JPH0622771B2 - パネル部品組立ラインにおける搬送装置 - Google Patents

パネル部品組立ラインにおける搬送装置

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JPH0622771B2
JPH0622771B2 JP60097989A JP9798985A JPH0622771B2 JP H0622771 B2 JPH0622771 B2 JP H0622771B2 JP 60097989 A JP60097989 A JP 60097989A JP 9798985 A JP9798985 A JP 9798985A JP H0622771 B2 JPH0622771 B2 JP H0622771B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パネル部品組立ラインにおける搬送装置に
関する。
〔従来技術〕
従来のパネル部品組立ラインにおける搬送装置として
は、例えば第10,11図に示すようなものがある。図
は、パネル部品としての例えば自動車のフロア部を溶接
組立てするべく、複数の組立ステーション(溶接ステー
ション)を一連に配列してなる組立ラインの一ステーシ
ョン部分を示したものである。
図中1は、組立ライン上に延設された往復動トランスフ
ァ装置としてのプレーンシャトルコンベアで、被溶接物
としての自動車車体のフロア部品W(以下、「ワーク」
という)を位置決め固定するフィンガ2を有し、トラン
スファポジションのレベル(搬送レベル)TLで各溶接
ステーションの間を矢符号イに示すように前進・後退動
作する。
3は各溶接ステーションに設けられ、ワークWを上下動
させると共に組立作業レベル(溶接作業レベル)WLに
固定するリフタ装置で、矢符号ロに示すように昇降動作
してワークを支承するゲージポスト4を設けたジグ台5
とそのジグ台5の昇降駆動用アクチュエータ(例えばエ
アシリンダ)6を備えている。7は各ステーション上部
に設けられ、矢符号ハに示すように上下動してワークW
をゲージポスト4に対し圧接又は開放するプレッシャパ
ッドと呼ばれる上下可動式ワーク固定装置である。
上述のトランスファ装置1と、リフタ装置3とプレッシ
ャパッド7による一連の関連動作を、第9図に示される
タイムチャートで説明すると、まず、トランスファ装置
1が、ステーション間隔分(すなわち1ピッチ)搬送レ
ベルTLを前進する(S1)。これにより各ステーショ
ンのワークWは、次工程に搬送される。ワークWが前進
限で停止し位置決めされると、リフタ装置3のジグ台5
が上昇する(S2)。この上昇は、ジグ台の下降限から
ゲージポスト4を介しワークWを受け取る迄の上昇a
と、ワークWを受けてから上昇限(すなわち溶接作業レ
ベルWL)に至る迄の上昇cに2分され、更にワークW
を受けるための中間停止時間bが必要となる。かくして
搬送レベルTLから作業レベルWLにワークWが移され
ると、プレッシャパッド7が下方に向って突出し、ワー
クWが固定される(S3)。同時に、トランスファ装置
1は搬送レベルTLを1ピッチ分後退して次の動作に備
える(S4)。作業レベルWLに固定されたワークW
は、図外の溶接ロボットにより溶接がなされる(S
5)。溶接作業終了後にプレッシャパッド7が戻り(S
6)、リフタ装置3のジグ台5が下降する(S7)。こ
のリフタ下降に於ても、ワークWを作業レベルWLから
搬送レベルTLで待機している1ピッチ分前方のフィン
ガ2に受け渡すまでの下降dと、ワークWを渡してから
下降限に戻る迄の下降eに2分され、更にワークW受け
渡しのための中間停止時間fが必要である。この一連の
動作を1サイクルとして繰返すことによりワークWの組
立が遂行される。
ところで、上述の動作を円滑に行うためには、トランス
ファ装置1が後退する際に、そのフィンガ2をワークW
と干渉することなく逃がすことが必要であり、通常、作
業レベルWLと搬送レベルTLとの間に400〜500mm程度
の上下差が設けられる。一方、リフタ装置3は、そのジ
グ台5に設けたゲージポスト4が、搬送されてくるワー
クWと干渉することを防ぐための逃げストロークを含め
て、通常800〜1000mm程度の上下ストローク長が必要と
されている。
ところで、このような従来技術は「自動車工学全書19
巻自動車の製造法」昭和55年4月20日、株式会社山
海堂発行の177Pの表7.2(3)のi図に開示された
ものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のパネル部品組立ライン
における搬送装置にあっては、ワーク自体を、その搬送
レベルと作業レベルとの間で昇降させることにより、ワ
ークとトランスファ装置のフィンガとの干渉を回避する
ものとなっていたため、リフタ装置は、そのストローク
が長くなることは勿論のこと、更には昇降過程において
ワーク受け渡し時の中間停止及びその前後の微速作動区
間が必要となり、次のような問題点が生じていた。
(イ)上記の長ストローク時間と中間停止時間とを含む
生産タクトが長い。
(ロ)長ストロークのリフタ装置に対応する深いピット
