JPH06228409A - グラフト共重合樹脂組成物 - Google Patents

グラフト共重合樹脂組成物

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JPH06228409A
JPH06228409A JP1480293A JP1480293A JPH06228409A JP H06228409 A JPH06228409 A JP H06228409A JP 1480293 A JP1480293 A JP 1480293A JP 1480293 A JP1480293 A JP 1480293A JP H06228409 A JPH06228409 A JP H06228409A
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JP
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weight
monomer
parts
graft copolymer
graft
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JP1480293A
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English (en)
Inventor
Shigeto Ishiga
成人 石賀
Tatsuji Kamoshita
竜児 鴨下
Hiroki Kashiwagi
浩樹 柏木
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MONSANT KASEI KK
Original Assignee
MONSANT KASEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた加工性、耐衝撃性及び耐薬品性を示すグ
ラフト共重合樹脂組成物を提供する。 【構成】2種類のABS樹脂とAS樹脂のブレンドから
なるグラフト共重合樹脂組成物。ただし、各共重合樹脂
はその組成及び配合比率について重量的条件の限定があ
り、またABS樹脂の一つはゴム粒子がブドウ状の凝集
構造を持ち、AS樹脂は含有量0であってもよい。 【効果】前記目的を達成しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフト共重合樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、特定のグラ
フト共重合体二種又は特定のグラフト共重合体二種と硬
質共重合体とからなる、耐衝撃性、耐薬品性及び良好な
成形加工性を有し、それ自身が耐衝撃性材料として使用
されるばかりでなく、これを他の樹脂に配合して耐衝撃
性樹脂組成物をつくるのにも有用なグラフト共重合樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】耐衝撃性樹脂を得る方法の一つとしてグ
ラフト共重合法は周知のものであって、ゴム質重合体
(例えば、共役ジエン系重合体のラテックス)の存在下
に、樹脂質重合体を与えるべき単量体(例えば、スチレ
ン+アクリロニトリル)を重合させることによって製造
されるグラフト共重合樹脂組成物は、耐衝撃性樹脂とし
て広く使用されている。これらのうちで、ポリブタジエ
ン/スチレン/アクリロニトリルからなるグラフト共重
合体は、ABS樹脂として著名である。
【0003】しかしながら、例えばABS樹脂では、応
力負荷状態で特定の薬品と接触すると、亀裂が発生し
て、著しい場合には破断する現象が観察されるなど、耐
薬品性等の性質も劣るものであった。これらの性質にお
いて優れた樹脂を得るため、ABS樹脂中のアクリロニ
トリル成分の含有割合を増加させる方法(例えば、特開
昭47−5594号公報)、ABS樹脂とアクリルゴム
/スチレン/アクリロニトリル(ASA樹脂)を混合す
る方法(特公昭54−40258号公報)、ABS樹脂
にアクリル酸エステル系重合体を混合する方法(特公昭
63−22222号公報)、特徴ある2種のグラフト共
重合体を混合する方法(特公昭57−22064号公
報、特開平2−175745号公報)等が提案されてい
る。
【0004】しかしながら、これらの技術は存在する課
題に対し、それなりに解決を与えたものとして有意義な
ものと言い得るが、本発明者らが知る限りでは、完全に
満足すべきものではない。すなわち、提案された方法の
うち、特開昭47−5594号公報、特公昭54−40
258号公報等では、射出成形物の表面状態に不良現
象、例えば、フローマークと言われる表面外観不良、又
は、表面剥離現象が観察されることがあり、押出し成形
物の表面状態にダイバンドと言われる表面外観不良が観
察されることがあり、使用上大きな問題となっていた。
【0005】また、特公昭57−22064号公報及び
特開平2−175745号公報に提案されているのもの
では、耐薬品性が不十分であり、より耐薬品性が必要と
される分野では、やはり使用上問題となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決することを目的とし、特定の平均粒子径を有す
る2種類のゴム質重合体を、各々個々に、特定のグラフ
ト率となるように、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニ
ル単量体及びこれらと共重合可能な他のビニル単量体か
らなる単量体混合物を、乳化重合法によりグラフト重合
反応してなる、特徴ある粒子形態を有するグラフト共重
合体(A)、(B)と、これらと親和性を有する硬質共
重合体(C)を均一に混合することによって、この目的
を達成しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明の要旨と
するところは、下記に示すグラフト共重合体A、グラフ
ト共重合体B及び硬質重合体Cを、下記(1) 〜(3) の組
成比率で含んでなることを特徴とする、グラフト共重合
樹脂組成物に存する。
【0008】グラフト共重合体A: グラフト共重合体
Aは、下記の通りに定義されるものである。 (1) 重量平均粒子径が0.10〜0.65μmであ
るゴム質重合体ラテックス10〜80重量部(固形分基
準)の存在下に、芳香族ビニル単量体30〜80重量
%、シアン化ビニル単量体20〜70重量%及びこれら
と共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%からな
る単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて得た
グラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合体1
00重量部に対して、20〜120重量部の芳香族ビニ
ル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合可
能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、
(3) ゴム質重合体が、分散した球状粒子の形態を有
すること。
【0009】グラフト共重合体B: グラフト共重合体
Bは、下記の通りに定義されるものである。 (1) 共役ジエン系単量体60重量%以上と、これと
共重合可能なビニル単量体40重量%以下との単量体混
合物を、乳化重合法によって得られた重量平均粒子径が
0.05〜0.2μmであるゴム質重合体ラテックス1
0〜80重量部(固形分基準)の存在下に、芳香族ビニ
ル単量体12〜80重量%、シアン化ビニル単量体8〜
70重量%、共役ジエン系単量体2〜60重量%及びこ
れらと共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%か
