JPH0622962B2 - 積層フィルム - Google Patents
積層フィルムInfo
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- JPH0622962B2 JPH0622962B2 JP63233892A JP23389288A JPH0622962B2 JP H0622962 B2 JPH0622962 B2 JP H0622962B2 JP 63233892 A JP63233892 A JP 63233892A JP 23389288 A JP23389288 A JP 23389288A JP H0622962 B2 JPH0622962 B2 JP H0622962B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステル積層フィルムに関する。詳しく
は、微細な独立気泡を含有させることにより単位体積当
りの重量が軽減されたフィルムであって、表面平滑性及
び接着性に優れた白色ポリエステル積層フィルムに関す
る。
は、微細な独立気泡を含有させることにより単位体積当
りの重量が軽減されたフィルムであって、表面平滑性及
び接着性に優れた白色ポリエステル積層フィルムに関す
る。
従来、ポリエステルフィルムとりわけポリエチレンテレ
フタレートフィルムは優れた機械的特性、電気的特性、
耐薬品性、表面特性などを有することから情報記録材
用、コンデンサー用、製版用、包装用などの各種用途の
基材として広く利用されている。近年、かかるポリエス
テルフィルムの有する優れた特性を生かし、例えばオフ
ィスや会議室で使用される電子白板のホワイトボード部
基材として白色高隠蔽性の二軸延伸ポリエステルフィル
ムが用いられ、また、NTTのテレホンカードやJRの
オレンジカードで代表される磁気カードの基材として該
白色フィルムが用いられ、今後更に利用範囲は広がろう
としている。
フタレートフィルムは優れた機械的特性、電気的特性、
耐薬品性、表面特性などを有することから情報記録材
用、コンデンサー用、製版用、包装用などの各種用途の
基材として広く利用されている。近年、かかるポリエス
テルフィルムの有する優れた特性を生かし、例えばオフ
ィスや会議室で使用される電子白板のホワイトボード部
基材として白色高隠蔽性の二軸延伸ポリエステルフィル
ムが用いられ、また、NTTのテレホンカードやJRの
オレンジカードで代表される磁気カードの基材として該
白色フィルムが用いられ、今後更に利用範囲は広がろう
としている。
しかしながら白色フィルムは、隠蔽性を高度に付与する
ために、例えば二酸化チタンのような比重の大きい無機
粒子を極めて多量含有していることから、フィルムの単
位体積当りの重量は通常のポリエステルフィルムに比べ
2〜5割も大きくなり、例えば電子白板のホワイトボー
ド面として長期間使用していると自重による弛み老化、
いわゆるタルミが短期間で発生し、商品価値を著しく低
下させる原因となっている。また、フィルム中に無機粒
子が極めて多量配合されていることから、フィルムスリ
ット加工やカード等のカッティング加工においてナイフ
の寿命が著しく短くなり、生産性を低下させるばかり
か、フィルムエッジで手指等を切傷するといった取扱い
性の面でも問題があった。
ために、例えば二酸化チタンのような比重の大きい無機
粒子を極めて多量含有していることから、フィルムの単
位体積当りの重量は通常のポリエステルフィルムに比べ
2〜5割も大きくなり、例えば電子白板のホワイトボー
ド面として長期間使用していると自重による弛み老化、
いわゆるタルミが短期間で発生し、商品価値を著しく低
下させる原因となっている。また、フィルム中に無機粒
子が極めて多量配合されていることから、フィルムスリ
ット加工やカード等のカッティング加工においてナイフ
の寿命が著しく短くなり、生産性を低下させるばかり
か、フィルムエッジで手指等を切傷するといった取扱い
性の面でも問題があった。
そこで本発明者らは、かかる諸問題を解決するため、ま
ずフィルムの単位体積当りの重量すなわちフィルム見掛
け密度を低減する検討を行なった結果、先に特開昭63
−168441号公報にてフィルムを発泡体構造にして
微細気泡含有ポリエステルフィルムにすることによりフ
ィルム自重による弛み老化を大幅に改良することを提案
した。かかる発明のフィルムは、微細に分散した独立気
泡により、同時に隠蔽性も付与されたことから、従来の
白色フィルムに比べ無機粒子の配合量を少なくすること
が可能となり、フィルムスリット加工時等のナイフの寿
命も極めて長くなって生産性が向上すると共にフィルム
エッジでの切傷事故も激減し取扱性の向上を達成した。
ずフィルムの単位体積当りの重量すなわちフィルム見掛
け密度を低減する検討を行なった結果、先に特開昭63
−168441号公報にてフィルムを発泡体構造にして
微細気泡含有ポリエステルフィルムにすることによりフ
ィルム自重による弛み老化を大幅に改良することを提案
した。かかる発明のフィルムは、微細に分散した独立気
泡により、同時に隠蔽性も付与されたことから、従来の
白色フィルムに比べ無機粒子の配合量を少なくすること
が可能となり、フィルムスリット加工時等のナイフの寿
命も極めて長くなって生産性が向上すると共にフィルム
エッジでの切傷事故も激減し取扱性の向上を達成した。
しかしながら、そのような優れた効果を達成した微細気
泡含有ポリエステルフィルムではあるものの、従来の白
色ポリエステルに比べるとフィルムの表面特性特に表面
平滑性や接着性に劣ることからその改良が強く望まれ
た。また、微細気泡含有ポリエステルフィルムを製造す
る際、内圧気泡のためテンターによる延伸工程において
破断し易く、生産性の点でも問題があった。
泡含有ポリエステルフィルムではあるものの、従来の白
色ポリエステルに比べるとフィルムの表面特性特に表面
平滑性や接着性に劣ることからその改良が強く望まれ
た。また、微細気泡含有ポリエステルフィルムを製造す
る際、内圧気泡のためテンターによる延伸工程において
破断し易く、生産性の点でも問題があった。
本発明者らは、かかる実情に鑑み微細気泡含有ポリエス
テルフィルムの表面特性特に表面平滑性及び接着性を改
良するために鋭意検討を重ねた結果、フィルム表層部の
気泡量を少なくすれば極めて表面平滑性が向上すること
を知見し、本発明に到達した。すなわち本発明の要旨
は、微細な独立気泡を多数含有し、密度が0.40〜
1.30g/cm3であるポリエステルフィルムの片面又
