JPH0544347A - プレフアブトイレの施工方法 - Google Patents

プレフアブトイレの施工方法

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JPH0544347A
JPH0544347A JP3228285A JP22828591A JPH0544347A JP H0544347 A JPH0544347 A JP H0544347A JP 3228285 A JP3228285 A JP 3228285A JP 22828591 A JP22828591 A JP 22828591A JP H0544347 A JPH0544347 A JP H0544347A
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博信 内田
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和 渋谷
Koichi Nabeta
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 便器等を内装、設置したトイレスペースユニ
ット1、手洗い台等を内装、設置した手洗いスペースユ
ニット51を工場でモジュール化して組み立て、これを
建築現場に搬送し、建築物の設置フロアFにクレーンC
等で搬入し、搬入した各ユニットを床部材2の下面に設
けたキャスター4で移動させてユニット1,51相互を
隣接、並設し、床部材相互を高さ調節し、これを接合
し、ユニット相互の壁パネル、天井を接続し、配管、配
線等の工事を行なって複数のモジュール化したユニット
でトイレを形成するようにしたプレファブトイレの施工
方法。 【効果】 工場でモジュール化したユニットをトイレ、
手洗い台等の各ユニットを組み立て、これを建築物に搬
入して接合するだけなので、現場での床部材、壁パネ
ル、天井、内装機器等の組み立て、設置作業が無くな
り、現場での作業、工事が簡易化し、又接合するユニッ
トを工場でモジュール化して組み立て、製作するので、
組み立て、製作が容易化し、品質の優れたものが得ら
れ、コストダウンも図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築躯体内にプレファ
ブ式トイレを設置する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビル等の建築物内にトイレルー
ムを設置する場合、建築躯体の所望のスペース内にプレ
ファブ式のトイレルームを組み立て、トイレルーム内に
便器、手洗い台等を内装設置し、建築躯体の給水管、排
水管、電源等と内装機器、照明等を接続してトイレを設
置することが行なわれている。
【0003】かかるプレファブ式トイレの組み立ては、
建築躯体内に個々の、多数の構成材料、機器、部品を搬
入し、作業としては、床部材を建築躯体の設置空間の床
部に敷設し、次に床部材の周囲上に多数の壁パネルを順
次建て込み、壁パネルの上端部間に補強材を架設し、例
えば該補強材に天井部材を吊り下げて天井を構成し、ト
イレルームを組み立て、設置する。
【0004】次に得られたトイレルーム内をトイレスペ
ース、手洗いスペース等に画成し、各スペース内に便
器、間仕切り、手洗い台等を組み付け、設置し、更に、
床下や壁パネルの外壁等に給・排水の配管を行ない、壁
パネルや天井等に電気配線等を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は、先
ず、施工現場へ多数の床部材、壁パネル、天井部材、梁
部材等の細分化された極めて多数のトイレルーム構成部
材を搬入する必要があり、更に便器、間仕切り、手洗い
台等の構成機器、部品をも個々の状態で搬入する必要が
あり、搬入部品が極めて多く、搬送、搬入が面倒、煩雑
であること、又組み立てに際し、現場での解梱、部品等
の確認、点検、整合等の作業が面倒、且つ、煩雑であ
る。又、構成材料、機器、部品等の不揃い、不足、間違
い等が往々にして起こり易く、作業する際、これが判明
して作業の円滑を欠く等の事態は現場作業で往々にして
経験するところである。
【0006】次に、上記した分解された極めて多数の部
材、部品を建築躯体内の設置空間内で組み立てる際、設
置空間が狭小であるので、組み立てに際し作業がし難
く、狭い空間内で、極めて多数の部材を、手順に従って
組み立てることには、甚だしく困難性を伴う。又、オフ
