JPH06230692A - 転写装置及びこれを利用する画像形成装置 - Google Patents
転写装置及びこれを利用する画像形成装置Info
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- JPH06230692A JPH06230692A JP1756893A JP1756893A JPH06230692A JP H06230692 A JPH06230692 A JP H06230692A JP 1756893 A JP1756893 A JP 1756893A JP 1756893 A JP1756893 A JP 1756893A JP H06230692 A JPH06230692 A JP H06230692A
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- Japan
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 湿度の変動に影響されずに安定した転写性能
を実現できる転写装置及び環境条件の変動に影響される
ことなく、高画質の転写画像を得ることができる画像形
成装置を提供する。 【構成】 コロナ電極のバックプレート51に抵抗値の湿
度依存性の高抵抗部材を設け、当該コロナ電極による放
電電荷を1014Ωcm以上の高絶縁性層31bと106〜1013Ωc
mの高抵抗ゴム層の基体31aとから成る転写搬送ベルト3
1を介して、像形成体10上のトナー像を記録紙P上に転
写する。
を実現できる転写装置及び環境条件の変動に影響される
ことなく、高画質の転写画像を得ることができる画像形
成装置を提供する。 【構成】 コロナ電極のバックプレート51に抵抗値の湿
度依存性の高抵抗部材を設け、当該コロナ電極による放
電電荷を1014Ωcm以上の高絶縁性層31bと106〜1013Ωc
mの高抵抗ゴム層の基体31aとから成る転写搬送ベルト3
1を介して、像形成体10上のトナー像を記録紙P上に転
写する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙を静電的に支持
・搬送して記録紙に静電的又は物理的な手段によって転
写を行う転写装置及びこれを利用する画像形成装置に関
する。
・搬送して記録紙に静電的又は物理的な手段によって転
写を行う転写装置及びこれを利用する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】誘電体などの絶縁性部材によりベルトを
構成し、記録紙を静電的に支持し搬送する搬送手段は既
に知られている(米国特許第2,567,882号,米国特許3,3
57,325号)。前者は、記録紙を帯電させて導電性部材と
誘電性部材を貼り合わせて二層構成とした搬送ベルトに
吸着させて搬送するものである。後者は、誘電体単層の
搬送ベルトを2つのローラに支持・伸張したものであ
る。記録紙の吸着と転写を行うためにそれぞれ独立に放
電器を設けたものである。
構成し、記録紙を静電的に支持し搬送する搬送手段は既
に知られている(米国特許第2,567,882号,米国特許3,3
57,325号)。前者は、記録紙を帯電させて導電性部材と
誘電性部材を貼り合わせて二層構成とした搬送ベルトに
吸着させて搬送するものである。後者は、誘電体単層の
搬送ベルトを2つのローラに支持・伸張したものであ
る。記録紙の吸着と転写を行うためにそれぞれ独立に放
電器を設けたものである。
【0003】しかしながら、これらは以下に述べる問題
がある。
がある。
【0004】その第1の問題点は、記録紙と搬送ベル
トとの分離を行う際に記録紙上に静電的に転写されてい
る絶縁性の帯電粒子(トナー)が乱れて、転写画像に悪
影響を与える可能性がある。
トとの分離を行う際に記録紙上に静電的に転写されてい
る絶縁性の帯電粒子(トナー)が乱れて、転写画像に悪
影響を与える可能性がある。
【0005】その第2の問題点は、像形成体上のトナ
ー粒子像を転写するのに必要な電荷を記録紙自体が保持
していること及び記録紙が直接像形成体に接触している
ことに起因する問題がある。具体的にはa.記録紙は電
荷供給源と電荷を除電する電荷吸収源とを結ぶ電気抵抗
体として作用することになる場合、記録紙の電気抵抗値
の大小により記録紙の保持する電荷量が変化する。一般
に記録紙は一種類でなく、しかも環境条件特に湿度条件
によって電気抵抗が大きく変化することがあり、すべて
の種類の記録紙についてあらゆる環境下で良好な転写性
能を得ることは困難である。又、b.高電位の真電荷を
有する記録紙が像形成体の感光層の絶縁破壊が生じ、感
光層を損なってしまう恐れがある。
ー粒子像を転写するのに必要な電荷を記録紙自体が保持
していること及び記録紙が直接像形成体に接触している
ことに起因する問題がある。具体的にはa.記録紙は電
荷供給源と電荷を除電する電荷吸収源とを結ぶ電気抵抗
体として作用することになる場合、記録紙の電気抵抗値
の大小により記録紙の保持する電荷量が変化する。一般
に記録紙は一種類でなく、しかも環境条件特に湿度条件
によって電気抵抗が大きく変化することがあり、すべて
の種類の記録紙についてあらゆる環境下で良好な転写性
能を得ることは困難である。又、b.高電位の真電荷を
有する記録紙が像形成体の感光層の絶縁破壊が生じ、感
光層を損なってしまう恐れがある。
【0006】その第3の問題点は、電荷を付与して静
電的に像形成体に吸着した記録紙を像形成体から分離さ
せる力が記録紙自体の機械的剛性に依っているところに
起因する問題である。具体的にはa.紙厚の薄い、剛性
の低い記録紙を用いる場合、僅かの電荷が記録紙上に残
存していても用紙の像形成体からの分離不良が発生し紙
詰まりを生じる危険性が高い。b.記録紙はそれ自体の
剛性によって像形成体から分離するのであるから、分離
に記録紙の剛性で定まる一定時間を要する。従って、
c.像形成体の回転速度が速い時には、記録紙の分離速
度が相対的に遅くなり分離不良が発生し紙詰まりを生ず
る危険性が大きくなる。d.記録紙はカールなどを起こ
している場合に搬送性に不安を生じることである。
電的に像形成体に吸着した記録紙を像形成体から分離さ
せる力が記録紙自体の機械的剛性に依っているところに
起因する問題である。具体的にはa.紙厚の薄い、剛性
の低い記録紙を用いる場合、僅かの電荷が記録紙上に残
存していても用紙の像形成体からの分離不良が発生し紙
詰まりを生じる危険性が高い。b.記録紙はそれ自体の
剛性によって像形成体から分離するのであるから、分離
に記録紙の剛性で定まる一定時間を要する。従って、
c.像形成体の回転速度が速い時には、記録紙の分離速
度が相対的に遅くなり分離不良が発生し紙詰まりを生ず
る危険性が大きくなる。d.記録紙はカールなどを起こ
