JPH0622739B2 - 鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材 - Google Patents
鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材Info
- Publication number
- JPH0622739B2 JPH0622739B2 JP60254593A JP25459385A JPH0622739B2 JP H0622739 B2 JPH0622739 B2 JP H0622739B2 JP 60254593 A JP60254593 A JP 60254593A JP 25459385 A JP25459385 A JP 25459385A JP H0622739 B2 JPH0622739 B2 JP H0622739B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear plate
- wear
- support device
- steel
- slab support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は連続鋳造機のモールド直下のトップゾーンに
おける鋳片支持装置に関する。詳しくは、そのような鋳
片支持装置において、モールドから引抜かれた鋳片に当
接する二層構造のウェアプレート部材に関する。
おける鋳片支持装置に関する。詳しくは、そのような鋳
片支持装置において、モールドから引抜かれた鋳片に当
接する二層構造のウェアプレート部材に関する。
(従来の技術) 連続鋳造機におけるトップゾーン鋳片支持装置として、
クーリンググリッド、クーリングプレート、ウォーキン
グビーム等が使われている。
クーリンググリッド、クーリングプレート、ウォーキン
グビーム等が使われている。
これらのトップゾーン鋳片支持装置は、モールドとセッ
トで使用する関係上、トップゾーンの寿命が即、モール
ド交換の原因となる。最近は、モールド表面のコーティ
ング技術(多層メッキ等)の向上により、トップゾーン
鋳片支持装置寿命でモールド交換周期が決められてい
る。
トで使用する関係上、トップゾーンの寿命が即、モール
ド交換の原因となる。最近は、モールド表面のコーティ
ング技術(多層メッキ等)の向上により、トップゾーン
鋳片支持装置寿命でモールド交換周期が決められてい
る。
このトップゾーン鋳片支持装置において鋳片と接触し、
トップゾーン鋳片支持装置の寿命を決めるウェアプレー
トには、小分割型プレート、格子型プレート、平面型プ
レート、ウォーキングバー型のもの等があるが、これら
の材料として、従来は、軟鋼や鋳鉄(JIS規格FCD 材)が
用いられてきた。
トップゾーン鋳片支持装置の寿命を決めるウェアプレー
トには、小分割型プレート、格子型プレート、平面型プ
レート、ウォーキングバー型のもの等があるが、これら
の材料として、従来は、軟鋼や鋳鉄(JIS規格FCD 材)が
用いられてきた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、トップゾーン鋳片支持装置のウェアプレート
は、高温鋳片と摩擦、接触すると同時に常時外部冷却さ
れているため、従来の軟鋼やFCD 材等からなるウェアプ
レートは、 (1)スベリ摩擦と腐食による摩耗量が大きく、キャンペ
ーン寿命(オンライン使用期間)が短い。
は、高温鋳片と摩擦、接触すると同時に常時外部冷却さ
れているため、従来の軟鋼やFCD 材等からなるウェアプ
レートは、 (1)スベリ摩擦と腐食による摩耗量が大きく、キャンペ
ーン寿命(オンライン使用期間)が短い。
(2)高温鋳片と冷却水による熱応力発生に伴うヒートク
ラックが多い。
ラックが多い。
(3)高温鋳片との接触により焼付トラブル(品質悪化、
ブレークアウト等)が発生する。
ブレークアウト等)が発生する。
等の問題をもっていた。ウェアプレートは各キャンペー
ン寿命(オンライン使用)後も表面を削正して再使用さ
れるが、上述の問題のため3〜4キャンペーン(オンラ
イン使用)の後は廃却されなければならなかった。
ン寿命(オンライン使用)後も表面を削正して再使用さ
れるが、上述の問題のため3〜4キャンペーン(オンラ
イン使用)の後は廃却されなければならなかった。