ィスビル等のトイレは、多人数利用式のものが多く、従
って、トイレルーム、これと一体に設けられる手洗いル
ームも大きく、床部材、壁パネル等は、規格化された所
定寸法の持運び易い小さいピースであることから、組み
立て作業工数も多く、設置空間が狭く、限られているこ
とから工事が困難、面倒、且つ、煩雑である。
【0007】従って、組み立て、設置工事に要する時間
が長くかかり、且つ、作業員も多数を要し、部材、部
品、機器のコストに比較して施工費が高くなり、トータ
ルとしてコストが高くなり、一方、現場での作業員の確
保、就中熟練作業員の確保が困難である事情等と相俟っ
てプレファブトイレの建築現場での組み立て、設置の改
善が要望されるところである。
【0008】本発明は、かかるプレファブトイレの建築
現場での組み立て、設置に関する上記した課題を解決す
べくなされたもので、その目的とする処は、プレファブ
トイレの建築現場での施工を簡易化し、現場での施工に
際し作業員を最少で足りるようにし、省力化を図り、併
せて熟練者によることなく可及的に簡易な作業のみで施
工し得るようにし、且つ、施工時間を大幅に短縮化し、
効率的、合理的なプレファブトイレの組み立て、設置を
企図するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、下面にキャスターを、周囲に吊り金具を取
付けた床部材に、壁パネルを建て込み、且つ、壁パネル
上部に天井を設けて複数のトイレルームユニットを形成
し、該トイレルームユニットの一方に便器等を内装、設
置してモジュール化したトイレスペースユニットを組み
立て、他方のトイレルームユニットに洗面台等を内装、
設置してモジュール化した手洗いスペースユニットを組
み立てる工程と、前記トイレスペースユニット、手洗い
スペースユニットを施工現場に搬送する工程と、前記各
ユニットを、施工現場で上記吊り金具を介してクレーン
等で吊下げ、建築躯体の床面に載置する工程、及び各ユ
ニットを設置床面にキャスターを介して移動する工程、
並びに吊り金具を取外す工程と、前記各ユニットの接合
部を突き当て、床部材を浮上させ、キャスターを取外
し、床部材を設置床面に据え付けて床部材の突き当部相
互を接合し、各ユニットの壁パネルの必要部、及び天井
部の必要部を接合する工程と、トイレスペースユニッ
ト、手洗いスペースユニットの水廻り機器の配管等の工
程、必要に応じた室内の内装等の仕上げ工程とからなる
プレファブトイレの施工方法である。
【0010】
【作用】上記手段によれば、搬送、建築現場に搬入し易
い大きさのモジュール化したトイレルームユニットとし
てトイレルームを工場で予め組み立て、各モジュール化
したトイレルームユニット内に予め間仕切り、便器、手
洗い台等を組込、設置して内装し、モジュール化した完
成せるトイレスペースユニット、手洗いスペースユニッ
トを得、これを建築現場に搬送し、設置床面に搬入する
ので、現場での作業は設置床面への移動、ジャッキアッ
プ、据え付け、モジュール化されたユニット相互の接
続、配管接続、配線等でトイレが組み立て、設置され
る。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本発明の方法を説明する模式図、図
2はモジュール化されたトイレスペースユニット等を建
築物に搬入する状態を説明する図、図3は上記ユニット
の吊り下げ状態を示す説明的斜視図、図4は図3の要部
の拡大縦断側面図、図5はキャスター部分の斜視図、図
6は吊り金具部分の斜視図、図7は床部材のフレームを
示す平面図、図8はトイレスペースユニットの平面図、
図9は手洗いスペースユニットの平面図、図10はキャ
スターを取外すべくユニットをジャッキアップした状態
を示す説明図、図11はキャスターを取外し、高さ調節
を行なう状態を示した説明図、図12は据え付け状態の
説明図、図13はトイレスペースユニットと手洗いスペ
ースユニットの接合を示す説明的斜視図、図14は同接
合部を示す平面図、図15は床部材の接合を示す要部拡
大断面図、図16は接合してトイレを構成した平面図、
図17は壁パネルの接合の一例を示す拡大断面図、図1
8は天井部の接合の一例を示す拡大断面図、図19は同
他の例を示す拡大断面図、図20は上記ユニットを3個
組合せた例を示す模式的平面図、図21は他の例を示す
模式的説明図、図22は上記ユニットを4個組合せた例
を示す模式的説明図、図23は同他の例を示す模式的説
