JPH06229131A - 工場用衛生設備及びその移動方法 - Google Patents

工場用衛生設備及びその移動方法

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JPH06229131A
JPH06229131A JP1743793A JP1743793A JPH06229131A JP H06229131 A JPH06229131 A JP H06229131A JP 1743793 A JP1743793 A JP 1743793A JP 1743793 A JP1743793 A JP 1743793A JP H06229131 A JPH06229131 A JP H06229131A
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康夫 小島
Toshikazu Inoue
年和 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大規模な工場にトイレ等の設備を簡単に搬入
して設置できるようにする。 【構成】 必要な箇所にベース及びトイレ室を設置し、
配管、給水管につなぐ。トイレ室12のフレーム112
の底面に溶接等により固着されたプレート112aに開
口120が設けられている。各開口120と対応するよ
うに、ベース10のフレーム116の上面からボルト1
22が突設されている。116aはフレーム116に溶
接等により固着されたプレートであり、該プレート11
6aに開口118aが穿設されている。この開口118
aと同心状にナット122aが溶接等により固着されて
いる。ボルト122はこのナット122aに螺着され、
上下方向に螺進可能となっている。ベース10の上にト
イレ室12を載せるに際し、ボルト122と開口120
とを嵌合させることにより、トイレ室12の位置決めが
行なわれると共に、地震時や移動時における横ズレが防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場用衛生設備に係り、
特に衛生設備の販売元から需要者たる工場内への搬入、
設置施工が簡単であるトイレ等の工場用衛生設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車生産工場などの大規模な工場にお
いては、工場建屋内の各所にトイレが設けられている
が、短時間の休憩時間には混み合ったり、作業場とトイ
レとの往復距離が長く間に合わないおそれがあるなどの
問題がある。そこで、工場内の多くの箇所にトイレを設
ける必要がある。
【0003】ところで、自動車工場などにあっては、生
産機種の変化や生産台数の増減に併せてしばしばライン
が変更される。従って、ライン変更に併せてトイレの新
設や撤去、あるいは移動を迅速に行なう必要がある。
【0004】従来の工場用衛生設備は、堅固な固定設備
として設置されるのが通常であり、トイレを移動あるい
は新設する場合には、大掛りな各種の工事を行なう必要
があり、ライン変更に伴う作業量が増大すると共に、そ
れに要する日時も長くなるという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、本出願
人は、実願平3−33150号(以下、先願という。)
等において、汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用のポ
ンプが設けられたベースと、該ベース上に該ベースと分
離可能に設置された凾状の室であって、内部に衛生設備
が設けられている衛生設備室と、を備えてなり、該ベー
ス及び衛生設備室はそれぞれ高さが2.5m以下である
工場用衛生設備を提案した。
【0006】かかる先願の工場用衛生設備においては、
ベースと衛生設備室とを別々に又は一体に工場内の所要
箇所に搬入し、設置する。このベース及び衛生設備室
は、高さが2.5m以下であるため、トラックに積んで
も3.8m(道路交通法による高さ制限)を超えない。
このため、トラック輸送が容易である。これにより、工
場内の所望の箇所に迅速にトイレ設備を新設できる。ま
た、トイレ設備を移動する場合にも、必要に応じベース
と衛生設備室とを分離できるため、移動がきわめて簡単
である。同様に、既設の工場用衛生設備の撤去も簡単に
行なえる。
【0007】なお、ベースに汚水槽と汚水圧送用のポン
プが設けられているから、排水管を工場内の天井梁近傍
など床から十分に高所に設けておき、この排水管を利用
して汚水を排出できる。このように、排水管を工場のラ
インに関係なく設置することもできる。
【0008】本出願人は、この先願において、さらに、