が必要で、全体にコスト高となる。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、ワーク自体の上下動作をほとんど行わずにリ
フタ装置との干渉を回避できるものとすることにより、
上記問題点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するこの発明は、複数の組立ステーシ
ョンを一連に配列してなるパネル部品組立ラインにおい
て、このライン上に延設され各組立ステーション間でワ
ークを搬送するように、トランスファバー上下駆動機構
とこれに載設された前後駆動機構との組合せ動作により
ワーク搬送前進,離脱降下,復帰後退,初期位置への上
昇のスクエア運動を行うトランスファバーを有するトラ
ンスファ装置と、各組立ステーションに配置されワーク
を組立作業レベルに挟持固定する昇降自在のジグ台を有
するリフタ装置および上下可動式ワーク固定装置とを備
え、前記ワーク搬送前進のレベルを前記組立作業レベル
とほぼ一致するように設定し、トランスファバーとジグ
台との間のワーク受渡しを組立作業レベルで行うととも
に、ジグ台に保持されたワークの作業中にトランスファ
装置が降下,後退,上昇を行って初期位置に戻り待機す
るように構成したことを特徴とする部品組立ラインにお
ける搬送装置を提供するものである。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第8図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。なお、従来と同一または相当部分には同一符号を
付してある。
まず構成を説明すると、本実施例は、複数の組立ステー
ションを一連に配設してなるパネル部品組立ラインにお
いて、各組立ステーション間でワークWを搬送するトラ
ンスファ装置11と、搬送されたワークWを組立作業レ
ベルWLの所定位置に挟持固定する昇降自在のジグ台5
を有するリフタ装置12及び上下可動式ワーク固定装置
7とからなる。トランスファ装置11は、トランスファ
バー前後駆動機構Xにより前進・後退動作が行えるだけ
でなく、トランスファバー上下駆動機構Yにより上昇・
下降動作も行うことができるトランスファバー13を備
えたもので、例えば公知のリフトアンドキャリィコンベ
アである。第3図はこのトランスファ装置11の駆動機
構の要部を示すものである。トランスファバー13は、
各組立ステーションに対応した位置ごとにワークWを支
持する複数のフィンガ2を立設しており、組立ライン上
に複数の組立ステーションを通して延設されている。1
4はこのトランスファバー13の上下駆動用アクチュエ
ータとして床面FLに設置されている油圧シリンダ、1
5はその出力軸14aに連結して組立ライン上の全工程
を貫通するように延設したシャフト、16はこのシャフ
ト15の各ステーション毎に設けられたラック、17は
このラック16に噛み合わせたピニオンギヤである。1
8はこのピニオンギヤ17と噛み合うラック19を形成
した上下作動ロッド、20はこのロッド18を支持する
ガイドブッシュである。すなわち油圧シリンダ14によ
る水平方向の往復動作(ニ)が、ピニオンギヤ17の回
転動作(ホ)を経て、上下作動ロッド18の上下動作
(ヘ)に交換されるようになっている。21は2連の上
下作動ロッド18,18を連動的に連結する連結板、2
2はこの連結板上でトランスファバー13の前後動作を
案内するガイドローラ、23は連結板21を下方から支
承して重力荷重を軽減するためのカウンタバランスシリ
ンダである。
上記のトランスファバー上下駆動機構としてのトランス
ファリフタYが、各工程毎に設けられているのに対し
て、トランスファバー前後駆動機構Xは全体を通して一
工程にのみ設ければよい。すなわち、24はモータと減
速機によりなりトランスファバー13を前進・後退させ
る前後駆動装置、25はその出力軸に取り付けたピニオ
ンギヤ、26はこのピニオンギヤ25と噛み合わせるべ
くトランスファバー13の下面に設けられたラックであ
り、前後駆動装置24のモータの正逆回転動作(ト)が
ラック26とピニオンギヤ25を介してトランスファバ
ー13の往復動作(チ)に変換される。上述の前後駆動
機構Xは、連結板21上に配置されており、それ自体が
トランスファバー13と共に上下動するようにしてあ
る。
リフタ装置12における昇降アクチュエータ6は、第
1,2図に示される如くそのストロークが従来に比し、
例えば1/2というように大幅に短くなっている。よって
その収納ピットPも浅くてよい。なお、30はその昇降
アクチュエータ6を取り付けた固定ベース、31はこの
固定ベース30上に立設されたジグ台上下動用ガイドレ
ールである。
上述のトランスファ装置11におけるワーク搬送レベル
TLは、パネル部品組立作業レベルWLとほぼ一致せし
めるように設定される。またリフタ装置3におけるジグ
台5に立設したゲージポスト4との間で行われるワーク
受け渡しのレベルも、組立作業レベルWLとほぼ一致さ
せるように、フィンガ2やゲージポスト4の長さ、取付
け位置、ストローク長などを考慮して設定される。
もっとも実用上は、搬送レベルTLを作業レベルWLよ
り僅かに低くすることにより、フィンガ2やゲージポス
