JPH0622765A - S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ活性をコードするdna化合物および組換えdna発現ベクター - Google Patents
S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ活性をコードするdna化合物および組換えdna発現ベクターInfo
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Abstract
をコードし、かつS.セレビシエ中でのこのシンテター
ゼの発現を制御するのに必要な転写および翻訳の活性化
配列、ならびにリボフラビンシンテターゼをコードする
遺伝子の制御配列を含有するDNA化合物を提供する。 【構成】 S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ
の遺伝子は、本発明によるプラスミドpJR235から
単離することができる。 【効果】 得られるDNA化合物は、組換え宿主細胞中
でリボフラビンシンテターゼの発現を制御する発現ベク
ターの構成のために使用することができ、かつビタミン
B2を生産する生物体中でのビタミンB2収率を改善す
るのに有用である。
Description
るサッカロミセス・セレビシエのリボフラビンシンテタ
ーゼ活性の発現をコードしかつ制御し、ならびにビタミ
ンB2を生産する生物体中のこのビタミン収率を改善す
ることのできるDNA化合物および組換えDNA発現ベ
クターに関する。
とえばフラビン・アデニン・ジヌクレオチド(FAD)
またはフラビンモノヌクレオチド(FMN)のような、
炭水化物の酵素的酸化に必要な補酵素の前生成物であ
る。従って、リボフラビンはすべての生物体における根
本的物質代謝にとり不可欠である。植物および多数の微
生物はリボフラビンを合成する。しかし、高等動物はリ
ボフラビンを生産しない。不十分なリボフラビン量は、
高等動物において脱毛、皮膚炎、視力障害および発育障
害を生じうる。
分の少ない肉、肝臓、腎臓、野菜、穀物、殊に酵母中に
含まれている栄養物であり、その際酵母は最も豊富なリ
ボフラビン源である(The Merck”,第9版
(1976年),Windholg等,Merck &
Co.,第1064頁)。
2807611号(Merck;1957年)に記載さ
れているようにリボースから化学合成によるか、または
糸状菌エレモテシウム・アッシュビィ(Eremoth
ecium ashbyii)またはアッシュビヤ・ゴ
ッシピィ(Ashbya gossypii)(The
Merck Index,supra)の発酵によっ
て製造することができる。さらに、ニワトリおよびウシ
類の飼育用のリボフラビン濃縮物は、米国特許第287
6169号(Grain Processing Co
rp.,1959年)に記載されているように、発酵法
によって製造することができる。
subtillis)の突然変異体からの大量のリボ
フラビンの製造は下記の特許に記載された:−米国特許
第3900386号(Enei等,1975年)。ここ
には、アザグアニンおよびアザキサンチンとの接触によ
って選択される、バチルス・スブチリスの突然変異体が
記載されている。
tepanov等,1984年)。ここには、Rib−
オペロンのコピーを含有するプラスミド(Ribofl
avin−Operon)で形質転換された、バチルス
・スブチリスの突然変異体が記載されている。このオペ
ロンの性質の根本的な改善は、モロゾフ(Morozo
v等)(Mol.Genet.Mik.Viruso
l.,no 12:14(1985年))およびチキウ
ダス(Chikiudas等)(Dikl.Akad.
Nauk.,第5版,ソ連邦 298:997(198
8年))により記載されている。これらは本明細書に引
用される。
(F.Hoffmann,La Roche AG,1
991年)には、その染色体DNA中にS.セレビシエ
(S.Cerevisiae)Rib−オペロンの組込
まれかつ拡張されたコピーを含有する、E.コリ(E.
coli)およびB.スブチリスのリボフラビン過剰生
産菌株が記載されている。
とができるが、若干の研究者は、細菌中のタンパク質を
発現する際の低い正確さ、ならびに細菌は、タンパク質
のグリコシル化を達成することができないという事実に
基づき、大量のリボフラビンを表現する酵母突然変異体
を見出すことを試みた。それで、米国特許第47940
81号(Kawai等,1988年)には、プリンをベ
ースとする、リボフラビン生産性S.セレビシエ突然変
異体が記載されている。この特許も、同様に本明細書に
引用される。
のリボフラビンシンテターゼ活性をコードするDNA化
合物に関する。この酵素(E.C.2.5.1.9)
は、6,7−ジメチル−8−リビチル−ルマジンからの
リボフラビンの製造反応を触媒する。この反応は、ビタ
ミンB2およびたとえばFMNまたはFADのような他
のフラビン誘導体化合物の生合成の際の臨界過程であ
る。
エから単離され、リボフラビンシンテターゼ活性を制御
する、組換えDNA発現ベクターの製造に適当である、
リボフラビンシンテターゼ活性をコードする新規DNA
配列が属する。これらのベクターは、S.セレビシエ中
のリボフラビンシンテターゼ活性の発現を高度に制御
し、これは本発明による発現ベクターで変換されたS.
セレビシエの粗製細胞抽出物が、何らかの活性化前処理
なしに、高いリボフラビンシンテターゼ活性を示すとい
う事情から認められる。従って、本発明による発現ベク
ターは、高いリボフラビンシンテターゼ活性を得るため
の有効な手段である。さらに、本発明による高いリボフ
ラビンシンテターゼ活性は、6,7−ジメチル−8−リ
ビチル−ルマジン以外のルマジンの縮合のためならびに
新規フラビンの生成のために適当である。
活性をコードするDNA化合物は、酵母、細菌および糸
状菌(Candida guillermondii,
Candida flarerii,Eremothe
cium ashbiiおよびAshbya goss
ypii等)のような他の生物体中でのリボフラビンの
生産の際の効率および収率を増加する他の発現ベクター
製造のため容易に変更することができる。
る、S.セレビシエからの本発明によるDNA化合物は
単離されたが、このDNAは、多数の宿主細胞中でのリ
ボフラビンシンテターゼ活性の発現を制御するベクター
の製造のために使用することができる。すべてのリボフ
ラビン生産性生物体は同じ前駆物質、即ち6,6−ジメ
チル−8−リビチル−ルマジンを使用するので、リボフ
ラビンシンテターゼ活性をコードする本発明によるDN
A化合物は、すべてのリボフラビン生産性生物体におけ
るリボフラビン発酵の効率および収率を改善する他のベ
クターの製造のために使用することができる。
性をコードするDNA化合物は、S.セレビシエのゲノ
ムDNAから誘導され、リボフラビンシンテターゼ活性
をコードするゲノムDNAの発現を調節する、転写およ
び翻訳の活性化配列と一緒に単離された。本発明は、
S.セレビシエおよび近縁の生物体中の遺伝子の発現を
制御するのに使用することのできる、これらの転写およ
び翻訳の新規活性化配列を包含する。
リボフラビンシンテターゼ活性をコードするDNA化合
物である。これらのDNA化合物は、(i)専らコーデ
ィング領域を包含し、ならびに(ii)このコーディン
グ領域を、遺伝子のコーディング領域内のコーディング
鎖の3′末端に存在するリボフラビンシンテターゼ遺伝
子の配列または調節シグナルと一緒に包含する。これら
の調節性3′−配列が、S.セレビシエのリボフラビン
シンテターゼ遺伝子の転写およびポリアデニル化および
RNAプロセシングの終端を決定する。発現ベクター
(表現すべき遺伝子のコーディング鎖の3′−末端にお
ける)中の適当な位置にこれらシグナルの存在は、ベク
ターによってコードされた生成物の発現を高める。これ
らすべての配列は新規であって、本発明の重要な成分で
ある。これらの配列は遺伝コードの縮退に基づき、リボ
フラビンシンテターゼ活性のアミノ酸配列をコードする
ことのできるすべてのヌクレオチド配列、ならびに本発
明によるリボフラビンシンテターゼ活性をコードするD
NAの遺伝的変異型であるすべての配列を包含し、その
際これらの変異型は、同じかまたは類似の活性を有する
ことができかつ本発明による化合物との相同性に基づい
て得ることのできる、本発明によるDNAの等価物であ
ってもよい。
テターゼ活性をコードするアミノ酸を有する本発明によ
るDNA化合物、ならびに幾つかのアミノ酸が他の官能
的に等しいアミノ酸によって置換されている、同様にこ
のリボフラビンシンテターゼ活性を有するか、または重
要でない配列が欠けているが、自然の配列と類似の活性
を有するアミノ酸配列である。
テターゼ活性の発現を制御する組換えDNA発現ベクタ
ー、ならびにその製造方法である。これらの発現ベクタ
ーは、リボフラビンシンテターゼ活性をコードするDN
A化合物を適当なベクター中へ組込むことによって製造
することができる。これらの発現ベクターは、発現を制
御しかつ酵母、糸状菌および細菌におけるリボフラビン
製造を有効に高めるように構成されていてもよい。
質転換された組換え微生物であり、その際この発現ベク
ターはリボフラビンシンテターゼ活性をコードする本発
明によるDNA化合物を含有する。このベクターで形質
転換することのできる微生物としては、それぞれの種類
のすべてのリボフラビン生産性ならびに非生産性微生物
が適当である。これらの組換え微生物の製造方法は本発
明の別の対象である。本発明の第5の対象は、リボフラ
ビンシンテターゼ活性をコードする本発明によるDNA
化合物を含有する発現ベクターで形質転換された微生物
の培養によるリボフラビンシンテターゼ活性の生産方法
であり、その際この培養は、遺伝子の発現を可能にする
条件下で実施される。リボフラビンシンテターゼ活性
は、精製するかまたは精製せずに、直接に粗製細胞抽出
物から使用することができる。
造する微生物のリボフラビン生産を増加する方法であ
る。このためには、リボフラビン生産性微生物中へ、リ
ボフラビンシンテターゼ活性をコードする本発明による
DNA化合物が組込まれる。これらの微生物はとくに種
々の種類の酵母、糸状菌および細菌である。
−リビチルルマジンから、本発明によるDNA化合物に
よってコードされたリボフラビンシンテターゼ活性の使
用下にリボフラビンを製造する方法である。この方法
は、単離された純合成酵素の使用下またはこの酵素を含
有する粗製細胞抽出物の使用下に、溶液中ならびに酵素