従って本発明の目的は、このような従来のトップゾーン
鋳片支持装置のウェアプレート部材の有する問題点を解
決することである。特に、耐摩耗性、潤滑性を改善する
とともにヒートクラックを抑制して該部材のキャンペー
ン寿命を延ばすとともに、キャンペーン寿命がきても何
度でも補修再使用が可能でしかも安価なウェアプレート
部材を提供することを目的とする。
鋳片支持装置のウェアプレート部材の有する問題点を解
決することである。特に、耐摩耗性、潤滑性を改善する
とともにヒートクラックを抑制して該部材のキャンペー
ン寿命を延ばすとともに、キャンペーン寿命がきても何
度でも補修再使用が可能でしかも安価なウェアプレート
部材を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明者らは、これらの目的を達成すべく実験、
研究を重ねた結果、上述のように苛酷な条件下で使用さ
れるウェアプレート表面に適した高潤滑性、耐摩耗性、
耐ヒートクラック性に優れた材料として所定の組成を有
するNi基合金(高Ni−高Cr−高C鋼)を開発し、この合
金をウェアプレート母材の表面に溶接肉盛り、溶射等の
方法で被覆することによりウェアプレートを鉄鋼母材と
表層耐摩耗材からなる二重構造とすれば、ウェアプレー
トのキャンペーン寿命を大幅に延ばすことができるばか
りでなく、何度でも補修、再使用ができることを見い出
した。
研究を重ねた結果、上述のように苛酷な条件下で使用さ
れるウェアプレート表面に適した高潤滑性、耐摩耗性、
耐ヒートクラック性に優れた材料として所定の組成を有
するNi基合金(高Ni−高Cr−高C鋼)を開発し、この合
金をウェアプレート母材の表面に溶接肉盛り、溶射等の
方法で被覆することによりウェアプレートを鉄鋼母材と
表層耐摩耗材からなる二重構造とすれば、ウェアプレー
トのキャンペーン寿命を大幅に延ばすことができるばか
りでなく、何度でも補修、再使用ができることを見い出
した。
したがって、本発明に係る鋳片支持装置は、連続鋳造機
のモールドから引抜かれる鋳片を該モールド直下で支持
する鋳片支持装置において該鋳片に当接する、鉄鋼材を
母材とするウェアプレート部材において、 Ni、Cr、C をそれぞれ、Ni:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%、C: 0.5〜1.0 wt%の範囲で含み残部が実質的Feより
なるNi基合金の表層材により、鋳片当接面を被覆したこ
とを特徴とする。
のモールドから引抜かれる鋳片を該モールド直下で支持
する鋳片支持装置において該鋳片に当接する、鉄鋼材を
母材とするウェアプレート部材において、 Ni、Cr、C をそれぞれ、Ni:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%、C: 0.5〜1.0 wt%の範囲で含み残部が実質的Feより
なるNi基合金の表層材により、鋳片当接面を被覆したこ
とを特徴とする。
(作用) 表層材によりトップゾーン鋳片支持装置のウェアプレー
トの摩耗速度が改善され、トップゾーン鋳片支持装置の
キャンペーン寿命が延長される。また、トップゾーン鋳
片支持装置のウェアプレートを2層にすることで、ヒー
トクラックの発生が減少し、しかも発生したクラックは
極めて微細であり、その進展も表層部でくい止められ
る。
トの摩耗速度が改善され、トップゾーン鋳片支持装置の
キャンペーン寿命が延長される。また、トップゾーン鋳
片支持装置のウェアプレートを2層にすることで、ヒー
トクラックの発生が減少し、しかも発生したクラックは
極めて微細であり、その進展も表層部でくい止められ
る。
さらに、表層部の耐摩耗材は、溶接肉盛等の補修により
何度でも再使用が可能である。すなわち、複数回のキャ
ンペーン寿命後における削正使用後も溶接肉盛により再
使用することができる。したがって、ウェアプレートの
廃却は必要ない。
何度でも再使用が可能である。すなわち、複数回のキャ
ンペーン寿命後における削正使用後も溶接肉盛により再
使用することができる。したがって、ウェアプレートの
廃却は必要ない。
(実施例) 次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
第2図は、本発明に係るウェアプレートが使用される連
続鋳造機の模式的縦断面図である。
続鋳造機の模式的縦断面図である。