らなる単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて
得たグラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合
体100重量部に対して、10〜70重量部の芳香族ビ
ニル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合
可能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、
(3) ゴム質重合体が、一次粒子が凝集した、平均粒
子径が0.4〜3.0μmのブドウ状二次粒子を含有す
ること。
【0010】硬質共重合体C: 硬質共重合体Cは、下
記の通りに定義されるものである。 (1) 芳香族ビニル単量体30〜80重量%、シアン
化ビニル単量体20〜70重量%及びこれらと共重合可
能な他のビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混
合物を重合させて得た硬質共重合体。
【0011】
【数4】
【0012】
【数5】
【0013】
【数6】
【0014】[発明の具体的説明]本発明のグラフト共
重合樹脂組成物は、特定の平均粒子径を有する2種類の
ゴム質重合体を、各々個々に、特定のグラフト率となる
ように、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及
びこれらと共重合可能な他のビニル単量体からなる単量
体混合物を、乳化重合法によりグラフト重合反応してな
る、特徴ある粒子形態を有するグラフト共重合体
(A)、(B)と、これらと親和性を有する組成均一な
硬質共重合体(C)を配合したものである。
【0015】〔I〕グラフト共重合体 1)一般的説明 グラフト共重合体の常として、「枝」となるべき単量体
がすべて「幹」であるゴム質重合体と結合して「枝」と
なっているとは限らないが、本発明でいう「グラフト共
重合体」も、慣用されているところに従って、そのよう
な「枝」となっていない「枝」用単量体由来の重合体の
共存を許容するものである。
【0016】(1)ゴム質重合体ラテックス 本発明で用いられるゴム質重合体としては、そのガラス
転位温度が常温より低いものが一般に対象となる。この
ようなゴム質重合体の例としては、(イ)ゴム弾性を主
として共役ジエン系単量体に由来するもの、すなわち共
役ジエン重合体、(ロ)アクリル酸エステル重合体、及
び(ハ)エチレン−プロピレン二元共重合体またはエチ
レン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体(所謂E
PDM)等のオレフィン系ゴムである。
【0017】共役ジエン重合体ゴム(イ)としては、炭
素数4〜5個のジエン例えば1,3ブタジエン、イソプ
レン又はクロロプレンの単独重合体およびこのような共
役ジエンを50重量%以上含むその共重合体が代表的で
ある。その場合に共役ジエン、特にブタジエンと共重合
させるために使用できる単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル系
単量体、アクリル酸、メタアクリル酸及びそのメチル、
エチル、プロピル、n−ブチル等のアクリル系単量体、
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のシアン化
ビニル系単量体等が挙げられる。
【0018】アクリル酸エステル重合体ゴム(ロ)とし
ては、アクリル酸と炭素数2〜12個、好ましくは4〜
8個の一価のアルコールとのエステルが適当である。炭
素数が上記範囲外であると、十分なゴム弾性が得られな
いので好ましくない。これらのエステルは一種でもよ
く、二種以上混合して用いてもよい。オレフィン系ゴム
(ハ)としては、エチレンとプロピレン又はブテンとか
らなる二元共重合体(EPR)、エチレン、プロピレン
又はブテン及び非共役ジエンからねる三元共重合体(E
PDM)などがあり、一種または二種以上用いられる。
三元共重合体(EPDM)における非共役ジエンとして
は、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、
1,4−ヘキサジエン、1,4−シクロペンダヂエン、
1,5−シクロオクタジエン等があげられる。二元共重
合体(EPR)及び三元共重合体(EPDM)における
エチレンとα−オレフィンのモル比は、5:1から1:
3の範囲内とするのが好ましい。また、三元共重合体
(EPDM)においては、非共役ジエンの割合が、ヨウ
素価に換算して、2〜50の範囲のものが好ましい。
【0019】これらのゴム質重合体のうちでは、ラテッ
クスの形で得ることが容易である共役ジエン重合体ゴム
(イ)が最も好ましい。すなわち、共役ジエン重合体ラ
テックスは、所定の単量体ないしその混合物を水性媒体
中で一時にまたは段階的に乳化重合させることによっ
て、製造することができる。本発明でグラフト共重合体
A及びBに使用されるゴム質重合体は、同一であって
も、異なったものであってもよい。
【0020】(2)グラフト重合 本発明におけるグラフト共重合体A及びBは、上記のよ
うなゴム質重合体ラテックスの存在下に、芳香族ビニル
単量体、シアン化ビニル単量体、グラフト共重合体Bに
あっては共役ジエン系単量体及びこれらと共重合可能な
他のビニル単量体からなる単量体混合物を、乳化重合法
によりグラフト重合反応させて得られるものである。
【0021】グラフト重合反応の条件は、本発明所定の
要件を満たす限り、ABS樹脂の製造に慣用されている
ところと本質的に異ならない。また、グラフト共重合体
A、Bのグラフト重合反応の条件は、同一である必要は
なく、各々の粒子径に最適の条件を選択することができ
る。 <単量体>本発明で用いられる芳香族ビニル単量体に
は、スチレン、および側鎖又は(及び)核置換スチレン
(置換基は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、トリ
フルオロメチル基、ハロゲン原子、その他)、例えばα
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、核ハロゲン化スチレン、
α−、またはβ−ビニルナフタレン、その他、がある。
これらは、群内または群間で併用してもよい。グラフト
共重合体A及びB(ならびに硬質共重合体C)に使用さ
れる単量体の種類は、同一でも異なってもよい。
【0022】本発明で用いられるシアン化ビニル単量体
には、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−ク
ロロアクリロニトリル等がある。これらは一種又は二種
以上の混合物であってもよい。グラフト共重合体Bにあ
っては、ゴム質重合体にグラフト重合させる単量体に共
役ジエン系単量体を共存させる。共役ジエン系単量体と
しては、1,3ブタジエン、イソプレン又はクロロプレ
ン等がある。これらは一種又は二種以上の混合物であっ
てもよい。
【0023】単量体は、本発明の趣旨を損なわない限
り、上記単量体と共重合可能な他の単量体を少量併用し
てもよい。このような単量体としては、アクリル酸、メ
タアクリル酸と炭素数が1〜10の範囲のアルカノール
とのエステル、特にメチルメタアクリレート、ジビニル
ベンゼン、(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、その他がある。
【0024】<グラフト重合反応>グラフト共重合反応
は、重合開始剤の存在下で行う。使用し得る開始剤(ま
たは、触媒)としては、過硫酸、過酢酸、過フタル酸な
どの過酸触媒、過硫酸カリウム等の過酸塩触媒、過酸化
水素、過酸化ベンゾイル、過酸化クロルベンゾイル、過