明図、図24は同他の例を示す模式的説明図、図25は
同更なる他の例を示す模式的説明図である。
【0012】図1は本発明にかかる方法を模式的に示し
たもので、工場Aでモジュール化した複数のトイレルー
ムユニット、便器、間仕切り、手洗い台等を組込んだト
イレスペースユニット、手洗いスペースユニットからな
るユニット1を個々に予め組み立て、形成する。工場で
得られたユニット1をトラックTで建築現場に搬送し、
建築物の設置フロアB1の床面Fに図1、図2に示すよ
うにクレーンCで建築躯体Bのスラブ等を利用して吊り
下げ、搬入する。図2では設置床面Fの下のフロアB2
の床面F1には、既にトイレTRが設置されている状態
を示し、上のフロアFでは工事中の状態を示している。
【0013】内装する機器が便器等と手洗い台等が異な
るだけで、モジュール化したトイレ、手洗いの各スペー
スユニットを工場Aで組み立てるので、先ずトイレスペ
ースユニットの組み立てから説明する。トイレルームユ
ニット1は図3、図8に示す如くで、図8に示すように
平面視長方形の規格化された寸法の床部材2を有する。
床部材2のフレーム3は図7に示すように平面視長方形
をなし、長い左右のメンバー3―1,3―1、これの前
後端部を繋ぐ前後のメンバー3―2,3―2、左右のメ
ンバー間に架設された複数の補強メンバー3―3…、前
後のメンバー間に架設された補強メンバー3―4…から
なり、これ等は枠状をなし、鋼材や鋼板で形成される。
【0014】フレーム3の四隅には三角形のコーナープ
レート3―5…が接合され、四隅を補強し、又、左右の
メンバー3―1,3―1と、この間に架設された補強メ
ンバー3―3の中間部のものの接合部には、三角形の補
強、兼支持プレート3―6…が固設され、支持プレート
3―6…は左右に2ヵ所ずつ前後に離間して配設されて
いる。かかる支持プレート3―6…の下面には、図4、
図5、図7で明示したようにキャスター4が垂下、取付
けられている。キャスター4は、図5で示したように状
部の基板4―1を支持プレート3―6にボルト止めし、
支持プレート3―6から取外すことができるように構成
されている。かかるキャスター4…は、4枚の支持プレ
ート3―6…の夫々に設けられ、従って、建築躯体の設
置床面には4個のキャスターで安定して転動自在に支持
されることとなる。
【0015】一方、上記したフレーム3の左右のメンバ
ー3―1,3―1には、前後に離間して吊り金具5…を
取付ける。吊り金具5は図3、図4、図6に示す如く
で、L型の本体の縦片5―1をメンバー3―1の外側
面、横片5―2をメンバー3―1の底面にボルト6…で
取外し可能に接合し、縦片5―1の外側に突設した突片
5―3を吊り具7に連結する。以上の吊り金具5…は、
左右のメンバー3―1,3―1に前後に離間して各2ヵ
所、計4ヵ所設ける。
【0016】以上のキャスター4…、吊り金具5…を取
付けたフレーム3の上面に基板、表面材からなる床板部
材8…を敷設し、図8の如く床部材2を構成する。かか
る床板部材8…の敷設に際し、上記した支持プレート3
―6の…の部分は、後にキャスター4…の取外し、ユニ
ット1の高さ調節を行なう際に床板部材が邪魔になるの
で、工場で組み立てる際、床板部材8の未敷設状態と
し、開放部2―1…としておく。図8の2―1で示した
部分は開放部を示す。
【0017】以上の床部材2上の外端部周を囲むように
壁パネル9―1…を建て込んで周壁9を形成し、内部に
トイレブース10―1を画成するための仕切パネル10
…を立設する。壁パネル9―1…は、床部材2の周囲に
建て込むが、図3、図8に示すように出入口部や並設す
る手洗いスペースユニットとの間の通路部9―2,9―
3の部分には設けない。
【0018】そして、図4に示すように、建て込んだ壁
パネル9―1…で形成される周壁9の上部延出部9―4
間に継手11を介して補強梁12…等を架設し、一方、
壁パネル9―1のパネル9―5の上端部間に継手13等
を介して天井板14を敷設し、天井板14は不図示の吊
り金具等で補強梁12に吊り下げ、連結し、パネル9―
3の天井板14の取付けを補強する。
【0019】以上で得られたトイレルーム15の内部に
構成機器、即ち便器等を内装、設置し、図8で示される
ように、上記した仕切パネル10で画成されたトイレブ
ース10―1,10―1内には洋風便器16を配管ユニ
ット17とともに各組み付け、設置する。一方、これと
反対側の壁面内側には小便器18を配管ユニット19と
