JPH06227356A - 自動車用エアバッグドア - Google Patents

自動車用エアバッグドア

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JPH06227356A
JPH06227356A JP5040608A JP4060893A JPH06227356A JP H06227356 A JPH06227356 A JP H06227356A JP 5040608 A JP5040608 A JP 5040608A JP 4060893 A JP4060893 A JP 4060893A JP H06227356 A JPH06227356 A JP H06227356A
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JP
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resin
inner layer
airbag door
astm
airbag
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JP5040608A
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Kentaro Iwanaga
健太郎 岩永
Mikiharu Kobayashi
幹晴 小林
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Inoac Corp
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C2045/0093Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor of articles provided with an attaching element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
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    • B29L2031/3038Air bag covers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグドアに求められる諸物性を満たし
て軽量性および安全性に優れ、しかも簡単に製造できる
自動車のエアバッグドアを提供する。 【構成】 ドア本体部16および取り付け部18は、内
層12と、内層を包囲して被覆する外層14とのサンド
イッチ構造の樹脂からなり、内層12は、アイゾッド衝
撃強度(23℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)が
10kg・cm/cmより大の熱可塑性樹脂からなり、外層1
4は、曲げ弾性率(23℃、ASTM−D790準拠)
が10000kg/cm2 より大、アイゾッド衝撃強度(−
40℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)が20kg・
cm/cmより大、熱変形温度(4.6kg荷重、ASTM−
D648準拠)が120℃より大なる熱可塑性樹脂であ
って前記内層とは異なる樹脂からなる自動車用エアバッ
グドア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用エアバッグ
ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示されるように、自動車用エアバ
ッグドア50は、助手席側のインストルメントパネル5
2等に形成されたエアバッグ展開用開口部54に取り付
けられて、平常時は前記展開用開口部54を閉じ、自動
車衝突時にはインストルメントパネル等内のエアバッグ
(図示せず)の膨張と同時に展開用開口部54を開いて
エアバッグの展開を可能にするものである。なお、エア
バッグドア50の所定位置には、破断用薄肉部または破
断可能な係止片が設けられていて、エアバッグの膨張時
に前記薄肉部または係止片部分で破断してエアバッグド
アが開くようにされている。
【0003】従来、前記のエアバッグドアとして、図7
または図8に示されるエアバッグドア60,70が知ら
れている。前者のエアバッグドア60は、アルミニウム
板からなるコア層62とポリウレタン発泡体からなる発
泡層64と塩化ビニル樹脂からなる表皮層66とからな
る。また後者のエアバッグドア70は、樹脂の単層から
なるもので、その樹脂としては、エラストマー単体、ポ
リフェニレンオキサイドとポリアミドとの複合樹脂(P
PO/PA樹脂)、ポリアミドと変成ポリオレフィンと
の複合樹脂(PA/変成PO樹脂)、ポリカーボネート
とアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体と
の複合樹脂(PC/ABS樹脂)等が用いられている。
なお複合樹脂の語句はポリマーアロイを意味する。図中