モールド1に注入された溶鋼2は、徐々に冷却されて表
面に凝固シェルを形成しながら、鋳片3として、鋳片支
持装置4および複数個のロル5により支持されつつ下方
に引抜からる。
面に凝固シェルを形成しながら、鋳片3として、鋳片支
持装置4および複数個のロル5により支持されつつ下方
に引抜からる。
鋳片支持装置4はモールド1直下のトップゾーンにおい
て、当接部材6により鋳片3を支持するものである。第
3図は、この当接部材6を、鋳片3との当接面側からみ
た部分拡大図である。鋳片3に直接に当接する多数のウ
ェアプレート7は、それぞれボルト等によりフレーム8
に固定される。さらに、フレーム8は固定部材9に固定
されている。なお図は鋳片支持装置4としてクーリング
グリッドを用いた場合を示すが、他の支持装置、例えば
クーリングプレート、ウォーキングビーム等にも本発明
が実施できることは言うまでもない。
て、当接部材6により鋳片3を支持するものである。第
3図は、この当接部材6を、鋳片3との当接面側からみ
た部分拡大図である。鋳片3に直接に当接する多数のウ
ェアプレート7は、それぞれボルト等によりフレーム8
に固定される。さらに、フレーム8は固定部材9に固定
されている。なお図は鋳片支持装置4としてクーリング
グリッドを用いた場合を示すが、他の支持装置、例えば
クーリングプレート、ウォーキングビーム等にも本発明
が実施できることは言うまでもない。
第1図の断面に示されているように、ウェアプレート7
は母材10と表層材11からなる二層構造を有している。
は母材10と表層材11からなる二層構造を有している。
母材10は、この実施例においては鋳鋼(JIS規格SC42材)
よりなる。ただし軟鋼、鋳鋼(JIS規格SC材等)、鋳鉄(JI
S規格FCD材等)等の鉄鋼材のうちのいづれを用いても良
い。
よりなる。ただし軟鋼、鋳鋼(JIS規格SC材等)、鋳鉄(JI
S規格FCD材等)等の鉄鋼材のうちのいづれを用いても良
い。
この実施例における表層材11は、Ni:60 wt%、Cr:30 wt
%、C:0.8wt%を含み残部が実質的にFeより成るNi基合
金(以下、高Ni−高Cr−高C鋼という)を母材10の表面
にアーク溶接により肉盛りすることにより形成された。
ただし、この表層材11の被覆は他の溶接法や溶射、クラ
ッド鋼化等によって行っても良い。また表層材11の高Ni
−高Cr−高C鋼の組成はNi:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%、C: 0.5〜1.0 wt%の範囲で選択することができる。
この範囲への限定理由については後に詳しく説明する。
%、C:0.8wt%を含み残部が実質的にFeより成るNi基合
金(以下、高Ni−高Cr−高C鋼という)を母材10の表面
にアーク溶接により肉盛りすることにより形成された。
ただし、この表層材11の被覆は他の溶接法や溶射、クラ
ッド鋼化等によって行っても良い。また表層材11の高Ni
−高Cr−高C鋼の組成はNi:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%、C: 0.5〜1.0 wt%の範囲で選択することができる。
この範囲への限定理由については後に詳しく説明する。
表層材11の溶接肉盛りの厚さは 3〜6mm で実施した。こ
の理由は以下の通りである。
の理由は以下の通りである。
溶接中に表層材11中のNi、Crが母材10内に拡散して行
く。このため、溶接肉盛りされた表層材11のうち、約2m
m 程度の厚さの下層13は所期の組成と異なる組成とな
る。
く。このため、溶接肉盛りされた表層材11のうち、約2m
m 程度の厚さの下層13は所期の組成と異なる組成とな
る。
したがって、所望の組成を有する上層12の厚さ(即ち、
表層材11の有効厚)を1mm 以上確保するためには、表層
材11の厚さは少なくとも3mm は必要である。一方、高価
な表層材11を節約するためには、その厚さを6mm 程度以
下とするのが好ましい。また、表層材11の厚さ最大値を
6mm 以下とすることにより、ヒートクラックの発生、進
行を抑制することができる。
表層材11の有効厚)を1mm 以上確保するためには、表層
材11の厚さは少なくとも3mm は必要である。一方、高価
な表層材11を節約するためには、その厚さを6mm 程度以
下とするのが好ましい。また、表層材11の厚さ最大値を