酸化ナフチル、過酸化アセチル、過酸化ベンゾイルアセ
チル、過酸化ラウロイル等の過酸化物触媒、ヒドロ過酸
化t−ブチル等のヒドロ過酸化アルキル、アゾビスイソ
ブチロニトリル等のアゾ触媒があり、これらは単独でま
たは二種以上を混合して使用できる。これらは、還元剤
と組合せてレドックス触媒として使用することもでき
る。
【0025】グラフト共重合反応は、連鎖移動剤の存在
下で行うことができる。本発明で用いられる連鎖移動剤
としては特に制限はないが、例えばn−オクチルメルカ
プタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメル
カプタン、等あるいはテルピノレン、α−メチルスチレ
ンリニアダイマ等が用いられる。グラフト共重合反応を
行う際の重合反応温度は、50〜85℃、好ましくは5
5〜75℃の範囲が適当である。50℃未満の場合は重
合反応速度が小さくて実用的でなく、また85℃を越え
る場合には一気に反応が起こり、反応生成物中への凝固
物の発生や反応容器(缶)への付着物(スケール)が多
くなり、重合率の低下及び最終製品の品質低下をきたす
ので好ましくない。
【0026】その他のグラフト重合反応条件は、ABS
樹脂の製造に慣用されているところと本質的には異なら
ない。グラフト共重合用単量体は、全量を一時に重合系
に導入してもよく、段階的に導入してもよい。また、重
合開始剤や連鎖移動剤は、全量を一時に重合系に導入し
てもよく、段階的に導入してもよい。さらに、重合中に
重合系の温度を経時的に変化させることもできる。
【0027】グラフト共重合樹脂組成物を製造するに当
たっては、まず前記の範囲に特定したグラフト共重合体
ラテックスを製造し、芳香族ビニル単量体、シアン化ビ
ニル単量体、及びこれらと共重合可能な他のビニル単量
体からなる単量体混合物を共重合して得られた硬質重合
体ラテックスを混合してもよいし、硬質重合体ラテック
スを混合することなく、直接グラフト共重合樹脂組成物
を製造してもよい。前者の場合、混合するグラフト共重
合体ラテックスの「枝」用単量体の単量体の重量比率と
硬質重合体ラテックスの単量体の重量比率は、同一でも
良いし異なっていても良い。
【0028】2)グラフト共重合体A 本発明において使用するグラフト共重合体Aは、前記し
た特定の条件を満たした限定されたグラフト共重合体樹
脂である。すなわち、そのゴム質重合体含有量は、10
〜80重量部、好ましくは、20〜70重量部である。
ゴム質重合体含有量がこの範囲より少ないと、本発明の
樹脂組成物は十分な耐衝撃性を持たず、この範囲より高
いと十分な剛性が得られない。
【0029】グラフト共重合体Aは、「枝」用単量体が
比較的多量に「枝」重合体と化学的に結合したものであ
る。すなわち、ゴム質重合体100重量部に対して、芳
香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、及びこれら
と共重合可能な他のビニル単量体からなる単量体混合物
の合計量で20〜120重量部、好ましくは30〜10
0重量部が、化学的に結合している。「枝」用単量体の
「幹」重合体への化学的結合量、すなわちグラフト率
が、この範囲より少ないと、耐衝撃性が発現されず、こ
の範囲より多いと、加工性が低下する傾向にある。化学
的に結合した「枝」の量ないし含有量。すなわちグラフ
ト率は、下記の方法によって測定したものである。
【0030】(グラフト率の測定)グラフト共重合体の
一定量(X)をアセトニトリル中に投入して、一晩放置
する。15分間超音波洗浄器にかけて遊離の共重合体を
完全に溶解させた後、遠心分離器を用いて2000rp
mで1時間遠心分離を行い不溶分を得る。これを真空乾
燥器を用いて60℃で一晩乾燥して、不溶分(Y)を得
る。グラフト率は次式により算出した。
【0031】
【数7】 グラフト共重合樹脂組成物のゴム分率(R)は、使用し
たゴム質重合体とグラフト共重合体から算出される。
【0032】グラフト共重合体A中の「枝」用単量体の
重量比率は、芳香族ビニル単量体30〜80重量%、シ
アン化ビニル単量体20〜70重量%、及びこれらと共
重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%、好ましく
はそれぞれ、40〜80重量%、20〜60重量%、0
〜20重量%である。これらの重量比率範囲より、シア
ン化ビニル単量体が多くなると加工性および色調が低下
し、少なくなると耐薬品性が低下し、好ましくない。
【0033】(ゴム質重合体の粒子径)ゴム質重合体の
重量平均粒子径は、0.10〜0.65μm、好ましく
は0.15〜0.45μmの粒子径の範囲にある。0.
10未満では、最終的に得られる樹脂の耐衝撃性が著し
く劣ったものとなり、成形加工性も不足する。0.65
μm超過では、成形品の外観が低下し、耐衝撃性の低い
樹脂しか得られず、また、乳化グラフト重合の際、ラテ
ックスの不安定化を招き、重合中に重合容器(缶)への
付着物(スケール)量の増加などの問題が生ずるので、
好ましくない。グラフト共重合体A中のゴム質重合体粒
子は、グラフト共重合体組成物中で分散した球状の形態
を有する。
【0034】ゴム質重合体ラテックスの重量平均粒子径
は、米国コールター社製「ナノサイザー」によって測定
したものである。なお、グラフト共重合体中のゴム質重
合体の重量平均粒子径は、射出成形機により成形された
試験片から切取った超薄層の切片につき、電子顕微鏡に
よって測定することができる。比較的大粒子径のゴム質
重合体ラテックスは、目的の粒子径にするために、小粒
子径のゴム質重合体ラテックスについて粒子径肥大の操
作を行って得たものでもよい、粒子径肥大は、公知の方
法、例えば、ラテックスを一度凍結させてから再解凍す
る方法、ラテックスに鉱酸等を添加して、ラテックスの
pHを一時的に低下させる方法、ラテックスに剪断力を
加える方法等(特開昭54−133588号公報、特開
昭59−202211号公報参照)によって、行うこと
ができる。特に、ラテックスに燐酸又は無水酢酸を添加
する方法が、粒子径の調整が容易であるので、好まし
い。
【0035】2)グラフト共重合体B 本発明において使用するグラフト共重合体Bは、グラフ
ト共重合体Aの場合と同様、限定されたグラフト共重合
体樹脂である。すなわち、そのゴム質重合体含有量は、
10〜80重量部、好ましくは、20〜70重量部であ
る。ゴム質重合体含有量がこの範囲より少ないと、本発
明の樹脂組成物は十分な耐衝撃性を持たず、この範囲よ
り高いと十分な剛性が得られない。
【0036】グラフト率は、「幹」重合体100重量部
について「枝」重合体10〜70重量部、好ましくは2
0〜60重量部、である。グラフト率がこの範囲より低
いと、耐衝撃性が発現されず、この範囲より多いと、加
工性が低下する傾向にあるうえ、グラフト共重合体Bの
形態的特徴であるブドウ状(クラスター状ともいう)
(詳細後記)の凝集構造をとらなくなって、耐薬品性が
低下する。
【0037】グラフト共重合体B中の「枝」用単量体の
重量比率は、芳香族ビニル単量体12〜80重量%、シ
アン化ビニル単量体8〜70重量%、共役ジエン系単量
体2〜60重量%、及びこれらと共重合可能な他のビニ
ル単量体0〜20重量%、好ましくはそれぞれ、25〜
75重量%、12〜65重量%、10〜45重量%、そ
して、0〜20重量%、である。これら重量範囲より、
シアン化ビニル単量体が多くなると、加工性および色調
が低下し、少なくなると、耐薬品性が低下し、好ましく
ない。共役ジエン系単量体を上記範囲で存在させるとブ
ドウ状の凝集構造になり易くなって、耐薬品性が向上す
るという効果がある。
【0038】グラフト共重合体Bは、ゴム質重合体の粒
子形状に特徴を有する。すなわちグラフト共重合体B用
のラテックスのゴム質重合体の粒子は、0.05〜0.