または細胞を適当な担体に固定することによって実施す
ることができる。
として本発明によるリボフラビンシンテターゼから識別
しうる、6,7−ジメチル−リビチルルマジン以外のル
マジンを使用する、新規フラビンまたはフラビン誘導体
(天然のフラビンまたはフラビン誘導体は含まない)の
製造方法である。
の機能および制限地図(1A)ならびに遺伝子RIB5
のサブクローニング(1B)を示す。図3は、プラスミ
ドpJR235の機能および制限地図を示す。
成(図4)、遺伝子置換による遺伝子RIB5の破壊
(図5)および野生菌株JC2aのKpnl(MATα
his−Δ1 leu2−3 leu2−112 ur
a3−52)(系列1)および2つの置換菌株AJ52
およびAJ53(MATαhis−Δ1 leu2−3
leu2−112 ura3−52 rib5−11)
(RIB5::URA)(系列2および3)で発酵させ
たゲノムDNAのサザンブロッティング(図6)を示
す。フィルターは、α−32Pで標識し、フラグメントK
pnI−KpnI3bから誘導されたゾンデでハイブリ
ッド形成した。
遺伝子PGK−RIB5の構造(図7)ならびにプラス
ミドpJR376の機能および制限地図(図8)を示
す。
A(系列1,2,3および4)ならびにJM101/p
JR380の、IPTGで誘導された細胞抽出物(系列
3,4,7および8)または誘導されなかった細胞抽出
物(系列1,2,5および6)の可溶性画分(系列1,
3,5および7)ならびに不溶性画分(系列2,4,6
および8)が分析された、クーマシー・ブルー(Coo
masie Blau)で染色された14%のポリアク
リルアミド・SDSゲル中での、E.コリ中のリボフラ
ビンシンテターゼ、Rib5−タンパク質の発現を示す
(図A)。図Bは、Rib5に対する特異的抗体の使用
下に、プレートA上に置かれたゲル中で分析された抽出
物の可溶性および不溶性画分のウエスタンブロッティン
グを示す。図10は、S.セレビシエ中のリボフラビン
シンテターゼの精製および特性表示を示す。図Aは、イ
オン交換カラム(Mono Q HR5/5)中の総タ
ンパク抽出物からのFPLCによる精製を示す。線形N
aCl勾配(不連続系列)を使用し、かつ種々の1ml
画分を、Rib5タンパク質の存在に関し、ウエスタン
ブロッティング(上部)および特異的リボフラビンシン
テターゼ活性(連続系列)により分析した。図Bは、S
DS−ポリアクリルアミドゲル中での電気泳動を示す:
系列1、S.セレビシエの総タンパク抽出物;系列2、
FPLCによって精製したリボフラビンシンテターゼ、
系列3、精製したリボフラビンシンテターゼのウエスタ
ンブロッティング。
ンテターゼの分子量決定を示す。
限地図は、ここで扱われる組換えDNAのベクターの概
略図である。地図の制限フラグメントの広がりはベクタ
ーの制限フラグメントの広がりに比例するが、フラグメ
ント間の距離は地図において算出される距離とは若干相
違する。制限フラグメントに対する指示は完全ではない
ので、特定のベクター中には、地図に示されているより
も多くのフラグメントが存在しうる。
の概念を定義する: DNA化合物:DNA分子およびDNA配列、ならびに
その遺伝産物をコードするために必要なすべての情報を
保持するフラグメント(転写および翻訳を活性化するそ
の配列を含む)、ならびにこのDNA中に含有されてい
る情報の発現の調節シグナル。本発明においては、とこ
ろどころ表現“本発明によるDNA化合物”は、本発明
によるリボフラビンシンテターゼ活性をコードするDN
A配列が考えられている意味で使用する。
(Saccharomyces cerevisia
e)のリボフラビンシンテターゼ活性をコードするDN
A。
オロチジン−5′−ホスフェート−デカルボキシラーゼ
をコードするDNA。
謝産物のリボフラビンへの変換法における反応に必要な
活性をコードするDNAセグメント。
が、サッカロミセス、カンジダ(Candida)、バ
チルス(Bacillus)、エレモテシウム(Ere
mothecium)およびアッシュビヤ(Ashby
a)を含めリボフラビンを生産するかまたは発現の際に
リボフラビンを生産する遺伝子を含有する生物体。
する遺伝子。
シエのDNA。
グベクター中へのDNAセグメントの組込みゲノム ゲ
ノテク(Genomische Genothek):
大体において当該生物体の全ゲノムを表わすDNAセグ
メントがクローニングされている、組換えDNAのクロ
ーニングベクターの束。
基対であってもよい、2つの相補性1本鎖DNA分子の
2本鎖DNA分子への対合法。
チル−8−リビチル−ルマジンからのリボフラビン生成
を触媒する酵素。
は工業的に重要なポリペプチドをコードするDNAセグ
メントの発現を制御するための、転写および/または翻
訳を活性化する配列を包含する、(専らではないが)プ
ラスミドを含む自律性複製または組込み手段。
限酵素の作用によって得られる直鎖DNA分子。
細胞。
変換を生じる、受容宿主細胞中へのDNAの組込み。
DNA配列。
ARNmのタンパク質への翻訳を惹起するDNA配列。
テターゼ活性をコードするDNA化合物 本発明の第1の対象は、S.セレビシエのリボフラビン
シンテターゼをコードするDNA化合物である。その製
造のためには、動原体ベクターYCp50中のS.セレ
ビシエGRF88のゲノムDNAのゲノム・ゲノテク
(ATCCにNo.37415で寄託された)を使用
し、これをS.セレビシエの菌株AJ10のrib5−
10の突然変異を例2による形質転換によって相補する
ことのできる配列の立証するために試験した。非機能性
リボフラビンシンテターゼ活性をコードする配列に影響
を与えるrib5−10突然変異が非機能性リボフラビ
ンシンテターゼの合成を決定し、この突然変異の担体菌
株中の6,7−ジメチル−8−リビチル−ルマジン媒地
中でのリボフラビン栄養素要求性および蓄積を生じる。
ゲノムゲノテク中の一連のベクターは、rib5−10
突然変異を相補し、リボフラビン不含最小培地中でのこ
れらベクターの担体菌株AJ10の形質転換細胞の成長
を可能にすることのできた、S.セレビシエの組込まれ
たDNA−フラグメントを含有していた。例2による遺
伝的破壊および配列決定は、ベクターの少なくとも1つ
は、遺伝子RIB5を担持しかつS.セレビシエ中のリ
ボフラビンシンテターゼ活性をコードするDNAフラグ
メントを組込んで含有していたことを示す。次いで、
S.セレビシエのRIB5遺伝子を、C.コリのJM1
01菌株の形質転換のために使用されたプラスミドpJ
R235(Yanish−Perron等,1985
年,Gene 33:103)の形成下にクローニング
した。E.コリの形質転換細胞JM101/pJR23
5は、NCIMBにおいてNCIMB No.4048
0で寄託された。図3は、プラスミドpJR235の機
能および制限地図を示す。
ゼ遺伝子のコーディング配列は、プラスミドpJR23
5の制限フラグメントKpnI−PstI 2.2kb
から単離することができる。この制限フラグメントおよ
びコーディング配列はヌクレオチドの配列決定によって
特性表示された。引き続き、リボフラビンシンテターゼ
活性をコードするDNA配列が、S.セレビシエの遺伝
子中のコーディング領域の3′−末端をフランキングす
るDNA部分(SEQ ID NO1)と一緒に示され
る。2本鎖DNA分子のコーディング鎖または“セン
ス”鎖の配列のみが示される。これは、左から右へ5′
→3′方向に記入されている。ヌクレオチド配列を番号
付けする場合、番号はDNA配列に沿って出現する。各
DNA配列の列の直接下方には、アミノ末端方向で左か
ら右へ→末端カルボキシル、DNAによりコードされる
リボフラビンシンテターゼのアミノ酸基配列が示され
る。各アミノ酸基はそれをコードするヌクレオチドトリ
プレットの下方に出現する。アミノ酸基の配列を番号付
けする場合、番号はアミノ酸基の配列(SEQ IDN
O2)の下方に出現する。
オキシアデニル、G デオキシグアニル、C デオキシ
シチジル、T チミジル、ALA アデニン基、ARG
アルギニン基、ASN アルパラギン基、ASP ア
ルパラギン酸基、CYS システイン基、GLN グル
タミン基、GLU グルタミン酸基、GLY グリシン
基、HIS ヒスチジン基、ILE イソロイシン基、
LEU ロイシン基、LYS リジン基、MET メチ
オニン基、PHE フェニルアラニン基、PRO プロ
リン基、SER セリン基、THR スレオニン基、T
RP トリプトファン基、TYR チロシン基およびV
AL バリン基。
明の重要な部分であることを知っている。遺伝コードの
縮退(これにより停止シグナルおよびアミノ酸基の大多
数は1以上のコドンによってコードされている)に基づ
き、上記に示したリボフラビンシンテターゼのアミノ酸
配列は、多数のDNA配列によってコードすることがで
きる。これらのいずれか一方のDNA配列が本発明によ
るアミノ酸配列をコードするので、本発明は同様にこれ
らいずれか一方の配列をも包含する。
配列は、慣例の方法でまたは完全に保護されたデオキシ
リボヌクレオシドを使用してホスホルアミデート法によ
って合成することができる。これらの合成法は良く知ら
れており、ボーケージュ(Beaucage)等(19
81年,Tetrahedron Letters2
2:1859)の方法に従って実施することができる。
DNA配列は、たとえばアプライド・バイオシステムズ
社のモデル(Applied Biosystems
Model)380A(Foster City,C
A,USA)の自動的DNA合成装置を用いて製造する
ことができる。
Aコーディング配列のほかに、本発明によるリボフラビ
ンシンテターゼをコードするDNA配列の遺伝的変異型
が出現しうる。これらの遺伝的変異型は、天然に出現す
る型の遺伝的多様性を表わし、ヌクレオチドおよびアミ
ノ酸基の配列の、本発明による化合物との本質的相同性
を示すことができる。これらは完全に同じ活性を有しな
いとしても、何らかの方法で、本発明において示した類
似のヌクレオチド配列とは識別しうる。これらの遺伝的
変異型は本発明による化合物の等価物であり、本発明に
よるリボフラビンシンテターゼのコーディングDNA配
列との相同性に基づき得ることができる。
コードするだけではなく、S.セレビシエ中でのリボフ
ラビンシンテターゼの発現の調節に必要な、転写および
翻訳の活性化配列をもコードする、完全な機能的DNA
配列のクローニングに基づく。同時に、本発明によるリ
ボフラビンシンテターゼ遺伝子は、コーディング領域に
続く、転写の終結に責任がありかつDNAのプロセシン
