JPH06228362A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH06228362A JPH06228362A JP5015631A JP1563193A JPH06228362A JP H06228362 A JPH06228362 A JP H06228362A JP 5015631 A JP5015631 A JP 5015631A JP 1563193 A JP1563193 A JP 1563193A JP H06228362 A JPH06228362 A JP H06228362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volume
- resin composition
- component
- carbon material
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】テープガイドポスト、シリンダドラム等、磁気
テープと摺動する部材に使用できる、磁気テープとの摺
動特性を満たす樹脂組成物を提供する。 【構成】1)熱可塑性樹脂95〜45容量%に、平均粒
径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜50μm)
で、成形ブロック体のショア硬度が50以上のものを含
む炭素材料5〜60容量%からなる樹脂組成物。 2)熱可塑性樹脂94.5〜20容量%と、炭素繊維ま
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、ポリエチレン0.5〜40容量%の樹脂組成物であ
って、組成物の成形温度の剪断速度1*103 (sec
-1)における熱可塑性樹脂とポリエチレンの溶融粘度比
が、0.5〜3の関係を満たす樹脂組成物。
テープと摺動する部材に使用できる、磁気テープとの摺
動特性を満たす樹脂組成物を提供する。 【構成】1)熱可塑性樹脂95〜45容量%に、平均粒
径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜50μm)
で、成形ブロック体のショア硬度が50以上のものを含
む炭素材料5〜60容量%からなる樹脂組成物。 2)熱可塑性樹脂94.5〜20容量%と、炭素繊維ま
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、ポリエチレン0.5〜40容量%の樹脂組成物であ
って、組成物の成形温度の剪断速度1*103 (sec
-1)における熱可塑性樹脂とポリエチレンの溶融粘度比
が、0.5〜3の関係を満たす樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR、DATなどの
磁気テープに対し、優れた摺動特性を有する樹脂組成物
に関する。
磁気テープに対し、優れた摺動特性を有する樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】テープガイドポスト、シリンダドラム
等、磁気テープと摺動する部材においては、摩擦係数が
低いこと、磁気テープの損傷が少ないこと等の摺動特性
が要求される。従来、磁気テープに対する摺動性を満足
する樹脂組成物が得られなかったことから、磁気テープ
と摺動する部品(部分)には金属部品を用いていた。例
えば、テープガイドポストでは、樹脂やダイキャストか
らなるベース部材にステンレス製のガイドピンを圧入し
た構成としていた。
等、磁気テープと摺動する部材においては、摩擦係数が
低いこと、磁気テープの損傷が少ないこと等の摺動特性
が要求される。従来、磁気テープに対する摺動性を満足
する樹脂組成物が得られなかったことから、磁気テープ
と摺動する部品(部分)には金属部品を用いていた。例
えば、テープガイドポストでは、樹脂やダイキャストか
らなるベース部材にステンレス製のガイドピンを圧入し
た構成としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、金属部品を支持するベース部品との一体成形ができ
ず、部品の組み立て工数が増加するほか、軽量化および
小型化の妨げともなっていた。
は、金属部品を支持するベース部品との一体成形ができ
ず、部品の組み立て工数が増加するほか、軽量化および
小型化の妨げともなっていた。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の目的は、磁気テープ摺
動部品に必要な摺動特性を満たす樹脂組成物を見いだ
し、部品組み立ての工数削減並びに、部品の軽量化およ
び小型化を実現することにある。本発明者は、
動部品に必要な摺動特性を満たす樹脂組成物を見いだ
し、部品組み立ての工数削減並びに、部品の軽量化およ
び小型化を実現することにある。本発明者は、
【0005】1)熱可塑性樹脂95〜45容量%に、平
均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜50μ
m)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上のもの
を含む炭素材料5〜60容量%からなる樹脂組成物が、
磁気テープに対して優れた摺動特性を有することを見い
だした。
均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜50μ
m)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上のもの