は両面に密度が1.30g/cm3より大きいポリエステ
ルフィルムを積層してなる積層フィルムに存する。
テルフィルムの表面特性特に表面平滑性及び接着性を改
良するために鋭意検討を重ねた結果、フィルム表層部の
気泡量を少なくすれば極めて表面平滑性が向上すること
を知見し、本発明に到達した。すなわち本発明の要旨
は、微細な独立気泡を多数含有し、密度が0.40〜
1.30g/cm3であるポリエステルフィルムの片面又
は両面に密度が1.30g/cm3より大きいポリエステ
ルフィルムを積層してなる積層フィルムに存する。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明でいうポリエステルとはテレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカルボ
ン酸又はそのエステルとエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコールのごときグリコールとの重縮合させて製造さ
れるポリエステルである。これらのポリエステルは芳香
族ジカルボン酸とグリコールとを直接反応させて製造さ
れるほか、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルとグ
リコールとをエステル交換反応させた後重縮合させる
か、あるいは芳香族ジカルボン酸のジクリコールエステ
ルを重縮合させる等の方法によって製造される。かかる
ポリエステルの代表例としてはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートあるいはポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートなどが挙げられる。このポリ
エステルはホモポリマーであってもよく、第三成分を共
重合したものであってもよい。いずれにしても本発明に
おいては、エチレンテレフタレート単位、ブチレンテレ
フタレート単位あるいはエチレン−2,6−ナフタレー
ト単位が70モル%以上、好ましくは80モル%以上、
更に好ましくは90モル%以上であるポリエステルが好
ましい。また、本発明においてはポリエステルの重合度
が低すぎると機械的強度が低下するため、その固有粘度
は0.4以下、好ましくは0.5〜1.2、更に好まし
くは0.55〜0.85であることが望ましい。
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカルボ
ン酸又はそのエステルとエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコールのごときグリコールとの重縮合させて製造さ
れるポリエステルである。これらのポリエステルは芳香
族ジカルボン酸とグリコールとを直接反応させて製造さ
れるほか、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルとグ
リコールとをエステル交換反応させた後重縮合させる
か、あるいは芳香族ジカルボン酸のジクリコールエステ
ルを重縮合させる等の方法によって製造される。かかる
ポリエステルの代表例としてはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートあるいはポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートなどが挙げられる。このポリ
エステルはホモポリマーであってもよく、第三成分を共
重合したものであってもよい。いずれにしても本発明に
おいては、エチレンテレフタレート単位、ブチレンテレ
フタレート単位あるいはエチレン−2,6−ナフタレー
ト単位が70モル%以上、好ましくは80モル%以上、
更に好ましくは90モル%以上であるポリエステルが好
ましい。また、本発明においてはポリエステルの重合度
が低すぎると機械的強度が低下するため、その固有粘度
は0.4以下、好ましくは0.5〜1.2、更に好まし
くは0.55〜0.85であることが望ましい。
さて通常ポリエステルをフィルム化する場合、フィルム
同志やフィルムと金属ロールとの滑り性をよくするため
にポリエステルに対して不活性な微粒子を適度に含有さ
せたポリエステルを用いるが、本発明においては、かか
る微粒子を含有しないものが好ましく用いられる。これ
はフィルム中に微粒子が存在することにより、得られる
フィルムの色調や隠蔽度の制御に支障をきたす場合があ
るからである。しかし、得られるフィルムに要求される
色調や隠蔽度に支障がない限り、かかる微粒子を含有し
たポリエステルを用いても差しつかえはない。
同志やフィルムと金属ロールとの滑り性をよくするため
にポリエステルに対して不活性な微粒子を適度に含有さ
せたポリエステルを用いるが、本発明においては、かか
る微粒子を含有しないものが好ましく用いられる。これ
はフィルム中に微粒子が存在することにより、得られる
フィルムの色調や隠蔽度の制御に支障をきたす場合があ
るからである。しかし、得られるフィルムに要求される
色調や隠蔽度に支障がない限り、かかる微粒子を含有し
たポリエステルを用いても差しつかえはない。
本発明においては、上記で述べたポリエステルを用い
て、フィルムを製造するが、本発明の最大の特徴は微細
な独立気泡を多数含有するフィルム層(以下A層と略
す)の片面又は両面に微細な独立気泡を殆ど含有しない
フィルム層(以下B層と略す)を積層する点にある。す
なわち、A層の密度は0.40〜1.30g/cm3の範
囲であることが必要であり、好ましくは0.50〜1.
20g/cm3の範囲である。また、B層の密度は1.3
0g/cm3より大きいことが必要であり、好ましくは
1.35〜1.50g/cm3の範囲である。A層の密度
が1.30g/cm3を超えると、独立気泡の含有量が少
なく、フィルム自重による弛み老化に対する改良効果が
殆ど認められないため好ましくなく、一方、0.40g
/cm3未満であるとフィルムの機械的強度が著しく低下
するため好ましくない。また、B層の密度が1.30g
/cm3以下であると、フィルム表面の平滑性が悪くなる
ため好ましくない。
て、フィルムを製造するが、本発明の最大の特徴は微細
な独立気泡を多数含有するフィルム層(以下A層と略
す)の片面又は両面に微細な独立気泡を殆ど含有しない
フィルム層(以下B層と略す)を積層する点にある。す
なわち、A層の密度は0.40〜1.30g/cm3の範
囲であることが必要であり、好ましくは0.50〜1.