している場合に搬送性に不安を生じることである。
【0007】上記問題点を解決したいくつかの搬送ベル
ト装置が提案されている。
ト装置が提案されている。
【0008】その一つは記録紙を帯電した搬送ベルトと
転写位置に先立って搬送ベルトに接触し、かつ接地した
導電性部材を通過するようにした転写装置を提案してあ
る(特開昭62-147473号)。これは、まず搬送ベルトの
帯電時に誘電体表面に蓄積された電荷を一部記録紙に移
行させ、これと帯電時に接地若しくは適当なバイアス手
段に接続されたベルト誘電体に誘起されている誘電体部
分と逆極性の電荷を引き合わせることによって、記録紙
と搬送ベルトとを強力な静電気的な吸着力を実現し、転
写にあたってズレがなく安定に記録紙を搬送するもので
ある。さらに帯電粒子による像を静電気的に転写させる
転写方法においては、記録紙に移行した電荷が帯電粒子
を強く引きつけ、搬送ベルトと記録紙の分離時において
も画像乱れを防止するものである。これにより第1の問
題点を幾分緩和した。又、記録紙をベルトに押圧しなが
ら、静電気力をベルトに密着させるため、記録紙のカー
ルもあまり問題とならなくしたものである。第3の問題
の一部を緩和した。
転写位置に先立って搬送ベルトに接触し、かつ接地した
導電性部材を通過するようにした転写装置を提案してあ
る(特開昭62-147473号)。これは、まず搬送ベルトの
帯電時に誘電体表面に蓄積された電荷を一部記録紙に移
行させ、これと帯電時に接地若しくは適当なバイアス手
段に接続されたベルト誘電体に誘起されている誘電体部
分と逆極性の電荷を引き合わせることによって、記録紙
と搬送ベルトとを強力な静電気的な吸着力を実現し、転
写にあたってズレがなく安定に記録紙を搬送するもので
ある。さらに帯電粒子による像を静電気的に転写させる
転写方法においては、記録紙に移行した電荷が帯電粒子
を強く引きつけ、搬送ベルトと記録紙の分離時において
も画像乱れを防止するものである。これにより第1の問
題点を幾分緩和した。又、記録紙をベルトに押圧しなが
ら、静電気力をベルトに密着させるため、記録紙のカー
ルもあまり問題とならなくしたものである。第3の問題
の一部を緩和した。
【0009】その2は、少なくとも誘電体と導電体の二
層から成る搬送ベルトと転写位置に先立ってこれらに対
向して接地された導電性ブラシの間に記録紙を通過さ
せ、かつ記録紙と搬送ベルトとの分離位置に画像乱れを
防止するための記録紙除電部材を配し、更に搬送ベルト
のクリーニング部材を手前にクリーニング性能の改善機
能としてプリチャージ用の帯電手段を設けたものを開示
されている(特開平01-154074号)。このような構成に
することにより、特開昭62-147473号公報に開示された
転写装置と同様な効果が得られると共に更に以下のよう
な効果が得られる。
層から成る搬送ベルトと転写位置に先立ってこれらに対
向して接地された導電性ブラシの間に記録紙を通過さ
せ、かつ記録紙と搬送ベルトとの分離位置に画像乱れを
防止するための記録紙除電部材を配し、更に搬送ベルト
のクリーニング部材を手前にクリーニング性能の改善機
能としてプリチャージ用の帯電手段を設けたものを開示
されている(特開平01-154074号)。このような構成に
することにより、特開昭62-147473号公報に開示された
転写装置と同様な効果が得られると共に更に以下のよう
な効果が得られる。
【0010】第1の効果は搬送ベルト誘電体層近傍に対
向して設けられた接地状態の導電性ブラシにより、帯電
・除電のサイクルが搬送ベルトの一回転毎に繰り返され
るためにベルトの表面電位は非常に安定することにな
り、転写画像は安定なまま推移する。第2の効果は記録
紙には搬送ベルトの帯電極性とは逆の極性に帯電してい
るため、記録紙と搬送ベルトとの分離位置に記録紙を除
電するために一定値以上の電流で搬送ベルトと同じ極性
のコロナ放電を行うようにしてある。コロナ放電極は分
離前の記録紙にも散布されるような配置にすることによ
り、記録紙の分離位置前後で電場変化を大幅に緩和する
ことができるので、画像乱れのない良質な転写画像を得
るものである。前記2つの効果により第1及び第2の問
題点が解決される。
向して設けられた接地状態の導電性ブラシにより、帯電
・除電のサイクルが搬送ベルトの一回転毎に繰り返され
るためにベルトの表面電位は非常に安定することにな
り、転写画像は安定なまま推移する。第2の効果は記録
紙には搬送ベルトの帯電極性とは逆の極性に帯電してい
るため、記録紙と搬送ベルトとの分離位置に記録紙を除
電するために一定値以上の電流で搬送ベルトと同じ極性
のコロナ放電を行うようにしてある。コロナ放電極は分
離前の記録紙にも散布されるような配置にすることによ
り、記録紙の分離位置前後で電場変化を大幅に緩和する
ことができるので、画像乱れのない良質な転写画像を得
るものである。前記2つの効果により第1及び第2の問
題点が解決される。
【0011】特開昭63-83762号公報にはトナー粒子の搬
送手段とベルト手段との近接箇所近傍において、電荷付
与手段が上記ベルト手段の1010〜1013Ωcmの電気抵抗を
有する半導体材料よりなる部分に電荷を与えることによ
り、給紙手段が送り込んでくる記録紙に直接電荷を与え
ること無しに記録紙の静電誘導による分極電化と上記ベ
ルト手段の真電化との静電力で記録紙を上記ベルト手段
上に吸着、搬送するようにしたものである。トナー粒子
の転写は電荷付与手段がベルト手段に付与する電荷を搬
送手段上のトナー粒子が有する電荷と逆の極性にするこ
とによって行われる。又、記録紙は真電荷を持たず分極
電荷によってベルト手段上に吸着されているので、トナ
ー粒子の搬送手段と記録紙との分離に際して記録紙の除
電を必要とせず、加えて記録紙とベルト手段との静電的
な吸着力は記録紙をトナー粒子の搬送手段から分離する
強制力として作用するため、記録紙の機械的剛性に依存
している従来の装置に比して安定して記録紙を分離する
ことができることが開示されてある。このような構成に
することにより上述の第1の問題点、第2の問題点及び
第3の問題点が解決された。
送手段とベルト手段との近接箇所近傍において、電荷付
与手段が上記ベルト手段の1010〜1013Ωcmの電気抵抗を
有する半導体材料よりなる部分に電荷を与えることによ
り、給紙手段が送り込んでくる記録紙に直接電荷を与え
ること無しに記録紙の静電誘導による分極電化と上記ベ
ルト手段の真電化との静電力で記録紙を上記ベルト手段
上に吸着、搬送するようにしたものである。トナー粒子
の転写は電荷付与手段がベルト手段に付与する電荷を搬
送手段上のトナー粒子が有する電荷と逆の極性にするこ
とによって行われる。又、記録紙は真電荷を持たず分極
電荷によってベルト手段上に吸着されているので、トナ
ー粒子の搬送手段と記録紙との分離に際して記録紙の除