を含む炭素材料5〜60容量%からなる樹脂組成物が、
磁気テープに対して優れた摺動特性を有することを見い
だした。
【0006】また、さらに検討の結果、 2)熱可塑性樹脂94.5〜20容量%と、炭素繊維ま
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、ポリエチレン0.5〜40容量%の樹脂組成物であ
って、組成物の成形温度の剪断速度1*10 3 (sec
-1)における熱可塑性樹脂とポリエチレンの溶融粘度比
が、0.5〜3の関係を満たす樹脂組成物が、さらに優
れた摺動特性を有することを見いだした。
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、ポリエチレン0.5〜40容量%の樹脂組成物であ
って、組成物の成形温度の剪断速度1*10 3 (sec
-1)における熱可塑性樹脂とポリエチレンの溶融粘度比
が、0.5〜3の関係を満たす樹脂組成物が、さらに優
れた摺動特性を有することを見いだした。
【0007】加えて、 3)熱可塑性樹脂83.5〜20容量%と、炭素繊維ま
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、モース硬度3以上のセラミクスウイスカ、無機物粉
末の1種以上からなる無機フィラー1.5〜30容量%
からなる樹脂組成物であって、炭素繊維または炭素材料
と、無機フィラーの配合比が1:1〜10:1の関係を
満たす樹脂組成物も、上記2)の樹脂組成物と同等の優
れた摺動特性を有することを見いだした。
たは平均粒径0.1〜100μm(望ましくは0.5〜
50μm)で、成形ブロック体のショア硬度が50以上
の炭素材料のうち、少なくとも一方15〜60容量%
と、モース硬度3以上のセラミクスウイスカ、無機物粉
末の1種以上からなる無機フィラー1.5〜30容量%
からなる樹脂組成物であって、炭素繊維または炭素材料
と、無機フィラーの配合比が1:1〜10:1の関係を
満たす樹脂組成物も、上記2)の樹脂組成物と同等の優
れた摺動特性を有することを見いだした。
【0008】(熱可塑性樹脂)本発明で使用する熱可塑
性樹脂は、ABS樹脂、ポリアセタール(POM)、ポ
リアミド6(PA6)、ポリアミド66(PA66)、
ポリカーボネート(PCa)、ポリスルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリエー
テルイミド(PEI)等を用いることができる。単体で
も、2種以上を混合してもよい。
性樹脂は、ABS樹脂、ポリアセタール(POM)、ポ
リアミド6(PA6)、ポリアミド66(PA66)、
ポリカーボネート(PCa)、ポリスルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリエー
テルイミド(PEI)等を用いることができる。単体で
も、2種以上を混合してもよい。
【0009】また、磁気テープの磁性面とバック面では
摩擦係数等の物性が異なるため、成形した部品の使用条
件に応じた樹脂を用いることが好ましい。具体的には、
磁性面と摺動する場合はPCa、PPS、PEI、PA
66、PA6、POMのうち少なくとも1種を用いるこ
とが望ましい。また、バック面と摺動する場合には、P
Ca、PPS、PEI、ABS、PESのうち少なくと
も1種を用いることが望ましい。さらに、高寸法精度、
剛性、強度を要する場合には、PCa、PPS、PE
I、PESのうち少なくとも1種を用いることが望まし
い。
摩擦係数等の物性が異なるため、成形した部品の使用条
件に応じた樹脂を用いることが好ましい。具体的には、
磁性面と摺動する場合はPCa、PPS、PEI、PA
66、PA6、POMのうち少なくとも1種を用いるこ
とが望ましい。また、バック面と摺動する場合には、P
Ca、PPS、PEI、ABS、PESのうち少なくと
も1種を用いることが望ましい。さらに、高寸法精度、
剛性、強度を要する場合には、PCa、PPS、PE
I、PESのうち少なくとも1種を用いることが望まし
い。
【0010】(炭素材料)炭素材料としては、平均粒径
0.1〜100μmで、成形ブロック体のショア硬度が
50以上の炭素粉末を用いることができる。平均粒径は
0.5〜50μのものがさらに好ましく、0.5〜20
μmのものがもっとも好ましい。平均粒径が100μm
を超えると、摩擦係数が増大し、摺動性が著しく低下す
る。炭素粉末の形状は不定型または球形が望ましい。天
然黒鉛のように鱗片状のものは、組成物の成形体表面に
おける黒鉛の分子層が表面方向に配列しやすく、摺動時
に黒鉛が著しく磨耗して摩擦係数が増大するため、好ま
しくない。ショア硬度は50〜110がさらに好まし
い。ショア硬度が50未満では磨耗が激しく、その結果
摩擦係数も増大する。
0.1〜100μmで、成形ブロック体のショア硬度が
50以上の炭素粉末を用いることができる。平均粒径は
0.5〜50μのものがさらに好ましく、0.5〜20
μmのものがもっとも好ましい。平均粒径が100μm
を超えると、摩擦係数が増大し、摺動性が著しく低下す
る。炭素粉末の形状は不定型または球形が望ましい。天
然黒鉛のように鱗片状のものは、組成物の成形体表面に
おける黒鉛の分子層が表面方向に配列しやすく、摺動時
に黒鉛が著しく磨耗して摩擦係数が増大するため、好ま
しくない。ショア硬度は50〜110がさらに好まし
い。ショア硬度が50未満では磨耗が激しく、その結果
摩擦係数も増大する。
【0011】炭素繊維としては、アクリロニトリル繊維
を炭化したPAN系の炭素繊維と、ピッチを焼成して得
られるピッチ系炭素繊維などが使用できるが、2000