20μm、好ましくは0.07〜0.18μmの重量平
均粒子径を有しており、それらを凝集させて、0.4〜
3.0μmの平均粒子径をもつブドウ状粒子にして含有
させることによって、本発明組成物に対して良好な耐薬
品性を与える。ブドウ状粒子の平均粒子径が0.4μm
より小さいと、この効果が小さく、3.0μmより大き
いと凝集物で剛性の低下が大きい。
【0039】このような比較的大粒子径のゴム質重合体
ラテックスは、グラフト共重合体Aの場合と同様、小粒
子径のラテックスについて、目的の粒子径にするため
に、粒子径肥大の操作を行って得たものでもよい。この
ブドウ状凝集物は、ゴム質重合体ラテックス中のゴム質
重合体粒子(グラフト共重合体Bでは、粒子径0.05
〜0.20μmのもの)(以下、一次粒子という)が、
その粒子形態を実質的に保持したまま、グラフト重合、
その後の塩析、酸析、乾燥などの後処理、および、押出
し、成形等の加工操作を経て、数個以上凝集会合してブ
ドウ状ないしクラスター状となった二次粒子のことであ
る。このブドウ状の凝集物からなる二次粒子は、樹脂組
成物のマトリックス中の一次ゴム粒子が物理的ないし化
学的に会合、凝集凍結してなるものであると考えられ、
通常のグラフト共重合体の配合混練操作によっては、一
次粒子を解離することはない。このような二次粒子は、
電子顕微鏡によって測定することができる。なお、この
グラフト重合したゴム質重合体のブドウ状凝集物、すな
わち二次粒子の平均粒子径は、その最大寸法の平均をい
うものとする。
【0040】なお、図1は、本発明の樹脂組成物の射出
成形試験片から切取った超薄層の切片についての電子顕
微鏡写真から得たゴム質重合体粒子の分散状態を示す模
式図であって、ゴム質重合体が主としてグラフト共重合
体Bに由来するブドウ状(クラスター状)粒子1と、主
としてグラフト共重合体Aに由来する単一の粒子2とか
らなっていることを示すものである。
【0041】4)グラフト共重合体のゴム質重合体分率 本発明によるグラフト共重合体A及びBは、ゴム質重合
体ラテックスの存在下に、芳香族ビニル単量体、シアン
化ビニル単量体、グラフト共重合体Bにあっては共役ジ
エン系単量体及びこれらと共重合可能な他のビニル単量
体からなる単量体混合物を、乳化重合法によりグラフト
重合反応させて得られるものであることは、前記したと
ころである。得られるグラフト共重合体のゴム質重合体
分率(重量分率)は、5〜50%、好ましくは10〜3
5%、でなければならない。5%未満では生成樹脂組成
物の耐衝撃性の発現が困難となり、耐衝撃性向上剤とし
ての効果も減じることとなる。一方、50%超過では、
グラフト共重合体樹脂組成物を成形する際に加工性の低
下を生じ、成形品の光沢を損なうだけでなく、耐衝撃性
も低下する。
【0042】〔II〕硬質共重合体C 本発明に係る樹脂組成物を構成する硬質共重合体は、芳
香族ビニル単量体30〜80重量%、シアン化ビニル単
量体20〜70重量%、及びこれらと共重合可能な他の
ビニル単量体0〜20重量%、好ましくはそれぞれ、4
0〜80重量%、20〜60重量%、及び0〜20重量
%、からなる単量体混合物の重合生成物である。これら
重量範囲より、シアン化ビニル単量体が多くなると、加
工性及び色調が低下し、少なくなると、耐薬品性が低下
し好ましくない。
【0043】上記共重合体の構成成分である芳香族ビニ
ル単量体、シアン化ビニル単量体、及びこれらと共重合
可能な他のビニル単量体の具体例は、先にグラフト共重
合体A及びBの構成成分として例示したものの中に見出
すことができる。上記の共重合体の重合方法及び重合条
件は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法などの方法
を回分又は連続方法から適宜選択することができる(製
造方法の詳細は、例えば特開昭62−1720号公報参
照)。
【0044】本発明におけるグラフト共重合体A及び
B、ならびに硬質共重合体Cを構成する単量体成分の組
成は、各々前記で限定された範囲内であればよく、両者
の組成が全く同一ということを必ずしも意味するもので
はない。しかし、両者が前記範囲内で選択され、組合さ
れたとしても、両者の組成を著しく相違させると、両グ
ラフト共重合体の相溶性が劣り、物性が低下するので好
ましくない。
【0045】〔III〕グラフト共重合樹脂組成物 本発明によるグラフト共重合樹脂組成物は、以上説明し
たようなグラフト共重合体A及びBならびに硬質共重合
体Cから構成されるものであり、その組成比率は前記
(1)〜(3)式に示される範囲内にある。各々の共重
合体の配合量が、(1)〜(3)式で定める範囲を外れ
ると、目的とする物性が得られず、また成形性の良好な
熱可塑性樹脂組成物とすることができない。
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】
【0048】
【数10】 上記(1)式に示される通り、本発明に係るグラフト共
重合樹脂組成物中に含有されるゴム質重合体は、グラフ
ト共重合体Aに含まれるゴム質重合体がグラフト共重合
体A及びBのゴム質重合体の合計当り5〜50重量%で
なければならない。
【0049】また、上記(2)式に示される通り、硬質
共重合体Cはグラフト共重合体A、B及び硬質共重合体
Cの合計当り0〜90重量%でなければならない。さら
に、上記(3)式に示される通り、グラフト共重合体
A、Bからもたらされるゴム質重合体の合計は、グラフ
ト共重合体A、B及び硬質共重合体Cの合計当り5〜5
0重量%でなければならない。
【0050】上記(2)式から明らかなように、硬質共
重合体Cは存在しなくてもよい。従って、本発明の本質
的な特徴は、グラフト共重合体B、就中そのゴム質重合
体がブドウ状であること、及びグラフト共重合体A及び
Bの配合組成比に在るといえる。グラフト共重合体及び
硬質共重合体を配合し、混合混練するには、公知の混合
混練方法によればよい。この際、混練する温度は、樹脂
組成物が樹脂焼けを起こさない範囲で選択するのがよ
い。
【0051】粉末、ビーズ、フレーク、又はペレットと
状のこれら共重合体の二種又は三種の混合物は、一軸押
出機、二軸押出機、又は、バンバリーミキサー、加圧ニ
ーダー、二本ロール等の混練機等により、樹脂組成物と
することができる。また、場合によっては、重合反応を
終了したこれら共重合体の二種又は三種を未乾燥のまま
混合し、析出し、洗浄し、乾燥して、混練する方法を採
用することもできる。
【0052】本発明に係る樹脂組成物は、樹脂としての
性質を阻害しない種類及び量の潤滑剤、可塑剤、着色
剤、帯電防止剤、難燃化剤、紫外線吸収剤、耐光安定
剤、耐熱性安定剤、充填剤等の各種樹脂添加剤を、適宜
組合せて添加することができる。本発明に係る樹脂組成