20g/cm3の範囲である。また、B層の密度は1.3
0g/cm3より大きいことが必要であり、好ましくは
1.35〜1.50g/cm3の範囲である。A層の密度
が1.30g/cm3を超えると、独立気泡の含有量が少
なく、フィルム自重による弛み老化に対する改良効果が
殆ど認められないため好ましくなく、一方、0.40g
/cm3未満であるとフィルムの機械的強度が著しく低下
するため好ましくない。また、B層の密度が1.30g
/cm3以下であると、フィルム表面の平滑性が悪くなる
ため好ましくない。
本発明においては、上記の要性を満足することが必要で
あるが、更に、A層の厚みは10〜500μmの範囲が
好ましく、B層の厚みは0.5〜100μmの範囲が好
ましく、かつA層の厚みはB層の厚み以上であることが
好ましい。B層の厚みがA層の厚みより大きいとフィル
ム全体の密度が大きくなりもはやフィルム自重による弛
み老化に対して効果が認められなくなるため好ましくな
いし、また、B層の厚みが0.5μm未満であるとフィ
ルム表面平滑性が十分改良されないため好ましくない。
あるが、更に、A層の厚みは10〜500μmの範囲が
好ましく、B層の厚みは0.5〜100μmの範囲が好
ましく、かつA層の厚みはB層の厚み以上であることが
好ましい。B層の厚みがA層の厚みより大きいとフィル
ム全体の密度が大きくなりもはやフィルム自重による弛
み老化に対して効果が認められなくなるため好ましくな
いし、また、B層の厚みが0.5μm未満であるとフィ
ルム表面平滑性が十分改良されないため好ましくない。
本発明において、上記A層及びB層のポリエステルフィ
ルムは、いずれも少なくとも一軸方向に延伸されたフィ
ルムであることが必要であり、延伸倍率は面積倍率で4
倍以上、好ましくは9倍以上であることが好ましい。未
延伸のポリエステルフィルムは、周知のとうり、十分な
機械的強度が得られないためである。
ルムは、いずれも少なくとも一軸方向に延伸されたフィ
ルムであることが必要であり、延伸倍率は面積倍率で4
倍以上、好ましくは9倍以上であることが好ましい。未
延伸のポリエステルフィルムは、周知のとうり、十分な
機械的強度が得られないためである。
本発明においては、以上述べた要件を満足する限り、そ
の製造方法について特に限定されるものではない。すな
わち、微細気泡を含有するポリエステルフィルム(A
層)を製造する方法としては、例えば特開昭50−38
765号公報、特公昭57−46456号公報あるいは
特開昭57−34931号公報などに記載されているよ
うなガス又は気化可能な物質を添加して発泡体化する方
法や特開昭52−43871号公報、特公昭58−50
625号公報などに記載されているような、化学的に分
解してガスを発生する物質を添加して発泡体化する方
法、更には特開昭51−34963号公報、特公昭52
−27666号公報などに記載されているような成形
後、液体を含浸させ溶剤に可溶な物質を抽出して発泡体
化する方法などが挙げられ、いずれの方法を採用しても
構わない。しかし、これらの製造方法は特殊な成形装置
や製造工程の繁雑化を伴なうことから簡便に採用できる
方法とは必ずしも言い難い。
の製造方法について特に限定されるものではない。すな
わち、微細気泡を含有するポリエステルフィルム(A
層)を製造する方法としては、例えば特開昭50−38
765号公報、特公昭57−46456号公報あるいは
特開昭57−34931号公報などに記載されているよ
うなガス又は気化可能な物質を添加して発泡体化する方
法や特開昭52−43871号公報、特公昭58−50
625号公報などに記載されているような、化学的に分
解してガスを発生する物質を添加して発泡体化する方
法、更には特開昭51−34963号公報、特公昭52
−27666号公報などに記載されているような成形
後、液体を含浸させ溶剤に可溶な物質を抽出して発泡体
化する方法などが挙げられ、いずれの方法を採用しても
構わない。しかし、これらの製造方法は特殊な成形装置
や製造工程の繁雑化を伴なうことから簡便に採用できる
方法とは必ずしも言い難い。
そこで本発明者らが先に提案した特開昭63−1684
41号公報や特開昭63−193938号公報などに記
載の方法を採用するのが特に好ましい。すなわち、ポリ
エステルに特定のポリプロピレンを配合してシート状に
押出成形し、次いで該シートを少なくとも一軸方向に延
伸してフィルムとする方法である。この方法を採用すれ
ば本発明の微細な独立気泡を多数含有した密度が0.4
0〜1.30g/cm3の範囲であるポリエステルフィル
ム(A層)を容易に得ることができる。
41号公報や特開昭63−193938号公報などに記
載の方法を採用するのが特に好ましい。すなわち、ポリ
エステルに特定のポリプロピレンを配合してシート状に
押出成形し、次いで該シートを少なくとも一軸方向に延
伸してフィルムとする方法である。この方法を採用すれ
ば本発明の微細な独立気泡を多数含有した密度が0.4
0〜1.30g/cm3の範囲であるポリエステルフィル
ム(A層)を容易に得ることができる。
かかる方法を更に詳しく説明する。かかる方法において
配合するポリプロピレンは、少なくとも95モル%以
上、好ましくは98モル%以上がプロピレン単位を有す
る結晶性ポリプロピレンホモポリマーである。このポリ
プロピレンが非晶性である場合、無定形ポリエステルシ
ートにした時該シート表面にブリードアウトし、冷却ド
ラムや延伸ロールなどの表面を汚染するため好ましくな
い。また、プロピレン単位以外の例えばエチレン単位が
5モル%を超えて共重合されていると、最終的に得られ
るフィルムの内部に十分な微細気泡を含有させることが
できないため好ましくない。
配合するポリプロピレンは、少なくとも95モル%以
上、好ましくは98モル%以上がプロピレン単位を有す
る結晶性ポリプロピレンホモポリマーである。このポリ
プロピレンが非晶性である場合、無定形ポリエステルシ
ートにした時該シート表面にブリードアウトし、冷却ド
ラムや延伸ロールなどの表面を汚染するため好ましくな
い。また、プロピレン単位以外の例えばエチレン単位が
5モル%を超えて共重合されていると、最終的に得られ
るフィルムの内部に十分な微細気泡を含有させることが
できないため好ましくない。
かかるポリプロピレンのメルトフローインデックス(以
下MFIと略す)は0.2〜120g/10min、好ま