6mm 以下とすることにより、ヒートクラックの発生、進
行を抑制することができる。
次に表層材11の成分の限定理由について述べるが、ここ
で各成分元素の鋼の性質に対する影響についての知見を
以下にまとめておく。
で各成分元素の鋼の性質に対する影響についての知見を
以下にまとめておく。
Ni: Niは強度、硬度、耐食性、耐熱性の増加作用があ
る。特にCrとの共存により耐酸化性、高温強度を高め
る。
る。特にCrとの共存により耐酸化性、高温強度を高め
る。
Cr: Crは、耐食性、耐酸化性、耐熱衝撃性を高める作用
がある。特にNiとの共存下で耐酸化性、高温強度を高
め、されに高C下で耐摩耗性を高める作用がある。ただ
し、過剰に添加すると鋳造性、溶接性が悪くなる。
がある。特にNiとの共存下で耐酸化性、高温強度を高
め、されに高C下で耐摩耗性を高める作用がある。ただ
し、過剰に添加すると鋳造性、溶接性が悪くなる。
C: Cには、強度を高める作用がある。Crと結合して炭
化物を形成し、耐摩耗性を向上させ、更に溶接、鋳造性
も向上させる。しかし過剰に添加すると炭化物の析出が
多くなり、高温靭性、耐酸化性、溶接性が悪くなり、ヒ
ートクラックの発生も増加する。少ないと炭化物析出が
少なく潤滑性が悪化する。
化物を形成し、耐摩耗性を向上させ、更に溶接、鋳造性
も向上させる。しかし過剰に添加すると炭化物の析出が
多くなり、高温靭性、耐酸化性、溶接性が悪くなり、ヒ
ートクラックの発生も増加する。少ないと炭化物析出が
少なく潤滑性が悪化する。
このような性質を有する各元素に関し、表層材11として
用いられるNi−Cr−C鋼の好適な組成範囲を決定するた
め、各組成の鋼の摩耗速度、焼付性(潤滑性)、ヒート
クラックの発生状況等について各種の実験を行った。次
表は各組成の鋼を実際にウェアプレートに溶接肉盛り
し、本発明に係るウェアプレートと比較例(Ni−Cr−C
鋼、Cr−C鋼)のウェアプレートをオンラインテストし
た結果を示したものである。なお、参考のために鋳鉄(J
IS規格FCD60 材)を用いた従来のウェアプレートのテス
ト結果も同時に示す。
用いられるNi−Cr−C鋼の好適な組成範囲を決定するた
め、各組成の鋼の摩耗速度、焼付性(潤滑性)、ヒート
クラックの発生状況等について各種の実験を行った。次
表は各組成の鋼を実際にウェアプレートに溶接肉盛り
し、本発明に係るウェアプレートと比較例(Ni−Cr−C
鋼、Cr−C鋼)のウェアプレートをオンラインテストし
た結果を示したものである。なお、参考のために鋳鉄(J
IS規格FCD60 材)を用いた従来のウェアプレートのテス
ト結果も同時に示す。
表において○は良、△は従来品程度、×は従来品に比べ
て悪いことを示す。さらに摩耗速度は、一回の溶鋼チャ
ージにともなう表面摩耗量をかっこ内にμ(ミクロン)
単位で示した。なお、比較品においては反りが生じるな
どの結果、再補修が難しいのに対し、本発明品は再補修
性にも優れた結果を示した。
て悪いことを示す。さらに摩耗速度は、一回の溶鋼チャ
ージにともなう表面摩耗量をかっこ内にμ(ミクロン)
単位で示した。なお、比較品においては反りが生じるな
どの結果、再補修が難しいのに対し、本発明品は再補修
性にも優れた結果を示した。
第4図は、これらの実験において好ましい結果を与えた
Ni、Crおよび残部(C、Feおよび不純物)の成分範囲を
斜線で示したものである(Ni:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%)。図中の○は特に好ましい結果を与えた60Ni−30Cr
−0.8C鋼を示している。なおCの範囲としては、0.5〜
1.0 wt%が好ましい結果を示した。
Ni、Crおよび残部(C、Feおよび不純物)の成分範囲を
斜線で示したものである(Ni:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%)。図中の○は特に好ましい結果を与えた60Ni−30Cr
−0.8C鋼を示している。なおCの範囲としては、0.5〜
1.0 wt%が好ましい結果を示した。
第5図は、本発明に係るウェアプレート7の使用方法を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
各オンライン使用期間中、繰り返しチャージされた結
果、ウェアプレート7の表層材11の摩耗が進行しキャン