電を必要とせず、加えて記録紙とベルト手段との静電的
な吸着力は記録紙をトナー粒子の搬送手段から分離する
強制力として作用するため、記録紙の機械的剛性に依存
している従来の装置に比して安定して記録紙を分離する
ことができることが開示されてある。このような構成に
することにより上述の第1の問題点、第2の問題点及び
第3の問題点が解決された。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いわゆ
る静電写真プロセスにおいて静電力が寄与している面が
大きい。静電写真プロセスを採用する画像形成装置内に
おいて雰囲気が多湿になれば、放電現象が発生し易くな
る等のために、適切な静電写真プロセスを行うことがで
きないという問題点がある。とりわけ、記録紙を静電的
に支持・搬送して記録紙に静電的又は物理的な手段によ
って転写を行う転写装置及びこれを利用する画像形成装
置にあっては問題が大きい。以下、この問題点を図4及
び図5を参照しながら具体的に説明する。
る静電写真プロセスにおいて静電力が寄与している面が
大きい。静電写真プロセスを採用する画像形成装置内に
おいて雰囲気が多湿になれば、放電現象が発生し易くな
る等のために、適切な静電写真プロセスを行うことがで
きないという問題点がある。とりわけ、記録紙を静電的
に支持・搬送して記録紙に静電的又は物理的な手段によ
って転写を行う転写装置及びこれを利用する画像形成装
置にあっては問題が大きい。以下、この問題点を図4及
び図5を参照しながら具体的に説明する。
【0013】図5は一般的な搬送ベルト装置に採用して
いるコロナ放電装置を示す概略図である。
いるコロナ放電装置を示す概略図である。
【0014】図においてコロナ放電装置はSUS304からな
るバックプレートbの側壁に例えば変性PPEからなるワ
イヤ・サイド樹脂板を設けたものであり、バックプレー
トの略中心例えばワイヤ・サイドプレート距離7.5±0.2
mm、ワイヤサイド樹脂板距離5±0.3mm、ワイヤ・バッ
クプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長301mmと
なるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤwを張設
したものである。上記の構成により、湿度依存性を排除
して常に一定の有効放電長で安定した放電を行うことが
できるようにしてある。
るバックプレートbの側壁に例えば変性PPEからなるワ
イヤ・サイド樹脂板を設けたものであり、バックプレー
トの略中心例えばワイヤ・サイドプレート距離7.5±0.2
mm、ワイヤサイド樹脂板距離5±0.3mm、ワイヤ・バッ
クプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長301mmと
なるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤwを張設
したものである。上記の構成により、湿度依存性を排除
して常に一定の有効放電長で安定した放電を行うことが
できるようにしてある。
【0015】これに体して、体積固有抵抗1010〜1011Ω
cmで厚さ0.5mmの搬送ベルト及び記録紙(普通紙)の電
気的特性は後に述べる如く湿度依存性を有するので後述
の問題点がある。
cmで厚さ0.5mmの搬送ベルト及び記録紙(普通紙)の電
気的特性は後に述べる如く湿度依存性を有するので後述
の問題点がある。
【0016】図4は一般的な絶縁性の転写搬送ベルト及
び記録紙の電気的特性(体積固有抵抗値)が湿度に依存
することを示すグラである。
び記録紙の電気的特性(体積固有抵抗値)が湿度に依存
することを示すグラである。
【0017】グラフにおいて、縦軸は体積固有抵抗値ρ
を示しており、横軸は画像形成装置内の相対湿度を示し
ている。曲線Bは一般的な転写搬送ベルトの体積固有抵
抗値を示しており、曲線Pは一般的な記録紙の体積固有
抵抗値を示してある。曲線B及び曲線Pはいずれもの相
対湿度の変動により体積固有抵抗値が大きく変化するこ
とを示しており、特に記録紙は転写搬送ベルトに比して
微量の湿度変動により大きく体積固有抵抗値が変化する
傾向があることを示している。
を示しており、横軸は画像形成装置内の相対湿度を示し
ている。曲線Bは一般的な転写搬送ベルトの体積固有抵
抗値を示しており、曲線Pは一般的な記録紙の体積固有
抵抗値を示してある。曲線B及び曲線Pはいずれもの相
対湿度の変動により体積固有抵抗値が大きく変化するこ
とを示しており、特に記録紙は転写搬送ベルトに比して
微量の湿度変動により大きく体積固有抵抗値が変化する
傾向があることを示している。
【0018】従って、上述のコロナ放電装置は湿度変動
による影響を受けることなく安定した放電を行うが、例
えば30℃、相対湿度80%の高湿時に転写搬送ベルト及び
記録紙の電気的特性が変動するので、転写搬送ベルト又
は記録紙を介してリークしたり或は転写搬送ベルト裏面
上の電荷が表層絶縁層の方へ注入し易い状態になり、転
写領域の電界を大きくして発生し易くなる。放電のため
に転写ハジキを起こしてしまうという問題点がある。一
方、例えば10℃、相対湿度20%の低湿時には転写搬送ベ
ルト裏面上の電荷はリークし難いが、高抵抗ゴム層中へ
注入し難いため逆に転写電界が不足し、転写ムラが発生
し易いという問題点がある。
による影響を受けることなく安定した放電を行うが、例
えば30℃、相対湿度80%の高湿時に転写搬送ベルト及び
記録紙の電気的特性が変動するので、転写搬送ベルト又
は記録紙を介してリークしたり或は転写搬送ベルト裏面
上の電荷が表層絶縁層の方へ注入し易い状態になり、転
写領域の電界を大きくして発生し易くなる。放電のため
に転写ハジキを起こしてしまうという問題点がある。一
方、例えば10℃、相対湿度20%の低湿時には転写搬送ベ
ルト裏面上の電荷はリークし難いが、高抵抗ゴム層中へ
注入し難いため逆に転写電界が不足し、転写ムラが発生
し易いという問題点がある。
【0019】かかる問題を解決すべく、画像形成装置内
にヒータを設け、高湿の季節には、ヒータで過熱するこ
とにより前記問題点を緩和している。しかしながら、上
記構成においては湿度を充分に調整することができな
い。
にヒータを設け、高湿の季節には、ヒータで過熱するこ
とにより前記問題点を緩和している。しかしながら、上
記構成においては湿度を充分に調整することができな
い。
【0020】かかる問題点を解決するために、本出願人
は、像形成体のトナー像を背面に転写放電極を有した転
写搬送ベルト表面側に記録紙を吸着させる電荷付与手段
を設け、当該電荷付与手段で前記転写搬送ベルトに直接
接触した際に流れる電流を検知し、検知された電流値が
低温低湿時と高温高湿時に変動することに注目し、当該
