方向に開口するように形
成したものである。つまり、各挿通孔25は、特に図2
から理解できるように、これらを横から見た場合に一つ
の連続した穴となるものであり、これによってこれらの
挿通孔25内への吸水材30の挿通を容易にしているば
かりか、各挿通孔25内への吸水材30の機械的な挿通
をも可能にしているのである。なお、各挿通孔25の大
きさは、水を吸収した吸水材30よりも少し大きくなる
ようにしてある。
【0028】吸水材30としては種々な材料及び形態の
ものが適用できる。すなわち、吸水性にすぐれてしかも
十分な耐蝕性等の耐久性を有しているのであれば、化学
繊維で織製した布状のもの、繊維をそのまますきとった
ような不織布状のもののいずれであってもよいものであ
り、本実施例においては、吸水作用の優れたレーヨン繊
維と、保水作用の優れたポリエステル繊維との不織布を
採用している。そして、この吸水材30は、少なくとも
一端がプランター本体10内に浸され、その一部が蓋体
20の鉢載置部24上に配置できるような十分な長さと
幅を有したものであり、6つの鉢載置部24を有する本
実施例のプランター100においては、長尺で三枚のも
のが採用されている。
【0029】本実施例におけるプランター100にあっ
ては、プランター本体10内の水量を外部から容易に確
認できるようにするために、蓋体20の隅部に開口させ
た上記水位計取付穴26に水位計50を着脱自在に取り
付けるようにしている。この水位計50は、図12に示
したように、その底部及び肩部に開口52を形成した本
体51内に、浮子53を上下動自在に収納したものであ
り、これを本体51の外周に形成した突起54によって
水位計取付穴26に取り付けて使用するものである。つ
まり、この水位計50は、その各開口52から本体51
内に入ったプランター本体10内の水によって浮子53
を上下動させるものであり、この浮子53の先端が蓋体
20上側に突出していれば、プランター本体10内の水
量が十分であることを示すものである。勿論、この水位
計50の構成は、他のものに変えてもよいものである。
なお、蓋体20の隅部に開口させた上記水位計取付穴2
6は、これに水位計50を取り付けないで、ここからプ
ランター本体10内へ液肥を注入するためにも使用され
るものである。
【0030】以上のように構成したプランター100
は、例えば図13に示したように、これを多数配列して
一定の場所の区画等を行うのであるが、これらのプラン
ター100は、その各プランター本体10に形成してあ
る排水口12に給水パイプ13やホース等を接続するこ
とにより、各プランター本体10内が互いに連通するよ
うに実施してもよい。このような給水パイプ13あるい
はホース等を通して、一つのプランター100において
余剰となった雨水等が水の不足している他のプランター
100側に供給されるからである。勿論、このように排
水口12を利用して互いに接続したプランター100が
傾斜地に置かれていたとしても、各プランター本体10
内の必要な水は、各排水口12の位置によって外部へ流
れないように規制されるから、全て流れ出してしまうこ
とはない。
【0031】以上のような構成部材からなるプランター
100は、図2に示したように組合わせられるのであ
り、このプランター100を構成している蓋体20の各
鉢載置部24の上に位置する吸水材30上に各鉢40を
載置するとともに、プランター本体10内に所定量の水
を入れて使用されるものである。そして、例えば図13
に示すように、このようにした多数のプランター100
は、道路やイベント会場の区画物として使用されるので
あり、その配列の仕方を工夫することによって環境の美
化と必要な区画を自由に行えるものである。その意味で
は、この区画物としてのプランター100は、図面に示
したような平面四角形状のものに限らず、例えば円形や
三角形等の種々な形状のものにして実施できるものであ
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、上
記実施例にて例示した如く、雨水等の水を一定量溜める
ことのできるプランター本体10と、このプランター本
体10の上部開口11に嵌合されて植物等を植えた鉢4
0を植物の育成に適した間隔で配置した鉢載置部24を
複数有した蓋体20と、この蓋体20の鉢載置部24上
に配置されて一部がプランター本体10内に垂下する吸
水材30とにより構成し、蓋体20の天板22と各鉢載
置部24との間に上下方向の隔壁23を形成することに
より各鉢載置部24の位置を天板22より低くして、こ
れらの天板22、各鉢載置部24及び各隔壁23によっ
てプランター本体10内への遮光を行なうとともに、蓋
体20の天板22の上面を各鉢載置部24側に略向かう
傾斜面とし、かつ各隔壁23の一部に吸水材30を挿通
するための挿通孔25を形成したことにその構成上の特
徴があり、これにより、常に鉢の保護を行いながらその
交換を随時容易に行えるようにしておくことができて、
鉢植え植物に対するかん水を手間なく確実に行うことが
でき、さらにかん水のための吸水材の挿通及び交換が簡
単で、雨水等をプランター本体内に確実に導くことがで
き、しかも「雑菌」やプランター本体内での「藻」の発
生を極力抑えることのできるプランターを簡単な構造に
よって提供することができるものである。
【0033】なお、実施例中において述べたように、各
プランター本体10の排水口12をホース等によって連
通させれば、例えば構造物の下側になって雨水が供給さ
れないプランター100に対しても、雨水が供給されて
これが余剰となったプランター100から供給されるこ
とになり、各プランター本体10内において渇水するこ
とはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプランターの平面図である。
【図2】図1の1−1線で切ってみた同プランターの断
面図である。
【図3】図1の2−2線で切ってみた同プランターの断
面図である。
【図4】蓋体の各鉢載置部上に鉢を載置した状態を示す
プランターの拡大断面図である。
【図5】プランターを構成している蓋体の底面図であ
る。
【図6】プランターを構成している蓋体の正面図であ
る。
【図7】プランターを構成している蓋体の側面図であ
る。
【図8】図5の3−3線に沿ってみた蓋体の断面図であ
る。
【図9】図5の4−4線に沿ってみた蓋体の断面図であ
る。
【図10】図5の5−5線に沿ってみた蓋体の断面図で
ある。
【図11】図5の6−6線に沿ってみた蓋体の断面図で
ある。
【図12】このプランターにおいて使用される水位計を
示すもので、(イ)はその断面図、(ロ)はその正面図
である。
【図13】多数のプランターを配置して道路等を区画し
ている一例を示す部分斜視図である。
【図14】先出願のプランターの分解斜視図である。
【符号の説明】
100 プランター 10 プランター本体 11 上部開口 12 排水口 20 蓋体 22 天板 23 隔壁 24 鉢載置部 24a 穴 25 挿通孔 30 吸水材 40 鉢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水等の水を一定量溜めることのできる
    プランター本体と、このプランター本体の上部開口に嵌
    合されて植物等を植えた鉢のための鉢載置部を複数有し
    た蓋体と、この蓋体の前記鉢載置部上に配置されて一部
    が前記プランター本体内に垂下する吸水材とを備えたプ
    ランターであって、 前記蓋体の天板と前記各鉢載置部との間に上下方向の隔
    壁を形成することにより前記各鉢載置部の位置を前記天
    板より低くして、これらの天板、各鉢載置部及び各隔壁
    によって前記プランター本体内への遮光を行なうととも
    に、 前記蓋体の天板の上面を前記各鉢載置部側に略向かう傾
    斜面とし、かつ前記各隔壁の一部に前記吸水材を挿通す
    るための挿通孔を形成したことを特徴とする鉢植え植物
    かん水のためのプランター。
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