しくは0.5〜50g/10minの範囲である。このM
FIが0.2g/10min未満であると生成する気泡が
極めて大きくなり、延伸時の破断が頻発し、一方120
g/10minを超えるとテンターにおける延伸時、クリ
ップ外れを起こすなど、いずれにおいても製膜性に劣る
ため好ましくない。一方、かかるポリプロピレンの配合
量は3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%の範囲
である。この配合量が3重量%未満では微細な独立気泡
の含有量が少なくなり、一方、40重量%を超えると延
伸時に破断を起こすため好ましくない。このように、ポ
リエステルに特定のポリプロピレンを配合するが、この
方法では更に少なくとも一軸方向に延伸することが必要
である。これは先にも述べたようにフィルムの機械的強
度を十分に付与するためだけではなく、延伸工程を経て
初めて十分な微細な独立気泡を含有させることができる
のである。この延伸方法自体は特殊な操作を必要とせ
ず、通常のポリエステルフィルムを製造する条件の範囲
内にて行なわれる。
下MFIと略す)は0.2〜120g/10min、好ま
しくは0.5〜50g/10minの範囲である。このM
FIが0.2g/10min未満であると生成する気泡が
極めて大きくなり、延伸時の破断が頻発し、一方120
g/10minを超えるとテンターにおける延伸時、クリ
ップ外れを起こすなど、いずれにおいても製膜性に劣る
ため好ましくない。一方、かかるポリプロピレンの配合
量は3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%の範囲
である。この配合量が3重量%未満では微細な独立気泡
の含有量が少なくなり、一方、40重量%を超えると延
伸時に破断を起こすため好ましくない。このように、ポ
リエステルに特定のポリプロピレンを配合するが、この
方法では更に少なくとも一軸方向に延伸することが必要
である。これは先にも述べたようにフィルムの機械的強
度を十分に付与するためだけではなく、延伸工程を経て
初めて十分な微細な独立気泡を含有させることができる
のである。この延伸方法自体は特殊な操作を必要とせ
ず、通常のポリエステルフィルムを製造する条件の範囲
内にて行なわれる。
すなわちポリエステルにMFI0.2〜120g/10
minのポリプロピレンを3〜40重量%配合した原料を
押出機にて250〜300℃で溶融しダイからシート状
に押出して約70℃以下に冷却し実質的に無定形のシー
トとする。次いで得られたシートを縦及び/又は横方向
に面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上延伸し、更
に120〜250℃にて熱処理を行なうことにより本発
明の密度が0.40〜1.30g/cm3のポリエステル
フィルム(A層)を得ることができる。
minのポリプロピレンを3〜40重量%配合した原料を
押出機にて250〜300℃で溶融しダイからシート状
に押出して約70℃以下に冷却し実質的に無定形のシー
トとする。次いで得られたシートを縦及び/又は横方向
に面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上延伸し、更
に120〜250℃にて熱処理を行なうことにより本発
明の密度が0.40〜1.30g/cm3のポリエステル
フィルム(A層)を得ることができる。
一方、微細な独立気泡を殆ど含有しないポリエステルフ
ィルム(B層)を製造する方法としては、公知の方法
(例えば特公昭30−5639号公報記載の方法)を用
いることができる。すなわち、通常のポリエステル原料
を用い、250〜320℃でシート状に溶融押出し、4
0〜80℃でシート状に冷却固化し無定形シートとした
後、縦及び/又は横方向に面積倍率で4倍以上好ましく
は9倍以上延伸し、120〜250℃で熱処理するなど
の方法を利用することができる。
ィルム(B層)を製造する方法としては、公知の方法
(例えば特公昭30−5639号公報記載の方法)を用
いることができる。すなわち、通常のポリエステル原料
を用い、250〜320℃でシート状に溶融押出し、4
0〜80℃でシート状に冷却固化し無定形シートとした
後、縦及び/又は横方向に面積倍率で4倍以上好ましく
は9倍以上延伸し、120〜250℃で熱処理するなど
の方法を利用することができる。
本発明においては、以上述べたA層とB層を積層する
が、その積層する方法については特に限定されるもので
はない。すなわち本発明の目的であるフィルム表面の接
着性を改良するためには、それぞれ別に予め製造したA
層およびB層のフィルムを接着層を介して重ね合わせて
もよいし、該A層を製造する工程内で該B層を溶融押出
ラミネートしてもよい。しかしながら本発明において
は、更に生産性を高度に加味する場合、いわゆる共押出
による積層方法が特に好ましい。すなわちA層を形成す
る原料とB層を形成する原料をそれぞれ個別の押出機に
より溶融し、次いで一つのダイに導びきA層及びB層を
溶融状態で積層してスリット状に押出し、シートを得る
方法である。この方法を用いるならばA層とB層の熱収
縮率差を無くすことができ、各種用途における加工工程
内での熱履歴によるカール等のトラブルを防止すること
ができるし、従来A層のみの延伸工程においては破断し
やすい問題があったが、B層と共に延伸することにより
破断を抑制することができ生産性は極めて向上する。一
方、B層のみのフィルム製造においては、極めて薄い製
品を生産性よく製造することが容易でないばかりか、薄
くなるとB層をA層に均一に貼り合せるのは容易なこと
ではない。従って、かかる共押出による積層方法を用い
るならば、A層及びB層のそれぞれの生産性低下要因を
お互いが補なうことになり、生産性は格段に向上する。
が、その積層する方法については特に限定されるもので
はない。すなわち本発明の目的であるフィルム表面の接
着性を改良するためには、それぞれ別に予め製造したA
層およびB層のフィルムを接着層を介して重ね合わせて
もよいし、該A層を製造する工程内で該B層を溶融押出
ラミネートしてもよい。しかしながら本発明において
は、更に生産性を高度に加味する場合、いわゆる共押出
による積層方法が特に好ましい。すなわちA層を形成す
る原料とB層を形成する原料をそれぞれ個別の押出機に
より溶融し、次いで一つのダイに導びきA層及びB層を