グ−およびポリアデニル化シグナルを提供する配列を含
有する。これらの制御要素5′および3′は本発明の重
要なアスペクトである。pJR235遺伝子≒0.20
kbは、S.セレビシエのゲノム中で、リボフラビンシ
ンテターゼをコードするDNAに先行するゲノムDNA
に含有されているので、pJR235プラスミドは必然
的に、S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ遺伝
子の転写および翻訳の活性化配列を含有する。
リボソームRNAをコードする若干の配列は、コーディ
ング領域に先行しない活性化配列によって活性化される
が、活性化すべきDNAの前でコードされている。この
点で、コーディング領域に“先行する”というのは、リ
ボフラビンシンテターゼをコードするDNAのコーディ
ング鎖の5′−末端の5′方向のDNAに関する。pJ
R235プラスミド中にコードされている、S.セレビ
シエの転写および翻訳の活性化配列は、リボフラビンシ
ンテターゼをコードするDNAの発現を制御するため
に、正しい位置に存在する。pJR235の構成におい
て、リボフラビンシンテターゼをコードするDNAのコ
ーディング鎖の5′−末端には、プラスミドpJR23
5中のリボフラビンシンテターゼ遺伝子の転写および翻
訳の活性化配列に影響しうる欠失も挿入も組込まれてお
らず、その際この活性化配列は、pJR235プラスミ
ド中のリボフラビンシンテターゼをコードするDNAの
傍に存在する、直接に先行する制限フラグメントKpn
I−NdeI中に単離することができる。位置NdeI
は、リボフラビンシンテターゼタンパク質のアミノ酸1
8および19をコードするので、リボフラビンシンテタ
ーゼのアミノ末端端部のコーディング領域も同様にこの
フラグメントKpnI−NdeI中に含有されている。
上記の≒0.20kbのフラグメントKpnI−Nde
Iを含有する各制限フラグメントは、必然的に、本発明
による転写および翻訳の活性化配列をも含有する。次
に、pJR235中のコードされた、S.セレビシエの
転写および翻訳の活性化配列のDNA配列を記載する。
この配列は、化学的に合成し、pJR235プラスミド
から単離するか、またはpJR235プラスミドまたは
S.セレビシエのゲノム総DNAから、ポリメラーゼ連
鎖反応によって増幅することができる。pJR235プ
ラスミド中の活性化配列の配向を明らかにするため、制
限フラグメントを、制限酵素KpnIに典型的でありか
つ翻訳の開始コドンをも包含する、1本鎖の重複DNA
配列として表わす。
翻訳の活性化配列(SEQ ID NO3)
のアミノ末端メチオニン基をコードする5′−ATG−
3′に対して相補的である。
ビシエまたは類似の生物体中のそれぞれ任意のDNA配
列中で発現の制御のために使用することができる。S.
セレビシエ中のリボフラビンシンテターゼ遺伝子の転写
プロモーターは、種々のタンパク質形のコーディング領
域に融合することができる。転写および翻訳5′−AT
Gの開始コドンの前にある5′−配列は、たとえば制限
に適当な部位、たとえばNdelまたはNcolをつく
るためにS.セレビシエのプロモーターを重要なタンパ
ク質のコーディング領域と融合するためポリメラーゼ連
鎖反応によって拡張および変更することができる。
に、結合を可能にする2つの和合性末端を含有するよう
に適合することができる。このために、タンパク質のコ
ーディング領域により、異なる戦略が適用される。S.
セレビシエ プロモーターと重要なタンパク質のコーデ
ィング領域との融合は、例3に示した方法に従いポリメ
ラーゼ連鎖反応(PCR)によって行なうこともでき
る。例3には、S.セレビシエのリボフラビンシンテタ
ーゼのコーディング領域と、S.セレビシエのPGK遺
伝子の転写プロモーターおよび翻訳の活性化配列との融
合記録を記載する。類似の方法によって、S.セレビシ
エのリボフラビンシンテターゼのコーディング領域を各
任意の生物体の転写プロモーターおよび翻訳の活性化配
列と結合することができる。
をコードするDNAの発現を制御する際の転写および翻
訳の特定の活性化配列に制限されていない。本発明は、
S.セレビシエ中のリボフラビンシンテターゼ活性の発
現のために転写および翻訳の任意の活性化配列を使用す
ることを包含する。S.セレビシエ中の転写および翻訳
の多数の活性化配列は公知でありかつS.セレビシエ中
のリボフラビンシンテターゼ活性を制御するために使用
することができる。これら転写および翻訳の活性化配列
は、たとえば、全部ではないが、PGK、TPI、AD
Cl、ENOl、GALlおよびGAPの転写および翻
訳の活性化配列を包含する。種々の自律性複製配列およ
び上記に例示した、転写および翻訳の活性化配列のほか
に、他の生物体の転写および翻訳の自律性複製配列およ
び活性化配列を、リボフラビンシンテターゼ活性をコー
ドする本発明のDNA化合物と結合して、自律性複製配
列および活性化配列が活動することのできる宿主細胞中
のリボフラビンシンテターゼ活性の発現を制御する発現
ベクターを形成することができる。S.セレビシエは試
験管内での使用のための、リボフラビンシンテターゼ製
造のための適当な宿主であるが、S.セレビシエ以外の
宿主細胞中のリボフラビンシンテターゼ活性の発現を制
御する発現ベクターも、殊に他の生物体中のリボフラビ
ンの効力および生産能力を増加したい場合には使用する
ことができる。若干のリボフラビン生産性生物体は、ビ
タミンB2製造工業において使用される。この生物体の
ビタミンB2生産能力は、発酵の間生合成制限酵素の濃
度を高めることにより高め、有効にすることができる。
ンテターゼ遺伝子の制御配列 pJR235プラスミドも同様に、S.セレビシエのリ
ボフラビンシンテターゼ遺伝子の3′−制御配列を包含
する。一般に、mRNAの転写、ポリアデニル化および
プロセシングの終結に責任のある、遺伝子のコーディン
グ領域の停止コドンに続く配列は、≒500bpの領域
内でコードされている。従って、リボフラビンシンテタ
ーゼのカルボキシ末端端部をコードするDNAを包含す
る≒1.4kbのScal−PstIフラグメントは、
S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ遺伝子のm
RNAの転写、ポリアデニル化およびプロセシングの終
結シグナルをも含有する。pJR235プラスミド中の
転写の終結配列はこれら遺伝的構造中の転写終結を可能
にするため、他の組換え遺伝子構造に接合することがで
きる。
DNA配列の発現は、表現すべきコーディング領域のコ
ーディング鎖の3′−末端に、転写、ポリアデニル化お
よびRNAm−プロセシングの終結シグナルを挿入する
ことによって高めることができる。本発明は、S.セレ
ビシエおよび近縁の宿主生物体中の組換えDNAベクタ
ーの任意の遺伝生成物中での発現を高めるために使用す
ることのできる、転写、ポリアデニル化およびmRNA
プロセシングの終結シグナルを提供する。
ーが複製または組込まれ、かつリボフラビンシンテター
ゼ活性の発現のため転写および翻訳の活性化配列が使用
される各任意の宿主細胞中でのリボフラビンシンテター
ゼの発現を制御する発現ベクターの構成に使用すること
ができる。付加的に、本発明によるDNA化合物は、
S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ活性をコー
ドするため、および本発明によるリボフラビンシンテタ
ーゼの遺伝的変異型をコードする、S.セレビシエ以外
の菌株の相同DNA化合物の単離のために使用すること
ができる。従って本発明は、リボフラビンシンテターゼ
活性をコードする、プラスミドpJR235およびpJ
R376(下記に記載する)中のリボフラビンシンテタ
ーゼをコードする相同のDNA化合物をも包含する。
テターゼ活性の発現を制御する組換えDNA発現ベクタ
ー S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ活性をコー
ドする本発明によるDNA化合物は、この発現を制御す
る発現ベクターの構成のために使用することができる。
それでたとえばpJR235−プラスミドは、E.コリ
K12JM101/pJR235から例1に記載した方
法に従って単離することができる。このpJR235−
プラスミドからは、非常に有用な制限フラグメント、た
とえば全RIB5−遺伝子を含有する2.2kbのKp
nI−PstI、またはアミノ末端端部を除く全遺伝子
を含有する1.4kbのNdeI−StuI−フラグメ
ントを得ることができる。pJR235−プラスミド
は、S.セレビシエ中のリボフラビンシンテターゼ活性
の発現を広範に制御するpJR376の符号を有するプ
ラスミドの構成のための基礎として使用された。pJR
376−プラスミドは、リボフラビンシンテターゼのコ
ーディング配列からなる2.2kbの合成DNA−フラ
グメントを、S.セレビシエのグリコール性酵素3−ホ
スホグリコール酸キナーゼ(PGK)(Hitzema
n等,1982年,Nucleic Acids Re
s.,10:7791頁)の遺伝子プロモーターの発現
下に、E.コリおよびS.セレビシエ中での該プラスミ
ドの自律的複製を可能にする配列を含有する、YEp3
52−プラスミドに類似のマルチコピープラスミド、な
らびにE.コリ中のアンピシリン抵抗を伝達するβ−ラ
クタマーゼ遺伝子、およびオロチジン−5′ホスフェー
トのデカルボキシラーゼをコードしかつE.コリおよび
S.セレビシエ中のこの栄養要求性遺伝標識の選択を可
能にするS.セレビシエのURA3−遺伝子中へ接合す
ることによって得られる。添付図面の図1および2は、
YEp352−プラスミドの機能および制限地図を示
す。大体において、PGK−遺伝子はS.セレビシエ中
に発現する最も有効な遺伝子の1つであるので、その転
写物ならびにコードしたタンパク質は、全転写物および
細胞タンパク質の5%にまでに達する。PGK−プロモ
ーターは、種々の真核タンパク質の高度に有効な発現ベ
クターを生産するように操作することができる(Tui
te等,1982年,EMBO J. 1:63;De
rynck等,1983年,Nucleic Acid
Res., 11:1819;Mellor等,19
83年,Gene 24:1;Wood等,1985
年,Nature(ロンドン)314:446;Rot
hsteien等,1984年,Nature(ロンド
ン)308:662およびAdams等,1987年,
Nature(ロンドン)329:68)。
置−580〜−1のPGK−プロモーターを包含し、そ
の際番号付けは位置1として翻訳の開始コドン5′−A