℃以上の温度で黒鉛化し、かつ引張弾性率が300GP
a以上のものが磁気テープへの傷付きが少ない点で好ま
しく、引張弾性率330GPa以上がさらに好ましい。
平均繊維径は3〜20μm(さらに好ましくは3〜10
μm)、平均繊維長は0.5〜10mm(さらに好まし
くは0.5〜6mm)が好ましく、射出成形後の樹脂組
成物中で炭素繊維の平均繊維長が0.03〜10mm
(好ましくは0.03〜1mm)の場合が摺動性、機械
的強度および寸法安定性のバランスに優れる。
を炭化したPAN系の炭素繊維と、ピッチを焼成して得
られるピッチ系炭素繊維などが使用できるが、2000
℃以上の温度で黒鉛化し、かつ引張弾性率が300GP
a以上のものが磁気テープへの傷付きが少ない点で好ま
しく、引張弾性率330GPa以上がさらに好ましい。
平均繊維径は3〜20μm(さらに好ましくは3〜10
μm)、平均繊維長は0.5〜10mm(さらに好まし
くは0.5〜6mm)が好ましく、射出成形後の樹脂組
成物中で炭素繊維の平均繊維長が0.03〜10mm
(好ましくは0.03〜1mm)の場合が摺動性、機械
的強度および寸法安定性のバランスに優れる。
【0012】炭素材料の配合量は、5〜60容量%、好
ましくは15〜60容量%、さらに好ましくは25〜5
0容量%である。5容量%未満では発明の効果が得られ
ず、60容量%を超えると流動性が低下するだけでな
く、成形時に摺動面が荒れ、摺動性が低下する。
ましくは15〜60容量%、さらに好ましくは25〜5
0容量%である。5容量%未満では発明の効果が得られ
ず、60容量%を超えると流動性が低下するだけでな
く、成形時に摺動面が荒れ、摺動性が低下する。
【0013】(ポリエチレン)ポリエチレンとしては、
高密度、中密度、分岐状低密度および直鎖状低密度の各
種ポリエチレンのほか、エチレンを主成分とする樹脂状
の共重合体を用いることができる。中でも密度が0.9
40g/cm3 以上の高密度ポリエチレンが好ましい。
メルトフローレート(MFR)は190℃、2.16K
g荷重で0.03〜25g/10minが好ましく、
0.5〜15g/10minがさらに好ましい。
高密度、中密度、分岐状低密度および直鎖状低密度の各
種ポリエチレンのほか、エチレンを主成分とする樹脂状
の共重合体を用いることができる。中でも密度が0.9
40g/cm3 以上の高密度ポリエチレンが好ましい。
メルトフローレート(MFR)は190℃、2.16K
g荷重で0.03〜25g/10minが好ましく、
0.5〜15g/10minがさらに好ましい。
【0014】ポリエチレンの配合量は、1〜50容量
%、好ましくは1〜20容量%で、熱可塑性樹脂との体
積比(熱可塑性樹脂/ポリエチレン)が1以下である。
1容量%未満では摺動性が向上せず、50容量%を超え
ると機械的強度および寸法精度が低下するほか、摩擦係
数が使用につれて増大するという問題がある。
%、好ましくは1〜20容量%で、熱可塑性樹脂との体
積比(熱可塑性樹脂/ポリエチレン)が1以下である。
1容量%未満では摺動性が向上せず、50容量%を超え
ると機械的強度および寸法精度が低下するほか、摩擦係
数が使用につれて増大するという問題がある。
【0015】熱可塑性樹脂とポリエチレンとの溶融粘度
比(熱可塑性樹脂/ポリエチレン)は、樹脂組成物の成
型温度での剪断速度1*103 (sec-1)において
0.5〜8、好ましくは1.2〜5である。溶融粘度比
が8を超えると、成型体表面に層状剥離(デラミ)がお
こり、0.5未満では本発明の効果が得られない。
比(熱可塑性樹脂/ポリエチレン)は、樹脂組成物の成
型温度での剪断速度1*103 (sec-1)において
0.5〜8、好ましくは1.2〜5である。溶融粘度比
が8を超えると、成型体表面に層状剥離(デラミ)がお
こり、0.5未満では本発明の効果が得られない。
【0016】(無機フィラー)無機フィラーとしては、
平均直径5μm以下、好ましくは2μm以下、長さ1〜
500μm以下で、モース硬度が3以上、好ましくは3
〜7のセラミクスウィスカ、もしくは、平均粒径10μ
m以下でモース硬度が3以上、好ましくは3〜7の無機
物粉末を用いることができる。無機フィラーのモース硬
度が3未満では、摺動性が低下する。
平均直径5μm以下、好ましくは2μm以下、長さ1〜
500μm以下で、モース硬度が3以上、好ましくは3
〜7のセラミクスウィスカ、もしくは、平均粒径10μ
m以下でモース硬度が3以上、好ましくは3〜7の無機
物粉末を用いることができる。無機フィラーのモース硬
度が3未満では、摺動性が低下する。
【0017】セラミクスウィスカとしては、チタン酸カ
リウムウィスカ、アルミナボロンウィスカ、窒化珪素、
ガラスビーズ、シリカ、ステンレス粉末、タングステン
粉末を用いることができる。これらのなかでも、チタン
酸カリウムウィスカ、アルミナボロンウィスカが、摩擦
係数の小さいことで好ましい。
リウムウィスカ、アルミナボロンウィスカ、窒化珪素、
ガラスビーズ、シリカ、ステンレス粉末、タングステン
粉末を用いることができる。これらのなかでも、チタン
酸カリウムウィスカ、アルミナボロンウィスカが、摩擦
係数の小さいことで好ましい。
【0018】セラミクスウィスカは平均直径は5μm以
下、好ましくは2μm以下で、長さは500μm以下の
物を用いる。また、無機物粉末は、平均粒径50μm以
下、好ましくは10μm以下の物を用いる。これらの範
囲を超えると、無機フィラーの成型体表面への寄与が小
さくなり、摩擦係数が増大するほか、磁気テープの損傷
が大きくなる。
下、好ましくは2μm以下で、長さは500μm以下の
物を用いる。また、無機物粉末は、平均粒径50μm以