前記ベースの上面部に衛生設備室の位置決め用の凹部又
は凸部が設けられており、前記衛生設備室の下面に該凹
部又は凸部に係合する凸部又は凹部が設けられている工
場用衛生設備を提案している。
【0009】かかる凹部及び凸部を設けると、ベース上
面の凹凸と衛生設備室の下面の凹凸とを係合させること
により、衛生設備室の位置決めが行なえると共に、地震
時における衛生設備室の安定性向上(横ズレ防止)が図
れる。
【0010】このベース上面の凸部及び衛生設備室下面
の凹部の具体的態様としては、ベース上面にピンを設
け、衛生設備室下面に凹穴を設けたものが開示されてい
る。
【0011】なお、このようなピンの代わりに、第16
図の如く、上端が細まる挿入片1をベースの上面に固着
することも考えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記先願において開示
された工場用衛生設備においては、該設備全体又はベー
スの移動に若干手間がかかるという解決課題があった。
【0013】本発明は、移動がきわめて容易な工場用衛
生設備とその移動方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の工場用衛生設
備は、汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが
設けられたベースと、該ベース上に該ベースと分離可能
に設置された凾状の室であって、内部に衛生設備が設け
られている衛生設備室と、を備えてなり、前記ベースの
上面部に衛生設備室の位置決め用の凸部が設けられてお
り、前記衛生設備室の下面に該凸部に係合する係合部が
設けられている工場用衛生設備において、前記凸部は、
上下方向に螺進可能なボルトであって、前記ベースに設
けられた雌螺子部に螺着されていることを特徴とするも
のである。
【0015】請求項2の工場用衛生設備の移動方法は、
請求項1の工場用衛生設備を移動する方法であって、前
記ベースを持ち上げて移動するに際し、前記雌螺子部か
らボルトを離脱させると共に、該雌螺子部にフック金具
を螺着し、このフック金具に吊上装置を掛止してベース
を持ち上げるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】請求項3の工場用衛生設備は、汚水槽及び
該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが設けられたベース
と、該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状
の室であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設
備室と、を備えてなり、前記ベースの上面部に衛生設備
室の位置決め用の凸部が設けられており、前記衛生設備
室の下面に該凸部に係合する係合部が設けられている工
場用衛生設備において、前記凸部は、上方に向かって突
設されたボルトであることを特徴とするものである。
【0017】請求項4の工場用衛生設備の移動方法は、
請求項3の工場用衛生設備を移動する方法であって、前
記ボルトにフック金具を螺着し、このフック金具に吊上
装置を掛止してベースを持ち上げるようにしたことを特
徴とするものである。
【0018】請求項5の工場用衛生設備の移動方法は、
汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが設けら
れたベースと、該ベース上に該ベースと分離可能に設置
された凾状の室であって、内部に衛生設備が設けられて
いる衛生設備室と、を備えている工場用衛生設備を移動
する方法において、前記ベースに空気タイヤを設けてお
き、目的箇所まで移動させた後、該空気タイヤから空気
を抜いて該ベースを該目的箇所に着座させることを特徴
とするものである。
【0019】請求項6の工場用衛生設備の移動方法は、
汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが設けら
れたベースと、該ベース上に該ベースと分離可能に設置
された凾状の室であって、内部に衛生設備が設けられて
いる衛生設備室と、を備えている工場用衛生設備を移動
する方法において、空気タイヤ付きの台車上に該工場用
衛生設備を載せておき、目的箇所まで移動させ、次いで
該空気タイヤから空気を抜いて該台車を該目的箇所に着
座させることを特徴とするものである。
【0020】
【作用】請求項1の工場用衛生設備においては、請求項
2の移動方法の通り、ベースの雌螺子部からボルトを外
し、アイボルト等のフック金具を雌螺子部に螺着する。
このフック金具に例えばロープ等を引掛けることによ