溶融状態で積層してスリット状に押出し、シートを得る
方法である。この方法を用いるならばA層とB層の熱収
縮率差を無くすことができ、各種用途における加工工程
内での熱履歴によるカール等のトラブルを防止すること
ができるし、従来A層のみの延伸工程においては破断し
やすい問題があったが、B層と共に延伸することにより
破断を抑制することができ生産性は極めて向上する。一
方、B層のみのフィルム製造においては、極めて薄い製
品を生産性よく製造することが容易でないばかりか、薄
くなるとB層をA層に均一に貼り合せるのは容易なこと
ではない。従って、かかる共押出による積層方法を用い
るならば、A層及びB層のそれぞれの生産性低下要因を
お互いが補なうことになり、生産性は格段に向上する。
本発明において、特に好ましく用いられるこの共押出に
よる製造方法について更に詳しく説明する。A層すなわ
ち微細な独立気泡を含有して密度が0.40〜1.30
g/cm3のフィルム層を形成する原料としては、先にも
述べたポリエステルに特定のポリプロピレン3〜40重
量%配合したものを用い、一方B層すなわち独立気泡を
殆ど含有しない密度が1.30g/cm3より大きいフィ
ルム層を形成する原料としては、通常のポリエステルを
用いて、それぞれ個別の押出機にて、それぞれ250〜
320℃で溶融し、導管により一つのダイに供給しA層
の片面又は両面にB層を形成するように溶融状態で積層
してからスリット状に押出し約70℃以下に冷却して、
A、B層共に実質的に無定形の積層されたシートとす
る。次いで得られた積層シートを縦及び/又は横方向に
面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上延伸し、更に
120〜250℃で熱処理を行なう。この方法において
は、それぞれの押出機の押出量を可変することにより、
A層とB層の厚みの制御を容易に行なうことができる。
よる製造方法について更に詳しく説明する。A層すなわ
ち微細な独立気泡を含有して密度が0.40〜1.30
g/cm3のフィルム層を形成する原料としては、先にも
述べたポリエステルに特定のポリプロピレン3〜40重
量%配合したものを用い、一方B層すなわち独立気泡を
殆ど含有しない密度が1.30g/cm3より大きいフィ
ルム層を形成する原料としては、通常のポリエステルを
用いて、それぞれ個別の押出機にて、それぞれ250〜
320℃で溶融し、導管により一つのダイに供給しA層
の片面又は両面にB層を形成するように溶融状態で積層
してからスリット状に押出し約70℃以下に冷却して、
A、B層共に実質的に無定形の積層されたシートとす
る。次いで得られた積層シートを縦及び/又は横方向に
面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上延伸し、更に
120〜250℃で熱処理を行なう。この方法において
は、それぞれの押出機の押出量を可変することにより、
A層とB層の厚みの制御を容易に行なうことができる。
このようにして本発明のフィルムは得られるが、本発明
においてはその要旨を満足する限りA層及び/又はB層
中にその他の添加物などの第三成分を配合しても構わな
い。第三成分としては、例えば抗酸化剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、マット化剤、螢光増
白剤、界面活性剤などが挙げられ、必要に応じ適切な方
法で必要な量だけ配合することができる。また、本発明
のフィルムは、各種用途に応じ、その必要特性、例えば
接着性、剥離性、帯電防止性、滑り性などの表面特性を
改良するために各種表面処理を行なうことができる。か
かる表面処理としては、例えば各種プライマー塗布処
理、火災処理、溶剤処理、コロナ放電処理、プラズマ処
理、イオンプレーティング処理、紫外線処理、放射線処
理、サンドブラスト処理などが挙げられ、必要に応じ、
必要な量だけ適当な時期に、本発明のフィルムの片面又
は両面に行なうことができる。これらの各種表面処理は
複数行なってもよいし、両面に行なう場合は、同一処理
であってもよく異なってもよい。
においてはその要旨を満足する限りA層及び/又はB層
中にその他の添加物などの第三成分を配合しても構わな
い。第三成分としては、例えば抗酸化剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、マット化剤、螢光増
白剤、界面活性剤などが挙げられ、必要に応じ適切な方
法で必要な量だけ配合することができる。また、本発明
のフィルムは、各種用途に応じ、その必要特性、例えば
接着性、剥離性、帯電防止性、滑り性などの表面特性を
改良するために各種表面処理を行なうことができる。か
かる表面処理としては、例えば各種プライマー塗布処
理、火災処理、溶剤処理、コロナ放電処理、プラズマ処
理、イオンプレーティング処理、紫外線処理、放射線処
理、サンドブラスト処理などが挙げられ、必要に応じ、
必要な量だけ適当な時期に、本発明のフィルムの片面又
は両面に行なうことができる。これらの各種表面処理は
複数行なってもよいし、両面に行なう場合は、同一処理
であってもよく異なってもよい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明は、その要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。なお本発明における諸特性の測定は次
の方法にて行なった。
明は、その要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。なお本発明における諸特性の測定は次
の方法にて行なった。
(1)フィルム密度(g/cm3) フィルムの任意の部分から5点サンプリングしそれぞれ
のサンプルの単位体積当りの重量を求め、その平均値を
フィルム密度値とした。次いで、顕微鏡にてフィルム断
面におけるA層及びB層の厚みを測定後、フィルム表面
のB層をミクロトームにて切削し、A層及びB層の単位
体積当りの重量を求め、それぞれのフィルム密度値を算
出した。
のサンプルの単位体積当りの重量を求め、その平均値を
フィルム密度値とした。次いで、顕微鏡にてフィルム断
面におけるA層及びB層の厚みを測定後、フィルム表面
のB層をミクロトームにて切削し、A層及びB層の単位