電流値に基づいてプロセス速度(12mm/sec,37mm/sec,74
mm/sec)を選択し、当該プロセス速度に対応した現像バ
イアス、トナー濃度及び露光強度等に制御することによ
り環境温度や湿度に関係なく、常に安定した画像を得る
ことができる画像形成装置を提案している(特願平4-41
305号)。本出願人は前記問題点を解決すべき新たな装
置を提案する。
は、像形成体のトナー像を背面に転写放電極を有した転
写搬送ベルト表面側に記録紙を吸着させる電荷付与手段
を設け、当該電荷付与手段で前記転写搬送ベルトに直接
接触した際に流れる電流を検知し、検知された電流値が
低温低湿時と高温高湿時に変動することに注目し、当該
電流値に基づいてプロセス速度(12mm/sec,37mm/sec,74
mm/sec)を選択し、当該プロセス速度に対応した現像バ
イアス、トナー濃度及び露光強度等に制御することによ
り環境温度や湿度に関係なく、常に安定した画像を得る
ことができる画像形成装置を提案している(特願平4-41
305号)。本出願人は前記問題点を解決すべき新たな装
置を提案する。
【0021】本発明の第1の目的は、湿度の変動に影響
されずに安定した転写性能を実現できる転写装置を提供
することにある。
されずに安定した転写性能を実現できる転写装置を提供
することにある。
【0022】本発明の第2の目的は、環境条件の変動に
影響されることなく、高画質の転写画像を得ることがで
きる画像形成装置を提供することにある。
影響されることなく、高画質の転写画像を得ることがで
きる画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【発明の構成】本発明の第1目的を達成する転写装置
は、コロナ電極による放電電荷を保持する転写搬送ベル
トを介して、像形成体上のトナー像を記録紙上に転写す
る転写装置であって、前記コロナ電極の対向電極に抵抗
値の湿度依存性の高抵抗部材を設けたことを特徴とす
る。
は、コロナ電極による放電電荷を保持する転写搬送ベル
トを介して、像形成体上のトナー像を記録紙上に転写す
る転写装置であって、前記コロナ電極の対向電極に抵抗
値の湿度依存性の高抵抗部材を設けたことを特徴とす
る。
【0024】本発明の第2の目的を達成する画像形成装
置は、像形成体のトナー像を背面に転写放電極を有した
搬送ベルト上の記録紙へ静電転写を行う画像形成装置で
あって、前記搬送ベルトは1014Ωcm以上の高絶縁性層と
106〜1013Ωcmの高抵抗ゴム層の基体とから成ると共に
転写電極シールド電位を湿度に応じて制御することで前
記放電電流が制御されることを特徴とする。
置は、像形成体のトナー像を背面に転写放電極を有した
搬送ベルト上の記録紙へ静電転写を行う画像形成装置で
あって、前記搬送ベルトは1014Ωcm以上の高絶縁性層と
106〜1013Ωcmの高抵抗ゴム層の基体とから成ると共に
転写電極シールド電位を湿度に応じて制御することで前
記放電電流が制御されることを特徴とする。
【0025】
実施例1 図1は本発明の転写装置の一実施例を示す説明図であ
る。
る。
【0026】像形成体10は直径約100mmのドラム(以
下、これを感光ドラム10という)であり、アルミ製の基
体11上にOPC感光層12を形成したものであって、押圧
ローラは直径8mmで長さ約300mmの金属ローラで中央部
近辺は押圧部材によって支持され、両端はベアリングに
よって支持されていて、転写装置50より上流側7〜9mm
の位置にあって、感光ドラム10と転写搬送ベルト31との
間の空気が排除されることによって、より良好な密着状
態となり、記録紙Pの面の凹凸やキャリア付着などの影
響を受けない均一な転写性と記録紙の搬送幅方向にムラ
のない転写性が得られることになる。
下、これを感光ドラム10という)であり、アルミ製の基
体11上にOPC感光層12を形成したものであって、押圧
ローラは直径8mmで長さ約300mmの金属ローラで中央部
近辺は押圧部材によって支持され、両端はベアリングに
よって支持されていて、転写装置50より上流側7〜9mm
の位置にあって、感光ドラム10と転写搬送ベルト31との
間の空気が排除されることによって、より良好な密着状
態となり、記録紙Pの面の凹凸やキャリア付着などの影
響を受けない均一な転写性と記録紙の搬送幅方向にムラ
のない転写性が得られることになる。
【0027】転写搬送ベルト装置30は、転写搬送ベルト
31と一対の保持ローラ32、33とブラシ電極40及びコロナ
転写装置50とから構成する。コロナ転写装置50は駆動時
に転写搬送ベルト31を介して感光ドラムと0.8±0.08mm
の間隙に保持してあり、給紙カセットから給紙機構によ
って給送された記録紙Pを転写搬送ベルト31によって転
写域へと給送される。コロナ転写装置50は放電ワイヤに
トナーと逆極性の定電圧を印加する。これにより、感光
ドラム10周面上のトナー像が一括して記録紙P上に転写
される。以下、各部材を構造及び作用について説明す
る。
31と一対の保持ローラ32、33とブラシ電極40及びコロナ
転写装置50とから構成する。コロナ転写装置50は駆動時
に転写搬送ベルト31を介して感光ドラムと0.8±0.08mm
の間隙に保持してあり、給紙カセットから給紙機構によ
って給送された記録紙Pを転写搬送ベルト31によって転
写域へと給送される。コロナ転写装置50は放電ワイヤに
トナーと逆極性の定電圧を印加する。これにより、感光
ドラム10周面上のトナー像が一括して記録紙P上に転写
される。以下、各部材を構造及び作用について説明す
る。
【0028】転写搬送ベルト31は、106〜1013Ω・cmの
高抵抗層であるウレタンゴムからなる基体31aの表面に
フッ素樹脂塗布層31bを形成した1014Ω・cm以上の抵抗
をもち、厚さ0.2〜1.0mmの無端状のゴムベルトであり、
回転中の片寄り防止のためのリブを設けることもある。
なお、転写搬送ベルト31は除電機構を設けたならばPE
Tなどのフィルムや、これらを塗布したものなど高抵抗
ベルトでもよい。ウレタンゴム層31aの電気的特性は湿
度依存性を有するために上述の問題点がある。
高抵抗層であるウレタンゴムからなる基体31aの表面に
フッ素樹脂塗布層31bを形成した1014Ω・cm以上の抵抗
をもち、厚さ0.2〜1.0mmの無端状のゴムベルトであり、
回転中の片寄り防止のためのリブを設けることもある。
なお、転写搬送ベルト31は除電機構を設けたならばPE
Tなどのフィルムや、これらを塗布したものなど高抵抗
ベルトでもよい。ウレタンゴム層31aの電気的特性は湿
度依存性を有するために上述の問題点がある。
【0029】保持ローラ32、33は、転写搬送ベルト31を
張架するものであり、上流側の保持ローラ32の軸32aは
直接または非線形素子を介して接地してある。これによ