下、好ましくは10μm以下の物を用いる。これらの範
囲を超えると、無機フィラーの成型体表面への寄与が小
さくなり、摩擦係数が増大するほか、磁気テープの損傷
が大きくなる。
【0019】無機フィラーの配合量は1.5〜30容量
%、好ましくは5〜20容量%で、1.5容量%未満で
は発明の効果が得られず、30容量%を越えると流動性
が低下する。また、無機フィラーと炭素材料の配合比
(炭素材料:無機フィラー)は1:1〜1:10、好ま
しくは2:1〜10:1で、この範囲外では磁気テープ
との摩擦係数が増大し、満足する摺動特性が得られな
い。
%、好ましくは5〜20容量%で、1.5容量%未満で
は発明の効果が得られず、30容量%を越えると流動性
が低下する。また、無機フィラーと炭素材料の配合比
(炭素材料:無機フィラー)は1:1〜1:10、好ま
しくは2:1〜10:1で、この範囲外では磁気テープ
との摩擦係数が増大し、満足する摺動特性が得られな
い。
【0020】本発明において、炭素材料、炭素繊維、無
機フィラーに各種の表面改質剤を用い、熱可塑性樹脂お
よびポリエチレンとの親和性を高めてもよい。この様な
表面改質剤としては、シランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂
肪酸、高級脂肪酸グリセリンエステル、アミド、高級脂
肪酸金属塩、高級アルコール、各種ワックス、極性ポリ
オレフィン(無水マレイン酸変性ポリオレフィン、酸化
ポリオレフィン等)等を用いることができる。
機フィラーに各種の表面改質剤を用い、熱可塑性樹脂お
よびポリエチレンとの親和性を高めてもよい。この様な
表面改質剤としては、シランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂
肪酸、高級脂肪酸グリセリンエステル、アミド、高級脂
肪酸金属塩、高級アルコール、各種ワックス、極性ポリ
オレフィン(無水マレイン酸変性ポリオレフィン、酸化
ポリオレフィン等)等を用いることができる。
【0021】この内、シランカップリング剤としては、
例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシキクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメ
チルジクロルシラン、3−クロロプロピルメチルジエト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ヘキサメ
チルジシラザン−3−アニリノプロピルトリメトキシシ
ラン、メチルトリクロルシラン、ジメチルジクロルシラ
ン、トリメチルクロルシラン等を挙げることができる。
例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシキクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメ
チルジクロルシラン、3−クロロプロピルメチルジエト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ヘキサメ
チルジシラザン−3−アニリノプロピルトリメトキシシ
ラン、メチルトリクロルシラン、ジメチルジクロルシラ
ン、トリメチルクロルシラン等を挙げることができる。
【0022】同様に、チタンカップリング剤としては、
イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメ
タクリルイソステアロイルチタネート等を挙げることが
できる。
イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメ
タクリルイソステアロイルチタネート等を挙げることが
できる。
【0023】(付加成分)本発明の樹脂組成物には、さ
らに発明の効果を著しく損なわない範囲で他の付加成分
を配合することができる。付加成分としては、フッ素樹
脂、酸化防止剤、耐侯性改良剤、造核剤、難燃剤、各種
着色剤およびそれらの分散剤が挙げられる。フッ素樹脂
としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(PFA)、ポリクロロトリフルオロ
エチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド
(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)等を
用いることができる。
らに発明の効果を著しく損なわない範囲で他の付加成分
を配合することができる。付加成分としては、フッ素樹
脂、酸化防止剤、耐侯性改良剤、造核剤、難燃剤、各種
着色剤およびそれらの分散剤が挙げられる。フッ素樹脂
としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(PFA)、ポリクロロトリフルオロ
エチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド
(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)等を
用いることができる。
【0024】(樹脂組成物の成形加工)本発明による樹
脂組成物は、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキ
サー、ロール、ブラベンダー、ニーダーなど、通常の混
練機を用いて製造することができる。通常は押出機など
で各成分を混練してペレット状にした後、加工に供する