ともに組み付け、設置し、小便器18は実施例では2連
装とし、これの背面に配管ユニット19が配設されてい
る。以上によりトイレスペースユニット1を構成する。
【0020】図9は手洗いスペースユニット51を示
し、このユニット51は、上記と同様の床部材2、壁パ
ネル9―1…を建て込んで形成した周壁9、天井からな
り、手洗いルーム52を構成し、床部材2のフレーム3
も同様に構成され、床板部材8…の未敷設部分の開放部
2―1をフレーム3の支持プレート3―6…の部分に備
え、キャスター、吊り金具を上記と同様に備え、上記ト
イレルーム15と全く同様に手洗いルーム52は規格化
され、モジュール化されて製作される。
【0021】手洗いルーム52の周壁9の図の右側には
上記した通路2―3と対応する通路52―3が設けら
れ、反対側には出入口52―2が設けられている。内部
には、通路52―3の反対側の壁面内側で、出入口52
―2を避けて手洗い台53が組込、設置され、手洗い台
53はカウンター53―1上に手洗い器52―2を連装
して備えるタイプを実施例では用い、手洗い台53の出
入口側には仕切板54が設けられている。工場におい
て、上記トイレスペースユニットと同様に、手洗いルー
ムを組み立て、これ等を組込、設置した状態で手洗いス
ペースユニット51を組み立て、製作しておく。
【0022】以上の各ユニット1,51は工場で組み立
て、製作し、従って部品は周囲にあり、部品の補給等は
即座になされ、部材、部品、機器等の調整、補修等は即
座に行なえ、又、工場の組み立て易い、組み立てに最適
な組み立てライン、開放されたスペース内で組み立てる
ので、組み立て作業は容易であり、迅速に、効率的に、
合理的になされる。そして、床部材、壁パネル、天井部
材、機器等の製作誤差等に起因する調整等は、工場でな
されるので、極めて容易に、且つ迅速になされ、品質管
理等も行届き、品質の優れたプレハブトイレスペースユ
ニット1、手洗いスペースユニット51がモジュール化
されて得られる。更に、上記ユニット1,51は、工場
で予め組み立て、製作するので、現場での組み立て作業
員が不要となる。
【0023】以上で得られた各モジュール化された各ス
ペースユニット1,51をトラックT等に積載し、建築
現場に搬送する。搬送後、トラックTの荷台から上記し
たユニット1,51をクレーンCで吊り上げ、建築躯体
Bのスラブ等を利用して図1、図2の如く設置フロアB
1に搬入し、設置床面Fに設置する。
【0024】上記したトイレスペースユニット1のクレ
ーンによる吊り下げは、上記した床部材2の左右2ヵ
所、計4ヵ所に設けた吊り金具5…にターンバックル、
チエン、ロッド等からなる吊り具7…を介して上位の吊
り枠20に吊り下げることによりなされる。吊り枠20
は、図3、図4に示す如くで、吊り枠20は図3に示す
如くユニット1の平面形状と同様の長方形の枠状をな
し、対角線上にX字型に補強杆20―1を有する。吊り
枠20の左右のメンバーの上記吊り金具5…と対応する
部位には、支持部20―2…が設けられ、この部分と上
記吊り金具5…を吊り具7…で繋ぎ、吊り枠20の四隅
に立方錐状にチエン、ロッド等の吊り杆21を連結し、
クレーンCのフックC1でこれを吊り下げ、ユニット1
を図1、図2、図3、図4の如く吊り下げる。手洗いス
ペースユニット51も、これと同様に吊り下げて建築躯
体B1の設置フロアの床面Fに搬入する。
【0025】ユニット1は、目的とするフロアB1の床
面Fに降ろすと、キャスター4…が床面に接地し、爾
後、吊り枠21を吊り具7から外し、続いて床部材2の
フレーム3の左右のメンバー3―1から吊り金具5…を
取外す。これを図6で示し、ボルト6…を抜脱すること
により吊り金具5…はフレーム3から除去される。接合
する手洗いスペースユニット51も、同様の作業で床部
材の吊り金具を取外す。
【0026】次に、各ユニット1,51の搬入位置と設
置位置とが離れているので、キャスター4…を介してユ
ニット1,51を床面F上を転動させて移動させ、設置
床面Fまで移動し、設置床面の正規の場所まで移動して
微調整を行なう。尚、ユニット1,51は、前後して搬
入し、先に搬入したユニットから移動させ、正規の場所
まで移動して微調整を行なう。
【0027】床面Fの正規の位置に移動後、床部材2と
床面F間にジャッキ22を介在させ、床部材2を上昇さ
せる。ジャッキ22は、図5に示す如くで、図8に示す
ように上記した支持プレート3―6…の部位に設けられ