り、きわめて容易にベースを持ち上げて移動させること
ができる。
【0021】請求項3の工場用衛生設備においては、請
求項4の移動方法の通り、ベースのボルトに対しアイナ
ット等のフック金具を螺着する。これにより、上記と同
様にしてベースを持ち上げて移動させることができる。
【0022】請求項5、6の移動方法においては、空気
タイヤを転動させてベース又は工場用衛生設備を移動さ
せる。この移動は、空気タイヤの転動によるものである
から、きわめてスムーズである。目的箇所まで移動させ
た後、該空気タイヤから空気を抜くと、ベース又は台車
が着座してベースもしくは工場用衛生設備の固定設置が
行なわれる。
【0023】なお、その後、ベースもしくは工場用衛生
設備の再移動を行なうには、このタイヤに空気を入れれ
ば良い。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る工場用衛生設備のベ
ースと衛生設備室との連結部の縦断面図であって、第1
3図のI−I線断面を示している。第2図は工場用衛生
設備の外観正面図、第3図は第2図の−線に沿う内
部構成図、第4図は第3図の−線に沿う内部構成
図、第5図は第3図の−線に沿う内部構成図、第6
図は第2図の−線に沿う内部構成図である。第7図
及び第8図はトイレ室内の配管図、第9図はトイレ設備
の縦断面図、第10図はベースの平面図である。第11
図は第1図のフレームの要部斜視図、第12図はベース
のフレームの正面図、第13図はトイレ室のフレームと
ベースのフレームとの連結部を示す要部正面図、第14
図は本発明の実施例に係る工場用衛生設備の平面構成図
である。
【0025】本実施例に係る工場用衛生設備は、第2図
に示す如く、工場の床面上に設置されるベース10と、
該ベース10上に設置されるトイレ室12とを備えてい
る。14はトイレ室内への出入口、16はこの出入口1
4に設けられた階段である。このベース10とトイレ室
12はそれぞれ高さが2.5m以下となっており、トラ
ック積載時の高さが3.8m以下であるため、通常の道
路を通ってトラック輸送可能である。第7図に明瞭に示
される通り、このトイレ室12の内部においては、出入
口14が設けられた側壁18と、該側壁18と向かい合
う側壁20とからそれぞれトイレブースパネル22、2
4がそれぞれ垂直方向に延設されており、トイレ室12
内はこのブースパネル22、24により手洗スペース2
6と用便スペース28とに分画されている。
【0026】用便スペース28においては、側壁18、
20に沿ってカウンター30、32が設けられており、
これらカウンター30、32の前面にそれぞれ小便器3
3が取り付けられている。なお、カウンター30、32
の長手方向両端側には、上下方向に延在するパイプスペ
ース34、36、38、40が設けられている。
【0027】手洗スペース26には洗面カウンター42
が設けられ、この洗面カウンター42に洗面器44が設
けられている。この洗面器44の正面には、第5図に示
す如くミラー46が設けられている。
【0028】トイレ室12の側壁18、20、48、5
0の上部にはそれぞれミラー52が設けられている。第
14図に示す如く、前記パイプスペース38には脱臭管
54、洗浄水管56がそれぞれ上方に延在するように設
けられており、また汚水管58が下方に向かって延在す
るように配設されている。脱臭管54は小便器33内の
臭気を排出するためのものであり、該脱臭管54はカウ
ンター32内を水平に引き込まれ、小便器33に対し短
い接続配管54aにより接続されている。
【0029】洗浄水管56は洗浄水として工業用水を各
小便器33に供給するためのものであり、同様にカウン
ター32内に引き込まれ、各小便器33用の電磁弁60
に接続されている。各電磁弁60はカウンター32の前
面に設けられた人体検知センサ64(第5、8図)の検
出信号により開閉作動されるものであり、該電磁弁60
からの洗浄水は配管68を介して各小便器33に供給可
能とされている。
【0030】各小便器33の排水口33aは前記汚水管
58に接続されている。この汚水管58はカウンター3
2内において若干の下り勾配を有するように配設されて
いる。
【0031】前記パイプスペース40には脱臭管72、
給水管74及び通気管76が配設されている。脱臭管7
2の下端はカウンター32内を吸引するようにカウンタ
ー32の側面部に接続されており、カウンター32の前
面の下部に設けられた排気スリット78(第5図)を通
して小便器33の下方領域の臭気を吸引し、トイレ室外
に排出するよう構成されている。給水管74は前記洗面
器44に設けられた水栓金具(図示略)に洗浄水として
水道水を供給するものである。通気管76は後述するベ