物は、射出成形法、押出成形法、熱成形法、圧縮成形法
等の各種成形法によって、成形品とし、優れた耐薬品
性、加工性及び耐衝撃性が要求される用途、例えば電気
冷蔵庫の内箱用材料など電気部品及び工業部品として使
用することができる。
【0053】
【実施例】下記の実施例及び比較例は、本発明をさらに
具体的に説明するためのものであり、本発明はその要旨
を越えない限り、以下の例に限定されるものではない。
なお、以下の例において、「部」とは重量部を意味す
る。以下の各実施例及び比較例において、耐衝撃性スチ
レン系樹脂の物性は、次の方法によって測定した。
【0054】(1)アイゾット衝撃強度 JIS K7110に準拠して測定した。単位:Kg-cm/
cm (2)メルトフローレート JIS K7210に準拠し、温度220℃、荷重10
kgの条件で測定し、10分間の流出g数で表示した。
単位:g/10分 (3)引っ張り強度 JIS K7113に準拠して測定した。単位:Kg/cm2 (4)光沢 ASTM D523に準拠し、60度−60度鏡面光沢
度法にて測定した。
【0055】(5)色調 JIS K7103に準拠し、黄色度YIをスガ試験機
社製SMカラーコンンピューターSM−4−CHにて測
定 (6)ラテックスの重量平均粒子径 米国コールター社製「ナノサイザー」によって測定し
た。 (7)平均凝集粒子径 射出成形法によって成形された試験片につき、電子顕微
鏡写真を撮り、当該写真から観察される粒子200個の
平均粒子径を測定し、平均凝集粒子径とした。 (8)耐薬品性 圧縮成形試験片(厚さ2mm、幅35mm、長さ230
mm)をベンデイングフォーム法によって、23℃でフ
ロン123に対する亀裂発生の臨界歪値を測定した。臨
界歪値0.8%以上を耐薬品性が極めて良好(◎)、
0.8〜0.6%を良好(○)、0.6%以下を不良
(×)と判定した。
【0056】[製造例] 1:グラフト共重合体(A)の製造A−1 (1) 共役ジエン系ゴム質重合体の製造 撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、及び各原料、助剤添
加装置を供えたステンレス鋼製オートクレーブに、
【0057】
【表1】 脱イオン水 150 部(重量部) ブタジエン単量体(BD)(#1) 90 〃 スチレン単量体(ST)(#1) 10 〃 t−ドデシルメルカプタン(TDM)(#1) 0.3 〃 高級脂肪酸トリウム 4 〃 ピロ燐酸トリウム 0.8 〃 水酸化ナトリウム 0.075〃 過硫酸カリウム 0.15 〃 を仕込み、窒素ガスにより置換し、内温を68℃に昇温
し、反応を開始した。この温度で重合を継続している途
中、1時間経過後から5時間経過時までの間、
【0058】
【表2】 ブタジエン単量体(#2) 72 〃 スチレン単量体(#2) 8 〃 t−ドデシルメルカプタン(#2) 0.3 〃 を同じオートクレーブに連続添加し、6時間重合反応を
継続した。次いで、内温を68℃から80℃に1時間を
要して昇温し、さらに2時間30分反応を継続した。こ
のあと直ちに内温を常温まで冷却し、ブタジエン−スチ
レンゴム共重合体を得た。得られたゴム質重合体ラッテ
クスは、固形分が40.2重量%、平均粒子径が0.0
8μmであった。 (粒子径肥大)上で得られたゴム質重合体ラッテクスに
ついて、同じオートクレーブを用いて、次の手順で、粒
子径の肥大操作を行った。まず、オートクレーブに
【0059】
【表3】 ゴム質重合体ラッテクス 100 部(重量部) 脱イオン水(ラッテクス中の水も含む) 200 〃 を仕込み、25℃の温度で、
【0060】
【表4】 無水酢酸 1.2 〃 脱イオン水 50 〃 を添加混合した。添加後30分間放置したあと、同じオ
トクレーブに、
【0061】
【表5】 β−ナフタリンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮合物 1.5 〃 水酸化ナトリウム 0.8 〃 脱イオン水 25 〃 を加え、混合撹拌し、粒子径の肥大したゴム粒子を含む
ブタジエン−スチレンゴム共重合体ラッテクスを得た。
得られたラッテクスは、固形分が27.5重量%、平均
粒子径が0.16μmであった。
【0062】A1−2 A1−1において使用したのと同じオートクレーブを用
いて、同例におけるのと同様の手法でゴム質重合体を製
造し、得られたゴム質重合体ラッテクスについて、同例
におけるのと同様の手法で粒子径の肥大操作を行った。
この際、無水酢酸の使用量のみを変更した。得られたラ
ッテクスは、固形分が27.3重量%、平均粒子径が
0.20μmであった。
【0063】A1−3 A1−1において使用したのと同じオートクレーブを用
いて、同例におけるのと同様の手法でゴム質重合体の製
造、及びゴム質重合体ラッテクス粒径の肥大操作を行っ
た。肥大操作の際には、A1−1における無水酢酸の使
用量のみを変更した。得られたラッテクスは、固形分が
27.3重量%、平均粒子径が0.32μmであった。
【0064】A1−4 A1−1において使用したのと同じオートクレーブを用
いて、同例におけるのと同様の手法でゴム質重合体の製
造した。この際、重合開始剤、乳化剤、助剤はA1−1
におけるのと同様とし、単量体組成をスチレン単量体を
0部とし、ブタジエン単量体#1を20重量部、#2を
80重量部、t−ドデシルメルカプタン#1を0.1
部、#2を0.4部と変更した。得られたラッテクス
は、固形分が40.5重量%、平均粒子径が0.15μ
mであった。
【0065】A1−5 A1−1において使用したのと同じオートクレーブを用
いて、同例におけるのと同様の手法でゴム質重合体の製
造した。この際、重合開始剤、乳化剤、助剤はA1−1
におけるのと同様とし、単量体組成をスチレン単量体の
代りに、アクリロニトリル単量体を用い、t−ドデシル
メルカプタン#1を0.1部、#2を0.4部と変更し
た。得られたラッテクスは、固形分が40.5重量%、
平均粒子径が0.15μmであった。
【0066】A1−6 A1−1において使用したのと同じオートクレーブを用
いて、同例におけるのと同様の手法でゴム質重合体の製
造した。この際、単量体組成、重合開始剤、助剤はA1
−1におけるのと同様とし、乳化剤の使用量のみを変更
した。得られたラッテクスは、固形分が40.2重量
%、平均粒子径が0.07μmであった。 1−2:グラフト共重合体(A)の製造
【0067】A−1、2 撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、及び各原料、助剤添
加装置を供えた重合缶に、表−1に記載のゴム質重合体
50部(固形分)、及び、デキストローズ0.5部、ピ
ロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第一鉄0.005部
を溶解した水180部(ラテックス中の水を含む)を、
仕込んだ。重合缶内の気相を窒素ガスで置換後、内温を
70℃に温度調節しグラフト反応を行いながら、表−1
に示す単量体混合物、及び、クメンハイドロパーオキサ
イド0.25部、ロジン酸ソープ1.0部、脱イオン水
14部よりなる混合水溶液を、3時間を要して、重合缶
に添加した。
【0068】添加終了後、さらに30分間反応を続け、
重合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラ
フト重合体ラテックスを、老化防止剤1部の添加後、9
5℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しなが
ら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラフ
ト共重合体A−1及び2の粉末を得た。A−3 A−1において使用したのと同じ重合缶に、表−1に記
載のゴム質重合体35部(固形分)、及び、過硫酸カリ
ウム0.1部を溶解した水180部(ラテックス中の水
を含む)を、仕込んだ。重合缶内の気相を窒素ガスで置
換後、内温を75℃に温度調節しグラフト反応を行いな
がら、表−1に示す単量体混合物、及び、過硫酸カリウ
ム0.2部、ステアリン酸ナトリウム1.5部、脱イオ
ン水14部よりなる混合水溶液を、4時間30分を要し
て、重合缶に添加した。
【0069】添加終了後、さらに1時間反応を続け、重
合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラフ
ト重合体ラテックスを、老化防止剤0.7部の添加後、
95℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しな
がら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラ
フト共重合体A−3の粉末を得た。
【0070】A−4、6 A−1において使用したのと同じ重合缶に、表−1に記
載のゴム質重合体50部(固形分)、及び、デキストロ
ーズ0.8部、ピロリン酸ナトリウム0.5部、硫酸第
一鉄0.005部を溶解した水180部(ラテックス中
の水を含む)を、仕込んだ。重合缶内の気相を窒素ガス
で置換後、内温を70℃に温度調節しグラフト反応を行
いながら、表−1に示す単量体混合物、及び、クメンハ
イドロパーオキサイド0.25部、ロジン酸ソープ1.
0部、脱イオン水14部よりなる混合水溶液を、4時間
を要して、重合缶に添加した。
【0071】添加終了後、さらに30分間反応を続け、
重合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラ
フト重合体ラテックスを、老化防止剤1部の添加後、9
5℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しなが
ら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラフ
ト共重合体A−4及び6の粉末を得た。
【0072】A−5 A−1において使用したのと同じ重合缶に、表−1に記
載のゴム質重合体35部(固形分)、及び、デキストロ
ーズ1.1部、ピロリン酸ナトリウム0.7部、硫酸第
一鉄0.01部を溶解した水180部(ラテックス中の
水を含む)を、仕込んだ。重合缶内の気相を窒素ガスで
置換後、内温を70℃に温度調節しグラフト反応を行い
ながら、表−1に示す単量体混合物、及び、クメンハイ
ドロパーオキサイド0.3部、ロジン酸ソープ1.5
部、脱イオン水14部よりなる混合水溶液を、6時間を
要して、重合缶に添加した。
【0073】添加終了後、さらに1時間反応を続け、重
合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラフ
ト重合体ラテックスを、老化防止剤1部の添加後、95
℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しながら
加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラフト
共重合体A−5の粉末を得た。
【0074】A−7、8、9 A−1において使用したのと同じ重合缶に、表−1に記
載のゴム質重合体50部(固形分)、及び、アルキルジ
フェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム1.0部、デ
キストローズ0.8部、ピロリン酸ナトリウム0.5
部、硫酸第一鉄0.005部を溶解した水180部(ラ
テックス中の水を含む)を、仕込んだ。重合缶内の気相
を窒素ガスで置換後、内温を65℃に温度調節しグラフ
ト反応を行いながら、表−1に示す単量体混合物、及
び、クメンハイドロパーオキサイド0.25部、アルキ
ルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム1.0
部、脱イオン水14部よりなる混合水溶液を、4時間を
要して、重合缶に添加した。
【0075】添加終了後、さらに1時間反応を続け、重
合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラフ
ト重合体ラテックスを、老化防止剤0.7部の添加後、
95℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しな
がら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラ
フト共重合体A−7、8、9の粉末を得た。
【0076】A−10 A−7、8、9に記載の例において、混合水溶液をの添
加時間を5時間に変更したほかは、同例におけると同様
にグラフト反応を行い、グラフト共重合体A−10の粉
末を得た。A−11、13 A−7に記載の例において、ゴム質重合体、及び単量体
混合物を表−1に記載したようにしたほかは、同例にお
けると同様にグラフト反応を行い、グラフト共重合体A
−11、13の粉末を得た。
【0077】A−12 A−1において使用したのと同じ重合缶に、表−1に記
載のゴム質重合体20部(固形分)、及び、デキストロ
ーズ1.5部、ピロリン酸ナトリウム1.0部、硫酸第
一鉄0.015部を溶解した水180部(ラテックス中
の水を含む)を、仕込んだ。重合缶内の気相を窒素ガス
で置換後、内温を70℃に温度調節しグラフト反応を行
いながら、表−1に示す単量体混合物、及び、クメンハ
イドロパーオキサイド0.25部、ロジン酸ソープ1.