が、各成分を直接成形機に供給し、成形機で組成物に混
練しながら成形することもできる。また、熱可塑性樹脂
以外の成分を予め高濃度に混練してマスターバッチと
し、それを他の成分で希釈しながらブレンドコンパウン
ドしたり、直接成形することもできる。本発明の樹脂組
成物は、通常熱可塑性樹脂に用いる成形機で成形できる
が、生産性のみならず摺動特性の面からも射出成形が好
ましい。
脂組成物は、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキ
サー、ロール、ブラベンダー、ニーダーなど、通常の混
練機を用いて製造することができる。通常は押出機など
で各成分を混練してペレット状にした後、加工に供する
が、各成分を直接成形機に供給し、成形機で組成物に混
練しながら成形することもできる。また、熱可塑性樹脂
以外の成分を予め高濃度に混練してマスターバッチと
し、それを他の成分で希釈しながらブレンドコンパウン
ドしたり、直接成形することもできる。本発明の樹脂組
成物は、通常熱可塑性樹脂に用いる成形機で成形できる
が、生産性のみならず摺動特性の面からも射出成形が好
ましい。
【0025】
【実施例】次に、実施例を用いて本発明をさらに説明す
る。なお、実施例、比較例における摩擦係数、対磁気テ
ープ摺動性、溶融粘度、ショア硬度は、以下の方法で測
定した。
る。なお、実施例、比較例における摩擦係数、対磁気テ
ープ摺動性、溶融粘度、ショア硬度は、以下の方法で測
定した。
【0026】(摩擦係数および対磁気テープ摺動性)図
1に示す形状を有するサンプル1を成形する。このサン
プル1を、図2に示した評価装置の、パワーシリンダ2
の先端に45度の角度で取り付ける。パワーシリンダ2
の上部にはロードセル3が設けてあり、ロードセル3に
は磁気テープ4(TDK(株)製 VHS−Cテープ
HG C30)の一端が固定されている。磁気テープ4
の他端には20gのおもり5が取り付けられており、磁
気テープ4をサンプル1に押しつけている。この状態で
パワーシリンダ2を往復運動させ、サンプル1と磁気テ
ープ4を摺動させる。パワーシリンダ2がもっとも縮ん
だ状態(おもり5が下がった状態)から、伸びた状態
(おもり5が上がった状態)に至る間に、ロードセル3
に固定した磁気テープ4端部に加わる負荷をロードセル
3で測定し、摩擦係数を得た。サンプル(パワーシリン
ダ)の往復速度は31mm/sec、パワーシリンダの
片道距離は90mmとした。
1に示す形状を有するサンプル1を成形する。このサン
プル1を、図2に示した評価装置の、パワーシリンダ2
の先端に45度の角度で取り付ける。パワーシリンダ2
の上部にはロードセル3が設けてあり、ロードセル3に
は磁気テープ4(TDK(株)製 VHS−Cテープ
HG C30)の一端が固定されている。磁気テープ4
の他端には20gのおもり5が取り付けられており、磁
気テープ4をサンプル1に押しつけている。この状態で
パワーシリンダ2を往復運動させ、サンプル1と磁気テ
ープ4を摺動させる。パワーシリンダ2がもっとも縮ん
だ状態(おもり5が下がった状態)から、伸びた状態
(おもり5が上がった状態)に至る間に、ロードセル3
に固定した磁気テープ4端部に加わる負荷をロードセル
3で測定し、摩擦係数を得た。サンプル(パワーシリン
ダ)の往復速度は31mm/sec、パワーシリンダの
片道距離は90mmとした。
【0027】負荷の測定後、磁気テープの摺動面(長さ
90mm)を肉眼で観察し、損傷の度合いを次のように
ランク付けした。 a 損傷が認められない b 短い傷が5か所以内 c 短い傷、長い傷(摺動面全体に連続した傷)を含め
て10か所以内 d c以上の損傷
90mm)を肉眼で観察し、損傷の度合いを次のように
ランク付けした。 a 損傷が認められない b 短い傷が5か所以内 c 短い傷、長い傷(摺動面全体に連続した傷)を含め
て10か所以内 d c以上の損傷
【0028】(ショア硬度)測定する炭素粉末100重
量部にポリエチレン微粒子2〜5重量部をバインダーと
して加え、プレス成形機をもちいて8トン、30分間の
条件で成形した。整形後、120℃で30分加熱して炭
素成形体を得た。ショア硬度は、JIS B−772
7、Z−2246に準拠して測定した。
量部にポリエチレン微粒子2〜5重量部をバインダーと
して加え、プレス成形機をもちいて8トン、30分間の
条件で成形した。整形後、120℃で30分加熱して炭
素成形体を得た。ショア硬度は、JIS B−772
7、Z−2246に準拠して測定した。
【0029】(溶融粘度)インテスコ(株)社製、キャ
ピラリーレオメータを使用し、キャピラリー長さ10m
m、直径0.5mmにて、成形条件における、剪断速度
103 sec-1の粘度を測定した。
ピラリーレオメータを使用し、キャピラリー長さ10m
m、直径0.5mmにて、成形条件における、剪断速度
103 sec-1の粘度を測定した。
【0030】(実施例1〜6、比較例1〜9)これら実
施例および比較例は、請求項1記載の樹脂組成物に対応
する。以下の各成分を表1および表2に示す割合で混合
し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。次に、
スクリューインライン式射出成形機をもちいてサンプル
を成形、評価した。結果を表1および表2にしめす。
施例および比較例は、請求項1記載の樹脂組成物に対応
する。以下の各成分を表1および表2に示す割合で混合
し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。次に、
スクリューインライン式射出成形機をもちいてサンプル