ペーン寿命に達した所で、各ウェアプレート7の表層材
11を、最も摩耗が進んだ位置に合わせ、表面削正(機械
加工)する。
果、ウェアプレート7の表層材11の摩耗が進行しキャン
ペーン寿命に達した所で、各ウェアプレート7の表層材
11を、最も摩耗が進んだ位置に合わせ、表面削正(機械
加工)する。
このようにオンライン使用と削正を繰り返して表層材11
が擦り減った所で、再び本発明に係る高Ni−高Cr−高C
鋼を溶接肉盛りして表面を削正する。この結果ウェアプ
レート7はほぼ初めの状態に戻り、さらにオンライン使
用と表面削正を繰り返すことができる。
が擦り減った所で、再び本発明に係る高Ni−高Cr−高C
鋼を溶接肉盛りして表面を削正する。この結果ウェアプ
レート7はほぼ初めの状態に戻り、さらにオンライン使
用と表面削正を繰り返すことができる。
上述の方法を反復することにより、本発明に係るウェア
プレートは半永久的に使用することができ、廃却する必
要はない。
プレートは半永久的に使用することができ、廃却する必
要はない。
(発明の効果) 既出の表に示されているように、本発明に係るウェアプ
レートにおいては1ヒート当りの摩耗量は0.7μ程度で
あり、したがって連続して900 〜1000チャージのオンラ
イン使用が可能である(900〜1000ヒート/キャンペー
ン)。これに対し従来品は約2.3μ/ヒートの摩耗を示す
ため、キャンペーン寿命は200 〜300 ヒート/キャンペ
ーンにしか達しない。
レートにおいては1ヒート当りの摩耗量は0.7μ程度で
あり、したがって連続して900 〜1000チャージのオンラ
イン使用が可能である(900〜1000ヒート/キャンペー
ン)。これに対し従来品は約2.3μ/ヒートの摩耗を示す
ため、キャンペーン寿命は200 〜300 ヒート/キャンペ
ーンにしか達しない。
また本発明品の当接面のショア硬度は、ヒート回数にか
かわらずほぼ一定の値を示すのに対し、従来品では200
ヒートに対する前に規定硬度より大幅に低下してしま
う。この低下は、材料構造工程で得られた硬度が、使用
時の熱により硬度的な変化を起こすことによるものであ
ると思われる。
かわらずほぼ一定の値を示すのに対し、従来品では200
ヒートに対する前に規定硬度より大幅に低下してしま
う。この低下は、材料構造工程で得られた硬度が、使用
時の熱により硬度的な変化を起こすことによるものであ
ると思われる。
このように本発明によれば連続鋳造機のオンライン使用
期間を従来に比べ3〜4倍に延長することができる。こ
れは単に鋳片支持装置4の整備、交換の回数を減らすの
みではなく、鋳片支持装置4とセットで設置されたモー
ルド1の整備、交換の回数が減ることを意味する。この
ような連続鋳造機のオンライン安定操業期間の延長によ
る経済的効果は極めて大きい。
期間を従来に比べ3〜4倍に延長することができる。こ
れは単に鋳片支持装置4の整備、交換の回数を減らすの
みではなく、鋳片支持装置4とセットで設置されたモー
ルド1の整備、交換の回数が減ることを意味する。この
ような連続鋳造機のオンライン安定操業期間の延長によ
る経済的効果は極めて大きい。
また本発明によればウェアプレート7が母材10と表層材
11よりなる二層構造であるため、ヒートクラックの発生
は極め少なく、また発生してもクラック幅は非常に細
い。
11よりなる二層構造であるため、ヒートクラックの発生
は極め少なく、また発生してもクラック幅は非常に細
い。
これは上述のキャンペーン寿命(オンライン使用期間)
の増加にも貢献している。
の増加にも貢献している。
さらに本発明によれば、表層材11は溶接肉盛り等により
何度でも補修、再使用が可能であり、実質的にウェアプ
レートの廃却を無くすことができる。従来は3〜4キャ
ンペーン(オンライン使用)後はウェアプレートを廃却
せねばならなかったものであり、省資源による経済効果
も大きい。
何度でも補修、再使用が可能であり、実質的にウェアプ
レートの廃却を無くすことができる。従来は3〜4キャ
ンペーン(オンライン使用)後はウェアプレートを廃却
せねばならなかったものであり、省資源による経済効果
も大きい。
また、本発明によれば摩耗量が減少でき、モールドとト
ップゾーンのアラインメントが長時間正常な状態で維持
されるので、鋳片品質を向上できる。また、整備量が減
少するため、ハンドリング作業が減少する、予備機の保
有が少なくて良い、等の関連効果もある。