5部、脱イオン水14部よりなる混合水溶液を、8時間
を要して、重合缶に添加した。
【0078】添加修了後、さらに1時間反応を続け、重
合缶内温を冷却して、反応を終了した。得られたグラフ
ト重合体ラテックスを、老化防止剤0.5部の添加後、
95℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌しな
がら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、グラ
フト共重合体A−12の粉末を得た。 2:グラフト共重合体(B)の製造 2−1:ゴム質重合体(B1)の製造B1−1 (ゴム質重合体)撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、及
び各原料、助剤添加装置を供えたステンレス鋼製オート
クレーブに、
【0079】
【表6】 脱イオン水 165 部(重量部) ブタジエン単量体(BD) 90 〃 スチレン単量体(ST) 10 〃 t−ドデシルメルカプタン(TDM) 0.4 〃 高級脂肪酸ナトリウム 6 〃 塩化カリウム 0.6 〃 過硫酸カリウム 0.15 〃 を仕込み、温度53℃で反応を開始した。この温度で重
合反応を継続している途中、5時間経過時に、エチレン
グリコールジメタクリレート0.8部を同じオートクレ
ーブに添加し、さらに5時間重合反応を継続した。この
時点で、重合転化率は85.0%であり、得られたブタ
ジエンースチレン共重合ゴムの平均粒子径は0.09μ
mであった。
【0080】B1−2 B1−1記載の例において、ブタジエン単量体を100
部、スチレン単量体を0部と代えた他は、同例における
と同様に重合反応を行い、ブタジエンゴムを得た。この
時点で、重合転化率は75.1%であり、得られたブタ
ジエンゴムの平均粒子径は0.09μmであった。
【0081】B1−3 B1−1記載の例において、高級脂肪酸ナトリウムを3
部、塩化カリウム0.1部と代えた他は、同例における
と同様に温度53℃で重合反応を行った。10時間経過
時に、エチレングリコールジメタクリレート0.8部を
同じオートクレーブに添加し、さらに20時間重合反応
を継続した。この時点で、重合転化率は79.8%であ
り、得られたブタジエンースチレン共重合ゴムの平均粒
子径は0.35μmであった。
【0082】B1−4 B1−1記載の例において、温度53℃で重合反応を1
0時間経過時に、エチレングリコールジメタクリレート
0.8部を同じオートクレーブに添加した後の反応を、
15時間に変更した他は同例におけると同様に重合反応
を行った。この時点で、重合転化率は99.8%であ
り、得られたブタジエンースチレン共重合ゴムの平均粒
子径は0.09μmであった。 2−2:硬質重合体ラテックス(C1)の製造C1−1 撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、及び各原料、助剤添
加装置を供えたオートクレーブに、
【0083】
【表7】 脱イオン水 165 部(重量部) 高級脂肪酸ナトリウム 2 〃 塩化カリウム 0.2 〃 炭酸ナトリウム 0.3 〃 過硫酸カリウム 0.15 〃 を仕込み、昇温した。オートクレーブ内温が80℃に達
したとき、ゼロ・バッチ・タイム(ZBT)とし、この
時点から、表−2に示す単量体混合物、及び、脱イオン
水16部、過硫酸カリウム0.4部、高級脂肪酸ナトリ
ウム2部よりなる混合水溶液の添加を開始し、ZBTか
ら4時間経過時まで、連続的に添加した。添加修了後、
さらに30分間反応を続け、オートクレーブ内温を冷却
して、反応を終了し、硬質重合体ラテックスC1−1を
得た。
【0084】C1−2、3、4 C1−1記載の例において、単量体混合物の割合を表−
2に示したように代えた他は、同例におけると同様の手
順で反応を行い、硬質重合体ラテックスC1−2、C1
−3、C1−4を得た。 2−3:グラフト共重合体(B)の製造
【0085】B−1〜10 ゴム質重合体B1−1の製造に続いて、同じオートクレ
ーブに、過硫酸カリウム0.15部、脱イオン水10部
を仕込んだ後、表−3に記載の単量体混合物を、4時間
を要して添加した。仕込み終了後、さらに1時間反応を
継続後、内温を冷却してグラフト共重合体ラテックスを
得た。これに、表−2記載の硬質重合体ラテックス(C
1)を加え、ゴム質重合体の含有率を表−3に記載の重
量%になるように調節した。
【0086】ラテックス混合物に老化防止剤1部を添加
後、95℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌
しながら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、
表−3に掲げた粒子径を有する凝集粒子を含むグラフト
共重合体B−1〜10の粉末を得た。
【0087】B−11、12 B1−1〜10に記載の例において、ゴム質重合体をB
1−2に代えた他は、同例におけると同様の手順で反
応、表−2記載の硬質重合体ラテックス(C1)との混
合、老化防止剤の添加、凝固、水洗を行い、グラフト共
重合体ラテックスB−11、12の粉末を得た。
【0088】B−13 B−1で使用したのと同じオートクレーブに、ゴム質重
合体B1−1を30部(重量部)、脱イオン水10部、
過硫酸カリウム0.25部を仕込んだ後、表−3に記載
の単量体混合物を5時間を要して添加した。仕込み終了
後、さらに1時間反応を継続後、内温を冷却してグラフ
ト共重合体ラテックスを得た。これに、表−2記載の硬
質重合体ラテックス(C1)との混合、老化防止剤の添
加、凝固、水洗を行い、グラフト共重合体ラテックスB
−13の粉末を得た。
【0089】B−14 B1−1〜10に記載の例において、ゴム質重合体をB
1−3に代えた他は、同例におけると同様の手順で反
応、表−2記載の硬質重合体ラテックス(C1)との混
合、老化防止剤の添加、凝固、水洗を行い、グラフト共
重合体ラテックスB−14の粉末を得た。
【0090】B−15、16 B−1で使用したのと同じオートクレーブに、ゴム質重
合体B1−4を仕込み、窒素ガスでバブリングしながら
内温を昇温した。内温が53℃に達したとき、過硫酸カ
リウム0.15部、脱イオン水10部を仕込んだ後、表
−3に記載の単量体混合物を、4時間を要して添加し
た。仕込み終了後、さらに1時間反応を継続後、内温を
冷却してグラフト共重合体ラテックスを得た。これに、
表−2記載の硬質重合体ラテックス(C1)を加え、ゴ
ム質重合体の含有率を表−3に記載の重量%になるよう
に調節した。ラテックス混合物に老化防止剤1部を添加
後、95℃に加熱した硫酸マグネシウム水溶液中に撹拌
しながら加えて凝固させた。凝固物を水洗、乾燥して、
グラフト共重合体B−15、16の粉末を得た。 3:硬質共重合体(C2)の製造
【0091】C2−1 湾曲タービン型撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、及び
各原料、助剤添加装置を供えたステンレス製オートクレ
ーブに、次に示す原料、助剤を仕込み、オートクレーブ
内の気相を窒素ガスで置換した。
【0092】
【表8】 脱イオン水 70 部(重量部) アクリロニトリル単量体(AN) 58 〃 スチレン単量体(ST)(#1) 6 〃 ジ−t−ブチル−p−クレゾール 0.02 〃 アクリル酸・アクリル酸2エチルヘキシル共重合体(懸濁安定剤) 0.03 〃 臭化ナトリウム 0.4 〃
【0093】撹拌しながらオートクレーブ内温を106
℃に昇温し、少量のスチレン単量体に溶解した1−t−
アゾ−シアノシクロヘキサン0.15部を添加して、同
温度で重合反応を開始した。重合を開始してから直ち
に、スチレン単量体(#2)36部を、4時間30分を
要して一定の速度で重合系に連続添加するとともに、同
時に4時間30分を要して内温を128℃に昇温した。
【0094】スチレン単量体の重合系えの連続添加終了