68,72は展開用開口部への取り付け部、69は破断
用係止片、74は破断用薄肉部、76はヒンジ部分であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のエアバ
ッグドア60においては、アルミニウム板のコア層62
を有するため重い問題がある。さらに、エアバッグドア
60が開いた場合には、アルミニウムからなる取り付け
部68が変形して復元しないため、エアバッグドアが最
大に開いた状態のままとなり、展開用開口部内に手が挿
入可能になって、火傷する恐れがある。またエアバッグ
ドアの成形の際には、工数が多く作業に手間取る問題も
ある。
【0005】一方、後者のエアバッグドア70において
は、次の諸問題がある。まず、エラストマーからなる場
合には、剛性が低いため、厚肉にしたりあるいはリブを
設けて所定の剛性にする必要がある。しかし、厚肉また
はリブによってエアバッグドアの重量が大になったり、
あるいは表面にヒケやソリ等の変形を生じやすくなる問
題がある。PPO/PA樹脂からなる場合には、耐熱老
化性に劣り、老化後におけるエアバッグの展開膨張時に
エアバッグドアが割れやすい問題がある。またPA/変
成PO樹脂からなる場合には、吸湿性が高く、吸水後の
寸法安定性に劣る問題がある。PC/ABS樹脂からな
る場合には、耐薬品性が劣りストレスクラック(割れ)
を起こし易い問題がある。
【0006】この発明は、前記種々の問題を解決するも
のであり、エアバッグに求められる諸物性を満たして軽
量性および安全性に優れ、しかも簡単に製造できる自動
車のエアバッグドアを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ドア本体部
と、一部にヒンジの形成された取り付け部とを有するエ
アバッグドアにおいて、前記ドア本体部および取り付け
部は、内層と、該内層を包囲して被覆する外層とのサン
ドイッチ構造の樹脂からなり、前記内層は、アイゾッド
衝撃強度(23℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)
が10kg・cm/cmより大の熱可塑性樹脂からなり、前記
外層は、曲げ弾性率(23℃、ASTM−D790準
拠)が10000kg/cm2 より大、アイゾッド衝撃強度
(−40℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)が20
kg・cm/cmより大、熱変形温度(4.6kg荷重、AST
M−D648準拠)が120℃より大の熱可塑性樹脂で
あって前記内層とは異なる樹脂からなることを特徴とす
る自動車のエアバッグドアに係る。
【0008】
【作用】この発明のエアバッグドアは、ドア本体部およ
び取り付け部が、内層とその内層を包囲被覆する外層と
のサンドイッチ構造からなり、しかも内層についてはア
イゾッド衝撃強度(23℃ノッチ付、ASTM−D25
6準拠)が10kg・cm/cmより大の熱可塑性樹脂からな
り、また外層については曲げ弾性率(23℃、ASTM
−D790準拠)が10000kg/cm2 より大、アイゾ
ッド衝撃強度(−40℃ノッチ付、ASTM−D256
準拠)が20kg・cm/cmより大、熱変形温度(4.6kg
荷重、ASTM−D648準拠)が120℃より大なる
熱可塑性樹脂であって内層とは異なる樹脂からなるた
め、内層と外層の両物性および性質がそれぞれ補完し合
い、全体としてエアバッグドアに必要な諸物性を保有す
る。
【0009】しかも、この発明のエアバッグドアは、従
来のようにアルミニウムのコア層がなく、樹脂製からな
るため軽量である。さらに、取り付け部も樹脂製からな
るため、取り付け部に形成されたヒンジ部分が復元性を
有し、エアバッグ展開後、すなわちエアバッグドアが開
いた後にドア本体部を閉じようとする。
【0010】この発明において、 内層用樹脂を、アイ
ゾッド衝撃強度(23℃ノッチ付、ASTM−D256
準拠)が10kg・cm/cmより大としたのは、エアバッグ
展開時にエアバッグドアが割れるのを防ぐためである。
なお、内層用樹脂の曲げ弾性率については、特に制限を
受けるものではないが、15000kg/cm2 (23℃、
ASTM−D790準拠)より大のものがより好まし
い。
【0011】また、外層用樹脂を、曲げ弾性率(23
℃、ASTM−D790準拠)が10000kg/cm2
り大としたのは、エアバッグドアに自己形状保持性を持
たせるためであり、アイゾッド衝撃強度(−40℃ノッ
チ付、ASTM−D256準拠)が20kg・cm/cmより
大としたのは、低温時におけるエアバッグ展開時にエア
バッグドアが破断して飛散するのを防止するためであ
り、熱変形温度(4.6kg荷重、ASTM−D648準
拠)が120℃より大としたのは、夏期駐車時等の際に
直射日光によりエアバッグドアが高温となった場合にも
エアバッグドアに変形を生じないようにするためであ
る。
【0012】この発明において使用できる樹脂として次
のものを挙げることができる。まず内層用樹脂として
は、ポリフェニレンオキサイドとポリアミドとの複合樹