を成形、評価した。結果を表1および表2にしめす。
【0031】ポリフェニレンサルファイド トープレン(株)製 「トープレン T−4」 ポリカーボネート 三菱ガス化学(株)製 「ユーピロン S−200
0」 ポリアセタール BASF社製 「ウルトラフォルム N2320」 ポリエーテルイミド GE社製 「ウルテム 1000」
0」 ポリアセタール BASF社製 「ウルトラフォルム N2320」 ポリエーテルイミド GE社製 「ウルテム 1000」
【0032】炭素材料 A 石油系ピッチを1500℃にて焼成したのち、粉砕、分
級したもの。平均粒径13μm、ショア硬度105。 炭素材料 B 石油系ピッチを1500℃にて焼成したのち、粉砕、分
級したもの。平均粒径160μm、ショア硬度105。
級したもの。平均粒径13μm、ショア硬度105。 炭素材料 B 石油系ピッチを1500℃にて焼成したのち、粉砕、分
級したもの。平均粒径160μm、ショア硬度105。
【0033】炭素材料 C フェノール樹脂焼成炭素材料。 カネボウ(株)製 「ベルパール C−800」。 平均粒径20μm、ショア硬度110。 炭素材料 D メソフェーズピッチ焼成炭素材料。 大阪ガス(株)製 「MCMB−28」。 平均粒径20μm、ショア硬度70。
【0034】炭素材料 E 天然黒鉛。 日本黒鉛(株)製 「CP.B」。 平均粒径10μm、ショア硬度40。 ガラス繊維(シランカップリング処理済) 平均直径10μm、繊維長3mm。 表1から明らかなように、請求項1記載の樹脂組成物は
摺動特性が向上している。
摺動特性が向上している。
【0035】(実施例7〜10、比較例10〜13)こ
れら実施例および比較例は、請求項2記載の樹脂組成物
に対応する。以下の各成分を表3および表4に示す割合
で混合し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。
次に、スクリューインライン式射出成形機をもちいてサ
ンプルを成形、評価した。結果を表3および表4にしめ
す。なお、熱可塑性樹脂およびポリエチレンの溶融粘度
は、組成物成形温度(300℃)下、剪断速度10
3 (sec-1)における値である。
れら実施例および比較例は、請求項2記載の樹脂組成物
に対応する。以下の各成分を表3および表4に示す割合
で混合し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。
次に、スクリューインライン式射出成形機をもちいてサ
ンプルを成形、評価した。結果を表3および表4にしめ
す。なお、熱可塑性樹脂およびポリエチレンの溶融粘度
は、組成物成形温度(300℃)下、剪断速度10
3 (sec-1)における値である。
【0036】ポリフェニレンサルファイド トープレン(株)製 「トープレン T−4」。 溶融粘度 8*102 P。 ポリカーボネート 三菱ガス化学(株)製 ユーピロン S−200
0」。 溶融粘度 2*103 P。
0」。 溶融粘度 2*103 P。
【0037】炭素材料 A 石油系ピッチを1500℃にて焼成したのち、粉砕、分
級したもの。 平均粒径13μm、ショア硬度105。 炭素材料 a PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率235GP
a。 炭素材料 b PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率345GP
a。
級したもの。 平均粒径13μm、ショア硬度105。 炭素材料 a PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率235GP
a。 炭素材料 b PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率345GP
a。
【0038】ポリエチレン a ダイヤポリマー(株)製 「三菱ポリエチ JX−1
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 20g/10mi
n。 溶融粘度 2*102 P。 ポリエチレン b ダイヤポリマー(株)製 「三菱ポリエチ BZ−8
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 0.03g/10m
in。 溶融粘度 3*103 P。
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 20g/10mi
n。 溶融粘度 2*102 P。 ポリエチレン b ダイヤポリマー(株)製 「三菱ポリエチ BZ−8
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 0.03g/10m
in。 溶融粘度 3*103 P。
【0039】ポリエチレン c ダイヤポリマー(株)製 「三菱ポリエチ JY−2
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 9g/10min。 溶融粘度 6*102 P。
0」。 密度0.95g/cm3 、MFR 9g/10min。 溶融粘度 6*102 P。
【0040】表3および4から明らかなように、実施例
1〜6で示した組成に、熱可塑性樹脂との特定の条件を
満たすポリエチレンを配合することにより、請求項1記
載の樹脂組成物に比べて摺動特性が向上し、優れた特性
を有している。
1〜6で示した組成に、熱可塑性樹脂との特定の条件を
満たすポリエチレンを配合することにより、請求項1記
載の樹脂組成物に比べて摺動特性が向上し、優れた特性