後、45分を要して内温を145℃に昇温した。重合を
開始してから5時間15分後、オートクレーブ内温を1
45℃に維持しながら、1時間ストリッピングを行い、
未反応単量体を回収した。このストリッピング終了後、
オートクレーブ内温を降温冷却し、濾別、水洗、及び乾
燥して、ビーズ状の硬質共重合体C−1を得た。硬質共
重合体C−1のアクリロニトリル含有率(AN%)は、
49.8%であった。
【0095】C2−2 C−1に記載の例において、アクリロニトリル単量体を
45部、スチレン単量体(#1)を10部及びスチレン
単量体(#2)を45部と代えた他は、同例におけると
同様の手順で反応を行い、ビーズ状の硬質共重合体C−
2を得た。硬質共重合体C−2のアクリロニトリル含有
率(AN%)は、39.9%であった。 C2−3 モンサント化成(株)製のSAN−T(AN%=32
%)をそのまま用いた。 II.組成物の製造
【0096】実施例1 上記製造例に記載の方法で得られたグラフト共重合体A
−1、B−8及び硬質共重合体C2−2を、表−4に記
載の配合割合(部)に従い、ブス・コ・ニーダーを用い
て混練して、共重合体樹脂組成物のペレットを作成し
た。
【0097】この共重合体樹脂組成物のペレットから、
射出成形法及びプレス成形法により、物性測定用及び耐
薬品性試験用の試験片を成形した。ペレットについてメ
ルトフローレートを、射出成形試験片についてアイゾッ
ト衝撃強さ、プレス成形試験片について耐薬品性を、そ
れぞれ測定した。
【0098】結果は、表−4に示す通りである。図1
は、ゴム質重合体粒子の分散状態を示す模式図であり、
1はブドウ状二次粒子、2は一次粒子を意味する。 実施例2〜18、比較例1〜12 上記製造例に記載の方法で得られたグラフト共重合体
A、B及び硬質共重合体Cのそれぞれを、表−4に記載
の配合割合(部)に従い、実施例1におけると同様に、
ブス・コ・ニーダーを用いて混練して、共重合体樹脂組
成物のペレットを作成した。
【0099】ペレットについてメルトフローレートを、
射出成形試験片についてアイゾット衝撃強さ、プレス成
形試験片について耐薬品性を、それぞれ測定した。結果
は、表−4に示す通りである。以下の表−1〜表−3に
おいて、略号は次の意味である。
【0100】
【表9】ST=スチレン単量体 AN=アクリロニトリル単量体 MMA=メチルメタクリレート単量体 BT=ブタジエン単量体 TDM=t−ドデシルメルカプタン
【0101】
【表10】
【0102】
【表11】
【0103】
【表12】
【0104】
【表13】
【0105】
【表14】
【0106】
【表15】
【0107】表−4より、次のことが明かとなる。 (1) 本発明に係るグラフト共重合体樹脂組成物は、
耐衝撃性と加工性とにおいて優れており、バランスがと
れている(実施例1〜18参照)。 (2) 本発明に係るグラフト共重合体樹脂組成物は、
耐薬品性に優れている(実施例1〜18参照)。
【0108】
【発明の効果】本発明に係るグラフト共重合樹脂組成物
は、特定のグラフト共重合体A及びBならびに硬質重合
体Cを特定比率にされてなるので、従来の樹脂組成物で
は得られなかったような優れた加工性、耐衝撃性及び耐
薬品性を示し、その産業上の利用価値は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグラフト共重合樹脂組成物の、ゴ
ム質重合体粒子の分散状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ブドウ状二次粒子 2 一次粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記に示すグラフト共重合体A、グラフト
    共重合体B及び硬質重合体Cを、下記(1) 〜(3) の組成
    比率で含んでなることを特徴とする、グラフト共重合樹
    脂組成物。グラフト共重合体A : グラフト共重合体Aは、下記の
    通りに定義されるものである。 (1) 重量平均粒子径が0.10〜0.65μmであ
    るゴム質重合体ラテックス10〜80重量部(固形分基
    準)の存在下に、芳香族ビニル単量体30〜80重量
    %、シアン化ビニル単量体20〜70重量%及びこれら
    と共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%からな
    る単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて得た
    グラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合体1
    00重量部に対して、20〜120重量部の芳香族ビニ
    ル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合可
    能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、
    (3) ゴム質重合体が、分散した球状粒子の形態を有
    すること。グラフト共重合体B : グラフト共重合体Bは、下記の
    通りに定義されるものである。 (1) 共役ジエン系単量体60重量%以上と、これと
    共重合可能なビニル単量体40重量%以下との単量体混
    合物を、乳化重合法によって得られた重量平均粒子径が
    0.05〜0.2μmであるゴム質重合体ラテックス1
    0〜80重量部(固形分基準)の存在下に、芳香族ビニ
    ル単量体12〜80重量%、シアン化ビニル単量体8〜
    70重量%、共役ジエン系単量体2〜60重量%及びこ
    れらと共重合可能な他のビニル単量体0〜20重量%か
    らなる単量体混合物20〜90重量部を乳化重合させて
    得たグラフト共重合体であること、(2) ゴム質重合
    体100重量部に対して、10〜70重量部の芳香族ビ
    ニル単量体、シアン化ビニル単量体及びこれらと共重合
    可能な他のビニル単量体が化学的に結合していること、
    (3) ゴム質重合体が、一次粒子が凝集した、平均粒
    子径が0.4〜3.0μmのブドウ状二次粒子を含有す
    ること。硬質共重合体C : 硬質共重合体Cは、下記の通りに定
    義されるものである。 (1) 芳香族ビニル単量体30〜80重量%、シアン
    化ビニル単量体20〜70重量%及びこれらと共重合可
    能な他のビニル単量体0〜20重量%からなる単量体混
    合物を重合させて得た硬質共重合体。 【数1】 【数2】 【数3】
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997025376A1 (en) * 1996-01-05 1997-07-17 Sumika A & L Inc. Chlorofluorocarbon-resistant resin composition and inner box of refrigerator made from the composition
US6051651A (en) * 1996-01-05 2000-04-18 Nippon A&L Inc. Chlorofluorocarbon resistant resin composition and a refrigerator inner casing formed from the same composition
JP2000198905A (ja) * 1998-10-29 2000-07-18 Ube Cycon Ltd 熱可塑性樹脂組成物
KR100665803B1 (ko) * 2004-12-28 2007-01-09 제일모직주식회사 환경응력 저항성이 우수한 냉장고용 열가소성 수지 조성물

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