た4ヵ所の開放部2―1…から床面上に載置し、ジャッ
キ22はリフトアーム22―1を介して左右のメンバー
3―1,3―1の下面に当てがい、かかるジャッキ22
…は上記に従って4ヵ所となり、ジャッキ22…で床部
材2をキャスター4…よりも高位まで上昇させる。これ
を図10で示した。尚、図7ではフレーム3を裸で示し
たが、併せてジャッキ22の配置を示すべくジャッキ2
2を付加して示した。かかるジャッキアップ作業は、ユ
ニット1の床上からジャッキ22をセットし、床下に手
を差し入れたり、作業者が床下に臨むことなくなされ、
安全上極めて有利であり、安全確保の点で極めて好まし
いこととなる。
【0028】ジャッキアップ作業後、キャスター4を図
5のように取外し、取外し作業はユニット1内の床上か
ら行なえ、従って、上記と同様に床下に手を差し入れた
り、作業者が床下に臨むことなくキャスター4の取外し
が行なえ、上記と同様に極めて安全にキャスターの取外
し作業が行なえる。
【0029】上記したキャスター4の取外しとともに、
上記した床フレーム3の支持プレート3―6には高さ調
節ボルト23を縦設、螺合し、ボルト23の下方への突
出量を調節し、設定された突出量でジャッキ22を降下
させ、高さ調節ボルト23を床面Fに接地させ、爾後、
ジャッキ22を取外す。この作業も上記と同様に床上か
ら行なえる。これを図11で示した。尚、作業後開放部
2―1に床板部材8を敷設し、開放部2―1を塞ぐ。但
し、後述するユニット1,51の接合部側の空間部は、
接合作業後に床板部材を敷設する。
【0030】続いて、上記した4ヵ所のボルト23…を
調節し、ユニット1の床部材2の高さ、水平度を調節
し、一方、左右のメンバー3―1の下面と行け面Fとの
間にはスペーサ24…を介在させ、ユニット1の床部材
2を床面Fに据え付ける。これを図12で示した。
【0031】以上のようにトイレスペースユニット1を
床面Fに据え付け、次にこれと接合する手洗いスペース
ユニット51を同様にキャスターを介して設置床面に移
動し、ユニット1にユニット51の床部材を突き当て、
近接するように配置し、ユニット1と同様の手順でジャ
ッキアップし、キャスターを取外し、続いてジャッキを
取外し、高さ調節、水平度を調節し、スペーサを噛まし
て据え付ける。尚、手洗いスペースユニット51は、図
9に示すように開放部2―1の一部のものが手洗い台5
3で塞がれ、従って、この場合には手洗い台53の前面
板を取外し、この空間部を利用して開放部から作業行な
う。
【0032】以上のようにトイレスペースユニット1、
手洗いスペースユニット51を高さ調節して水平レベル
を合せ、各床部材2,2のフレーム3,3の接合側メン
バー相互が突き当て状態となるようにユニット1,51
を床面F上に配置する。これを図13、図14で示し
た。
【0033】上記したユニット1,51の突き当て状態
で夫々の対向するフレーム3,3の外向きチャンネル材
からなる左右のメンバー3―1の一方3―11,3―1
2は、図15の如く夫々のこの部分に支持板3―11
a,3―12aを溶接等してこの部分を断面角筒状をな
す如くし、メンバー3―11,3―12の各支持板3―
11a,3―12aは対面し、各外側部3―11a,3
―12a間にボルト24…を通し、メンバー3―11,
3―12を結着する。かかるボルト結着部は図14で示
すように複数ケ所とし、ボルト結着は、上記した空間部
2―1の部分を利用して行ない、従って、床上からボル
ト挿入、締付作業を行なうことができ、床部材2,2相
互が突き当て状態にあっても床下に手を差し入れたり、
作業員が床下に潜ったりすることなく、ユニット1,5
1の床部材2,2の接合作業が行なえる。
【0034】実施例ではユニット2個を接合してプレフ
ァブトイレを組み立てる例を示しているが、ユニットを
3個、4個、或いはそれ以上連装する場合には、床部材
2,2の反対側の側部メンバーを利用して接合するもの
とし、図13に示す如くユニット1,51の床部材2,
2の開放側の空間部2―1はそのままとし、上から床板
部材8…で塞いでいる。
【0035】以上のようにユニット1,51の床部材
2,2を接合後、接合に用いた空間部2―1…は床板部
材8…を敷設して塞ぎ、接合部の床板部材8…の突き合
わせ端部間には目地材25を介装し、かかるユニット
1,51の接合により、通路部9―3,52―3が接続
されてトイレルーム15と手洗いルーム52とが連通さ
れ、ユニット1,51は接続されることとなる。