ップゾーンのアラインメントが長時間正常な状態で維持
されるので、鋳片品質を向上できる。また、整備量が減
少するため、ハンドリング作業が減少する、予備機の保
有が少なくて良い、等の関連効果もある。
第1図は、本発明に係るウェアプレートの当接面付近の
部分断面図; 第2図は、本発明に係るウェアプレートが使用される連
続鋳造機の模式的縦断面図; 第3図は、第2図の連続鋳造機の備える鋳片支持装置の
当接部材を当接面側から見た部分拡大図; 第4図は、本発明に係る鋼の組成範囲を示すグラフ; 第5図は、本発明に係るウェアプレートの使用方法を示
すブロック図である。 1:モールド、3:鋳片 4:鋳片支持装置、5:ロル 7:ウェアプレート、8:フレーム 10:母材、11:表層材
部分断面図; 第2図は、本発明に係るウェアプレートが使用される連
続鋳造機の模式的縦断面図; 第3図は、第2図の連続鋳造機の備える鋳片支持装置の
当接部材を当接面側から見た部分拡大図; 第4図は、本発明に係る鋼の組成範囲を示すグラフ; 第5図は、本発明に係るウェアプレートの使用方法を示
すブロック図である。 1:モールド、3:鋳片 4:鋳片支持装置、5:ロル 7:ウェアプレート、8:フレーム 10:母材、11:表層材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−9146(JP,A) 特開 昭58−67804(JP,A) 特開 昭55−9109(JP,A) 特公 昭45−2822(JP,B1)
Claims (3)
- 【請求項1】連続鋳造機のモールドから引抜かれる鋳片
を該モールド直下で支持する鋳片支持装置において該鋳
片に当接する、鉄鋼材を母材とするウェアプレート部材
において、 Ni、Cr、C をそれぞれ、Ni:55〜75wt%、Cr:25〜35wt
%、C: 0.5〜1.0 wt%の範囲で含み、残部が実質的Feよ
りなるNi基合金の表層材により、鋳片当接面を被覆した
ことを特徴とする鋳片支持装置のウェアプレート部材。 - 【請求項2】Ni基合金の表層材は、3〜5mmの厚さで母
材に被覆されることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項記載の鋳片支持装置のウェアプレート部材。 - 【請求項3】Ni基合金の表層材は、溶接肉盛、溶射また
はクラッドにより母材に被覆されることを特徴とする、
特許請求の範囲第1項または第2項記載の鋳片支持装置
のウェアプレート部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60254593A JPH0622739B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60254593A JPH0622739B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62114749A JPS62114749A (ja) | 1987-05-26 |
| JPH0622739B2 true JPH0622739B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=17267194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60254593A Expired - Lifetime JPH0622739B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622739B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01148445A (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-09 | Kubota Ltd | 連続鋳造機モールド直下の冷却帯部材 |
| JP4998666B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2012-08-15 | Jfeスチール株式会社 | 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5927369B2 (ja) * | 1979-05-11 | 1984-07-05 | 三菱マテリアル株式会社 | ディ−ゼルエンジンのバルブおよびバルブシ−ト用Co基合金 |