TG−3′のデソキンアデノシルヌクレオチドではじま
り、該プロモーターはpJR235−プラスミドのリボ
フラビンシンテターゼ遺伝子のコーディング配列の発現
を制御する。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の使用に
よる遺伝的融合の構成は、ヨン(Yon)等(Nucl
eic Acids Res.,17:4895,19
89年)により記載されている。プラスミドpJR37
6の構成記録は、例3に詳細に記載されている。
ターゼは、菌株S.セレビシエのプラスミドpJR36
6担持細胞によって、高度に全細胞タンパク質の2%ま
での大きさに発現される。S.セレビシエ形質転換菌株
AJ53/pJR376の細胞抽出物は、6,7−ジメ
チル−8−リビチル−ルマジンのリボフラビンへの形質
転換を触媒することができるが、菌株S.セレビシエA
J53の細胞抽出物はこの形質転換を触媒することはで
きない。この転換反応の試験法は、例4Cに記載されて
いる。プラスミドpJR376は、S.セレビシエ中で
大量のリボフラビンシンテターゼを生産するための有効
な機構を、しかも全細胞タンパク質の約1%程度に利用
しうる。この理由からおよびS.セレビシエの培養は、
リボフラビンを天然に生産する他の生物体の培養よりも
費用がかからないので、S.セレビシエ/pJR376
形質転換細胞は、リボフラビンシンテターゼの製造のた
めに、他の組換えないかまたは“天然”のリボフラビン
シンテターゼ生産細胞よりも経済的かつ有効に使用する
ことができる。本発明によるS.セレビシエ/pJR3
76形質転換細胞は高度にリボフラビンシンテターゼを
生産するので、S.セレビシエのゲノムによりコードさ
れたリボフラビンシンテターゼをほぼ純粋な形で単離す
ることができる。例示したリボフラビンシンテターゼの
精製記録は、例4Cに記載されている。
テターゼをコードする本発明によるDNA化合物は、発
現ベクターの構成のために使用することができる。これ
らのリボフラビンシンテターゼ発現ベクターを用いて、
リボフラビンをリボフラビンシンテターゼにより触媒さ
れる反応により製造する宿主細胞を形質転換する場合、
細胞内のリボフラビンシンテターゼの濃度が増加する。
合成の制限因子がリボフラビンシンテターゼ活性である
限り、このリボフラビンシンテターゼ発現ベクターを含
有する宿主細胞は、非形質転換細胞よりも多量のリボフ
ラビンを生産する。
ボフラビンシンテターゼの濃度を高めるベクターは、次
の要素を含有していなければならない:1)リボフラビ
ンシンテターゼ活性をコードするDNA化合物;2)形
質転換すべき細胞中で活動しうるだけでなく、リボフラ
ビンシンテターゼをコードするDNAを制御するための
正しい位置および定位を有する、転写および翻訳の活性
化配列;3)宿主細胞中のベクターを保持する複製およ
び組込み機能。ベクターまたはDNAフラグメントの組
込み頻度は、宿主細胞によりコードされる活性に依存す
る。しかし、ベクターまたはDNAフラグメント中の特
定のDNA配列(たとえば組込みを促進するファージお
よびウィルスの配列ならびに宿主細胞のゲノムDNAの
相同配列)の存在は組込みを容易にすることがしばしば
確認される。
もちろん、このベクターを含有する宿主細胞の選択を可
能にする選択可能な要素をも含有しうる。しかし、これ
らの選択可能な要素は、ベクターまたはDNAフラグメ
ントを宿主細胞の染色体DNA中へ組込む場合には、不
要であるかまたは望ましくない。
現ベクターは、特定の選択可能な遺伝標識に制限されて
いない。専門家は、リボフラビンシンテターゼ発現ベク
ターを使用する場合には多くの選択可能な標識が適当で
あることを承知している。これらの選択可能な標識は、
栄養要求性選択遺伝子、たとえばleu2−菌株中の選
択可能なLEU2−遺伝子(Hinnen等,1978
年,Proc.Natl.Acad.Sci.,米国7
5:1929)、his2−菌株中の選択可能なHIS
3−遺伝子(Struhl 1982年,Nature
300:284)ならびにtrpl−菌株中の選択可
能なTRPl遺伝子(Hitzemann等,1980
年,J.Biol.Chem.,255:1207
3);優位選択を可能にする遺伝子、たとえば銅抵抗を
与えるCUPl−遺伝子(Henderson等,19
85年,Curr.Genet.,9:133)ならび
に抗生物質抵抗を与える遺伝子、たとえばG418、T
n601中の選択可能な遺伝標識(Timenezおよ
びDavies,Nature、287:869,19
80頁)、ヒグロマイシン、プラスミドpIT123中
の選択可能な遺伝標識(Kaster等,Curr.G
enet.,8:353,1983年)を包含する。
ラビン生産細胞中のリボフラビンシンテターゼ活性濃度
を高めるのに適当である。プラスミドpJR235は、
S.セレビシエの完全なリボフラビンシンテターゼ遺伝
子を含有するので、プラスミドpJR235でのS.セ
レビシエの形質転換はリボフラビンシンテターゼ遺伝子
のコピー数の増加を形成し、これが細胞内部の酵素濃度
の増加をもたらす。
ゼ遺伝子は、アッシュビヤ・ゴッシピィ(Ashbya
gossypii)およびエレモテシウム・アッシュ
ビィ(Eremothecium ashbii)中で
機能することから出発する。従って、プラスミドpJR
235の組込みによるA.ゴッシピィおよびE.アッシ
ュビィの形質転換はリボフラビンシンテターゼ遺伝子の
コピー数の増加、ひいては細胞内部における酵素濃度の
増加を生じる。しかし、S.セレビシエのリボフラビン
シンテターゼをコードする本発明による配列は、エレモ
テシウムおよびアッシュビヤから誘導される転写および
翻訳の活性化配列を、とくにこれら生物体に定められた
組換え遺伝子の構成のために制御することもできる。
ーは、ここに記載した特殊なベクターに制限されていな
い。本発明は、S.セレビシエの各任意の発現プラスミ
ドまたはS.セレビシエ中のリボフラビンシンテターゼ
の発現を制御する各ベクターを包含する。従って、本発
明は、S.セレビシエ中の機能性複製単位、たとえばプ
ラスミド2μの複製原単位および他の自律性複製配列を
使用するリボフラビンシンテターゼ発現ベクターを包含
する。また、本発明はプラスミドベクターに制限されて
おらず、本発明は、リボフラビンシンテターゼ活性を表
現しかつゲノム中でのウィルスによる複製または組込み
を使用し、例3に記載したように、宿主細胞中に維持す
る発現ベクターまたはDNA化合物をも包含する。
ードするDNA化合物を含有する発現ベクターで変換さ
れた組換え微生物 本発明の別の対象は、リボフラビンシンテターゼ活性を
コードする本発明によるDNA化合物を含有する発現ベ
クターで変換された組換え微生物である。これらの形質
転換細胞は、適当な宿主細胞中へ本発明による発現ベク
ターを接合し、引き続きこの細胞を、宿主細胞の染色体
DNA中への組込みまたはこの細胞中での複製に適当で
ある条件下で培養し、ならびに形質転換細胞を選択する
ことによって得られる。適当な宿主細胞は、酵母、細菌
または糸状菌のような各リボフラビン生産性または非生
産性微生物である。とくに、これらの微生物は、サッカ
ロミセス、エシェリキア、カンジダ、エルモテシウムお
よびアッシュビヤ属に属するが、他の属の微生物も本発
明による発現ベクターで変換することができる。これら
宿主細胞の形質転換に適当な条件は、形質転換すべき細
胞の種類に依存しかつ専門家に良く知られている。この
点で、次の文献を引用する:Maniatis等,19
82年,Molecular Cloning:A l
aboratory Manual,Cold Spr
ing Harbor Laboratory Pre
ss,Cold Spring Harbor,ニュー
ヨークおよびYeast Genetics,Eds:
J.F.T.Spencer,Dorothy M.S
pencerおよびA.R.M.Smith,Spri
nger出版(1983年)、これには微生物用の通常
の形質転換技術が記載されている。
101/pJR235の形質転換細胞が製造され、これ
は、NCIMBにおいてNo.NCIMB40480で
寄託された。
テターゼ活性の製造 本発明のもう1つの重要な対象は、S.セレビシエ リ
ボフラビンシンテターゼ活性の製造方法である。この方
法は大体において、本発明による発現ベクターで形質転
換された、S.セレビシエのリボフラビンシンテターゼ
をコードするDNA化合物を含有する生物体の培養を実
施することを要旨とし、その際この培養は、組込まれる
遺伝子の発現に適当な条件下に行なわれる。これらの条
件は、形質転換される微生物の種類に依存し、既に従前
に挙げた条件の範囲内に存在しうる。
ることができるか、または精製せずに直接、この酵素を
含有する粗製細胞抽出物から使用することができる(例
4)。
リボフラビンシンテターゼ遺伝子のコーディング配列
ならびにS.セレビシエ中のこの遺伝子の発現を制御す
る一連の発現ベクターを利用する。S.セレビシエ中で
のリボフラビンシンテターゼの生産は高い発現速度およ
び酵素の簡単な単離を可能にするので、これは新規フラ
ビン化合物を製造するための新規ルマジン誘導体の試験
管内縮合を触媒するのに使用することができる。S.セ
レビシエ、カンジダ・グリエルモンジ(Candida
guilliermondii)、カンジダ・フラレ
リ(Candida flarerii)、エレモセシ
ウム・アッシュビィ(Eremothecium as
hbyii)、アッシュビヤ・ゴッシピィ(Ashby
a gossypii)および他のリボフラビン生産性
生物体を、重要な宿主細胞中でのリボフラビンシンテタ
ーゼの発現を制御する本発明による発現ベクターで形質
転換すると、形質転換された細胞中に高いビタミン含量
が生じる。
したように、細胞不含系中で6,7−ジメチル−8−リ
ビチル−ルマジンからリボフラビンを製造するために使
用することができる。リボフラビンは天然のビタミンで
あるだけではなく、たとえばFMNおよびFADのよう
な他の重要な補助因子の製造用出発物質である。リボフ
ラビンシンテターゼの別の重要な使用分野は、本発明に
よるリボフラビンシンテターゼに関し新規フラビン誘導
体の製造のために認めることのできる種々の6,7−ジ
メチル−8−リビチル−ルマジン化合物の縮合である。
ルマジンからのリボフラビンの製造 本発明のもう1つの重要な対象は、6,7−ジメチル−
8−リビチルルマジンからのリボフラビンの製造方法で
ある。この方法は、大体において、6,7−ジメチル−
8−リビチル−ルマジン含有溶液を、本発明によるS.