脂(PPO/PA樹脂)、ポリアミドと変成ポリオレフ
ィンとの複合樹脂(PA/変成PO樹脂)、ポリカーボ
ネートとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体との複合樹脂(PC/ABS樹脂)、ポリプロピレ
ン(PP)系樹脂、アクリロニトリル−スチレン(A
S)系樹脂等であって、内層用樹脂に必要とされる前記
物性を具備するものが使用される。
【0013】なお、前記ポリフェニレンオキサイド(P
PO)に複合されるポリアミド(PA)としては、6−
ナイロン、6,6−ナイロン、11−ナイロン、12−
ナイロン等の重合体、それらの材料原料の共重合体、グ
リコールとジオール化合物より得られる両末端カルボキ
シル基を有するポリマーポリエステルとジアミン化合物
との縮合重合により得られるポリエステルポリアミド、
あるいはそれらの複合樹脂等がある。
【0014】ポリアミドと変成ポリオレフィンとの複合
樹脂(PA/変成PO樹脂)におけるポリアミドとして
は、6−ナイロン及び/または6,6−ナイロンを挙げ
ることができる。変成ポリオレフィンとしては、カルボ
キシル基を導入したポリオレフィン樹脂を挙げることが
できる。また、ポリアミドと変成ポリオレフィンとは化
学的に結合していてもあるいはしていなくても良く、結
合している場合にはポリアミド中の末端アミンとポリオ
レフィン中に導入されたカルボキシル基との化学反応に
より得られるアミド結合からなる。
【0015】ポリカーボネート(PC)とアクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)との複
合樹脂(PC/ABS樹脂)としては、特に限定される
ものではない。
【0016】ポリプロピレン(PP)系樹脂としては、
特に制限を受けるものではないが、タルク等のフィラー
が添加されることもある。アクリロニトリル−スチレン
(AS)系樹脂は、アクリロニトリルとスチレンを必須
成分とする樹脂からなり、アクリロニトリル−スチレン
ブロック共重合体(AS)、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル
−エチレン−スチレン共重合体(AES)、アクリロニ
トリル−アクリルゴム−スチレン共重合体(AAS)樹
脂等が挙げられる。
【0017】一方外層用樹脂としては、前記PPO/P
A樹脂、PA/変成PO樹脂、PC/ABS樹脂等であ
って、外層用樹脂に必要とされる前記物性を満たし、し
かも内層とは異なる樹脂が使用される。
【0018】なお、前記内層または外層用樹脂には、添
加剤が適宜加えられる。添加剤としては、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、流動性改良剤、補強材(フィラー、ファ
イバー)等が挙げられる。
【0019】
【実施例】以下添付の図面を用いてこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す断面図、図2
は同実施例の斜視図、図3および図4は同実施例におけ
るエアバッグドアの成形時を示す断面図、図5は他の実
施例を示す断面図である。
【0020】図1および図2に示されるエアバッグドア
10は、自動車のインストルメントパネルの助手席側に
形成されたエアバッグ展開用開口部に取り付けられるも
ので、内層12とその内層12を包囲被覆する外層14
とのサンドイッチ構造の樹脂製板状体からなり、ドア本
体部16、取り付け部18および係止部品取り付け座2
0から構成されている。
【0021】前記内層12は、アイゾッド衝撃強度(2
3℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)が10kg・cm
/cmより大、外層14は、曲げ弾性率(23℃、AST
M−D790準拠)が10000kg/cm2 より大、アイ
ゾッド衝撃強度(−40℃ノッチ付、ASTM−D25
6準拠)が20kg・cm/cmより大、熱変形温度(4.6
kg荷重、ASTM−D648準拠)が120℃より大の
熱可塑性樹脂からなる。
【0022】ドア本体部16は、エアバッグ展開用開口
部を塞ぐことのできる大きさの板状体からなる。取り付
け部18は、エアバッグ展開用開口部の縁にエアバッグ
ドア10を取り付けるためのもので、ドア本体部16の
裏面の縁にドア本体部16から連続して突出形成されて
いる。この取り付け部18の一部には、エアバッグドア
10の開きを可能にするためのヒンジ19が設けられて
いる。ヒンジ19部分は、取り付け部18の他部より薄
肉にして形成されている。
【0023】係止部品取り付け座20は、ほぼL字形に
屈曲して先端が二股21になったもので、エアバッグド
ア本体部16裏面の縁に突出形成されている。取り付け
座20の先端の二股21には,合成樹脂製の係止片22
が係着される。係止片22は、エアバッグ展開用開口部
の内側に係止されて、平常時にエアバッグドア10を閉
じ、エアバッグの膨張展開時には首部分23で破断して
エアバッグドア10の開きを可能にするもので、ポリエ
ステルエラストマー等からなる。