り、軸32aは電荷付与手段40の対向電極として利用され
る。また、転写搬送ベルト31に発生する静電荷をリーク
する。従って、転写搬送ベルト31の裏面に発生する静電
荷が蓄積し放電してノイズ発生や画像不良の原因となる
のを防止できる。なお、下流側の保持ローラ33に対向し
て設けた除電極60に周波数300〜5KHz、Vp-p(300〜1.
5KV)の交流電圧に直流電圧VDC(200〜1kV)を重畳
して印加することにより、転写搬送ベルト31から記録紙
Pを分離するようにしてもよい。
張架するものであり、上流側の保持ローラ32の軸32aは
直接または非線形素子を介して接地してある。これによ
り、軸32aは電荷付与手段40の対向電極として利用され
る。また、転写搬送ベルト31に発生する静電荷をリーク
する。従って、転写搬送ベルト31の裏面に発生する静電
荷が蓄積し放電してノイズ発生や画像不良の原因となる
のを防止できる。なお、下流側の保持ローラ33に対向し
て設けた除電極60に周波数300〜5KHz、Vp-p(300〜1.
5KV)の交流電圧に直流電圧VDC(200〜1kV)を重畳
して印加することにより、転写搬送ベルト31から記録紙
Pを分離するようにしてもよい。
【0030】転写装置50は、SUS304からなるバックプレ
ート52の両側壁に例えばウレタンゴム等の転写搬送ベル
ト基体31aと同一の電気的特性が温度依存性を有する材
質からなるワイヤ・サイド板52を設けたものであり、バ
ックプレート51の略中心例えばワイヤ・ザイドプレート
距離7.5±0.2mm、ワイヤサイド板距離5±0.3mm、ワイヤ
・バックプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長30
1mmとなるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤ53を
張設したものである。放電ワイヤ53には定格出力6.5KV
/250μAの定電流源54を接続してある。又、バックプ
レート51は零電位に接地してある。更に転写装置50は湿
度依存性のある高抵抗部材を導電性接着剤を介して接着
して設けることになり、転写搬送ベルトの湿度依存性に
自動的に追随するように放電効率が制御されるようにす
る。バックプレートに接着する温度依存性の高抵抗部材
の面積は必要に応じて変化できるようにしておくと良
い。全面、具体的にはバックプレートと両サイドプレー
トに設けても良い。この場合プレートは捕獲部材として
の機能となるので、高抵抗部材を接地するようになる。
ート52の両側壁に例えばウレタンゴム等の転写搬送ベル
ト基体31aと同一の電気的特性が温度依存性を有する材
質からなるワイヤ・サイド板52を設けたものであり、バ
ックプレート51の略中心例えばワイヤ・ザイドプレート
距離7.5±0.2mm、ワイヤサイド板距離5±0.3mm、ワイヤ
・バックプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長30
1mmとなるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤ53を
張設したものである。放電ワイヤ53には定格出力6.5KV
/250μAの定電流源54を接続してある。又、バックプ
レート51は零電位に接地してある。更に転写装置50は湿
度依存性のある高抵抗部材を導電性接着剤を介して接着
して設けることになり、転写搬送ベルトの湿度依存性に
自動的に追随するように放電効率が制御されるようにす
る。バックプレートに接着する温度依存性の高抵抗部材
の面積は必要に応じて変化できるようにしておくと良
い。全面、具体的にはバックプレートと両サイドプレー
トに設けても良い。この場合プレートは捕獲部材として
の機能となるので、高抵抗部材を接地するようになる。
【0031】尚、ゴム材からなるクリーニングブレート
を備え、転写搬送ベルト31表面に付着したトナー及び紙
粉等を除去するようにしてもよい。
を備え、転写搬送ベルト31表面に付着したトナー及び紙
粉等を除去するようにしてもよい。
【0032】ブラシ電極は、104〜106Ωcmの導電性レー
ヨンからなり、保持ローラ32の軸32aを対向電極として
配置し、直流電源41を接続してあるから、ブラシ電極40
には電界が発生することにより、記録紙Pを転写搬送ベ
ルト31に吸着する。つまり、記録紙Pはブラシ電極によ
る電界を通過することにより誘電分極を起こすことによ
って、転写搬送ベルト31は記録紙Pを安定して搬送する
ことになる。
ヨンからなり、保持ローラ32の軸32aを対向電極として
配置し、直流電源41を接続してあるから、ブラシ電極40
には電界が発生することにより、記録紙Pを転写搬送ベ
ルト31に吸着する。つまり、記録紙Pはブラシ電極によ
る電界を通過することにより誘電分極を起こすことによ
って、転写搬送ベルト31は記録紙Pを安定して搬送する
ことになる。
【0033】図3は本実施例の転写装置における転写搬
送ベルト側に流れる転写ベルトIB電流の湿度依存性を
示すグラフである。IPはバックプレート・サイドプレ
ート側に流れる放電電流の湿度依存性を示す。グラフに
おいて縦軸に転写電流I(μA)を示しており、横軸に
相対湿度(%)を示してある。
送ベルト側に流れる転写ベルトIB電流の湿度依存性を
示すグラフである。IPはバックプレート・サイドプレ
ート側に流れる放電電流の湿度依存性を示す。グラフに
おいて縦軸に転写電流I(μA)を示しており、横軸に
相対湿度(%)を示してある。
【0034】本実施例の転写装置は転写極のバックプレ
ート51の両側壁に例えばウレタンゴム等の転写搬送ベル
ト基体31aと略同一の電気的特性が湿度依存性を有する
材質からなるワイヤ・サイド板52を設けたことにより、
転写極の放電時の総電流は一定であっても、バックプレ
ート・サイドプレート側に流れる電流が湿度に応じて増
加して、転写ベルト電流を転写搬送ベルトの電気的特性
変化を補償するように減少することになるので、湿度の
変動に影響されずに安定した転写性能を実現できること
になる。
ート51の両側壁に例えばウレタンゴム等の転写搬送ベル
ト基体31aと略同一の電気的特性が湿度依存性を有する
材質からなるワイヤ・サイド板52を設けたことにより、
転写極の放電時の総電流は一定であっても、バックプレ
ート・サイドプレート側に流れる電流が湿度に応じて増
加して、転写ベルト電流を転写搬送ベルトの電気的特性
変化を補償するように減少することになるので、湿度の
変動に影響されずに安定した転写性能を実現できること
になる。
【0035】実施例2 図2は第2の発明の画像形成装置の一実施例を示す説明
図である。
図である。
【0036】本願発明と密接な関係を有するものでない
が、像形成体10上に複数層のトナー像を形成する画像形