セレビシエ リボフラビンシンテターゼと一緒にするこ
とを要旨とする。このシンテターゼは、精製された形
で、ならびに既述したように、このシンテターゼを含有
する粗製細胞抽出物の使用により精製せずに使用するこ
とができる。この方法は、溶液中でまたは酵素またはシ
ンテターゼ含有細胞を適当な担体に固定することにより
実施することができる。
いて実施することができる。
の酵素を結合することのできる固体担体材料としては、
この種の方法に常用のもの、たとえばカラゲナン、セフ
ァロース(SIGMA)または他の適当な担体が挙げら
れる。
フラビンは6,7−ジメチル−8−リビチル−ルマジン
から細胞不含の系中で製造される(例4)。
ラビンシンテターゼの使用下に、この酵素により基質と
認識することのできる、6,7−ジメチル−8−リビチ
ル−ルマジン以外のルマジン誘導体から新規フラビンま
たはフラビン誘導体を製造する方法である。
粋な形でまたは粗製細胞抽出物で使用することができ、
この方法は溶液で、ならびに純粋な酵素またはこの酵素
を含有する細胞抽出物の細胞を、適当な固体担体に固定
することにより、上述した形で実施することができる。
天然物でない(天然に産出されない)フラビンを合成す
るために使用することができる。本発明による発現ベク
ターは、新規フラビンまたはフラビン誘導体製造のため
天然に出現しないルマジンの試験管内縮合のために使用
することができ、粗製細胞抽出物中のリボフラビンシン
テターゼを製造する有効かつ廉価な方法を提供する。リ
ボフラビンシンテターゼの担体として適当である天然物
でないルマジン誘導体の探索は、基質として天然物でな
いルマジン誘導体を受容するリボフラビンシンテターゼ
突然変異体の探索によって完成することができる。本発
明は、これらのリボフラビンシンテターゼ突然変異体を
探索するための出発物質を提供する。
例は本発明を明らかにするだけで、制限するものではな
い。
プラスミドpJR235の製造 1.A. E.コリK12JM101/pJR235の
培養 NCIMBにNo.40480で寄託されているE.コ
リK12JM101/pJR235凍結乾燥物は、下記
方法において接種培地として使用することができる。
NaCl 10gおよび酵母エキス5g)1l(アンピ
シリン100μm/lを含有する)に、E.コリK12
JM101/pJR235接種培養物を接種し、37℃
で通気下に、590mn(O.D.590)における光学
密度が≒1になるまでインキュベートした。次いで、培
養物にクロラムフェニコール150mgを加え、インキ
ュベーションを16時間続けた。クロラムフェニコール
の添加はタンパク合成、それと共にあとでの細胞分裂を
阻止するが、プラスミドの複製は妨げない。
ル(Sorvall)GSAロータ(Du Pont
Co. Biotechnology System
s,ウィルミントン在、DE19880−0024)中
で6000r.p.m.で遠心分離した。生じた上澄み
は捨て、細胞沈殿物をTES緩衝液(トリス−HCl
10mM,pH=7.5;NaCl 10mMおよびA
DTA 1mM)40ml中で洗浄し、沈殿させた。上
澄みを再び捨て、細胞沈殿物をドライアイスおよびエタ
ノール含有浴中で凍結し、引き続き再び解凍した。解凍
した細胞沈殿物を改めて、サッカロース25%およびE
DTA50mMからなる溶液10mlに懸濁させた。引
き続き、この溶液に、リゾチーム5mg/ml、EDT
A0.25M 3ml、pH=8.0、ならびにリボヌ
クレアーゼA100μlからなる溶液を混合し、次いで
これを15分間氷中でインキュベートとした。リゾチー
ムで処理した細胞に、溶解液(10%のTriton−
X 100 3ml、EDTA 0.25M 75m
l、pH=8.0、トリス−HCl 1M15ml、p
H=8.0および水7mlを混合することにより製造)
3mlを添加し、混合した後、生じた溶液を15分間氷
中でインキュベートした。凍結乾燥した細胞を、ドライ
アイス・エタノール浴中で凍結し、引き続き再び解凍し
た。
kman,7360 Lincoln.Ave.,Li
ncolnwood,IL60646)中で25000
r.p.m.で40分遠心分離し、緩衝したフェノール
で抽出することにより溶液から除去した。
ウム50mg/mlからなる溶液約1mlを上記溶液に
加え、引き続き溶液を40mlにし、超遠心機Vti5
0(Beckman)の管に入れた。管を密封し、溶液
をロータVTi50中、42000r.p.m.で遠心
分離した。生成したプラスミドの、紫外線で可視性にし
た横盤を単離し、管およびロータTi57に入れ(容積
適合は、CsCl 0.761g/mlを含有するTE
Sを用いて実施した)、50000r.p.m.で16
時間遠心分離した。プラスミド横盤(Plasmidq
uerscheibe)を改めて単離し、臭化エチジウ
ムを除去するため、食塩で飽和したイソプロパノールで
抽出し、TES緩衝液で1:3に希釈した。引き続き、
溶液に2容のエタノールを加え、次にこれを夜どおし−
20℃でインキュベートした。プラスミドDNAを、ロ
ータSS34(Du Pont Co., Biote
chnology Systems, Wilming
ton,DE 19880−0024)中で10000
r.p.m.で溶液を15分間遠心分離することにより
沈殿させた。
R235(≒1mg)を、TE緩衝液(トリス−HCl
10mM,pH=8.0およびEDTA 1mM)1
mlに再懸濁させ、−20℃で保存した。
5の機能および制限地図が示されている。
分析 リボフラビンシンテターゼをコードする、S.セレビシ
エのRIB5−遺伝子を含有するDNA−フラグメント
の一般的製造方法は、劣性のrib5−10突然変異体
を機能的に相補することのできる、S.セレビシエのゲ
ノムライブラリーからクローンを単離することを要旨と
する。rib5−突然変異体が、S.セレビシエ中のリ
ボフラビンシンテターゼをコードするRIB5−遺伝子
に影響を及ぼし、この突然変異を含有する菌株は、リボ
フラビン不含培地中で成長不能になる。
する遺伝子中の影響されたrib5−突然変異体 rib5突然変異の頻度を上げるために、突然変異原エ
チルメタンスルホネート(30μl/ml)(EMS;
Sigma)を使用した。突然変異誘発をS.セレビシ
エの菌株SI502(MATa his−3−Δ1 l
eu2−3 leu2−112 ura3−52)の細
胞中で常法に従って実施した(Lawrence,C.