【0036】ユニット1,51相互の、接合側の部屋端
部の直線状に並ぶ壁パネル9―11,9―12は、突き
当て端部9―11a,9―12a間に隙間Sが発生し、
隙間Sは図17の如く接合する。即ち、隙間Sの室内側
に偏平角チャンネル型の目地材26を臨ませ、目地材2
6の裏面に支持材26―1を設け、これに逆チャンネル
状のクリップ材26―2を固設し、一方、壁パネル9―
11,9―12の端部間の裏面に同様のクリップ27,
27を固設し、目地材26のクリップ26―2、壁パネ
ル9―11,9―12のクリップ27を外側から断面逆
L型のホルダー28,18で把持し、クリップ26―
2,27とホルダー28,28とをビス29…で結着し
た。ホルダー28…は上下に離間して配設されている。
尚、クリップ26―2の裏面には、弾性作用を有する爪
片30,30をホルダー28…に合せて上下に離間して
臨ませ、夫々を各クリップ26―2,26―2の外側面
に係止し、爪片30は調節ビス31でホルダー28に螺
合させ、目地材26を弾性的に壁パネル9―11,9―
12の突き合わせ端部の室内側から当接させ、端部相互
のズレを調整することができるように構成されている。
【0037】一方、ユニット1,51の通路9―3,5
2―3に臨むユニット1,51の各壁パネル9―13,
9―14は、夫々の外側面が極めて近接、或いは当接し
て平行に配設され、この部分では壁パネルは二重とな
る。このように平行し、二重の壁パネルとなる部分の通
路9―3,52―3に臨む端部9―13a,9―14a
には、高さ方向全域に亘り化粧材を兼ねる目地材32を
貼設し、この間の隙間を図16の如く塞ぐ。
【0038】以上の他、図16に示すように出入口9―
2には開閉扉33を、又トイレブース10―1の出入口
には開閉扉34を設け、手洗いルーム側の出入口52―
2は開放したままとした。
【0039】図18はユニット1,51の天井板14,
14の接合を示し、天井板14,14の接合端部14―
1,14―1間には隙間S1が発生する。図18はユニ
ット1,51の通路部の天井接続部を示す。天井板1
4,14の上方には補強梁12,12の端部12―1,
12―1が隙間をもって対向し、補強梁12,12の端
部12―1,12―1の下面にはブラケット35,35
を垂下し、ブラケット35,35に図示しない壁パネル
の縦枠部が結合され、補強梁12,12と壁パネルを接
続する。一方、補強梁12,12の下方には天井板1
4,14は端部14―1,14―1間に隙間S1をもっ
て対向し、隙間S1を塞ぐ目地板36をこの間に配設す
る。具体的には、各天井板14,14の対向する端部1
4―1,14―1横向きコ字型の係止部材37,37を
対称的に取付け、これに対称的に突設する棚部37―
1,37―1を設け、一方、隙間S1を塞ぐ断面凹型の
目地板36を用意し、これの左右に係止部36―1,3
6―1を突設し、各係止部36―1を係止部材37の棚
部37―1上に載置し、目地板36を係止し、天井板1
4,14間の隙間S1を塞いだ。
【0040】図19は天井板の接合の他の部分を示し、
目地材136の上部を延長して下方が左右に膨出した断
面がU字型とし、これの左右の上部を補強梁12,12
の端部12―1,12―1から垂下したブラケット3
5,35に連結し、目地材136の下部左右に天井板1
4,14の端部14―1,14―1が臨み、端部14―
1,14―1と目地材136の下部左右間には狭い隙間
S2,S2が発生する。この隙間を塞ぐべく、隙間S
2,S2間には樹脂等で形成した断面略C型の目地充填
材137,137を介装し、隙間S2,S2を塞いだ。
以上ユニット1,51の天井部分の隙間を塞ぐ目地構造
を説明したが、構造は上記に限られず任意である。
【0041】以上のように、ユニット1,51の床部材
2,2相互を接合し、壁パネルを接合し、天井板を接合
してユニット1,51を一体化し、爾後、便器16,1
8の配管ユニット17,19、手洗い台53の給・排水
管の配管、接続、他の内装部品の組み付け、電気配線、
仕上げ等の作業を行なってプレファブトイレは完成す
る。このように、本発明においては、建築現場でのプレ
ファブトイレルームの組み立て、便器、手洗い台等の構
成機器の組み付け作業は一切無い。分割してモジュール
化した各ユニットを現場の設置フロアに搬入し、移動
し、キャスター、吊り金具の取外し、高さ、水平レベル
の調整、ユニット相互の床部材の接続、壁パネル、天井
の接続、機器の配管、配線工事のみで建築躯体内にプレ