ース10内の汚水槽内を大気に連通するためのものであ
る。
【0032】なお、詳細な第7図の如き配管構成図は省
略するが、第14図に示す如く、前記パイプスペース3
4、36にもそれぞれ同様に脱臭管80、82、洗浄水
管84あるいは汚水管86(第10図参照)が設けられ
ている。そして、脱臭管80によりカウンター30に設
けられた小便器33内の臭気を吸引排出し、脱臭管82
により、カウンター30の下部の排気スリット78(第
4図)から小便器33の下方領域の臭気を吸引排出す
る。さらに、洗浄水管84は、センサ64により作動さ
れる電磁弁を介して小便器33に接続されている。
【0033】なお、パイプスペース34には汚水の圧送
管88が配設されている。この汚水の圧送管88は後述
するベース10のポンプから汚水をトイレ設備の上方に
圧送するためのものである。
【0034】第9図の89は照明ボックスである。
【0035】次に、第10図を参照してベース10内の
構成について説明する。
【0036】ベース10においては、トイレ室12の手
洗スペース26の下方部分に汚水槽90が設けられてい
る。前記汚水管58、86はそれぞれ若干の下り勾配を
もって該汚水槽90に接続されており、また前記洗面器
44からの排水管92も該汚水槽90に接続されてい
る。
【0037】ベース10には汚水を排出するために2台
のポンプ94、96が設置されており、汚水槽90は配
管98、100を介してこれらポンプ94、96に接続
されている。ポンプ94、96の吐出口は配管102、
104を介して前記汚水の圧送管88に接続されてい
る。
【0038】第2図に示す如く、この汚水圧送管88
は、工場の天井部分に沿って延在される汚水排出用の配
管106に接続されている。また、前記洗浄水管56、
84も工場の天井部分に延在された工業用水用配管10
8に接続されており、給水管74は水道配管110に接
続されている。なお、脱臭管54、72、80、82は
それぞれそのまま上方に立ち上げられ、工場の天井部分
に設けられた排気ファン若しくは排気筒を介して工場外
部に臭気を排出するよう構成されている。また、通気管
76もそのまま上方に立ち上げられ、工場の外部におい
て大気に開放している。
【0039】第11図に示す如く、トイレ室12のフレ
ーム112の隅部には、該フレーム112を懸吊するた
めの吊具114が固着されている。また、第12図に示
す如く、ベース10のフレーム116には、フォークリ
フトのフォークを挿通するためのフォーク挿入部118
が設けられている。
【0040】第1図に示す通り、トイレ室12のフレー
ム112の底面に溶接等により固着されたプレート11
2aに開口120が設けられている。各開口120と対
応するように、ベース10のフレーム116の上面から
ボルト122が第1、12図の如く突設されている。1
16aはフレーム116に溶接等により固着されたプレ
ートであり、該プレート116aに開口118aが穿設
されている。この開口118aと同心状にナット122
aが溶接等により固着されている。ボルト122はこの
ナット122aに螺着され、上下方向に螺進可能となっ
ている。
【0041】ベース10の上にトイレ室12を載せるに
際し、ボルト122と開口120とを嵌合させることに
より、トイレ室12の位置決めが行なわれると共に、地
震時や移動時における横ズレが防止される。
【0042】第9図に示す通り、トイレ室12のフレー
ム112には補強部材124が架設されている。また、
ベース10のフレーム116には補強部材126が架設
されている。
【0043】第13図に示す通り、フレーム112、1
16同志はボルト130及びナット132で連結されて
いる。
【0044】第9図に示す如く、ベース10は、フレー
ム116と、該フレーム116の側面の縦アングル15
0に着脱自在に取り付けられたパネル152とでその外
殻が構成されている。
【0045】このように構成された工場用衛生設備にお
いては、例えばベース10とトイレ室12とを別々に工
場内の所要箇所に搬入し、組み立てる。本発明において
は、通常の場合、トイレ室12内にはカウンター30、
32、小便器33、洗面カウンター42、洗面器44等
の衛生設備を予め組み込み、更に必要なパイプをパイプ
スペース34〜40に組み込んでおく。また、ベース1
0にも汚水槽90、ポンプ94、96及び各種配管を予
め組み込んでおく。このように衛生設備や機器、配管等
を組み込んだベース10とトイレ室12とを工場内に搬
入し、ベース10上にトイレ室12を載せて両者を連結
することによりトイレ設備の設置施工が行なわれる。
【0046】ベース10を移動させる場合には、前記ボ
ルト122をナット122aから離脱させ、このボルト