成プロセスについて簡単に説明する。一般にこのプロセ
スをKNC(コニカニュープロセス)と通称したい。
が、像形成体10上に複数層のトナー像を形成する画像形
成プロセスについて簡単に説明する。一般にこのプロセ
スをKNC(コニカニュープロセス)と通称したい。
【0037】感光ドラム10は前プリントによる感光体の
履歴をなくすために発光ダイオード等をもちいたPCL
による露光を行って除電しておく。これに続いて、感光
ドラム10はその周面に対してVH(-600〜-800V)の一様
な帯電をVG(-550〜-850V)に電位保持されたグリッド
とコロナ放電ワイヤによって与えられる。
履歴をなくすために発光ダイオード等をもちいたPCL
による露光を行って除電しておく。これに続いて、感光
ドラム10はその周面に対してVH(-600〜-800V)の一様
な帯電をVG(-550〜-850V)に電位保持されたグリッド
とコロナ放電ワイヤによって与えられる。
【0038】感光ドラム10は、その周面に像露光手段に
より画像信号に基づいた像露光がなされる。これにより
主走査方向に潜像を形成することになる。感光ドラム10
の回転により副走査方向にも潜像が形成される。このよ
うにして、感光ドラム10の周面には主及び副走査方向に
像露光することにより潜像を形成することになる。本実
施例では文字部に対して露光を行い、これにより文字部
のほうが低電位VL(-100〜0V)となる。いわゆる反
転潜像を形成することになる。
より画像信号に基づいた像露光がなされる。これにより
主走査方向に潜像を形成することになる。感光ドラム10
の回転により副走査方向にも潜像が形成される。このよ
うにして、感光ドラム10の周面には主及び副走査方向に
像露光することにより潜像を形成することになる。本実
施例では文字部に対して露光を行い、これにより文字部
のほうが低電位VL(-100〜0V)となる。いわゆる反
転潜像を形成することになる。
【0039】感光ドラム10周縁にはイエロー、マゼン
タ、シアン、黒色等のトナーとキャリアとからなる現像
剤をそれぞれ内蔵した現像器をそれぞれ設けてある。
タ、シアン、黒色等のトナーとキャリアとからなる現像
剤をそれぞれ内蔵した現像器をそれぞれ設けてある。
【0040】現像器はマグネットを内蔵した現像スリー
ブに現像剤を静電力で担持して現像領域に搬送する。こ
のとき、現像剤は層形成棒によって、現像スリーブ上で
300〜600μmの層厚に規制されている現像剤はフェライ
トをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティング
したキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じ
た顔料と電荷制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたト
ナーとからなる。
ブに現像剤を静電力で担持して現像領域に搬送する。こ
のとき、現像剤は層形成棒によって、現像スリーブ上で
300〜600μmの層厚に規制されている現像剤はフェライ
トをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティング
したキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じ
た顔料と電荷制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたト
ナーとからなる。
【0041】現像領域における現像スリーブと感光ドラ
ムとの間隙は現像剤の層厚よりも大きな0.4〜1.0mmとし
て、この間にVAC(1.5〜3.0KVP-P)のACバイアスと
VDC(-500〜-700V)のDCバイアスが重畳した印加す
る。VDCとVH、トナーの帯電は同極性であるため、V
ACによってキャリアから離脱するきっかけを与えられた
トナーはVDCより電位の高いVHの部分には付着せず、
VDCより電位の低いVL部分に付着し顕像化される。こ
れは前述のような反転現象となっている。
ムとの間隙は現像剤の層厚よりも大きな0.4〜1.0mmとし
て、この間にVAC(1.5〜3.0KVP-P)のACバイアスと
VDC(-500〜-700V)のDCバイアスが重畳した印加す
る。VDCとVH、トナーの帯電は同極性であるため、V
ACによってキャリアから離脱するきっかけを与えられた
トナーはVDCより電位の高いVHの部分には付着せず、
VDCより電位の低いVL部分に付着し顕像化される。こ
れは前述のような反転現象となっている。
【0042】このようにして、1色目の顕像化が終了し
た後に続いて2色の画像形成工程に入る。つまり、スコ
ロトロン帯電器21による一様帯電が行われ、2色目の画
像データによる潜像が像露光手段によって形成される。
このとき1色目の画像形成工程で行われたPCLによる
除電は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電
位の急激な低下により飛び散るのを防止するために行わ
ない。
た後に続いて2色の画像形成工程に入る。つまり、スコ
ロトロン帯電器21による一様帯電が行われ、2色目の画
像データによる潜像が像露光手段によって形成される。
このとき1色目の画像形成工程で行われたPCLによる
除電は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電
位の急激な低下により飛び散るのを防止するために行わ
ない。
【0043】二度感光ドラム10周面の全面にわたってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像が作られ現像が行われ
る。
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像が作られ現像が行われ
る。
【0044】しかし、1色目の画像がある部分に対し再
び現像を行う部分では、1色目の付着したトナーにより
遮光とトナー自身の持つ電荷によってVMの潜像が形成
され、VMとVDCとの電位差に応じた現像が行われる。
なお、1色目と2色目とのバランスが崩れるため、1色
の露光量を減らしてVH>VM(-100〜-300)>VLとな
る中間電位とすることもある。3色目、4色目について
も2色目と同様の画像形成工程が行われ、感光ドラム10
周面上には4色の顕像が形成される。
び現像を行う部分では、1色目の付着したトナーにより
遮光とトナー自身の持つ電荷によってVMの潜像が形成
され、VMとVDCとの電位差に応じた現像が行われる。
なお、1色目と2色目とのバランスが崩れるため、1色
の露光量を減らしてVH>VM(-100〜-300)>VLとな
る中間電位とすることもある。3色目、4色目について