W.Guide Yeast Genetics an
d Molecular Biology 所属、Me
thods Enzymol.,194:273,19
91年)。リボフラビンを補足(20μg/ml)した
YPD培地中に突然変異誘発した細胞2×105を接種
し、引き続きリボフラビンなしの完全な合成培地(SC
−rib)中で複製した後、リボフラビン不含培地中で
成長できない栄養要求性突然変異体を検出し、選択した
(Sherman,F.Guide Yeast Ge
netics and MolecularBiolo
gy 所属、Methods Enzymol.,19
4:1,1991年)。rib5−突然変異体を、リボ
フラビンに対し栄養要求性の突然変異体のうち、6,7
−ジメチル−8−リビチル−ルマジンを培地中で蓄積す
る能力につき確認した。RIB5−遺伝子のクローニン
グのために、突然変異体AJ10(MATa his−
3−Δ1 leu2−3 leu2−112 rib5
−10 ura3−52)を選択した。
ドpJR211の単離 RIB5−遺伝子を有しかつS.セレビシエの菌株AJ
10のrib5−10突然変異を完成することのできる
プラスミドの単離のために、動原体プラスミドYCp5
0中でS.セレビシエGRF88(ATCCからATC
C No.37415で得られた)からのDNAを使用
した。実際に、酢酸リチウムで処理することによって得
た、S.セレビシエの菌株AJ10の能力細胞を、例1
Bに記載した方法と類似に、YCp50中の遺伝子のD
NA65μgと共にインキュベートした。反応混合物
を、ベクターYCp50中に含有されている遺伝標識U
RA3および遺伝子ライブラリーのプラスミド中に含有
されている単離すべきRIB5−遺伝標識の二重選択を
実施するため、リボフラビンもウラシルも含有していな
かった完全な合成培地中へ接種した。合計13000と
評価された形質転換細胞(Phenotyp Ur
a+)から、ウラシルおよびリボフラビン不含培地(P
henotyp Ura+,Rib+)中で成長しうる3
つのクローンを得た。その担体がこの3つの形質転換細
胞であったプラスミドを、細菌中での形質転換により回
収し、制限酵素を用いて特性決定した(Strathe
rnおよびGuide,Yeast Genetics
and Molecular Biology,Me
thods Enzymol.,194:319,19
91年)。この3つのプラスミドは同じ制限モデルを有
し、そのうちの1つpJR211を別の分析のために選
択した。ベクターYCp50および組込まれた≒13k
bのDNAフラグメントからなるプラスミドpJR21
1は、菌株AJ10中へ組込む場合、同じ効率でrib
5−10およびura3−52突然変異を完成すること
ができる。
ニングおよびプラスミドpJR235の構成 RIB5−遺伝子を含有する最小のDNA−フラグメン
トを限定するために、プラスミドpJR211のフラグ
メント≒13kbの一連の制限酵素の地図を作製し、種
々の低位フラグメントを単離し、エピソームベクターY
Ep352に結合した。生じたプラスミドを、rib5
−突然変異を完成する能力を調べ、それから、RIB5
−遺伝子がフラグメントKpnI−PstI≒2.2k
b中に含まれていたことが明らかになった。ベクターY
Ep352およびサブクローニングに使用されたフラグ
メントの機能および制限地図は、添付図面の図1に示さ
れている。フラグメントKpnI−PstIをプラスミ
ドpJR235の生成下にベクターYEp352中にク
ローニングし、該プラスミドの制限および機能地図は添
付図面の図3に示されている。
有する菌株の構成 RIB5−遺伝子のコーディング領域の大部分の安定な
遺伝的欠失を有するS.セレビシエ菌株を構成するため
に、1工程の遺伝的破壊法(Rothstein,R.
Recombinant DNA,Part C,Me
thods Enzymol.,101:202,19
83年)を使用した。この方法は、酵母の反応の間ゲノ
ム中の相同配列と直接に相互作用することにより組換え
を刺戟する自由端を有するDNA分子の組換え能力を基
礎としている。こうして、重要な遺伝子中で破壊が試験
管内で形成されるので、遺伝子の配列は選択可能な標識
の1つによって置換される(たとえばURA3)。試験
管内で形成される破壊は、図4および5に示したよう
に、あとで反応の間ゲノム配列の置換のために使用され
る。この構成の1例を次に記載する。
4は差当りNcolで消化して末端をポリメラーゼIの
クレノウフラグメントで処理することにより平滑にし、
引き続きBamHIおよびフラグメントBamHI−N
col≒2kbで消化し、RIB5−遺伝子の5′−末
端をフランキングし、アガロースゲル中で精製し、ブル
ースクリプト(Bluescript)KS+ベクター
(Stratagene,La Jolla,CA,U
SA)に結合し、BamHIおよびSmaIで消化し、
E.コリJM101に形質転換した。組換えプラスミド
を選択し、pJR278と命名した。同様にして、RI
B5−遺伝子の3′末端をフランキングするプラスミド
pJRの14のフラグメントKpnI−PstI≒0.
8kbを差当りPUCl 9にサブクローニングし(Y
anisch−Perron等,Gene 33:10
3,1985年;New England Biola
bs,ボストン,MA 米国およびBethesda
Research Laboratories,Mar
yland,米国で入手)、これからフラグメントとし
てHindIII−KpnI≒0.8kbを除去し、あ
らかじめHindIIIおよびKpnIで消化したpJ
R278に結合し、E.コリJM101に形質転換し
た。
と命名した。最後に、S.セレビシエの機能URA3−
遺伝子(Botstein等,Gene 8:17,1
979年)を含有するHindIII−HindIII
フラグメント≒1.1kbを、pJR298プラスミド
の生成下に、pJR297にクローニングした。Kpn
IでのpJR298の消化は、RIB5遺伝子の5′お
よび3′末端をフランキングする配列からフランキング
されるURA3−遺伝子からなる≒1.9のフラグメン
トを遊離する。このフラグメントを精製し、DNA7μ
gをリボフラビンに対し原栄養体菌株S.セレビシエJ
C2a(MATαhis 3Δl leu2−112
ura3−52)の転換のために使用した。形質転換
は、形質転換細胞の選択のために、転換の際に使用した
DNAフラグメントが構成されていたウラシル不含培地
SC−uraにクリーム状に固まった。
7のうち2つはRib表現型であり、これはここでは天
然のRIB5遺伝子が試験管内欠失によって置換されて
いたことを示す。引き続き、この菌株に溶解した、RI
B5遺伝子AJ53(MATαhis 3Δl leu
2−3 leu2−112 rib5−Δ11:URA
3 ura3−52)の分裂を、サザンハイブリッド形
成(図3)およびrib5突然変異体による完成によっ
て確認した。
S.セレビシエ菌株の構成 既述したように、RIB5−遺伝子のプロモーターを、
この生合成遺伝子の構成のための大きい発現を可能にす
るプロモーターによって代えることは非常に有益であり
うる。この形質転換体を含有するプラスミドは、大量の
リボフラビンを生産する酵母株の製造のために使用する
ことができる。
びに酵母中へ強く表現可能で、3−ホスホグリセレート
キナーゼPGKをコードする構成遺伝子のプロモーター
を知ったことによって、PGK遺伝子プロモーターによ
るRIB5−遺伝子のコーディング領域を、ヤン(Yo
n)等(Nucleic Acids Res.,1
7:4895,1989年)により記載された方法に従
いポリメラーゼ連鎖反応によって調節する調節が計画さ
れた。
ラグメントの製造のため、4つのヌクレオチドをアプラ
イドバイオシステムス(Applied Biosys
tems)社のModel380A(Foster C
ity,CA,米国)の自動DNA合成装置中で合成
し、引き続きメーカーにより記載されたようにゲル電気
泳動によって精製した。このプライマーのヌクレオチド
配列およびその明細は次のとおりである:
ィング鎖のヌクレオチド配列(ヌクレオチド−580〜
−620,Hitzeman等(Nucleic Ac
ids Res.,10:7791,1982年)によ
る番号付けした)に相同である(ヌクレオチド8〜2
8)。さらに、このプライマーは、その5′末端に、制
限酵素Ncol(ヌクレオチド1〜6)およびBamH
I(ヌクレオチド5〜10)の認識塩基の配列を有す
る。プライマーBはPGK−遺伝子のコーディング鎖の
ヌクレオチド配列(ヌクレオチド−17〜+13)に対
して相補的である。プライマーCは、そのヌクレオチド
1〜15が、PGK−遺伝子コーディング鎖のヌクレオ
チド配列(ヌクレオチド−12〜+3)およびRIB5
遺伝子のコーディング鎖のヌクレオチド配列(ヌクレオ
チド+1〜+15、上記に記載したように番号付けし
た)に相同である。プライマーDは、RIB5−遺伝子
のコーディング鎖のヌクレオチド配列(ヌクレオチド+
738〜+755)に対して相補的である。
M;KCl 50mM,MgCl22mM、各デソキシ
ヌクレオチド三リン酸80nM、各プライマー[Aと
B、CとDまたはAとD]50pmol、下記に記載し
たようなDNA型50ngおよびTaqポリメラーゼ
0.5単位からなる反応混合物100μlを製造した。
反応は、DNAサーマルサイクラー(DNA Ther
mal Cycler)(Perkin−Elmer
Cetus,Norwalk,CT,USA)中で30
サイクル宛実施した。各サイクルは、94℃で1分の熱
作用による変性工程を包含し、これに55℃で2.5分
間のDNAに対するプライマーのリアニーリングおよび
72℃で2.5分間のTaqポリメラーゼによる連鎖延
長工程が続く。反応混合物に対し、制限酵素反応前にク
ロロホルムで1回抽出した1滴の鉱油を加えた。
シエX2180−1Aの野生型菌株(この菌株はYea
st Genetic Stock Center,カ
リフォルニア大学、Berkely,CA,米国で入手
することができる)のゲノムDNAを含有しかつPhi
lipsen等(Guide Yeast Genet
ics and Molecular Biology
所属、Methods Enzymol.,194:
169,1991年)により記載された方法に従って製
造した第1の反応混合物中に、PGK−遺伝子プロモー
ター(nt−580〜+3)を含有しかつさらに遠位の
5′−末端にNcolおよびBamHIの認識配列を有
しているDNAフラグメントを複製した。
pJR235のDNAを含有する第2の反応生成物にお
いては、RIB5−遺伝子(nt+1〜+755)のコ
ーディング領域が複製されていて、さらにヌクレオチド
+1に相当する末端にPGK遺伝子に相当する配列(n
t−12〜+3)を有していた。
つの反応において複製された2つのフラグメントに相当
する精製されたDNA(各フラグメントの250ng)
を含有する第3の反応混合物においては、RIB5−遺
伝子のコーディング領域(nt+1〜+755)を有す
るPGK−遺伝子プロモーターの配列(nt−580〜
+3)が、図4Aに示したように存在するDNA−フラ
グメントが複製されていた。
し、BamHIで消化し、BamHIおよびSmaIで
消化したYEp352−ベクターをクローニングし、こ
れによってプラスミドpJR376が生成した(図
8)。引き続き、複製反応後は欠陥のない遺伝的融合P
GK−RIB5の正しいヌクレオチド配列を順列決定に
よって確認した。
に、合成trcプロモーターを有するベクターpTrc
99Aを使用した(Amann等,Gene69:30
1,1988年。このベクターは、Pharmacia
LKB Biotechnology(Uppsal
a,Schweden)で入手できる)。trcプロモ
ーターの制御下にRIB5遺伝子のコーディング配列を
調節するために、あらかじめカドワキ等(Gene 7
6:161,1989年)により記載された方法による
突然変異誘導によって、RIB5遺伝子のコーディング
配列の開始コドン5′−ATG−3′のまわりに制限部
位Ncolを形成した。このために、プライマーとして
2つのオリゴヌクレオチドを使用した:E,制限部位N
colの形成のためおよびD,さきに例3Aに記載した
ものに一致する。これらのオリゴヌクレオチドを、アプ
ライド・バイオシステムス社のモデル380A(Fos
ter City,CA,米国)のDNA合成装置中で
製造した。その配列は次のとおりである:
鎖反応(PCR)(トリスHCl 10mM,pH7.