体積当りの重量を求め、それぞれのフィルム密度値を算
出した。
(2)表面粗度Ra(μm) (株)小坂研究所製表面粗さ測定器SE−3F型を使用
し、JIS B−0601−1976の方法に準じて測
定した。測定条件として、触針径2μm、触針圧30m
g、カットオフ値0.8mm、測定長さ2.5mmとし、1
2点の測定を行ない、最大及び最小値を除いた10点の
平均値を求め、中心線平均粗さRa値とした。
し、JIS B−0601−1976の方法に準じて測
定した。測定条件として、触針径2μm、触針圧30m
g、カットオフ値0.8mm、測定長さ2.5mmとし、1
2点の測定を行ない、最大及び最小値を除いた10点の
平均値を求め、中心線平均粗さRa値とした。
(3)空気漏れ指数(秒) (株)東洋精機製作所製ベック平滑度試験機(No.16
5)を使用し、JIS P 8119−1976の方法
に準じて測定した。この数値が大きい程フィルム表面が
平滑であることを示す。測定は3点行ないその平均値を
空気漏れ指数値とした。
5)を使用し、JIS P 8119−1976の方法
に準じて測定した。この数値が大きい程フィルム表面が
平滑であることを示す。測定は3点行ないその平均値を
空気漏れ指数値とした。
(4)インク接着性の評価 フィルム表面に所定のインクを#8バーコータにて、い
わゆるベタ塗り印刷し、80℃で2分間乾燥した。次い
で得られたサンプルを23℃ 50%RHにて一昼夜放
置後、インク印刷面上にニチバン製の粘着テープを貼り
付け粘着テープの一端から瞬時に引き剥がすいわゆるセ
ロテープ剥離試験を行ない、フィルムとインクとの接着
強度を以下のランクにて目視判定した。
わゆるベタ塗り印刷し、80℃で2分間乾燥した。次い
で得られたサンプルを23℃ 50%RHにて一昼夜放
置後、インク印刷面上にニチバン製の粘着テープを貼り
付け粘着テープの一端から瞬時に引き剥がすいわゆるセ
ロテープ剥離試験を行ない、フィルムとインクとの接着
強度を以下のランクにて目視判定した。
(5)フィルム製膜性の評価 無定形シートを縦方向に延伸後テンターにて横延伸を行
なった時のフィルムの破断状況を観察し、度々延伸部や
熱処理部にて破断し明らかに生産性に劣るものを×、殆
ど破断せず生産性が良好なものを〇として評価した。
なった時のフィルムの破断状況を観察し、度々延伸部や
熱処理部にて破断し明らかに生産性に劣るものを×、殆
ど破断せず生産性が良好なものを〇として評価した。
実施例1 極限粘度(以下〔η〕と略す)0.64のポリエチレン
テレフタレートチップにM.F.I4.5の結晶性ポリプ
ロピレンチップを20重量%配合して均一にブレンドし
た原料A′と平均粒径0.3μmの二酸化チタン粒子を
5重量%含有する〔η〕0.66のポリエチレンテレフ
タレートチップ原料B′をそれぞれ個別の押出機により
290℃にて溶融し、それぞれの溶融物を一つのダイに
導びき、原料A′が中間層原料B′がその両外層となる
ように溶融積層してスリット状に押出し40℃の冷却ド
ラム上にて約0.6mmの2種3層の共押出し無延伸シー
トを得た。次いで得られたシートを縦方向に3倍、横方
向に3.2倍延伸した後、220℃にて5秒間熱処理し
て最終的にフィルム厚100μm、フィルム密度0.8
2g/cm3の白色ポリエステルフィルムを得た。得られ
たフィルムは、中間層(A層)が、90μm厚で、密度
0.75g/cm3である微細な独立気泡を多数含有した
層であり、両外層(B層)がそれぞれ5μm厚で、密度
1.42g/cm3である積層フィルムであった。
テレフタレートチップにM.F.I4.5の結晶性ポリプ
ロピレンチップを20重量%配合して均一にブレンドし
た原料A′と平均粒径0.3μmの二酸化チタン粒子を
5重量%含有する〔η〕0.66のポリエチレンテレフ
タレートチップ原料B′をそれぞれ個別の押出機により
290℃にて溶融し、それぞれの溶融物を一つのダイに
導びき、原料A′が中間層原料B′がその両外層となる
ように溶融積層してスリット状に押出し40℃の冷却ド
ラム上にて約0.6mmの2種3層の共押出し無延伸シー
トを得た。次いで得られたシートを縦方向に3倍、横方
向に3.2倍延伸した後、220℃にて5秒間熱処理し
て最終的にフィルム厚100μm、フィルム密度0.8
2g/cm3の白色ポリエステルフィルムを得た。得られ
たフィルムは、中間層(A層)が、90μm厚で、密度
0.75g/cm3である微細な独立気泡を多数含有した
層であり、両外層(B層)がそれぞれ5μm厚で、密度
1.42g/cm3である積層フィルムであった。
このフィルムはRaが0.37μmであり、空気漏れ指
数が4100秒と比較例1に比べて表面平滑性に優れる
と共に、インク接着性もポリエステル用インク5、セロ
カラーインク3、UVスクリーンインク2と改良された
フィルムであった。
数が4100秒と比較例1に比べて表面平滑性に優れる
と共に、インク接着性もポリエステル用インク5、セロ
カラーインク3、UVスクリーンインク2と改良された
フィルムであった。
このように、得られたフィルムは比較例1に比べフィル
ム密度の点では劣るものの表面特性、接着性に優れるだ
けでなく、フィルム化時の破断は殆どなく生産性が極め
て向上したものであった。
ム密度の点では劣るものの表面特性、接着性に優れるだ
けでなく、フィルム化時の破断は殆どなく生産性が極め
て向上したものであった。
実施例2 実施例1で使用した原料A′のポリプロピレン配合量を
10重量%に変更し、原料B′としてイソフタル酸を5
モル%共重合した〔η〕0.67のポリエチレンテレフ
タレートを用いる以外は実施例1と同様にしてフィルム
化を行ない、最終的にA層が44μm厚で密度0.95
g/cm3、B層がそれぞれ3μm厚で密度1.39g/c
m3であり、全体厚さが50μmである2種3層の積層ポ
リエステルフィルムを得た。得られたフィルムは、Ra
が0.30μm、空気漏れ指数が5900秒でありイン
ク接着性がポリエステル用インク5、セロカラーインク
5、UVスクリーンインク3である表面平滑性及び接着
性に優れたフィルムであった。
10重量%に変更し、原料B′としてイソフタル酸を5
モル%共重合した〔η〕0.67のポリエチレンテレフ
タレートを用いる以外は実施例1と同様にしてフィルム
化を行ない、最終的にA層が44μm厚で密度0.95
g/cm3、B層がそれぞれ3μm厚で密度1.39g/c