を有している。
【0041】(実施例11〜13、比較例14〜18)
これら実施例および比較例は、請求項3記載の樹脂組成
物に対応する。以下の各成分を表5に示す割合で混合
し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。次に、
スクリューインライン式射出成形機をもちいてサンプル
を成形、評価した。結果を表5にしめす。なお、熱可塑
性樹脂および 実施例及び比較例においての使用材料
は、下記の通りである。
これら実施例および比較例は、請求項3記載の樹脂組成
物に対応する。以下の各成分を表5に示す割合で混合
し、二軸混練押出機で混練してペレットとした。次に、
スクリューインライン式射出成形機をもちいてサンプル
を成形、評価した。結果を表5にしめす。なお、熱可塑
性樹脂および 実施例及び比較例においての使用材料
は、下記の通りである。
【0042】ポリカーボネート 三菱ガス化学(株)製 「ユーピロン S−200
0」。 炭素材料 b PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率345GP
a。
0」。 炭素材料 b PAN系炭素繊維(シランカップリング処理済)。 平均直径7μm、繊維長6mm。引張弾性率345GP
a。
【0043】無機フィラー A チタン酸カリウム(シランカップリング処理済)。 繊維直径1μm、繊維長30μm。モース硬度4。 無機フィラー B アルミナボロンウィスカ(シランカップリング処理
済)。 繊維直径1μm、繊維長30μm。モース硬度6。
済)。 繊維直径1μm、繊維長30μm。モース硬度6。
【0044】無機フィラー C 焼結アルミナ粉末。平均粒径10μm、モース硬度9。 無機フィラー D タルク。平均粒径6.5μm、モース硬度2。
【0045】表5から明らかなように、実施例1〜6の
組成に特定の条件を満たす無機フィラーを、炭素材料の
量により定まる特定の量配合することにより、請求項1
記載の樹脂組成物に比べて摺動特性が向上し、優れた特
性を有している。
組成に特定の条件を満たす無機フィラーを、炭素材料の
量により定まる特定の量配合することにより、請求項1
記載の樹脂組成物に比べて摺動特性が向上し、優れた特
性を有している。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱可塑性樹脂に特定の炭素材料を配合することにより、
対磁気テープ摺動特性を満たす樹脂組成物が得られる。
さらに本発明によれば、熱可塑性樹脂に特定の炭素材料
を配合した樹脂組成物に、熱可塑性樹脂と特定の関係を
有するポリエチレンを配合することにより、一層優れた
摺動特性を有する樹脂組成物を得ることができる。同様
に、熱可塑性樹脂に特定の炭素材料を配合した樹脂組成
物に、特定の条件を満たす無機フィラーを、炭素材料に
対して定まる特定の量配合することにより、一層優れた
摺動特性を有する樹脂組成物が得られる。この結果、従
来金属部品を使わざるをえなかった磁気テープ摺動部品
を樹脂化することができ、低価格化、軽量化および小型
化が実現できる効果がある。
熱可塑性樹脂に特定の炭素材料を配合することにより、
対磁気テープ摺動特性を満たす樹脂組成物が得られる。
さらに本発明によれば、熱可塑性樹脂に特定の炭素材料
を配合した樹脂組成物に、熱可塑性樹脂と特定の関係を
有するポリエチレンを配合することにより、一層優れた
摺動特性を有する樹脂組成物を得ることができる。同様
に、熱可塑性樹脂に特定の炭素材料を配合した樹脂組成
物に、特定の条件を満たす無機フィラーを、炭素材料に
対して定まる特定の量配合することにより、一層優れた
摺動特性を有する樹脂組成物が得られる。この結果、従
来金属部品を使わざるをえなかった磁気テープ摺動部品
を樹脂化することができ、低価格化、軽量化および小型
化が実現できる効果がある。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【図1】摩擦係数および対磁気テープ摺動特性測定用サ
ンプル形状を示す図
ンプル形状を示す図
【図2】摩擦係数および対磁気テープ摺動特性測定装置
を示す図
を示す図
【符号の説明】 1 サンプル 2 パワーシリンダ 3 ロードセル 4 磁気テープ 5 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 正典 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分からなる樹脂組成物。 成分A 熱可塑性樹脂 95〜40容量% 成分B 平均粒径0.1〜100μmの炭素粉末で、成
形ブロック体のショア硬度が50以上の炭素材料のう
ち、少なくとも1種からなる炭素材料5〜60容量% - 【請求項2】 次の成分からなる樹脂組成物。 成分A 熱可塑性樹脂 94.5〜20容
量% 成分B 平均粒径0.1〜100μmの炭素粉末で、成
形ブロック体のショア硬度が50以上の炭素材料およ
び、炭素繊維のうち少なくとも1種から構成される炭素
材料 5〜60容量% 成分C ポリエチレン 0.5〜40容
量% ただし、成分Aと成分Cの溶融粘度比(A/C)が、組
成物の成形温度の剪断速度(1×103 sec-1)にお
いて、0.5〜8とする。 - 【請求項3】 次の成分からなる樹脂組成物。 成分A 熱可塑性樹脂 83.5〜
20容量% 成分B 平均粒径0.1〜100μmの炭素粉末で、成
形ブロック体のショア硬度が50以上の炭素材料およ
び、炭素繊維のうち少なくとも1種から構成される炭素