ト4等の製作上・設置上のばらつきを吸収できるように
配慮されるが、そのレベル差は生産タクトにおいてはゼ
ロと見なせる程度に僅かである。
次に第8図に示されるタイムチャートに基づいて、作用
を説明する。
まず、S10では、トランスファ装置11の前後駆動装
置24が正回転してトランスファバー13を1ピッチ分
前進させる。これにより、フィンガ2に支持されたワー
クWが搬送レベルTL、すなわち組立作業レベルWLで
次工程のステーション迄搬送される(第1,2図参
照)。続いてS11でリフタ装置12のジグ台5が上昇
する(第4,5図参照)。このジグ台上昇は、組立作業
レベルWLに停止しているワークWを、ゲージポスト4
でそのまま支承できるストロークでよい。すなわち、従
来の如く搬送レベルTLで一旦停止した後、更に400mm
以上の上位にある作業レベルWL迄再上昇する必要はな
く、従来のリフタ上昇時間S2に比し短縮されている。
S12でプレッシャパッド7が下方に突出してワークW
をゲージポスト4に圧接してジグ台5上に固定し、この
固定と同時に、S13での図外の溶接ロボットによる溶
接作業が始まる。
一方この間に、トランスファ装置11のトランスファバ
ー13は、第6図に矢符号リ,ヌ,ルで示されるよう
に、下降・後退・上昇を行って元の工程に戻り待機す
る。すなわち、S14でトランスファリフタYにおける
油圧シリンダ14の出力軸14aが引き込まれ、ラック
16・ピニオンギヤ17・ラック19の作用で、上下作
動ロッド18がトランスファバー13と共に下降する。
S15で前後駆動装置24のモータが逆転しトランスフ
ァバー13後退、S16で油圧シリンダ14の出力軸1
4aが前進作動することによりトランスファバー13上
昇となり、ワークWを組立作業レベルWLで受け取る初
期状態に復帰する。
溶接が終るとS17でプレッシャパッド7が上方に退避
し、S18でリフタ装置12の下降動作でジグ台5が下
方に退避し、ワークWはゲージポスト4から、1ピッチ
分前方のフィンガ2に受け渡される。
以上の一連の動作において、ワークWのレベルは常時不
変であり、本発明によるサイクルタイムT0は従来のサ
イクルタイムTに比し短縮されており、その差(T−T
0)だけ生産タクトが節約される。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、トランス
ファ装置を前進・後退だけでなく昇降も可能なものを用
い、ワークの搬送レベルを組立作業レベルに一致させる
一方、リフタ装置を昇降させることによりワークの受渡
しを行いワーク自体の上下動をしないものとしたため、
リフタ装置の昇降ストロークを従来に比し大幅に減少さ
せるだけでなく、中間停止を不要にすることが可能とな
り、生産タクトの短縮と設備コストの節減を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の要部側面図、第2図
は同じく正面図、第3図は第1図に示すものの駆動機構
の要部詳細図、第4図〜第7図は第1図に示すものの動
作を説明する図で第4図はワーク受け渡し時の側面図、
第5図は同正面図、第6図はワーク加工時の側面図、第
7図は同正面図、第8図は第1図に示したものの動作の
関連を示すタイムチャート、第9図は従来の搬送装置の
動作の関連を示すタイムチャート、第10図は従来の搬
送装置の要部側面図、第11図は同正面図である。 W……ワーク 2……フィンガ 12……リフタ装置 4……ゲージポスト 5……ジグ台 7……プレッシャパッド 11……トランスファ装置 13……トランスファバー WL……組立作業レベル TL……(ワーク)搬送レベル X……(トランスファバーの)前後駆動機構 Y……(トランスファバーの)上下駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 47/88 D 8010−3F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の組立ステーションを一連に配列して
    なるパネル部品組立ラインにおいて、このライン上に延
    設され各組立ステーション間でワークを搬送するよう
    に、トランスファバー上下駆動機構とこれに載設された
    前後駆動機構との組合せ動作によりワーク搬送前進,離
    脱降下,復帰後退,初期位置への上昇のスクエア運動を
    行うトランスファバーを有するトランスファ装置と、各
    組立ステーションに配置されワークを組立作業レベルに
    挟持固定する昇降自在のジグ台を有するリフタ装置およ
    び上下可動式ワーク固定装置とを備え、前記ワーク搬送
    前進のレベルを前記組立作業レベルとほぼ一致するよう
    に設定し、トランスファバーとジグ台との間のワーク受
    渡しを組立作業レベルで行うとともに、ジグ台に保持さ
    れたワークの作業中にトランスファ装置が降下,後退,
    上昇を行って初期位置に戻り待機するように構成したこ
    とを特徴とする部品組立ラインにおける搬送装置。
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