3;KCl 50mM,MgCl2 2mM、個々のデ
ソキシヌクレオチド三リン酸それぞれ80nM,プライ
マーDおよびEそれぞれ50pmol,プラスミドpJ
R235のDNA50ngおよびTaqポリメラーゼ
(Kit Gene Amp,Perkin−Elme
r Cetus)0.5単位含有)において、開始コド
ン5′−ATG−3′中に制限部位Ncolを有するR
IB5遺伝子の変更配列を含有するDNA−フラグメン
トを複製した。このフラグメントをアガロースゲル中で
精製し、NcoIで消化し、あらかじめNcoI−Sa
mIで消化したpTrc99A−ベクターに結合し、
E.コリJM101に形質転換した。組換えプラスミド
を選択し、pJR380と命名した。
遺伝子の発現のために、プラスミドpJR380で形質
転換したE.コリJM101細胞を16時間NZYAm
P10 0−培地中で成長させ(カゼイン加水分解物1%、
NaCl 0.5%、酵母エキス0.5%、MgSO4
0.2%およびアンピシリン100μg/ml)、そ
れをイソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド
(IPTG)1mMで2時間誘発した。発現プラスミド
pJR380で形質転換した細胞は、pTrc99A−
ベクターで形質転換したものよりも緩慢に成長した。I
PTGで誘発後、発現プラスミドpJR380を含有す
る細胞は停止するまで成長した。この形質転換細胞の検
鏡は、光屈折性細粒(封入体と呼ばれる)を細胞極中に
含有しておりかつ大量の不溶性異物タンパク質を含有す
る形態学に典型的である伸長細胞の出現を示した(Sh
arma,S.K.,1986年,Separatio
nSci. Technol.,21:701〜72
6,1986年)。
て取得し、溶菌緩衝液中に改めて懸濁させ、超音波によ
り分解し、細胞抽出物を、サムブルック(Sambro
ok)等により記載された方法(1989年,Mole
cular cloning,A laborator
y manual.,Cold spring Har
bor,New York,Cold spring
Harbor Laboratory Press)に
従い、4℃および12000r.p.m.で15分遠心
分離することによって可溶性画分と不溶性画分に分け
た。
よって分析し、ゲルをクーマシーブルーで染色した。可
溶性画分では正常バンドに対し付加的バンドは出現しな
かったが、発現プラスミドpJR380で変換された細
胞の不溶性画分は、クローニングRIB5−遺伝子のコ
ーディング領域の誘導重量に一致する約24kDaの分
子量の強いバンドを示した(図5)。この結果は、E.
コリ中のRIB5−タンパク質は、タンパク質の大部分
が不溶性の酵素不活性の形で存在しかつその抽出のため
にデタージェントまたは変性剤の使用が必要であるとき
でも、高度に表現することができる。
Rib5の製造および精製 E.コリJM101中に表現される不活性Rib5−タ
ンパク質は、下記に記載するように、ポリクローナル抗
体製造の際免疫原として使用するために好適である。発
現プラスミドpJR380で形質転換し、IpTGで誘
導した、例4Aに記載したように製造した細胞250m
lからの、Rib5−タンパク質を含有する不溶性沈殿
物を、蒸留水20mlで洗浄し、0.1Mトリス・HC
l(pH=8.5)4mlおよび尿素3Mに溶解した。
混合物を4℃、12000r.p.m.で15分遠心分
離し、尿素を0.1Mトリス・HClへの透析により除
去した。タンパク質99%の純粋なRib5−タンパク
質(測光により決定)(図9−A)合計5mgが得られ
た。
m)を得るためあらかじめ採血したニュージーランドウ
サギを、100mMのトリス・HCl(pH8.5)
0.5mlおよび100℃で3分変性し、完全なフロイ
ントアジュバント(Hoechst−Behring)
で乳化したSDS2%中のRib5−タンパク質100
μgを皮下注射した。引き続き、ウサギを全部2週間更
新用量で接種し、初期免疫化から6週間後に、免疫血清
を得るために採血した。
るRib5−タンパク質をAffi−ゲル 10−Ma
trix(Bio Rad,Richmond,CA)
に結合して含有していたカラム中でのアフィニティー・
クロマトグラフィーにより、メーカーの指示に従って精
製した。カラムを、Staph緩衝液(NaH2PO
41.6μM,Na2HPO4・7H2O 1.1μM,T
riton X1001%,SDS 0.1%,NaN
3 0.1%,NaCl 0.1M,デソキシナトリウ
ムコレート 0.5%)で徹底的に洗浄し、引き続き
0.2Mグリセリン(pH2.2)20容量で溶離し、
溶離液を直ちに1Mトリス・HCl(pH=8.8)1
/9容量で中和し、0.1%アジドの存在で4℃で保存
した。これらの抗体がE.コリの総タンパク質のウエス
タンブロッティングで検出された場合、適当な大きさの
ポリペプチドとの反応が観察された。クーマシーブルー
で染色されたゲルにおけるように、ウエスタンブロッテ
ィングにより検出されたRib5−タンパク質の大部分
は不溶の形で存在していた(図9−B)。
シンテターゼの精製 リボフラビンシンテターゼは、2分子の6,7−ジメチ
ル−8−リビチル−ルマジンからのリボフラビン−およ
び5−アミノ−6−リビチル−アミノ−2,4(1H,
3H)−ピリミジンジオン分子の生成を触媒する。この
酵素は、幾つかの微生物および植物中に見出され、アッ
シュビヤ・ゴッシピィ(Ashbyagossypi
i)、エシェリキア・コリおよびホウレンソウの半精製
製剤が製造された。酵母からのリボフラビンシンテター
ゼは、精製法が非常に費用がかかりかつ面倒であるにも
拘らず、既に約5000回精製された(Plaut,
G.W.E等,Biochemistry 9:771
〜785,1970年)。
含む)の細胞抽出物中のリボフラビンシンテターゼ含量
は僅かであり、これがその精製および特性表示を困難に
する。従って、酵素の簡単で再現可能な精製法ならびに
酵素活量によらない別の検出法を使用することが望まし
い。
ゼの精製のために、YPD培地中のOD600=1.5〜
2.0を有する野生型菌株X2180−1aの細胞の培
養液250mlからの、ミカエリ(Michaeli)
等(EMBO J.,10:3045,1989年)の
方法による細胞抽出物を製造した。得られた細胞抽出物
1ml(タンパク質≒5mg/ml)を、あらかじめト
リス・HCl緩衝液(pH=7.5)20mMで平衡に
したイオン交換カラムMonoQ HR−5/5(ph
armacia)を使用してFPLCクロマトグラフィ
ーによって分別した。保持されたタンパク質を、NaC
l 0〜0.5Mの連続的勾配法で溶離し、画分1ml
を、例4Bからの方法によって得られたanti−Ri
b5−抗体を用いるウエスタンブロッティングによって
分析した。anti−Rib5−抗体は画分22(25
0mMのNaCl濃度に一致)中に溶離した約24kD
aのポリペプチドと特異的に反応した。このポリペプチ
ドの分子量は、クローニング遺伝子のコーディング領域
のヌクレオチド配列の誘導重量と一致する。
の画分を、バッシャー(Bacher)等により記載さ
れた方法(Methods Enzymol,122:
192,1986年)によりリボフラビンシンテターゼ
活性を調べた。試験混合物は実際に、リン酸カリウム
(pH=7)50mM、NaHSO4 10mM、6,
7−ジメチル−8−リビチル−ルマジン(Plautお
よびHarveyにより記載された方法(Method
s Enzymol,18B:515〜538,197
1年)により合成)0.6mMおよび試験すべき画分1
50μl(全容量1ml中)を含有していた。反応混合
物を暗所中で1時間37℃でインキュベートした。イン
キュベーション時間の初めと終りに、試料を採取し、タ
ンパク質をトリクロル酢酸15%の添加により沈殿させ
た。
ける光学密度の増加(470nmにおけるリボフラビン
のモル吸光=9300)から計算し、比活性は毎時タン
パク質1mgあたり生成したリボフラビンnmolで表
わした。結果は、リボフラビンシンテターゼ活性はNa
Cl濃度250mMで溶離した画分22において最大を
示し、その際これはanti−Rib5−抗体と反応し
たポリペプチド中に確認されたと同じ画分である。
件下で電気泳動により分析し、ゲルを銀で染色する(M
orrisey,Anal.Biochem.,11
7:507,1981年)場合、抽出物の総タンパク質
の99%以上に達しかつ約24kDaの分子量を有する
単1つの大きいバンドが出現し、これはクローニング遺
伝子のコーディング領域のヌクレオチド配列の誘導され
た分子量と一致する(図10−B)。
シンテターゼの特性表示 4.D.1 リボフラビンシンテターゼのアミノ末端端
部の配列決定 真核生物の生物体中では、ポリペプチドへのmRNAの
有効な翻訳の後、しばしば成熟ポリペプチド製造のため
あとでの修飾が必要である。Rib5−タンパク質がそ
のアミノ末端端部に何らかの変化を有するか否かを確認
するためおよび本発明により提案された出発コドン(O
RF中の相中の最初のATG)が実際にRib5−タン
パク質に使用された出発コドン(ORF中の相中の最初
のATG)と一致することを立証するために、Rib5
−タンパク質のアミノ末端端部を配列決定した。例4C
による方法に従いイオン交換クロマトグラフィーによっ
て精製したRib5−タンパク質5μgを、アクリルア
ミド14%を含有するゲル中で変性条件下での電気泳動
にかけ、マツダイラの方法(J.Biol.Che
m.,262:10035,1987年)に従いジフル
オロポリビニリデン膜PVDF(Inmobilon−
P,Millipore Corporation,B
edford,MA)上へ移した。
し、Rib5−タンパク質に一致する、照射により可視
的になったバンドを切取り、アプライド・バイオシステ
ムズ社のModel 470のタンパク質シークエンサ