| JPS58128291A (ja) * | 1982-01-27 | 1983-07-30 | Mitsubishi Metal Corp | 内燃機関のエンジンバルブおよびバルブシ−ト用Ni基合金肉盛溶接棒 |
| JPS596348A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-13 | Mitsubishi Metal Corp | エンジンバルブおよび同バルブシ−ト用Ni基合金 |
| JPS599146A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-18 | Mitsubishi Metal Corp | エンジンバルブおよび同バルブシ−ト用Ni基合金 |
-
1985
- 1985-11-13 JP JP60254593A patent/JPH0622739B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62114749A (ja) | 1987-05-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5480496A (en) | Method of making twin roll cast clad material using drag cast liner stock and article produced thereby | |
| US4702299A (en) | Mold for continuous casting and method of making | |
| JP3563587B2 (ja) | 熱間幅圧下プレス用工具およびその製造方法 | |
| CA2633474C (en) | Components of a steelworks, such as a continuous casting installation or a rolling mill, method for producing such a component and installation for creating or processing semifinished metallic products | |
| JPH0622739B2 (ja) | 鋳片支持装置のウエアプレ−ト部材 | |
| CN112626514B (zh) | 热轧带钢卷取机前抗结瘤侧导板自润滑涂层及其成型工艺 | |
| JP2910434B2 (ja) | 熱間圧延用複合ロールとその製造法 | |
| EP0147474B1 (en) | Apparatus for continuously casting thin billet | |
| JP2518126B2 (ja) | 分割型環状体の高硬度金属による多層肉盛り溶接方法 | |
| JPH08121464A (ja) | 熱延工場巻取機用ロール | |
| JPS6268665A (ja) | 連続鋳造用ロ−ラ | |
| JP3885627B2 (ja) | 連鋳鋳片の2次冷却方法 | |
| JP4992254B2 (ja) | 連続鋳造鋳型及び連続鋳造方法 | |
| JPH05212506A (ja) | 薄板連続鋳造用鋳造ロール及び鋳造板 | |
| JP3380425B2 (ja) | 双ドラム式薄板連続鋳造用ドラム | |
| TWI907086B (zh) | 對接焊接方法 | |
| JPH038863B2 (ja) | ||
| JPH0966311A (ja) | 被圧延部材の誘導装置 | |
| JP3711090B2 (ja) | 熱間幅圧下プレス用金型 | |
| JPS60216906A (ja) | 肉盛ロ−ルおよびその製造方法 | |
| JPS62207578A (ja) | 高熱負荷を受けるロ−ルの肉盛溶接製作方法 | |
| JP2004322153A (ja) | 圧延用ワークロールおよびこれを用いた圧延方法 | |
| JPS62183950A (ja) | 熱鋼片処理用溶射ロ−ル | |
| JP2025032979A (ja) | 鋳型及び鋼の連続鋳造方法 | |
| JP3649870B2 (ja) | 連続鋳造用鋳型 |