も2色目と同様の画像形成工程が行われ、感光ドラム10
周面上には4色の顕像が形成される。
【0045】次に本実施例の画像形成装置の要部構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0046】画像形成装置は湿度センサsの出力に応じ
て転写極のバックプレート電位を制御することにより、
転写効率を湿度変化に影響されることなく所定に制御す
る。
て転写極のバックプレート電位を制御することにより、
転写効率を湿度変化に影響されることなく所定に制御す
る。
【0047】画像形成装置は図1の示す転写装置と略同
一の構成であるのでこれらの部材には同一の符号を付し
て説明を省略する。以下に本実施例に特有の構成を説明
する。
一の構成であるのでこれらの部材には同一の符号を付し
て説明を省略する。以下に本実施例に特有の構成を説明
する。
【0048】転写極50は図5に示すと略同様の構成であ
り、SUS304からなるバックプレート51の側壁に例えば変
性PPEからなるワイヤ・サイド樹脂板を設けたものであ
り、略中心例えばワイヤ・サイドプレート距離7.5±0.2
mm、ワイヤサイド樹脂板距離5±0.3mm、ワイヤ・バッ
クプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長301mmと
なるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤ53を張設
したものである。新たな構成としてバックプレート51に
は可変電源55を接続してあり、当該可変電源55はプロセ
スCPU70により出力電圧を制御できるようにしてあ
る。放電ワイヤ53に接続した定電源54は図1と同様のも
のであり、6.5KV/250μAの定電流源である。
り、SUS304からなるバックプレート51の側壁に例えば変
性PPEからなるワイヤ・サイド樹脂板を設けたものであ
り、略中心例えばワイヤ・サイドプレート距離7.5±0.2
mm、ワイヤサイド樹脂板距離5±0.3mm、ワイヤ・バッ
クプレート距離7.5±0.1mmの位置に有効放電長301mmと
なるようにWO3からなるφ0.08mmの放電ワイヤ53を張設
したものである。新たな構成としてバックプレート51に
は可変電源55を接続してあり、当該可変電源55はプロセ
スCPU70により出力電圧を制御できるようにしてあ
る。放電ワイヤ53に接続した定電源54は図1と同様のも
のであり、6.5KV/250μAの定電流源である。
【0049】湿度センサSは画像形成装置内の転写搬送
ベルト内に設置された湿度を検出するものであり、2端
子インピーダンス素子、電解質系センサ、高分子絶縁膜
系センサ、セラミック系センサ、電磁波を利用するマイ
クロ波湿度計、赤外湿度計、紫外線湿度計、物質定数の
変化を利用するもの、化学的変化を利用するもののう
ち、電気信号として利用する限りいずれでも良い。
ベルト内に設置された湿度を検出するものであり、2端
子インピーダンス素子、電解質系センサ、高分子絶縁膜
系センサ、セラミック系センサ、電磁波を利用するマイ
クロ波湿度計、赤外湿度計、紫外線湿度計、物質定数の
変化を利用するもの、化学的変化を利用するもののう
ち、電気信号として利用する限りいずれでも良い。
【0050】プロセスCPU70は前述のプロセス手段を
駆動制御することにより像形成工程を制御する。プロセ
スCPU70は湿度に対応したバックプレート電圧値を記
憶しており、湿度センサSからの検出信号値に基づいて
可変電圧源55の出力電圧を制御することにより、転写ベ
ルト電流上制御することによって転写装置の転写性能を
所定に制御する。
駆動制御することにより像形成工程を制御する。プロセ
スCPU70は湿度に対応したバックプレート電圧値を記
憶しており、湿度センサSからの検出信号値に基づいて
可変電圧源55の出力電圧を制御することにより、転写ベ
ルト電流上制御することによって転写装置の転写性能を
所定に制御する。
【0051】表1は標準温度標準湿度(NN)時を基準
として静電プロセス条件をどのように制御すれば温湿度
に影響されずに同レベルの画像が得られる条件を実験的
に求めたものを示した。
として静電プロセス条件をどのように制御すれば温湿度
に影響されずに同レベルの画像が得られる条件を実験的
に求めたものを示した。
【0052】
【表1】
【0053】転写極のワイヤには、高圧定電流電源より
約+6KV定格電流250μAが流れるようになっており、転
写搬送ベルト側に約80μA、バックプレート側に100μ
Aの電流が分配される設計になっている。LL,NN,HHの
各環境下で安定な転写性能を維持するため転写ベルト電
流をLL時はNN時よりも大きくするためにバックプレート
の電位を+150Vとし、HH時はNN時より小さくするために
バックプレートの電位を-100Vとした。このとき各々転
写搬送ベルト側に流れる転写ベルト電流は約60μA、約
45μA程度に変化した。又、LL,NN,HHの3段階に設定
するだけでなく、5段階、7段階更に無段階調整も可能
である。
約+6KV定格電流250μAが流れるようになっており、転
写搬送ベルト側に約80μA、バックプレート側に100μ
Aの電流が分配される設計になっている。LL,NN,HHの
各環境下で安定な転写性能を維持するため転写ベルト電
流をLL時はNN時よりも大きくするためにバックプレート
の電位を+150Vとし、HH時はNN時より小さくするために
バックプレートの電位を-100Vとした。このとき各々転
写搬送ベルト側に流れる転写ベルト電流は約60μA、約
45μA程度に変化した。又、LL,NN,HHの3段階に設定
するだけでなく、5段階、7段階更に無段階調整も可能
である。
【0054】バックプレート電位も-200V〜+1000Vの
範囲を採り得る。
範囲を採り得る。
【0055】表1において、感光体帯電電位はスコロ
トロン帯電器のグリッドに印加するグリッド電圧VGを
環境に応じて制御し、VHが環境により変動しないよう
にすることを示している。現像バイアスは現像器のス
リーブに印加する現像バイアスで環境に応じて制御し、
環境変動による現像剤の帯電量変化を補償するようにす
ることを示している。画像露光量は露光手段によるレ
ーザ露光量を環境条件に応じて制御し、感光体の環境条
件変化による感度変化を補償することを示している。
〜は環境による影響を除去するために単独に制御する
時の制御条件を示している。
トロン帯電器のグリッドに印加するグリッド電圧VGを
環境に応じて制御し、VHが環境により変動しないよう
にすることを示している。現像バイアスは現像器のス
リーブに印加する現像バイアスで環境に応じて制御し、
環境変動による現像剤の帯電量変化を補償するようにす
ることを示している。画像露光量は露光手段によるレ
ーザ露光量を環境条件に応じて制御し、感光体の環境条