【0024】この実施例のエアバッグドア10は、図3
および図4に示す成形金型30を用いて、公知のサンド
イッチ成形方法により次のようにして得られる。まず、
図3に示されるように、成形金型のキャビティ32内
に、加熱溶融状態の外層用樹脂Aをキャビティ32内容
積より幾分少量射出する(いわゆるショートショットの
状態)。このときの射出量は、キャビティ32内壁面に
2〜3mm程度の樹脂層を形成できる量とする。
【0025】続いてその直後に、前記外層用樹脂Aに代
えて加熱溶融状態の内層用樹脂Bを射出し、前記外層用
樹脂Aと内層用樹脂Bとでキャビティ32を満たす。こ
のとき、後から射出された内層用樹脂Bは、先に射出さ
れた外層用樹脂Aを押しながら外層用樹脂A内を進む。
そして最終的に外層用樹脂Aと、その外層用樹脂Aによ
り包囲被覆された内層用樹脂Bとでキャビティ32内を
満たす。その後、樹脂の冷却硬化を待って成形品を脱型
し、エアバッグドア10を得る。
【0026】表1は、前記構成のエアバッグドア10
を、内層12と外層14を構成する樹脂の組み合わせお
よび種類を変えて成形した以下の実施例1ないし5につ
いて、その内層および外層の物性、エアバッグドアの試
験結果を示すものである。また、表2は比較例について
示すものである。
【0027】試験方法は次の通りである。曲げ弾性率は
室温(23℃)でASTM−D790に準拠、アイゾッ
ド衝撃強度は内層が23℃ノッチ付でASTM−D25
6に準拠、外層が−40℃ノッチ付でASTM−D25
6に準拠(外層)、熱変形温度は4.6kg荷重でAST
M−D648に準拠して測定した。
【0028】−40℃におけるエアバッグの展開試験
は、エアバッグドアをキャニスター(エアバッグケー
ス)に取り付け、−40℃の雰囲気温度下1時間放置
し、その雰囲気から開放した後1分以内にエアバッグの
展開を実施し、エアバッグドアの損傷状態および作動状
態を観察することにより行った。評価は、エアバッグド
アが割れて正常な動作をしなかった場合(×)、正常な
動作をしたが亀裂、白化等の見られる場合(△)、損傷
が全く無く正常に作動した場合(〇)とした。またヒン
ジの復元性は、前記のエアバッグ展開後エアバッグドア
が開いたままになってキャニスター口が見える場合
(×)、ヒンジの復元によりエアバッグドアがキャニス
ター口を塞いでキャニスター口が見えない場合(〇)と
した。
【0029】耐熱老化後展開試験は、エアバッグドアを
雰囲気温度110℃のオーブン中に1200時間放置
し、取り出し後室温(23℃)にて1日放置し、その後
キャニスターに取り付け、前記−40℃の展開試験と同
様にしてエアバッグの展開を実施し、エアバッグドアの
損傷状態および作動状態を観察することにより行った。
評価は、エアバッグドアが割れて正常な動作をしなかっ
た場合(×)、亀裂、損傷が全く無く正常に作動した場
合(〇)とした。
【0030】薬品試験後展開試験は、エアバッグドア表
面にガソリンを塗布後エアバッグドアを室温(23℃)
で1週間放置し、その後キャニスターに取り付け、耐熱
老化後展開試験と同様にして展開試験および評価を行っ
た。
【0031】吸水寸法変化率は、エアバッグドアを23
℃の水中に100時間放置後取り出して寸法を測定し、
元の寸法からの変化率を計算した。
【0032】加熱変形性は、エアバッグドアを110℃
のオーブン中に1200時間放置した後取り出して、エ
アバッグドアの外観を観察し、変形が認められる場合
(×)、変形が認められない場合(〇)として評価し
た。また重量については、比較例6のものを100%と
し、それに対する%で示した。
【0033】(実施例1)外層用樹脂としてPPO/P
A複合樹脂[商品名;「ノリルGTX」(日本ジーイー
プラスチックス株式会社製)]を用い、内層用樹脂とし
てPA/変成PO複合樹脂[商品名;「東レナイロンU
TN」(東レ株式会社製)]を用いた。
【0034】(実施例2)外層用樹脂としてPA/変成
PO複合樹脂[商品名;「東レナイロンUTN」(東レ
株式会社製)]を用い、内層用樹脂としてPC/ABS
複合樹脂[商品名;「マルチロン」(帝人化成株式会社
製)]を用いた。
【0035】(実施例3)外層用樹脂としてPA/変成
PO複合樹脂[商品名;「東レナイロンUTN」(東レ
株式会社製)]を用い、内層用樹脂としてタルク含有P
P樹脂[商品名;「UBEポリプロ」(宇部興産株式会
社製)]を用いた。
【0036】(実施例4)外層用樹脂としてPC/AB
S複合樹脂[商品名;「マルチロン」(帝人化成株式会
社製)]を用い、内層用樹脂としてABS樹脂[商品
名;「スーパーレックスM」(三菱化成株式会社製)]
を用いた。
【0037】(実施例5)外層用樹脂としてPC/AB
S複合樹脂[商品名;「マルチロン」(帝人化成株式会
社製)]を用い、内層用樹脂としてPPO/PA複合樹
脂[商品名;「ノリルGTX」(日本ジーイープラスチ
ックス株式会社製)]を用いた。
【0038】(比較例1)構成樹脂原料としてPPO/
PA複合樹脂[商品名;「ノリルGTX」(日本ジーイ
ープラスチックス株式会社製)]を用い、通常の射出成