m3であり、全体厚さが50μmである2種3層の積層ポ
リエステルフィルムを得た。得られたフィルムは、Ra
が0.30μm、空気漏れ指数が5900秒でありイン
ク接着性がポリエステル用インク5、セロカラーインク
5、UVスクリーンインク3である表面平滑性及び接着
性に優れたフィルムであった。
実施例3 実施例1で使用した原料A′のポリプロピレン配合量を
25重量%に変更し、原料B′として平均粒径0.6μ
mの硫酸バリウムを5重量%含有する〔η〕0.62の
ポリエチレンテレフタレートを用いる以外は実施例1と
同様にしてフィルム化を行ない、最終的にA層が230
μm厚、密度0.68g/cm3、B層がそれぞれ35μ
m厚、密度1.39g/cm3である全体厚さが300μ
mの2種3層積層ポリエステルフィルムを得た。得られ
たフィルムは、Raが0.25μm、空気漏れ指数が5
200秒であり、インク接着性は実施例1と同様である
表面平滑性及び接着性に優れたフィルムであった。
25重量%に変更し、原料B′として平均粒径0.6μ
mの硫酸バリウムを5重量%含有する〔η〕0.62の
ポリエチレンテレフタレートを用いる以外は実施例1と
同様にしてフィルム化を行ない、最終的にA層が230
μm厚、密度0.68g/cm3、B層がそれぞれ35μ
m厚、密度1.39g/cm3である全体厚さが300μ
mの2種3層積層ポリエステルフィルムを得た。得られ
たフィルムは、Raが0.25μm、空気漏れ指数が5
200秒であり、インク接着性は実施例1と同様である
表面平滑性及び接着性に優れたフィルムであった。
実施例4 実施例1と同じ原料A′及び原料B′を使用し、2種2
層の共押出しを行なって無延伸シートを得る以外は実施
例1と同様にしてフィルム化を行ない、最終的にA層が
6μm厚、密度0.73g/cm3、B層が6μm厚、密
度1.42g/cm3である全体厚さが12μmの2層に
積層されたポリエステルフィルムを得た。得られたフィ
ルムのB層側のRaは0.42μm、空気漏れ指数が4
500秒であり、インク接着性は実施例1と同様良好で
あった。
層の共押出しを行なって無延伸シートを得る以外は実施
例1と同様にしてフィルム化を行ない、最終的にA層が
6μm厚、密度0.73g/cm3、B層が6μm厚、密
度1.42g/cm3である全体厚さが12μmの2層に
積層されたポリエステルフィルムを得た。得られたフィ
ルムのB層側のRaは0.42μm、空気漏れ指数が4
500秒であり、インク接着性は実施例1と同様良好で
あった。
比較例1 実施例1で行なった原料A′と原料B′による共押出を
行なわず原料A′のみによる単層でのフィルム化を実施
例1と同様にして行ない、最終的にフィルム密度0.7
5g/cm3でフィルム厚100μmの微細気泡を多数含
有するA層のみの白色ポリエステルフィルムを得た。得
られたフィルムはRaが0.78μm、空気漏れ指数が
950秒、インク接着性がポリエステル用インク2、セ
ロカラーインク及びUVスクリーンインク共に1である
表面平滑性及び接着性に劣るものであった。
行なわず原料A′のみによる単層でのフィルム化を実施
例1と同様にして行ない、最終的にフィルム密度0.7
5g/cm3でフィルム厚100μmの微細気泡を多数含
有するA層のみの白色ポリエステルフィルムを得た。得
られたフィルムはRaが0.78μm、空気漏れ指数が
950秒、インク接着性がポリエステル用インク2、セ
ロカラーインク及びUVスクリーンインク共に1である
表面平滑性及び接着性に劣るものであった。
比較例2 実施例1で使用した原料A′のポリプロピレン配合量を
3重量%とする以外は実施例1と同様にしてフィルム化
を行ない、最終的にA層が8μm厚、密度1.32g/
cm3でB層がそれぞれ21μm厚、密度1.43g/cm3
である全体厚さが50μmの2種3層積層フィルムを得
た。得られたフィルムはRaが0.17μm、空気漏れ
指数が7200秒で優れた表面性を有していたが、A層
のフィルム密度が1.32g/cm3と大きいためフィル
ム全体の密度は1.41g/cm3となり、フィルムの軽
量化は達成されなかった。
3重量%とする以外は実施例1と同様にしてフィルム化
を行ない、最終的にA層が8μm厚、密度1.32g/
cm3でB層がそれぞれ21μm厚、密度1.43g/cm3
である全体厚さが50μmの2種3層積層フィルムを得
た。得られたフィルムはRaが0.17μm、空気漏れ
指数が7200秒で優れた表面性を有していたが、A層
のフィルム密度が1.32g/cm3と大きいためフィル
ム全体の密度は1.41g/cm3となり、フィルムの軽
量化は達成されなかった。
比較例3 実施例1で使用した原料A′のポリプロピレン配合量を
35重量%とし、原料B′として二酸化チタンの含有量
が10重量%の〔η〕0.63のポリエチレンテレフタ
レートとする以外は実施例1と同様にしてフィルム化を
行ない、最終的にA層が90μm厚、密度0.37g/
cm3、B層がそれぞれ5μm厚、密度1.44g/cm3で
ある全体厚み100μmのフィルムを得ようとしたが、
延伸時の破断は改良できず、生産性が極めて劣るもので
あった。
35重量%とし、原料B′として二酸化チタンの含有量
が10重量%の〔η〕0.63のポリエチレンテレフタ
レートとする以外は実施例1と同様にしてフィルム化を
行ない、最終的にA層が90μm厚、密度0.37g/
cm3、B層がそれぞれ5μm厚、密度1.44g/cm3で
ある全体厚み100μmのフィルムを得ようとしたが、
延伸時の破断は改良できず、生産性が極めて劣るもので
あった。
比較例4 実施例1で使用した原料B′の代りにMFI10g/1
0minの結晶性ポリプロピレンを5重量%配合した
〔η〕0.62のポリエチレンテレフタレート原料を用
いる以外は実施例1と同様にしてフィルム化を行ない、
最終的にA層が80μm厚、密度0.72g/cm3で、
B層がそれぞれ110μm厚、密度1.23g/cm3で
ある全体厚み300μmの積層フィルムを得た。得られ
たフィルムはRaが0.53μm、空気漏れ指数が13
00秒であり表面性が改良されないばかりか接着性は比
較例1と同様劣るものであった。
0minの結晶性ポリプロピレンを5重量%配合した
〔η〕0.62のポリエチレンテレフタレート原料を用
いる以外は実施例1と同様にしてフィルム化を行ない、
最終的にA層が80μm厚、密度0.72g/cm3で、