件変化による感度変化を補償することを示している。
〜は環境による影響を除去するために単独に制御する
時の制御条件を示している。
【0056】上述の構成を備えることにより、本実施例
の画像形成装置は、表1のプロセス条件及び上述のバッ
クプレート電位を湿度センサsからの検出信号に基づい
て制御することにより、環境条件の変動に影響されるこ
となく、高画質の転写画像を得ることができる。又、可
変電圧源55の代わりに可変抵抗も利用できる。これによ
り低価格となる。
の画像形成装置は、表1のプロセス条件及び上述のバッ
クプレート電位を湿度センサsからの検出信号に基づい
て制御することにより、環境条件の変動に影響されるこ
となく、高画質の転写画像を得ることができる。又、可
変電圧源55の代わりに可変抵抗も利用できる。これによ
り低価格となる。
【0057】なお、本実施例の転写装置50はこれに限定
されるものでなく、図1に示した転写装置でもよい。ま
た、転写装置としてコロナ帯電装置を示したがこれに限
定されるものでなく、導電性ローラを用いて帯電するも
の、ブラシを用いた帯電手段であっても同様な効果を得
られる。
されるものでなく、図1に示した転写装置でもよい。ま
た、転写装置としてコロナ帯電装置を示したがこれに限
定されるものでなく、導電性ローラを用いて帯電するも
の、ブラシを用いた帯電手段であっても同様な効果を得
られる。
【0058】
【発明の効果】第1の発明によれば、湿度の変動に影響
されずに安定した転写性能を実現できる転写装置を提供
することができた。
されずに安定した転写性能を実現できる転写装置を提供
することができた。
【0059】第2の発明によれば、環境条件の変動に影
響されることなく、高画質の転写画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することができた。
響されることなく、高画質の転写画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することができた。
【図1】本発明の転写装置の一実施例を示す説明図であ
る。
る。
【図2】第2の発明の画像形成装置の一実施例を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本実施例の転写装置における転写電流の湿度依
存性を示すグラフである。
存性を示すグラフである。
【図4】一般的な絶縁性の転写搬送ベルト及び記録紙の
電気的特性が湿度に依存することを示すグラフである。
電気的特性が湿度に依存することを示すグラフである。
【図5】一般的な転写搬送ベルト装置に採用しているコ
ロナ放電装置を示す概略図である。
ロナ放電装置を示す概略図である。
10 像形成体(感光ドラム) 11 導電性基体 12 感光層 31 転写搬送ベルト 32 保持ローラ 33 保持ローラ 40 ブラシ電極 41 直流電源 50 転写装置 51 バックプレート 52 ワイヤサイド板 53 放電ワイヤ 54 電源 55 可変電源 60 紙除電極 61 交流・直流重畳電源 70 プロセスCPU
Claims (4)
- 【請求項1】 コロナ電極による放電電荷を保持する搬
送ベルトを介して、像形成体上のトナー像を記録紙上に
転写する転写装置において、前記コロナ電極の対向電極
に抵抗値の湿度依存性の高抵抗部材を設けたことを特徴
とする転写装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の搬送ベルトが1014Ωcm以
上の高絶縁性層と106〜1013Ωcmの高抵抗ゴム層の基体
とから成ることを特徴とする転写装置。 - 【請求項3】 像形成体のトナー像を背面に転写放電極
を有した搬送ベルト上の記録紙へ静電転写を行う画像形
成装置において、前記搬送ベルトは1014Ωcm以上の高絶
縁性層と106〜1013Ωcmの高抵抗ゴム層の基体とから成
ると共に転写電極シールド電位を湿度に応じて制御する
ことで前記放電電流が制御されることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記転写シールドに可変電源あるいは可
変抵抗が接続されていることを特徴とする請求項4記載
の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1756893A JPH06230692A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 転写装置及びこれを利用する画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1756893A JPH06230692A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 転写装置及びこれを利用する画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06230692A true JPH06230692A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11947527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1756893A Pending JPH06230692A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 転写装置及びこれを利用する画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06230692A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006084982A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 転写搬送ベルト、及び画像形成装置 |
| JP2015078066A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP1756893A patent/JPH06230692A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006084982A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 転写搬送ベルト、及び画像形成装置 |
| JP2015078066A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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