形により単層のエアバッグドアを成形した。なお、外形
状は、実施例1ないし5と同一形状からなる。
【0039】(比較例2)構成樹脂原料としてPA/変
成PO複合樹脂[商品名;「東レナイロンUTN」(東
レ株式会社製)]を用いて比較例1と同様に成形した。 (比較例3)構成樹脂原料としてPC/ABS複合樹脂
[商品名;「マルチロン」(帝人化成株式会社製)]を
用いて比較例1と同様に成形した。
【0040】(比較例4)構成樹脂原料としてポリアミ
ド系エラストマー[商品名;「ダイアミド」(ダイセル
・ヒュルス株式会社製)]を用いて比較例1と同様に成
形した。 (比較例5)構成樹脂原料としてオレフィン系エラスト
マー[商品名;「ミラストマー」(三井石油化学工業株
式会社製)]を用いて比較例1と同様に成形した。
【0041】(比較例6)アルミニウム板からなるコア
層とポリウレタン発泡体からなる発泡層と塩化ビニル樹
脂からなる表皮層との三層構造のものを、実施例と同様
の形状に成形した。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1および表2から理解されるように、こ
の発明のエアバッグドアは、低温時に破損しにくく、耐
熱老化性、耐薬品性、吸水寸法安定性、耐熱変形性に優
れ、しかもヒンジの復元性を有し、アルミニウム製コア
層を有する従来のエアバッグドア(比較例6)に比べて
軽量である。
【0045】なお、この発明のエアバッグドアは、前記
のような係止片22を用いるものに限られず、図5に示
されるエアバッグドア40のように、ドア本体部42の
両縁に取り付け部44,46を有し、その一方の取り付
け部46に破断用薄肉部48が形成されたものであって
もよい。45は内層、47は外層、49はヒンジであ
る。
【0046】
【発明の効果】この発明のエアバッグドアは、前記の構
成からなるため、エアバッグドアに必要な諸物性を満た
して安全性が高いばかりか、軽量性にも優れるものであ
る。さらにエアバッグドアの成形に際しては、公知のサ
ンドイッチ成形法によりきわめて簡単に成形できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例におけるエアバッグドアの成形時の断
面図で、外層射出時を示すものである。
【図4】同実施例における内層射出時を示す断面図であ
る。
【図5】他の実施例を示す断面図である。
【図6】助手席用エアバッグドア付近のインストルメン
トパネルの斜視図である。
【図7】従来のエアバッグドアの断面図である。
【図8】従来のエアバッグドアの他の例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 エアバッグドア 12 内層 14 外層 16 ドア本体部 18 取り付け部 19 ヒンジ A 外層用樹脂 B 内層用樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体部と、一部にヒンジの形成され
    た取り付け部とを有する自動車用エアバッグドアにおい
    て、 前記ドア本体部および取り付け部は、内層と、該内層を
    包囲して被覆する外層とのサンドイッチ構造の樹脂から
    なり、 前記内層は、アイゾッド衝撃強度(23℃ノッチ付、A
    STM−D256準拠)が10kg・cm/cmより大の熱可
    塑性樹脂からなり、 前記外層は、曲げ弾性率(23℃、ASTM−D790
    準拠)が10000kg/cm2 より大、アイゾッド衝撃強
    度(−40℃ノッチ付、ASTM−D256準拠)が2
    0kg・cm/cmより大、熱変形温度(4.6kg荷重、AS
    TM−D648準拠)が120℃より大の熱可塑性樹脂
    であって前記内層とは異なる樹脂からなることを特徴と
    する自動車用エアバッグドア。
JP5040608A 1993-02-03 1993-02-03 自動車用エアバッグドア Pending JPH06227356A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5040608A JPH06227356A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 自動車用エアバッグドア

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ID=12585240

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09109816A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Inoac Corp 車両のエアバッグドア構造
JP2007506570A (ja) * 2003-07-01 2007-03-22 エムス−ヒエミーアーゲー 剛性部と関節状部分とから成るプラスチック射出成形部品およびその用途

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