122の代わりにアイボルトをナット122aに螺着し
ておく。このアイボルト(図示略)にワイヤロープやチ
ェーン等を引掛けてベース10を持ち上げて移動させ
る。移動終了後には、アイボルトを外し、ボルト122
をナット122aに螺じ込む。このベース10をトラッ
ク輸送したり保管等しておく場合、ボルト122は、ベ
ース10の上面から非突出となるように深く螺じ込んで
おくのが好ましい。ベース10の上にトイレ室12を載
せるときになってからボルト122を上方に突出させる
ようにすれば、ボルト122が折損したり曲がったりす
ることが防止される。
【0047】本実施例ではボルト122を上下方向に螺
進させるよう構成しているが、第15図のように、ボル
ト200をベース10の上面に固着しておき、このボル
ト200にアイナット202を螺着させても良い。ベー
ス10の吊り上げ時にはこのアイナット202にワイヤ
ロープやチェーン等を掛ける。また、ベース10上にト
イレ室12を設置する場合には、アイナット202を外
し、ボルト200をトイレ室12の底面の開口120に
挿入させる。
【0048】ベース10及びトイレ室12の据付が終了
した後、トイレ設備の配管を天井配管と接続することに
よりトイレ設備の設置が終了する。
【0049】このように本発明の工場用衛生設備はその
設置施工がきわめて簡単である。施工後にあっては、汚
水管や給水管などが工場の床面に沿って延在することが
なく、工場内の歩行や車両の通行には全く支障にならな
い。
【0050】このように設置されたトイレ設備を移動な
いし撤去するには、トイレ設備の配管と工場の天井等に
沿って延在する配管との連結を解除し、トイレ設備のみ
を移動させるだけで良い。トイレ設備の位置変更の場合
には、上記のようにして該トイレ設備を別の目的箇所に
移動させた後、その場所において新たに天井配管と該ト
イレ設備の配管とを接続すれば良い。このように、本発
明の工場用衛生設備はその移動や撤去も極めて簡単であ
る。従って、工場のライン変更等の場合にはトイレ設備
を所望の箇所にきわめて容易かつ迅速に移動でき、工場
のラインの変更に支障になることが全くない。
【0051】本発明の別のベース移動方法の実施例につ
いて第17図を参照して説明する。この実施例では、ベ
ース10のフレーム116の底面にキャスタ210が設
けられている。このキャスタ210の転動輪212は空
気タイヤである。
【0052】ベース10(トイレ室12が載設されてい
ても良い。)を移動させるときには、このタイヤに空気
を入れ、ベース10を押したり引いたりして移動させ
る。目的箇所までベース10を移動させた後、タイヤ2
12から空気を抜き、ベース10を該目的箇所(例えば
工場の床)に着座させる。この場合、ベース10の下側
にブロック等を差し込んでからタイヤ212の空気を抜
き、ベース10をこのブロック上に着座させるのが好ま
しい。
【0053】ベース10の下面にキャスタ等の車輪を設
ける代わりに、第18図のように、空気タイヤ222を
有する台車220を用いても良い。この台車220の上
にベース10(トイレ室12が載設されていても良
い。)を載せ、台車220を移動させる。目的箇所に到
達した後、台車220の下側にブロックを差し込み、空
気タイヤ222の空気を抜き、ベース10(フレーム1
16)を該ブロック上に着座させる。
【0054】なお、台車は、ベース10を載せる大きさ
のものを1台だけ用いても良いが、ベース10の一部が
載るものを複数台用いるのが好ましい。
【0055】上記実施例においては、小便器のみがトイ
レ室12内に設置されているが、洋風ないし和風の大便
器を設置するようにしても良い。もちろん、シャワー設
備などを組み込んでも良い。
【0056】
【効果】以上の通り、本発明の工場用衛生設備及びその
移動方法は、自動車生産工場など大規模な工場内に設置
するのに極めて好適であり、該工場のラインの変更に際
しては極めて容易かつ迅速に別位置に移動させることが
できる。もちろん、本発明の工場用衛生設備はその新規
設置や撤去等も極めて容易かつ迅速に行なえる。
【0057】本発明の工場用衛生設備は、ベースと衛生
設備室との位置決めが簡単であり、両者の接続精度も高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベース10及びトイレ室12のフレーム同志の
連結部を示すものであり、第13図の−線断面図で
ある。
【図2】工場用衛生設備の正面図である。
【図3】工場用衛生設備の内部構成図である。
【図4】工場用衛生設備の内部構成図である。
【図5】工場用衛生設備の内部構成図である。
【図6】工場用衛生設備の内部構成図である。
【図7】トイレ室における配管系統図である。