ファブ式トイレを設置することができる。
【0042】図20乃至図25は、本発明にかかるプレ
ファブトイレのレイアウトの例を示し、図20は3個の
ユニット61,71,81を横に並設、接合した例で、
ユニット61は女子用トイレで便器を備えたトイレブー
ス62…を4個備える。これに隣接して手洗い台72、
掃除用流し73を設置したユニット71を接合し、さら
にユニット71に手洗い台82を有するユニット81を
並設、接合したものである。
【0043】図21は、上記と同様の女子用ユニット6
1に、1個の手洗い台92、壁面にカウンター93等を
備えるユニット91を、又これに掃除用流し台102、
手洗い台103、隣接するカウンター部分の延長上にグ
ルーミングルーム104を備えるユニット101を接合
したものである。
【0044】図22はユニットを4個並設、接合してト
イレを構成した例を示し、実施例は男子用トイレを示
す。同タイプのユニット111,121を隣接して並設
し、ユニット111,121には洋風便器を備えるトイ
レブース112,122を備え、且つ小便器113,1
23を備える。ユニットの一方111に手洗い台13
2、掃除用流し133を設けたユニット131を並設
し、更に手洗い台142、仕切パネル143を備えるユ
ニット141を連設、並設したものである。
【0045】図23は図22と同様のタイプのもので、
上記と同様のユニット111,121を並設し、ユニッ
ト121と141との間のユニットをユニット151と
し、ユニット151は手洗い台152が上記と異なり、
掃除用流し台153を備えるものである。
【0046】図24はユニットを4個並設したタイプの
他の実施例を示し、上記と同様のユニット111にユニ
ット161を並設し、ユニット161は、トイレブース
162を1個とし、これに隣接して掃除用流し163を
設け、反対側の壁面内側には小便器164を配設し連設
したユニット171は手洗い台172を備え、これに並
設したユニット181は幅が小さく、上記手洗い台17
2と接続する1個の手洗い台182を備え、且つ仕切パ
ネル183を備える。
【0047】図25はユニットを4個並設したタイプの
更なる他の実施例を示す。ユニット111にユニット1
91を並設し、ユニット191は、1個のトイレブブー
ス192、小便器193を備え、掃除用流し194、手
洗い台195を備える。隣接して並設するユニット20
1は、上記手洗い台195と接続する手洗い台202、
仕切パネル203を備え、反対側の壁面に2連装の手洗
い台204を備える。ユニット201の外側に幅の小さ
いユニット211を並設し、このユニットは出入口ユニ
ットで、仕切パネル212を備える。
【0048】以上のようにユニット内の機器のレイアウ
トは自由とし、適宜数のユニットを組合せて必要、最適
のプレファブトイレを形成する。
【0049】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
建築物の内部にプレファブトイレを設置する際、トイレ
ルームを所定の大きさにモジュール化し、これを複数の
ユニットとして便器や間仕切りを備えるトイレブース、
手洗い台等を内装してユニット化して工場で予め組み立
て、現場に搬送して建築物の内部に搬入し、モジュール
化された必要とするユニットを並設、接合してトイレを
設置するようにしたので、先ず、現場での狭い環境下で
の複雑、面倒な組み立て作業が無くなり、作業は吊り金
具、キャスターの取外し、高さ調節、開口部の床貼り、
床相互の接合、壁パネルの連結、天井の連結、配管、配
線等の工事のみとなり、現場での作業、工事が極めて少
なくなり、且つ簡易化し、従来に比し作業、工事の大幅
な簡素化、省力化が図れ、又工期も極めて短くなり、工
期の大幅な短縮が図れる。
【0050】次に、ユニットは工場で予め組み立てるの
で、部品の調達、組み立て時の調整等が容易であり、且
つ建築現場と異なり、広い、作業し易い環境下で組み立
て作業が行なえ、能率的、合理的な組み立て作業が行な
え、又これにより品質管理等が行届き、品質に優れたプ
レファブトイレを製作することができ、現場での作業員
が削減することができること、工場で組み立てるので組
み立てが容易であること等からコストダウンが図れる
他、モジュール化したユニットを多数用意することによ
り、各種のバリエーションに富んで、又利用状況、設置
現場に最適なプレファブトイレが容易に得られる等の多