B層がそれぞれ110μm厚、密度1.23g/cm3で
ある全体厚み300μmの積層フィルムを得た。得られ
たフィルムはRaが0.53μm、空気漏れ指数が13
00秒であり表面性が改良されないばかりか接着性は比
較例1と同様劣るものであった。
以上述べた実施例1〜4及び比較例1〜4の特性評価結
果をまとめて下記表−1に示す。
果をまとめて下記表−1に示す。
〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の積層フィルムは、従来微
細な独立気泡を多数含有させて得たフィルムの大きな欠
点であった表面平滑性を向上し、印刷インクなどとの接
着性を改良したことから、印刷適性は極めて良好になっ
た。また、フィルム製造時の延伸破断などによる製膜性
も向上し、極めて生産性が良好になったことから比較的
安価に市場に提供できることは各種分野への応用が可能
となり、その工業的価値も極めて大きい。
細な独立気泡を多数含有させて得たフィルムの大きな欠
点であった表面平滑性を向上し、印刷インクなどとの接
着性を改良したことから、印刷適性は極めて良好になっ
た。また、フィルム製造時の延伸破断などによる製膜性
も向上し、極めて生産性が良好になったことから比較的
安価に市場に提供できることは各種分野への応用が可能
となり、その工業的価値も極めて大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】微細な独立気泡を多数含有し、密度が0.
40〜1.30g/cm3であるポリエステルフィルムの
片面又は両面に密度が1.30g/cm3より大きいポリ
エステルフィルムを積層してなる積層フィルム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63233892A JPH0622962B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 積層フィルム |
| EP19890117253 EP0360201A3 (en) | 1988-09-19 | 1989-09-18 | Laminated polyester film |
| KR1019890013446A KR960005297B1 (ko) | 1988-09-19 | 1989-09-18 | 적층 폴리에스테르 필름 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63233892A JPH0622962B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 積層フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280247A JPH0280247A (ja) | 1990-03-20 |
| JPH0622962B2 true JPH0622962B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=16962201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63233892A Expired - Fee Related JPH0622962B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 積層フィルム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0360201A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0622962B2 (ja) |
| KR (1) | KR960005297B1 (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0737098B2 (ja) * | 1989-08-17 | 1995-04-26 | 東レ株式会社 | 積層白色ポリエステルフィルム |
| WO1994004961A1 (en) * | 1992-08-11 | 1994-03-03 | Agfa-Gevaert Naamloze Vennootschap | Opaque polyester film support for photographic material |
| EP0582750A1 (en) * | 1992-08-11 | 1994-02-16 | Agfa-Gevaert N.V. | Photographic material with opaque polyester film support |
| GB9227031D0 (en) * | 1992-12-29 | 1993-02-24 | Ici Plc | Polymeric sheet |
| US5626942A (en) * | 1993-05-05 | 1997-05-06 | Toray Industries, Inc. | Polyester film and process for producing the same |
| TW258692B (ja) * | 1993-09-14 | 1995-10-01 | Toyo Boseki | |
| US6004664A (en) * | 1994-11-02 | 1999-12-21 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Film having fine voids and manufacture thereof |
| DE19540277B4 (de) * | 1994-11-02 | 2007-04-19 | Toyo Boseki K.K. | Folie mit feinen Hohlräumen und Verfahren zu deren Herstellung |
| US6136420A (en) * | 1996-03-12 | 2000-10-24 | Mitsubishi Polyster Film Corporation | Laminated polyester film |
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