【図8】トイレ室における配管系統図である。
【図9】トイレ設備の要部縦断面図である。
【図10】ベースの平面図である。
【図11】同フレームの要部斜視図である。
【図12】ベースのフレームの正面図である。
【図13】フレーム同志の結合部の正面図である。
【図14】工場用衛生設備の平面構成図である。
【図15】別の実施例を示す断面図である。
【図16】挿入片1の斜視図である。
【図17】さらに別の実施例を示すベース下端部の側面
図である。
【図18】さらに異なる実施例を示すベース下端部の側
面図である。
【符号の説明】
10 ベース 33 小便器 44 洗面器 60,62 電磁弁 90 汚水槽 94、96 ポンプ 120 開口 122 ボルト 122a ナット 210 キャスタ 220 台車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
    ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
    であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
    と、を備えてなり、前記ベースの上面部に衛生設備室の
    位置決め用の凸部が設けられており、前記衛生設備室の
    下面に該凸部に係合する係合部が設けられている工場用
    衛生設備において、 前記凸部は、上下方向に螺進可能なボルトであって、前
    記ベースに設けられた雌螺子部に螺着されていることを
    特徴とする工場用衛生設備。
  2. 【請求項2】 請求項1の工場用衛生設備を移動する方
    法であって、前記ベースを持ち上げて移動するに際し、
    前記雌螺子部からボルトを離脱させると共に、該雌螺子
    部にフック金具を螺着し、このフック金具に吊上装置を
    掛止してベースを持ち上げるようにしたことを特徴とす
    る工場用衛生設備の移動方法。
  3. 【請求項3】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
    ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
    であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
    と、を備えてなり、前記ベースの上面部に衛生設備室の
    位置決め用の凸部が設けられており、前記衛生設備室の
    下面に該凸部に係合する係合部が設けられている工場用
    衛生設備において、 前記凸部は、上方に向かって突設されたボルトであるこ
    とを特徴とする工場用衛生設備。
  4. 【請求項4】 請求項3の工場用衛生設備を移動する方
    法であって、前記ボルトにフック金具を螺着し、このフ
    ック金具に吊上装置を掛止してベースを持ち上げるよう
    にしたことを特徴とする工場用衛生設備の移動方法。
  5. 【請求項5】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
    ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
    であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
    と、を備えている工場用衛生設備を移動する方法におい
    て、 前記ベースに空気タイヤを設けておき、目的箇所まで移
    動させた後、該空気タイヤから空気を抜いて該ベースを
    該目的箇所に着座させることを特徴とする工場用衛生設
    備の移動方法。
  6. 【請求項6】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
    ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
    であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
    と、を備えている工場用衛生設備を移動する方法におい
    て、 空気タイヤ付きの台車上に該工場用衛生設備を載せてお
    き、目的箇所まで移動させ、次いで該空気タイヤから空
    気を抜いて該台車を該目的箇所に着座させることを特徴
    とする工場用衛生設備の移動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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