大の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を説明する模式図
【図2】モジュール化されたトイレスペースユニット等
を建築物に搬入する状態を説明する図
【図3】上記ユニットの吊り下げ状態を示す説明的斜視
図
【図4】図3の要部の拡大縦断側面図
【図5】キャスター部分の斜視図
【図6】吊り金具部分の斜視図
【図7】床部材のフレームを示す平面図
【図8】トイレスペースユニットの平面図
【図9】手洗いスペースユニットの平面図
【図10】キャスターを取外すべくユニットをジャッキ
アップした状態を示す説明図
【図11】キャスターを取外し、高さ調節を行なう状態
を示した説明図
【図12】据え付け状態の説明図
【図13】トイレスペースユニットと、手洗いスペース
ユニットとの接合を示す説明的斜視図
【図14】同接合部を示す平面図
【図15】床部材の接合を示す要部拡大断面図
【図16】接合してトイレを構成した平面図
【図17】壁パネルの接合の一例を示す拡大断面図
【図18】天井部の接合の一例を示す拡大断面図
【図19】同他の例を示す拡大断面図
【図20】上記ユニットを3個組合せた例を示す模式的
平面図
【図21】他の例を示す模式的説明図
【図22】上記ユニットを4個組合せた例を示す模式的
説明図
【図23】同他の例を示す模式的説明図
【図24】同他の例を示す模式的説明図
【図25】同更なる他の例を示す模式的説明図
【符号の説明】
1,51,61,71,81,91,101,111,
121,131,141,151,161,171,1
81,191,201…ユニット、 2,2a…床部
材、 4…キャスター、 5…吊り金具、 9―1…壁
パネル、 9―2,53―2…出入口、 9―3,53
―3…通路、 14…天井、 16…便器、18…小便
器、 23…高さ調節ボルト、 24…据え付け用スペ
ーサ、53…手洗い台 A…工場、 T…搬送用トラッ
ク、 C…クレーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 鍋田 孝市 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面にキャスターを、周囲に吊り金具を
    取付けた床部材に、壁パネルを建て込み、且つ、壁パネ
    ル上部に天井を設けて複数のトイレルームユニットを形
    成し、該トイレルームユニットの一方に便器等を内装、
    設置してモジュール化したトイレスペースユニットを組
    み立て、他方のトイレルームユニットに洗面台等を内
    装、設置してモジュール化した手洗いスペースユニット
    を組み立てる工程と、 上記トイレスペースユニット、手洗いスペースユニット
    を施工現場に搬送する工程と、 上記各ユニットを、施工現場で上記吊り金具を介してク
    レーン等で吊下げ、建築躯体の床面に載置する工程、及
    び各ユニットを設置床面にキャスターを介して移動する
    工程、並びに吊り金具を取外す工程と、 上記各ユニットの接合部を突き当て、床部材を浮上さ
    せ、キャスターを取外し、床部材を設置床面に据え付け
    て床部材の突き当部相互を接合し、各ユニットの壁パネ
    ルの必要部、及び天井部の必要部を接合する工程と、 トイレスペースユニット、手洗いスペースユニットの水
    廻り機器の配管等の工程、必要に応じた室内の内装等の
    仕上げ工程と、 からなることを特徴とするプレファブトイレの施工方
    法。
  2. 【請求項2】 上記トイレスペースユニットは、トイレ
    ルームユニット内にトイレブースを画成する仕切パネ
    ル、便器、必要に応じて壁パネルの一部に出入口、通路
    を設けた請求項1のプレファブトイレの施工方法。
  3. 【請求項3】 上記手洗いスペースユニットは、トイレ
    ルームユニット内に手洗い台、仕切パネル等を備え、必
    要に応じて壁パネルの一部に出入口、通路を設けた請求
    項1のプレファブトイレの施工方法。
  4. 【請求項4】 上記トイレスペースユニット、手洗いス
    ペースユニットは前者が複数個、後者が少なくとも1個
    以上用意し、夫々を並設して接合し、多人数利用式の建
    築物内のプレファブパブリックトイレを組み立てるよう
    にした請求項1のプレファブトイレの施工方法。
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