ー(Protein−Sequencer)(ガス相シ
ークエンサー)(Foster City, Ca,米
国)中で配列決定した。最初の8つの分析したアミノ酸
基の配列:NH2−Met−Phe−Thr−Gly−
Ile−Val−Glu−Cys−・・・・・−COO
Hは、クローニング遺伝子のヌクレオチド配列から誘導
されたアミノ酸配列と同じであり、これは本発明の範囲
内で提案された出発コドン(ORF中の相中の最初のA
TG)は適正なものであることおよびRib5−タンパ
ク質、リボフラビンシンテターゼはそのアミノ末端端部
に変化を有しないことを指摘する。
シンテターゼの分子量測定 リボフラビンシンテターゼが自然条件下でモノマーの形
またはマルチマーの形で存在するか否かを確認するため
に、Rib5−タンパク質の分子量を自然条件下で測定
した。例4Cにより精製したRib5−タンパク質
(0.5μg)を4%〜20%のポリアクリルアミド勾
配のゲル(Bio−Rad,Richmond,CA)
中でトリス−グリシン緩衝液(トリス25mM,グリシ
ン150mM)中、4℃、25mAで12時間、チログ
ロブリン(Tiroglobulin)(669kD
a)、フェリチン(Ferritin)(440kD
a)、カタラーゼ(232kDa)、ラクテートデヒド
ロゲナーゼ(140kDa)およびウシ血清アルブミン
(67kDa)からの自然の遺伝標識と一緒に分析し
た。
然条件下のRib5−タンパク質の分子量をアンデルセ
ン(Andersen)等(FEBSLett.,2
0:199,1971年)により記載された方法に従っ
て評価した。結果(図11)は、Rib5−タンパク質
は非変性条件下では約72kDaの分子量を有すること
を示し、これはリボフラビンシンテターゼは自然の状態
では3つの同じRib5−ポリペプチド−サブユニット
からなるマルチマーであることを意味する。この結果
は、デービス(Davies)およびスターク(Sta
rk)により記載された方法(Proc.Natl.A
cad.Sci.,米国 66:651,1970年)
に従いジメチルスベルイミデートの存在における架橋実
験によって確認された。
野生型菌株およびリボフラビンシンテターゼに対しコー
ドするRIB5−遺伝子の種々の修飾体の担体菌株にお
いて測定された。野生型菌株X2180−1Aの定常相
における培養のタンパク質抽出物、RIB5−遺伝子の
完全な欠失の担体、AJ113、形質転換細胞AJ5
3、RIB5−遺伝子を含有するマルチコピープラスミ
ドpJR235の担体、ならびにAJ112、形質転換
細胞AJ53、遺伝的融合PGK−RIB5を含有する
マルチコピープラスミドpJR376の担体を、例4C
による方法に従ってそのリボフラビンシンテターゼ活量
につき分析した。下記に第I表に記載した結果が得られ
た。
遺伝子の存在は野生型菌株中のリボフラビンシンテター
ゼ活性の少なくとも20倍上昇を前提とすると約言する
ことができる。この活性は、強表現プロモーター、たと
えばPGK−遺伝子のプロモーターの使用によってなお
付加的に高めることができ、これは菌株AJ112が野
生型菌株よりも80倍高いリボフラビンシンテターゼ活
性を有することとなる。
1992年3月17日にナショナル・コレクションズ・
オブ・インダストリアル・アンド・マリン・バクテリア
・リミテッド(National Collectio
ns of Industrial and Mari
ne Bacteria Limited(Aberd
een (Schottland,Grossbrit
anien)のNCIMB)にNCIMB No.40
480で寄託された。
schaft (B) 町名 :Carl−Bosch−Strass
e 38 (C) 都市名:Ludwigshafen (E) 国名 :Bundesrepublik De
ntschland (F) 郵便番号:D−6700 (G) 電話 :0621/6048526 (H) テレファックス:0621/6043123 (I) テレックス:1762175170 (ii) 本願表題:DNA化合物およびS.セレビシ
エのリボフラビンシンテターゼ活性をコーディングする
組換えDNA−発現ベクター (iii) 配列の数:8 (iv) コンピュータ読取り可能な形: (A) データ担体:フロッピィ・ディスク (B) コンピュータ:IMB PC Compati
ble (C) オープンシステム:PC−DOS/MS−DO
S (D) ソフトウェア: (2) SEQに対する情報ID NO:1: (i) 配列特性: (A) 長さ :1439塩基対 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:2本 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (iii) 仮定:なし (iii) アンチセンス:なし (vi) 原出所: (A) 生物体:サッカロミセス・セレビシエ (ix) 特徴: (A) 名称/符号:CDS (B) 位置:1. .717 (xi) 配列の記述:SEQ ID NO:1:
AACCATA GCACA (2) SEQ ID NO:4に対する情報: (i) 配列特性: (A) 長さ :塩基対28 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:1本鎖 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (vii) 直接の出所: (B) クローン:プライマーA (xi) 配列記述:SEQ ID NO:4: CCATGGATCC CTCCTTCTTG AAT
TGATG (2) SEQ ID NO:5に対する情報: (i) 配列特性: (A) 長さ :塩基対20 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:1本鎖 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (vii) 直接の出所: (B) クローン:プライマーB (xi) 配列の記述:SEQ ID NO:5: CATTGTTTTT ATATTTGTTG (2) SEQ ID NO:6に対する情報: (i) 配列特性: (A) 長さ :塩基対27 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:1本鎖 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (vii) 直接の出所: (B) クローン:プライマーC (xi) 配列の記述:SEQ ID NO:6: AATATAAAAA CAATGTTTAC TGG
TATT (2) SEQ ID NO:7に対する情報: (i) 配列特性: (A) 長さ :塩基対18 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:1本鎖 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (vii) 直接の出所: (B) クローン:プライマーD (xi) 配列の記述:SEQ ID NO:7: GAAACCTATT TATGACGA (2) SEQ ID NO:8に対する情報: (i) 配列特性: (A) 長さ :塩基対20 (B) 種類 :核酸 (C) 鎖の形:1本鎖 (D) トポロジー:線形 (ii) 分子の種類:DNS(ゲノム) (vii) 直接の出所: (B) クローン:プライマーE (xi) 配列の記述:SEQ ID NO:8: ATAGCACCAT GGCTACTGGT
図。
図。
Aのサザンブロッティング図。
5の構成を示す図。
図。
現を示すもので、Aは染色したポリアクリルアミド・S
DSゲル中で誘導または非誘導細胞抽出物の可溶性また
は不溶性画分の分析を示す図、Bは上記抽出物の可溶性
または不溶性画分のウエスタンブロッティング図。
ゼの精製および特性表示を示し、Aは全タンパク抽出物
からのFPLCによる分析図、BはそのSDS−ポリア
クリルアミドゲル中での電子泳動による分析図。
分子量決定を示す図。
6kbの精製 (e) KpnIおよびPstIによる消化 (f) 結合 (g) KpnIおよびHindIIIによる消化 (h) BamHIおよびSmaIによる消化 (i) HindIIIによる消化 図10A: (a) 比活性(B2 nモル/mg) (b) 画分数 (c) NaCl(M)
Claims (3)
- 【請求項1】 適当な発現ベクター中に、(a)リボフ
ラビンシンテターゼ活性をコードするDNA化合物、ま
たは(b)上記化合物に対し相同で、この活性を表現し
かつその遺伝的変異型である配列、または(c)そのリ
ボフラビンシンテターゼ活性をコードするフラグメント
をクローニングすることを特徴とするS.セレビシエの
リボフラビンシンテターゼ活性を発現しうる発現ベクタ
ーの製法。 - 【請求項2】 得られる発現ベクターが、 (a)S.セレビシエから由来しかつヌクレオチド配列
SEQ ID NO3を有し、リボフラビンシンテター
ゼ活性をコードするDNA化合物に作動的に結合してい
て、このDNA化合物の発現を制御することのできる、
転写および翻訳の活性化配列; (b)転写の終結シグナル、ポリアデニル化およびmR
NAプロセシング、ならびに場合により (c)微生物から選択された1種または数種の標識遺伝
子を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 リボフラビン生産菌株を、S.セレビシ
エのリボフラビンシンテターゼ活性を発現しうる請求項
1または2記載の発現ベクターと反応させることを特徴
とするリボフラビン生産菌株からリボフラビンを製造す
る場合の収率を高める方法。
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