材料 15〜60容量% 成分C モース硬度3以上のセラミクスウィスカ、無機
物粉末のうち、少なくとも1種からなる無機フィラー
1.5〜30容量% ただし、成分Bと成分Cの配合比B:C=1:1〜1
0:1とする。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5015631A JPH06228362A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5015631A JPH06228362A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06228362A true JPH06228362A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11894071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5015631A Pending JPH06228362A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06228362A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001131427A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Daicel Chem Ind Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2010285578A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP5015631A patent/JPH06228362A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001131427A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Daicel Chem Ind Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2010285578A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH01108413A (ja) | 複層摺動部材 | |
| EP1735376B1 (en) | Method of producing a conductive resin composition | |
| KR920010612B1 (ko) | 슬라이딩 요소용 폴리아세탈 수지 조성물 및 그것을 사용하여 만든 가이드 롤러 또는 가이드 폴 | |
| WO2010038718A1 (ja) | 導電性ポリエチレン樹脂組成物、導電性ポリエチレン樹脂成形体、滑り軸受、および摺動シート | |
| JPH0254853B2 (ja) | ||
| EP0159904B2 (en) | Polyacetal resin composition | |
| US5177123A (en) | Self-lubricated polyacetal molding compositions and molded articles formed thereof | |
| JPH06228362A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JPS6349303B2 (ja) | ||
| US20080075953A1 (en) | Electrically Conductive Composites with Resin and Vgcf, Production Process, and Use Thereof | |
| JP3140502B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物及びその成形品 | |
| JPH073118A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JPS61151267A (ja) | 導電性摺動樹脂材料 | |
| JP2723330B2 (ja) | 軽量化ランプリフレクター | |
| JP3566808B2 (ja) | 摺動性樹脂組成物 | |
| He et al. | Effect of surface treatment of UHMWPE fiber on mechanical and impact fracture behavior of PTFE/POM composites | |
| JP3978841B2 (ja) | 導電性摺動部材組成物 | |
| JPH08253692A (ja) | 合成樹脂組成物 | |
| JP2506399B2 (ja) | ポリオレフイン樹脂組成物 | |
| JPH07157630A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JPH0471942B2 (ja) | ||
| JPH04234450A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物および摺動部材 | |
| JP3837266B2 (ja) | スクロール型コンプレッサー用シール材料 | |
| JPS61266464A (ja) | 電磁波遮蔽用導電性樹脂組成物 | |
| JPH07268171A (ja) | 摺動性樹脂組成物 |